JPH02235750A - インクジェット記録装置 - Google Patents
インクジェット記録装置Info
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- JPH02235750A JPH02235750A JP5614489A JP5614489A JPH02235750A JP H02235750 A JPH02235750 A JP H02235750A JP 5614489 A JP5614489 A JP 5614489A JP 5614489 A JP5614489 A JP 5614489A JP H02235750 A JPH02235750 A JP H02235750A
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Landscapes
- Ink Jet (AREA)
- Particle Formation And Scattering Control In Inkjet Printers (AREA)
Abstract
(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。
め要約のデータは記録されません。
Description
〔産業上の利用分野〕
本発明はインクジェット記録ヘッドより放熱される熱を
定着ユニットの熱源として利用するインクジェット記録
装置に関する. 〔従来の技術1 記録液を記録ヘッドから吐出させて、文字や画像等の情
報記録を行う液体噴射記録装置は、他の記録方式に比較
して動作騒音が小さく、機械的構造が簡単でカラー化も
容易である利点を有する.近年では、より一層の高速化
の要請からインクジェット記録ヘッドを用いたインクジ
ェット記録装置が提案されているが、この種のものは、
インクの温度または粘度により吐出状況が変化して印字
が不安定となるため、基本的に温度制御が必要となる.
特にインクジェット記録ヘッドにおいては、印字パター
ンによっては発生する熱エネルギが膨大になるため、そ
の温度制御を行う場合、加熱手段だけでなく放熱手段を
も設ける必要がある.さらに、記録紙の種類や記録速度
によって、記録液が乾かずに排紙されて画像汚れが起り
得るので定着を行う必要がある.この定着のための方法
には、熱板を記録紙の裏面から圧着する方法、記録ヘッ
ドの加熱手段および放熱手段とは別に定着手段として温
風発生源を設け、該温風発生源によって発生させた温風
を吹付ける方法がある.
定着ユニットの熱源として利用するインクジェット記録
装置に関する. 〔従来の技術1 記録液を記録ヘッドから吐出させて、文字や画像等の情
報記録を行う液体噴射記録装置は、他の記録方式に比較
して動作騒音が小さく、機械的構造が簡単でカラー化も
容易である利点を有する.近年では、より一層の高速化
の要請からインクジェット記録ヘッドを用いたインクジ
ェット記録装置が提案されているが、この種のものは、
インクの温度または粘度により吐出状況が変化して印字
が不安定となるため、基本的に温度制御が必要となる.
特にインクジェット記録ヘッドにおいては、印字パター
ンによっては発生する熱エネルギが膨大になるため、そ
の温度制御を行う場合、加熱手段だけでなく放熱手段を
も設ける必要がある.さらに、記録紙の種類や記録速度
によって、記録液が乾かずに排紙されて画像汚れが起り
得るので定着を行う必要がある.この定着のための方法
には、熱板を記録紙の裏面から圧着する方法、記録ヘッ
ドの加熱手段および放熱手段とは別に定着手段として温
風発生源を設け、該温風発生源によって発生させた温風
を吹付ける方法がある.
上記従来の技術では、インクジェット記録ヘッドより発
生する熱や加熱手段による熱は無駄に放熱され、また、
定着手段に別途熱板または熱風発生源を設けているため
、その分消費電力も多くなるとともにインクジェット記
録装置も大型になるという問題点がある. 本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、高速記録の場合は温風を吹き付ける方
法がより効果的であるとの見知から、インクジェット記
録ヘッドから放熱される熱を定着のための温風の発生用
熱源として有効利用し、消費電力の少ないコンパクトな
インクジェット記録装置を提供することを目的としてい
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明のインクジェット記録
装置は、インクを吐出して被記録部材に記録を行うイン
クジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッド
に接して設けられ、前記インクジェット記録ヘッドで発
生した熱を放熱するための放熱手段と、 該放熱手段により放熱された熱を空気流を用いて前記被
記録部材の記録がなされた部分に導くための送風手段と
、 を具備することを特徴とする。 また、前記放熱手段は、フィンを有するもの、ヒートパ
イプとフィンとを有するものとすると効果的である. さらに、前記送風手段は、ファンとダクトとを有するも
のとし、インクジェット記録ヘッドは、インクを吐出す
るために利用される熱エネルギを発生する電気熱変換体
を有するものとすることができる. (作用1 インクジェット記録ヘッドで発生した熱は放熱手段より
放熱されるが、この放熱された熱は送風手段による空気
流を加熱して温風とし、該温風は被記録部材上の記録が
なされた部分に吹付けられ、被記録部材上に印字された
インクを定着させる.
生する熱や加熱手段による熱は無駄に放熱され、また、
定着手段に別途熱板または熱風発生源を設けているため
、その分消費電力も多くなるとともにインクジェット記
録装置も大型になるという問題点がある. 本発明は、上記従来の技術の有する問題点に鑑みてなさ
れたものであり、高速記録の場合は温風を吹き付ける方
法がより効果的であるとの見知から、インクジェット記
録ヘッドから放熱される熱を定着のための温風の発生用
熱源として有効利用し、消費電力の少ないコンパクトな
インクジェット記録装置を提供することを目的としてい
る。 〔課題を解決するための手段〕 上記目的を達成するため、本発明のインクジェット記録
装置は、インクを吐出して被記録部材に記録を行うイン
クジェット記録ヘッドと、該インクジェット記録ヘッド
に接して設けられ、前記インクジェット記録ヘッドで発
生した熱を放熱するための放熱手段と、 該放熱手段により放熱された熱を空気流を用いて前記被
記録部材の記録がなされた部分に導くための送風手段と
、 を具備することを特徴とする。 また、前記放熱手段は、フィンを有するもの、ヒートパ
イプとフィンとを有するものとすると効果的である. さらに、前記送風手段は、ファンとダクトとを有するも
のとし、インクジェット記録ヘッドは、インクを吐出す
るために利用される熱エネルギを発生する電気熱変換体
を有するものとすることができる. (作用1 インクジェット記録ヘッドで発生した熱は放熱手段より
放熱されるが、この放熱された熱は送風手段による空気
流を加熱して温風とし、該温風は被記録部材上の記録が
なされた部分に吹付けられ、被記録部材上に印字された
インクを定着させる.
以下、本発明の代表的な実施例を説明する。
(実施例l)
第5図は、実施例1を示すもので、複数個のフィン7が
直接、ライン型インクジェット記録ヘッド(以下、「記
録ヘッド」という)lの支持部材2に連結されている.
記録ヘッド1は後述する実施例2の第2図と同様の構成
をしている.次に、本実施例の動作について説明する.
第6図は本実施例の動作を示している。 記録開始スイッチ(図示せず)を入れる(ステップ20
l)と、給紙が開始され(ステップ202) 、それと
同時にファン9が起動する(ステップ203) ,被記
録部材12が記録ヘッド1を通過すると、画像信号に応
じて電気熱変換体により熱印加が行われる.その熱エネ
ルギにより記録液(インク)が吐出するが、記録ヘッド
1には、吐出に必要でない熱エネルギが残留し、その熱
エネルギを支持部材2を介してフィン7へと導き、前記
ファン9により、ダクト13を通って定着ユニット14
へ温風として送り込む.この温風を被記録部材l2上の
記録液へ吹き付け、温風乾燥させることにより記録液の
定着を行なう.前記ファン9は、給紙が完了するまで送
風を続け(ステップ204) .給紙が完了すると停止
する(ステップ205) . (実施例2) 次に、放熱手段としてヒートパイプとフィンとを備えた
本発明の他の実施例を図面に基いて説明する. 第1図に示すように、被記録部材12の進行方向である
矢印八方向に対して交差する方向に記録ヘッド1が配設
されており、その下流側には被記録部材12上に印字さ
れた記録液を定着するための定着ユニット14が前記記
録ヘッド1とほぼ平行に設けられている. 前記記録ヘッド1の支持部材2の裏面には、伝熱部材と
して支持部材2よりも長尺のヒートバイプ6が接着等に
より一体的に設けられており、該ヒートパイプ6の一端
側は支持部材2よりも側方へ突出した突出部を有する.
該突出部には、第3図に詳細に示すように複数個のフィ
ン7を互いに間隙をおいて嵌着した放熱部が形成されて
いる.第1図において、13aは前記フィン7を覆うカ
バーであって、該カバー13aは対向する二面が開放さ
れており、その一方の開放面側に、カバー13aととも
に強制空冷するための送風手段を構成する例えばファン
9が配設されており、他方の開放面側にはダクト13の
拡大端部を接続し、該ダクト13の他端部は定着ユニッ
ト14の一端に接続されている. ヒートパイブ6の裏面中央部位にはヒータ8が固着され
ており、ヒートパイブ6と支持部材2の間には温度セン
サ10を設け、これらヒータ8および温度センサlOは
それぞれコントローラ1lに結線されている. 記録ヘッド1は従来のものと同様のものでよく、例えば
第2図に示すように、支持部材2の片面に基板部材3を
介して固着されたインク室5を備え、該インク室5には
多数のオリフィス4が設けられている.図示しないが、
前記基板部材3上には多数のオリフィス4のおのおのに
対応してインク(記録液)を吐出するために利用される
熱エネルギを印加するための電気熱変換体が設けられて
おり、画像信号に応じて前記電気熱変換体によって熱エ
ネルギが印加されると前記才リフィス4から記録液が吐
出されるものである。 次に本実施例の動作について説明する.第4図は実施例
の動作を示している。 コントローラ11に予め記録ヘッドlの設定温度に相当
する設定値を入力しておく.記録開始スイッチ(図示せ
ず)を入れる(ステップ101)と、温度センサ10は
記録ヘッド1の温度を検出し、この検出信号はコントロ
ーラ11に入力され、前記設定値と比較される(ステッ
プ102) .その結果、前記検出信号の値が設定値よ
りも小さい場合には、ヒータ8は通電されてヒートパイ
ブ6を介して支持部材2を加熱する(ステップ107)
.このとき、ヒートパイプ6の支持部材2側は凝縮部
となり、ヒータ8によりヒートパイブ6内の作動液体は
加熱されて蒸発し、均一に広がって支持部材2側へ移動
して凝縮されて潜熱を放出し、支持部材2を均一な熱流
速によって均一に加熱する.支持部材2が設定温度に達
すると、ヒータ8への通電が止められるとともに、被記
録部材12が図示しない搬送手段によって矢印八方向に
搬送され、これと同時に記録ヘッド1の前記電気熱変換
体に画像信号が送られ、インクに熱エネルギが印加され
てオリフィス4からインクが吐出し、被記録部材12上
に印字が行われる(ステップ103) .一方、ファン
9は記録開始時に起動され、ヒートパイプ6の前記放熱
部に送風を行っており、その空気流はフィン7を介して
放熱される熱によって加熱されて温風となり、ダクト1
3を通して定着ユニット14内へ流入し、該定着ユニッ
ト14の下面に設けられた図示しない吹出口から被記録
部材12上へ吹付けられ、印字された記録液を温風乾燥
により定着させる(ステップ104) . 印字の進行すなわち時間の経過にともなって、前記電気
熱変換体によって印加された熱エネルギが記録ヘッドl
に残留し、記録ヘッドlの温度が高くなり、これに伴っ
て支持部材2も昇温して前記コントローラllの設定温
度以上になる.その結果、温度センサ10の検出温度が
設定温度に達するが、この状態でも給紙が完了するまで
ファン9は送風を続けているので、フィン7を介して空
気流は加熱されて温風となりダクト13を通して定着ユ
ニットl4に流入し、吹出口より被記録部材12上に吹
付けられ、印字された記録液を温風乾燥により定着させ
る.すなわち、ヒートパイブ6の放熱部より放熱される
熱は定着ユニット14への熱風発生用の熱源として有効
活用される(ステップ 105 ’) . 他方、コントローラ11は、給紙が完了するまで温度セ
ンサ10による温度検出を続けるので(ステップ108
) 、温度センサ10の検出温度が設定温度より低くな
ると、ヒータ8が再び通電されてビートパイブ6を介し
て支持部材2を加熱する(ステップ109) .給紙が
完了すると、前記ファン9は停止する(ステップ+06
) .(実施例3) 実施例2のインクジェット記録装置に加えて、第8図に
示すように、フィン側のヒータ15と、フィン7を介し
て定着ユニット14へ送られる温風の温度を測定する温
度センサ16とを備える.これらヒータl5、温度セン
サl6はコントローラl1に結線されている. 次に、本実施例の動作について説明する.第9図は本実
施例の動作を示している.同図のステップ301, 3
02, 311, 303. 304は、それぞれ順に
第4図のステップ101, 102. 107, 10
3, 104に相当するので説明を省略する. ステップ304実行後、温度センサ16によって定着ユ
ニットl4内の温風の温度を測定し(ステップ305)
、温風の温度が所定の値(設定温度)よりも小さい場
合には、フィン7側に設けたヒータ15を加熱して温風
温度を調整する(ステップ312) .次に、印刷を開
始して(ステップ306) 、温度センサ10による温
度検出を行い(ステップ307) ,検出温度が設定温
度よりも低くなった場合には、ヒートパイブ6側に設け
たヒータ8を通電して安定した印字が行えるように記録
ヘッドの温度を調整する(ステップ313)。 その後、前記温度センサ16によって再び前記温風の温
度を測定し(ステップ308) 、温風の温度が所定の
値よりも小さい場合には、前記ヒータ15を加熱して温
風温度を再調整する(ステップ314) .給紙が完了
すると(ステップ309)、ファン9が停止する(ステ
ップ31(1) .これにより、温度の安定した温風を
送風することができ、安定な定着を行うことができる. 上記実施例1.2.3において、定着ユニット14内は
温風を記録面に均一にあてるために、第7図に示すよう
に、温風をうける壁材21を設け、記録面側の定着ユニ
ットの底部がメッシュ22で構成されている.これによ
り、送風側から送られた温風が記録面に対して均一にあ
たるので、記録画像の乾燥・定着が良好に行える.前記
定着ユニット14の構成は上述のものに限らず、温風を
均一に記録面にあてる構成であればよく、各種構成がと
られる.例えば第7図に示したものの場合、壁材21の
高さが送風方向下流側へ行くにしたがって高くしてある
. さらに他の実施例として、記録ヘッドも1本のものに限
らず、カラー化等の場合には複数本の記録ヘッドにも適
用することができる. 〔発明の効果〕 本発明は、上記のとおり構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する. インクジェット記録ヘッドから放熱される熱は、定着ユ
ニットの温風発生用の熱源として有効利用されるので、
定着ユニットに別途加熱手段を設ける必要がないから、
その分消費電力が減少するとともにインクジェット記録
装置もコンパクトな小型のものとすることができる。 また、放熱手段にヒートパイブとフィンを用いると、効
率の良い熱伝導が行われてより一層消費電力を節約する
ことができる.
直接、ライン型インクジェット記録ヘッド(以下、「記
録ヘッド」という)lの支持部材2に連結されている.
記録ヘッド1は後述する実施例2の第2図と同様の構成
をしている.次に、本実施例の動作について説明する.
第6図は本実施例の動作を示している。 記録開始スイッチ(図示せず)を入れる(ステップ20
l)と、給紙が開始され(ステップ202) 、それと
同時にファン9が起動する(ステップ203) ,被記
録部材12が記録ヘッド1を通過すると、画像信号に応
じて電気熱変換体により熱印加が行われる.その熱エネ
ルギにより記録液(インク)が吐出するが、記録ヘッド
1には、吐出に必要でない熱エネルギが残留し、その熱
エネルギを支持部材2を介してフィン7へと導き、前記
ファン9により、ダクト13を通って定着ユニット14
へ温風として送り込む.この温風を被記録部材l2上の
記録液へ吹き付け、温風乾燥させることにより記録液の
定着を行なう.前記ファン9は、給紙が完了するまで送
風を続け(ステップ204) .給紙が完了すると停止
する(ステップ205) . (実施例2) 次に、放熱手段としてヒートパイプとフィンとを備えた
本発明の他の実施例を図面に基いて説明する. 第1図に示すように、被記録部材12の進行方向である
矢印八方向に対して交差する方向に記録ヘッド1が配設
されており、その下流側には被記録部材12上に印字さ
れた記録液を定着するための定着ユニット14が前記記
録ヘッド1とほぼ平行に設けられている. 前記記録ヘッド1の支持部材2の裏面には、伝熱部材と
して支持部材2よりも長尺のヒートバイプ6が接着等に
より一体的に設けられており、該ヒートパイプ6の一端
側は支持部材2よりも側方へ突出した突出部を有する.
該突出部には、第3図に詳細に示すように複数個のフィ
ン7を互いに間隙をおいて嵌着した放熱部が形成されて
いる.第1図において、13aは前記フィン7を覆うカ
バーであって、該カバー13aは対向する二面が開放さ
れており、その一方の開放面側に、カバー13aととも
に強制空冷するための送風手段を構成する例えばファン
9が配設されており、他方の開放面側にはダクト13の
拡大端部を接続し、該ダクト13の他端部は定着ユニッ
ト14の一端に接続されている. ヒートパイブ6の裏面中央部位にはヒータ8が固着され
ており、ヒートパイブ6と支持部材2の間には温度セン
サ10を設け、これらヒータ8および温度センサlOは
それぞれコントローラ1lに結線されている. 記録ヘッド1は従来のものと同様のものでよく、例えば
第2図に示すように、支持部材2の片面に基板部材3を
介して固着されたインク室5を備え、該インク室5には
多数のオリフィス4が設けられている.図示しないが、
前記基板部材3上には多数のオリフィス4のおのおのに
対応してインク(記録液)を吐出するために利用される
熱エネルギを印加するための電気熱変換体が設けられて
おり、画像信号に応じて前記電気熱変換体によって熱エ
ネルギが印加されると前記才リフィス4から記録液が吐
出されるものである。 次に本実施例の動作について説明する.第4図は実施例
の動作を示している。 コントローラ11に予め記録ヘッドlの設定温度に相当
する設定値を入力しておく.記録開始スイッチ(図示せ
ず)を入れる(ステップ101)と、温度センサ10は
記録ヘッド1の温度を検出し、この検出信号はコントロ
ーラ11に入力され、前記設定値と比較される(ステッ
プ102) .その結果、前記検出信号の値が設定値よ
りも小さい場合には、ヒータ8は通電されてヒートパイ
ブ6を介して支持部材2を加熱する(ステップ107)
.このとき、ヒートパイプ6の支持部材2側は凝縮部
となり、ヒータ8によりヒートパイブ6内の作動液体は
加熱されて蒸発し、均一に広がって支持部材2側へ移動
して凝縮されて潜熱を放出し、支持部材2を均一な熱流
速によって均一に加熱する.支持部材2が設定温度に達
すると、ヒータ8への通電が止められるとともに、被記
録部材12が図示しない搬送手段によって矢印八方向に
搬送され、これと同時に記録ヘッド1の前記電気熱変換
体に画像信号が送られ、インクに熱エネルギが印加され
てオリフィス4からインクが吐出し、被記録部材12上
に印字が行われる(ステップ103) .一方、ファン
9は記録開始時に起動され、ヒートパイプ6の前記放熱
部に送風を行っており、その空気流はフィン7を介して
放熱される熱によって加熱されて温風となり、ダクト1
3を通して定着ユニット14内へ流入し、該定着ユニッ
ト14の下面に設けられた図示しない吹出口から被記録
部材12上へ吹付けられ、印字された記録液を温風乾燥
により定着させる(ステップ104) . 印字の進行すなわち時間の経過にともなって、前記電気
熱変換体によって印加された熱エネルギが記録ヘッドl
に残留し、記録ヘッドlの温度が高くなり、これに伴っ
て支持部材2も昇温して前記コントローラllの設定温
度以上になる.その結果、温度センサ10の検出温度が
設定温度に達するが、この状態でも給紙が完了するまで
ファン9は送風を続けているので、フィン7を介して空
気流は加熱されて温風となりダクト13を通して定着ユ
ニットl4に流入し、吹出口より被記録部材12上に吹
付けられ、印字された記録液を温風乾燥により定着させ
る.すなわち、ヒートパイブ6の放熱部より放熱される
熱は定着ユニット14への熱風発生用の熱源として有効
活用される(ステップ 105 ’) . 他方、コントローラ11は、給紙が完了するまで温度セ
ンサ10による温度検出を続けるので(ステップ108
) 、温度センサ10の検出温度が設定温度より低くな
ると、ヒータ8が再び通電されてビートパイブ6を介し
て支持部材2を加熱する(ステップ109) .給紙が
完了すると、前記ファン9は停止する(ステップ+06
) .(実施例3) 実施例2のインクジェット記録装置に加えて、第8図に
示すように、フィン側のヒータ15と、フィン7を介し
て定着ユニット14へ送られる温風の温度を測定する温
度センサ16とを備える.これらヒータl5、温度セン
サl6はコントローラl1に結線されている. 次に、本実施例の動作について説明する.第9図は本実
施例の動作を示している.同図のステップ301, 3
02, 311, 303. 304は、それぞれ順に
第4図のステップ101, 102. 107, 10
3, 104に相当するので説明を省略する. ステップ304実行後、温度センサ16によって定着ユ
ニットl4内の温風の温度を測定し(ステップ305)
、温風の温度が所定の値(設定温度)よりも小さい場
合には、フィン7側に設けたヒータ15を加熱して温風
温度を調整する(ステップ312) .次に、印刷を開
始して(ステップ306) 、温度センサ10による温
度検出を行い(ステップ307) ,検出温度が設定温
度よりも低くなった場合には、ヒートパイブ6側に設け
たヒータ8を通電して安定した印字が行えるように記録
ヘッドの温度を調整する(ステップ313)。 その後、前記温度センサ16によって再び前記温風の温
度を測定し(ステップ308) 、温風の温度が所定の
値よりも小さい場合には、前記ヒータ15を加熱して温
風温度を再調整する(ステップ314) .給紙が完了
すると(ステップ309)、ファン9が停止する(ステ
ップ31(1) .これにより、温度の安定した温風を
送風することができ、安定な定着を行うことができる. 上記実施例1.2.3において、定着ユニット14内は
温風を記録面に均一にあてるために、第7図に示すよう
に、温風をうける壁材21を設け、記録面側の定着ユニ
ットの底部がメッシュ22で構成されている.これによ
り、送風側から送られた温風が記録面に対して均一にあ
たるので、記録画像の乾燥・定着が良好に行える.前記
定着ユニット14の構成は上述のものに限らず、温風を
均一に記録面にあてる構成であればよく、各種構成がと
られる.例えば第7図に示したものの場合、壁材21の
高さが送風方向下流側へ行くにしたがって高くしてある
. さらに他の実施例として、記録ヘッドも1本のものに限
らず、カラー化等の場合には複数本の記録ヘッドにも適
用することができる. 〔発明の効果〕 本発明は、上記のとおり構成されているので、以下に記
載するような効果を奏する. インクジェット記録ヘッドから放熱される熱は、定着ユ
ニットの温風発生用の熱源として有効利用されるので、
定着ユニットに別途加熱手段を設ける必要がないから、
その分消費電力が減少するとともにインクジェット記録
装置もコンパクトな小型のものとすることができる。 また、放熱手段にヒートパイブとフィンを用いると、効
率の良い熱伝導が行われてより一層消費電力を節約する
ことができる.
第1図は本発明の一実施例である実施例2の主要部の斜
視図、第2図は記録ヘッドの斜視図、第3図はヒートパ
イプの一例を示す斜視図、第4図は実施例2の動作を示
すフローチャート、第5図は本発明の実施例1の主要部
の斜視図、第6図は実施例1の動作を示すフローチャー
ト、第7図は本発明の定着ユニットの一例を示す要部断
面図、第8図は本発明の実施例3の主要部の斜視図、第
9図は実施例3の動作を示すフローチャートである. 1・・・インクジェット記録ヘッド、
視図、第2図は記録ヘッドの斜視図、第3図はヒートパ
イプの一例を示す斜視図、第4図は実施例2の動作を示
すフローチャート、第5図は本発明の実施例1の主要部
の斜視図、第6図は実施例1の動作を示すフローチャー
ト、第7図は本発明の定着ユニットの一例を示す要部断
面図、第8図は本発明の実施例3の主要部の斜視図、第
9図は実施例3の動作を示すフローチャートである. 1・・・インクジェット記録ヘッド、
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 1、インクを吐出して被記録部材に記録を行うインクジ
ェット記録ヘッドと、 該インクジェット記録ヘッドに接して設けられ、前記イ
ンクジェット記録ヘッドで発生した熱を放熱するための
放熱手段と、 該放熱手段により放熱された熱を空気流を用いて前記被
記録部材の記録がなされた部分に導くための送風手段と
、 を具備することを特徴とするインクジェット記録装置。 2、放熱手段はフィンである請求項1記載のインクジェ
ット記録装置。 3、放熱手段はヒートパイプとフィンとを有する請求項
1記載のインクジェット記録装置。 4、送風手段はファンとダクトとを有する、請求項1、
2または3記載のインクジェット記録装置。 5、インクジェット記録ヘッドはインクを吐出するため
に利用される熱エネルギを発生する電気熱変換体を有す
る、請求項1、2、3または4記載のインクジェット記
録装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1056144A JP2719175B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | インクジェット記録装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP1056144A JP2719175B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | インクジェット記録装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH02235750A true JPH02235750A (ja) | 1990-09-18 |
JP2719175B2 JP2719175B2 (ja) | 1998-02-25 |
Family
ID=13018885
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP1056144A Expired - Fee Related JP2719175B2 (ja) | 1989-03-10 | 1989-03-10 | インクジェット記録装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2719175B2 (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPH091788A (ja) * | 1995-06-20 | 1997-01-07 | Nec Corp | インクジェット記録装置 |
US6203153B1 (en) * | 1996-02-28 | 2001-03-20 | Hewlett-Packard Company | Method and apparatus for printing on gelatin coated media |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
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JPS55130781A (en) * | 1979-03-30 | 1980-10-09 | Canon Inc | Liquid injecting recorder |
JPS56130383A (en) * | 1980-03-18 | 1981-10-13 | Ricoh Co Ltd | Ink jet recorder |
JPS6271682A (ja) * | 1985-09-26 | 1987-04-02 | Fuji Xerox Co Ltd | Ledプリンタのledアレイヘツド冷却装置 |
JPS6325544U (ja) * | 1986-08-01 | 1988-02-19 |
-
1989
- 1989-03-10 JP JP1056144A patent/JP2719175B2/ja not_active Expired - Fee Related
Patent Citations (5)
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US6203153B1 (en) * | 1996-02-28 | 2001-03-20 | Hewlett-Packard Company | Method and apparatus for printing on gelatin coated media |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP2719175B2 (ja) | 1998-02-25 |
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