JPH048847Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH048847Y2
JPH048847Y2 JP1986153888U JP15388886U JPH048847Y2 JP H048847 Y2 JPH048847 Y2 JP H048847Y2 JP 1986153888 U JP1986153888 U JP 1986153888U JP 15388886 U JP15388886 U JP 15388886U JP H048847 Y2 JPH048847 Y2 JP H048847Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
container
tape
water
bottom wall
water container
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1986153888U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS6359573U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP1986153888U priority Critical patent/JPH048847Y2/ja
Publication of JPS6359573U publication Critical patent/JPS6359573U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH048847Y2 publication Critical patent/JPH048847Y2/ja
Expired legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Table Equipment (AREA)
  • Table Devices Or Equipment (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、酒、果汁、コーヒーなどの飲用液を
加熱、または、冷却処理して飲用に供する容器に
関する。
[従来の技術] 近年、生石灰が水と反応することにより発熱す
る原理を利用し、酒を自動的に加熱する容器が市
販されている。この種の容器は、上記開口に開口
可能な蓋を設けた本体容器の内部に、熱伝導性の
よいアルミなどの金属材料にて形成した小型の内
容器を水密的に嵌着し、本体容器と内容器との間
に、飲用液充填用の所定容積空間を形成するとと
もに、内容器に水容器を嵌装し、この水容器の
上、下側に、水と接触反応する生石灰の充填層を
設け、更に、上記本体容器の底蓋中央にシール部
材にて閉塞した通孔を設けたものと、この通孔に
対して外部から挿入し、上記水容器の底壁、およ
び、天壁を刺通開口する刺通杆と、上記本体容器
の下底部に対して着脱可能な保護蓋とから構成さ
れている。
次に、酒を燗する手段を説明すると、先ず保護
蓋をとり外したのち本体容器を倒立状態とし、通
孔に刺通杆を挿入して上記水容器の底壁と天壁を
刺通し開口したのち、この刺通杆を抜き取り、次
いで再び保護蓋を施してから本体容器を正常の姿
勢とする。この状態で水容器の底壁から順次水が
流出し、この水が生石灰に接触反応して発熱し、
内容器を介して本体容器内に充填せる酒を加熱す
る。そして適温に酒が燗された時点で、本体容器
の蓋(パーシヤルまたはフルオープン)を開口し
て飲用するものである。(例えば、実開昭62−
105162号公報参照) [考案が解決しようとする課題] 上述のような従来技術の容器では、次のような
課題がある。
(a) 水容器の上下側に生石灰が充填配設されてい
るため、刺通杆の貫通と同時に発熱反応が始ま
り、刺通杆抜去後直ちに保護蓋を施さないと、
水と生石灰の反応が激しい場合には、通孔から
蒸気が噴出して火傷するなどの不都合がある。
(b) 刺通杆を必要とするため、操作に煩雑性が伴
うとともに、部品点数が多くなり、この刺通杆
を本体容器に組込むことから、自動機の制約を
うけ、生産性に支障を来す。
(c) 底蓋の刺通杆挿入用の通孔を設けることか
ら、硝酸アンモニウムなどを用いた冷却用の容
器として使用し得ない。
このような従来技術の課題の一部を解決する手
段として、上部開口に開口可能な蓋を設けた本体
容器の内部に、熱伝導性のよい材料にて形成した
小型の内容器を水密的に嵌着し、本体容器と内容
器との間に、飲用液充填用の所定容積空間を形成
するとともに、内容器の内部上方に、下底壁が開
口可能な水容器を嵌装し、この水容器の下側に、
水と接触反応する発熱剤、または、吸熱剤の充填
層を設け、更に、上記水容器の下底壁に該下底壁
開口用のテープの一端をとりつけ、このテープの
他端を、上記本体容器の下部開口に設けた底蓋に
穿設形成せる通孔を通して外部に露出せしめたも
のが提案されている。(例えば、実開昭62−
171470号公報、実開昭63−3338号公報参照) しかしながら、この種の容器にも底蓋に設けた
テープの通孔が開口状態にあるため、水容器内の
水が流出し完全な接触反応が果せなかつたり、ま
た、通孔から蒸気がもれて火傷をするなどの課題
が残されている。
本考案の目的は、このような実情に鑑みなされ
たもので、簡単な構成と合理的手段によつて従来
技術の問題点を解消せしめ、水容器の開口を、こ
れに連着せるテープの外部操作によつて行わせ、
操作の簡易化、および、構造の簡略化を図るとと
もに、底蓋の通孔をテープに設けた栓部材にて自
動的に閉塞せしめ、飲用液の加熱、冷却に適応し
うる容器を提供せんとするものである。
[課題を解決するための手段] 従来技術の課題を解決する本考案の構成は、上
部開口に開口可能な蓋を設けた本体容器の内部
に、熱伝導性のよい材料にて形成した小型の内容
器を水密的に嵌着し、本体容器と内容器との間
に、飲用液充填用の所定容積空間を形成するとと
もに、内容器の内部上方に、下底壁が開口可能な
水容器を嵌装し、この水容器の下側に、水と接触
反応する発熱剤、または、吸熱剤の充填層を設
け、更に、上記水容器の下底壁に該下底壁開口用
のテープの一端をとりつけ、このテープの他端
を、上記本体容器の下部開口に設けた底蓋に穿設
形成せる通孔を通して外部に露出せしめた酒など
の熱処理容器において、上記水容器の下底壁開口
に要するテープの引き出し長さに対応するテープ
の中途部に、上記底蓋の通孔を閉塞する栓部材を
設けたものである。
[実施例] 図面について本考案実施例の詳細を説明する。
第1図は縦断正面図、第2図は分解斜視図、第
3図は要部の断面図、第4図a,b,cはテープ
の断面と栓部材の形状を示す平面図、第5図は水
容器の別例を示す底面図、第6図は同上一部の断
面図である。
1は、好ましくは、紙材などの断熱性を有する
素材にて形成し、少なくとも、内面にポリエチレ
ンなどの食品衛生上支障のない樹脂皮膜をラミネ
ートするか、あるいは、アルミ箔をラミネートし
た円筒形状の本体容器で、この本体容器1の上部
開口には、酒などの飲用液充填後に簡易開口蓋2
が装着される。3は、好ましくは、アルミのよう
な熱伝導性のよい材料からなる小型の深絞り内容
器で、該内容器3は上記本体容器1の底部から本
体容器1内に挿入されるとともに、両容器1,3
の底部が夫々水密的に結合せしめられている。そ
して、本体容器1と内容器3との間には、飲用液
充填用の所定容積空間4が形成されている。
5は、上記内容器3の最上部に嵌入設置した水
容器で、この水容器5の下底壁には細長スリツト
状の通孔6が形成してある。そして、この通孔6
は、水容器5の下底壁外面に接着したテープ7の
一端により閉塞されており、該テープ7は接着部
から2ツ折りに重合的に屈折されている。
8は、上記水容器5を載置し位置決めするため
の架台である。この架台8は、第1,2図から明
らかなように、水容器5の外周ヒートシール縁部
を止める4ツの突部8aで位置決めし、穴のあい
た台座8b上に上記水容器5は載置される。架台
8の足部8cには、各々上記テープ7を案内する
ための溝部8dが形成してある。この溝部8dの
上部から台座8bに連なるところは、図のように
なだらかなアールが形成してある。尚、特に図示
してないが、上記架台8の上面と水容器5の下底
壁との間に、フエルト材料などよりなる多数の孔
を形成したコントロールメツシユを介設し、水の
流下速度を調節するようにしてもよい。
10は、上記本体容器1の下部開口に設けられ
た底蓋で、該底蓋10上には通気スリツト11a
をもつ円盤形状の段ボール紙11が、また、この
段ボール紙11の上には円盤形状の耐水紙12
が、この耐水紙12の上にはリング状の段ボール
紙13が、更に、この段ボール紙13の上には多
数の通気孔14aをもつ耐水紙14が設けてあ
り、この耐水紙4に上記架台8の足部8cが乗載
されている。そして、この耐水紙14と上記架台
8の台座8bとの間の空間に、生石灰などの発熱
剤、または、硝酸アンモニウムなどの吸熱材15
が充填されている。
尚、生石灰などの発熱剤15を使用し、酒など
の飲用液を加温する場合には、第1,2図で示す
ように、底蓋10に蒸気抜き用の通気孔10aを
設け、これをシール部材16にて閉塞しておく
し、また、硝酸アンモニウムなどの吸熱剤15を
使用し、酒などの飲用液を冷却する場合には、液
状化する硝酸アンモニウムの流出を防止するため
にこの種の通気孔は設けない。
17は、上記底蓋10の一側に設けた通孔で、
この通孔17に蒸気テープ7の他端を挿通してこ
のテープ7を本体容器1の外に導き、テープ端を
本体容器1の下部外周にシール部材18にて固定
しておく。そして、内容器3内に介在せるテープ
7の中途部、即ち、水容器5の下底壁に設けた通
孔6の開口に要するテープ7の引き出し長さに対
応するテープ7の中途部には、上記底蓋10の通
孔17に嵌合し、この通孔17を閉塞する栓部材
19を設けたものである。
この栓部材は第4図のaに示すように、テープ
7がモールドされるように平面形状が長方形状の
栓部材19を設けるか、あるいは、bで示すよう
に、平面形状が楕円形状の栓部材19を設ける。
このa,bの場合は、通孔17がスリツト状の細
長いものに適する。また、cで示すように、テー
プ7が糸状である場合には、平面形状が円形の栓
部材19となし、円形の通孔17に適合するよう
にすることが望ましい。また、栓部材19は第
1,第3図で示すように、テーパー形状とするこ
とにより、通孔17の閉塞効果の向上が図れるよ
うにするものである。
尚、図中20は保護蓋で、特に飲用液を加温す
る場合に生ずる蒸気が、通気孔10aから噴出し
て火傷をする場合があるので、これを防止するた
めのものである。また、上記テープ7の容器外端
を、本体容器1の外側に固定することなく、底蓋
10と保護蓋20間の間〓部に収容しておくこと
も可能であるので、図示のものに特定されること
はない。
また、上記実施例では、水容器5の下底壁に細
長スリツト状の通孔6を設け、この通孔6をテー
プ7の一端により閉塞するようにしたが、第5,
6図に示すように、一般に市販されているコーヒ
ー用のミルク容器のように水容器5を形成し、引
き裂き可能な下底壁と水容器5の外周ヒートシー
ル縁部にテープ7の巾より若干大きな間隔を介し
て2個のノツチ5aを形成し、この両ノツチ5a
間にテープ7の一端をヒートシール固定すること
により、下底壁が引き裂き開口することができる
ようにする。
[作用の説明] 次に本考案の実施例についてその作用を説明す
る。
第1図において、先ずシール部材18を剥離し
てテープ7の露出端をフリーとなし、ついで、こ
のテープ7の端部を指先にて握持してこれを紙面
上方に引動すると、水容器5に接着されているテ
ープ7の先端部が紙面左方向に移動して剥離さ
れ、水容器5の通孔6が開口し水容器5内の水が
流出する。そして、テープ7の引動により、これ
の中途部に設けた栓部材19が底蓋10の通孔1
7に嵌合し、通孔17を閉塞する。
流出した水は、コントロールメツシユ9を通つ
て徐々に生石灰、または、硝酸アンモニウムと反
応して温熱、または、冷熱を発生し、熱伝導性の
よい内容器3を介して本体容器1内の飲用液を加
熱、または、吸熱冷却し、所望の温度に達した時
点で簡易開口蓋2を開口し飲用に供する。また、
他の方法として、保護蓋20をとり外し、テープ
7の露出端をフリーとしたのち、このテープ7端
を紙面下方に引動し、栓部材19を通孔17に嵌
合することもできる。
上記作用は、本体容器1を正常姿勢で操作する
ことについて述べたが、本体容器1を倒立姿勢と
してテープ7を上方に引動し通孔6を開口すると
ともに、栓部材19を通孔17に嵌合施栓したの
ち、本体容器1を正常姿勢に戻すことにより、水
容器5内の水を流出させてもよい。
[考案の効果] 上述のように本考案の構成によれば、次のよう
な効果が得られる。
(a) 従来技術のように、刺通杆などの補助具を使
用して水容器を開口することなく、単なるテー
プの引動操作によつて水容器の開口がなし得ら
れ、操作に煩雑性がなく、かつ、部品点数が少
なくて済むことは勿論のこと、 (b) テープの中途部に設けた栓部材が、テープの
引動による水容器の開口とともに、底蓋のテー
プ通孔を自動的に閉塞するため、容器全体が密
閉型構造となり、生石灰を使用する飲用液の加
熱は勿論のこと、硝酸アンモニウムを使用する
飲用液を冷却する容器として好適である。
【図面の簡単な説明】
第1図は縦断正面図、第2図は同上分解斜視
図、第3図は要部の断面図、第4図a,b,cは
栓部材の形状を示す一部切欠平面図、第5図は水
容器の好ましい別例を示す底面図、第6図は同上
一部の断面図である。 1……本体容器、2……簡易開口蓋、3……内
容器、4……所定容積空間、5……水容器、6…
…通孔、7……テープ、10……底蓋、15……
発熱剤、または、吸熱剤、17……通孔、19…
…栓部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 (1) 上部開口に開口可能な蓋を設けた本体容器の
    内部に、熱伝導性のよい材料にて形成した小型
    の内容器を水密的に嵌着し、本体容器と内容器
    との間に、飲用液充填用の所定容積空間を形成
    するとともに、内容器の内部上方に、下底壁が
    開口可能な水容器を嵌装し、この水容器の下側
    に、水と接触反応する発熱剤、または、吸熱剤
    の充填層を設け、更に、上記水容器の下底壁に
    該下底壁開口用のテープの一端をとりつけ、こ
    のテープの他端を、上記本体容器の下部開口に
    設けた底蓋に穿設形成せる通孔を通して外部に
    露出せしめた酒などの熱処理容器において、 上記水容器の下底壁開口に要するテープの引
    き出し長さに対応するテープの中途部に、上記
    底蓋の通孔を閉塞する栓部材を設けたことを特
    徴とする酒などの熱処理容器。 (2) 上記発熱剤が生石灰などで、飲用液を加熱す
    るようにした実用新案登録請求の範囲第1項記
    載の酒などの熱処理容器。 (3) 上記吸熱剤が硝酸アンモニウムなどで、飲用
    液を冷却するようにした実用新案登録請求の範
    囲第1項記載の酒などの熱処理容器。
JP1986153888U 1986-10-06 1986-10-06 Expired JPH048847Y2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986153888U JPH048847Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1986153888U JPH048847Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6359573U JPS6359573U (ja) 1988-04-20
JPH048847Y2 true JPH048847Y2 (ja) 1992-03-05

Family

ID=31073181

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1986153888U Expired JPH048847Y2 (ja) 1986-10-06 1986-10-06

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH048847Y2 (ja)

Family Cites Families (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
FR2515951B1 (fr) * 1981-11-09 1988-06-03 Benmussa Simon Recipient alimentaire et son procede de declenchement de production d'un chauffage integre
JPS62105162U (ja) * 1985-12-20 1987-07-04
JPS62171470U (ja) * 1986-04-18 1987-10-30
JPS633338U (ja) * 1986-06-24 1988-01-11

Also Published As

Publication number Publication date
JPS6359573U (ja) 1988-04-20

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US20150272361A1 (en) Vessel With Folded Dam
EP1164092B1 (en) A bag having heating or chilling means
JPH048847Y2 (ja)
JPH0425081Y2 (ja)
JPH0352518Y2 (ja)
JPH01213179A (ja) 加熱食品容器
JPS6319117A (ja) 簡易調熱容器
JPH01267178A (ja) 加熱食品容器
JPH0272075A (ja) 水袋の破袋装置および加熱装置
JPH0338145Y2 (ja)
JPS594946Y2 (ja) 開口装置を備えた密封容器
JPH0637792Y2 (ja) 加熱加温容器
JPH0425082Y2 (ja)
JPS5834049Y2 (ja) 密封容器の開口構造
JPH0443173Y2 (ja)
JPS621105Y2 (ja)
JPH0338019U (ja)
JPH0425083Y2 (ja)
JPH0523159Y2 (ja)
JPH0445658Y2 (ja)
JPH0113858B2 (ja)
JPH0236050Y2 (ja)
JPH0315503Y2 (ja)
JPH0368840U (ja)
JPH01190322A (ja) 発熱体及びこれを用いた飲食物加温容器