JPH0236120Y2 - - Google Patents
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- JPH0236120Y2 JPH0236120Y2 JP1982167282U JP16728282U JPH0236120Y2 JP H0236120 Y2 JPH0236120 Y2 JP H0236120Y2 JP 1982167282 U JP1982167282 U JP 1982167282U JP 16728282 U JP16728282 U JP 16728282U JP H0236120 Y2 JPH0236120 Y2 JP H0236120Y2
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Landscapes
- Microscoopes, Condenser (AREA)
- Coating Of Shaped Articles Made Of Macromolecular Substances (AREA)
- Investigating Or Analyzing Non-Biological Materials By The Use Of Chemical Means (AREA)
- Investigating Or Analysing Biological Materials (AREA)
- Laminated Bodies (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
本考案は臨床検査又は衛生検査に使用する検査
用プレートに関する。
用プレートに関する。
臨床検査又は衛生検査には免疫学的凝集反応又
は凝集阻止反応を利用してプレート上で被検液と
試薬とを反応せしめて、人又は動物の血液、尿そ
の他の体液中に含まれる各種の生理活性物質の検
出、あるいは微生物などの有無の判定をする、い
わゆるスライドテストが広く利用されている。こ
のスライドテストに使用されるプレートは、1)
試薬と被検液との反応を円滑に行なわせるために
は試薬が反応領域全体に均一に拡がる必要がある
のでその表面は親水性であること、2)試薬と被
検液との反応の結果の判定を容易にするため、プ
レート表面の色と凝集塊の色とのコントラストが
強いこと、が必要とされる。
は凝集阻止反応を利用してプレート上で被検液と
試薬とを反応せしめて、人又は動物の血液、尿そ
の他の体液中に含まれる各種の生理活性物質の検
出、あるいは微生物などの有無の判定をする、い
わゆるスライドテストが広く利用されている。こ
のスライドテストに使用されるプレートは、1)
試薬と被検液との反応を円滑に行なわせるために
は試薬が反応領域全体に均一に拡がる必要がある
のでその表面は親水性であること、2)試薬と被
検液との反応の結果の判定を容易にするため、プ
レート表面の色と凝集塊の色とのコントラストが
強いこと、が必要とされる。
これらの要件を満足させるため種々の工夫が行
なわれており、例えば特公昭51−28690号公報に
おいては、プラスチツクフイルム又はシート自体
を機械的方法、不透明塗料の塗布又は印刷等によ
つて不透明化、粗面化する方法が行なわれてい
る。
なわれており、例えば特公昭51−28690号公報に
おいては、プラスチツクフイルム又はシート自体
を機械的方法、不透明塗料の塗布又は印刷等によ
つて不透明化、粗面化する方法が行なわれてい
る。
しかし、プラスチツクフイルム自体に不透明性
塗料を塗布又は印刷したり、プラスチツクフイル
ム作成時に着色顔料又はインキを添加する方法は
フイルムの強度が低下したり、親水性がそこなわ
れたりあるいは、塗料の成分が浸出して、試薬の
反応性に影響を与えるおそれがある。
塗料を塗布又は印刷したり、プラスチツクフイル
ム作成時に着色顔料又はインキを添加する方法は
フイルムの強度が低下したり、親水性がそこなわ
れたりあるいは、塗料の成分が浸出して、試薬の
反応性に影響を与えるおそれがある。
本考案はこのような欠点のない、親水性の高
い、かつ、反応の結果の判定が容易な検査用プレ
ートを提供するためになされたものであり、親水
性表面を有する透明又は半透明のプラスチツクフ
イルム又はシートを所望の色に着色した着色不透
明基材に重ね合せて製造した検査用プレートを提
供するものである。
い、かつ、反応の結果の判定が容易な検査用プレ
ートを提供するためになされたものであり、親水
性表面を有する透明又は半透明のプラスチツクフ
イルム又はシートを所望の色に着色した着色不透
明基材に重ね合せて製造した検査用プレートを提
供するものである。
次に本考案を図面によつてさらに詳しく説明す
る。
る。
第1図は本考案のプレートの一実施例を示す平
面図であり、第2図は第1図の横断面図である。
4は適当厚さ例えば0.1〜3mm位の基材で、その
表面に厚さ0.05mm以下の透明又は半透明のプラス
チツクフイルム又はシート3を貼り合せてある。
このフイルム又はシート3は、少なくとも反応に
供する表面領域に親水性が付与されている。
面図であり、第2図は第1図の横断面図である。
4は適当厚さ例えば0.1〜3mm位の基材で、その
表面に厚さ0.05mm以下の透明又は半透明のプラス
チツクフイルム又はシート3を貼り合せてある。
このフイルム又はシート3は、少なくとも反応に
供する表面領域に親水性が付与されている。
本考案において使用するプラスチツクとして
は、フイルム又はシートに成形可能なものであれ
ば特に制限されない。例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフイン、ポリエステル、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルア
ルコール、ポリアミド等が使用しうるが、特にポ
リエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニルが良
好な結果を与える。
は、フイルム又はシートに成形可能なものであれ
ば特に制限されない。例えばポリエチレン、ポリ
プロピレン等のポリオレフイン、ポリエステル、
ポリスチレン、ポリカーボネート、ポリビニルア
ルコール、ポリアミド等が使用しうるが、特にポ
リエチレン、ポリエステル、ポリ塩化ビニルが良
好な結果を与える。
本考案に使用するプラスチツクフイルム又はシ
ートは厚さ0.05mm以下であることが望ましい。フ
イルムの厚みが厚い場合は光の屈折による乱反射
が生じるため、反応結果の検査を行ない難いの
で、フイルムの厚みはできるだけ薄い方がよく
0.05mm以下とするのが望ましい。
ートは厚さ0.05mm以下であることが望ましい。フ
イルムの厚みが厚い場合は光の屈折による乱反射
が生じるため、反応結果の検査を行ない難いの
で、フイルムの厚みはできるだけ薄い方がよく
0.05mm以下とするのが望ましい。
プラスチツクフイルム又はシートの表面に親水
性を付与するには、表面をサンドブラスト加工等
の物理的処理、プラズマ処理、オゾン処理等によ
る方法、透明性の良い親水性基剤をプラスチツク
フイルム又はシートの表面に塗布する方法、ある
いはフイルム成形時に親水性基剤を添加する方法
など、公知の方法を使用することができる。親水
性基剤としては、例えば界面活性剤がある。いず
れの方法による場合であつても、親水性を付与し
たフイルム又はシートはできるだけ透明度の高い
もの、好ましくは光透過率60%以上であることが
望ましい。このことはプレートの基材に付した色
をできるだけ反映させて、凝集塊の色とプレート
の色とのコントラストをできるだけ強く保持する
ためである。
性を付与するには、表面をサンドブラスト加工等
の物理的処理、プラズマ処理、オゾン処理等によ
る方法、透明性の良い親水性基剤をプラスチツク
フイルム又はシートの表面に塗布する方法、ある
いはフイルム成形時に親水性基剤を添加する方法
など、公知の方法を使用することができる。親水
性基剤としては、例えば界面活性剤がある。いず
れの方法による場合であつても、親水性を付与し
たフイルム又はシートはできるだけ透明度の高い
もの、好ましくは光透過率60%以上であることが
望ましい。このことはプレートの基材に付した色
をできるだけ反映させて、凝集塊の色とプレート
の色とのコントラストをできるだけ強く保持する
ためである。
着色不透明基材の材質としては紙、木、プラス
チツク、金属等を適宜使用することができるが、
紙を使用するのが経済的にも加工上も便利であ
り、有利である。
チツク、金属等を適宜使用することができるが、
紙を使用するのが経済的にも加工上も便利であ
り、有利である。
基材は凝集塊とのコントラストを強めて、反応
結果の判定を容易にするために着色を施す。着色
は凝集塊の色と反対色とするのが好ましく、例え
ば凝集塊が白色、淡黄色、淡緑色等の場合は基材
を黒色、濃紺色とし、凝集塊が黒色、赤色又は緑
色等の場合は基材を白色とするのが好ましい。基
材の着色および不透明化の方法としては、基材の
表面に着色塗料を塗布する方法によつてもよく、
また着色プラスチツクシートのように基材自体に
着色不透明化材を混入する方法によつてもよい。
結果の判定を容易にするために着色を施す。着色
は凝集塊の色と反対色とするのが好ましく、例え
ば凝集塊が白色、淡黄色、淡緑色等の場合は基材
を黒色、濃紺色とし、凝集塊が黒色、赤色又は緑
色等の場合は基材を白色とするのが好ましい。基
材の着色および不透明化の方法としては、基材の
表面に着色塗料を塗布する方法によつてもよく、
また着色プラスチツクシートのように基材自体に
着色不透明化材を混入する方法によつてもよい。
親水性を付与したプラスチツクフイルム又はシ
ートと着色不透明基材とを貼り合せるには、フイ
ルム又はシートの一方又は両方の接合面に接着剤
を塗布して貼り合せる方法あるいは接着剤を塗布
した後加熱・加圧を行なつて熱圧着する方法等が
使用できる。
ートと着色不透明基材とを貼り合せるには、フイ
ルム又はシートの一方又は両方の接合面に接着剤
を塗布して貼り合せる方法あるいは接着剤を塗布
した後加熱・加圧を行なつて熱圧着する方法等が
使用できる。
なお、プレート表面には円形、だ円形、長方形
等の反応領域を示す区切りを描いておくと実際の
使用にあたつて便利である。
等の反応領域を示す区切りを描いておくと実際の
使用にあたつて便利である。
本考案の検査用プレートは表面に親水性を付与
してあるので、試薬と被検液の混合液が均一に拡
がるので反応が円滑に進行するとともに、プレー
ト表面の色を凝集塊の色と最もコントラストが高
くなるような任意の色とすることができるので、
反応の結果の判定を極めて容易に行なうことがで
きる。又、本考案のプレートはプラスチツクフイ
ルム又はシート自体には顔料を添加したり、塗料
を塗布したりしないので、フイルム又はシートの
機能及び試薬の反応性に及ぼす影響は少ない。
してあるので、試薬と被検液の混合液が均一に拡
がるので反応が円滑に進行するとともに、プレー
ト表面の色を凝集塊の色と最もコントラストが高
くなるような任意の色とすることができるので、
反応の結果の判定を極めて容易に行なうことがで
きる。又、本考案のプレートはプラスチツクフイ
ルム又はシート自体には顔料を添加したり、塗料
を塗布したりしないので、フイルム又はシートの
機能及び試薬の反応性に及ぼす影響は少ない。
更に、本考案のプレートはフイルム又はシート
自体には着色を施さず基材の方に着色を行なうの
で、加工が容易であり、製造コストを低くおさえ
ることができる。
自体には着色を施さず基材の方に着色を行なうの
で、加工が容易であり、製造コストを低くおさえ
ることができる。
実施例 1
厚さ10μmの透明のポリ塩化ビニルフイルムの
表面に透明性の高い親水性基剤(2−ハイドロキ
シエチルメタクリレート)を塗布することによつ
て親水性の優れた透明フイルムを得た。このフイ
ルムをビニール系接着剤を使用して、予め黒色に
着色した厚さ約1mmの板紙よりなる着色不透明基
材上に貼り合せることにより、白色の試薬を用い
た場合に好適な検査用プレートを得た。
表面に透明性の高い親水性基剤(2−ハイドロキ
シエチルメタクリレート)を塗布することによつ
て親水性の優れた透明フイルムを得た。このフイ
ルムをビニール系接着剤を使用して、予め黒色に
着色した厚さ約1mmの板紙よりなる着色不透明基
材上に貼り合せることにより、白色の試薬を用い
た場合に好適な検査用プレートを得た。
実施例 2
厚さ20μmの透明なポリエステルフイルムの表
面にサンドブラスト加工を施すことによつて光透
過率80%の親水性の優れたフイルムを得た。この
フイルムを予め白色に着色した厚さ約2mmの硬質
ポリ塩化ビニル板に熱圧着して黒色の試薬を用い
た場合に好適な検査用プレートを得た。
面にサンドブラスト加工を施すことによつて光透
過率80%の親水性の優れたフイルムを得た。この
フイルムを予め白色に着色した厚さ約2mmの硬質
ポリ塩化ビニル板に熱圧着して黒色の試薬を用い
た場合に好適な検査用プレートを得た。
第1図は本考案の検査用プレートの一実施例の
平面図を表わし、第2図は第1図の横断面図を表
わす。 1……プレート本体、2……反応領域、3……
親水性を付与したプラスチツクフイルム、4……
基材。
平面図を表わし、第2図は第1図の横断面図を表
わす。 1……プレート本体、2……反応領域、3……
親水性を付与したプラスチツクフイルム、4……
基材。
Claims (1)
- 少なくとも反応に供する表面領域を親水性とし
た透明あるいは半透明の厚さ0.05mm以下のプラス
チツクフイルム又はシートを着色不透明基材の表
面に重ね合せてなる検査用プレート。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16728282U JPS5971175U (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 検査用プレ−ト |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP16728282U JPS5971175U (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 検査用プレ−ト |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS5971175U JPS5971175U (ja) | 1984-05-15 |
JPH0236120Y2 true JPH0236120Y2 (ja) | 1990-10-02 |
Family
ID=30366011
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP16728282U Granted JPS5971175U (ja) | 1982-11-04 | 1982-11-04 | 検査用プレ−ト |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS5971175U (ja) |
Families Citing this family (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS618869U (ja) * | 1984-06-21 | 1986-01-20 | 凸版印刷株式会社 | 検査シ−ト |
JPH0518698Y2 (ja) * | 1986-06-11 | 1993-05-18 | ||
JPH079087Y2 (ja) * | 1987-04-13 | 1995-03-06 | 大日本印刷株式会社 | 検査シ−ト |
Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128690A (ja) * | 1974-09-02 | 1976-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | Bannosetsuzokusochi |
JPS56140254A (en) * | 1980-04-01 | 1981-11-02 | Fuji Seiyaku Kogyo Kk | Testing slide for diagonosis |
JPS5879161A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 臨床検査用プレ−ト |
-
1982
- 1982-11-04 JP JP16728282U patent/JPS5971175U/ja active Granted
Patent Citations (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS5128690A (ja) * | 1974-09-02 | 1976-03-11 | Mitsubishi Electric Corp | Bannosetsuzokusochi |
JPS56140254A (en) * | 1980-04-01 | 1981-11-02 | Fuji Seiyaku Kogyo Kk | Testing slide for diagonosis |
JPS5879161A (ja) * | 1981-11-05 | 1983-05-12 | Sekisui Chem Co Ltd | 臨床検査用プレ−ト |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS5971175U (ja) | 1984-05-15 |
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