JPH0234338A - インクジェット記録ヘッド - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、インクジェット記録ヘッドに関し、詳しくは
、その移動する方向に対してほぼ直角の方向に配列され
た複数の吐出口を有し、選択的に吐出口からインクを吐
出させて記録を行うインクジェット記録ヘッドに関する
。

〔従来の技術〕

従来、インクジェット記録装置では記録後、記録シート
上のインクを乾燥定着させるために、例えば記録シート
を記録位置に保持するシート押え板等に定着用ヒータや
加熱用ランプを装着したり、温風装置を設けるなどして
いた。このことは、普通紙を対象とした記録において濃
度の向上を図るために、インクの打込み量を増加させた
り、ドツト径の増大を図る等の方策が取られるが、それ
に伴う定着性の悪化に対処する必要があることから設け
られたものである。

（以下余白） 〔発明が解決しようとする課題〕 しかしながら、従来のこのようなインクジェット記録装
置での定着手段では、定着用ヒータや加熱用ランプある
いは温風送風手段等をシートの全幅にわたって配設して
いるので、熱の無駄な使用が多いばかりでなく、装置の
複雑化と共に大型化を招く。

本発明の目的は、上述した従来の課題に対し、その解決
を図るべく、記録の直前および／または直後に被記録材
の記録部分を加熱し、その定着の促進を図ることができ
る加熱手段を具えたインクジェット記録ヘッドを提供す
ることにある。

（課題を解決するための手段） かかる目的を達成するために、本発明は、被記録材と対
向する吐出面に移動方向に対してほぼ直角な方向に配列
された複数のインク吐出口を有し、インク吐出口から被
記録材に向けて選択的にインクを吐出して記録を行うイ
ンクジェット記録ヘッドにおいて、インク吐出口の配列
に沿ってその近傍に加熱手段を配設し、加熱手段とイン
ク吐出口の配列との間に断熱層を介装し、移動中に加熱
手段により対向位置の被記録材を加熱し、被記録材上の
インクの定着を促進させるようにしたことを特徴とする
ものである。

〔作　用〕

本発明によれば、インク吐出口の配列に沿りてその近傍
に設けた加熱手段により、記録の直前および直後の少な
くともいずれかで、被記録材上を局部的に加熱し、定着
を促進することができるので、装置の簡略化、小型化に
貢献できると共に、消費電力を節減することができ、ま
た、加熱手段とインク吐出部との間は断熱層によって熱
の伝導が阻止されるのでインクの吐出動作に影響を及ぼ
すようなことがない。

（実施例） 以下に、図面に基づいて零発咀の実施例を詳細かつ具体
的に説明する。

第１図は本発明の一実施例を示す。ここで、１はインク
ジェット記録ヘッド、２はそのインク吐出面ＩＡに配列
されたインク吐出口、３は断熱層４を介して記録ヘッド
１と一体に構成された定着用ヒータ、５はフレキシブル
ケーブルである。なお、断熱層４としてはプラスチック
材料やアスベスト等が好適であり、定着用ヒータはニク
ロム線等の熱線の外加熱用ランプ、薄膜抵抗体、厚膜抵
抗体、セラミックヒータ等のいずれであってもよい。ま
た、フレキシブルケーブル５には記録ヘッド１のインク
吐出を制御する信号用リードｆｉ５Ａと定着用ヒータに
接続されるリード線５Ｂとが組込まれている。

このように構成したインクジェット記録ヘッドにおいて
は、記録ヘッド１が不図示の駆動手段により被記録材に
対して矢印Ｐ方向に相対移動し、その間に吐出口２から
被記録材に対して選択的にインクが吐出されて記録が行
われるが、本例ではその吐出直後の被記録材の記録部分
が定着用ヒータ３によって加熱されるのでインクの乾燥
を促進することができる。なお、本例では断熱層４の厚
さが比較的に薄いが、十分に熱的しゃ断を行うことが必
要であれば、断熱層４を厚くすればよい。

第２図は本発明の第２実施例を示す。本例は、定着用ヒ
ータ３を記録へラド１の記録方向Ｐに対し、その下流側
に付設した例である。すなわち、本例の場合は、記録直
前に被記録材の記録部分を定着用ヒータ３によって予熱
するもので、同様に被記録材上のインク乾燥を促進する
ことが可能である。

第３図は本発明の第３の実施例を示す。本例は記録速度
を高めるために往復性の双方で記録を実施する記録装置
に好適な例を示し、ここで、３Ａおよび３Ｂは記録ヘッ
ドｌの往行側および復行側にそれぞれ配設した定着用ヒ
ータ、４Ａおよび４Ｂは記録ヘッド１のインク吐出部を
ヒータ３Ａおよび３Ｂから断熱するための断熱層である
。

このように構成したインクジェット記録ヘッド１では、
記録の直前または直後、更には直前と直後の双方で加熱
を実施することができるもので、例えば直後に加熱を行
う場合は、往行記録時に定着ヒータ３Ｂで被記録材を加
熱し、復行記録時に定着ヒータ３Ａで被記録材を加熱す
るように制御すればよい。

また、直前に加熱を行うのであれば上述の逆にヒータ３
＾、　３Ｂを駆動すればよく、更に効果的に定着を促進
する必要があれば、直前、直後の双方において２つのヒ
ータ３Ａおよび３Ｂを駆動するようにすればよい。

なお、以上の実施例では記録ヘッドを被記録材に沿って
移動させる場合について説明したが、本発明の適用はこ
れに限られるものではなく、被記録材を記録ヘッドに対
して相対移動させながら記録を行う場合にも通用できる
ことはいうまでもない。

〔発明の効果〕

以上説明してきたように、本発明によれば、インク吐出
口の近傍にその配列方向に沿って加熱手段を設け、イン
ク吐出口の配列と加熱手段との間に断熱層を介装させて
、加熱手段により被記録材上に吐出されたインクの定着
を促進させるようにしたので、加熱範囲が効果的に限定
されることによって加熱手段に消費される電力量を節減
することができ、加熱手段が従来より小型化されること
によって装置全体のコンパクト化を図ることができる。

【図面の簡単な説明】

第１図、第２図および第３図は本発明の第１゜第２およ
び第３の実施例の構成をそれぞれ示す斜視図である。 １・・・記録ヘッド、 ＩＡ・・・吐出面、 ２・・・吐出口、 ３．３八、　３Ｂ−・一定着用ヒータ、４．４Δ、４卜
・・断熱層、 ５・・・フレキシブルケーブル、 ５Ａ、　　５Ｂ・・・リード線。 本発明の第１実旋例の構成図 第１図 本発明の第２実施例の構成図 第２図

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 被記録材と対向する吐出面に移動方向に対してほぼ直角
   な方向に配列された複数のインク吐出口を有し、該イン
   ク吐出口から前記被記録材に向けて選択的にインクを吐
   出して記録を行うインクジェット記録ヘッドにおいて、 前記インク吐出口の配列に沿ってその近傍に加熱手段を
   配設し、当該加熱手段と前記インク吐出口の配列との間
   に断熱層を介装し、移動中に前記加熱手段により対向位
   置の前記被記録材を加熱し、当該被記録材上のインクの
   定着を促進させるようにしたことを特徴とするインクジ
   ェット記録ヘッド。