JPH06180260A - 感圧記録シートおよび咬合圧診断シート - Google Patents

感圧記録シートおよび咬合圧診断シート

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JPH06180260A
JPH06180260A JP4352812A JP35281292A JPH06180260A JP H06180260 A JPH06180260 A JP H06180260A JP 4352812 A JP4352812 A JP 4352812A JP 35281292 A JP35281292 A JP 35281292A JP H06180260 A JPH06180260 A JP H06180260A
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Sukeaki Komatsu
資明 小松
Takayuki Matsumoto
孝之 松本
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 異なる設定圧を精度良く検出ができる感圧記
録シートを提供する。また密封が完全で、耐水性の信頼
性が高く、使用中に発色剤や顕色剤の支持体が移動せ
ず、加熱による劣化を招くおそれもない感圧記録シート
を提供する。さらにこの感圧記録シートを用いた咬合力
診断シートを提供する。 【構成】 不透明なシート状合成樹脂製支持体と、この
支持体の両面にそれぞれ形成された顕色剤塗布層と、こ
れら両顕色剤塗布層の上にそれぞれ形成され発色設定圧
力が互いに異なる2つの発色剤塗布層とを有する。ここ
に支持体を3層構造にし、中央の支持体を外側の支持体
周縁より外側へ突出させ、この突出縁に発色剤塗布層の
表面を直接覆う透明な合成樹脂製防水層の周縁を接着す
ることにより、防水性を付与する。またこの防水性を付
与した感圧記録シートを歯列弓にほぼ沿って略馬蹄型に
形成することにより咬合力診断シートとする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、所定の圧力が加わった
時に発色するようにした感圧記録シートと、これを用い
た咬合圧診断シートとに関するものである。
【0002】
【従来の技術】シート状支持体に顕色剤を塗布し、この
上にマイクロカプセル化した発色剤を塗布した感圧記録
シートが公知である(例えば特公昭57−24852
号、同59−16654号等参照)。ここに発色剤は所
定の設定圧(発色設定圧)で発色するように作られてい
る。そこで圧力をより正確に検出するために、設定圧が
異なる複数枚の感圧記録シートを重ねて用いることが従
来行われていた。
【0003】またこの感圧記録シートは、発色剤に水が
付着すると正確な圧力が測定できなくなる。そこでこれ
を防水性の透明シートで覆うことが考えられている。例
えば実公昭45−8166号には、透明紙(支持体)の
一方の面にポリエチレンラミネート加工または塩化ビニ
リデン共重合物エマルジョン塗布などにより防水層を形
成し、透明紙の他方の面にマイクロカプセルを塗布し、
マイクロカプセル塗布面を内側にして封筒を形成し、そ
の中に顕色剤を塗布した適当数の中葉紙、下葉紙等を収
容し、封筒周辺を接着剤で密封するものが示されてい
る。
【0004】また特開昭52−68513号、同51−
24314号などには記録シート面に保護層をラミネー
トして耐水性を与えることが示されている。
【0005】
【従来の技術の問題点】圧力検出を正確にするため設定
圧が異なる複数枚の感圧記録シートを重ねて用いる方法
では、感圧記録シートが相対移動し易いばかりでなく厚
さが増えることになる。このため特に狭い場所などで使
用する時に使いにくい。またシート同志が相対移動する
ので、狭い領域に対する圧力分布を各シートの発色状況
を比較しながら調べる際に、能率が悪いという問題もあ
る。
【0006】一方シートに防水性を付与する場合に、透
明紙の一方の面に防水層を、他方の面にマイクロカプセ
ル層を形成して封筒を形成し、封筒の周辺を密封する方
法では、封筒周辺の、2枚の透明紙の間には、マイクロ
カプセル層が接着剤と共に挟まれることになる。このた
め接着が不完全になり密封の信頼性が悪くなる。また内
部に収容される中葉紙や下葉紙と透明紙との密着性が悪
く、使用中に剥離するという問題もある。
【0007】さらに記録シートに保護層をラミネートす
るものでは、ラミネートの工程で加熱するため、記録シ
ートが熱により劣化し、その顕色能力が低下するという
問題がある。
【0008】
【発明の目的】本発明はこのような事情に鑑みなされた
ものであり、設定圧が異なる複数の感圧記録シートを重
ねることなく精度の高い圧力検出ができる感圧記録シー
トを提供することを第1の目的とする。また記録シート
の密封が完全で、耐水性の信頼性が高く、使用中に発色
剤や顕色剤を保持する支持体が防水層に対して移動せ
ず、また加熱による劣化を招くおそれもない感圧記録シ
ートを提供することを第2の目的とする。さらにこの感
圧記録シートを用いた咬合圧診断シートを提供すること
を第3の目的とする。
【0009】
【発明の構成】本発明によれば第1の目的は、不透明な
シート状合成樹脂製支持体と、この支持体の両面にそれ
ぞれ形成された顕色剤塗布層と、これら両顕色剤塗布層
の上にそれぞれ形成され発色設定圧力が互いに異なる2
つの発色剤塗布層とを有することを特徴とする感圧記録
シートにより達成される。
【0010】ここに支持体を3層構造にし、中央の支持
体の両面に塗布した接着剤層に外側の支持体を接着し、
中央の支持体を外側の支持体周縁より外側へ突出させ、
この突出縁に発色剤塗布層の表面を直接覆う透明な合成
樹脂製防水層の周縁を接着することにより、防水性を付
与して前記第2の目的が達成できる。
【0011】またこの防水性を付与した感圧記録シート
を歯列弓にほぼ沿って略馬蹄型に形成することにより前
記第3の目的が達成できる。
【0012】
【実施例】図1は本発明の一実施例の一部断面図であ
る。この図において符号10は3層構造の支持体であ
る。この支持体10は中央の支持体12と、その外側の
支持体14、16とを互いに接着したものである。すな
わち中央の支持体12の両面には予め接着剤層18、2
0が塗布され、この接着剤層18、20に外側の支持体
14、16がそれぞれ接着されている。
【0013】なお中央の支持体12の外周は外側の支持
体14、16の外周縁より外側へ僅かに突出している。
支持体12、14、16は所定厚さの(例えば16μ
m)のPET(ポリエチレンテレフタレート)で作ら
れ、これらの支持体12、14、16は不透明な乳白色
に着色されている。
【0014】22、24は外側の支持体14、16の表
面に形成された顕色剤塗布層である。この顕色剤塗布層
22、24は、酸性白土(モンモリナイト)硫酸処理物
をカセイソーダを含む水に分散した液を支持体14、1
6の表面に塗布し乾燥させることにより形成されたもの
である。
【0015】26、28は顕色剤塗布層22、24の上
にそれぞれ形成された発色剤塗布層である。この発色剤
塗布層22、24は、1−フェニル−1−キシリルエタ
ン等の発色剤をオイルに溶解しマイクロカプセル化した
ものを塗布したものである。ここにマイクロカプセルは
いろいろな強度に調整され、圧力に応じて破壊されるマ
イクロカプセルが変化する。圧力によりマイクロカプセ
ルが破壊されると、中の発色剤が顕色剤にオイルと共に
吸収され発色する。各発色剤塗布層22、24は発色す
る設定圧が互いに異なるように調整されている。
【0016】30、32は防水層であり、支持体10と
同じPETのフィルム、例えば16μmの透明フィルム
で形成される。
【0017】これらの防水層30、32は発色剤塗布層
26、28の上に重ねられ、中央の支持体12の外周に
沿って接着剤層18、20に接着される。すなわち外側
の支持体14、16の外周縁から突出した中央の支持体
12の外周縁に接着される。この場合両防水層30、3
2の間は十分に減圧し真空にしておくのが望ましい。
【0018】このように支持体10と顕色剤塗布層2
2、24と発色剤塗布層26、28とで形成される感圧
記録シートは、防水層30と32とで密封されることに
なり、耐水性が向上し信頼性が増す。ここに外側の支持
体14、16は中央の支持体12に接着され、防水層3
0、32はこの中央の支持体12に接着されているか
ら、発色剤や顕色剤を保持する外側の支持体14、16
が防水層30、32の下で移動せず安定する。
【0019】また支持体10は不透明かつ乳白色にした
から、発色剤の発色を確認し易くなり、その濃度測定も
高精度に行えるようになる。なお3枚の支持体12、1
4、16を全て不透明かつ乳白色にしてもよいが、これ
らのうち少くとも1枚を不透明かつ乳白色にし他を透明
としても、同様の効果が得られる。
【0020】図2はこの図1に示す感圧記録シートを用
いた咬合圧診断シート34の平面図である。このシート
34は人間の歯列弓にほぼ沿って略馬蹄型に作られ、口
腔内の上下の歯列弓間に挿入した状態で咬み合わせるこ
とにより加圧し発色させて使用する。
【0021】この図で破線36は図1における外側の支
持体14、16の外形を示し、この破線36の外側の周
縁が、中央の支持体10と防水層30、32との積層接
着部分となる。
【0022】図3は他の実施例の一部断面図である。こ
の実施例は前記図1のものにおける防水層30、32を
省いたものである。従って防水層を接着する必要がない
ので支持体10Aを単一のシートで形成した。
【0023】
【発明の効果】請求項1の発明は以上のように、支持体
の両面に顕色剤塗布層を介して設定圧が異なる発色剤塗
布層を形成したものであるから、複数枚の感圧記録シー
トを重ねることなく精度の高い圧力検出ができ、使用し
易いものにすることができる。
【0024】また請求項2の発明によれば両発色剤塗布
層に接着剤を付けることなく防水層で覆い支持体の外周
縁で接着密封することができ、耐水性と信頼性とを高め
ることができる。また支持体に対し防水層が移動せず安
定する。ここに支持体を乳白色にすれば発色を容易かつ
正確に検出することができる(請求項3)。またこの感
圧記録シートを歯列弓にほぼ沿ったほぼ馬蹄型に作れ
ば、咬合圧診断に適するシートが得られる(請求項
3)。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例の断面図
【図2】咬合圧診断シートの平面図
【図3】他の実施例の一部断面図
【符号の説明】
10、10A 支持体 12 中央の支持体 14、16 外側の支持体 18、20 接着剤層 22、24 顕色剤塗布層 26、28 発色剤塗布層 30、32 防水層 34 咬合圧診断シート

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 不透明なシート状合成樹脂製支持体と、
    この支持体の両面にそれぞれ形成された顕色剤塗布層
    と、これら両顕色剤塗布層の上にそれぞれ形成され発色
    設定圧力が互いに異なる2つの発色剤塗布層とを有する
    ことを特徴とする感圧記録シート。
  2. 【請求項2】 前記支持体を3層とし、中央の支持体の
    両面に塗布した接着剤層に外側の支持体を接着する一
    方、中央の支持体は両側の支持体より外周縁を突出さ
    せ、この突出縁に前記両発色剤塗布層の表面を直接覆う
    透明な合成樹脂製防水層の周縁を接着した請求項1の感
    圧記録シート。
  3. 【請求項3】 支持体は乳白色である請求項1または2
    の感圧記録シート。
  4. 【請求項4】 請求項2の感圧記録シートを歯列弓の形
    状にほぼ沿った略馬蹄型に形成したことを特徴とする咬
    合圧診断シート。
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