JP2020006525A - 吸気装置、インクジェット記録装置 - Google Patents

吸気装置、インクジェット記録装置 Download PDF

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Abstract

【課題】ダクトの底面から液滴が漏れ出ることを抑制可能な吸気装置、及びインクジェット記録装置を提供すること。【解決手段】インクジェット記録装置は、複数のガイド部材71A、71B、71C、71Dによって構成されており、液滴が吐出される吐出空間から排気口715へ至るダクト71と、ダクト71内を排気口715へ向けて移動する気流を発生させるファンと、を備え、ダクト71は、複数のガイド部材71A、71C、71Dによって形成された底面713Cを有し、前記気流を案内する第1風路713と、底面713Cにおける継目713Dを挟んで対向して設けられた一対の壁部716、717と、継目713Eを挟んで対向して設けられた一対の壁部718、719と、を備える。【選択図】図8

Description

本発明は、吸気装置、及び吸気装置を備えるインクジェット記録装置に関する。
インクジェット方式で画像を記録可能なインクジェット記録装置は、記録ヘッドと、シート支持部とを備える。前記記録ヘッドは、シートへ向けてインクを吐出する。前記シート支持部は、前記記録ヘッドによるインクの吐出位置でシートを支持する。
この種のインクジェット記録装置では、前記シート支持部におけるシート支持面の裏側から吸気が行われることがある。例えば、前記シート支持面に形成された吸気口から排気口へ通じるダクトと、前記ダクト内を前記吸気口から前記排気口へ移動する気流を発生させるファンとを備えるインクジェット記録装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2002−144650号公報
ところで、前記ダクトが互いに連結された複数のガイド部材によって構成されており、前記ダクトの底面に前記ガイド部材間の継目が存在する場合には、前記気流に含まれるインクミストによって前記ダクトの底面に溜まったインクが当該継目を経由して前記ダクト外に漏れ出ることがある。
本発明の目的は、ダクトの底面から液滴が漏れ出ることを抑制可能な吸気装置、及びインクジェット記録装置を提供することにある。
本発明の一の局面に係る吸気装置は、ダクトと、ファンとを備える。前記ダクトは、複数のガイド部材によって構成されており、液滴が吐出される吐出空間から排気口へ至る。前記ファンは、前記ダクト内を前記排気口へ向けて移動する気流を発生させる。また、前記ダクトは、第1風路と、一対の壁部とを備える。前記第1風路は、複数の前記ガイド部材によって形成された底面を有し、前記気流を案内する。前記一対の壁部は、前記底面における前記ガイド部材間の継目を挟んで対向して設けられる。
本発明の他の局面に係るインクジェット記録装置は、前記吸気装置を備え、前記液滴は、記録媒体への画像記録に用いられるインクである。
本発明によれば、ダクトの底面から液滴が漏れ出ることを抑制することが可能である。
図1は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置の構成を示す図である。 図2は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置における記録部の構成を示す図である。 図3は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置における搬送ベルトの表面の構成を示す図である。 図4は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置における吸気部の構成を示す図である。 図5は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置における吸気部の構成を示す図である。 図6は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるダクトの構成を示す図である。 図7は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるダクトの構成を示す図である。 図8は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるダクトの構成を示す図である。 図9は、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置におけるダクトの変形例を示す図である。
以下、添付図面を参照しながら、本発明の実施形態について説明する。なお、以下の実施形態は、本発明を具体化した一例であって、本発明の技術的範囲を限定するものではない。
[インクジェット記録装置10の概略構成]
まず、図1〜図3を参照しつつ、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置10の概略構成について説明する。ここで、図1はインクジェット記録装置10の構成を示す断面模式図である。また、図2は記録部3の構成を示す平面図である。また、図3は図2における二点鎖線で囲まれた領域X1の拡大図である。なお、図1では、インクジェット記録装置10の筐体11内部におけるシートの搬送経路R1が二点鎖線によって示されている。
なお、説明の便宜上、インクジェット記録装置10が使用可能な設置状態(図1に示される状態)で鉛直方向を上下方向D1と定義する。また、図1に示されるインクジェット記録装置10の紙面手前側の面を正面(前面)として前後方向D2を定義する。また、前記設置状態のインクジェット記録装置10の正面を基準として左右方向D3を定義する。
インクジェット記録装置10は、インクジェット方式で画像を記録可能なプリンターである。なお、インクジェット記録装置10は、ファクシミリ装置、コピー機、又は複合機であってもよい。
図1に示されるように、インクジェット記録装置10は、給紙カセット1、給紙部2、記録部3、インクコンテナ部4、搬送ユニット5、排紙部6、及び吸気部7を備える。
給紙カセット1には、インクジェット記録装置10において画像記録の対象となるシート(本発明の記録媒体の一例)が収容される。例えば、給紙カセット1に収容されるシートは、紙、コート紙、ハガキ、封筒、及びOHPシートなどのシート材料である。
インクジェット記録装置10では、給紙カセット1に収容されたシートが、記録部3によってインクが吐出される吐出空間SP1を経由する搬送経路R1に沿って搬送される。
給紙部2は、給紙カセット1に収容されているシートを吐出空間SP1に供給する。図1に示されるように、給紙部2は、ピックアップローラー21、搬送ローラー22、搬送路23、手差しトレイ24、給紙ローラー25、及びレジストローラー26を備える。
ピックアップローラー21は、給紙カセット1からシートを1枚ずつ取り出す。搬送ローラー22は、ピックアップローラー21によって取り出されたシートをレジストローラー26へ搬送する。搬送路23は、給紙カセット1及び手差しトレイ24から吐出空間SP1へ至るシートの移動通路である。手差しトレイ24及び給紙ローラー25は、外部からシートを供給するために用いられる。レジストローラー26は、予め定められた搬送タイミングが到来するごとに、シートを吐出空間SP1へ搬送する。例えば、前記搬送タイミングは、搬送経路R1におけるレジストローラー26よりもシートの搬送方向D4の上流側に設けられた不図示のシートセンサーによってシートの先端が検出された時から予め定められた時間が経過したタイミングである。
記録部3は、搬送ユニット5の搬送ベルト51によって支持されたシートへ向けてインク(本発明の液滴の一例)を吐出して、当該シートに画像を記録する。図1に示されるように、記録部3は、搬送ユニット5の上側に設けられる。記録部3及び搬送ユニット5の搬送ベルト51の間の空間が、吐出空間SP1である。
記録部3は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応するラインヘッド31、32、33、34と、これらを支持するヘッドフレーム35とを備える。ヘッドフレーム35はインクジェット記録装置10の筐体11に支持されている。なお、記録部3の備えるラインヘッドの数は4つに限られず、1つ以上3つ以下であってもよいし、5つ以上であってもよい。
ラインヘッド31〜34各々は、所謂ラインヘッド型の記録ヘッドである。即ち、インクジェット記録装置10は、所謂ラインヘッド型のプリンターである。図2に示されるように、ラインヘッド31〜34各々は、前後方向D2に長尺である。具体的に、ラインヘッド31〜34各々は、前後方向D2において、給紙カセット1に収容可能なシートのうち最大サイズのシートの幅に対応する長さを有する。ラインヘッド31〜34は、シートの搬送方向D4に沿って所定間隔を隔てられて、ヘッドフレーム35に固定されている。
図2に示されるように、ラインヘッド31〜34各々は、複数の記録ヘッド30を有する。記録ヘッド30は、搬送ベルト51によって支持されたシートへ向けてインクを吐出する。具体的に、記録ヘッド30における搬送ベルト51との対向面には、開口を有するインク吐出用の多数のノズル30Aが設けられている。また、記録ヘッド30の内部には、ノズル30A各々に対応する加圧室(不図示)、及び前記加圧室各々に対応する圧電素子(不図示)が設けられている。前記圧電素子は、予め定められた駆動電圧の印加に応じて前記加圧室に収容されたインクを加圧し、ノズル30Aからインクを吐出させる。前記圧電素子の駆動は、画像記録に用いられる画像データに基づいて制御される。
本実施形態では、ラインヘッド31は、前後方向D2に沿って3つの記録ヘッド30が千鳥状に配列されている。また、ラインヘッド32〜34各々も、ラインヘッド31と同様に、前後方向D2に沿って3つの記録ヘッド30が千鳥状に配列されている。なお、図2には、記録部3を図1の上側から見た場合の記録ヘッド30の配置状態が示されている。
図1に示されるように、インクコンテナ部4は、ブラック、シアン、マゼンタ、イエローの各色に対応するインクが収容されたインクコンテナ41、42、43、44を備える。インクコンテナ41〜44各々は、不図示のインク供給部を介してラインヘッド31〜34のうち対応する色のインクコンテナに接続されている。
搬送ユニット5は、吐出空間SP1においてシートを支持するとともに、当該シートを排紙部6へ搬送する。図1に示されるように、搬送ユニット5は、搬送ベルト51、搬送ベルト51を張架する張架ローラー52〜54、及びこれらを支持する搬送フレーム55を備える。
張架ローラー52及び張架ローラー53は、吐出空間SP1を挟んで左右方向D3に離間して設けられる。張架ローラー54は、張架ローラー52及び張架ローラー53の間であって、張架ローラー52及び張架ローラー53よりも下側の位置に設けられる。これらの張架ローラー52〜54によって張架された搬送ベルト51は、シートをラインヘッド31〜34各々に対向する姿勢で支持するシート支持面F1を形成する。なお、シート支持面F1と記録ヘッド30との間隙は、例えば、画像形成時のシートの表面と記録ヘッド30との間隙が1mmとなるように調整される。
搬送ベルト51の表面には、多数の貫通孔511(図3参照)が形成されている。貫通孔511は、搬送ベルト51の表面の全領域において規則的に配置されている。
張架ローラー52は、不図示のモーターから供給される回転駆動力により回転駆動される。これにより、搬送ベルト51は、シートを搬送方向D4へ搬送可能な方向に回動する。そのため、シート支持面F1によって支持されたシートは、搬送ベルト51の回動によって排紙部6へ搬送される。なお、張架ローラー52の対向位置には、シートを搬送ベルト51に押しつけて搬送させるための圧ローラー56が設けられている。
排紙部6は、記録部3によって画像が記録されたシートを外部へ排出する。図1に示されるように、排紙部6は、乾燥装置61、搬送路62、排紙ローラー63、及び排紙トレイ64を備える。乾燥装置61は、例えばシートに送風することにより、シートに付着したインクを乾燥させる。搬送路62は、吐出空間SP1から排紙トレイ64へ至るシートの移動通路である。排紙ローラー63は、シートを排紙トレイ64に排出する。
次に、図1、及び図4〜図7を参照しつつ、吸気部7について説明する。ここで、図4は搬送ユニット5及び吸気部7の構成を示す平面図である。また、図5は吸気部7の構成を示す斜視図である。また、図6はダクト71のうちガイド部材71A及びガイド部材71Bによって構成される部分を示す斜視図である。また、図7はダクト71のうちガイド部材71C及びガイド部材71Dによって構成される部分を示す斜視図である。なお、図5では、ダクト71を構成するガイド部材間の連結部が一点鎖線によって示されている。また、図6では、ガイド部材71Aとガイド部材71Bとの連結部が一点鎖線によって示されている。また、図7では、ガイド部材71Cとガイド部材71Dとの連結部が一点鎖線によって示されている。
吸気部7は、シート支持面F1(図1参照)の裏側から吸気を行い、シート支持面F1に支持されたシートをシート支持面F1に吸着させる。吸気部7が、本発明の吸気装置の一例である。
図1、及び図5に示されるように、吸気部7は、ダクト71、ファン73、及びフィルター74を備える。
ダクト71は、吐出空間SP1から筐体11の外部へ至る空気の移動通路である。
図5に示されるように、ダクト71は、収容部711、吸気口712、第1風路713、第2風路714、及び排気口715を備える。
収容部711は、ファン73(図6参照)を収容する。収容部711は、搬送ベルト51を挟んで記録部3に対向して設けられる。換言すると、収容部711は、シート支持面F1の裏側に設けられる。図6に示されるように、収容部711は、後方側の側壁711Aの中央部が開かれた箱型状に形成されており、後方側が第1風路713に通じている。
収容部711の上面には、吸気口712が設けられる。図4に示されるように、吸気口712は、搬送ベルト51における前後方向D2の中央部と対向する位置で、搬送方向D4に沿って三つ並んで設けられる。図1に示されるように、吸気口712は、搬送ベルト51を挟んで記録部3へ向けて開口している。収容部711の内部空間は、吸気口712及び搬送ベルト51の貫通孔511(図3参照)を介して、吐出空間SP1に通じている。
第1風路713は、収容部711の側壁711Aから後方へ向けて形成される空気の移動通路である。図5に示されるように、第1風路713は、先細り部713A、及び延出部713Bを有する。図6に示されるように、先細り部713Aは、収容部711の後端部に連続しており、後方へ向けて左右の側壁が先細る先細り形状に形成される。図5に示されるように、延出部713Bは、先細り部713Aにおける後端部(ガイド部材71A及び71Bとガイド部材71Cとの間の連結部)から後方へ延出する中空の四角柱状に形成される。延出部713Bは、第2風路714の後端部を形成する壁部714A(図5参照)まで延出している。
第2風路714は、第1風路713から上方へ向けて形成される空気の移動通路である。図5に示されるように、第2風路714は、延出部713Bの延出端から上方へ延出する中空の四角柱状に形成される。第2風路714の上端部は、排気口715の縁部を形成する。排気口715は、筐体11の外面に設けられた不図示の開口に接続される。
図6及び図7に示されるように、ダクト71は、ガイド部材71A、71B、71C、71Dにより構成される。ガイド部材71A、71B、71C、71D各々は、例えば、樹脂によって形成された部材である。
具体的に、図6に示されるように、ダクト71の収容部711及び先細り部713Aは、ガイド部材71A及びガイド部材71Bにより構成される。ガイド部材71Aは、収容部711及び先細り部713A各々の下部を形成している。ガイド部材71Bは、収容部711及び先細り部713A各々の上部を形成している。
また、図7に示されるように、ダクト71の延出部713B及び第2風路714は、ガイド部材71C及びガイド部材71Dにより構成される。ガイド部材71Cは、延出部713B及び第2風路714各々の前部を形成している。ガイド部材71Dは、延出部713B及び第2風路714各々の後部を形成している。
ファン73は、ダクト71内を排気口715へ向けて移動する気流を発生させる。図6に示されるように、ファン73は、収容部711内において吸気口712各々の下側に設けられる。例えば、ファン73は、吸気口712側から空気を吸い込み、吸い込んだ空気を第1風路713側へ向かう吹き出し方向D5(図5参照)へ吹き出すシロッコファンである。ファン73が駆動されることで、吐出空間SP1の空気が搬送ベルト51の貫通孔511及び吸気口712を経由してダクト71内に吸い込まれる。これにより、シート支持面F1に支持されたシートがシート支持面F1に吸着される。また、ファン73から吹き出し方向D5に吹き出された空気は、第1風路713及び第2風路714によって排気口715へ案内される。
なお、収容部711の上面に設けられる吸気口712の数及び配置は、以上に述べたものとは異なっていてもよい。また、ファン73の数及び配置も、以上に述べたものとは異なっていてもよい。
フィルター74は、第2風路714における排気口715の近傍に設けられている。フィルター74は、ファン73によって発生する気流に含まれるインクミストを捕捉する。
ところで、インクジェット記録装置10では、第1風路713の底面713C(図8参照)がガイド部材71A、ガイド部材71C、及びガイド部材71Dにより形成されている。そのため、底面713Cには、ガイド部材71A及びガイド部材71Cによって形成された継目713D(図8参照)、並びにガイド部材71C及びガイド部材71Dによって形成された継目713E(図8参照)が存在する。底面713Cが継目713D及び継目713Eを有する場合には、ダクト71内を移動する気流に含まれるインクミストによって底面713Cに溜まったインクが継目713D又は継目713Eを経由してダクト71外に漏れ出ることがある。
これに対し、本発明の実施形態に係るインクジェット記録装置10では、以下に説明するように、底面713Cからインクが漏れ出ることを抑制することが可能である。
具体的に、ダクト71は、図8に示されるように、一対の壁部716〜717、遮蔽部718、一対の壁部719〜720、遮蔽部721、及び滞留部722〜723を備える。ここで、図8は図4におけるVIII−VIII矢視断面図である。なお、図8では、ダクト71を構成するガイド部材間の連結部が一点鎖線によって示されている。
一対の壁部716〜717は、底面713Cにおいて継目713Dを挟んで対向して設けられる。具体的に、図8に示されるように、壁部716は、ガイド部材71Aにおける後方側の端部に設けられる。また、壁部717は、ガイド部材71Cにおける前方側の端部に設けられる。一対の壁部716〜717は、それぞれにおける他方側を向く対向面が互いに接触して設けられる。一対の壁部716〜717は、第1風路713における左右の側壁間の全域に亘って延在して設けられる。一対の壁部716〜717により、底面713Cに溜まったインクの継目713Dへの移動が妨げられる。
遮蔽部718は、壁部716と壁部717との間を覆うように、壁部716の上端部から壁部717側へ突出して設けられる。具体的に、図8に示されるように、遮蔽部718は、壁部717よりも後方側へ突出して設けられる。また、遮蔽部718は、壁部717の上端部との間に隙間が形成されないように、当該上端部に接触して設けられる。遮蔽部718により、壁部716又は壁部717の上端部に付着したインクが、壁部716と壁部717との間に入り込むことが抑制される。
一対の壁部719〜720は、底面713Cにおいて継目713Eを挟んで対向して設けられる。具体的に、図8に示されるように、壁部719は、ガイド部材71Cにおける後方側の端部に設けられる。また、壁部720は、ガイド部材71Dにおける前方側の端部に設けられる。一対の壁部719〜720は、それぞれにおける他方側を向く対向面が互いに接触して設けられる。一対の壁部719〜720は、第1風路713における左右の側壁間の全域に亘って延在して設けられる。一対の壁部719〜720により、底面713Cに溜まったインクの継目713Eへの移動が妨げられる。
遮蔽部721は、壁部719と壁部720との間を覆うように、壁部720の上端部から壁部719側へ突出して設けられる。具体的に、図8に示されるように、遮蔽部721は、壁部719よりも前方側へ突出して設けられる。また、遮蔽部721は、壁部719の上端部との間に隙間が形成されないように、当該上端部に接触して設けられる。遮蔽部721により、壁部719又は壁部720の上端部に付着したインクが、壁部719と壁部720との間に入り込むことが抑制される。
なお、遮蔽部721は、壁部719の上端部から壁部720側へ突出して設けられてもよい。また、ダクト71は、遮蔽部718及び遮蔽部721を備えていなくてもよい。
滞留部722〜723は、第2風路714の内面に設けられ、当該内面を伝って第1風路713側へ移動するインクを滞留させる。
具体的に、図8に示されるように、滞留部722は、第2風路714の前方側の内壁面から後方へ延出する底部と、当該底部の延出端部に立設された壁部とを有する。滞留部722は、第2風路714における左右の内壁面間の全域に亘って延在して設けられる。滞留部722により、第2風路714の前方側の内壁面に付着したインクの、第1風路713側への移動が妨げられる。そのため、底面713Cに溜まるインクの量を軽減することが可能である。
また、滞留部723は、第2風路714の後方側の内壁面から前方へ延出する底部と、当該底部の延出端部に立設された壁部とを有する。滞留部723は、第2風路714における左右の内壁面間の全域に亘って延在して設けられる。滞留部723により、第2風路714の後方側の内壁面に付着したインクの、第1風路713側への移動が妨げられる。そのため、底面713Cに溜まるインクの量を軽減することが可能である。
なお、滞留部722及び滞留部723のいずれか一方又は両方は、第2風路714の内壁面に複数設けられてもよい。例えば、ダクト71内を移動する気流の移動方向に沿って滞留部722及び滞留部723が交互に設けられてよい。また、ダクト71は、滞留部722及び滞留部723を備えていなくてもよい。
このように、インクジェット記録装置10では、ダクト71内に、底面713Cに形成された継目713D及び継目713Eを挟んで対向する一対の壁部716〜717及び一対の壁部719〜720が設けられている。これにより、底面713Cからインクが漏れ出ることを抑制することが可能である。
なお、図9に示されるように、一対の壁部716〜717は、それぞれにおける他方側を向く対向面が互いに離間して設けられていてもよい。一対の壁部719〜720についても、一対の壁部716〜717と同様に、それぞれにおける他方側を向く対向面が互いに離間して設けられていてよい。
また、図9に示されるように、遮蔽部718は、突出端部から下方へ突出する爪部718Aを備えていてもよい。また、遮蔽部721は、突出端部から下方へ突出する爪部721Aを備えていてもよい。
また、本発明は、電子写真方式で画像を形成可能な画像形成装置に適用されてもよい。具体的に、定着装置によるトナー像定着後のシートへ向けて霧を吹き付ける加湿装置、及び当該加湿装置によって加湿される空間を吸気する吸気装置を備える画像形成装置に本発明が適用されてもよい。この場合、前記霧に含まれる微小な水滴が、本発明の液滴の他の一例である。
1 給紙カセット
2 給紙部
3 記録部
4 インクコンテナ部
5 搬送ユニット
6 排紙部
7 吸気部
10 インクジェット記録装置
31〜34 ラインヘッド
51 搬送ベルト
71 ダクト
71A ガイド部材
71B ガイド部材
71C ガイド部材
71D ガイド部材
73 ファン
74 フィルター
711 収容部
712 吸気口
713 第1風路
714 第2風路
715 排気口
716〜717 一対の壁部
718 遮蔽部
719〜720 一対の壁部
721 遮蔽部
722〜723 滞留部

Claims (5)

  1. 複数のガイド部材によって構成されており、液滴が吐出される吐出空間から排気口へ至るダクトと、
    前記ダクト内を前記排気口へ向けて移動する気流を発生させるファンと、
    を備え、
    前記ダクトは、
    複数の前記ガイド部材によって形成された底面を有し、前記気流を案内する第1風路と、
    前記底面における前記ガイド部材間の継目を挟んで対向して設けられた一対の壁部と、
    を備える吸気装置。
  2. 前記一対の壁部は、それぞれにおける他方側を向く対向面が互いに接触して設けられる、
    請求項1に記載の吸気装置。
  3. 前記一対の壁部のいずれか一方は、その上端部から他方側へ突出して前記一対の壁部の間を覆う遮蔽部を備える、
    請求項1又は2に記載の吸気装置。
  4. 前記ダクトは、
    前記第1風路から上方へ延出する第2風路と、
    前記第2風路の内面に設けられ、前記内面を伝って前記第1風路側へ移動する前記液滴を滞留させる滞留部と、
    を備える請求項1〜3のいずれかに記載の吸気装置。
  5. 請求項1〜4のいずれかに記載の吸気装置を備え、
    前記液滴は、記録媒体への画像記録に用いられるインクである、
    インクジェット記録装置。
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