JP2606353Y2 - リフトアップチェア - Google Patents
リフトアップチェアInfo
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- JP2606353Y2 JP2606353Y2 JP1993054601U JP5460193U JP2606353Y2 JP 2606353 Y2 JP2606353 Y2 JP 2606353Y2 JP 1993054601 U JP1993054601 U JP 1993054601U JP 5460193 U JP5460193 U JP 5460193U JP 2606353 Y2 JP2606353 Y2 JP 2606353Y2
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- Chairs Characterized By Structure (AREA)
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本考案は、リフトアップチェアに
関し、より詳しくは、リウマチ,足腰の弱った老人,病
気または怪我によりひざの曲げにくい人等を対象とし
て、立ち上がり動作または着席動作を支援するリフトア
ップチェアに関する。
関し、より詳しくは、リウマチ,足腰の弱った老人,病
気または怪我によりひざの曲げにくい人等を対象とし
て、立ち上がり動作または着席動作を支援するリフトア
ップチェアに関する。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のリフトアップチェアに
は、(1) スプリングの付勢力により座面を傾斜させ、
立ち上がりを支援する構成、(2) 電動により座面を上
昇させながら傾斜させ、立ち上がり動作を支援する構
成、(3) 電動により座面を上昇させて立ち上がり動作
を支援する構成等が知られている。
は、(1) スプリングの付勢力により座面を傾斜させ、
立ち上がりを支援する構成、(2) 電動により座面を上
昇させながら傾斜させ、立ち上がり動作を支援する構
成、(3) 電動により座面を上昇させて立ち上がり動作
を支援する構成等が知られている。
【0003】詳しく説明すると、上記(1) の構成は、
座面の裏側にスプリングを備え、着座時にはスプリング
の付勢力より大きな力(体重)が座面に加わることよっ
て通常の水平な座面位置に押し下げられ、椅子から立ち
上がる時には、若干腰を浮かすだけで座面に加わる力が
減少し、それによりスプリングの付勢力が働いて立ち上
がりを支援するようになっている。上記(2) の構成
は、座面にリフト機能が備えられており、座面を水平な
状態で上昇させた後座面及び背もたれを前方に傾斜させ
ることによって立ち上がりを支援するようになってい
る。また、上記(3) の構成は、座面が略床面に近い座
椅子の状態から上昇して立ち上がりを支援するようにな
っている。
座面の裏側にスプリングを備え、着座時にはスプリング
の付勢力より大きな力(体重)が座面に加わることよっ
て通常の水平な座面位置に押し下げられ、椅子から立ち
上がる時には、若干腰を浮かすだけで座面に加わる力が
減少し、それによりスプリングの付勢力が働いて立ち上
がりを支援するようになっている。上記(2) の構成
は、座面にリフト機能が備えられており、座面を水平な
状態で上昇させた後座面及び背もたれを前方に傾斜させ
ることによって立ち上がりを支援するようになってい
る。また、上記(3) の構成は、座面が略床面に近い座
椅子の状態から上昇して立ち上がりを支援するようにな
っている。
【0004】
【考案が解決しようとする課題】しかしながら、上記し
た(1) の構成では、起立時に膝や足首に大きな負担が
かかる。起立する際に大腿部の筋力を必要とするため、
筋力障害者には適用できない。スプリングの調整が容易
でなく、付勢力が強すぎると筋力の低下した高齢者では
転倒する恐れがある。不安定な起立姿勢になる。下肢関
節に大きな動きを強いることになり、関節の可動範囲が
制限されている者には適用できない。使用者自ら重心を
十分に前方に移動させる必要があるという欠点がある。
また、上記(2) の構成では、大腿部の筋力が弱い者に
対して適用できるものの、完全に立ち上がるまで支援す
ることができない。坐骨を支持していないため、前方に
滑り落ちる危険性があるという欠点がある。
た(1) の構成では、起立時に膝や足首に大きな負担が
かかる。起立する際に大腿部の筋力を必要とするため、
筋力障害者には適用できない。スプリングの調整が容易
でなく、付勢力が強すぎると筋力の低下した高齢者では
転倒する恐れがある。不安定な起立姿勢になる。下肢関
節に大きな動きを強いることになり、関節の可動範囲が
制限されている者には適用できない。使用者自ら重心を
十分に前方に移動させる必要があるという欠点がある。
また、上記(2) の構成では、大腿部の筋力が弱い者に
対して適用できるものの、完全に立ち上がるまで支援す
ることができない。坐骨を支持していないため、前方に
滑り落ちる危険性があるという欠点がある。
【0005】さらにまた、上記(3) の構成では、使用
者自らが座面上を前方に移動しなければならず、また座
面から降りる際に膝や足首に急激に体重が加わるという
欠点がある。このように、従来のリフトアップチェアは
いずれも座面の移動が、自然な立ち上がり動作に追従し
て移動するように構成されていないため、立ち上がりの
支援が不十分であり、使用者に多々負担を与えるもので
あった。
者自らが座面上を前方に移動しなければならず、また座
面から降りる際に膝や足首に急激に体重が加わるという
欠点がある。このように、従来のリフトアップチェアは
いずれも座面の移動が、自然な立ち上がり動作に追従し
て移動するように構成されていないため、立ち上がりの
支援が不十分であり、使用者に多々負担を与えるもので
あった。
【0006】本考案は以上のような従来のリフトアップ
チェアの課題を考慮し、起立姿勢に近い姿勢まで立ち上
がり動作を支援することができ、それにより使用者への
負担を著しく軽減させることのできるリフトアップチェ
アを提供することを目的とする。
チェアの課題を考慮し、起立姿勢に近い姿勢まで立ち上
がり動作を支援することができ、それにより使用者への
負担を著しく軽減させることのできるリフトアップチェ
アを提供することを目的とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1の本考案は、前
側と後側とに分割される座面を備え、座面の上昇時には
前側座面を下向きに折り曲げて立ち上がり動作または着
席動作を支援するリフトアップチェアにおいて、座面の
移動を指示する操作体と、座面の移動をガイドするガイ
ド手段と、そのガイド手段を駆動する駆動手段とを有
し、ガイド手段が、起立することにより座面を斜め上方
に持ち上げるアーム部材と、そのアーム部材の起立につ
れて後側座面の後端を持ち上げ、その後側座面を前下が
りに傾斜させる補助アームとを備えてなるリフトアップ
チェアである。 請求項2の本考案は、後側座面の前側縁
部に、後側座面の傾斜時に臀部の滑りを防止する隆起部
が形成されているリフトアップチェアである。
側と後側とに分割される座面を備え、座面の上昇時には
前側座面を下向きに折り曲げて立ち上がり動作または着
席動作を支援するリフトアップチェアにおいて、座面の
移動を指示する操作体と、座面の移動をガイドするガイ
ド手段と、そのガイド手段を駆動する駆動手段とを有
し、ガイド手段が、起立することにより座面を斜め上方
に持ち上げるアーム部材と、そのアーム部材の起立につ
れて後側座面の後端を持ち上げ、その後側座面を前下が
りに傾斜させる補助アームとを備えてなるリフトアップ
チェアである。 請求項2の本考案は、後側座面の前側縁
部に、後側座面の傾斜時に臀部の滑りを防止する隆起部
が形成されているリフトアップチェアである。
【0008】
【作用】本考案では、操作体を操作して座面の移動を指
示すると、座面がガイド手段にガイドされながら、着席
位置から傾斜しながら、斜め上方傾斜位置に至るまでの
間で移動する。それにより、立ち上がる際または着席す
る際にはその立ち上がり動作または着席動作を十分に支
援することができ、使用者に負担を与えることなく楽に
立ち上がり、着席ができるようになる。
示すると、座面がガイド手段にガイドされながら、着席
位置から傾斜しながら、斜め上方傾斜位置に至るまでの
間で移動する。それにより、立ち上がる際または着席す
る際にはその立ち上がり動作または着席動作を十分に支
援することができ、使用者に負担を与えることなく楽に
立ち上がり、着席ができるようになる。
【0009】
【実施例】以下、本考案の実施例を図面に基づいて説明
する。図1は、本考案の一実施例のリフトアップチェア
の構成を示す斜視図であり、非動作時の状態を示したも
のである。同図において、リフトアップチェアは、キャ
スタ1を備えた脚部2と、座面3と、脚部2と座面3と
を連結するガイド手段としてのガイドアーム4と、座面
3の側部から立設された肘掛け5と、座面3の背部から
立設された背もたれ6と、座面3をガイドアーム4を介
して移動させる駆動手段としてのアクチュエータ一体型
モータ(以下単にアクチュエータと呼ぶ)7と、アクチ
ュエータ7の駆動をon/offさせる操作体としての
トグルスイッチ8とから主として構成されている。以
下、各部の構成について詳しく説明する。
する。図1は、本考案の一実施例のリフトアップチェア
の構成を示す斜視図であり、非動作時の状態を示したも
のである。同図において、リフトアップチェアは、キャ
スタ1を備えた脚部2と、座面3と、脚部2と座面3と
を連結するガイド手段としてのガイドアーム4と、座面
3の側部から立設された肘掛け5と、座面3の背部から
立設された背もたれ6と、座面3をガイドアーム4を介
して移動させる駆動手段としてのアクチュエータ一体型
モータ(以下単にアクチュエータと呼ぶ)7と、アクチ
ュエータ7の駆動をon/offさせる操作体としての
トグルスイッチ8とから主として構成されている。以
下、各部の構成について詳しく説明する。
【0010】脚部2は平行に配置された水平部材2aと
それらを接続する接続部材2bと、水平部材から立設さ
れた垂直部材2cとからなり、垂直部材2cは前側2本
が後側2本より高く形成されている。
それらを接続する接続部材2bと、水平部材から立設さ
れた垂直部材2cとからなり、垂直部材2cは前側2本
が後側2本より高く形成されている。
【0011】座面3は波状の境界線3aを境として2つ
に分割されており、前側座面3bは立ち上がり動作時に
は、境界線3aを基準として略90゜下向きに(図2の
矢印A方向に)折れ曲がるように構成されている。ま
た、座面3において斜線を施した部分は若干隆起して形
成されており、この隆起部3cは座面が傾斜した際に座
骨結節を係止して滑り止めとして機能するものである。
に分割されており、前側座面3bは立ち上がり動作時に
は、境界線3aを基準として略90゜下向きに(図2の
矢印A方向に)折れ曲がるように構成されている。ま
た、座面3において斜線を施した部分は若干隆起して形
成されており、この隆起部3cは座面が傾斜した際に座
骨結節を係止して滑り止めとして機能するものである。
【0012】ガイドアーム4は長さの異なる複数のアー
ムと各アームを回動自在に連結する複数の関節からな
り、座面移動完了状態を表す図2に示すように、前側垂
直部材2cの支点2dに連結された前側アーム4aと、
後側垂直部材2cの支点2eに連結された逆L字状の後
側アーム4bと、アーム4a及び4bを連結する接続部
材4cと、後側アーム4bの上端部4eと後側座面3d
とを連結する補助アーム4fとを有している。なお、同
一構成のアームが奥側にも設けられており、後側座面3
dの前側各側部は、接続部材4cの支持部4kに連結さ
れている。
ムと各アームを回動自在に連結する複数の関節からな
り、座面移動完了状態を表す図2に示すように、前側垂
直部材2cの支点2dに連結された前側アーム4aと、
後側垂直部材2cの支点2eに連結された逆L字状の後
側アーム4bと、アーム4a及び4bを連結する接続部
材4cと、後側アーム4bの上端部4eと後側座面3d
とを連結する補助アーム4fとを有している。なお、同
一構成のアームが奥側にも設けられており、後側座面3
dの前側各側部は、接続部材4cの支持部4kに連結さ
れている。
【0013】また、前側座面3bの前側各側部はアーム
4hの一方端に連結され、他方端はアーム4bの支持部
4iに連結されている。なお、上記した支点は固定であ
る。これに対し、支持部は固定されておらず、それに連
結されたアーム,部材はすべて回動自在である。また、
図中3eは前側座面3bと後側座面3dとを折り曲げ可
能に連結しているヒンジである。
4hの一方端に連結され、他方端はアーム4bの支持部
4iに連結されている。なお、上記した支点は固定であ
る。これに対し、支持部は固定されておらず、それに連
結されたアーム,部材はすべて回動自在である。また、
図中3eは前側座面3bと後側座面3dとを折り曲げ可
能に連結しているヒンジである。
【0014】トグルスイッチ8は“動作off”と“座
面の上昇”と“座面の下降”を指示するためのものであ
り、指先だけで操作できるようになっている。アクチュ
エータ7の本体は、後側の接続部材2bに揺動可能に支
持されており、その作動軸7aは、各逆L字状の後側ア
ーム4b,4bのL字部分先端の支点4jに連結されて
いる。そしてトグルスイッチ8から“座面の上昇”が指
示された場合に作動軸7aを引き込み、また、“座面の
下降”が指示された場合に作動軸7aを送り出すように
なっている。上記構成を有する本実施例の動作を図3に
基づいて説明する。図中2d,2e,2fはそれぞれ支
点である。
面の上昇”と“座面の下降”を指示するためのものであ
り、指先だけで操作できるようになっている。アクチュ
エータ7の本体は、後側の接続部材2bに揺動可能に支
持されており、その作動軸7aは、各逆L字状の後側ア
ーム4b,4bのL字部分先端の支点4jに連結されて
いる。そしてトグルスイッチ8から“座面の上昇”が指
示された場合に作動軸7aを引き込み、また、“座面の
下降”が指示された場合に作動軸7aを送り出すように
なっている。上記構成を有する本実施例の動作を図3に
基づいて説明する。図中2d,2e,2fはそれぞれ支
点である。
【0015】同図の(a)はトグルスイッチ8が操作さ
れず着座姿勢の状態を示している。その着座姿勢におい
ては、作動軸7aが完全に引き出された状態にあり、従
って支点2eについて回動するアーム4b、支点2dに
ついて回動するアーム4a、それらのアーム4b,4a
に連結されている接続部材4c、補助アーム4fはそれ
ぞれ折り畳まれた状態にある。同図の(b)は座面移動
中の状態を示している。アクチュエータ7が作動軸7a
を引き込む途中は、支点2eを回転軸としてアーム4b
が矢印D方向に回転し、支点2dを回転軸としてアーム
4aもまた矢印D方向に回転し、さらにアーム4bの上
端部4eは矢印E方向に回転し、折り畳まれていた補助
アーム4fを起立させ、後側座面3dを傾斜させてい
く。その後側座面3dの傾斜に伴って、前側座面3bは
後側座面3dから分割され、矢印F方向に傾斜してい
く。同図の(c)は座面移動完了の状態を示している。
アクチュエータ7が作動軸7aを完全に格納すると、ア
ーム4bは略垂直な状態に起立し、アーム4aもまた略
垂直な状態に起立する。アーム4eと補助アーム4fは
略直線に近づくように移動し、移動完了後は16゜の傾
斜を持って逆に折れ曲がる状態となり、後側座面3dは
所定の傾斜位置で停止する。すなわち、後側座面3dは
斜め上方傾斜位置まで移動していることになる。また、
前側座面3bは略垂直な状態で停止する。上記した動作
における座面傾斜角及び座面上昇高さは、立ち上がり動
作の解析に基づいて決められたものであり、以下その解
析内容について説明する。
れず着座姿勢の状態を示している。その着座姿勢におい
ては、作動軸7aが完全に引き出された状態にあり、従
って支点2eについて回動するアーム4b、支点2dに
ついて回動するアーム4a、それらのアーム4b,4a
に連結されている接続部材4c、補助アーム4fはそれ
ぞれ折り畳まれた状態にある。同図の(b)は座面移動
中の状態を示している。アクチュエータ7が作動軸7a
を引き込む途中は、支点2eを回転軸としてアーム4b
が矢印D方向に回転し、支点2dを回転軸としてアーム
4aもまた矢印D方向に回転し、さらにアーム4bの上
端部4eは矢印E方向に回転し、折り畳まれていた補助
アーム4fを起立させ、後側座面3dを傾斜させてい
く。その後側座面3dの傾斜に伴って、前側座面3bは
後側座面3dから分割され、矢印F方向に傾斜してい
く。同図の(c)は座面移動完了の状態を示している。
アクチュエータ7が作動軸7aを完全に格納すると、ア
ーム4bは略垂直な状態に起立し、アーム4aもまた略
垂直な状態に起立する。アーム4eと補助アーム4fは
略直線に近づくように移動し、移動完了後は16゜の傾
斜を持って逆に折れ曲がる状態となり、後側座面3dは
所定の傾斜位置で停止する。すなわち、後側座面3dは
斜め上方傾斜位置まで移動していることになる。また、
前側座面3bは略垂直な状態で停止する。上記した動作
における座面傾斜角及び座面上昇高さは、立ち上がり動
作の解析に基づいて決められたものであり、以下その解
析内容について説明する。
【0016】まず、図4及び図5は、健康人が通常の椅
子から立ち上がる動作を解析したものである。座面は水
平であり、座面前側先端の床面からの高さは41cmと4
5cmとで解析した。静止時から立ち上がろうとする時、
まず重心を前方に移し、体幹を前かがみにする。それに
伴って骨盤も前傾する(この時、骨盤が最大に前傾す
る)。また、その瞬間に膝が僅かに前方に移動する。図
4の(2)及び図5における範囲参照。次に臀部を浮
かそうとするためさらに前方に重心を移動させ、臀部を
浮かす。図4の(3)参照。次に臀部が浮くと、徐々に
体幹を伸展していく(大転子の高さが62〜64cm前
後)。この時、骨盤の前傾は最初の前傾と同じ最大前傾
位のまま移動する。図4の(4)及び図5における範囲
参照。次に、立位まで骨盤の前傾位をゆるめていく。
図5における範囲参照。なお、上記動作において、静
止時から立位まで前方移動距離は約30cm程度である。
子から立ち上がる動作を解析したものである。座面は水
平であり、座面前側先端の床面からの高さは41cmと4
5cmとで解析した。静止時から立ち上がろうとする時、
まず重心を前方に移し、体幹を前かがみにする。それに
伴って骨盤も前傾する(この時、骨盤が最大に前傾す
る)。また、その瞬間に膝が僅かに前方に移動する。図
4の(2)及び図5における範囲参照。次に臀部を浮
かそうとするためさらに前方に重心を移動させ、臀部を
浮かす。図4の(3)参照。次に臀部が浮くと、徐々に
体幹を伸展していく(大転子の高さが62〜64cm前
後)。この時、骨盤の前傾は最初の前傾と同じ最大前傾
位のまま移動する。図4の(4)及び図5における範囲
参照。次に、立位まで骨盤の前傾位をゆるめていく。
図5における範囲参照。なお、上記動作において、静
止時から立位まで前方移動距離は約30cm程度である。
【0017】次に、椅子の座面を16゜傾斜させ、座面
前側先端を床面から43cmとした場合の立ち上がりを解
析した。この位置からの立ち上がりは、予め座面傾斜に
よって骨盤の前傾を引き出し、前方に体重を移しておく
(大転子の高さが55cm程度)。その時点から立ち上が
ろうとすると、骨盤の前傾が準備されているため、少し
前傾角度にするだけで済む。図6における範囲参照。
その前傾角度を作るため、多少体幹を前傾させる。そこ
からは、その前傾角度を保ち、上方に体幹を伸展させて
いく(大転子の高さが61〜63cm程度)。図6におけ
る範囲参照。そこから立位まで骨盤の前傾位をゆるめ
ていく。このように、座面を16゜傾斜させれば座面が
水平な場合に比べ、骨盤前傾角度を小さくすることがで
きる。
前側先端を床面から43cmとした場合の立ち上がりを解
析した。この位置からの立ち上がりは、予め座面傾斜に
よって骨盤の前傾を引き出し、前方に体重を移しておく
(大転子の高さが55cm程度)。その時点から立ち上が
ろうとすると、骨盤の前傾が準備されているため、少し
前傾角度にするだけで済む。図6における範囲参照。
その前傾角度を作るため、多少体幹を前傾させる。そこ
からは、その前傾角度を保ち、上方に体幹を伸展させて
いく(大転子の高さが61〜63cm程度)。図6におけ
る範囲参照。そこから立位まで骨盤の前傾位をゆるめ
ていく。このように、座面を16゜傾斜させれば座面が
水平な場合に比べ、骨盤前傾角度を小さくすることがで
きる。
【0018】さらに、椅子の座面を20゜傾斜させ、座
面前側先端を床面から47cmとした場合の立ち上がりを
解析した。この位置からの立ち上がりは、上記した座面
16゜傾斜からの立ち上がり時の最初の骨盤前傾(図6
における範囲)を支援するため、座面傾斜角度を20
゜にして骨盤前傾を引き出す(大転子の高さ62〜64
cm程度)。その骨盤の角度のまま立位の手前まで持って
いく。そこから立位まで骨盤の角度をゆるめていく。図
7は上記した大転子及び骨盤の軌跡を示しており、立ち
上がり初期の骨盤前傾が、カバーされていることがわか
る。
面前側先端を床面から47cmとした場合の立ち上がりを
解析した。この位置からの立ち上がりは、上記した座面
16゜傾斜からの立ち上がり時の最初の骨盤前傾(図6
における範囲)を支援するため、座面傾斜角度を20
゜にして骨盤前傾を引き出す(大転子の高さ62〜64
cm程度)。その骨盤の角度のまま立位の手前まで持って
いく。そこから立位まで骨盤の角度をゆるめていく。図
7は上記した大転子及び骨盤の軌跡を示しており、立ち
上がり初期の骨盤前傾が、カバーされていることがわか
る。
【0019】筋力が低下した人の立ち上がりにおける主
な問題は、第一に、臀部を浮かせるまでの重心を前方に
移動させ、骨盤前傾位を最大にすることが困難であるこ
とである。したがって、その態勢まで座面を追従して移
動させれば、骨盤の角度を変化させることなく立位の手
前まで立ち上がりを支援することができることになる。
な問題は、第一に、臀部を浮かせるまでの重心を前方に
移動させ、骨盤前傾位を最大にすることが困難であるこ
とである。したがって、その態勢まで座面を追従して移
動させれば、骨盤の角度を変化させることなく立位の手
前まで立ち上がりを支援することができることになる。
【0020】また、第二に、臀部を浮かせ体幹を伸展位
の方向に持っていくことは体幹の筋力及び下肢の筋力が
ないと困難であることである。上記2つの問題を解消す
べく、自然な立ち上がり動作を支援するように構成され
た本実施例による立ち上がり動作を図8に従って説明す
る。まず、第一の問題を解消するため、本実施例では座
面を16°傾斜させ、骨盤前傾を促す。同図の(1)〜
(2)参照。座面16°傾斜、座面前側高さ43cmから
の立ち上がりは、骨盤前傾を促しているため、立ち上が
りやすい状態となっているが、その時点からでもさらに
骨盤の前傾が必要となる。そのため、さらに座面を20
°まで傾斜させ、座面前側高さを47cmに上昇させ、骨
盤前傾をさらに促す。その態勢からの立ち上がりは、そ
の時の骨盤の前傾角度のままで立ち上がることができ
る。
の方向に持っていくことは体幹の筋力及び下肢の筋力が
ないと困難であることである。上記2つの問題を解消す
べく、自然な立ち上がり動作を支援するように構成され
た本実施例による立ち上がり動作を図8に従って説明す
る。まず、第一の問題を解消するため、本実施例では座
面を16°傾斜させ、骨盤前傾を促す。同図の(1)〜
(2)参照。座面16°傾斜、座面前側高さ43cmから
の立ち上がりは、骨盤前傾を促しているため、立ち上が
りやすい状態となっているが、その時点からでもさらに
骨盤の前傾が必要となる。そのため、さらに座面を20
°まで傾斜させ、座面前側高さを47cmに上昇させ、骨
盤前傾をさらに促す。その態勢からの立ち上がりは、そ
の時の骨盤の前傾角度のままで立ち上がることができ
る。
【0021】第二の問題を解消するため、図4に示した
健康人の立ち上がりの軌跡のように、体幹が伸展しよう
とする態勢の高さまで座面を追従させて移動した場合の
座面の態勢は、上記した座面の傾斜が20゜、座面前側
高さが47cmからの立ち上がり位置と一致した。すなわ
ち、図4の(3)に示す姿勢と、図8の(3)に示す姿
勢とが一致していることになる。
健康人の立ち上がりの軌跡のように、体幹が伸展しよう
とする態勢の高さまで座面を追従させて移動した場合の
座面の態勢は、上記した座面の傾斜が20゜、座面前側
高さが47cmからの立ち上がり位置と一致した。すなわ
ち、図4の(3)に示す姿勢と、図8の(3)に示す姿
勢とが一致していることになる。
【0022】また、座面20゜傾斜、座面前側高さ47
cmから以後の立ち上がり動作の軌跡と、健康人の立ち上
がり動作において体幹が伸展しようとする態勢からの立
ち上がり動作の軌跡も一致した。
cmから以後の立ち上がり動作の軌跡と、健康人の立ち上
がり動作において体幹が伸展しようとする態勢からの立
ち上がり動作の軌跡も一致した。
【0023】以上説明したことから、座面を図8の
(2)→(3)→(4)の順に移動させれば、最も自然
に、立ち上がり動作を支援することができる。なお、座
位の保持が最も楽であるよう、後方に5゜傾斜した角度
に座面を設定し、立位最終時点で骨盤前傾角度がゆるむ
のに合わせ、座面も20゜から16゜に戻すことが好ま
しい。
(2)→(3)→(4)の順に移動させれば、最も自然
に、立ち上がり動作を支援することができる。なお、座
位の保持が最も楽であるよう、後方に5゜傾斜した角度
に座面を設定し、立位最終時点で骨盤前傾角度がゆるむ
のに合わせ、座面も20゜から16゜に戻すことが好ま
しい。
【0024】なお、本考案の操作体は、上記実施例では
トグルスイッチであったが、これに限らず、座面の移動
を指示できるものであれば任意のスイッチで構成するこ
とができる。
トグルスイッチであったが、これに限らず、座面の移動
を指示できるものであれば任意のスイッチで構成するこ
とができる。
【0025】また、本考案のガイド手段は、上記実施例
では複数のアームで構成したがこれに限らず、座面を斜
め上方に移動しうるものであれば、例えばパンタグラフ
方式のような上昇/下降装置で構成することもできる。
また、本考案の駆動手段は、上記実施例ではアクチュエ
ータ一体型モータで構成したが、これに限らず、油圧ま
たは空気圧を利用するものであってもよい。
では複数のアームで構成したがこれに限らず、座面を斜
め上方に移動しうるものであれば、例えばパンタグラフ
方式のような上昇/下降装置で構成することもできる。
また、本考案の駆動手段は、上記実施例ではアクチュエ
ータ一体型モータで構成したが、これに限らず、油圧ま
たは空気圧を利用するものであってもよい。
【0026】
【考案の効果】以上説明したことから明かなように、本
考案によれば、起立に近い姿勢まで立ち上がりを支援す
ることができ、また、起立に近い姿勢から完全な着席姿
勢までを支援することができる。それにより立ち上がり
または着席動作における使用者への負担を著しく軽減さ
せることができる。
考案によれば、起立に近い姿勢まで立ち上がりを支援す
ることができ、また、起立に近い姿勢から完全な着席姿
勢までを支援することができる。それにより立ち上がり
または着席動作における使用者への負担を著しく軽減さ
せることができる。
【図1】本発明の一実施例に係るリフトアップチェアの
構成を示す斜視図である。
構成を示す斜視図である。
【図2】図1のリフトアップチェアの座面が上昇した状
態を示す斜視図である。
態を示す斜視図である。
【図3】同実施例の動作を説明する説明図である。
【図4】同実施例に関する通常の立ち上がり動作の解析
図である。
図である。
【図5】図4に関する立ち上がりの軌跡を示す説明図で
ある。
ある。
【図6】同実施例に関する立ち上がりの軌跡を示す説明
図である。
図である。
【図7】同実施例に関する立ち上がりの軌跡を示す説明
図である。
図である。
【図8】同実施例による立ち上がり動作の解析図であ
る。
る。
2 脚部 3 座面 3b 前側座面 3d 後側座面 4 ガイドアーム 6 背もたれ 7 アクチュエータ 8 トグルスイッチ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61G 5/00 A47C 3/36
Claims (2)
- 【請求項1】 前側と後側とに分割される座面を備え、
前記座面の上昇時には前側座面を下向きに折り曲げて立
ち上がり動作または着席動作を支援するリフトアップチ
ェアにおいて、 前記座面の移動を指示する操作体と、前記座面の移動を
ガイドするガイド手段と、そのガイド手段を駆動する駆
動手段とを有し、前記ガイド手段が、起立することによ
り前記座面を斜め上方に持ち上げるアーム部材と、その
アーム部材の起立につれて後側座面の後端を持ち上げ、
その後側座面を前下がりに傾斜させる補助アームとを備
えてなることを特徴とするリフトアップチェア。 - 【請求項2】 前記後側座面の前側縁部に、前記後側座
面の傾斜時に臀部の滑りを防止する隆起部が形成されて
いる請求項1記載のリフトアップチェア。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993054601U JP2606353Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | リフトアップチェア |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP1993054601U JP2606353Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | リフトアップチェア |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH0722729U JPH0722729U (ja) | 1995-04-25 |
| JP2606353Y2 true JP2606353Y2 (ja) | 2000-10-23 |
Family
ID=12975257
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP1993054601U Expired - Fee Related JP2606353Y2 (ja) | 1993-10-07 | 1993-10-07 | リフトアップチェア |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP2606353Y2 (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011087611A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Kyb Co Ltd | 起立援助椅子 |
Families Citing this family (7)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2813562B2 (ja) * | 1995-10-27 | 1998-10-22 | エビスヤ工業株式会社 | 椅 子 |
| JPH09131273A (ja) * | 1995-11-09 | 1997-05-20 | Matsushita Electric Ind Co Ltd | 入浴装置 |
| JP2007215894A (ja) * | 2006-02-20 | 2007-08-30 | Univ Of Yamanashi | トレーニング装置及びこれを用いたトレーニング方法、並びに運動プログラム |
| JP4521059B1 (ja) * | 2009-05-18 | 2010-08-11 | 登 高塚 | 着座部構造 |
| KR101038579B1 (ko) * | 2010-05-31 | 2011-06-03 | 박원석 | 앉고 일어서기 쉬운 의자 |
| JP6579507B2 (ja) * | 2015-02-19 | 2019-09-25 | 公立大学法人大阪 | 起立支援装置 |
| JP7030405B1 (ja) * | 2021-11-18 | 2022-03-07 | 實孝 阿多 | 下降調整部品、および下降調整部品を具備する自重利用型立ち上がり補助具 |
-
1993
- 1993-10-07 JP JP1993054601U patent/JP2606353Y2/ja not_active Expired - Fee Related
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2011087611A (ja) * | 2009-10-20 | 2011-05-06 | Kyb Co Ltd | 起立援助椅子 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JPH0722729U (ja) | 1995-04-25 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
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