JPH0537796Y2 - - Google Patents

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JPH0537796Y2
JPH0537796Y2 JP1987026883U JP2688387U JPH0537796Y2 JP H0537796 Y2 JPH0537796 Y2 JP H0537796Y2 JP 1987026883 U JP1987026883 U JP 1987026883U JP 2688387 U JP2688387 U JP 2688387U JP H0537796 Y2 JPH0537796 Y2 JP H0537796Y2
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JP
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arm
seat
arms
pivoted
chair
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【考案の詳細な説明】 産業上の利用分野 本考案は着座装置、特に、着座部が駆動手段を
介し後退するとともに水平位から上昇しつつ前傾
位へと変化して動き、着座者が離席して立上がる
のを補助できる一方、この逆の動きを利用して着
座の補助ができる椅子に関する。
従来の技術 一般に、椅子を机やテーブルに向かつて使用す
ることが多いが、着座する時は机等の下に椅子を
引き込み、立上がる時は椅子を後方にずらさない
と立上がりにくいものである。椅子の脚部にコロ
(キヤスター)等を取付けてあれば多少労力も軽
減され、楽に立上がり着座できるようになるが、
まだ人力に頼らなければならないことが多いとい
う欠点があつた。
殊に、足腰の弱つてきた高齢者が椅子から立上
がり着座する場合、なおさら不便さと苦痛を感じ
る。すなわち、食卓又は机などに向かつて椅子に
着座し、食事又は書事を終え離席するとき、椅子
を後方へ若干移動させなければテーブルの辺縁が
支障となつて容易に立ち上がれないものである。
また、椅子に着座する場合にも足腰の弱い老人に
とつては難儀なことである。
そこで、老人等が安楽に着席し又は離席できる
椅子が提供されている(例えば、実開昭61−
80021号公報参照)。この椅子は、座席支持台上に
座席を配設し、座席を持ち上げつつ前傾させなが
ら座席を前方へ移動させ、かつ、こののち座席を
後方へ移動させる一対の駆動装置を座席支持台に
設けてなり、着座者が駆動装置を操作して座席を
持ち上げつつ前傾させながら前方へ移動させるこ
とによつて膝を曲げ易い状態となし、そののち座
席を後方へ移動させることによつて立上がり易く
したものである。
考案が解決しようとする問題点 しかしながら、前記従来の技術によれば、座席
を持ち上げつつ前傾させる運動と、座席を前後方
向へ移動させる運動とは、それぞれ個別の駆動源
を有するので、駆動源の組付、組付スペース、コ
ストなどに障害となり、また、座席が前方へ移動
してのち後退する構成であるから駆動源相互の動
作タイミングの調整が必要であつて、そのタイミ
ング調整機構を付加しなければならないので高価
となるほか、座席の運動に一時的な休止状態が生
じてスムーズでなくなる欠点がある。
そこで、本考案は、上記従来技術の欠点を解決
する着座装置の提供を目的としてなされたもので
ある。
問題点を解決するための手段 本考案の着座装置は、脚台部と、該脚台部に前
後方向の水平移動が可能に載置された座席部と、
該座席部に固定されるベース部と、座席部の座面
に固定されるフレーム部と、前記ベース部の前側
に一端側を回動自在に軸着された長さの異なる上
下一対の第1アームと、前記フレーム部の後側に
一端側を回動自在に軸着された前後一対の第2ア
ームと、前記ベース部の前側に一端が、前記脚台
部の後側に他端がそれぞれ軸着されて前後方向へ
伸縮自在に連結する駆動手段とからなり、前記第
1アームと第2アームは長い第1アームと後側の
第2アームがそれぞれ短い第1アームと前側の第
2アームよりも後側に配置されるとともに、第2
アームの他端側が長い第1アームにそれぞれ回動
可能に軸着され、かつ、短い第1アームの他端部
が前側の第2アームに軸着されてなり、さらに、
前記脚台部の後側とフレーム部の前側に回動自在
に軸着された所定長さの連結杆とからなる。
作 用 駆動手段を収縮操作すると、座席部が後方へ移
動するとともに、連結杆が脚台部の後側の軸着部
を中心として後方へ回動し、かつ、第1アームと
第2アームがそれぞれベース部の前側及びフレー
ム部の後側の軸着部を中心として前方へ回動する
ことにより、座面が前方へ傾斜しつつ持上げられ
る。この逆に駆動手段を伸長操作すると、座面は
傾斜しながら下降して水平位となり、座席部は前
方へ移動する。
実施例 以下本考案を図示の実施例に基づき説明する。
第1図は一部省略斜視正面図、第2図は中央縦断
側面図、第3図は駆動手段の縦断側面図、第4図
は作用説明図である。図示のように、椅子1は左
右一対の脚台部2,2と、脚台部2,2に固定し
たガイドレール3,3を介し脚台部2,2上で水
平方向へ移動可能に載設された座席部4と、座席
部4を移動させる駆動手段7と、座面5を持ち上
げつつ前傾させる第1アーム14,15及び第2
アーム17,18からなる左右一対のリンク手段
6,6及び連結杆8,8とからなる。
上記座席部4は、背凭部4bの左右両側にそれ
ぞれ固定した枠体4a,4aの内側部にそれぞれ
ベース部9,9を固定し、このベース部9,9の
前端部にブラケツト10が一体形成されている。
このブラケツト10,10間にシヤフト11が連
結して固定され、このシヤフト11の略中央部で
回動自在にブツシユ13を嵌挿し、ブツシユ13
の両端部にブラケツト12,12を連結してあ
る。そして、ブラケツト12,12には上下一対
で長さの異なる第1アーム14,15の一端がそ
れぞれ回動自在に軸着されている。短い第1アー
ム14は上側に、長い第1アーム15は下側に配
置されている。そして、第1アーム14の他端は
第2アーム17の略中間部に、第1アーム15の
他端は第2アーム18の下端とそれぞれ回動自在
に連結され、さらに、第2アーム17の端部に第
1アーム15が回動自在に軸着されている。第2
アーム17,18は座面5の底面に固定されたフ
レーム部16,16の後側にそれぞれの一端が前
後して回動自在に軸着して連結され、かくしてリ
ンク手段6が形成される。一方、前記ベース部
9,9の前側に配置したブラケツト12,12間
にはロツド19を架設し、このロツド19に駆動
手段7の一端を軸着して連結し、かつ、駆動手段
7の他端は一対のブラケツト21,21間を連結
するロツド20に軸着して連結され、ブラケツト
21,21は脚台部2の後側に横架したシヤフト
22に支持されている。そして、このブラケツト
21,21と座面5のフレーム部16,16の前
側には所定長の連結杆8,8が回動自在に軸着し
て連結されている。
なお、駆動手段7は所謂モータージヤツキで、
第3図のように一端がロツド19に軸支される内
筒24と、該内筒24に一端を嵌挿して他端に駆
動部25を嵌着した外筒26と、駆動部25に突
設されロツド20を嵌挿するブラケツト部23と
からなり、また駆動部25は電動モーター27の
回転を減速して伝達されるスクリユウ軸28を有
し、該スクリユウ軸28は内筒24と外筒26の
軸心部を通り内筒24の内底29に穿設された螺
孔30に螺入されている。また、内筒24の両端
部近傍には透孔31,32がそれぞれ穿設され、
更に外筒26の一端にはリミツトスイツチ33,
34がそれぞれ固定され、それらの作動片35,
36は内筒24の周面に摺接して透孔31,32
とそれぞれ係脱可能である。
次に上記実施例の作用を説明すると、椅子1に
着座する場合には、第2図に示したように、モー
タージヤツキを最大限に伸長させてブラケツト1
2,12と21,21間の距離を長くし、リンク
手段6を折畳み座面5を脚台部2に水平位で保持
させる。そして、離席をするときは、駆動手段7
を操作して第4図に示したようにモータージヤツ
キを収縮させる。すなわち、電動モーター27を
回転駆動すると、第3図に示したスクリユウ軸2
8が回転し、該スクリユウ軸28が螺合する内底
29を介し内筒24が外筒26内に引込まれる。
このように駆動手段7が動作すると、座席部4が
ガイドレール3を介して後方へ移動するととも
に、連結杆8がブラケツト21の軸着部を中心と
して後方へ回動し、かつ、第1アーム14,15
と第2アーム17,18がそれぞれブラケツト2
1及びフレーム16の軸着部を中心として前方へ
回動するリンク手段6の作動により、座面5が前
方へ傾斜しつつ持上げられる。そして駆動手段7
におけるリミツトスイツチ33の作動片35が、
内筒24の透孔31内に落込んで、電動モーター
27の電源供給が断たれることにより、駆動手段
7の動作が止まる。かかる動作により、座面5上
の着座者33は、まず初めに脚台部2の前方に張
出している座席部4が後退することにより膝頭3
4が後退し、ついで座面5の前傾動作により尻3
5が持ち上げられつつ前方へ押出され、尻35が
立位の高さに上昇するため、脚が略直立させられ
るので立上がるのが容易となる。しかも、座席部
4が後退することにより、膝頭34がテーブル3
7の縁の鉛直線内から外方へ離れるので大腿36
がテーブルの辺縁に触れて障害となるのを防止で
きる。着座者33が離席した後は、前傾している
座面5を元の状態に戻すべく、電動モーター27
を前記動作と逆に駆動させて内筒24と外筒26
との嵌合長さを収縮させると、座席部4がガイド
レール3を介し前方へ移動するとともに、連結杆
8がブラケツト21の軸着部を中心として前方へ
回動し、かつ、第1アーム14,15と第2アー
ム17,18がそれぞれブラケツト21及びフレ
ーム16の軸着部を中心として後方へ回動するリ
ンク手段6の作動により、座面5が後方へ傾斜し
つつ下降する。座面5が水平位になると同時に、
座席部4が脚台部2の前方へ所定の長さ移動し、
駆動手段7におけるリミツトスイツチ34の作動
片36が透孔32に落込んで電動モーター27の
回転が止まり、座席部4は静止する。なお、この
ように座面5が前傾位から水平位に変化する作用
を着座に際して利用できる。すなわち、上昇し前
傾した座面5に着座者33が尻35を当て、電動
モーター27を始動させると、座面5が水平位に
なり、かつ、座席部4が前方へ移動する。かくし
て、椅子1からの離席も着席も座面5に着座者を
載せた状態で駆動手段7を操作することにより補
助できる。
考案の効果 以上説明した本考案によると、離席に際し、座
席部が脚台部上で後退するとともに、座面が持上
げられつつ前傾する一連の動作をするので、椅子
をテーブル等に引寄せて着席していても、椅子全
体を後方へずらせることなく離席が容易となるほ
か、この逆に利用すると着席も容易となるので、
特に足腰の弱い老人等が日常生活に利用する椅子
として極めて利便性が高い。しかも、上記一連の
動作は単一の駆動源で足り、複数の駆動源を制御
する面倒を伴わないので、構造及び作用が簡単と
なり、操作に煩雑さを有しない、等の効果を奏す
る。
【図面の簡単な説明】
第1図は一部省略斜視正面図、第2図は中央縦
断面図、第3図は駆動手段の縦断側面図、第4図
は作用図である。 1……椅子、2……脚台部、3……ガイドレー
ル、4……座席部、5……座面、6……リンク手
段、7……駆動手段、8……連結杆、9……ベー
ス部、11,22……シヤフト、12,21……
ブラケツト、14,15……第1アーム、16…
…フレーム部、17,18……第2アーム、1
9,20……ロツド。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 脚台部と、該脚台部に前後方向の水平移動が可
    能に載置された座席部と、該座席部に固定される
    ベース部と、座席部の座面に固定されるフレーム
    部と、前記ベース部の前側に一端側を回動自在に
    軸着された長さの異なる上下一対の第1アーム
    と、前記フレーム部の後側に一端側を回動自在に
    軸着された前後一対の第2アームと、前記ベース
    部の前側に一端が、前記脚台部の後側に他端がそ
    れぞれ軸着されて前後方向へ伸縮自在に連結する
    駆動手段とからなり、前記第1アームと第2アー
    ムは長い第1アームと後側の第2アームがそれぞ
    れ短い第1アームと前側の第2アームよりも後側
    に配置されるとともに、第2アームの他端側が長
    い第1アームにそれぞれ回動可能に軸着され、か
    つ、短い第1アームの他端部が前側の第2アーム
    に軸着されてなり、さらに、前記脚台部の後側と
    フレーム部の前側に回動自在に軸着された所定長
    さの連結杆とからなることを特徴とする着座装
    置。
JP1987026883U 1987-02-25 1987-02-25 Expired - Lifetime JPH0537796Y2 (ja)

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5961017U (ja) * 1982-10-15 1984-04-21 松下電工株式会社 椅子

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