JPH0236502Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0236502Y2
JPH0236502Y2 JP11312587U JP11312587U JPH0236502Y2 JP H0236502 Y2 JPH0236502 Y2 JP H0236502Y2 JP 11312587 U JP11312587 U JP 11312587U JP 11312587 U JP11312587 U JP 11312587U JP H0236502 Y2 JPH0236502 Y2 JP H0236502Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
seat plate
auxiliary
seat
wheelchair
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP11312587U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6334422U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP11312587U priority Critical patent/JPH0236502Y2/ja
Publication of JPS6334422U publication Critical patent/JPS6334422U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0236502Y2 publication Critical patent/JPH0236502Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、ベツドと車椅子との何れにも使用で
きるようにしたベツド兼用車椅子に関するもので
ある。
立居振舞に不自由な病人等が移動しようとする
ときは、他人の助けを借りてベツドから車椅子に
乗移る必要があり、しかも、病人本人はもとよ
り、介添人も多大な注意力と労力とが強いられ
る。このために、立居振舞に不自由な病人が積極
的に他の場所に移動して気分転換をするにも限界
があつた。
上記問題点を解消するために、従来では例えば
特開昭48−82545号公報に記載されているように、
車椅子とベツドとを兼用し、あるいは、特開昭51
−92592号公報に記載されているように、椅子と
ベツドとを兼用すると同時に、座板の下方に便受
用器を装着して用便に供することができるように
したものが提案されている。
ところで、椅子の居住性(座り心地)を良くす
るためには、座板の前後方向への寸法及び支持高
さ(座板の前端部に結合されている前板の長さ)
は勿論のこと、背板(背もたれ)の高さを必要以
上に大きくすることが制限されるにも拘らず、ベ
ツドの居住性(寝心地)を良くするためにはその
全長を充分に大きくする必要がある。
従つて、前記した従来例のように背板を一枚の
板材で構成した場合は、ベツド及び椅子の居住性
をともに良くすることが困難であり、このため、
車椅子の居住性を多少犠牲にしても背板の長さを
必要以上に大きくする必要が生じるために、車椅
子を構成した場合の居住性及び看護作業性、さら
には、車椅子の移動性(機動性)が悪化してしま
うことがあつた。
本考案は、このような実情に鑑みてなされたも
のであり、キヤスタを備えた脚の上面に座板を固
定し、この座板の中央部裏面に便受用器を着脱自
在に装着すると共に、該便受用器の上方を開閉可
能に閉鎖する蓋を前記座板の中央部に着脱自在に
装着している。また、前記座板の一端に前板の端
部を回動自在に枢着すると共に、前記座板の他端
部に背板を回動自在に枢着し、該背板は座板と枢
着した背板本体に本体の裏面に向つて回動できる
ように補助板を枢着すると共に該補助板の端部裏
面に補助脚を固定している。そして、前記前板の
裏面に固定した前アームの先端と前記背板本体の
裏面に固定した後アームの先端とをリンクで結合
して前記前板と背板本体とを連動させる一方、前
記座板の裏面に固定した可逆回転モータの出力軸
に固定した駆動アームの先端と前記リンクとをリ
ンクロツドにより結合した構成としている。
従つて、可逆回転モータを例えば逆転させるこ
とによつて前板及び背板本体を倒伏方向へ回動さ
せる一方、前記補助板を回動させて座板と同一高
さにしてベツドを構成する(第1図)。
また、この状態から可逆回転モータを正転させ
ることによつて前板及び背板本体を起立方向へ回
動させた上で補助板を背板本体の裏面に折り畳め
ば車椅子が構成できる(第2図)。
次に本考案の詳細を図示した実施例により説明
する。アングル材等を枠組みして構成した脚1の
下端四隅にキヤスタ2,2を装着し、この脚1の
上面にはベツドを構成するに充分な幅を有する座
板3を固定している。前記座板3の一端にはこの
座板3と同一幅の前板4を蝶番によつて回動自在
に装着すると共に、この前板4の先端に足載せ板
5を設けている。
前記した座板3の他端には座板3と同一幅の背
板6を蝶番によつて回動自在に装着している。ま
た前記背板6は座板3に装着された背板本体6a
と、この本体6aの裏面に向つて折り畳みできる
補助板6bが蝶着されており、前記補助板6bの
端部裏面には前記脚1の高さと略同一長さの補助
脚6cを設けることにより、前記前板4及び背板
6を座板3と同一平面に回動させてベツドを構成
するようにしている。
又、前記前板4のフレーム(図示省略)に固定
した前アーム7の先端と、前記背板6のフレーム
(図示省略)に固定した後アーム8の先端とをリ
ンク9によつて平行四辺リンクを構成するように
連結し、前記リンク9を長手方向に移動させれば
前板4と背板6とがそれぞれ座板3の両端を中心
として同一方向に回動するようになつている。さ
らに前記座板3の下面に可逆回転モータ10を設
け、このモータ10の出力軸11に基端を固定し
た駆動アーム12の先端と、前記リンク9とをリ
ンクロツド13によつて結合することにより、モ
ータ10の可逆回転にともなつて駆動アーム12
が揺動すると、これにと伴つてリンク9が長手方
向に移動して前板4及び背板6を回動させるよう
にしている。
尚、前記モータ10は、例えば電磁ブレーキを
内装したギヤドモータ等によつて構成されてお
り、制御電流が供給されない状態ではその出力軸
11が固定されるようにしている。
一方、前記座板3の中央部裏面には第3図に示
すように便受容器14を着脱自在に装着すると共
に、この容器14の上方に蓋15を設けることに
より、座板3に座つたままで用便できるようにし
ている。16は容器14を着脱自在に保持するレ
ール、17,17はアームレストであり、座板3
の上面両側に基端を枢着した縦アーム18,18
の先端と背板6の正面両側に枢着した支持アーム
19,19の先端を枢着することにより、背板6
の回動によつて支持アーム19,19の上面に固
定したアームレスト17,17が折り畳めるよう
になつている。
上記のように構成したベツド兼用車椅子を、ま
ずベツドとして使用するときは、第1図及び第4
図に示すように前板4及び背板6を水平位置まで
回動させ、補助板6bの裏面に設けた補助脚6c
を接地させる。
上記の動作は、まず可逆回転モータ10を逆転
させる。すると、駆動アーム12が時計方向に回
動してリンクロツド13を介して前アーム7及び
後アーム8を時計方向に回動させるために、前板
4及び背板本体6aが座板3との装着部を中心と
して時計方向に回動し、座板3と同一高さの平面
を形成する。また、この動作の途中で背板本体6
aの裏面に折り畳まれている補助板6bを回動さ
せ、前板4及び背板本体6aが水平になつた時点
で補助板6bの裏面に固定している補助脚6cを
接地させる。
そして前板4から補助板6bに至る部分に図示
しないマツトを敷設し、ベツドとしての体裁を整
える。なお、前記座板3には下面に便受容器14
を装着しているので、当該部分のマツトは中央が
分割されたものとなる。
次に、この状態から車椅子に変形するときは、
モータ10を作動させて駆動アーム12を反時計
方向に回動させ、リンクロツド13を介してリン
ク9を後方に移動させる。すると、前アーム7及
び後アーム8がともに反時計方向に回動するので
前板4が座板3の一端を中心として次第に下降傾
斜すると共に、背板6が座板3の後端を中心とし
て次第に上昇傾斜し、遂には第2図に示すように
車椅子となる。
なお、背板6は2つ折りになつているので、補
助板6bは本体6aの裏面に折り畳まれ、同時に
補助脚6cは座板3の下方に格絡される。
従つて、前板4及び背板6が所望の角度まで傾
斜した時点でモータ10を停止させると車椅子の
状態を保持し、脚1に装着しているキヤスタ2,
2によつて任意の位置に移動することができるこ
とになる。
以上説明したように本考案によれば、モータを
回転作動させることで前板及び背板を回動させて
車椅子をベツドに変形させ、あるいは、ベツドを
車椅子に変形させることができるので、従来のよ
うに立居振舞の不自由な病人でもベツドと車椅子
の両方を用意する必要がなく、スペース及び経済
的な負担が軽減される。
さらに、背板を背板本体と補助板とに分割し、
車椅子を構成するときは補助板を背板本体の裏面
に折り畳むことができるようにしているために、
座板、前板及び背板本体の寸法を必要以上に大き
くすることによる車椅子の居住性の悪化を防止す
ると共に、居住性に優れた大型のベツドを得るこ
とができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図はベツドにした状態の斜視図、第2図は
車椅子にした状態の斜視図、第3図は第1図の
−断面図、第4図は連動機構の略示側面図であ
る。 1……脚、2……キヤスタ、3……座板、4…
…前板、6……背板、6a……背板本体、6b…
…補助板、6c……補助脚、7……前アーム、8
……後アーム、9……リンク、10……可逆回転
モータ、11……出力軸、12……駆動アーム、
13……リンクロツド、14……容器、15……
蓋、16……レール、17……アームレスト、1
8……縦アーム、19……支持アーム。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. キヤスタを備えた脚の上面に固定した座板と、
    該座板の中央部裏面に着脱自在に装着した便受用
    器と、該便受用器の上方を開閉可能に閉鎖する蓋
    と、前記座板の一端部に回動自在に装着した前板
    と、前記座板の他端部に回動自在に枢着した背板
    本体と、該背板本体の裏面に向つて回動可能に装
    着した補助板と、該補助板の端部裏面に設けた補
    助脚と、前記前板の裏面に設けた前アームの先端
    と前記背板本体の裏面に設けた後アームの先端と
    を連結させたリンクと、前記座板の裏面に固定し
    た可逆回転モータの出力軸に固定した駆動アーム
    の先端と前記リンクとを結合するリンクロツドと
    を具備することを特徴とするベツド兼用車椅子。
JP11312587U 1987-07-23 1987-07-23 Expired JPH0236502Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11312587U JPH0236502Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP11312587U JPH0236502Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6334422U JPS6334422U (ja) 1988-03-05
JPH0236502Y2 true JPH0236502Y2 (ja) 1990-10-04

Family

ID=30994621

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP11312587U Expired JPH0236502Y2 (ja) 1987-07-23 1987-07-23

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH0236502Y2 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4491631B1 (ja) * 2009-05-20 2010-06-30 義久 奥村 介護ベッドシステム

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2727013B2 (ja) * 1989-04-21 1998-03-11 信二 馬場 室内空間二重利用システムの安全装置

Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP4491631B1 (ja) * 2009-05-20 2010-06-30 義久 奥村 介護ベッドシステム
JP2010268872A (ja) * 2009-05-20 2010-12-02 Yoshihisa Okumura 介護ベッドシステム

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6334422U (ja) 1988-03-05

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4949408A (en) All purpose wheelchair
JP3504225B2 (ja) 車いす
US5860664A (en) Combination wheelchair sleeper 24-hour use apparatus
US4679849A (en) Method and an invalid chair for conveying a person having limited ability to move without heavy lifting from a sitting to a lying position
JPH0577427B2 (ja)
JPH1118863A (ja) リクライニングチェア
JPH05508089A (ja) フートレストの配列
EP0726859A1 (en) Chair lift
JPH0236502Y2 (ja)
JP3020463B2 (ja) 浴槽に兼用できる介護用ベッド
JPS60142852A (ja) ベツド兼用車椅子
JP4403567B2 (ja) 車椅子の車台
JP2000508192A (ja) 家具の調節装置
JP3227598B2 (ja) 車椅子装置
JP3239158B2 (ja) 車椅子
JP2537250Y2 (ja) 補助椅子付き組合せベッド。
JPH1033313A (ja) 起き上がり式ベッド
CN216855049U (zh) 多功能康复轮椅
JPH0449965A (ja) 障害者用の移動車
JPH11197190A (ja) 車椅子装置および車椅子装置の利用方法
JPS6284763A (ja) 車椅子
JPS5835243Y2 (ja) 多目的ベッド
JP3481992B2 (ja) 起床式ベッド
JPH0537796Y2 (ja)
JPH07275298A (ja) 起伏型福祉寝台