JPH0235966A - 成膜用マスキング方法 - Google Patents

成膜用マスキング方法

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Publication number
JPH0235966A
JPH0235966A JP18314588A JP18314588A JPH0235966A JP H0235966 A JPH0235966 A JP H0235966A JP 18314588 A JP18314588 A JP 18314588A JP 18314588 A JP18314588 A JP 18314588A JP H0235966 A JPH0235966 A JP H0235966A
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JP
Japan
Prior art keywords
sample
masking
metal foil
film
test sample
Prior art date
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Pending
Application number
JP18314588A
Other languages
English (en)
Inventor
Atsuo Senda
厚生 千田
Tomoaki Ushiro
後 外茂昭
Takuji Nakagawa
卓二 中川
Masaaki Taniguchi
政明 谷口
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Murata Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Murata Manufacturing Co Ltd filed Critical Murata Manufacturing Co Ltd
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Publication of JPH0235966A publication Critical patent/JPH0235966A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、スパッタリングやイオンブレーティング、真
空蒸着等の成膜技術において、試料の非着膜部をマスキ
ングして必要部分にのみ成膜させるためのマスキング方
法に関する。
〔従来技術とその問題点〕
一般に試料の非着膜部をマスキングする場合には、着膜
部に対応する開口を設けられたマスキングプレートを試
料に密着させて覆っている。しかし、このようなマスキ
ングプレートによって覆う方法では、試料の平面をマス
キングする場合にはマスキングプレートと試料との密着
性が得られるが、曲面や凹凸のある面をマスキングする
場合には確実な密着性が得られず、マスキングプレート
と試料との間に蒸着粒子が回り込み、良好なマスキング
精度が得られなかっな。
このため、試料の外形に合わせて成形されたゴム等の弾
性材のマスクも用いられているが、弾性のマスクでは突
出している部分は押圧されると引っ込んで試料に密着す
るが、試料の外形よりも引っ込んでいる箇所は押圧され
てもスプリングバックなどによって試料との間に小さな
隙間を生じ易く、したがってゴム等の弾性体のマスクで
も曲面や凹凸のある面では蒸着粒子の回り込みが生じ、
良好なマスキング精度を得ることができなかった。
従って、従来にあっては、曲面や凹凸を有する試料の場
合には、試料の全面にスパッタリング等によって金属薄
膜を成膜した後、金属薄膜を残す部分にレジストインク
を塗布してレジスト膜を形成し、金属薄膜の不要な部分
をエツチング除去していた。このため、金属薄膜を試料
の必要部分にのみ成膜するのに、煩雑な工程を経る必要
があり、成膜コストも高価についていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
本発明は、叙上の従来技術に鑑みて為されたものであり
、その目的とするところは簡単な方法によって蒸着粒子
の回り込みのない良好なマスキングを行うことができる
ようにすることにある。
特に、曲面や凹凸を有する試料に対しても良好なマスキ
ングを行えるようにすることにある。
〔課題を解決するための手段〕
このため、本発明の成膜用マスキング方法は、金属箔の
ような塑性変形体によって試料の非着脱部を覆い、前記
塑性変形体を加圧することによって試料に密着させ、試
料に密着した塑性変形体によって試料の非着脱部をマス
キングすることを特徴としている。
〔作用〕
本発明は、金属箔のような塑性変形体をマスキング用に
用いたものであり、この塑性変形体で試料の非着脱部を
覆い、塑性変形体の上から加圧すると塑性変形体が塑性
変形することによって試料の非着脱部に密着し、このな
め試料の非着脱部が塑性変形体によってマスキングされ
るのである。しかも、塑性変形体は、加圧されることに
より試料の表面に塑性変形して密着するので、弾性体の
マスクのように加圧力が除去されると試料表面から剥離
することがなく、加圧力が除去された後にも試料に密着
しており、確実なマスキングを行えるものである。また
、試料の表面に曲面や凹凸がある場合でも、塑性変形体
は試料表面の曲面形状等に追従して自由に塑性変形でき
るのて、平面以外の非着脱部をもつ試料に対しても良好
なマスキングができる。更に、簡単に着膜部分にのみ成
膜できるので、エツチング等の必要がなく、成膜コスト
を安価にできる。
〔実施例〕
以下、本発明の実施例を添付図に基づいて詳述する。
第1図に示すものは本発明の第一実施例であり、試料5
の上面端部から両側面にかけて略し字状に成膜するため
のマスキング用ホルダーAである。試料5は一旦成膜し
た後、裏向けて再び成膜することにより両端部に略コ字
状に成膜してもよい。このマスキング用ホルダーAは、
ステンレス板製のバックプレート7の上にバックアツプ
材6をシート状に敷き、その上にステンレス箔やアルミ
ニウム箔、銀フィルム等の金属箔2を重ね、この金属箔
2の上にステンレス板製のスペーサ8を重ね、スペーサ
8の上にステンレス板製のマスキングプレート3を重ね
、これらの縁部に貫通させたボルト9とナツト10等の
連結具によりこれらを一体に連結すると共にマスキング
プレート3やスペーサ8等を互いに位置決めさせたもの
である。ここで、バックプレート7は、全体を平らに保
持するためのものである。バックアツプ材6は、ゴム等
の弾性材料、もしくは適度の変形性と変形に対する復帰
力を有する材料等であり、前者の材料としてはシリコン
ラバー、フッ素ゴムなどを用いることかでき、後者の材
料としては布地のフェルトや終んだステンレス極細線や
セラミック繊維を圧縮したフェルト材などを用いること
ができる。また、金属箔2は加圧されると容易に塑性変
形して試料5の表面に密着する程度の薄さのものである
。尚、金属箔2とバックアツプ材6とは別体となってお
り、接着等により貼り合わせられていない。スペーサ8
には、試料5の形状に合わせて複数個の開口11が形成
されており、この開口11内に試料5を納めることがで
きるようになっている。スペーサ8の上に重ねられてい
るマスクlは、試料5の上面の非着脱部を覆っており、
それ以外の部分には成膜用パターン12が開口されてい
る。なお、ここに示した試料5の角部は着膜を滑らかに
すると共に試15同志が衝突したときの角部の研磨、い
わゆるチッピングを防止するため、一般にアールを施さ
れている。
しかして、スペーサ8の開口11内に試f15を納め、
その上にマスク1を重ね、ボルト9とナツト10等の連
結具を締め付けて第1図に示すようにマスキング用ホル
ダーA内に試料5が保持される。試料5の上面の非着腹
部は平らであるので、スペーサ8内に納められた試料5
の上面中央部はマスキングプレート3によりマスクしで
ある。しかも、連結具の締付けによりバックアツプ材6
は圧縮状態となっているので、試料5はバックアツプ材
6の変形による復帰力あるいは反発応力によって全体を
上方へ押圧されており、その結果試料5の上面はマスク
1と平行になるように押圧されてマスク1の下面に密着
させられている。これに対し、試f45の下面側では、
試f15の下面とアールの施された角部とをマスクする
必要があるので、バックアツプ材6の上に敷いた金属箔
2を用いてマスクしである。そして、マスキング用ホル
ダーAが連結具によって締付けられ、バックアツプ材6
が圧縮されると、その復帰力あるいは反発応力によって
金属箔2は上方へ押し上げられ、第2図に示すように金
属箔2が試料5の下面及びアールのついた角部に押圧さ
れ、塑性変形して試料5の表面(特に、アールの部分)
に沿ってびっなりと密着させられる。一方、試料5の両
側面と開口11の内周との間には空間18が形成されて
いるので、マスキングプレート3の成膜用パターン12
を介して試料5の上面両端部と側面とが露出している。
しかして、試料5を納めたマスキング用ホルダーAをス
パッタリング装置などにセットして成膜処理を行うと、
露出している試料5上面の両端部に蒸着粒子が着膜し、
また成膜用パターン12を通過した蒸着粒子が試料5の
両側面に着膜し、試料5の表面に電極部等の金属薄膜1
9が形成される。このとき、試料5はバックアツプ材6
の変形性によって上のマスキングプレート3に押圧され
て密着しているので、試料5上面で蒸着粒子がマスキン
グプレー1・3の下に回り込むことがない。
また、第2図に示すように、バックアツプ材6によって
押圧された金属箔2が塑性変形して試料5の丸みを帯び
た角部に沿ってぴったりと密着しており、これによって
蒸着粒子の試料ら下面への回り込みが防止されている。
尚、この実施例では、バックアツプ材と試料との間に金
属箔が介在させられているので、バックアツプ材として
ゴム材が用いられている場合に、成膜時に加熱されたゴ
ム材からガスが発生しても、このガスが試料側へ流れて
金属薄膜の固着力が低下するのを防止することができる
。もちろん、ガスが漏れないようにゴムのバックアツプ
材の全体を金属箔で包んでも良い。
第3図及び第4図に示すものは本発明の第二実施例であ
る。試料5は、角部にアールを施されていて丸みを帯び
ており、一対のゴム製の弾性型枠1には、それぞれ試料
5の半面形をした複数個の凹部4が凹設されていて両弾
性型枠1を重ねると間に試料5よりも若干小さな空間が
形成されるようになっている。
しかして、第4図に示すように、一方の弾性型枠1の上
に金属箔2を敷き、その上から弾性型枠1の各凹部4に
試料5を並べ、この試料5の上に更に金属箔2を重ね、
金属箔2の上から他方の弾性型枠lを重ね、第3図に示
すように上下の金属箔2を介して上下の弾性型枠1間に
試料5を挟み込む。この後、上下から弾性型枠1を適宜
加圧手段によって押圧させると、弾性型枠1は弾性変形
しながら金属箔2及び試料5を押圧し、金属箔2は塑性
変形して試料5に密着する。そして、金属箔2は、弾性
変形する弾性型枠1と異なり塑性変形しているので、加
圧手段が除去された後にたとえ第5図に示すように弾性
型枠1と試料5との間に隙間イが生じても金属箔2は試
料5に密着しており、良好なマスキング状態を保ってい
る。
しかして、この金属箔2によってマスキングされた試料
5は、弾性型枠1から外した状態でスパッタリング装置
内にセットされ、金属箔2から露出している試料5の端
面もしくは両端部に成膜される。あるいは、弾性型枠1
から外した後、第9図に示すようなホルダーB内に固定
してスパッタリング装置内にセットしてもよい。なお、
このホルダーBは、ホルダー本体13の上面に設けられ
た弾性を有する押さえ板14間に金属箔2でマスクされ
た試料5をセットし、押さえ板14によって両側から弾
性的に試料5を挟み込み、加圧状態で保持させるように
したものである。即ち、ホルダー本体13の両側縁に設
けられた立ち上がり部15の雌ねじ孔16にはねじ具1
7が挿通させられており、このねじ具17を回すことに
よって押さえ板14を移動させることができるようにな
っている。又、試料5を上記の弾性型枠1内に挟んだ状
態でホルダーBに固定し、スパッタリングを行っても良
い。
第6図〜第8図に示すものは本発明の第三実施例である
。まず、袋状をした金属箔2内に複数個の試料5を入れ
て並べ、第6図に示すように試料5の着腰部だけを金属
箔2から露出させる。この後、第7図に示すように、こ
の金属箔2に包まれた試料5の全体にラバープレス等の
柔軟な加圧面を有する加圧手段によって均一な圧力P(
n水圧)を加える。この圧力Pによって金属箔2は第8
図に示すように試料5間に押し込まれ、塑性変形して各
試料5を包み込むようにして試料5の非着膜部に密着す
る。こうして金属箔2によって非着膜部をマスクされた
試料5は、そのまtの状態でスパッタリングされ、ある
いは第9図のようなホルダーにセットされた状態でスパ
ッタリングされるのである。
上記実施例においては、塑性変形体として金属箔を用い
た実施例を説明した。塑性変形体としては粘土質の素材
なども考えることができるが、取り扱い(特に、成膜後
の試料からの剥離作業等)を考慮すれば金属箔が好適で
ある。特に、この金属箔をエツチング液に対して耐食性
のある材寅で形成すれば、金属箔に付着した蒸着粒子を
エツチングによって除去でき、金属箔を経り返し使用す
ることができる。
〔発明の効果〕
本発明によれば、試料の非着膜部を覆う金属箔のような
塑性変形体を加圧するだけで簡単に試料のマスキングを
行うことができる。丈な、塑性変形体は塑性変形して試
料の非着膜部に密着するので、蒸着粒子の回り込みのな
い良好なマスキングを行える。しかも、塑性変形体は、
自由に塑性変形することができるので、表面に曲面や凹
凸の部分を有している試料の場合にも、確実にマスキン
グすることができる6更に、必要部分にのみ成膜できる
ので、成膜作業が簡単になり、成膜コストも安価にする
ことができるものである。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の第一実施例を示す断面図、第2図は同
上の一部を拡大して示す作用説明図、第3図は本発明の
第二実施例を示す正面図、第4図は同上の分解斜視図、
第5図は同上の作用説明図、第6図及び第7図は本発明
の第三実施例のマスキング作業を示す平面図及び正面図
、第8図は同上のマスキング後の試料を示す正面図、第
9図は金属箔によってマスキングされた試料を保持させ
るホルダーの一部破断した正面図である。 2・・・金属箔(塑性変形体) 5・・・試料 第 3 区 特許出願人 株式会社 村田製作所 代理人 弁理士 中 野 雅 房 第 図 第 図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)金属箔のような塑性変形体によって試料の非着膜
    部を覆い、前記塑性変形体を加圧することによって試料
    に密着させ、試料に密着した塑性変形体によって試料の
    非着膜部をマスキングすることを特徴とする成膜用マス
    キング方法。
JP18314588A 1988-07-22 1988-07-22 成膜用マスキング方法 Pending JPH0235966A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP18314588A JPH0235966A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 成膜用マスキング方法

Applications Claiming Priority (1)

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JP18314588A JPH0235966A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 成膜用マスキング方法

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Publication Number Publication Date
JPH0235966A true JPH0235966A (ja) 1990-02-06

Family

ID=16130588

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JP18314588A Pending JPH0235966A (ja) 1988-07-22 1988-07-22 成膜用マスキング方法

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JP (1) JPH0235966A (ja)

Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2009054366A1 (ja) * 2007-10-23 2009-04-30 Toyota Jidosha Kabushiki Kaisha 燃料電池用セパレータの製造方法及び燃料電池の製造方法
JP2012099386A (ja) * 2010-11-04 2012-05-24 Toyota Motor Corp 燃料電池用セパレータとその製造方法
JP2021504575A (ja) * 2017-11-29 2021-02-15 エリコン サーフェス ソリューションズ アーゲー、 プフェフィコン 両頭工具のコーティング用治具

Cited By (3)

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