JP3020463B2 - 浴槽に兼用できる介護用ベッド - Google Patents

浴槽に兼用できる介護用ベッド

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JP3020463B2
JP3020463B2 JP9230383A JP23038397A JP3020463B2 JP 3020463 B2 JP3020463 B2 JP 3020463B2 JP 9230383 A JP9230383 A JP 9230383A JP 23038397 A JP23038397 A JP 23038397A JP 3020463 B2 JP3020463 B2 JP 3020463B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、身体障害者や寝た
きり老人等が使用するのに適した、浴槽に兼用できる介
護用ベッドに関するものである。
【0002】
【従来の技術】本発明の対象としている浴槽に兼用でき
る介護用ベッドについては、日本特許第2530566
号公報に開示されている。
【0003】上記の特許第2530566号に係る介護
用ベッドは、ベッド基台に配設するマットフレームが、
主要部分となる中央フレームと、該中央フレームの両側
に沿って配設され、立ち上げ可能に設けられた左右一対
の側方フレームとからなり、かつ、前記両側方フレーム
を立ち上げ姿勢で固定する固定手段が設けられており、
前記中央フレームは、リクライニング可能な上半身支持
フレームと、トイレ用開口を設けた臀部支持フレーム
と、開放可能な脚部支持フレームとに分割され、かつ、
前記各フレームには、それぞれに整合するマットが敷設
されており、前記中央フレームと、立ち上げた前記両側
方フレームと、前記ベッド基台の頭側に立設した前側枠
と、前記ベッド基台の脚側に立設した後側枠とによって
形成される浴槽本体の内部に防水シートを取り外し自在
に敷設し、浴槽として使用できるようにしたものであ
る。そして、浴槽として使用するために前記防水シート
を敷設する際、先ずベッドに寝ている被介護者を前記両
側方フレームの一方の側方フレームに載置したマットレ
ス上に寝返りさせておいて、前記中央フレーム及び他方
の前記側方フレームに載置されているマットレスを取り
外し、該中央フレーム及び側方フレームに前記防水シー
トを部分的に開いて敷き、該防水シート上に被介護者を
寝返りさせた状態で、前記一方の側方フレームに載置さ
れているマットレスを取り外し、前記防水シートの残り
部分を前記一方の側方フレーム上に延ばして敷いた後、
前記両側方フレームを立ち上げて固定し、箱形ないし舟
形の浴槽を形成するようになっている。一方、前記中央
フレームの前記臀部支持フレームの下方にトイレボック
スを配置して、ベッド上に居ながらトイレとして使用す
る際にも、前記マットレスを取り外す必要がある。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、浴槽またはト
イレとして使用する毎に、前記マットフレームに載置さ
れているマットレスを取り外し、再び元の状態に敷き直
すことはかなりの労力を要するのみならず、ベッド上で
被介護者を寝返りさせる必要があるため、介護者にとっ
て大きな負担になることが判った。また、前記防水シー
トを敷設する際、該防水シートが曲がったり、しわが寄
って、防水シートの敷設及び折りたたみ収納作業に手間
を要するという問題があった。さらに、トイレとして使
用する際には、前記臀部支持フレームの下方にトイレボ
ックスを配置し、前記上半身支持フレームをリクライニ
ングさせると共に、前記脚部支持フレームを開放させる
が、介護者の負担軽減、被介護者の使用満足度は必ずし
も十分とはいえなかった。
【0005】本発明は、上記の問題点を解決することを
目的としてなされたものであり、浴槽またはトイレとし
て使用する際における前記マットレスの取り外し及び敷
き直しに要する労力を少なくすると共に、被介護者の寝
返り動作を容易にして、介護者の負担を大幅に軽減でき
るように改善した浴槽に兼用できる介護用ベッドを提供
する。また、本発明は、前記浴槽本体に対する前記防水
シートの敷設及び折りたたみ収納が容易かつ迅速に行な
える浴槽に兼用できる介護用ベッドを提供することを目
的とする。さらに、トイレとして使用する際に、介護者
の負担をより一層軽減できると共に、被介護者にとって
使用上の便宜を図った介護用ベッドを提供することを目
的としている。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明は、ベッド基台に配設するマットフレーム
が、主要部分となる中央フレームと、該中央フレームの
両側に沿って配設され、立ち上げ可能に設けられた左右
一対の側方フレームとからなり、かつ、前記両側方フレ
ームを立ち上げ姿勢で固定する固定手段が設けられてお
り、前記中央フレームは、リクライニング可能な上半身
支持フレームと、トイレ用開口を設けた臀部支持フレー
ムと、開放可能な脚部支持フレームとに分割され、か
つ、前記各フレームには、それぞれに整合するマットが
敷設されており、前記中央フレームと、立ち上げた前記
両側方フレームと、前記ベッド基台の頭側に立設した前
側枠と、前記ベッド基台の脚側に立設した後側枠とによ
って形成される浴槽本体の内部に防水シートを取り外し
自在に敷設し、浴槽として使用できるようにした介護用
ベッドであって、前記マットフレームに敷設されるマッ
トレスを前記ベッド基台の側方に摺動させ、跳ね上げて
支持するマットレス移動装置が設けられていることを特
徴とする浴槽に兼用できる介護用ベッド。
【0007】前記マットレス移動装置は、具体的には、
前記ベット基台の側部に、垂直位置から水平位置に回動
可能に取り付けられた可動部材と、前記可動部材を回動
操作するアクチュエータと、前記可動部材に取り付けら
れ、前記ベッド基台の外側方へ突出する横長のコ字形に
形成された複数の支持アームとを備え、前記可動部材が
垂直位置にあるとき、前記ベッド基台の一側方へ摺動さ
せた前記マットレスを前記支持アームが受容して支持
し、続いて前記可動部材が水平位置に回動したとき、前
記支持アームが下方へ回動し、前記マットレスを前記ベ
ッド基台の側方へ跳ね上げて支持するように構成されて
いる。
【0008】前記マットレスは、裏面に滑り易いシート
材を添着して側方への摺動を容易ならしめ、さらに、前
記マットフレームの最も荷重のかかる前記中央フレーム
の上半身支持フレームに複数のボールキャスターを前記
マットに埋め込むように装着し、該ボールキャスターに
よって前記マットレスの側方への摺動を容易にすると一
層効果的である。そして、前記マットレスの一方の側縁
部分を他の部分に比べて柔軟性に富んだマットクッショ
ン材で構成して、ベッド上における被介護者の前記一方
の側方フレームへの寝返り動作を容易にすることが好ま
しい。
【0009】また、前記防水シートは、防水性及び可撓
性を有するシート材により長方形に形成され、その外周
縁に沿って可撓性の紐状体が組み付けられており、前記
中央フレームに整合する中央部分には複数の板状芯材が
長手方向へ折りたたみ可能に配設されている。このよう
な構成にすると、前記防水シートを拡げて敷設する際、
及び折りたたんで収納する際に、前記防水シートの周縁
部が折れ曲がったり、しわが寄るなどの不都合を生じな
い。
【0010】さらに、前記一方の側方フレームが、前記
上半身支持フレームに隣接する上部側方フレームと、前
記臀部支持フレーム及び脚部支持フレームに隣接する下
部側方フレームとに分割されていて、前記上部側方フレ
ームがヒンジを介して前記上半身支持フレームに取り付
けられ、かつ、前記上部側方フレームに肘掛けアームが
折りたたみ可能に取り付けられている。また、前記脚部
支持フレームが、前記ベッド基台にヒンジを介して連結
された上部脚フレームと、該上部脚フレームにヒンジを
介して連結され、端部が前記ベット基台に支持される下
部脚フレームとに分割されていて、前記上部脚フレーム
を下方へ回動させたとき、前記下部脚フレームが床面側
に下降して前記中央フレームの脚部側が開放されるよう
に構成されている。このような構成にすると、トイレと
して使用する際に、被介護者が楽な姿勢で用をたすこと
ができる。一方、前記ベッド基台の中央底部に横方向へ
延びる一対のガイドレールが配設されていて、前記臀部
支持フレームの下方に配置するトイレボックスが、前記
ガイドレールに沿って前記ベッド基台の側方から出し入
れ自在になっている。このような構成を採用すると、ト
イレとして使用する際に、介護者の負担を一層軽減する
ことができる。
【0011】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な実施例を図
面に基づいて説明する。
【0012】図1は、本発明による介護用ベッド1を通
常のベッドとして使用し、リクライニングした状態を示
しており、図2は、同介護用ベッド1をトイレとして使
用する状態を示している。図3は、同介護用ベッド1を
マットレス4を取り外して示した平面図である。図4
は、同介護用ベッド1の骨組みを示す平面図で、後述す
るマット17を除去したマットフレーム3の構成を示し
ている。該介護用ベッド1は、ベッド基台2と、該ベッ
ド基台2に配設されるマットフレーム3と、該マットフ
レーム3上に載置して敷設されるマットレス4とにより
構成されている。
【0013】ベッド基台2は、形鋼で製作した長方形の
枠体5の四隅に支持脚6が設けられ、枠体5の頭側端部
に前側ボード7が立設されていると共に、脚側端部に金
属パイプで形成した後側枠8が立設されており、該後側
枠8は枠体5に対して着脱できる構造になっている。な
お、前側ボード7も後側枠8と同様に金属パイプで枠状
に形成し、着脱できる構造としてもよい。前側ボード7
と後側枠8は、後述するように、介護用ベッド1を浴槽
として使用する際に箱形ないし舟形の浴槽本体の前側壁
と後側壁を構成する。枠体5には、マットフレーム3を
組み付けるために2本の縦棧9a,9bと、2本の横棧
10a,10bが設けられている(図4参照)。
【0014】マットフレーム3は、図3及び図4に良く
示されているように、枠体5の中央部分に全長に亘って
配置される中央フレーム11と、該中央フレーム11の
左右両側に沿って配置される一対の側方フレーム12,
13とからなっている。中央フレーム11は、リクライ
ニング可能な上半身支持フレーム14と、トイレ用開口
27を設けた臀部支持フレーム15と、開放可能な脚部
支持フレーム16とに分割され、脚部支持フレーム16
は、さらに上部脚フレーム16aと下部脚フレーム16
bに分割されている。また、一方の側方フレーム12
は、上半身支持フレーム14に隣接する上部側方フレー
ム12aと、臀部支持フレーム15及び脚部支持フレー
ム16に隣接する下部脚フレーム12bとに分割されて
いる。上記のように分割して形成した各フレームには、
それぞれに整合するマット17が敷設されている(図1
〜3参照)。なお、下部脚フレーム16bの足元側には
浴槽として使用するときの排水口44が設けられている
(図3参照)。
【0015】中央フレーム11の上半身支持フレーム1
4は、被介護者の上半身を支持できる十分な横幅を有
し、両縦棧9a,9bの間に配設される長方形の枠体に
形成されていて、脚側の端部がヒンジ20を介して横棧
10aに連結支持されていると共に、中間部位に配設し
た支持杆21に直線運動アクチュエータ22のロッド2
3が枢着連結されいる。直線運動アクチュエータ22は
ねじジャッキ機構を用いた公知のもので、詳細について
は省略するが、非回転ねじ棒に回転ナットを螺合したタ
イプ、または非回転ナットに回転ねじ棒を螺合したタイ
プのいずれであってもよく、回転する方を電動モータに
より減速機構を介して回転駆動することにより、ロッド
23が直線往復運動するようになっている。該直線運動
アクチュエータ22は、後端に設けた取付片24が枠体
5の下部に固着したブラケット25に枢着連結されてい
て、ロッド23を突き出すことにより、図5に仮想線で
示すように、ヒンジ20を支点に上半身支持フレーム1
4を持ち上げ、図1に示すようにリクライニングできる
ようになっている。また、上半身支持フレーム14に
は、図1及び図11に示すように、複数のボールキャス
ター26がマット17に埋め込むように装着されてい
て、後述するマットレス4の側方への摺動を容易ならし
めている。
【0016】臀部支持フレーム15には、中央部分にト
イレ用開口27が設けられている。該臀部支持フレーム
15は、頭側の端部がヒンジ28を介して横棧10aに
連結支持され、脚側の端部は横棧10bに支持されてい
て、ヒンジ28を支点に上方へ跳上げ可能になってお
り、下方に配置されるトイレボックス30周辺の清掃を
容易にしてある。また、両横棧10a,10bの内側に
沿って、枠体5の横方向へ平行して延びる一対のガイド
レール31,31が配設されている。両ガイドレール3
1,31には、図6及び図7に示すように、トイレボッ
クス30を取り外し自在に支持する便器支持枠32が摺
動自在に載架されている。該便器支持枠32は、内側両
端にガイドレール31,31に沿って延びる支持アーム
32a,32aが設けられ、外側面に取手32bが設け
られていて、ベッド基台2の外側方まで便器支持枠32
を引き出して、トイレボックス30を取り付け取り外し
できるようになっている。
【0017】脚部支持フレーム16の上部脚フレーム1
6aは、ヒンジ33,33を介して横棧10bに連結支
持されていると共に、中間部位に配設した支持杆34に
直線運動アクチュエータ35のロッド36が枢着連結さ
れいる。該直線運動アクチュエータ35は前述した直線
運動アクチュエータ22と同様に公知のねじジャッキ機
構を用いたものであり、後端部に設けた取付片37が縦
棧9bと支持杆29に固着したブラケット38,38間
に連結ピン39を介して枢着連結されていて、ロッド3
6を突き出しまたは引き込むことにより、図5に示すよ
うに、上部脚フレーム16aがヒンジ33,33を支点
に回動して、下方へ屈倒または上方へ突出するようにな
っている。下部脚フレーム16bは、上部脚フレーム1
6aの端部にヒンジ40を介して連結されていて、その
端部が枠体5の脚側端部5aに着脱自在に水平方向に挿
通した2本の支持ピン41,41により支承され、か
つ、直線運動アクチュエータ35のロッド36の支持作
用で上部脚フレーム16aと共に水平姿勢に支持される
ようになっている。また、下部脚フレーム16bの底部
には接地用の支持脚42が取り付けられている(図5参
照)。さらに、上部脚フレーム16aの端部には屈曲し
た一対の角度調節板43,43がヒンジ40,40に隣
接して固着されている。該角度調節板43,43の作用
については後述する。
【0018】図5の仮想線Aに示すように、直線運動ア
クチュエータ35のロッド36を引き込んで上部脚フレ
ーム16aを下方へ回動させると、下部脚フレーム16
bが角度調節板43に支持された姿勢で下降し、続いて
上部脚フレーム16aと下部脚フレーム16bがL字状
に屈折して、床面側に下降した下部脚フレーム16bが
支持脚42を接地させた姿勢で停止し、中央フレーム1
1の脚部側が開放される。そして、図2に示したトイレ
として使用する際に、べッド上の被介護者が臀部支持フ
レーム15に腰掛け、下部脚フレーム16bのマット1
7に足を乗せた姿勢で用をたすことができるようになっ
ている。また、図5の仮想線Bに示すように、直線運動
アクチュエータ35のロッド36を突き出して上部脚フ
レーム16aを上方へ少し回動させると、該上部脚フレ
ーム16aが下部脚フレーム16bと協働して山形状に
隆起し、中央フレーム11の脚部側を高くして使用する
ことができる。このとき、上方へ持ち上げられた下部脚
フレーム16bが角度調節板43,43により一定角度
を保って支持される。なお、枠体5の脚部側下方には、
上記のように昇降する上部脚フレーム16aと下部脚フ
レーム16bを覆う保護カバー96が設けられている
(図1及び図2参照)。
【0019】側方フレーム12の上部側方フレーム12
aは、上半身支持フレーム14の側部にヒンジ45,4
5を介して立ち上げ可能に連結支持されていて、上半身
支持フレーム14と一緒にリクライニングするようにな
っている。該上部側方フレーム12aには肘掛けアーム
46が折りたたみ自在に取り付けられている。該肘掛け
アーム46は図10に示すように、屈曲端部46aが枢
支軸47を介して上部側方フレーム12aに枢着連結さ
れていて、上部側方フレーム12aから突出する使用時
には上部側方フレーム12aに設けたストッパピン48
により定位置に保持され、不使用時には、上部側方フレ
ーム12aのマット17に設けた収納溝49に折りたた
んで収納されるようになっている。該肘掛けアーム46
は、図2に示すように、上半身支持フレーム14をリク
ライニングさせ、介護用ベッド1をトイレとして使用す
る際に大変調法するものである。
【0020】一方、側方フレーム12の下部側方フレー
ム12bは、ヒンジ50,50を介して縦棧9aに連結
支持され、ヒンジ50,50を支点に立ち上げ可能に取
り付けられており、該下部側方フレーム12bを立ち上
げた姿勢で支持固定するために、伸縮自在のワンタッチ
ステー51,51が用いられている。該ワンタッチステ
ー51は天蓋や窓を開いた状態で固定するのに用いられ
ている周知慣用の支持金具であるので、詳細については
説明を省略するが、一端が下部側方フレーム12bの底
部に枢着連結されていると共に、他端が枠体5に枢着連
結されていて、下部側方フレーム12bを立ち上げる
と、連動して伸長し、図示しないストッパ機構が作動し
て図9に示す伸長状態を維持し、下部側方フレーム12
bを立ち上げた姿勢に支持固定するようになっている。
そして、この立ち上げ状態で下部側方フレーム12bを
さらに立ち上げるように少し回動するとストッパ機構が
解除され、図8に示す縮小状態に戻すことが可能とな
り、下部側方フレーム12bが枠体5上に水平姿勢で支
持される。また、該下部側方フレーム12bの端部には
上部側方フレーム12aを下から支承するアーム52
(図3及び図4参照)が取り付けられていて、該下部側
方フレーム12bの立ち上げ動作に連動して上部側方フ
レーム12aが立ち上げられるようになっている。下部
側方フレーム12bの端部に隣接する上部側方フレーム
12aの端部は斜にカットされている。これは、上半身
支持フレーム14をリクライニングさせた状態(このと
き上部側方フレーム12aも一緒にリクライニングされ
ている)で下部側方フレーム12bに連動して上部側方
フレーム12aを立ち上げるときに、互いに干渉しない
ようにするためである。
【0021】他方の側方フレーム13は、ヒンジ53,
53を介して縦棧9bに連結支持され、ヒンジ53,5
3を支点に立ち上げ可能に取り付けられており、立ち上
げた姿勢で支持固定するために、上記した下部側方フレ
ーム16bと同様に伸縮自在のワンタッチステー51,
51が用いられている。そして、浴槽として使用する場
合には、両側方フレーム12(12a,12b),13
を図9に示すように立ち上げ、かつ、ベッド基台2の前
側ボード7と後側枠8と協働して中央フレーム11を底
部とする箱形ないし舟形の浴槽本体を形成する。
【0022】一方、上記の介護用ベッド1を通常のベッ
ドとして使用する場合には、中央フレーム11と両側方
フレーム12,13を図3及び図8に示すように水平状
態に戻し、その上にマットレス4を載置して使用する。
【0023】マットレス4は、図12〜図14に示すよ
うに、固めのウレタン層55に柔らかめの凹凸ウレタン
層56を積層してマットフレーム3全体を覆う大きさの
長方形に形成され、かつ、凹凸ウレタン層56の一方の
側縁部分は柔軟性に富んだ柔らかいウレタンフォーム5
7(図14参照)で形成されていて、後述するように、
介護用ベッド1を浴槽またはトイレとして使用する際
に、ベッド上に寝ている被介護者を該ベッドの側部に寝
返りさせる際、被介護者の体重で柔らかいウレタンフォ
ーム57が圧縮され、被介護者がスムーズに側方フレー
ム12(12a,12b)のマット17上に寝返りでき
るようになっている。また、上半身支持フレーム14を
リクライニングするときと、脚部支持フレーム16の上
部脚フレーム16aと下部脚フレーム16bを上方へ隆
起させて足元側を高くするときに、マットレス4が容易
に屈曲するように、ウレタン層55に複数の切り目58
が設けられている。該切り目58は、上半身支持フレー
ム14、臀部支持フレーム15、脚部支持フレーム16
の上部脚フレーム16a及び下部脚フレーム16bの各
境界部分に対応する箇所に設けられている。さらに、ウ
レタン層55の底部両端には補強板59,59が配設さ
れている。また、後述するように、マットレス4をベッ
ド基台2の側方へ容易に摺動させるため、マットレス4
の裏面中央部分にはナイロン生地などの滑り易い布地6
0が全長に亘って添着されている。さらに、布地60の
内側にループ状の布ベルトを縫着して、マットレス4の
裏側に左右それぞれ一対の取手61,61が設けられて
いる。該取手61はマットレス4をマットフレーム3か
ら取り外すときや敷き直すときなどに使用するために設
けられている。
【0024】ベッド基台2の側方フレーム13に隣接す
る枠体5の側部には、図4,図8,図9,図16及び図
17に示すマットレス移動装置70が付設されている。
該マットレス移動装置70は、介護用ベッド1を浴槽ま
たはトイレとして使用する際に、マットフレーム3から
マットレス4を取り外す作業が介護者に大きな負担をか
けずに、容易かつ迅速に行なえるようにするために設け
られている。
【0025】該マットレス移動装置70は、側方レーム
13に隣接する枠体5の側部に沿って配設された可動部
材71を有している。該可動部材71は、両端に固着し
たL字形のブラケット72,72が枠体5の下部に固着
した支持ブラケット73,73に枢支ピン74,74を
介して回動自在に取り付けられ、中間部位に固着突設し
た作動アーム75が枠体5の下方に配設した直線運動ア
クチュエータ76のロッド77に枢着連結されていて、
該直線運動アクチュエータ76により、図8に示す垂直
位置から図9に示す水平位置まで90度回動されるよう
になっている。該直線運動アクチュエータ76は前述し
た直線アクチュエータ22及び35と同様に公知のねじ
ジャッキ機構を用いた公知のもので、後端部に設けた取
付片78を枠体5の下部に固着した支持ブラケット79
に枢着連結されていて、ロッド77を突き出しまたは引
き込むことにより、枢支ピン74,74を支点にして可
動部材71を回動させるようになっている。
【0026】可動部材71には、サイドアーム80と一
対のマットレス支持アーム83,83が取り付けられて
いる。サイドアーム80は、図16に示すように、金属
パイプで矩形状の枠に形成され、両端部に突設した脚部
80a,80aを可動部材71の外側面に固着した支持
筒81,81に着脱自在に嵌挿して枠体5の側部に沿っ
て立設され、枠体5の他方の側部に固着した支持筒8
1,81に着脱自在に嵌挿して立設されるサイドアーム
82に対応している。
【0027】一方、マットレス支持アーム83,83
は、金属パイプを横長のコ字形に曲げ加工して形成さ
れ、相対向する上側アーム部83aと下側アーム部83
b及び上側アーム部83aと下側アーム部83bを連結
する屈曲部83cからなり、さらに下側アーム部83b
の端部に垂直下方へ延びる支持軸84が固着突設されて
いる。各支持アーム83は、図17に示すように、支持
軸84を可動部材71の両端部に固着した取付筒85,
85に回動自在に嵌挿し、かつ、取付筒85の底部を貫
通したねじ部84aに止めナット86を螺着して抜け止
めされている。また、取付筒85に嵌装したコイルスプ
リング87の一端が支持軸84に連結され、他端が取付
筒85に連結されていて、該コイルスプリング87によ
りマットレス支持アーム83が可動部材71に添うよう
に付勢されており、常時は、図4及び図17に実線で示
すように、可動部材71の上面に添って格納されてい
る。そして、後述するように、マットレス4をベッド基
台2の側方に跳ね上げて移動させる際には、図8に示す
ように、側方へ摺動させるマットレス4により両支持ア
ーム83,83がスプリング87に抗してベツド基台2
(枠体5)の外側方へ押し出されるようになっている
(図4及び図17の仮想線参照)。
【0028】図18及び図19は、上記構成を有する介
護用ベッド1を浴槽として使用する際に用いる防水シー
ト90を示している。該防水シート90は、ビニールシ
ートなどの防水性及び可撓性を有するシート材91を二
枚重ねにしてベッド基台2の枠体5に対応する長方形状
に形成されており、外周縁に沿って可撓性の紐状体92
が組み付けられている。該防水シート90の中央部分に
はマットフレーム3の中央フレーム11に整合する3枚
の板状芯材93が長手方向へ折りたたみ可能に配設され
ており、該板状芯材93の両側の側方フレーム12,1
3に対応するシート部91a,91bを板状芯材93上
に折り重ねたのち、前側ボード7に対応するシート部9
1cと後側枠8に対応するシート部91dをそれぞれ板
状芯材93上に折り重ねるようにしてコンパクトに折り
たたんで収納できるようになっている。また、脚部側に
位置する板状芯材93の隅部には排水口94が設けられ
ている。
【0029】次に、上記のように構成された介護用ベッ
ド1の使用について説明する。
【0030】図20は、本発明の介護用ベッド1を通常
のベッドとして使用している状態を示しており、被介護
者はマットフレーム3に載置したマットレス4上に寝て
いる。なお、説明の便宜上、後測枠8を取り外した状態
を示しているが、浴槽として使用する場合には、ベッド
基台2の枠体5の脚側端部5aに後測枠8を立設する。
また、図1に示したように、マットフレーム3の上半身
支持フレーム14をリクライニングさせたり、脚部支持
フレーム16の上部脚フレーム16aと下部脚フレーム
16bを山形に隆起させて、足元側を高くして使用する
こともできる。
【0031】図21及び図22は、介護用ベッド1を浴
槽として使用する場合の準備作業を示している。先ずマ
ットレス4上に寝ている被介護者を一方の側方フレーム
12側へ寄せた状態で、マットレス4をベッド基台2の
マットレス移動装置70を設けた横側方へ摺動させる。
このとき、マットレス4の裏面に滑り易い布地60が添
着されているので、介護者は僅かな労力でマットレス4
に被介護者を寝かせたまま楽にマットレス4を移動させ
ることができる。特に、最も荷重がかかる上半身支持フ
レーム14にボールキャスター26が装着されているの
で、きわめてスムーズにマットレス4を側方へ摺動させ
ることができる。また、このマットレス4の移動によっ
て、側方フレーム12の上方が開放されるので、開放さ
れた側方フレーム12のマット17上に被介護者を寝返
りさせる。このとき、マットレス4の側縁部分が柔らか
いウレタンフォーム57で形成されているので、この部
分を圧縮変形させながら、被介護者を容易に、かつ楽な
姿勢で側方フレーム12のマット17上に寝返りさせる
ことができる。
【0032】一方、マットレス4の摺動動作に伴って、
図8に示すように、マットレス4の側縁部分4aでマッ
トレス移動装置70の両支持アーム83,83がスプリ
ング87に抗してベッド基台2の外側方へ押し出される
と共に、上側アーム部83aと下側アーム部83bの間
にマットレス4が挿入され、その側縁部分4aが屈曲部
83cに当接して両支持アーム83,83にマットレス
4が支持される。
【0033】次に、直線運動アクチュエータ76を作動
し、可動部材71を、図8に示す垂直位置から図9に示
す水平位置まで回動させると、マットレス4が両支持ア
ーム83,83に支持された姿勢でベッド基台2の側方
に跳ね上げられ、マットフレーム3の上方全体が開放さ
れる。続いて、図22に示すように、開放された中央フ
レーム11と側方フレーム13のマット17上に防水シ
ート90を部分的に開いて敷く。このとき、側方フレー
ム13を立ち上げておいてもよい。
【0034】このように部分的に開いて敷いた防水シー
ト90の上に被介護者を寝返りさせ、折りたたまれてい
る防水シート90の残りの部分を開いて側方フレーム1
2上に延ばして敷いた状態で、ベッド基台2の脚側端部
5aに後測枠8を立設する。続いて、前述したように両
側方フレーム12,13を図9に示すように立ち上げ、
ワンタッチステー51,51により立ち上げ姿勢に支持
固定し、前側ボード7及び後測枠8と協働して中央フレ
ーム11を底部とする箱形ないし舟形の浴槽本体を形成
すると共に、防水シート90の四方の裾縁部分を両側方
フレーム12,13と前側ボード7及び後測枠8の上端
縁に沿って外側へ折り返し、図23に示すように、防水
シート90の敷設を完了する。このように防水シート9
0を敷いた浴槽本体に温湯を注入し、浴槽として使用す
る。そして、浴槽として使用したのち、再び通常のベッ
ドとして使用するには、防水シート90の排水口94及
び下部脚フレーム16bの排水口44を通じて温湯を排
出したのち、前述した準備作業と逆の順序で防水シート
90を折りたたんで除去し、マットフレーム3にマット
レス4を敷き直して、図20に示す状態に戻す。
【0035】また、介護ベッド1をトイレとして使用す
る際も、マットレス4を上記同様の順序でベッド基台2
の側方へ跳ね上げて移動させる。そして、図2に示すよ
うに、マットフレーム3の上半身支持フレーム14をリ
クライニングさせると共に、脚部支持フレーム16の上
部脚フレーム16aと下部脚フレーム16bを下方へ屈
曲させて中央フレーム11の脚側を開放させると、被介
護者は臀部支持フレーム15に腰掛け、足を下部脚フレ
ーム16bのマット17上に乗せると共に、上半身支持
フレーム14に凭れた楽な姿勢で用をたすことができ
る。このとき肘掛けアーム46を突出させて使用する
と、被介護者は一層安定した姿勢で用をたすことができ
る。
【0036】上述のように、本発明の介護用ベッド1
は、被介護者をベッド上に寝かせたまま浴槽またはトイ
レとして使用できるものである。
【0037】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
介護用ベッドを浴槽またはトイレとして使用する際に、
前記マットレスの取り外し及び敷き直しが僅かな労力で
簡単に行なえ、また、ベッド上での被介護者の寝返り動
作が容易に行なえるので、介護者の負担を大幅に軽減す
ることができる。
【0038】特に、請求項4に係る発明によれば、ベッ
ド上における被介護者の寝返り動作が楽に行なえる。
【0039】また、請求項6及び7に係る発明によれ
ば、介護用ベッドをトイレとして使用する際に、被介護
者が楽な姿勢で用をたすことができる。
【0040】さらに、請求項10に係る発明によれば、
前記浴槽本体に対する防水シートの敷設及び折りたたみ
収納が容易かつ迅速に行なえる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る介護用ベッドを通常のベッドとし
て使用し、リクライニングした状態を示す斜視図であ
る。
【図2】同介護用ベッドをトイレとして使用する状態を
示す斜視図である。
【図3】同介護用ベッドをマットレスを取り外して示し
た平面図である。
【図4】同介護用ベッドの骨組みを示す平面図で、マッ
トフレームの構成を示している。
【図5】同マットフレームの中央フレームの構成を示す
縦断面図である。
【図6】同介護用ベッドのトイレボックスの取付け状態
を示す要部の平面図である。
【図7】図6の7−7線に沿う矢視図である。
【図8】同介護用ベッドのマットレスの跳ね上げ準備状
態を示す要部断面図である。
【図9】同介護用ベッドを浴槽として使用する状態を示
す要部断面図である。
【図10】同介護用ベッドの肘掛けアームの取付け構造
を示す要部拡大断面図である。
【図11】同介護用ベッドの上半身支持フレームに装着
されるボールキャスターの取付け構造を示す要部拡大断
面図である。
【図12】同介護用ベッドのマットレスの平面図であ
る。
【図13】図12の13−13線に沿う断面図である。
【図14】図12の14−14線に沿う断面図である。
【図15】同マットレスの底面図である。
【図16】同介護用ベッドのマットレス移動装置を示す
斜視図である。
【図17】同マットレス移動装置の要部拡大断面図であ
る。
【図18】同介護用ベッドを浴槽として使用する際に敷
設する防水シートの平面図である。
【図19】図18の19−19線に沿う断面図である。
【図20】同介護用ベッドを通常のベッドとして使用す
る状態を示す斜視図である。
【図21】同介護用ベッドを浴槽として使用する際の準
備作業を示す斜視図である。
【図22】同介護用ベッドを浴槽として使用する際の防
水シートを敷く準備作業を示す斜視図である。
【図23】本発明の介護用ベッドを浴槽として使用する
状態を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 介護用ベッド 2 ベッド基台 3 マットフレーム 4 マットレス 5 枠体 7 前側ボード 8 後側枠 12,13 側方フレーム 12a 上部側方フレーム 12b 下部側方フレーム 14 上半身支持フレーム 15 臀部支持フレーム 16 脚部支持フレーム 16a 上部脚フレーム 16b 下部脚フレーム 17 マット 26 ボールキャスター 30 トイレボックス 31 ガイドレール 46 肘掛けアーム 57 柔いクッション材 60 滑り易いシート材 70 マットレス移動装置 71 可動部材 76 直線運動アクチュエータ 83 マットレス支持アーム 87 コイルスプリング 90 防水シート 91 シート材 92 紐状体 93 板状芯材
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61H 33/00 A61G 7/002 - 7/02

Claims (10)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 ベッド基台(2)に配設するマットフレ
    ーム(3)が、主要部分となる中央フレーム(11)
    と、該中央フレーム(11)の両側に沿って配設され、
    立ち上げ可能に設けられた左右一対の側方フレーム(1
    2)(13)とからなり、かつ、前記両側方フレーム
    (12)(13)を立ち上げ姿勢で固定する固定手段
    (51)が設けられており、前記中央フレーム(11)
    は、リクライニング可能な上半身支持フレーム(14)
    と、トイレ用開口(27)を設けた臀部支持フレーム
    (15)と、開放可能な脚部支持フレーム(16)とに
    分割され、かつ、前記各フレームには、それぞれに整合
    するマット(17)が敷設されており、前記中央フレー
    ム(11)と、立ち上げた前記両側方フレーム(12)
    (13)と、前記ベッド基台(2)の頭側に立設した前
    側枠(7)と、前記ベッド基台(2)の脚側に立設した
    後側枠(8)とによって形成される浴槽本体の内部に防
    水シート(90)を取り外し自在に敷設し、浴槽として
    使用できるようにした介護用ベッド(1)であって、 前記マットフレーム(3)に敷設されるマットレス
    (4)を前記ベッド基台(2)の側方に摺動させ、跳ね
    上げて支持するマットレス移動装置(70)が設けられ
    ていることを特徴とする浴槽に兼用できる介護用ベッ
    ド。
  2. 【請求項2】 前記マットレス移動装置(70)が、前
    記ベット基台(2)の側部に、垂直位置から水平位置に
    回動可能に取り付けられた可動部材(71)と、前記可
    動部材(71)を回動操作するアクチュエータ(76)
    と、前記可動部材(71)に取り付けられ、前記ベッド
    基台(2)の外側方へ突出する横長のコ字形に形成され
    た複数のマットレス支持アーム(83)とを備え、 前記可動部材(71)が垂直位置にあるとき、前記ベッ
    ド基台(2)の一側方へ摺動させた前記マットレス
    (4)を前記支持アーム(83)で支持し、続いて前記
    可動部材(71)が水平位置に回動したとき、前記支持
    アーム(83)が下方へ回動し、前記マットレス(4)
    を前記ベッド基台(2)の側方へ跳ね上げて支持するよ
    うに構成されている請求項1記載の浴槽に兼用できる介
    護用ベッド。
  3. 【請求項3】 前記支持アーム(83)の端部に設けた
    垂直下方に延びる支持軸(84)が、前記可動部材(7
    1)の両端部に固着した取付筒(85)(85)に回動
    自在に嵌挿して取り付けられ、かつ、前記支持アーム
    (83)がばね手段(87)により前記可動部材(7
    1)に添うように付勢されている請求項2記載の浴槽に
    兼用できる介護用ベッド。
  4. 【請求項4】 前記マットレス(4)が、裏面に滑り易
    いシート材(60)を添着して容易に摺動できるように
    なっており、かつ、一方の側縁部分を他の部分に比べて
    柔いクッション材(57)で構成して、被介護者が前記
    一方の側方フレーム(12)に容易に寝返りできるよう
    になっていることを特徴とする請求項1,2又は3記載
    の浴槽に兼用できる介護用ベッド。
  5. 【請求項5】 前記マットフレーム(3)の少なくとも
    中央フレーム(11)の上半身支持フレーム(14)
    に、複数のボールキャスター(26)が前記マット(1
    7)に埋め込むように装着されていて、前記マットレス
    (4)の側方への摺動を容易ならしめていることを特徴
    とする請求項1ないし4のいずれかに記載の浴槽に兼用
    できる介護用ベッド。
  6. 【請求項6】 前記一方の側方フレーム(12)が、前
    記上半身支持フレーム(14)に隣接する上部側方フレ
    ーム(12a)と、前記臀部支持フレーム(15)及び
    脚部支持フレーム(16)に隣接する下部側方フレーム
    (12b)とに分割されていて、前記上部側方フレーム
    (12a)がヒンジ(45)を介して前記上半身支持フ
    レーム(14)に取り付けられ、かつ、前記上部側方フ
    レーム(12a)に肘掛けアーム(46)が折りたたみ
    可能に取り付けられている請求項1ないし5のいずれか
    に記載の浴槽に兼用できる介護用ベッド。
  7. 【請求項7】 前記脚部支持フレーム(16)が、前記
    ベッド基台(2)にヒンジ(33)を介して連結された
    上部脚フレーム(16a)と、該上部脚フレーム(16
    a)にヒンジ(40)を介して連結され、端部が前記ベ
    ット基台(2)に支持される下部脚フレーム(16b)
    とに分割されていて、前記上部脚フレーム(16a)を
    下方へ回動させたとき、前記下部脚フレーム(16b)
    が床面側に下降して前記中央フレーム(11)の脚部側
    が開放されるように構成されている請求項1ないし6の
    いずれかに記載の浴槽に兼用できる介護用ベッド。
  8. 【請求項8】 前記脚部支持フレーム(16)の上部脚
    フレーム(16a)を上方へ回動させたとき、前記下部
    脚フレーム(16b)と協働して山形状に隆起し、前記
    中央フレーム(11)の足元側を高くできるように構成
    されている請求項7記載の浴槽に兼用できる介護用ベッ
    ド。
  9. 【請求項9】 前記ベッド基台(2)の中央底部に横方
    向へ延びる一対のガイドレール(31)(31)が配設
    されていて、前記臀部支持フレーム(15)の下方に配
    置するトイレボックス(30)が、前記ガイドレール
    (31)に沿って前記ベッド基台(2)の側方から出し
    入れ自在になっている請求項1ないし8のいずれかに記
    載の浴槽に兼用できる介護用ベッド。
  10. 【請求項10】 前記防水シート(90)が、防水性及
    び可撓性を有するシート材(91)により長方形に形成
    され、その外周縁に沿って可撓性の紐状体(92)が組
    み付けられており、前記中央フレーム(11)に整合す
    る中央部分には複数の板状芯材(93)が長手方向へ折
    りたたみ可能に配設されていることを特徴とする請求項
    1ないし9のいずれかに記載の浴槽に兼用できる介護用
    ベッド。
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