JPS6087054A

JPS6087054A - インクジエツト記録装置

Info

Publication number: JPS6087054A
Application number: JP19678083A
Authority: JP
Inventors: Hiromichi Komai; 博道駒井
Original assignee: Ricoh Co Ltd
Current assignee: Ricoh Co Ltd
Priority date: 1983-10-20
Filing date: 1983-10-20
Publication date: 1985-05-16

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】鼓玉光亘本発明は、ノズルより振動を加えたインクを噴射し、噴
射インクがインク粒子に分離する位置において荷電電極
により選択的に荷電を行ない、荷電インク粒子を偏向電
極で偏向させて記録媒体の所定位置に衝突させて記録を
行なう荷電量制御偏向型インクジェット記録装置に関し
、特に、インクジェット記録時に発生するインクミスト
を除去するための手段を含む記録媒体押え機構に関する
。

従来抜打この種のインクジェット記録装置においては、ノズルか
ら連続的に噴射されるインクを所定の大きさのインク粒
子に分離するいわゆる粒子化を、インク噴射ヘッド内の
加圧インクに一定周期の高周波振動を加えることにより
行なう。粒子化された各々のインク粒子に、記録データ
に応じて選択的に所定の荷電を行なって、それらのイン
ク粒子を荷電の有無もしくは荷電のレベルに応した１１
１Ｍ軌道上に偏向せしめ、各々のインク粒Ｙ−が記録デ
ータに応じて、記録媒体上の所定位置もしくは回収用の
ガター（インク受け）に衝突して所定の記録を行なう。

第１図は、従来の荷電量制御偏向型インクジェット記録
装置の概略構成図である。図中、７はインクタンク１か
らポンプ２により、フィルター３゜アキュムレーター４
．バルブ５．フィルター６を介してインクが供給される
インク噴射ヘッドであり、ヘッド７に取り付けられた図
示されない電歪振動子により、ヘッドから噴射されたイ
ンクは、連続した一連のインク粒子に分離され、ｎ：ｊ
電電極８によって記録データに応じた荷電が施されｍ一
対の偏向電極９を通過して、記録媒体保持用プラテン１
５上に保持された記録媒体１４の表面上の所定位置に偏
向されるか、もしくは直進してガター１０に捕獲されフ
ィルターＩＩを通ってインクタンク１に回収される。

このような荷電量制御偏向型インクジェット記録装置で
は、インクの飛翔速度が、例えば２０ｍ／ｓ程度と非常
に速いために、インクが記録媒体１４に衝突する際に多
量のインクミスト１２が発生し、記録媒体押さえ３−シ
ー１３近辺に停滞する。このようなミストの発生を完全
に防く事は困難である。特に次のような場合に多量のイ
ンクミストが発生する。

（１）グラフィックモードで棒グラフ等のベタ部が多い
場合。

（２）カラー記録ができるように複数本のインク噴射ヘ
ッド（イエロー用、マゼンタ用、シアン用、ブランク用
）が設けられている場合。

（３）マルチノズルインクジェット記録装置における如
く、多数のインク噴射へ、ドが設けられている場合。

このような場合には、インク粒子が記録媒体上に衝突し
た際に、多量のインクミストがその表面上に発生し、記
録媒体に沿って浮遊したり、記録装置内部の風の流れに
よって記録装置の特定の箇所にインクミストが付着して
色々な悪ｋＶｌを及ぼす。例えば、記録装置のカバー（
記録状態が外部から目視できるような透明化粧板）を汚
して美観を損ったり、使用者の指先等を汚したり、さら
には記録媒体押え部分を汚すことにより記録媒体をもｔ
１５シてしまう虞れがある。さらにまた、このようなイ
ンクミストが記録装置内の電気・機械部品へ付着するこ
とにより、電気的リークや腐食による性能劣化をまねく
ことになり、そして記録装置外に出てくるインクミスト
は、汚れ、異臭等、使用者に不快感を与えるものとなる
。

上述した如き悪影響を及ばずインクミストを回収する方
法もしくは装置については、例えば、特願昭４８−１０
８７７９号および特願昭４８−１０９０４０号等に提案
がなされている。これらの明細書中には、インクミスト
の帯ｆ１１電荷と同極性または異極性の電位が付与され
た電極が記録媒体上方に設けられて、静電的な反発力も
しくは吸引力でインクミストを除去する装置が開示され
ているが、これらの装置は、下記に示す如き欠点を有し
ている。

（１）同極性の場合には、インクミストは、一方的に記
録媒体の方へ追い返され、記録媒体に沿って上方に移沖
し、カバー類を汚したり、空気中に浮遊する。

（２）異極性の場合には、インクミスト回収用電極上に
捕集されたインクの滴下を防止するための装置が必要と
なる。（特願昭４８−１０８７７’９号では、電流によ
りインクミストを蒸発させるようにしている。）（３）同極性、異極性、いずれの場合にも、記録面（イ
ンクミスト発ＢＥ領域）の上方にインクミスト回収電極
を配置する必要があり、上部カバーが大きくなったり、
記録面が見づらくなったり、さらには、高電圧印加に対
する配慮が必要となる。

貝田本発明は、上述の如き従来技術の欠点を吊″消するため
になされたものであり、インク粒子が記録媒体上に衝突
した際に発生ずるインクミストを効率よく回収する手段
を提供することを第１の目的とし、また発生したインク
ミスＩ−を捕獲し除去する手段を提供することを第２の
目的とし、さらにまた、記録領域等を汚したりインクミ
ストが装置の外へ出てくるのを防止することを第３の１
」的とし、もって、記録装置の性能向上、メインテナン
スの容易化、安全性の確保等を図ったものである。

■ 本発明の構成について、以下に実施例に）Ａづいて説明
する。

第２図は、本発明によるインクジエソ（・記録装置用イ
ンクミスト回収装置の一実施例を説ＩＪＪするための要
部構成図であり、図中、第１図と同様の作用をする部分
には第１図の場合と同一の参照番号が付しである。第２
図に示される如く、ハーネス２６を介してインクおよび
電気信号（励振電圧信号、荷電電圧信号）が供給される
インク噴射へ・７ドアセンブリーを搭載したキャリッジ
２５が、ガイドレール２４に沿って図示されていない駆
動装置により左右に駆動され、ガイドレール２４の左端
には図示されていないファン樺で構成された空気供給源
が設置されており、この空気供給源より、圧縮された空
気が、空気供給口２１から中空状態の記録媒体押えロー
ラー２２内に送り込まれ、この中空ローラー２２には、
ある間隔をおいて複数個の風穴２３が記録幅より若干広
い領域に亘って設けられ、圧縮空気は記録媒体面に沿っ
てインクミストと共に下方へ流れるように送出される。

記録媒体送りローラー１６によって送り出されてきた記
録媒体１４は、記録後にその記録面が汚されないように
、記録媒体押えローラー２２に設けられた２箇所の肉厚
部２２ａとプラテン１５との間に押圧されて、図示され
ていない記録媒体駆動機構により、キャリッジ２４の動
きと直角をなす方向に送り出される。上記の如き構成に
より、インク粒子が記録媒体１４に（ｈ突した際に発生
したゝインクミスト１２は、ローラー２２に設けられた
複数個の風穴２３から送出される圧縮空気により効率よ
く下方へ押し流される。

第３図は、第２図に示された記録媒体押えｌ二Ｉ　−ラ
ー２２の風穴２３を有する部分の断面し１である。

第４図および第５図は、空気と共に送られるインクミス
トをトラップ（捕獲）する装置に関する本発明の他の各
実施例を説明するための断面図であり、図中、他の図と
同様の作用をする部分には同一の参照番号が付しである
。第４図においては、ファン４１により強制的に空気流
が発生させられる空間内に、高電圧ワイヤー４２がキャ
リッジ２５の走査方向と平行に張られており、このソイ
ート一４２に、図示されていない高電圧電源より、１「
Ｇ電圧（例えば、ＤＣ１００Ｖ程度の電圧）が、インク
ミストの帯電電荷と逆極性となる如く印加され、前述の
空間内に発生したインクミストを高電圧ワイヤー４２に
付着させることによりトラップする。

第５図においては、ファン４１の直前に設りられたフィ
ルター５６によりインクミストをｌ・ランプする。尚、
この図では、化粧板５１．」二カバー５２゜底カバー５
３等で構成される本体カバーの概念図を示しているが、
通、常は、電装部・インク供給部５５の冷却用に使用さ
れるファンの影響を除くために、ミスト回収部は装置本
体内で他の部分と仕切り板５４等で仕切られるのが望ま
しい。

尚、記録媒体押えローラー２２以外の送風手段を記録媒
体１４上：の記録領域のすく上に設けることも可能であ
るが、カバーが大きくなったり、記録面が見にくかった
りする欠点を生しるので、これまでに述べてきた実施例
の方が好ましい。さらに、これらの実施例は、荷電量制
御偏向型のインクジェット記録装置のみに限定されるこ
となく、他の全ての形式のインクジェット、記録装置に
も適用しうろことは言うまでもない。

処果以上の説明から明らかなように、本発明によると、イン
ク粒子が記録媒体上に衝突した際に発生するインクミス
トを効率よく回収する手段、もしくはインクミストを捕
獲し除去する手段を実現させることが可能となる。しか
もこれらの手段ば余りかさばらないので、これらをイン
クジェット記録装置の中に組み込んだとしても、装置全
体が大きくなることはない。また、これらの手段をイン
クジェット記録装置内に使用することにより、記録媒体
の記録領域等を汚したり、インクミストが装置の外へ出
てくるのを防止することができ、従って、たとえば記録
画像品質の向上等、記録装置の性能を向上させることが
可能となり、同時に、メインテナンスの容易化および安
全性のＭ［保の点でも大いに改善される。

【図面の簡単な説明】

第１図は、従来の荷電量制御偏向型インクジェット記録
装置の概略構成図、第２図は、不発す農こよるインクジ
ェット記録装置用インクミスト回収装置の一実施例を説
明するための要部構成図、第３図は、第２図に示された
記録媒体押えローラーの風穴を有する部分の断面図、第
４図お、ｌ：び第５図は、本発明によるインクミストｌ
・ラップ装置の２つの実施例を説明するための断面図で
ある。 ■・・・インクタンク、２・・・ポンプ。３．６．１１・・・フィルター、４・・・アキュムレー
ター、５・・・バルブ、７・・・インク噴射ヘッド。８・・・荷電電極、９・・・一対の偏向電極。１０・・・ガター、１２・・・インクミスト。１３・・・記録媒体押えローラー、１４・・・記録媒体
１５・・・記録媒体保持用プラテン、。１６・・・記録媒体送りローラー、２１・・・空気供給
口、２２・・・記録媒体押えローラー。２２ａ・・・肉厚部、２３・・・風穴、２４・・・ガイ
ドレール、２５・・・キャリッジ、４１・・・ファン。４２・・・高電圧ワイヤー、５１・・・化粧板。５２・・・上カバー、５３・・・底カバー、５４・・・
仕切り板、５５・・・電装部・インク供給部、５６・・
・フィルター。特許出願人　株式会社　リコー

Claims

【特許請求の範囲】

（１）インク粒子を記録媒体上に飛翔さ・ｌて記録を行
なうインクジェット記録装置において、記録幅より広い
領域に亘って記録領域の上刃に、記録媒体の下方へイン
クミストを送る送風１段を設置し、さらに前記記録媒体
の下方にインクミスト回収手段を設置したことを特徴と
するインクジェット記録装置。
（２）前記送風手段は、一端が閉じられ、他端が空気圧
縮源に連結された、中空状で且つ送風口を有する記録媒
体押えローラーであることを特徴とする特許請求の範囲
第１項に記載のインクジェット記録装置。
（３）高電圧発生源に接続されたインクミストトランプ
用高電圧ワイヤーを設＆Ｊ、前記ワイヤーによりインク
ミストをトラップし回収することを特徴とする特許請求
の範囲第２項に記載のインクジェ・７ト記録装置。
（４）インクミストトラップ用フィルターを設け、前記
フィルターによりインクミストをトラップし回収するこ
とを特徴とする特許請求の範囲第２項に記載のインクジ
ェット記録装置。