JP3420830B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ

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  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェットプリンタ
の分野に関する。
【0002】
【従来の技術】コンピュータの出現に伴なって、コンピ
ュータによって生成された結果を印刷された形態で生成
することのできる装置が必要になった。この目的に使用
された初期の装置は当時の電子タイプライター技術を簡
単に改造したものであった。しかし、かかる装置は図形
や多色画像を生成することもできず、また所望の速度で
印刷を行なうこともできなかった。
【0003】当該技術分野は大きな進歩を遂げてきた。
インパクトドットマトリクスプリンタは依然広く用いら
れているが、多くのアプリケーションにおいて必要な速
度や耐久性がなく、また高精細度のカラープリントアウ
トを簡単に生成することができない。サーマルインクジ
ェットプリンタの開発によってこれらの問題の多くが解
決された。S.O. Rusmussen等に発給された本出願人に譲
渡された米国特許4,728,963号にはこの種のプリンタ技
術の一例が説明されている。
【0004】サーマルインクジェットプリンタには複数
のノズルからインク滴を射出するための複数の抵抗器要
素が用いられる。詳細には、通常大きさが約50μm×50
μmの抵抗性材料からなるパッドであるそれぞれの抵抗
器要素がインクジェットカートリッジからなるインク溜
めから供給されるインクの入ったチャンバーに配置され
る。それぞれが1つの抵抗器要素に対応した複数のノズ
ルあるいは開口部を有するノズル板がこのチャンバーの
一部をなしている。ある特定の抵抗器要素が通電される
と、気化によってこのノズルを介して紙、布等の印刷媒
体にインク滴が射出される。インク滴の発射は通常マイ
クロプロセッサの制御のもとに行なわれ、マイクロプロ
セッサの信号は電気配線によって抵抗器要素に送られ
る。
【0005】これらのノズルを含むインクカートリッジ
が媒体の幅全体に繰り返し移動されて印刷が行なわれ
る。この媒体上の移動のある指定された回数ごとに、制
御マイクロプロセッサのプログラム出力にしたがってイ
ンクを発射したりしなかったりする。媒体上を1回完全
に移動するごとに、インクカートリッジ上のコラムに配
置されたノズルの数にノズルの中心間の距離をかけたも
のにほぼ等しい幅だけ印刷を行なうことができる。かか
る完全な移動あるいは印刷動作が1回行なわれるごと
に、媒体はこの印刷の幅だけ進められ、インクカートリ
ッジが次の印刷動作を開始する。信号を適切に選択し、
タイミングを取ることによって、媒体上に所望の印刷が
得られる。
【0006】多色印刷を行なうためには、それぞれが他
のカートリッジとは異なる色のインクを保持するをチャ
ンバーを有する複数のインクジェットカートリッジを印
刷ヘッド上に支持するようにすることができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】インクジェットプリン
タの場合高密度のテキストあるいは画像を普通紙に印刷
する場合の2つの問題における2つの主要な欠点に対処
しなければならない。第1の欠点は、インクで飽和した
媒体は変形してしわやふくれが発生することであり、第
2の欠点は隣り合う色が互いに混じり合う点である。サ
ーマルインクジェット印刷に用いられるインクは液体を
基剤とし、通常は水性である。液体インクが木から製作
された用紙に着けられると、セルロース繊維に吸収され
て繊維を膨脹させる。セルロース繊維が膨脹すると、局
部的な拡大が発生し、それによって用紙がかかる領域で
制御不能に湾曲する。この現象は用紙のふくれと呼ばれ
る。 その結果ペンと用紙の間隔が制御不能になること
による印刷品質の低下が起こったり、また用紙のしわの
ために印刷される出力の外観が悪くなったりする。ま
た、用紙のふくれによって、印刷動作中に用紙が印刷ヘ
ッドに接触することもある。
【0008】これらの問題点をハードウエアで解決する
ことが試みられてきた。インクが印刷された後にそれを
急速に乾かすために加熱要素が用いられてきた。しか
し、これは印刷後に発生する汚れを低減するのに効果が
あっただけである。 従来の加熱要素は印刷中および印
刷後のコンマ数秒の間に発生するインクの混じりの問題
を低減するのに有効ではなかった。
【0009】高精細度の印刷を高速で行なうために他の
種類の技術が開発されたが、それらは製作および稼働に
より高い費用がかかり、したがってその価格はサーマル
インクジェットプリンタを用いるほとんどのアプリケー
ションの価格帯を越えたものになっている。
【0010】品質の低下を嫌うユーザーは低速の印刷を
行なうか、あるいは普通紙や普通の媒体に比べてかなり
高価な特殊なコーティングをほどこした媒体を用いなけ
ればならない。ある種の条件下では、180ドット/イン
チ程度の解像度で満足な印刷品質を得ることができる。
しかし、これより高い解像度ではインクのにじみといっ
た問題が発生する。
【0011】熱転写プリンタ技術を用いると、多少速度
が落ちるが良好な品質の高密度印刷を行なうことができ
る。残念なことに、かかるプリンタは複雑であるため、
サーマルインクジェット型のおよそ2倍から3倍の価格
になる。熱転写のもう1つの欠点はフレキシビリティが
ないことである。印刷媒体に熱転写されるフィルムにイ
ンクあるいは染料が供給される。現在では、密度にかか
わりなく1回の印刷ごとに1枚のフィルムが用いられ
る。そのため、低密度の図表についても1ページあたり
のコストが高くなり過ぎる。この問題は複数の色が用い
られるときさらに深刻になる。
【0012】したがって、本発明の目的は普通紙上に高
品質でカラー画像を印刷し、構造の簡単なカラーインク
ジェットプリンタを提供することである。
【0013】
【課題を解決するための手段】通気システムを改善した
インクジェットプリンタを説明する。このプリンタは印
刷領域の印刷媒体に制御された態様でインク滴を射出す
るための印刷ヘッドを有する。印刷動作中に媒体パス中
で媒体を送って印刷ヘッドに対して媒体を位置決めする
手段が設けられる。印刷媒体の一部を加熱するための電
気的に付勢されるヒータが設けられる。プリンタ電源に
よってこのヒータ手段と媒体送り手段に電力を供給す
る。本発明によれば、このプリンタは印刷領域の近傍か
ら余分なインク噴霧やインクを含む蒸気を真空排気する
手段、電源に冷却気流を提供する手段、および加熱手段
を能動的に通期する手段からなる1つのファン通気シス
テムを有する。
【0014】一実施例において、このファンはエアーダ
クトシステムに結合される。このエアーダクトシステム
は印刷領域から余分なインク噴霧やインクを含む蒸気を
真空排気するために印刷領域に隣接して配設された第1
のダクト入口開口部を有する。このエアーダクトシステ
ムはさらに電源付近の領域からダクト開口部に空気を引
き込み、それによって電源を津裏する気流を提供する。
【0015】一実施例において、このヒータ手段は印刷
領域の横方向に伸張する細長いカバーを形成し、このカ
バーはそれぞれの端部に開口部を有する。エアーダクト
システムはこのカバーの開口部の1つと連通したダクト
開口部とこのダクト開口部とファンの間に伸張する密閉
されたエアーダクト手段からなる。これによって、第2
のヒータのカバーの開口部を介してこのダクトシステム
によってコントローラのカバーに空気を引き込むことに
よってヒータのカバーを能動的に通気する手段が提供さ
れる。
【0016】このプリンタはさらにダクトシステム中の
ファンの下流に配設され、印刷領域から排出されたイン
クの粒子をフィルタリングし、またファンの配設された
高さと異なる高さに配置されたフィルター要素を有し、
それによってファンとフィルターの間の空気パスを長く
してフィルター要素に達する前のインク粒子の乾燥を容
易にしている。
【0017】
【実施例】本発明を実施したカラープリンタ50の外部機
構を図1から図3の等角図に示す。プリンタ50は入力媒
体トレー54と出力トレー56を支持するハウジング52を有
する。印刷媒体(たとえば用紙)は入力媒体トレー54に
収容され、当該技術分野で周知の取り出し機構によって
引き出される。プリンタ50には他の種類の印刷媒体を用
いることもできるが、ここでは説明の目的上この媒体を
紙として説明する。用紙は次に詳細に説明する用紙パス
中を駆動される。この用紙パスは用紙の方向を変えて出
力トレー56に導く。用紙は媒体パスの一部をなすプリヒ
ータ要素によって予備加熱される。このプリヒータは用
紙の水分をとばして用紙の温度を上昇させ、それによっ
て用紙をプリンタの印刷領域で行なわれるインクジェッ
ト印刷のために調整する。用紙駆動機構が印刷領域中で
用紙を駆動する。印刷領域は用紙を加熱してインクが用
紙に付いた後これを急速に乾燥させるための印刷領域ヒ
ータを有する。この印刷領域中の空気を取り出して印刷
領域からインクの蒸気と余分なインク滴を除去するため
の通気システムが設けられている。この通気システムは
電気構成要素から空気を取り出してこれを冷却し、ヒー
タを能動的に通気して温度状態の暴走を防ぐためのダク
トを含む。
【0018】本実施例は印刷領域を通過する用紙の方向
に直角に伸張するキャリッジ軸に沿って駆動されるキャ
リッジに取り付けられた4つのインクカートリッジ60を
含む。これらのカートリッジを図2に示す。図2ではこ
のプリンタの前部トップカバー62が開いた状態で示され
ている。典型的なアプリケーションでは、これらのカー
トリッジにはそれぞれ黒、シアン、マゼンタ、黄といっ
た異なる色のインクが入っており、フルカラー印刷がで
きるようになっている。本実施例ではインクは水性であ
る。
【0019】プリンタ50のハウジング52はさらに後部カ
バードア64を有し、このカバードア64を開いて図4に示
すようにプリンタの後部を見ることができる。本実施例
では後部カバードア64はハウジングの底面の後部にヒン
ジ結合されている。用紙パスの一部は多目的用紙パスの
構成要素70とプリヒータ要素72によって形成される。構
成要素70は用紙が入力トレーから取り出されるときに主
媒体パスを形成して方向逆転によって用紙をガイドする
湾曲したリブ状の輪郭74を有する。構成要素70は簡単に
取り外しでき、ハウジング52に成型されたレールによっ
て形成される対応するスロット82に入るピン71を有す
る。また、プリヒータ72は構成要素70の湾曲した輪郭に
ほぼ一致するが、構成要素70の表面から少し間隔をおい
て用紙パスを構成するスロット94を形成する湾曲面をな
すようにプリンタ内に固定されている。
【0020】カバードア64は構成要素70の第2の湾曲面
と協働してプリンタのユーザーが上後部給紙スロット80
から1度に1枚ずつ用紙を手で供給できるようにする単
葉上部給紙パスを提供する湾曲面76を有する。カバー64
の端部とハウジング52の端部によって形成されるこの単
葉給紙スロット80から入った用紙は、後部カバードア64
の湾曲面76によって部材70の湾曲面78にガイドされる。
このようにして、単葉給紙スロット80から供給された用
紙は主給紙パスを有する狭まった位置95に直接送られ
る。
【0021】後部カバードア64は図3から図5に示すよ
うな調節可能なスロット形成機構を有する。この機構は
固定された第1の媒体端部ガイド81Aを有し、これはカ
バードア64に一体の部分として成型されたスロット側部
材である。調整機構はさらに摺動する第2の媒体端部ガ
イド81Bを有し、これはスロット80の入力にU字状をなる
第2のスロット側部材である。部材81Bはカバードア64
の端部81C上を摺動して、第2の媒体端部ガイド81Bと後
部カバードア64の間に摺動係合を形成する。このプリン
タのユーザーは第2の媒体端部ガイドの位置を手で供給
される印刷媒体の幅に合わせて調整する。本実施例にお
いては、スロット80の幅は81/2インチの幅から4イン
チ以下の小さな封筒の幅までの様々な幅に対応して調整
することができる。
【0022】図5Bおよび図5Cの断面図にはこの摺動端部
ガイド81Bをさらに詳細に示す。図5Bに示すように、ガ
イド81Bは部材76から突出したリブ81Dによって面部材76
の端部81Cに連結する。摺動端部ガイド81Bの戻り止め位
置には摺動端部ガイド81Bのばね部材81Gから突出した突
起領域81Fを受けるくぼみ81Eが形成されている。
【0023】摺動端部ガイド81Bと面部材76はさらに印
刷領域への封筒の方向の誤りを防止する連結機構76Aお
よび81Hを有する。機構76Aは部材76の表面に形成された
溝である。摺動端部ガイドの端部81Iから伸張する連結
タブ81Hが溝76Aに入る。これらの機構の連結の結果、手
動給紙スロット80に供給される封筒等が摺動端部部材と
面76の間に摺動する封筒の端部によって誤った方向に向
けられることがなくなる。
【0024】取り外し可能な構成要素70を用いることに
よって図5に示すように金属製の取り外し可能なカバー
プレート86の下の回路基板に取り付けられた電子回路素
子84に簡単に接近することができる。これによって、プ
リンタの大掛かりな分解を行なうことなく、修理や素子
84を構成するメモリ素子の交換等による印刷フォントの
変更といったアップグレードを行なうことができる。素
子84の変更は熟練したサービスマンを必要とせず行なう
こともできる。
【0025】図6Aおよび図6Bは用紙パス構成要素70の等
角図である。湾曲した輪郭74は湾曲面74Bから突出した
多数の間隔をおいて整列した湾曲リブ74Aによって形成
される。スロット開口部74Cがリブ74Aの間の面74Bに形
成される。
【0026】構成要素70の輪郭74は用紙を入力トレー54
から印刷領域にガイドする主用紙パスの一部をなす。入
力トレー54と出力トレー56はいずれもユーザーの便宜の
ためにプリンタの前面に配置されている。その結果、印
刷すべき用紙は入力トレー54から出力トレー56に至る間
に方向転換しなければならない。構成要素70はプリンタ
中のこの用紙パスの一部を形成する機能をはたす。
【0027】構成要素70の面78はまたユーザーがプリン
タの後部のスロット80からアクセスする手動給紙パスの
一部をなす。
【0028】印刷媒体は構成要素70を形成するプラステ
ィック等の絶縁材料の上で擦れると静電荷を発生する。
リブ74Aを用いることによって、構成要素70と用紙の間
の面接触が最小限になるため静電気の発生が低減され
る、これらのリブはさらにこの構成要素の熱質量を低減
し、用紙からの熱伝導を最小限にする。
【0029】構成要素70のもう一つの利点は、スロット
74Cにある。用紙を移動させるにはクリアランスを小さ
くしなければならないため、用紙パス中のスペースは非
常に小さい。プリンタ50の内部におけるような加熱され
た環境では、これによって冷却器領域に移動した後予備
加熱処理中に用紙から出た水分が凝縮して水になる場合
がある。スロット74Cは水蒸気のための逃がしパスを提
供し、それによってこの凝縮の問題を解決することがで
きる。同時に、構成要素70は用紙を用紙パス中で移動さ
せるのに必要な狭い用紙パス形状を維持する。
【0030】構成要素70のもう一つの利点はプリンタか
らの取り外しが容易であることである。ユーザーはプリ
ンタ内で起こる紙詰まりを解決するために用紙パスを取
り扱うことができなければならない。構成要素70は指7A
および7Bを持って構成要素70を引くことによって簡単に
取り外され、ユーザーが紙詰まりを簡単に解決できるよ
うに用紙パスを直接取り扱うことができるようになって
いる。
【0031】構成要素70はこれらの利点を単体の要素と
して達成し、初期のプリンタにおいて通常複数の部品を
用いて実行されていたいくつかの機能を実行し、したが
って高い次元の機能的統合を達成する。一実施例におい
て、構成要素70はエンジニアリングプラスティックから
単体として成型される。
【0032】図7には、プリンタ50中の用紙パスの主要
部分を断面図で示す。用紙90は入力媒体トレー54から取
り出され、用紙パス中を矢印92の方向に送られる。用紙
90は部材70の湾曲面74とプリヒータ72によって形成され
るスロット94に入り、リブ74Aによって形成される湾曲
した輪郭74に接触し、プリヒータ72によって形成される
湾曲面に接触しながらガイドされる。ガイド96がスロッ
ト94の出口の上に固着されて、用紙をガイドして方向の
逆転を完了させる。その結果、用紙は入力トレーから取
り出されたときその先端が向いていた方向から180゜向
きを変える。
【0033】可撓性のバイアスガイド150が、用紙がな
いときその一端がプリヒータ72に接触するように上部ガ
イド140とプリヒータ72の上に配置されている。このバ
イアスガイドは用紙をプリヒータ72に押圧して有効な熱
エネルギーの伝達を発生させる。予備加熱された用紙90
の先端は次に駆動ローラ100とアイドラローラ102のロー
ル間隙に送られる。用紙が用紙シム151によってヒータ
スクリーン104に保持された状態で、用紙90は印刷領域1
04を通過して送られ、この印刷領域で放射熱が反射器10
6と反射器によって形成されるヒータキャビティ110中に
配設されたヒータ要素108によって用紙の下面にあてら
れる。スクリーン112はキャビティ110の上に取り付けら
れており、用紙が印刷領域104を通過するときこれを支
持し、同時にキャビティ110から用紙90への放射と対流
伝熱を可能にする。この対流伝熱はスクリーンを通って
上昇する高温の空気と降下するそれより低温の空気によ
る自然対流の結果であり、ヒータキャビティ内にファン
による送風を行なうものではない。印刷動作中に用紙が
このスクリーンを覆うと、対流空気はキャビティ内で移
動する。
【0034】印刷領域において、駆動ローラを停止し、
カートリッジキャリッジ61を印刷軌道に沿って駆動し、
インクジェットカートリッジ60を動作させて用紙表面に
所望の印刷を行なうことによって用紙の上面へのインク
ジェット印刷が行なわれる。用紙の特定の印刷領域の印
刷が完了した後、駆動ローラ110および114が起動され、
用紙が印刷長だけ送られ、印刷が再開される。用紙は印
刷領域114を通過した後、出力ローラ114に送られる。こ
のローラは駆動ローラ100と同じ速度で駆動されてお
り、用紙を出力トレー56に排出する。
【0035】プリンタ50の特徴の1つはプリヒータ72で
あり、プリヒータ72は図9に平らになった状態を示した
可撓性の回路部材を有する。プリヒータ72は本実施例で
はポリイミドで製作された可撓性の絶縁部材72Aを有す
る。この絶縁部材の表面にエッチングした銅からなる導
電パターンが形成されており、ポリイミドの材料ででき
た帯電防止層がこの導電パターンを覆って、厚さ約0.15
mm(0.006インチ)のサンドイッチを形成している。こ
の帯電防止層は銅等の帯電防止材料含浸させたポリイミ
ドからなり、接着剤で銅パターン/ポリイミド基層に接
着されている。この帯電防止外層の目的に適った材料の
一つとして、E.I. Dupont de NemoirsCompanyが“Kapto
n”ポリイミドフィルムXCとして販売しているものがあ
る。この層は帯電を防止するのに十分な導電性を有して
いる。エッチングされた銅パターンは比較的幅が広く抵
抗の小さい配線を形成し、この配線は比較的幅が狭く抵
抗の大きい配線に接続されて、電流がそこを流れたとき
熱が発生するようになっている。本実施例では、プリヒ
ータ72の2つの異なる領域で異なる熱レベルを提供する
2つの抵抗性パターンがある。したがって、抵抗の小さ
い導体120が絶縁部材74Aの領域124に形成された抵抗性
の比較的幅の狭いパターン122につながっている。抵抗
の小さい導体130が絶縁部材の領域130に形成された抵抗
性のパターン128につながっている。2つの抵抗性のパ
ターン122および128は132で直列に接続されている。そ
れぞれの導体はプリヒータ70を駆動するための電流を供
給する電源204(図19)に接続されている。本実施例で
は、プリヒータ72が起動されたとき領域130は7.5ワッ
ト、領域124は21ワットの電力を消費する。これらの配
線はいずれの領域においてもほぼ同じ密度であるが、配
線の幅は熱密度のより高い領域130でより大きくなって
いる。
【0036】プリヒータ70はこのプリヒータの端部72A
を上部ガイド140に取り付け、それをプリンタのシャー
シに成型された機構142に巻き付け、プリヒータばね144
で強固に保持することによって設置される。それぞれの
ばねの一端144Aは機構144の突出タブ142Aに支持され、
他のばね端部はプリヒータ72に形成された開口部72Bに
挿入される。ばね144はばねの端部を偏らせて互いから
引き離し、それによってこのプリヒータの端部72Cおよ
び72Dに張力を加える。
【0037】プリヒータ70は上部ガイド140によって端
部72A上に、また下部ガイド146によって端部72E上に支
持される。端部72Aはプリヒータフィルムに形成された
スロット72Eを介してガイド140を構成する取付タブ141
(図10)に固定される。半径形状は端部72Cと72Dだけを
シャーシの機構142で支持することによって得られる。
機構142は本実施例では側面シャーシから約12 mm突出し
ている。したがって、プリヒータの表面の大部分が自由
空気中にあってプリヒータの熱質量を最小限にし、その
結果暖機時間が短縮される。
【0038】プリヒータ70の目的は用紙をあらかじめ収
縮させて印刷領域104での収縮を防止するように用紙を
加熱することである。用紙が加熱要素108による加熱に
よって印刷領域で収縮したとすると、ドット間の配置誤
差や印刷境界誤差が発生する。B. Richtsmeier等の“He
ater Blower System in a Color Ink-Jet Printer”と
題する1992年5月1日付けの同時係属中の米国特許出願
第876,924号に説明するプリンタは、用紙を用紙トレー
から印刷領域に送る加熱されたローラの形態のプリヒー
タを有するが、この加熱されたはローラはローラの熱質
量が大きいため、相対的に暖機(ウォームアップ)時間
が長くなる。
【0039】プリヒータ72には、熱質量が小さいために
入力トレーから媒体を供給する時間以外に要素72の予備
加熱に余分な暖機時間を要しないという利点がある。さ
らに、このプリヒータに可撓性フィルムを用いると重量
が大幅に低減される。
【0040】図10は用紙駆動要素と加熱要素の構成を等
角図で示す。わかりやすいように、スクリーン112はこ
の図には示さない。駆動ローラ100Aおよび100Bが駆動シ
ャフト160に取り付けられて回転する。テンションロー
ラ114がテンションシャフト162に取り付けられている。
それぞれのシャフトは比較的径が小さく、本実施例では
0.250インチ(6.35 mm)である。ステンレススチール製
で比較的径の小さいかかるシャフトはこの構成ではその
剛性が比較的低い。正確な動作に要求される安定性とシ
ャフトの剛性を提供するために、それぞれのシャフトは
3つのベアリングに取り付けられている。したがって、
シャフト160はベアリング161A、161B、161Cにシャフト1
62はベアリング163A、163B、163Cに取り付けられてい
る。これらのベアリングは対応するコネクタプレート
(165A、165B等)に固着され、シャフト160および162の
対応する位置に自己位置あわせする。
【0041】本実施例のローラ100Aおよび100Bは駆動シ
ャフト160より直径がかなり大きく、たとえば0.713イン
チ(18.1 mm)であり、耐熱性の粗粒子で覆われた材料
である。ローラ100Aおよび100Bをシャフト160の直径よ
り大きくすることによって、反射器の開口部によって形
成される有効加熱領域を最大限にすることができる。こ
れは、これらのローラはローラ間の反射器の開口部の面
積を小さくすることなくキャビティ110の端部でキャビ
ティ空間に進入するようにできるためである。したがっ
て、本実施例において、スロット106Aと106Bは反射器の
壁を切り欠き、タブ106Cと106Dを内側に曲げることによ
って反射器106内に形成することができる。アイドラロ
ーラ102は駆動ローラ100と同様の構成である。すなわ
ち、小径のシャフトが2つのより大きい径のローラを支
持している。アイドラスターホイール115はテンション
ローラ114と同様の構成である。その結果、反射器106に
よって構成されるヒータアッセンブリーによって提供さ
れる加熱領域を犠牲にする必要はなく、同時に駆動ロー
ラとテンションローラ100A、100B、114の間のハンドオ
フ(移管)距離を小さくすることができる。この駆動ロ
ーラとテンションローラの間の用紙ハンドオフ距離を最
小限にすることによって、用紙送りのさいの精度が得ら
れる。それは、これによって駆動ローラとテンションロ
ーラが同時に作用しない媒体領域が最小限になるためで
ある。さらに、媒体を出力トレー56に集積するのにテン
ションローラ以外の追加の出力ローラあるいは出力機構
を必要としない。
【0042】図7において、用紙パスの“A”と“B”の
間の領域は用紙パスの予備加熱される部分である。
“B”と“C”の間の領域は用紙パスの非加熱部分であ
る。カートリッジ60によるインクジェット印刷が行なわ
れる印刷領域104Aは“F”を中心としている。“C”と
“D”の間の領域104Bは要素108によって加熱され、Eに
おいて印刷領域に隣り合う追加の予備加熱領域を表わ
す。“E”と“F”の間の領域104Cもまた要素108によっ
て加熱され、この領域は媒体の印刷後加熱の領域であ
る。
【0043】一実施例において、駆動ローラ100Aと100B
がその対向する端部の近傍で用紙を捉らえる。これらの
ローラはこの例ではマージン幅より小さい0.365インチ
(9.27 mm)の幅寸法を有する。印刷領域は駆動ローラ1
00Aおよび100Bの前方にあり、したがって駆動ローラは
印刷動作に干渉しない。
【0044】図7にはまたプリンタ50を構成するダクト
システムの、図17にも示す印刷領域を横方向に伸張する
ダクト入口ポートを形成する要素を示す。ダクト開口部
の上端部は部材281によって形成され、部材281は上シャ
ーシ部材280(図17)からなる。部材281は切り欠き領域
(図示せず)を有し、この領域にアイドラローラの上部
が入る。ダクト開口部の下端部は薄いシム部材151によ
って形成され、この部材は部材96に接続され、そこから
伸張している。シム151はステンレススチール製で、駆
動ローラ100Aと100Bの間に伸張する。シム151は偏らせ
られてスクリーン104の上面に接触し、印刷カートリッ
ジ60の隣接する端部の下の位置に達する。したがって、
ダクトの入口226は印刷領域104においてカートリッジ60
に近接して配置されている。すなわち、本実施例ではカ
ートリッジから数ミリメートル以内にある。入口ダクト
開口部226を印刷領域104に近接して配置することは、プ
リンタ50中に単一の送風システムを用いることを可能に
する。このように近接して配置することによって、たと
えば、入口ダクト開口部の空気流量が300cfm(8.5m3
分)程度であるとき、入口ダクト開口部226に向かう100
cfm(2.83m3/分)程度の空気流量をカートリッジ60を
構成する印刷ヘッドの領域を介して得ることができる。
【0045】プリンタ50の用紙駆動機構はさらにモータ
シャフト172に取り付けられた大きさの異なる2つのピ
ニオンギヤ168および170を有するモータ166を有する。
ピニオンギヤ168および170は駆動ギヤ174とテンション
ギヤ176を介して、駆動シャフト160とテンションシャフ
ト162をそれぞれ直接駆動する。駆動ギヤはテンション
ギヤより少し大きく、ピニオンギヤの大きさは駆動ロー
ラとテンションローラの回転速度がほぼ等しくなるよう
に、駆動ギヤおよびテンションギヤの大きさとあわせて
選択される。ギヤはすべてはす歯であり駆動列の雑音を
最小限にしている。本実施例では、ギヤ174および176は
エンジニアリングプラスティック製である。
【0046】モータ166はシャフト端の内側寄りに取り
付けられて、キャリッジ軸に沿った必要幅寸法を低減し
ている。本実施例のモータ166は永久磁石ステッピング
モータである。
【0047】ギヤトレーンのバックラッシュ運動を防止
して媒体の送りと位置決めの精度と制御を向上させるた
めにバックラッシュ防止装置202が設けられている。こ
の装置202は第1のばねフィンガー対202Aおよび202Bを
有し、これらのフィンガー対はギヤ176をバックラッシ
ュ運動を防止するのに十分であるが、ギヤ176が依然と
してモータ166で駆動可能であるような力で軽く保持す
る。装置202はさらに同じように駆動ギヤ174を保持する
フィンガー202Cおよび202Dを有する。
【0048】プリンタ50の用紙パス要素の以上の特徴は
多くの利点を提供する。 1.プリンタの製造コストが比較的低い。 2.プリンタは比較的小型でありながら高い印刷品質を
提供する。 3.シャフトベアリングによって小型で慣性が小さく低
コストの駆動ローラの使用が可能である。 4.小型の駆動ギヤおよびモータシステムによってプリ
ンタ幅が最小限になる。 5.用紙送り精度が高い。 6.このプリンタは高速の用紙送りが可能であり、した
がって印刷スループットが良い。 7.出力トレーに用紙を集積するのに第2の出力ローラ
を必要としない。 8.はす歯ギヤによってプリンタによって生成される可
聴雑音が低減される。
【0049】ヒータ要素108は各端部が空気中に開いた
透明な石英管108Aと低電圧源によって駆動されるヒータ
線要素108Bを有する。線要素108Bはこの線に電流が流れ
ると放射熱エネルギーを生成し、たとえば電気トースタ
ーが熱を発生する場合と同様に被加熱状態になる。この
目的に適した種類の線材料としては、“Kanthal”の登
録商標で販売されているものがある。ヒータ108は上記
の同時係属中の米国出願第876,924号に説明するプリン
タに用いられているハロゲンランプより低コストなヒー
タ要素である。
【0050】線ヒータ要素108は電源202(図19)からの
35 Vの直流信号によって給電されており、この信号は31
KHzのパルス幅変調器によって変調され、可変パルス幅
の方形波を提供し、それによってヒータ108の動作に必
要なさまざまな電力設定を可能にしている。ヒータの温
度を検出するのにサーミスタ107(図19)が用いられ
る。パルス幅変調器制御機能、可変周波数制御機能、平
均電流測定機能および電圧測定機能を有する定電力閉ル
ープ制御回路204がヒータ要素に加えられる電力を制御
する。サーミスタ107はヒータの初期暖機条件を設定す
る。
【0051】初期印刷コマンドに応じて、本実施例のヒ
ータ108は110ワットで最低26秒動作してヒータを動作温
度まで最短時間で上昇させる。次に、ヒータの電力は普
通紙の印刷を行なうために73 Wまで落とされるか、ある
いは透明のポリエステル媒体上の印刷のための63W、あ
るいは光沢ポリエステル媒体用の28 Wに落とされる。プ
リンタが所望の印刷出力を終えそれ以上の出力要求がな
い場合、ヒータ要素108の電力は暖機アイドリング状態
時の20 Wに落ちる。
【0052】本実施例の印刷領域スクリーン112をさら
に図11および図12に示す。このスクリーンはいくつかの
機能をはたす。用紙を印刷領域104にまたヒータの反射
器106の上に支持する。このスクリーンはユーザーがヒ
ータ要素108に触れることを防止できる強度を有する。
このスクリーンは印刷媒体への放射熱エネルギーおよび
対流熱エネルギーを通すが、不均一な熱伝達のために印
刷異常を発生させる伝導熱エネルギーはほとんど通さな
い。スクリーン112は印刷媒体が印刷領域中を送られる
ときこのスクリーンの表面にひっかからないように設計
されている。
【0053】スクリーン112は、比較的大きなスクリー
ン開口部を形成する公称0.032インチ(0.81 mm)の幅を
有する薄い主ウェブと副ウェブの網を配することによっ
てこれらの機能を実行する。主ウェブおよび副ウェブの
例をそれぞれ図11の要素190および192として示す。スク
リーン開口部の例を194として示す。副ウェブ192はこの
網を強化する。
【0054】スクリーン112は好適にはステンレススチ
ール等の高強度の材料で製作され、本実施例では厚さが
約0.010インチである。開口部194は打ち抜きあるいはエ
ッチング処理で形成することができる。このスクリーン
は媒体にひっかかるようなバリができないように処理さ
れる。
【0055】図12はスクリーン112を形成する単体の部
材の断面図であり、一端が曲げられてフランジ112Aを形
成し、他端が曲げられてフランジ112Bを形成している。
ウェブ網がスクリーンの水平面112D上に形成されるだけ
ではなく、フランジ112A上にも線112Eまで形成されるよ
うに端部112Cに巻き付けられている。これによって放射
熱をフランジ開口部および水平面112Dに形成された開口
部から逃がすことができ、印刷後加熱領域を拡大するこ
とができる。
【0056】このスクリーンの典型的な寸法には、0.56
2インチ(14.2 mm)のスクリーン開口パターン幅(すな
わち、媒体の走行方向の寸法)と開口部194の幅寸法0.1
94インチ(4.92 mm)、長さ寸法0.777インチ(19.74 m
m)がある。本実施例のカートリッジ60を構成する印刷
ヘッドの例の(媒体走行方向の)印刷領域幅は0.340イ
ンチ(8.64 mm)であり、4つの印刷カートリッジ上の
整列した印刷ヘッドのそれぞれに対応する領域をカバー
する。本実施例の印刷カートリッジは1列に整列してい
るが、カートリッジは千鳥状にすることもできる。
【0057】図11において、スクリーンの格子パターン
は基本的には中心軸196に関して鏡像をなしている。印
刷媒体が最初に横切るスクリーン112のフランジ112Bの
端部から見ると、主ウェブ190は第1の鈍角Aをなし、こ
れは本実施例では135゜である。副ウェブ192はこの端部
に対して第2の鈍角Bをなし、本実施例では135゜であ
る。これらの角度はユーザーがヒータ要素108に触れる
のを防止するのに必要な強度を有し、かつ放射キャビテ
ィから印刷媒体への放射熱エネルギーと対流熱エネルギ
ーの伝達が容易に行なわれるようなウェブ網が提供され
るように選択される。
【0058】主ウェブ190の角度Aはいくつかの要因によ
って決定される。まず、ウェブ角度は媒体の先端が媒体
が送られるさいにウェブにひっかかってはならないとい
う条件を満たさなければならない。また、ウェブ角度は
隣接する印刷幅の間の媒体送り距離に応じて選択され
る。この距離は印刷ノズルの数と印刷モードによって決
まる。本実施例では、印刷ヘッドはそれぞれが52個から
なる0.340インチ(8.64 mm)の間隔をおいた2列の印刷
ノズルからなる。したがって、本実施例の印刷ヘッドに
対応する領域の幅は0.340インチ(8.64 mm)である。単
一印刷動作モードでは、それぞれの印刷幅に対する媒体
送り幅、すなわち印刷カートリッジのうちの1つの印刷
ノズルに対する領域幅は0.32インチ(8.1 mm)である。
3印刷動作モードでは、この距離は単一印刷動作の場合
の距離の3分の1、すなわち0.107インチ(2.72 mm)で
ある。6印刷動作モードでは、この距離は0.053インチ
(1.35 mm)、すなわち単一印刷動作モードにおける媒
体送り距離の6分の1である。
【0059】スクリーン開口部パターンの幅はこのプリ
ンタの実施例では次の方法で決定される。開口部パター
ン幅は3つの領域を有するものと考えることができる。
図7の“C”と“D”の間の第1の領域104Bは、送られる
媒体が有効印刷領域に達する前に予備加熱を行なうため
の予備加熱領域である。Eの第2の領域104Aは有効印刷
領域、すなわちこの印刷ヘッドを構成する印刷ノズルの
対応する領域である。本実施例では、この領域は印刷カ
ートリッジのノズルの到達距離によって形成される。
“E”と“F”の間の第3の領域104Cは、印刷媒体が有効
印刷領域を通過した後媒体が到達する印刷後加熱領域で
ある。本実施例では、予備加熱領域幅は3印刷動作モー
ドにおける媒体送り距離5つ分に等しい。すなわち約0.
54インチ(13.7 mm)である。“E”を中心とする有効印
刷領域の幅は上述したように0.340インチ(8.63 mm)で
ある。印刷後加熱領域の幅は3印刷動作モードの送り距
離2つ分に等しい。すなわち0.22インチ(5.60 mm)で
ある。これら3つの領域を合わせると本実施例では約1.
1インチ(27.9 mm)になる。
【0060】ウェブ角度は印刷媒体の同じ領域を放射熱
エネルギーから連続的に遮蔽しないように選択される。
この問題は垂直なウェブ、すなわち媒体の送り方向に平
行なウェブの使用を考えてみると明らかになる。このよ
うなウェブは媒体が送られるときそれにひっかからない
ことは明らかである。しかし、媒体が送られるときウェ
ブ上で媒体の同じ領域が印刷キャビティから遮蔽され、
この領域の乾燥状態は遮蔽されない領域とは異なるもの
になり、垂直ウェブパターンとなる。
【0061】一例として、主ウェブ角が135゜である本
実施例では隣接する主ウェブ190の間に約0.32 インチ
(8.13 mm)の垂直間隔Dを用い、3印刷動作の媒体送り
距離は0.107インチ(2.7 mm)である。
【0062】図13から図18はプリンタ50を構成する通風
ダクトと真空排気システムを示す。ハウジング50外の真
空排気を行なうためにさまざまな入口開口部からこの通
気システムに空気を引き込むのにファン220が用いられ
る。このような入口開口群のうちの1つが入力トレーの
下のプリンタハウジングの前部に形成されている。これ
らの開口部222(図16)は図13に示す回路基板224上の電
子モジュールを通って引き込まれる空気を受け入れる。
もう一つの入口開口部は印刷領域104の真上に配設さ
れ、印刷領域を横方向に伸張する細長い開口部226であ
る。空気、余分なインク滴、およびインクを含む蒸気を
ファン220の動作によって入口開口部に引き込み、印刷
領域から除去する。また、空気はヒータ要素108と反射
器106の反対の端部に配設されたハウジング開口部228お
よび230を介してモータ166、ヒータ108、およびプリヒ
ータ72を通過して引き込まれる。
【0063】図14はプリンタ50を構成するダクト240内
のファン220の位置を示す断面図である。このファンを
ダクト開口部に対して斜めオフセットに配置することに
よって、ダクト内により大きなファンを入れることがで
きる。図15はフィルター要素242、ファン220およびこの
ダクトに形成された排気開口部244の位置を示す別の断
面図である。排気開口部244はプリンタハウジング内の
ファンの高さより一段低く配置されている。矢印248に
よって示すファン220からの空気の流れは基本的にはダ
クト240を構成する壁246に当たり、下に向かって壁247
を含むダクト通路250に入る。この通路はフィルター要
素242とダクトの排気開口部244に通じている。
【0064】このように、1つのファンがハウジング52
内に形成されたダクトシステムとともに用いられて、プ
リンタ50を構成する電子部品の冷却、印刷領域からの蒸
気と余分なインクの除去、ヒータ108、プリヒータ72お
よび駆動モータ166(一実施例ではステッパモータであ
る。)の領域の異常温度上昇の防止といったいくつかの
機能を果たす通風システムが構成される。この通風シス
テムは印刷領域に均一に気流を送る。ファン220は印刷
領域の側面に取り付けられ、入口開口部226の端部232付
近の気流が端部234付近の気流より高いため印刷領域で
傾きが発生する。開口部226における気流のバランスを
とるために、印刷領域のファンに隣接する部分の背後の
領域200Aにおけるダクトの体積を印刷領域の部分280Bに
対して大きくされ、電子機器冷却気流は開口部226の背
後のダクトを通される。これによって、開口部226の高
さ寸法がたとえば本実施例の場合には0.25インチ(6.35
mm)といった小さい寸法に保たれる場合には、開口部2
26への気流は比較的均一に分配される。
【0065】この通風システムはフィルタリング機能を
提供する。1つの機能は、インク滴が穴あき領域53(図
3)を介してハウジングから排出される前にできるだけ
多量のインク滴をフィルタリングによって除去すること
である。もう1つの機能は、プリンタのハウジングから
逃げるインク粒子をできるだけ乾燥させることである。
これらの機能は通風に対する制約を最小限にしながら達
成しなければならない。空気の流路を長くして空気が2
つのダクト壁246および247に当たるようにすることが、
インク粒子の分離と乾燥を助ける。
【0066】ハウジング52からの排気開口部の上流にモ
ータ166を取り付けることのもう1つの利点は、雑音が
低減されることである。
【0067】一実施例において、プリンタ50の通風シス
テムは図16から図18に示す左シャーシアッセンブリー26
0、右シャーシアッセンブリー270および上部シャーシア
ッセンブリー280からなる。一実施例において、これら
のシャーシ部材はエンジニアリングプラスティック製の
射出成型部品である。それぞれのシャーシ部材はファン
動作によって空気を引き出すための空気通路を形成する
ダクトの外壁を形成するように成型される。図16はプリ
ンタ50を構成する電子部品を収容した下部シャーシ262
に取り付けられた左シャーシ260と上部シャーシ280を簡
略化して示す。矢印264、266に示すように、ファンの動
作によって発生する気流は下部シャーシ262に形成した
入口開口部222を介してプリンタの電源224の領域を流
れ、通気ダクト開口部を介して上部シャーシ280に入
る。この気流はファン220を介してさらに下に流れフィ
ルター要素242を介して開口部53から出る。
【0068】図17はこの通気システムによって提供され
る蒸気の除去とヒータの通気の機能を示す。ここには右
シャーシ270と上部シャーシ280を示し、左シャーシ260
は説明の簡略化のために示されていない。空気は印刷領
域に隣接する細長いダクト開口部226を介して上部シャ
ーシ280によって形成されるダクトに引き込まれる。こ
の気流を矢印282によって示す。矢印274によって示す気
流はプリヒータ72、反射器106、および下部ガイド146に
よって形成される空間272を介して左シャーシ260に形成
された開口部から引きだされ、右シャーシ270に形成さ
れた開口部276に入る。この気流を図18により詳細に示
す。右シャーシに流れる気流はさらに上部ハウジング28
0に形成されたダクトからファン220に入る。また、図18
にはプリヒータ72の一端を支持する側面機構144の一例
を示す。
【0069】図19はプリンタ50中の用紙パスに関連する
制御要素を示す概略ブロック図である。同図には、入力
媒体トレー54および出力トレー56、入力媒体トレーから
用紙を取り出し、その用紙をプリヒータ72と構成要素70
の間の用紙パスに供給し、駆動ローラ100とアイドラロ
ーラ102の間のロール間隙に入れる取り出しローラ290の
概略を示す。取り出しローラ290は取り出しモータ292に
よって駆動される。インクジェットカートリッジ60は印
刷領域の上に配設されている。反射器106を有するヒー
タ要素108は印刷領域の下に配設されている。温度検出
抵抗器107が反射器106の底部の開口部111(図10)に隣
接して配設された回路基板上に配設され、反射器キャビ
ティ110内の温度を検出する。
【0070】また、図19には電子部品を簡略化して示
す。プリンタコントローラ200は印刷命令や印刷データ
を提供するパーソナルコンピュータあるいはワークステ
ーション等のホストコンピュータ210とインターフェー
スする。プリンタ50はさらにオペレータに普通紙、光沢
紙、あるいは透明フィルムといったプリンタに装填すべ
き媒体の種類を示す手段を提供する媒体選択スイッチお
よびその他のオペレータ制御スイッチ208を有する。あ
るいは、ホストコンピュータ信号によってプリンタをそ
れに合わせてセットアップする媒体の種類を指定するこ
ともできる。上述したように、ヒータ要素108は定電力
フィードバック回路によって制御され、この回路にはプ
リンタの電源202によって供給される直流電力からヒー
タ駆動回路206によって生成されるヒータ要素駆動信号
を設定するための電流検出と電圧検出が用いられる。ヒ
ータ駆動回路206はコントローラ200によって制御され
る。プリヒータ72は電源202によって供給される35 VDC
の電力を用いてプリヒータ駆動回路204によって駆動さ
れ、またコントローラ200によって開ループ制御され
る。ファン220の動作はコントローラ200によって制御さ
れる。コントローラ200は記憶装置84に格納されたデー
タにアクセスする。このデータはたとえばプリンタのフ
ォントその他のパラメータを規定する。
【0071】手動給紙スロットと給紙パスは次のように
用いることができる。プリンタ50がレディ状態の時、1
枚の用紙あるいは封筒が手動給紙スロット80に手で供給
される。手動給紙用紙パス中のセンサー81が給紙される
用紙によって起動され、その結果駆動ローラ100が回転
し始める。用紙あるいは封筒が前方に送られ、その先端
がキャリッジセンサー63によって認識される。キャリッ
ジセンサーの信号はコントローラ200が用紙を印刷領域
に対して精密に位置決めし、印刷動作を開始するのに用
いられる。
【0072】図20Aと図20Bはプリンタ50を構成する用紙
パスと媒体取り扱いシステムの動作の簡略フロー図であ
る。ステップ300において、作図命令が通常はホストコ
ンピュータ210からプリンタコントローラ200に受信され
る。プリンタが電源投入された直後であるか、あるいは
プリンタが最後に実施した印刷ジョブから長い時間が経
過している場合、コントローラ200は暖機手順(ステッ
プ302)を開始して主ヒータ108をたとえば本実施例にお
いては26秒といった暖機期間だけ高電力レベルで暖機す
る。この暖機期間が経過すると、主ヒータがオフされ
(ステップ304)、取り出しローラ290を起動しプリヒー
タ72をオンすることによって給紙動作が開始される。キ
ャリッジ61に配置されたセンサー63が先端センサーとし
て機能し、印刷領域に用紙の先端が存在することを検出
する(ステップ308)。先端が印刷領域に達すると媒体
の種類を同定し(ステップ310)、主ヒータがプリンタ
に入れられる該媒体の種類に対する適当な電力レベルで
オンされる(ステップ312)。普通紙はたとえば上記米
国出願第876,924号に詳細に説明するように透明なポリ
エステル系の媒体に比べてより高い温度に耐えうる。
【0073】図20Bにおいて、ステップ314はある状況で
はステップ316あるいはステップ318に進む。ステップ31
4および318はこのプリンタによって行なうべき特定の印
刷幅の印刷が3印刷動作モードを用いて用紙の上の1イ
ンチ(25.4 mm)のマージン内で行なわれなければなら
ないときにのみ実行される。このような3印刷動作モー
ドにおいては、この印刷幅を印刷するのにカートリッジ
が3回動作しなければならない。この印刷モードは上述
した米国出願番号第876,924号により詳細に説明するよ
うに用紙のしわやにじみを少なくして非常に高い品質の
テキストや図形を印刷するのに有効である。このような
場合、スクリーンの端部から“B”と“C”(図7)の間
が遮蔽されるために上マージンに比較的低温の帯状の部
分ができる可能性があり、これがその帯状の部分の印刷
品質を低下させる。この問題をなくすために、ステップ
316および318が実行される。用紙の上マージンは印刷領
域において主ヒータ108上を送られ、たとえば7秒の所
定暖機期間中そこにとどまる。次に、ステップ318で、
用紙はプリヒータ72の隣接領域130に後退させられ、こ
の比較的低温の帯状部分がさらにたとえば6秒加熱され
る。ステップ320において、用紙は印刷領域に送られ、
印刷動作が進行する。印刷が終了すると、用紙は出力ト
レーに排出され、主ヒータとプリヒータは1分間“オ
ン”状態のままにされる(ステップ322)。次の1ペー
ジの印刷を行なわなければならない場合(ステップ32
4)、そのページに対する作図命令がホストコンピュー
タから得られ(ステップ326)、動作はステップ306に進
む。1分以内に印刷すべきページがない場合、主ヒータ
108内の電力はアイドル状態に設定され、プリヒータ72
がオフされ、これでこの動作が終了する。
【0074】図21は主ヒータ駆動回路206のブロック図
である。制御機能および処理機能は本実施例ではコント
ローラ200によって実行される。ヒータ要素108はパルス
幅変調可変周波数定電力制御システムであるヒータ駆動
回路206によって制御される。ホストコンピュータ210あ
るいはプリンタ媒体選択スイッチ208がどの媒体ヒータ
電力設定が必要であるかを決定する。すなわち、光沢の
ある媒体には28ワットの電力設定が用いられ、透明フィ
ルムには63ワット電力設定が用いられ、普通紙には73ワ
ット電力設定が用いられ、要求される公称電力設定を表
わす制御信号がコントローラ200によって選択される。
この機能ブロックを電力設定入力300でおこなう。これ
らの公称電力設定制御信号は実際には本実施例ではコン
トローラ200によって実行される機能である減算ノード3
02に電力設定入力300から送られ、このノードでフィー
ドバック制御ループによって発生する誤差信号が減算さ
れる。このノードの出力は修正制御信号であり、これは
インターロックスイッチ304が閉じている場合ヒータ駆
動要素306に送られる。スイッチ304は前部トップカバー
62が開いているときに開き、このカバーが閉じていると
きに閉じる。このインターロックスイッチの目的はカバ
ーが開いているときにヒータへの電力を中断してプリン
タのオペレータに危害を加える可能性を小さくすること
である。このスイッチが閉じているとき、修正制御信号
がヒータドライバレベル変換器要素(本実施例ではNチ
ャンネルMOSFET 306)を制御してパルス幅変調ヒータ駆
動信号を生成する。このヒータ駆動信号は低域フィルタ
ー308を介して送られ、、ヒータ要素の発振を防止し、3
5 Vのパルス幅変調3アンペア電流をヒータ要素108に送
られる平均直流信号に変換する。ヒータ要素108から引
き出される電流は電流検出回路310によって検出され、
要素108の電圧は電圧検出回路312によって検出される。
検出された電流および電圧レベルはアナログ・デジタル
変換器314によってデジタル信号に変換され、このデジ
タル化された信号はコントローラ200に送られる。コン
トローラは平均電流とヒータ電圧を乗算して平均電力を
計算する。コントローラ200はパルス幅を調整して一定
の電力を維持する。
【0075】コントローラ200はまた+5 V供給レベルに
直列に接続されて分圧器回路を形成するサーミスタ107
と3.8 Kオーム抵抗器からなる温度検出回路103からの温
度検出信号を受け取る。サーミスタはヒータの反射器の
穴に隣接するヒータプリンタ回路基板に搭載される。本
実施例のサーミスタは100℃で1000オームの抵抗値を有
し、1℃あたり0.62%の温度係数を有する。このコント
ローラ200はアナログ・デジタル変換器314を介してサー
ミスタを読み、ヒータ要素の温度状態を判定する。この
情報によって、コントローラはヒータ要素に対する(普
通紙あるいは透明フィルムの場合の)110ワットの過励
振電力時間あるいは(光沢紙の場合の)冷却時間を決定
する。
【0076】ヒータ温度が決定されると、媒体が透明フ
ィルムあるいは普通紙である場合、コントローラ200は
要素108を(電流検出回路と電圧検出回路での測定値
で)110ワットに過励振する。このコントローラはヒー
タ要素が110ワットであるとき5秒ごとにこれを調整す
る。ヒータ要素は本実施例では最低26秒間あるいはサー
ミスタ107の状態によって決まる時間だけ110ワットのま
まである。ヒータ要素108の過励振は温度が普通紙の場
合85℃以上、透明フィルムの場合80℃のとき停止する。
これはヒータ要素の過熱を防止するためである。110ワ
ットの暖機段階の後、ヒータ要素の電力は選択された媒
体の種類に対する媒体印刷電力、すなわち普通紙に対し
ては73ワット、透明フィルムに対しては63ワットに設定
される。実際の印刷電力は1ページにつき1回計算され
る。媒体が光沢のあるもので、ヒータ要素108の前の状
態がアイドル状態(20ワット)であった場合、コントロ
ーラはヒータ要素108の電力設定を28ワットに設定す
る。ヒータ要素がより高い電力状態(透明フィルム用の
63ワットあるいは普通紙用の73ワット)であった場合、
コントローラ200はヒータ要素をオフし(0ワット)、
サーミスタを1分間5秒ごとにモニターする。ヒータ要
素の冷却が終了すると、コントローラはヒータ要素の電
力設定を28ワットとする。コントローラはヒータ要素の
電力を1ページにつき1度再計算する。プリンタに1分
間印刷ジョブがない場合、コントローラはヒータ要素の
電力レベルを20ワット、すなわちアイドル状態に設定す
る。
【0077】ヒータ108の制御を図22Aから図22Cにより
詳細に示す。ステップ350において、媒体の種類がホス
トコンピュータあるいはプリンタスイッチ208のいずれ
かによって指定され、印刷ジョブが開始され、インター
ロックスイッチ304がチェックされる。このスイッチが
閉じていなければ(ステップ352)、プリンタはオフ状
態と判定され、入出力動作が停止される(ステップ35
4)。このスイッチが閉じていれば、媒体の種類が光沢
のあるものである場合動作はAに、透明フィルムである
場合Bに、あるいは普通紙である場合ステップ358に分岐
する。ステップ358において、サーミスタの読みがチェ
ックされ、現在のヒータ温度が決定される。計算された
温度が85℃以上である場合(ステップ360)、ヒータは7
3ワットの公称電力に設定され、プリンタは印刷動作を
開始する。ヒータ温度が85℃未満である場合、ヒータは
プリンタ入出力(I/O)が不在の場合26秒の過励振期間
だけ、あるいは温度が85℃以上になるまで110ワットの
過励振状態(ステップ364)に設定される。ヒータ要素
は最大90秒だけ過励振することができる。次に、ヒータ
の電力は73ワットに落とされ、印刷動作が開始される
(ステップ368あるいは372)。
【0078】ノードAは図22Bに示す。同図には光沢のあ
る媒体の場合の動作を示す。ヒータ温度はステップ374
でサーミスタ107を用いて判定される。ヒータ107が光沢
のある媒体に対して温度が高すぎない場合(ステップ37
6)、ヒータ107の公称電力制御は28ワットに設定され、
印刷動作が開始される。ヒータ要素の温度が高すぎる場
合、ヒータ要素108はオフされ(ステップ380)、サーミ
スタが再度読み取られる。サーミスタの読みが60℃以下
のヒータ温度を示す場合、あるいはヒータのオフ時間が
60秒以上である場合(ステップ382)、ヒータは28ワッ
トに設定され、印刷動作が開始される(ステップ38
4)。あるいは、ヒータは最大で60秒間オフ状態にされ
(ステップ386)、印刷動作が開始される。
【0079】図22Cは透明な媒体に対するヒータの動作
を示す。ステップ390において、ヒータの温度が判定さ
れる。この温度が80℃以上である場合、ヒータは63ワッ
トに設定され、印刷が開始される。温度がこのしきい値
より低い場合、ヒータは過励振100ワット状態に設定さ
れる(ステップ396)。ヒータが印刷入出力がない状態
で26秒間このモードにあるか、あるいは温度が80℃を越
えるまで、ヒータ電力は63ワットまで落とされ、印刷が
開始される(ステップ398、400)。ヒータは最大90秒、
あるいは温度が80℃以上になるまでこの過励振状態で動
作し(ステップ402)、温度が80℃以上になると、ヒー
タの電力レベルは63ワットに落とされ、印刷が開始され
る。
【0080】上記の実施例は本発明の原理を表わす可能
な具体的実施例を説明するものにすぎない。当業者には
本発明の範囲と精神から逸脱することなくかかる原理に
したがって他の構成を考案しうることは明らかである。
【0081】以上、本発明の実施例について詳述した
が、さらに本発明の実施態様毎に列挙する。
【0082】
【実施態様1】両側に第1および第2の面を有する薄い
層である印刷媒体上に印刷を行なうインクジェットプリ
ンタであって、印刷領域における前記印刷媒体の前記第
1の面の上に配設された、前記第1の印刷媒体面に制御
された態様でインク滴を射出する印刷ヘッド、印刷動作
中に前記印刷媒体を前記印刷領域に送る手段、および印
刷動作中に前記印刷領域に配設された前記媒体の一部を
加熱して前記媒体に着けられたインクの乾燥を加速する
印刷ヒータ手段からなり、前記ヒータ手段は、放射熱エ
ネルギーを生成するための放射熱源、および前記放射熱
エネルギーを前記印刷領域に配設された前記印刷媒体の
前記第2の面の一部に方向付ける手段からなるインクジ
ェットプリンタ。
【実施態様2】実施態様1記載のプリンタであって、前
記エネルギー方向付け手段は前記印刷領域の前記印刷媒
体の前記第2の面の下にその横方向に沿って配設された
細長いヒータキャビティを形成する反射器を有し、前記
放射熱源は前記キャビティ内に配設されるプリンタ。
【実施態様3】実施態様2記載のプリンタであって、前
記反射器は反射率の高いキャビティ形成面を特徴とし、
前記面は前記ヒータ要素によって生成された放射熱エネ
ルギーを前記第2の面に反射するプリンタ。
【実施態様4】実施態様1記載のプリンタであって、前
記放射熱源は放射エネルギーを生成するための低電圧電
気信号によって通電されるヒータ線要素からなるプリン
タ。
【実施態様5】実施態様4記載のプリンタであって、前
記熱源がさらに石英管を有し、前記線要素が前記管の中
に配設されたプリンタ。
【実施態様6】実施態様4記載のプリンタであって、前
記放射熱源がさらに前記熱源付近の温度レベルを検出し
温度レベル信号を提供するための温度センサー、および
前記温度レベル信号に応答して前記線要素を通電するた
めの制御回路手段からなる温度制御ヒータ駆動回路を有
するプリンタ。
【実施態様7】実施態様6記載のプリンタであって、前
記温度センサーは前記キャビティ形成面の基部に形成さ
れた開口部に隣接して配設された温度感知抵抗器要素か
らなり、前記要素の抵抗値がその温度を示すプリンタ。
【実施態様8】印刷動作中に第1および第2の両面を有
する薄い層からなる印刷媒体に着けられたインクの乾燥
を容易にするための加熱された印刷領域を提供するイン
クジェットプリンタであって、印刷領域における前記印
刷媒体の前記第1の面の上に配設され印刷動作中に前記
印刷媒体の横方向に移動するように構成された、前記印
刷媒体上にインク滴を制御された態様で射出するための
インクジェットカートリッジ、前記印刷媒体を前記カー
トリッジの前記横方向の移動の方向にほぼ直角な方向に
前記印刷領域に送って、前記印刷媒体を印刷動作のため
に前記カートリッジに対して位置決めする手段、前記印
刷領域において前記印刷媒体の前記第2の面の一部に前
記媒体の横方向に放射熱を方向付けて前記印刷領域に配
設された前記印刷媒体の一部を加熱し、それによって前
記第1の面に射出されたインクの乾燥を加速する放射印
刷ヒータ手段、および前記ヒータ手段と前記媒体の前記
第2の面の間に配置されて、前記ヒータ手段から前記第
2の面への放射熱の伝達を可能にしながら前記印刷媒体
を前記印刷領域に支持する手段からなるプリンタ。
【実施態様9】実施態様8記載のプリンタであって、前
記ヒータ手段は電気エネルギーを放射熱に変換するため
の細長いヒータ要素、および前記印刷領域に配設された
前記媒体の横方向に伸張する細長い開口部を有する反射
器キャビティを形成する反射器を有し、前記ヒータ要素
は前記反射器キャビティ内に配設され、前記反射器は前
記ヒータ要素によって生成された熱エネルギーを反射す
る手段を有するプリンタ。
【実施態様10】実施態様8記載のプリンタであって、
前記印刷媒体を前記印刷領域に支持する前記手段は前記
キャビティ開口部に前記媒体を支持するプリンタ。
【実施態様11】実施態様9記載のプリンタであって、
前記ヒータ要素は低電圧電気信号によって通電される線
要素からなるプリンタ。
【実施態様12】実施態様11記載のプリンタであっ
て、前記ヒータ要素がさらに石英管を有し、前記線要素
が前記管の中に配設されたプリンタ。
【実施態様13】実施態様8記載のプリンタであって、
前記放射印刷ヒータ手段がさらにヒータ手段の温度レベ
ルを検出し温度レベル信号を提供するための温度センサ
ー、および前記温度レベル信号に応答する制御回路手段
からなる温度制御ヒータ駆動回路を有するプリンタ。
【実施態様14】実施態様13記載のプリンタであっ
て、前記温度センサーは前記キャビティ形成面の基部に
形成された開口部に隣接して配設された温度感知抵抗器
要素からなり、前記要素の抵抗値がその温度を示すプリ
ンタ。
【0083】
【発明の効果】本発明は普通紙上に高品質でカラー画像
を印刷し、構造の簡単なカラーインクジェットプリンタ
を提供する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を実施したカラープリンタの等角図であ
り、このプリンタの前面を示す。
【図2】図1のカラープリンタの別の等角図であり、開
いた状態の上部前部カバーを示す。
【図3】図1のプリンタの後部と側面部を示す等角図で
ある。
【図4】図3と同様の等角図であるが、後部カバーを開
いて送りパスプラグ部品を見えるようにした状態を示
す。
【図5A】図4と同様の等角図であるが、下部ハウジン
グカバーを取り外して電子メモリ要素が見える状態にし
たものである。
【図5B】図5Aの線5B-5Bに沿った断面図であ
る。
【図5C】図5Bの線5C-5Cに沿った断面図であ
る。
【図6A】図1のプリンタの単体送りパス部品の等角図
である。
【図6B】図1のプリンタの単体送りパス部品の等角図
である。
【図7】図1のプリンタの媒体送りパスの一部の断面図
である。
【図8】平らになった状態の可撓性プリヒータ要素の平
面図である。
【図9】平らになった状態の図8のプリヒータ要素の側
面図である。
【図10】図1のプリンタの媒体駆動システムを構成す
る駆動列要素の等角図である。
【図11】図1のプリンタを構成する印刷ヒータスクリ
ーンと駆動ローラの平面図である。
【図12】図11の線12-12に沿った断面図であ
る。
【図13】図1のプリンタ内の通気パスを示す簡略等角
図である。
【図14】図13の線14-14に沿った断面図であ
る。
【図15】図14の線15-15に沿った断面図であ
る。
【図16】図1のプリンタの部分等角図であり、左およ
び上部シャーシ構成要素とプリンタの電子部品を冷却す
るための通気パスを示す。
【図17】図1のプリンタの部分等角図であり、右およ
び上部シャーシ構成要素と蒸気の除去とヒータの通気を
行なうための通気パスを示す。
【図18】ヒータの筐体を出て右シャーシに入りファン
に達する気流を示す部分等角図である。
【図19】プリンタ用紙パス構成要素とその制御および
駆動要素の概略図である。
【図20A】図1から図19のプリンタの動作を示すフ
ロー図である。
【図20B】図1から図19のプリンタの動作を示すフ
ロー図である。
【図21】ヒータ制御回路を示すブロック図である。
【図22A】図1のプリンタの印刷ヒータの動作を示す
フロー図である。
【図22B】図1のプリンタの印刷ヒータの動作を示す
フロー図である。
【図22C】図1のプリンタの印刷ヒータの動作を示す
フロー図である。
【符号の説明】
50: カラープリンタ 52: ハウジング 54: 入力媒体トレー 56: 出力トレー 60: インクカートリッジ 61: カートリッジキャリッジ 62: 前部トップカバー 63: キャリッジセンサー 64: 後部カバードア 70: 多目的用紙パス構成要素 71: ピン 72: プリヒータ要素 72A: 可撓性の絶縁部材 72A, 72C, 72D, 72E: プリヒータの端部 72B: 開口部 74: リブ状の輪郭 74A: 湾曲リブ 74B: リブ74Aの間の面 74C: スロット開口部 76、78: 湾曲面 76A: 連結機構 80: 上後部給紙スロット 81: センサー 81A: 第1の媒体端部ガイド 81B: 第2の媒体端部ガイド 81C: カバードア64の端部 81D: リブ 81E: くぼみ 81F: ばね部材81Gの突起領域 81G: 端部ガイド81Bのばね部材 81H: 連結機構 81I: 摺動端部ガイドの端部 82: スロット 84: 電子回路素子86: カバープレート 90: 用紙 94: スロット 95: 主給紙パスを有する狭まった位置 96: 部材 7A, 7B: 構成要素70の指 100: 駆動ローラ 100A, 100B: 駆動ローラ 102: アイドラローラ 103: 温度検出回路 104: ヒータスクリーン 104A, 104B, 104C: 印刷領域 106: 反射器 106A, 106B: スロット 106C, 106D: タブ 107: サーミスタ 108: ヒータ要素 108A: 石英管 108B: ヒータ線要素 110: ヒータキャビティ 112: スクリーン 112A, 112B: フランジ 112C: 端部 112D: スクリーンの水平面 112E: 線 114: 出力ローラ 115: アイドラスターホイール 120: 導体 122: パターン 124: 絶縁部材74Aの領域 128: パターン 130: 導体 140: 上部ガイド 142: 機構 142A: 機構144の突出タブ 144: プリヒータばね 144A: ばねの一端 146: 下部ガイド 150: 可撓性のバイアスガイド 151: 用紙シム 160: 駆動シャフト 161A, 161B, 161C: ベアリング 162: テンションシャフト 163A, 163B, 163C: ベアリング 165A, 165B: コネクタプレート 166: モータ 168, 170: ピニオンギヤ 172: モータシャフト 174: 駆動ギヤ 176: テンションギヤ 190: 主ウェブ 192: 副ウェブ 194: スクリーン開口部 196: 中心軸 200: プリンタコントローラ 200A: 印刷領域のファンに隣接する部分の背後の領域 202: バックラッシュ防止装置 202A, 202B: 第1のばねフィンガー対 202C, 202D: フィンガー 204: 定電力閉ループ制御回路 206: 駆動回路 208: オペレータ制御スイッチ 210: ホストコンピュータ 220: ファン 222: 入口開口部 224: 回路基板 226: ダクトの入口 228, 230: ハウジング開口部 240: ダクト 242: フィルター要素 244: 排気開口部 246, 247: ダクト240を構成する壁 250: ダクト通路 260: 左シャーシアッセンブリー 262: 下部シャーシ部材 270: 右シャーシアッセンブリー 272: 下部ガイド146によって形成される空間 276: 右シャーシ270に形成された開口部 280: 上シャーシ部材 280B: 印刷領域の部分 281: 部材 290: 取り出しローラ 292: 取り出しモータ 300: 公称電力設定ブロック 302: 減算ノード 304: インターロックスイッチ 306: ヒータ駆動要素 308: 低域フィルター 312: 電圧検出回路 314: アナログ・デジタル変換器
フロントページの続き (72)発明者 シェリー・アイ・ムーア アメリカ合衆国カリフォルニア州 ポー ウェイ、ジョナサンパークレーン 13325 (72)発明者 レイモンド・エム・クンディフ,シニア アメリカ合衆国カリフォルニア州 ポー ウェイ、メリッサレーン 13601 (72)発明者 ブレント・ダヴリュー・リヒツマイヤー アメリカ合衆国カリフォルニア州 サン ディエゴ、レジスアヴェニュー 5695 (72)発明者 トッド・アール・メディン アメリカ合衆国カリフォルニア州 エス コンディード、ゼイスコート 2875 (72)発明者 トッド・エル・ルッセル アメリカ合衆国ワシントン州 カマス、 エヌダヴリュー 38スアヴェニュー 3432 (56)参考文献 特開 平3−274154(JP,A) 実開 昭59−15541(JP,U) (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) B41J 2/01 B41J 2/045 - 2/065 B41J 2/18 - 2/185 B41J 29/377

Claims (9)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 以下を有するインクジェットプリンタ
    あり、 印刷領域において印刷媒体にインク滴を射出する印刷ヘ
    ッド、 前記印刷領域に配設された前記印刷媒体の一部分を加熱
    する加熱手段、 印刷動作中に媒体パスに通して前記媒体を送り前記印刷
    ヘッドに対して前記媒体を位置決めする手段 前記印刷ヘッドを前記媒体パスに対して横方向に前記印
    刷ヘッドを移動させる手段であって、前記印刷領域は前
    記横方向に沿った横方向の範囲にわたって伸張してお
    り、 単一のファンと前記単一のファンに結合されたエアーダ
    クトシステムを含む単一ファン通気システムであって、
    前記ファンは前記媒体パスから距離を置いて配設され、
    前記ダクトシステムは、前記印刷領域の前記横方向の範
    囲に沿って伸張し、第1のエアーダクトを形成する上部
    シャーシと、前記印刷ヘッドに近接して配設され、少な
    くとも前記横方向の範囲の一部に沿って伸張する細長い
    ダクト入口開口部を有し、前記細長いダクト入口開口部
    前記第1のエアーダクト内に形成され、前記単一のフ
    ァンは前記第1のエアーダクトと連通して配設され、前
    記細長いダクト入口開口部から余分なインク噴霧とイン
    クを含む蒸気を引き出して前記第1のエアーダクトに入
    れ、前記通気システムは前記印刷領域から前記余分なイ
    ンク噴霧およびインクを含む蒸気を真空排気する手段を
    有するインクジェットプリンタ。
  2. 【請求項2】 請求項1記載のインクジェットプリンタ
    であって、前記通気システムは前記印刷領域の前記横方
    向の範囲に均一に分散された気流を提供するプリンタ。
  3. 【請求項3】 以下を有するインクジェットプリンタ
    あり、 印刷領域において印刷媒体にインク滴を射出する印刷ヘ
    ッド、 印刷動作中に前記媒体を媒体パスを通して送り、前記媒
    体を前記印刷ヘッドに対して位置決めする送り手段前記
    印刷媒体の一部分を加熱する電気的に付勢されるヒータ
    手段、 前記ヒータ手段と前記送り手段に電力を供給するための
    プリンタ電源手段、および単一ファン通気システムを有
    し、前記単一ファン通気システムは、前記印刷領域から
    余分なインク噴霧およびインクを含む蒸気を真空排気す
    る手段、前記プリンタ電源手段を通過する冷却気流を提
    供する手段、および前記ヒータ手段を能動的に通気する
    手段を有するプリンタ。
  4. 【請求項4】 以下を有する小型インクジェットプリン
    であり、 印刷領域において印刷媒体にインク滴を射出するように
    支持された印刷ヘッド、 印刷動作中に前記媒体を媒体パス中で送って前記媒体を
    前記印刷ヘッドに対して位置決めするように電気的に付
    勢される送り手段前記印刷媒体を加熱する電気的に付勢
    されるヒータ手段、 前記送り手段と前記ヒータ手段に電力を供給するための
    プリンタ電源手段、 前記送り手段、前記ヒータ手段および前記プリンタ電源
    手段を支持するためのプリンタシャーシ、および通気シ
    ステムを含み、前記通気システムは単一の電動ファンと
    前記ファンに接続された複数のダクトシステムを含み、
    前記通気システムは前記印刷領域から余分なインク噴霧
    およびインクを含む蒸気を真空排気し、前記プリンタ
    手段を通過する冷却気流を提供し、及び前記ヒータ手
    段を能動的に通気するプリンタ。
  5. 【請求項5】 印刷領域において印刷媒体にインク滴を
    制御された態様で射出する印刷ヘッド、 前記印刷領域に配設された前記印刷媒体の一部分を加熱
    する加熱手段、及び単一のファンと前記ファン結合さ
    れたエアーダクトシステムを含む単一ファン通気システ
    ムを含み、前記通気システムは前記印刷領域から余分な
    インク噴霧およびインクを含む蒸気を真空排気する手
    段、及び前記ヒータ手段を能動的に通気する手段を有す
    るプリンタであって、 前記ヒータ手段が前記印刷領域の横方向の範囲に沿って
    伸張する細長いカバーを形成し、前記細長いカバーは第
    1の端部に第1の開口部を、第2の端部に第2の開口部
    を有し、前記エアーダクトシステムは前記カバーの第1
    の開口部と連通するダクト開口部と、前記ダクト開口部
    と前記ファンの間に伸張するエアーダク トを有し、前記
    エアーダクトにより前記ダクトシステムを介して前記ヒ
    ータ手段の前記カバーの第2の開口部を通って前記カバ
    ーの中に空気を引き込むことにより前記ヒータ手段のカ
    バーを能動的に通気する手段を提供するプリンタ
  6. 【請求項6】 請求項5記載のプリンタであって、前記
    ヒータ手段は前記細長いカバーの一部を形成する湾曲し
    た加熱面を有するプリヒータを有するプリンタ。
  7. 【請求項7】 以下を有するインクジェットプリンタで
    あり印刷領域において印刷媒体にインク滴を制御された態様
    で射出する印刷ヘッド、 前記印刷領域に配設された前記印刷媒体の一部分を加熱
    する加熱手段、 単一ファン通気システムであって、前記単一ファン通気
    システムは、気流軸を有する単一のファンと、前記単一
    のファンに結合されたエアーダクトシステムを含み、前
    記印刷領域から余分なインク噴霧およびインクを含む蒸
    気を真空排気する手段を有し、 気流の方向を前記単一のファンの気流軸から半径方向に
    離れた方向に変え、前記気流をフィルター手段に案内す
    るための前記ダクトシステムの下流部であって、前記フ
    ィルター手段は前記ダクトシステムの下流部内に配設さ
    れ、前記印刷領域から排出されるインク粒子をフィルタ
    リングするものであり、前記フィルター手段は前記ファ
    ンが配設された位置から半径方向に離れた位置に配置さ
    れたフィルター要素を有し、それによって前記ファンと
    前記フィルター要素の間の空気パスを長くして前記イン
    ク粒子の乾燥を容易にする プリンタ。
  8. 【請求項8】 以下を有するインクジェットプリンタ
    あり、 印刷領域において印刷媒体にインク滴を制御された態様
    で射出する印刷ヘッド、 前記印刷領域に配設された前記印刷媒体の一部分を加熱
    する加熱手段、プリンタハウジング内に配置されたプリンタ電源手段、 単一のファンとそれに結合されたエアーダクトシステム
    を含む単一ファン通気システムを含み、前記通気システ
    ムは前記印刷領域から余分なインク噴霧およびインクを
    含む蒸気を真空排気する通気手段、及び前記通気手段は
    前記プリンタ電 源手段を通過する冷却気流を提供する手
    段を有するプリンタ。
  9. 【請求項9】 請求項8記載のプリンタであって、前記
    ダクトシステムが前記プリンタ電源手段に隣接するダク
    ト開口部から前記ファンにつながるダクトを有し、前記
    通気システムは前記プリンタ電源手段付近の領域から前
    記ダクト開口部に空気を引き込み、それによって前記冷
    却気流を提供するプリンタ。
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