JPH0236050Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0236050Y2 JPH0236050Y2 JP1986200054U JP20005486U JPH0236050Y2 JP H0236050 Y2 JPH0236050 Y2 JP H0236050Y2 JP 1986200054 U JP1986200054 U JP 1986200054U JP 20005486 U JP20005486 U JP 20005486U JP H0236050 Y2 JPH0236050 Y2 JP H0236050Y2
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- container
- heat
- layer
- reaction
- partition membrane
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- Expired
Links
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- Cookers (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
[利用分野]
本考案は、自己発熱容器に関するものであり、
清酒の包装用容器として利用でき、この容器がそ
のまま燗機能を具備するようにするとともに、容
器の胴部に断熱槽を形成することのより、燗がで
きた状態において、容器表面が異常に熱くならな
いようにするものである。
清酒の包装用容器として利用でき、この容器がそ
のまま燗機能を具備するようにするとともに、容
器の胴部に断熱槽を形成することのより、燗がで
きた状態において、容器表面が異常に熱くならな
いようにするものである。
[従来技術及びその問題点]
自己発熱容器として、すでに第3図に示すよう
な構成のものが提案されている。
な構成のものが提案されている。
この従来のものは、容器1の底部を内方に突出
させて凹陥部11とし、その開放端側を底板13
により閉塞してある。この密閉空室12内に、炭
化カルシウム等の化合時に発熱する物質(以下発
熱物質Aという)を収容するとともに前記炭化カ
ルシウムに反応する水などのような反応液Bを収
容し、この反応液Bを発熱物質Aと区画膜を介し
て区画したものである。
させて凹陥部11とし、その開放端側を底板13
により閉塞してある。この密閉空室12内に、炭
化カルシウム等の化合時に発熱する物質(以下発
熱物質Aという)を収容するとともに前記炭化カ
ルシウムに反応する水などのような反応液Bを収
容し、この反応液Bを発熱物質Aと区画膜を介し
て区画したものである。
この従来のものでは、蓋C側に針2が装備され
ており、この針2を底板に設けた透孔から挿入す
ると、上記の区画膜が破れて発熱物質Aと反応液
Bとが反応して密閉空室12内で反応熱が発生
し、この反応熱によつて、容器1内に収容された
清酒などが燗される。このように、この従来のも
のでは、携帯に便利であり、いつでも、どこでも
必要に応じて燗酒を飲むことができるものであ
る。
ており、この針2を底板に設けた透孔から挿入す
ると、上記の区画膜が破れて発熱物質Aと反応液
Bとが反応して密閉空室12内で反応熱が発生
し、この反応熱によつて、容器1内に収容された
清酒などが燗される。このように、この従来のも
のでは、携帯に便利であり、いつでも、どこでも
必要に応じて燗酒を飲むことができるものであ
る。
ところが、この従来のものでは、容器1が金属
材料で構成されていることから、燗が出来上つた
状態において容器1の表面が熱くなりすぎるとい
う問題があつた。
材料で構成されていることから、燗が出来上つた
状態において容器1の表面が熱くなりすぎるとい
う問題があつた。
これは、密閉空室12内で生じる反応熱がその
まま容器1の表面に伝導されるからである。
まま容器1の表面に伝導されるからである。
[技術的課題]
本考案は、このような、〓金属製の容器1内の
密閉空室12に発熱物質Aと反応液Bとを区画膜
を介して区画した状態で収容し、この区画膜を必
要に応じて破れるようにしたもの〓において、密
閉空室12内で生じる反応熱がそのまま容器1の
表面に達しないようにすることをその技術的課題
とする。
密閉空室12に発熱物質Aと反応液Bとを区画膜
を介して区画した状態で収容し、この区画膜を必
要に応じて破れるようにしたもの〓において、密
閉空室12内で生じる反応熱がそのまま容器1の
表面に達しないようにすることをその技術的課題
とする。
[技術的手段]
上記技術的課題を解決するために講じた本考案
の技術的手段は〓容器1の表面を、内面に植毛層
などの断熱層31を具備するシユリンクフイルム
またはシユリンクシート等の熱収縮性の被覆層3
で被覆した〓ことである。
の技術的手段は〓容器1の表面を、内面に植毛層
などの断熱層31を具備するシユリンクフイルム
またはシユリンクシート等の熱収縮性の被覆層3
で被覆した〓ことである。
[作用]
本考案の上記技術的手段は次のように作用す
る。
る。
従来と同様に、針2などによつて密閉空室12
内の区画膜が破られると、発熱物質Aと反応液B
とが反応することとなつて、この密閉空室12内
で反応熱が発生する。容器1内に収容された被加
熱液体は、前記反応熱によつて加熱、保温される
こととなる。この反応熱は、容器1の表面にも達
することとなるが、容器1の表面には、内面に断
熱層31を具備させた被覆層3によつて被覆され
ているから、前記断熱層によつて断熱される。
内の区画膜が破られると、発熱物質Aと反応液B
とが反応することとなつて、この密閉空室12内
で反応熱が発生する。容器1内に収容された被加
熱液体は、前記反応熱によつて加熱、保温される
こととなる。この反応熱は、容器1の表面にも達
することとなるが、容器1の表面には、内面に断
熱層31を具備させた被覆層3によつて被覆され
ているから、前記断熱層によつて断熱される。
[効果]
本考案は上記構成であるから次の特有の効果を
有する。
有する。
密閉空室12内で発生し、容器1の表面に達す
る反応熱の一部は、断熱層31によつて断熱され
ることから、容器1の表面温度は異常に高くはな
らず、燗酒等が飲み易いものとなる。
る反応熱の一部は、断熱層31によつて断熱され
ることから、容器1の表面温度は異常に高くはな
らず、燗酒等が飲み易いものとなる。
同様に、断熱効果を有するものとして、内面に
アルミ箔層を具備する厚紙を採用し、容器1の胴
部を、前記厚紙とすることも考えられるが、この
場合には、衝撃に対する強度が不十分であるが、
本考案のものでは、容器1は、金属製であるか
ら、衝撃力等に対する強度も十分なものとなる。
アルミ箔層を具備する厚紙を採用し、容器1の胴
部を、前記厚紙とすることも考えられるが、この
場合には、衝撃に対する強度が不十分であるが、
本考案のものでは、容器1は、金属製であるか
ら、衝撃力等に対する強度も十分なものとなる。
[実施例]
以下、本考案の実施例を第1図から第2図に基
いて説明する。
いて説明する。
この実施例では、容器1の底部となる凹陥部1
1も容器1の胴部と一体的に形成されており、こ
の凹陥部11の開放端に底蓋13が嵌着されて密
閉空室12が形成されるようになつている。
1も容器1の胴部と一体的に形成されており、こ
の凹陥部11の開放端に底蓋13が嵌着されて密
閉空室12が形成されるようになつている。
このため、凹陥部11の開放端には、小範囲に
わたつて直胴部が形成され、この直胴部に凹溝が
周回する。他方、底蓋13は、皿状に形成され
て、その周縁の直立部に突リブ14が形成されて
いる。従つて、この凹陥部11内に発熱物質A及
び反応液Bを収容した状態で底蓋13の突リブ1
4と前記凹溝とが係合するように嵌入させると凹
陥部11が密閉され、密閉空室12が形成され
る。
わたつて直胴部が形成され、この直胴部に凹溝が
周回する。他方、底蓋13は、皿状に形成され
て、その周縁の直立部に突リブ14が形成されて
いる。従つて、この凹陥部11内に発熱物質A及
び反応液Bを収容した状態で底蓋13の突リブ1
4と前記凹溝とが係合するように嵌入させると凹
陥部11が密閉され、密閉空室12が形成され
る。
尚、前記反応液Bは、軟質塩化ビニール樹脂製
の袋Hに収容されており、また、前記底蓋13の
中央には、透孔15が形成されるとともにその外
面側には、粘着シート4が貼着されている。従つ
て、蓋C側に装備させた針2をこの粘着シート4
から透孔15を貫通させて反応液Bに至らしめる
と上記した区画膜となる袋Hが破れて発熱物質A
と反応液Bとが反応する。
の袋Hに収容されており、また、前記底蓋13の
中央には、透孔15が形成されるとともにその外
面側には、粘着シート4が貼着されている。従つ
て、蓋C側に装備させた針2をこの粘着シート4
から透孔15を貫通させて反応液Bに至らしめる
と上記した区画膜となる袋Hが破れて発熱物質A
と反応液Bとが反応する。
次に、被覆層3としては、この実施例では、塩
化ビニール製の一軸遠心フイルムが採用され、こ
れは、内面に断熱層31としての植毛層が形成さ
れ、かつ、一定温度に加熱すると半径方向に収縮
するものである。従つて、この収縮度合から、前
記遠心フイルムを予め容器1の直径より所定割合
大きな直径の筒状体に形成しておき、これを容器
1の胴部に外嵌させて、所定温度に加熱すると、
被覆層3の直径が収縮して、その全周が容器1の
胴部表面に圧接されることとなる。
化ビニール製の一軸遠心フイルムが採用され、こ
れは、内面に断熱層31としての植毛層が形成さ
れ、かつ、一定温度に加熱すると半径方向に収縮
するものである。従つて、この収縮度合から、前
記遠心フイルムを予め容器1の直径より所定割合
大きな直径の筒状体に形成しておき、これを容器
1の胴部に外嵌させて、所定温度に加熱すると、
被覆層3の直径が収縮して、その全周が容器1の
胴部表面に圧接されることとなる。
この被覆状態では、被覆層3の内面に形成され
た植毛層が容器1の胴部表面に接触するから、被
覆層3と容器1の表面との摩擦抵抗が大きく、容
器1を被覆した被覆層3が外れにくくなる。
た植毛層が容器1の胴部表面に接触するから、被
覆層3と容器1の表面との摩擦抵抗が大きく、容
器1を被覆した被覆層3が外れにくくなる。
尚、第2図に示すように、容器1の上端部に首
部16を形成して、被覆層3の上端部がこの首部
16に位置するようにすれば、被覆層3の抜け止
め防止効果が一層確実になる。
部16を形成して、被覆層3の上端部がこの首部
16に位置するようにすれば、被覆層3の抜け止
め防止効果が一層確実になる。
第1図は本考案の第1実施例の説明図、第2図
は第2実施例の説明図、第3図は従来の説明図で
あり、図中、 1……容器、12……密閉空室、A……発熱物
質、B……反応液、31……断熱層、3……被覆
層。
は第2実施例の説明図、第3図は従来の説明図で
あり、図中、 1……容器、12……密閉空室、A……発熱物
質、B……反応液、31……断熱層、3……被覆
層。
Claims (1)
- 金属製の容器1内の密閉空室12に発熱物質A
と反応液Bとを区画膜を介して区画した状態で収
容し、この区画膜を必要に応じて破れるようにし
たものにおいて、容器1の表面を、内面に植毛層
などの断熱層31を具備するシユリンクフイルム
またはシユリンクシート等の熱収縮性の被覆層3
で被覆した自己発熱容器。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986200054U JPH0236050Y2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1986200054U JPH0236050Y2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS63104950U JPS63104950U (ja) | 1988-07-07 |
JPH0236050Y2 true JPH0236050Y2 (ja) | 1990-10-02 |
Family
ID=31162226
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1986200054U Expired JPH0236050Y2 (ja) | 1986-12-25 | 1986-12-25 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH0236050Y2 (ja) |
Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4899370A (ja) * | 1972-03-09 | 1973-12-15 | ||
JPS508687A (ja) * | 1973-05-29 | 1975-01-29 | ||
JPS52112485A (en) * | 1976-03-15 | 1977-09-20 | Owens Illinois Inc | Plastic coated heat insulated metallic can |
JPS5377775A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-10 | Sekisui Plastics | Method of packaging contracted article |
JPS56160950A (en) * | 1980-05-17 | 1981-12-11 | Yasuro Kuratomi | Heating and boiling method for instant food |
JPS60139221A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | 日東製器株式会社 | 缶詰 |
JPS6135636B2 (ja) * | 1980-01-18 | 1986-08-14 | Cho Eru Esu Ai Gijutsu Kenkyu Kumiai |
Family Cites Families (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS6065266U (ja) * | 1983-10-13 | 1985-05-09 | 大日本印刷株式会社 | 冷凍食品用金属缶 |
JPS6135636U (ja) * | 1984-08-08 | 1986-03-05 | 日本軽金属株式会社 | 発熱保温容器 |
-
1986
- 1986-12-25 JP JP1986200054U patent/JPH0236050Y2/ja not_active Expired
Patent Citations (7)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4899370A (ja) * | 1972-03-09 | 1973-12-15 | ||
JPS508687A (ja) * | 1973-05-29 | 1975-01-29 | ||
JPS52112485A (en) * | 1976-03-15 | 1977-09-20 | Owens Illinois Inc | Plastic coated heat insulated metallic can |
JPS5377775A (en) * | 1976-12-20 | 1978-07-10 | Sekisui Plastics | Method of packaging contracted article |
JPS6135636B2 (ja) * | 1980-01-18 | 1986-08-14 | Cho Eru Esu Ai Gijutsu Kenkyu Kumiai | |
JPS56160950A (en) * | 1980-05-17 | 1981-12-11 | Yasuro Kuratomi | Heating and boiling method for instant food |
JPS60139221A (ja) * | 1983-12-28 | 1985-07-24 | 日東製器株式会社 | 缶詰 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS63104950U (ja) | 1988-07-07 |
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