JPS62251147A - 画像形成装置 - Google Patents

画像形成装置

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JPS62251147A
JPS62251147A JP9617686A JP9617686A JPS62251147A JP S62251147 A JPS62251147 A JP S62251147A JP 9617686 A JP9617686 A JP 9617686A JP 9617686 A JP9617686 A JP 9617686A JP S62251147 A JPS62251147 A JP S62251147A
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JP
Japan
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paper
recording
ink
cap
unit
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JP9617686A
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English (en)
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Tadashi Shiina
椎名 正
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Canon Inc
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Canon Inc
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B41PRINTING; LINING MACHINES; TYPEWRITERS; STAMPS
    • B41JTYPEWRITERS; SELECTIVE PRINTING MECHANISMS, i.e. MECHANISMS PRINTING OTHERWISE THAN FROM A FORME; CORRECTION OF TYPOGRAPHICAL ERRORS
    • B41J2/00Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed
    • B41J2/005Typewriters or selective printing mechanisms characterised by the printing or marking process for which they are designed characterised by bringing liquid or particles selectively into contact with a printing material
    • B41J2/01Ink jet
    • B41J2/17Ink jet characterised by ink handling
    • B41J2/20Ink jet characterised by ink handling for preventing or detecting contamination of compounds

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [技術分野] 本発明は、画像形成装置に関し、特に、ロール紙、ファ
ンフォールド紙等連続紙の形態を有する記録媒体の搬送
系、および記録媒体の全幅にわたり一括して画像形成を
行う記録手段等を具備した画像形成装置に関するもので
ある。
[従来技術] 従来のこの種画像形成装置としては、本出願人により特
願昭60−065103号〜同60−065122号に
おいて開示されたものがある。これらでは、相互に接続
2分離が容易な搬送系および液体噴射記録装置を有する
記録手段ならびに液体噴射記録装置の吐出回復処理を行
う回復手段を具え、分離状態において記録媒体の交換作
業や各部の保全作業を容易となし、接続状態においては
各部が適正に位置づけられて高品位の画像形成を可能と
なした画像形成装置が提案されている。
かかる装置においては、吐出したインク滴から派生する
微細なインクミストが発生し、画像形成データが増える
と、吐出するインク滴も増え、微細なインクミストも増
えるので、記録媒体や機体を汚損しないように、適正な
手段により、これを機外に排出できることが強(要望さ
れる。
[発明の目的] 本発明の目的は、記録手段の液体吐出口と適正な距離を
保持し記録媒体が当接する部材とファン及び画像形成デ
ータ数検出手段を設け、画像形成データ数検出手段から
の信号により、画像形成データ数が増えるとファンの風
量が増えるように制御する吸い込みのエアーフローを形
成し、吐出するインク滴から派生する微細のインクミス
トを捕集し、集積したミストを吸収体に吸収させこれを
交換することによりインクミストを機外に排出できる画
像形成装置を提供することにある。
[実施例] 以下、図面を参照して本発明の詳細な説明する。
1.1外観 第1図および第2図(A)、(B)は本発明画像形成装
置の概略構成の一例を示す。本例は、記録に係る画像情
報や制御信号を発生するホストシステムに接続可能な画
像形成装置としたものである。
これら図において、参照符号と各部名称、機能および意
味とは次のように対応する。
1.2内部 (1)記録系ユニット内部 第3図は記録系ユニッ) 100の内部構成の一例を示
すために送紙ユニット300を開放して示す斜視図であ
り、参照符号と各部名称、機能および意味とは次のよう
に対応する。なお、この構成において、記録ヘッド11
0.カートリッジタンク120を含む制御系は、例えば
本出願人により特願昭58−244131号〜同58−
244138号において開示されたインクジェットプリ
ンタを用いることができる。
符号・・・ 名  称          機  能 
 / 意  味(2)送紙ユニット内部 第4図は送紙ユニット300の内部構成を説明するため
に送紙ユニット300を開放して示す斜視図であり、参
照符号と各部名称、機能および意味とは次のように対応
する。
(3)コントローラユニット内部 第5図(A)〜(C)はコントローラユニット200の
内部構成の一例を説明するための説明図である。
本例においては、コントローラユニット200ヲ記録系
ユニツトlOOの下方に配置したものである。また、コ
ントローラユニット200を記録系ユニット100とは
独立させて保全作業等を容易にするとともに、後述のよ
うに記録系ユニット100内部でインクの漏洩があった
ときにもその漏洩したインクを塞き止める遮断板および
そのインクをドレインタンク800に導く部材等を設け
て、コントローラユニット200がインク漏洩から保護
されるようにする。
第5図(A)〜(C)において、参照符号と各部名称、
機能および意味とは次のように対応する。
2.1  基本的操作 次に、装置各部の基本的操作について述べる。
(1)電源の0N10FF a、  ON 送紙ユニット300を閉じた状態(第1図の状態)で電
源スィッチ1500を上側に倒す。このとき、後述のB
USYランプが点灯し、各部のチェックが行われる。
異常がなければ約5〜10秒後にBUSYランプは消灯
、ON  LINEランプが点灯し、画像データのプリ
ントが可能な状態になる。
このとき、もしヘッドユニット110にキャップ140
が接合されていなければ自動的にキャップされる。
異常が発見された場合には、エラーコードがディスプレ
イパネルに表示される。
送紙ユニット300がおいていた場合には、ヘッドユニ
ット110にキャップがされてぃな(でも自動的にはキ
ャップをしない。キャップがどの位置にあってもキャッ
プがおいていると見なされるので、キャップUP/DO
WNスイッチを押してキャップを閉じるようにする。
b、  OFF 電源スィッチ1500を下側に倒す。
(2)ON  LINEモードとOFF  LINEモ
ードON  LINEモードはON  LINEランプ
が点灯している状態、OFF  LINEモードはON
  LINEランプが消灯している状態をいう。
ON  LINEモードにあるときにはホストシステム
の制御によって、フオームフィード、イニシャライズ、
イメージデータのプリントが可能である。
OFF  LINEモードにあるときには内部のスイッ
チを押すことによって、紙フィード、チェックプリント
、回復処理が可能である。
通常、ON  LINEスイッチを押すことにより0N
LINEモードとOFF  LINEモードが切替えら
れるが、次のいずれかの状態にあるときには0FFLI
NEモードからON  LINEモードへの切替えはで
きないものとする。
・BUSYランプ点灯時。
・送紙ユニットが開いているとき。
・ヘッドにキャップがされていないとき。
・エラーの発生したことが表示されているとき。
なお、電源の投入された直後には本機はON  LIN
Eモードにあるものとする。
(3)紙のセット方法 第6図(A)〜(E)は記録媒体としてファンフォール
ド紙を用いるときの装着操作例を示す。
・電源がONになっていることを確認する。
・フラップ400が開いていることを確認する。
・送紙ユニット300をあける。
・デツキレバー316Aを持ち上げる(第6図(A))
・紙デツキ部310に紙Pを置く。
向きは黒い長方形のマーク(TOFマーク)が紙の左奥
の裏側に来るようにする(第6図(B))。
・デツキレバー316Aを下げる。
・下部紙送り機構を開く(第6図(C))。
・紙Pを下部送りローラ320と下部ピンチローラ33
0との間に通す(第6図(D))。
・上部ローラ350を開きながら、紙Pをペーパーガイ
ド380にそって上部ローラに通す。このとき紙がフラ
ップの外に出ている状態にしておく(第6図(E))。
・紙がたるまないようにして下部紙送り機構を閉じる。
・FFスイッチを押して紙を送る。
もしこのとき紙がまちがった向きに置かれていると、T
OFマークが見つからないためエラーとなって停止する
・送紙ユニット300をしめる。
・ディスプレイパネルにエラーが表示されていないこと
を確認する。
(4)ディスプレイパネルの操作 第7図はディスプレイパネル500の一構成例を示し、
ここで、スイッチの参照符号と名称、機能および有効時
との対応、ならびに表示器類の参照符号と名称および点
灯時の意味との対応は次の通りである。
a、スイッチ b 表示器類 第8図は7セグメントデイスプレイ550の表示内容を
説明するための説明図である。本例では、3桁のうち上
1桁552をステータスを表示するステータスディスプ
レイ部、下2桁554をエラー内容を表示するエラーデ
ィスプレイ部として用い、ステータスおよびエラーに対
応して図示の如き表示がなされるものとする。また、小
数点555.556および557は、それぞれ、正常に
立上がったとき、エラーが複数あるときおよび記録ヘッ
ドアセンブリ130が装着されていないときに点灯する
ものとする。
(5)本体内部のスイッチ操作 第9図は装置内部に配設されたスイッチならびに表示器
の一例を示す。ここで、スイッチの参照符号と名称、機
能および有効時との対応、ならびに表示器の参照符号と
点灯時の意味との対応は次の通りである。
a スイッチ b ランプ 2.2  消耗品の補給、交換 次に、消耗品の補給、交換の態様は次の通りである。
(1)紙Pの取り出し 以下の手順により行うことができる。
・電源がONであることを確認する。
・紙Pのプリントされた部分すべてがフラップ400の
外に送られるまでFFスイッチ520を押して紙Pを送
る。
・紙Pをミシン目で切りはなす。
・紙Pをスタッカ700から取出す。
・ディスプレイパネル500にエラーが表示されていな
いことを確認する。
(2)インクの補給 以下の手順により行うことができる(第3図参照)。
・送紙ユニット300をあける。
・キャップUP/DOWNスイッチ11を押してヘッド
ユニット110を保護しているキャップ140を下げる
(一度押せば手をはなしてもキャップは定位置まで下が
る)。
・カートリッジ120を引き抜く。
・新しいカートリッジを挿入する。カートリッジ1.2
0 B 。
120C,120M、120Yの配列は左から黒、シア
ン、マゼンタ、黄である。
・キャップUP/DOWNスイッチ11を押してキャッ
プ140を上げる(一度押せば手をはなしてもキャップ
は定位置まで上がる)。
・送紙ユニット300をしめる。
なお、キャップを上げた後、ポンプによってカートリッ
ジタンクから不図示の固定タンクへインクが送られる。
この固定タンクが満たされればポンプは停止し、プリン
トが可能になる。この固定タンクとしては、例えば特願
昭58−244131号〜同58−244138号にお
いて開示されたものを用いることができる。
(3)ドレインタンク800の交換 第1O図(A)〜(C)はドレインタンク800の交換
手順の一例を示し、以下のように処理を進めることがで
きる。
a、レバー854を上げる(第10図(A))。
b、 ドレインタンク800を引き上げる(第10図(
B))。
C,ドレインタンクキャップ840を引き抜く (第1
0図(C))。
d、逆の手順で新しいドレインタンクを取付ける。
e、取り外したドレインタンクには新しいドレインタン
クの密封キャップ842を取付けることができる。
なお、図において、820は廃インクチューブを示して
いる。
第10図(D)はドレインタンク800の設置状態にお
ける断面図をあられす。ここでドレインタンク800は
保持部材852の傾斜と一致した形状で、これに保持さ
れている。またレバー854はその先端がドレインタン
ク800の上面と一致する寸法(一点鎖線にて図示)に
て矢印A方向に回転可能に保持部材852と接続し、8
53なるマグネット部材により保持部材852との当接
を保証されている。
かかる状態にて振動等によりドレインタンク800に図
示矢印B方向に力が加わった場合、保持部材852の傾
斜に沿った方向に移動しようとするが、上方にレバー8
54があり、その回転方向(図示矢印A方向)に対して
食い付き方向であるため、図示の位置からドレインタン
ク800がはずれることがない。ドレインタンク800
の交換に関しては、前述のようにまずレバー854を回
転させてからドレインタンク800を取りはずせばよい
このように、簡単な構造により、廃インク回収容器を確
実に保持し、かつ容易に取りはずし可能としている。
2.3  印字不良時の処置 取りのぞくことのできる印字不良原因としては次のもの
がある。
■ ヘッド先端部(ノズル)内のインクが蒸発し、粘度
が高くなった。
■ ノズルに空気がはいった。
■ ヘッド内部のインクをためる液室に空気がたまった
これらは、回復操作で取りのぞくことができる。
回復操作を行うには、ヘッド100にキャップ140が
接合されていなければならない。内部の回復スイッチ1
2を押すことによってこの操作が開始される。
この操作が行われている間、回復処理ランプ13が点灯
している。
3.1  送紙ユニットの詳細 第11図は送紙ユニット300の詳細な構成の一例を示
す。図において、まず302は取付はベースであり、送
紙ユニット内部300の各部はこのベース302を中心
に組立てることができる。306は記録系ユニット10
0との接続状態においてこれと対向するパネルであり、
紙デツキ部310、下部および上部の紙送り機構、それ
らの開閉機構340,370、プラテン392等を窓3
06Aを介して露出させるとともに、ユニット100と
の対向面306Bが後述のヘッドユニット110に対す
るギャップ基準面となる。
302Aおよび302Bは、送紙ユニット300を記録
系ユニット100に対して回動させるための回動軸を有
する部分である。1450は記録系ユニット100との
接合を検知するためのセンサ、1420は接合を確実に
行うためのロック機構である。
また、3000はローラ320,350を駆動するため
のモータユニット、325はモータ3000の回転を伝
動するためのプーリGl、ベアリング、リテーナ等を含
む下部送りローラの伝動機構、355は同じくプーリG
2.ベアリング、リテーナ等の他のスリップ板352を
含む上部送りローラの伝動機構である。
(1)紙デツキ部310 第12図(A)〜(C)は紙デツキ部310の構成の一
例を示す。ここで311は記録紙の積載ガイド部であり
、搬送路を初期において規制するための基準面となる側
板311A、送紙ユニット100の開閉操作に対しても
紙の安定した堆積状態を得るための前端ガイド311D
等を有する。本例にあっては、紙を容易にセットするた
めに、底板312が第12図(A)の図示矢印M方向に
312Aを支点として回動し、傾斜することができる構
造となっている。(紙のセット方法については2.1 
(3)および第6図(A)〜(E)参照) また第12図において315は記録紙の押え板であり、
積載部311との間に取付けられた2ケのバネ313、
314により記録紙を側板311Aに向けて押圧し、側
板311Aと押え板315の間の寸法と記録紙幅寸法と
を常に一致させる。第12図(B)、 (C)は上記押
え板315の位置を保持するための機構の一例である。
第12図(B)においてデツキレバー316Aを持ち上
げるとレバ一部材316Bが支点316Dを支点として
回転し、スライド部材31Bを押し下げる。
このスライド部材は積載ガイド部311の穴311Cに
かかえこまれ、かつバネ319により、図中り方向に押
し上げられ、押え板315に固定されたラック部材31
7と係合できる構造となっている。第12図(C)はス
ライド部材318とラップ部材317が係合し、押え板
315の位置が保持されている状態をあられす。
また第12図(B)に示すようにレバ一部材316Bと
底板312は回転自在の支点を有するリンク部材316
Cにより結合しているため、デツキレバー316Aを持
ち上げる操作により、底板312が図示N矢印方向に持
ち上がると同時にスライド部材318が図示M矢印方向
に下げられ、ラック部材317との係合状態が解放され
、押え板315がフリー状態となる。ここで記録紙を設
置すれば、押え板315がバネ313,314により紙
幅位置で停止し、デツキレバー316Aを押し下げれば
前述の様に、押え板315がその位置で保持される。
このように、紙のセットという一回の操作だけで異なっ
た紙幅の記録紙に対して、搬送路の最上流において位置
を規制し、以後安定した搬送状態を実現できる。
(2)下部紙送り機構および下部ローラ開閉機構第13
図は下部紙送り機構および下部ローラ開閉機構の一構成
例を示す。
記録紙Pを下部紙送りローラ320に押圧するためのピ
ンチローラ330には、その軸方向中央部付近に弾性部
材332を設け、その部分でローラ320とのニップ量
を得て記録紙Pの挟持状態が得られるようにする。34
1はピンチローラ330を送りローラ320から離脱さ
せるのに用いる開閉レバーである。
342はピンチローラ330をその両端で支持するため
の側板であり、軸343のまわりに側板342を回動可
能とする。344は腕部344A、  344Bを有す
るピンチローラアームであり、腕部344A、  34
4Bの間において側板342から突設したピン345に
より支持し、そのまわりに回動可能とする。而してアー
ム344の腕部344Aによりピンチローラ330を支
持し、他の腕部344Bと側板342の立上げ部342
Aとの間にばね346を張架することにより、ピンチロ
ーラ330の送りローラ320に対する押圧力を得る。
また、側板342には記録紙Pが下部紙送りローラ32
0とピンチローラ330とにより挟持される直前の位置
において斜行防止ローラ338を設ける。この斜行防止
ローラ338を記録紙Pに接触させることにより、紙デ
ツキ部310までの記録紙Pの自重を支えるとともに、
記録紙Pのローラ320に対する巻き付は角を大とする
ことができる。さらに、開閉レバー341を操作して側
板342を軸343のまわりに回動させるときには、ピ
ンチローラ330および斜行防止ローラ338をともに
送りローラ320から離脱させることができる。
開閉レバー341はピンチローラ側板342から突設し
たピン342Aのまわりに回動可能とし、その一端には
操作者がピンチローラ330等を送りローラ320から
開放する際に押下するボタン341Aを設け、他端には
ベース302に設けたロックピンと係合する爪部341
Bを設ける。また、レバー341のボタン341.Aと
側板342との間にはばね349を張架することにより
、レバー341に対し図中反時計方向への回動習性を与
え、安定した係合状態が保たれるようにする。
また、側板342の記録系ユニット側をキャップ140
と係合可能なカム面342Bとし、当該係合に応じて側
板342が図中時計方向に回動して送りローラ320と
ピンチローラ330との係合が得られるようにする。こ
れにより、操作者が記録紙Pの装着作業後に下部紙送り
機構を閉じる処理を忘れた場合にも、後述するキャップ
140の運動に伴って下部紙送り機構が閉じるので、こ
の部分において記録紙Pのジャム等を未然に防止するこ
とができるようになる。
(3)記録面形成部 第14図(A)はプラテン392を含む記録面形成部3
90の主要部の一構成例を示す。ここで、393はプラ
テン392に設けた穴であり、この穴393を介してフ
ァン390Fにより記録紙Pをプラテン面に吸着させ、
記録面を形成する。395はベース302およびパネル
306に対してプラテンを揺動させるためのばね、39
4はプラテン392に設けたばね取付部、396はベー
ス302から突設したピン309のガイド穴である。ま
た、397は記録紙を検知するセンサーである。
398は記録面形成部390を取付ベース302に取付
けた際に、その間の気密性を保つための弾性体からなる
シール部材である。また、399はインクミスト捕集部
でプラテン392に取付くダクト399A。
インクミストを捕集するための多孔質状のトラップ部材
399B、集積したインクを吸収する吸収体399Cか
ら成る。
第14図(B)は印字状態における記録面形成部390
近傍の断面図で、その内部のエアフローを示す。
エアーフローの制御については後述する。吐出したイン
ク滴から派生する微細のインクミストは、その近傍のエ
アフローに沿って運動し、そのエアフローの衝突する壁
面に付着する。
ここで紙吸引のためのファン390Fのエアフローをイ
ンクミスト捕集部399内に通すことにより、インクミ
ストを捕集する。第14図(C)にそのエアフローの詳
細を示す。エアフローに伴ないインクミストはプラテン
392の穴より、インクミスト捕集部399内に入り、
まずトラップ部材399Bに衝突し、ここで捕集される
。更にダクト399Aの壁面に衝突することにより侵入
したインクミストは完全に捕集され、集積するとインク
滴となり、重力により第14図(A)の図示矢印A方向
に落下し、吸収体399Cにより吸収される。オペレー
タはこの吸収体399Cを交換することにより、インク
ミストを機外へ排出できる。
このように、吐出したインク滴より派生する微細なイン
クミストを簡単な方法にて、機外へ排出し、機体を汚損
することを防止できる。尚、前述のエアフローを形成す
る際、ファン390F以外に別個のファンを設けること
によりこれを達成することも可能である。
また、後述のように、記録系ユニット100と送紙ユニ
ット300との接続時には、記録ヘッドユニット110
の前面に設けたピンが基準面を有するパネル306に突
きあたり、このときアセンブリ130が揺動してヘッド
ユニット110のノズルと基準面とが平行に保たれる。
同時にプラテン392はばね395によりアセンブリ側
に設けた突起を介してアセンブリ130の揺動に追従す
るので、プラテン392に規制された記録紙Pの記録面
とノズルとは適正なギャップをもって対向することにな
る。
(4)モータユニット 第15図はモータユニット3000の一構成例を示す。
ここで、3002はモータであり、回転軸3004の回
転をプーリ3006およびベルト3008を介して下部
送すローラ伝動機構325に関連するプーリG20に伝
達する。G3はプーリG20と同心かつプーリG20よ
り小なる径のプーリであり、このプーリG3の回転をベ
ルト3010を介して上部送りローラ伝動機構355の
プーリG2に伝達する。
ここで、各プーリの歯数比を適切に選定して、上部送り
ローラ350側には下部送りローラ320より2〜3%
程度速い回転速度が伝達されるようにする。
(5)上部送りローラおよびその伝動機構第16図は上
部送りローラ350およびその伝動機構355の一構成
例を示す。ここで、353はローラ350の延長軸35
1に設けられプーリG2を回転自在に保持するベアリン
グ、352Aおよび352Bは、それぞれ、プーリG2
および軸351に設けられたスリップ板であり、それぞ
れ、軸351に固定されたリング354およびプーリG
2との摺動を行う。これにより、モータ回転軸の回転運
動はスリップ板352Aおよび352Bを介してローラ
350に伝達され、このとき記録紙Pは適切に張力が作
用した状態で上部送りローラ350により引き上げられ
ることになる。
(6)上部ピンチローラおよびペーパガイド第17図は
上部ピンチローラ360周辺の一構成例を示す。362
]、3622はピンチローラ360をその両端において
保持するための部分362Bならびに記録紙Pの装着時
および搬送開始時において記録紙Pの軸方向の変位を規
制する部分362A等を有する部材である。この部材の
一方は、上部ローラ開閉機構370が有するばね372
(第11図参照)によって常時ピンチローラ360を送
りローラ350に向けて押圧する方向に移動習性を与え
られ、開閉レバー374の操作に応じて上部紙送り機構
を開放する。これらの運動は連結レバー364によって
他方の部材362にも伝達される。この状態で操作者は
記録紙Pの装着操作を行うことができる。
このとき、紙先端はガイド380および部分362Aに
より搬送路上適正な位置に案内され位置づけられること
になる。
(7)送紙ユニットカバー 第18図は送紙ユニットカバー308周辺の一構成例を
示す。ここで、308A 、 308Bおよび308C
は、それぞれ、記録済記録紙Pの送出口(フラップ40
0の取付口)、ディスプレイパネル500の 取付は口
、およびハンドルレバー1400の取付は口である。
410はフラップ400を軸412のまわりに回動させ
て送出口308Aを開閉するためのフラップレバー、4
20はその開閉を規制する開閉制御機構である。
510はディスプレイパネル500を取付口308Bに
取付けるための取付は部材である。
308Dはスタッカ700の取付穴を有する溝部で、こ
こにスタッカヒンジ710が挿入され、スタッカ700
の回転支点となる。790はスタッカ700の位置決め
のため、カバ−308前面に取付けられたクランプ材で
、印字時、収納時(後述)の両方でスタッカ700を保
持する。
(8)フラップ開閉操作 第19図(A)および(B)はフラップ開閉制御機構4
20の一構成例を示す。ここで、422はフラップ40
0に設けた軸402の回りに回動可能なフラップステイ
であり、折曲部422Aおよびカム穴422Bを有する
。424はカバー308に固定したベース430に設け
た軸432のまわりに回動可能なロータであり、折曲部
422Aに係合可能な耳部424Aおよびカム穴422
Bのカム面に係合するピン424Bを有する。
第20図(A) 、 (B)および(C)は、それぞれ
送出口308Aを閉塞した状態、フラップ400を所定
位置まで回動させた状態、およびフラップ400をロッ
クして送出口308Aを開放した状態を示す。
同図(A)に示す状態からフラップ400を軸412の
まわりに図中時計方向に回動させ、同図(B)に示す位
置に至ったとき、カム422Bとピン424Bとか係合
し、ロータ424は軸432を中心として図中反時計方
向に回転し、第19図(A)に示した状態となる(但し
、第19図では第20図とは逆向き)。
この状態でフラップ400を閉じる方向に回動させ、第
20図(C)に示す位置に至ったとき、ロータ424の
耳部とフラップスティ422の折曲部422Aとが係合
し、この係合によってそれ以上のフラップ400の回動
(図中反時計方向)は阻止される。すなわち、このとき
フラップ400はロックされ、送出口308Aが開放さ
れて、この状態で記−録済記録紙Pの送出を行うことが
できる。この送出時において操作者が誤ってフラップ4
00を押したり、あるいは振動が生じてもフラップ40
0はロックされているので、送出口308Aは閉塞され
ることはない。
なお、送出口308Aを閉塞する場合には、上述と逆の
手順により、第20図(C)に示す状態からフラップ4
00を時計方向に回動させ、同図(B)に示す位置に位
置づけてロック状態を解除し、再び同図(A)に示すよ
うな閉塞状態を得ることができる。
(9)スタッカの開閉操作 第211fi(A)〜(C)はスタッカ700の開閉操
作を説明するために送紙ユニット300を前方から見た
斜視図である。ここで、スタッカ700は以下の5点か
らなる。すなわち710はカバー308と回転自在のス
タッカヒンジ710,720はスタッカヒンジ710と
回転自在の紙積載部であるスタッカベース、730A、
730Bはスタッカベース720と回転自在で、スタッ
カ700を保持するためのスタッカアーム、740はス
タッカアーム730Aについた弾性部材である。また、
790はスタッカ700を位置決め保持するクランプ材
である。
図21 (A)はスタッカ700の非使用時を示してい
る。この時はスタッカアーム730A、730Bはスタ
ッカベース720に対し折りたたんだ状態となり、弾性
部材740がカバー308の前面に当接し、スタッカベ
ース720をクランプ材790て固定し、収納状態とな
る。また、この状態においてスタッカベース720がフ
ラップ400の下端をガイドすることにより、フラップ
400の振動を抑制できる。
図21 (B)はスタッカ700の開閉操作時を示しで
ある。まずクランプ材790を開き、スタッカベース7
20を可動状態とし、スタッカアーム730A。
730Bを開き、各スタッカアームをクランプ材790
で固定することにより、第21図(C)の使用時が達成
される。
上述の様に非使用時にはスタッカ700を送紙ユニット
300の前面に折りたたみ収納できるようになるので装
置の容積を減少させることができる。
(lO)スタッカの位置 第22図は送紙ユニット300の前方に取付けられたス
タッカ700の使用時(前方突出時)における側面図を
示す。
第22図に示すようにスタッカ700の取付位置はフラ
ップ400の下流に対して、用紙積載高さく8寸法)と
用紙送り方向幅(b寸法)との和に相当する分だけ下方
に設けている。これは用紙の送行長が長くなると、カバ
−308壁面との摩擦による静電気が発生し、ジャムを
起し易くなり、これを除去するための部材が必要となる
ため、できるだけ短かいことが望ましい。
また、スタッカ700がのぞき窓600より上方に位置
するため印字中にても紙の残量が目視できる。
上述の様にスタッカ700を紙出口であるフラップ40
0からできるだけ近い位置、即ち、用紙積載高さと用紙
送り方向幅の和だけ離れた位置に設置することにより安
定な排紙状態を達成できる。
3.2 送紙ユニットロック機構およびハンドルレバー
(1)ロック機構 第23図および第24図は、それぞれ、送紙ユニット3
00の上側および下側に設けたロック機構1420およ
び1430である。1422および1432は、それぞ
れ、軸1421および1431のまわりに回動可能で記
録系ユニット100側に設けた掛止部材と掛合する爪1
422 Aおよび1432Aを有するロックレバ−であ
る。
1423および1433はばねであり、それぞれ、ロッ
クレバ−1422および1432を掛合の方向に回動さ
せる。1424および1434は、それぞれ、軸142
1と爪1422Aとの間および軸1431と爪1432
Aとの間に設けたピンであり、これらピンを、それぞれ
ワイヤ1425および1435を介してハンドルレバー
1400に接続する。すなわち、ハンドルレ/<−14
00の操作に応動してワイヤ1425および1435が
、それぞれ、下および上方向に引かれたときに、ロック
レバ−1422および1432が回動して送紙ユニット
300と記録系ユニット100とのロック状態が解除さ
れる。
(2)ハンドルレバー 第25図および第26図は、それぞれ、ハンドルレバー
1400およびその伝動部の構成の一例を示す。ここで
、1401は操作ハンドルであり、伝動軸1412に接
続可能なピン1402を有する。1403はハンドルレ
バー取付穴308Cへの取付部分1403Aおよびフラ
ンジ部1403Bを有する部材、1404はフランジ部
1403 Bに設けるシール部材、1405は部材14
03に穴308C方向への移動習性を与えてシール部材
1404を穴308C周縁に密着させるためのばね、1
406はこれら各部分ピンを1402から脱落するのを
防止する止め輪である。すなわち、ハンドルレバー14
00を取付けたときには、シール部材1404により、
取付は穴308C付近の防塵性が確保される。
伝動軸1412は軸承部材1414に支持され、ハンド
ルレバー1400の操作に応動して回動可能である。1
415は伝動軸1412に固定されたワイヤ接続部材で
あり、それぞれワイヤ1425および1435と接続す
るピン1416および1417を有する。
3.3  コントローラユニット 第27図はコントローラユニット200の一構成例を示
す。本例においては、コントローラユニットの天板26
0にある通風や配線用の開口262の周縁部を立上げて
ガイド部264を形成し、記録系ユニット100からの
インク漏洩があった場合にもコントローラユニット20
0内部にはインクが流入しないようにする。また、漏洩
して貯溜したインクを抜くための穴266を設け、その
穴266にチューブ826を接続する。チューブ826
を側板270から外部に露出させ、チューブ820と接
続させて天板260に流出してきたインクがドレインタ
ンク800に導かれるようにする。これにより、記録系
ユニット100からのインク漏洩に対してコントローラ
ユニット200の内部が保護される。
なお、本例ではチューブ826をチューブ820に接続
する形態としたが、キャップ140が捕集したインクを
すべて天板260上に導き、そのインクを穴266から
チューブを介してドレインタンク800に導(ようにす
れば、チューブ系の構成を極めて簡単なものとすること
ができる。
3.4  回復系 (1)キャップ開閉機構 第28図および第29図は、キャップカバー150に対
するキャップ140の閉状態および開状態を示す。ここ
で、141Aおよび141Bはキャップ140の上下方
向の移動を案内するレール、142Aはキャップ140
を鉛直軸を中心に回動可能に保持し、レール141Aに
沿って摺動可能な保持部材である。
143Bはレール141Bに設けた摺動部材との接続、
分離を行う部材である。また、825はキャップ140
の下方に設けた廃インク溜めであり、チューブ820が
接続されている。
かかる構成によれば、キャップ140の保全作業時等に
おいて十分な作業領域が確保されることとなり、それら
作業が極めて容易となる。また、本例によれば、キャッ
プ140は鉛直軸を中心に回動可能としたので、キャッ
プ部におけるインクの混色によりヘッドのノズルが汚染
されるのを防止できることになる。
また、図において、145はキャップ背面であり、この
背面145を前述のピンチローラ側板342のカム面3
42Bと係合可能とし、ピンチローラ330が開放され
たままユニット100および300の接続がなされたと
きにキャップ140の下方への移動動作に伴って下部紙
送り機構が閉じられるようにする。
(2)キャップカバー 第30図および第31図は、それぞれ、キャップカバー
150の構成の一例を示す斜視図およびキャップ140
との係合関係を示す説明図である。キャップカバー15
0にはばね151により常時キャップ側への移動習性を
与える。また、152は、キャップ140前面上の部分
149に係合可能なころである。
これらころ152と部分149とは、キャップ140が
キャップカバー150に対向する位置にあるときには係
合状態が解かれ、ばね151によりカバー150がキャ
ップ140側に移動してキャップ140が履われた状態
となる。これにより、キャップ140を乾燥や塵埃等か
ら保護することができる。
また、キャップ140の移動時にはころ152が部分1
49に乗り上げ、カバー150はばね力に抗して後退す
るので、カバー150によりキャップ140の移動が妨
害されることはない。
(3)ヘッドユニットのキャッピング ヘッドユニット110に対するキャップ処理は第38図
につき後述する処理手順により行なうことができる。キ
ャップ位置において適切かつ確実な係合状態を得るため
に、本例では第31図に示すようにキャップ前面に四部
146を設け、一方、第28図および第32図に示すよ
うにヘッドユニット110側にはこの凹部146に嵌合
可能な凸部136を設けてお(。また、後述のようにヘ
ッドアセンブリ130はキャップ側への移動習性が与え
られるので、後述の処理によりキャップ140がヘッド
ユニット110と対向したときに、凸部136が凹部1
46に嵌入し、この位置でキャップ140の移動が阻止
され、ヘッドユニット110に対してキャップ140が
正確かつ確実に位置決めされた状態を得ることができ、
適正な回復処理を行なうことが可能となる。
3.5  記録ヘッドアセンブリ 第32図は記録ヘッドアセンブリ130の構成の一例を
示す。図に示すようにアセンブリ130には基準面30
6Bと係合可能な突起132、プラテン392の前面と
係合可能な突起134、およびキャップ140の凹部に
嵌入可能な突起136を設けておく。また、138はフ
ァン390Fによる記録紙Pのプラテン392への吸着
をバックアップするためのファンである。
このヘッドアセンブリ130は、第33図示の可動台に
取付けられる。
3.6 記録系ユニット内の記録ヘッドアセンブリ13
0の支持構造 第33図は記録系ユニット100内の記録ヘッドアセン
ブリ130の支持構造の分解状態を示す。160は固定
台、170は固定台160上にこれに対して可動に設け
た可動台である。可動台170上には記録ヘッドアセン
ブリ130を固定する。
固定台160の下面には可動台170駆動用のモータ(
パルスモータ)を含む駆動機構180を固定する。駆動
機構180のモータ軸先端にはユニバーサルジヨイント
を介してネジが固定され、このネジにはモータ回転を直
線運動に変換するガイド機構181を結合する。このガ
イド機構181は、固定台160のほぼ中央に形成され
た開口161から上に突出し、その一部を可動台170
の下側に取付ける。
したがって、このガイド機構181を介し、駆動機構1
80によって可動台170を移動させる。
可動台170が送紙ユニット300内の記録面(セット
時における)に対して直交する方向上を進退するように
、駆動機構180は固定台160に位置決め固定され、
ガイド機構181は可動台170に取付ける。
固定台160の上面上においては、開口161の前およ
び後にガイドレール162および163を固定する。こ
のレールの方向は可動台170の進退方向と一致する。
一方、可動台170の下面上においては、前側および後
側に軸が垂直なガイドローラ171および172を取付
ける。前側ガイドローラ171は前側のガイドレール1
62内側に位置し、後側ガイドローラ172は後側のガ
イドレール163の内側に位置し、したがって、可動台
170はこれらガイドレール、ガイドローラによって規
制され、所定路上を移動する。
固定台160の上面上には、その下面側に固定の第1受
はローラ164の上側部分が開口165を介して突出し
ている。このローラ164の軸は可動台170の移動方
向に一致する。一方、可動台前進時(記録可能位置まで
の前進時)において、前記第1受はローラ164と対向
するように可動台170の下面上に第2受はローラ17
3を固定する。このローラ173の軸は前記第1受はロ
ーラ164の軸と直交する。さらに、前側のガイドレー
ル162の幅は、その前部において前側ローラ171の
直径とほぼ等しい。後側のガイドレール163の幅は、
その後部において後側ローラ172の直径とほぼ等しく
、その前部において後側ローラ172の直径よりも大き
い。したがって、可動台前進時には、前側ローラ171
が前側のがイドレール162の前部によって拘束固定さ
れると共に後側ローラ172が後側ガイドレール163
の前部に位置するので、可動台170は、前側ローラ1
71を中心に、水平面内において揺動可能となる。なお
、この際、固定台側の第1受はローラ164上に可動台
側の第2受はローラ173が載置されるから、これらに
よって、前記揺動が一層スムーズに行なわれる。またこ
の揺動によって、可動台170に固定の記録ヘッドアセ
ンブリ130の位置決め用前面部分による同アセンブリ
130の送紙ユニット側基準面に対する位置決め作業を
きわめて容易、円滑に行なうことができる。
一方、第34図に示すように固定台160の下面側には
可動台後退時に可動台170を固定台160に対して固
定するためのロック機構183を固定する。
ロック機構183はソレノイド184と、該ソレノイド
によって駆動され、垂直面内において回動するロックレ
バ−185とを有する。ロックレバ−185は、その回
動先端上側に溝185Aを形成する。ロックレバ−18
5は固定台160に形成した開口166を介して固定台
160の上面側に突出する。可動台170の下面側には
係合ピン174を固定する。この係合ピン174は、可
動台170後退時にロックレバ−185の回動先端の直
上に至るように位置決めされている。したがって、可動
台170後退時においてソレノイド184を作動させる
ことによって、可動台170側の係合ピンをロックレバ
−185の回動先端の溝185A内に係合する。これに
よって可動台170(L、たがって、記録ヘッドアセン
ブリ130)は固定台160に確実に固定支持される(
例えば装置搬送時等に記録ヘッドアセンブリ130を確
実に記録ヘッドユニットに固定する)。
記録ヘッドユニット100と送紙ユニットとの接続状態
において、可動台前進時には、前述した可動台170の
揺動効果によて、第32図に示すように記録ヘッドアセ
ンブリ130の前面の位置決め用の突起132が送紙ユ
ニット300の基準面306Bに確実に当接する。さら
に、この状態において、記録ヘッドアセンブリ130の
前面の位置決め用の別の突起134に、プラテン392
がばね力によって押圧され、これによってプラテン39
2に規制された記録紙Pの記録面がアセンブリ130の
ノズルに対して確実に位置決めされる。
4、制御系の構成 第35図は本発明を適用した画像形成装置全体の電気的
構成を示すブロック図である。本図において、HCは記
録すべき画像情報を光ファイバを介して送出するホスト
コンピュータである。
MDは光信号と電気信号との間の相互変換を行なうモジ
ュレータ/ディモジュレータである。
CCはコミュニケーションコントローラであり、ホスト
コンピュータHCから得られるデータ信号中からイメー
ジデータ(画像データ)のみを抽出して、イメージメモ
リ■MM、IMSに送出する機能を果たす。
MPはCPUを含んだメインプロセッサであり、本装置
全体の各種制御を行なう。
MCはCPUを含むメカニカルコントローラであり、後
述するヘッドアセンブリ用メカニズムとの通信を行うほ
か、ファンフォルト記録紙を送るためのパルスモータM
l・キャップを上下するためのDCモータM2・ヘッド
アセンブリを水平方向に前後移動するためのパルスモー
タM3・記録用紙Pの吸引とインクミスト捕集用のDC
モータM4などの回転制御を行う。
記録ヘッドユニットは4個の記録ヘッド(Y、M。
C,B)を有し、イメージメモリIMMjMSから得ら
れるイメージデータに基づいて記録紙(ファンフォルト
紙)上に像形成と、ノズルヒータ電流検出を行う。この
とき、ヘッド各部へのインク供給・回復処理等はヘッド
アセンブリ用メカニズムAMの制御の下に行われる。
なお、本実施例では上記各々のブロックはそれぞれ別個
のプリント板上に組込まれている。また、イメージメモ
リはマスクおよびスレーブ合わせて、1メガバイトの記
憶容量を有する。
第35(A)図はインクミストを捕集するための制御系
のブロック図である。
ホストコンピュタHCから転送されたがそうデータは、
イメージメモリiMに送られ、その後、記録ヘッドユニ
ット110へ送られて、記録用紙Pにインク液滴を付着
させて画像を形成する。この時、記録ヘッドユニット1
10から、たとえばノズルの50%以上が吐出したとい
うRFH信号が制御部CTL(ここではMP、AM、M
Cを1つの制御部として考える)におくられると、制御
部CTLは、記録紙Pを吸引するためのDCファンモー
タM4に対してファンの風量を増すようにする信号DF
Hを発する。
一方、ノズルの50%以上が吐出しないときはRFHが
制御部CTLに対してはっせられないので制御部CTL
はDCファンモータM4に対して、ファンの風量を京風
にする信号DFNをはりする。
第35 (B)図は吐出したノズルの数を検出する1例
である。各ノズルヒータRH,,RH2,RH3〜RH
nは、トランジスタTry、Tr2.Tr3〜Trnに
接続され、画像形成データはD I +  D2 +D
3〜Dnに与えられる。たとえば、Dl、D3が′l。
となるとTr、とTr3はオンになり、ノズルヒータ電
流iHが流れる。
ここで RH,=RH2=RH3〜=RHnであるから
1H1=iH2−iH3〜iHnとなる。よってiH=
 i+−++ + 1H3= 2iHtとなり、a点の
電圧Eaは Ea=2RiH+ となる。次に、DI +  D2 +  D3が°l°
になると、A点の電圧は Ea=3Ri+−n となり、ノズルヒータのQ、により、基準電圧V RE
FよりもEaが大のときはRFHは1′となり、小のと
きは“0°となる。たとえば50ノズル以上でl′にな
るようにするには V REF = 50 Ri Hl に設定すればよい。また、 R< RHI 、  V Op > V CE (sa
t)とすると i+−++ # Vop/RHI となる。
次に、第36図を参照して、電源投入時に行われる本装
置の動作の概略を説明する。
まず、パワーオン状態になると(ステップSl)、CP
Uを有する各ユニット(第35図に示すMP、MC。
AM)は当該各ユニットのメモリチェック・ポート状態
のチェック等各種のハードウェアチェックを行う。
次に、装置全体のメインコントロールはメインプロセッ
サMPに移り、 ■ 記録紙の有無 ■ インクの有無 ■ ドアの開閉状態 ■ 記録ヘッド110の装着状態 などの各種のシステムエラーチェックを行う(ステップ
S3)。
その結果、エラー無しと判断された場合には(ステップ
S4)、オンラインモードに設定され、ホストコンピュ
ータHCとの通信を可能とする(ステップS5)。
オンラインモードにおいて、ホストコンピュータから送
られたイメージデータがイメージメモリIMM、IMS
に所定量だけ蓄積されると、キャップを下げてヘッドア
センブリを印字位置まで前進させ、プリント(画像形成
)を行う(ステップS6)。
次に、記録用紙吸引ファンの制御を行う(ステップ86
′)。
第36 (A)図は吸引ファンの制御フローチャートで
、ヘッドユニットからの増風要求信号RFHを判断しく
ステップ560)有りと判断されると、吸引ファンを強
風にする信号DFHがはっせられ(ステップ562)、
無しと判断されると吸引ファンを京風にする信号DFH
がはっせられる(ステップ561)。
このプリント中にもイメージデータは継続的にホストコ
ンピュータHCから受信される(すなわち、イメージデ
ータの書込みと続出とは非同期的に行われる)。このよ
うなプリント動作はエラーが発生しない限り、繰返して
行われる(ステップS7)。
また、ステップS5においてオンラインモードが設定さ
れているときにスイッチを押下すると、本装置はホスト
コンピュータHCから切離されてオフラインモードとな
る(ステップS8)。
次いで、後に詳述するテストプリントを行う(ステップ
S9)。このテストプリントで用いるテストパターンは
図示しないROMに記憶されている。
テストプリントでも吸引ファンの制御が同様に行われ、
そして、所定量のテストパターンをプリントし終ると、
自動的にテストプリントを停止する。その後、本装置を
オンラインモードに戻すには、スイッチを再び押下すれ
ばよい(ステップS8→S5)。
ステップS7においてエラーの発生が検出されると、本
装置はオフラインモードにセットされる(ステップ5I
O)。そして、吸引ファンはていしする(ステップSI
O’)。このエラーとは、ジャム発生・記録紙切れ・イ
ンク無しなどの状態であるので、これらのエラー原因を
除去しくステップ5ll)、スイッチを押下して本装置
をオンラインモードに復帰させる(ステップ512)。
第37図は、通常のプリント開始時における本装置の動
作を説明するフローチャートである。
まず電源が投入されると(ステップ520)、記録ヘッ
ドアセンブリをホームポジションまで後退させ(ステッ
プ521)、次いでキャップを下げる(ステップ522
)。その後、記録ヘッドアセンブリをパルスモータによ
り前進させ、所定のパルス数に対応したプリント位置に
て停止させる(ステップ523)。
そして、プリントのためのヘッド制御を行う(ステップ
523)。
第38図は、記録ヘッドアセンブリの前面にキャップを
覆うための制御手順を示すフローチャートである。
まず記録ヘッドアセンブリをホームポジションまで後退
させる。このホームポジション位置に当該アセンブリが
達したときには、ホームポジションセンサから所定の出
力が得られる(ステップ530)。
次に、キャップ駆動用のDCモータに+24Vを印加し
てキャップを上昇させる(ステップ531)。
キャップが上昇して所定のキャップ位置に達するとその
旨を知らせるセンサ出力が得られるので、その時点にて
DCモータへの印加電圧を+5■に変更する(ステップ
532)。このことにより、キャップはDCモータのト
ルクと平衡を保ち、停止する。
その後、記録ヘッドアセンブリ鴨動用パルスモータに所
定のパルス数を供給し、もって当該アセンブリをキャッ
プ位置まで移動させる(ステップ533)。
既に記録ヘッドアセンブリの先端部はキャップの内側ま
で突入しているので、キャップ駆動用のDCモータを電
源から切り離す(ステップ534)。
か(して、キャップは自重の作用により降下し、記録ヘ
ッドアセンブリと係合する。以上によりキャップ動作が
完了する。
次に、ホストコンピュータあるいはホストシステムと本
画像形成装置との通信について説明する。
9データの形式と種類 (1)コマンドデータ ホストシステムと本画像形成装置との間でやりとりされ
るコマンドデータの形式は以下の通りである。
タ  イ  プ  l (オペランドなし) <FLAG><CLASS><N><CMD><Fe2
><FLAG>         (N=1)タ  イ
  プ  2 (オペランドあり) <FLAG><CLASS><N><CMD><OPR
><Fe2><FLAG>   (N=2)ホストシス
テムから画像形成装置へ送られるコマンドデータの種類
は以下の通りである。
MEANING      C0DE    0PER
ANDstart print       P   
  print 5peedstop print  
     E      −top of form 
     H−feed         F    
  −5tatus request      M 
     −5end command again 
  N      −transmission er
ror       W          −1ni
tialize system      I    
   −画像形成装置からホストシステムへ送られるコ
マンドデータの種類は以下の通りである。
5end command again    N  
    −protocol error      
 X   5tatus information(2
)画像データ 画像データの形式は以下の通りである。
<FLAG><CLASS><N><DH><yell
ow  imagedata(lllwords)><
DT><DH><magenta image dat
a (111words) ><DT>〈Di()(c
yal、   imagedata(lllwords
)><DT)<DH><black  imageda
ta(lllwords)><DT><Fe2><FL
AG>(N=452) 記号の意味は次の通りである。
<FLAG>   フラグ        −1000
0001B          1バイト<CLASS
>・クラス        ′C′=コマンド、′D′
=データ     1バイトくN〉   :データ長 
      <N>の直後から< Fe2 >の直前ま
 2バイトでをワード単位で数えたデータ長 (unsigned integer)<CMD>  
::I7ンドデータ  1st byte”o、 2n
d byte= :17ンドデータ2バイト<OPR>
   ・オペランド                
        2バイト<DH>   :データヘッ
ダ     =8000H2バイト<DT>    デ
ータターミネータ  −0001H2バイト<Fe2>
   : frame check 5equence
<N>から(〈N〉を含む)<Fe2> 2バイトの直
前までのデータをワード ごとに加算した結果の2の補数 書通信プロトコル (1)ステータス ホストシステムはCGHにコマンドデータ、画像データ
を送る前にステータス要求コマンド送り、CGRのステ
ータスをチェックしなければならない。ただし、ステー
タス要求などのコマンドデータ(“M゛。
“N′、“W′)を送る際には必要ない。
ステータスワードは16ビツトから成り、次の意味を持
つ。
M5B                      
         LSBビット          
意        味14   LINE   1ノと
きON LINEモード。0(7)ときOFF LIN
Eモードであることを示す。
12  PRINT  1のときプリント中であること
を示す。
を受付けられないことを示す。
10  /BUSY  Oのときコマンドまたはスイッ
チを押されたことにより処理が行なわれていることを示
す。
ステータスのどのビットをチェックするかは、コマンド
ごとに異なる。以下に示すのはコマンドの実行および画
像データの入力が可能であるときのステータスワードの
各ビットの状態である。
(2)コマンドデータの場合 コマンドデータ受信時のプロトコルは次の通り。
画像形成装置          ホストシステム[実
行開始] (3)画像データの場合 プリント開始コマンド受付から画像データ受付までのプ
ロトコルは次の通り。
画像形成装置          ホストシステム[プ
リント準備開始] 書通信上のエラー ホストシステムと画像形成装置との間の通信上、下記の
プロセスが最後まで実行された場合には、ホストシステ
ムは通信システムのハードウェアにエラーがあると判断
し、回復のための処置をしなければならない。
画像形成装置                  ホ
ストシステム[エラー検知] IN′ [エラー検知] lN′ [ボートを初期化する]              
    [ポートを初期化するコ数m sec後 [エラー検知] IN′ [通信システムに                 
  [通信システムにエラーがあると判断]     
            エラーがあると判断]gデー
タ送信速度がプリント速度に追いつかないとき ホストシステムから送られてきた画像データは、本機内
部のバッファに一時たくわえられてからプリントされる
。ホストシステムからのデータ送信速度がプリント速度
に追いつかず、このバッファがからになったときにはプ
リントが中断される。バッファが画像データで満たされ
ればプリントは再開される。しかし、3分間たってもバ
ッファが画像データで満たされないときにはヘッドにキ
ャップがされる。この場合も、バッファが画像データで
満たされればプリントは再開される。
次に、本画像形成装置において生じるエラーの9紙、ヘ
ッド、インク関係 (1)紙ジヤム プリント中や紙のフィード中に紙ジヤムが生じた。ある
いは、電源08時に紙ジヤムが検出された。
エラーコード:l−1 状  態   : ・OFF LINEモードになって
いる。
・チェックプリントができない。
処   置   ニ ア (2)紙なし プリント中や紙のフィード中に紙を使い切った。あるい
は、電源08時に紙のないことが検出された。
エラーコード=II− 状  態   : ・OFF LINEモードになって
いる。
・チェックプリントができない。
処  置   : ※プリント中に紙なしが生じた場合、バッファ内の画像
データをプリントしてから停止する。
(3)紙セツトエラー 紙のセットの向きが正しくない。
エラーコード・  :二′ 三: 状   態   : ・OFF LINEモードになっ
ている。
・チェックプリントができない。
処  置   : (4)インクなし プリントに必要な十分な量のインクが なくなった。
1    二+    l+     zエラーコード
: 、1、 、+  、  、 11. +  、[B
、C,M、Yの順]状態: ・OFF LINEモード
になっている。
・チェックプリントができない。
・回復操作ができない。
処   置   : (5)記録ヘッドユニットのセットエラー電源投入時に
記録ヘッドユニットが1本もセットされていないことが
わかった。
エラーコード:     Ill 状  態   :・OFF LINEモードになってい
る。
・チェックプリントができない。
・回復操作ができない。
処  置   : 9温度異常 本機は、温度センサを持ち、機内の温度に応じて次の動
作を行なう。
t:機内温度 9電源関係 (1) Power fail ACの電圧低下が検知された。
処   置   : (2)オーバーロード 本機内の直流電源供給装置から定格を こえる電流が流れた。
処   置   : 原因      状態 ・+24v(モータ)  :モータが動かない。
・ Vop       :インクが吐出できない。
(1)メカニカルコントローラMCハードエラー記録用
ヘッドアセンブリ以外のメカニックで回復不可能なエラ
ーが発生した。
処   置   : (2)ヘッドアセンブリ用メカニズムAMハードエラー
記録用ヘッドアセンブリ内で回復不可能なエラーが発生
した。
処   置   : 最後に、本画像形成装置の保守について述べる。
5 カードラック内のスイッチ 保守に用いるスイッチがカードラック内のボード上に設
けられている。配列は第39図に示す通りである。
9チエツクプリント (1)使用目的 チェックプリント機能によってプリント可能なテストパ
ターンは4種類ある。カードラック内のテストパターン
切替スイッチにより、4種類のパターンの内のひとつを
選択できる。これらのパターンは第40図に示す目的で
使用される。
(2)使用方法 本機が次の状態にあることを確認する。
・エラーが生じていない。
・OFF  LINEモードである。
・BUSYランプが点灯していない。
・ヘッドにキャップがされている。
・送紙ユニットが閉じられている。
カードラック内のテストパターン切替スイッチにより4
種類のパターンの内のひとつを選択する。
ディスプレイパネル上のCHECKスイッチを押す。
ディスプレイパネル上に か表示され、BUSYLED
が点灯する。約15秒後にチェックプリントが開始され
る。
チェックプリントの終了後、本機はOFF  LINE
モードにあり、エラーが生じていなければ、通常のオペ
レーションを継続することができる。
5 レジ調整 各色のインク吐出位置を調整して各色間の印字のずれを
なくす調整である。レジ調整スイッチをもちいて吐出位
置を変え、テストパターン(ナンバO)で印字のずれを
確認することによって行う。
(1)レジ調整スイッチ 送紙方向に対して垂直な方向(横方向)に印字位置を調
整する横レジ調整スイッチと、送紙方向に対して平行な
方向(縦方向)に印字位置を調整する縦レジ調整スイッ
チがある。
a、横レジ調整スシツチ 各色1個ずつ設けられている。
スイッチの指示値を大きくすると、印字位置は右(送紙
方向を上にしたとき)に移動する。スイッチの指示値を
小さくすると、印字位置は左(送紙方向を上にしたとき
)に移動する。
1 / 8 m m単位で−1mm〜+7/8mmの範
囲で調整できる。
b、縦レジ調整スイッチ 各色のヘッドは上下2段に分かれている。各色それぞれ
に、上側ヘッド用と下側ヘッド用の調整スイッチが設け
られている。上側ヘッド用のスイッチは下側ヘッドの印
字位置に影響を与えない(逆も同様)。
上側ヘッド用と下側ヘッド用のスイッチはそれぞれ2個
でひと組となっている。2個のうちの1個は粗調整用(
1/ 2 m m単位の調整)であり、他の1個は微調
整用(1/32mmの調整)である。
スイッチの指示値を大きくすると、印字位置は下(送紙
方向を上にしたとき)に移動する。スイツチの指示値を
小さくすると、印字位置は上(送紙方向を上にしたとき
)に移動する。
1/32mm単位で一4mm〜+(3+31/32) 
mmの範囲で調整できる。
第41図に上記の関係を図示する。
(2)調整の手順 ステップl すべての横レジ調整スイッチを基準位置(7)に合わせ
る。
ステップ2 すべての縦レジ調整スイッチを基準位置(粗調:8、微
調:0)に合わせる。
ステップ3 テストパターン切替スイッチをOにセットする。
ステップ4 CHECKスイッチを押してチェックプリントを行つ。
ステップ5 ステップ4で得られたテストパターンの折線パターン部
を見る。
シアン、マゼンタ、イエローの各色の線がブラックの線
から左右どちらの方向にどれだけずれているかを測定す
る。
ステップ6 ステップ5の結果に従ってシアン、マゼンタ、イエロー
の各色の横レジ調整スイッチを操作する。
たとえば、シアンの線がブラックの線よりも左に2ドツ
ト(2/8mm)ずれていたなら、シアンの横レジ調整
スイッチを回して9に合わせる。
ステップ7 再びCHECKスイッチを押してチェックプリントを行
う。調整が不十分であるならステップ5〜6を繰り返す
横方向の各色間のずれがなくなったら、ステップ8に進
む。
ステップ8 ステップ7で得られたテストパターンの、上側ヘッドに
よる印字部分を見る。
注目するのは、折れ線パターン部の折れ曲り部分および
直線パターン部全体である。
シアン、マゼンタ、イエローの各色の線がブラックの線
から上下どちらの方向にどれだけずれているかを測定す
る。
ステップ9 ステップ8の結果に従ってシアン、マゼンタ、イエロー
の各色を上側ヘッド用縦レジ調整スイッチを操作する。
ステップ1O CHECKスイッチを押してチェックプリントを行う。
調整が不十分であるならステップ8〜9を繰り返す。
上側ヘッドによる印字部分に関して、縦方向の各色間の
ずれがなくなったなら、ステップ11に進む。
ステップ11 ステップ10で得られたテストパターンの直線パターン
部の下側ヘッドによる印字部分を見る。
ブラック、シアン、マゼンタ、イエローそれぞれの下側
ヘッドによる印字部分が上側ヘッドによる印字部分より
、上下どちらの方向にどれだけずれているかを測定する
ステップI2 ステップ11の結果に従ってブラック、シアン、マゼン
タ、イエローの各色の下側ヘッド用縦レジ調整スイッチ
を操作する。
ステップ13 CHECKスイッチを押してチェックプリントを行う。
調整が不十分であるならステップ11〜12を繰り返す
@  Vop調整 インクを吐出するために設定しであるヘッド電圧(Vo
p)は各記録ヘッドユニットごとに異なる(同色であっ
てもユニットにより異なる)。
よって記録ヘッドユニットを交換した場合、Vopの調
整を以下の手順で行う必要がある(第42図および第4
3図参照)。
・交換した記録ヘッドユニットのVopモニタ端子に指
定のディジタルテスタの端子を差し込む(左側(黒)−
2右側(赤)十)。
・Vopモニタスイッチを押しながら、記録ヘッドユニ
ット上部に書かれている電圧値にボリュームをあわせる
5、記録面形成手段の変形例 記録ヘッドユニットに対して位置決めされた記録面は、
次のようにしても形成することができる。
まず、前述した例では、アセンブリ130に設けたファ
ン138を、記録紙Pのプラテン392への吸着をバッ
クアップするためにアセンブリ130側からプラテン3
92側に向けて送風するように作動させたが、この変形
例においては、記録紙Pをアセンブリ130の前面に吸
着させるように逆の方向にファン138を作動させる。
なお、この場合、アセンブリ130の前面において、記
録ヘッドの上下に配した水平のライン状突起115のア
センブリ130の前面からの高さを、記録ヘッドの高さ
よりも高(する。また、プラテン392への記録紙Pの
吸着をするためのファン390Fの作動は停止する。こ
のようにすることによって、ファン138の吸引作用に
よって記録紙Pをアセンブリ130の前面に吸着し、し
かもライン状突起115によって記録紙Pの表面と記録
ヘッドとの距離を適正に保つことができ、安定して記録
紙P上に記録を行なうことができる。なおまた、ファン
138を継続作動させる一方で、記録ヘッドアセンブリ
130内に設けた温度センサの検出結果に基づいて、同
アセンブリ130内の温度を一定にするように記録ヘッ
ド加熱用ヒーターを制御する。
〔効果〕
以上説明したように本発明によれば、記録手段の液体吐
出口と適正な距離を保持し記録媒体が当接する部材と画
像形成がデータ数に基いて風量を制御するファンを用い
、吸い出しのエアフローを形成し、吐出するインク滴か
ら派生し、吐出するインク滴の数に応じて増減する微細
のインクシストを適切に捕集し、集積したシストを吸収
体にきゅうしゆうさせこれを交換することによりインク
シストを機外に排出出来る画像形成装置を提供すること
が出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図および第2図(A)、(B)は本発明画像形成装
置の概略構成の一例を示す斜視図、第3図は記録系ユニ
ット100の内部構成の一例を示すために送紙ユニット
を開放して示す斜視図、第4図は送紙ユニットの内部構
成を説明するために送紙ユニットを開放して示す斜視図
、第5図(A)〜(C)はコントローラユニットの内部
構成の一例を説明するための説明図、第6図(A)〜(
E)は記録媒体としてファンフォールド紙を用いるとき
の装着操作例を示す図、第7図はディスプレイパネルの
一構成例を示す平面図、 第8図は7セグメントデイスプレイの表示内容を説明す
るための図、 第9図は装置内部に配設されたスイッチ並びに表示器の
一例を示す図、 第10図(A)〜(D)はドレインタンクの交換手順の
一例を示す図、 第11図は送紙ユニットの詳細な構成の一例を示す図、 第12図(A)、(B)、(C)は紙デツキ部の構成の
一例を示す図、 第13図は下部紙送り機構および下部ローラ開閉機構の
一構成例を示す図、 第14図(A)はプラテンを含む記録面形成部の主要部
の一構成例を示す図、 第14図(B)はプラテン取付ベースを含むエアフロー
を示す断面図、 第14図(C)はダクト部の詳細断面図、第15図はモ
ータユニットの一構成例を示す図、第16図は上部送り
ローラのおよびその伝動機構の一構成例を示す図、 第17図は上部ピンチローラ周辺の一構成例を示す図、 第18図は送紙ユニットカバー周辺の一構成例を示す図
、 第19図(A)および(B)はフラップ開閉制御機構の
一構成例を示す図、 第20図(A)、(B)および(C)はそれぞれ送出口
を閉塞した状態、フラップを所定位置まで回動させた状
態およびフラップをロックして送出口を開放した状態を
示す図、 第21図はスタッカの開閉操作を説明するために送紙ユ
ニットを前方から見た斜視図、 第22図は送紙ユニットの前方に取り付けられたスタッ
カの使用時における側面を示す図、第23図および第2
4図はそれぞれ送紙ユニットの上側および下側に設けた
ロック機構を示す図、第25図および第26図はそれぞ
れハンドルレバーおよびその伝動部の構成の一例を示す
図、第27図はコントローラユニットの一構成例を示す
図、 第28図および第29図はキャップカバーに対するキャ
ップの閉状態および開状態を示す図、第30図および第
31図はそれぞれキャップカバーの構成の一例を示す斜
視図、 第32図は記録ヘッドアセンブリの構成の一例を示す図
、 第33図は記録系ユニット内の記録へラドアセンブリの
支持構造の分解状態を示す図、 第34図は固定台と可動台との結合状態の一例を示す図
、 第35図は本発明を適用した画像形成装置全体の電気的
構成の一例を示すブロック図、 第35 (A)図は、インクミストの捕集を説明するブ
ロック図、 第35(B)図は、吐出ノズル数検出回路例、第36図
、第36 (A)図、第37図および第38図は本発明
に係る作動の例を示すフローチャート、第39図はスイ
ッチの配例を示す図、 第40図はテストパターンの例を示す図、第41図はレ
ジ調整態様を示す図、 第42図はモニタ端子付近の構造を示す図、第43図は
ヘッド電圧調整機構の一例を示す図である。 100・・・記録系ユニット、 200・・・コントローラユニット、 300・・・送紙ユニット(搬送系ユニット)、400
・・・フラップ、 500・・・ディスプレイパネル、 600・・・のぞき窓、 700・・・スタッカ、 800・・・ドレインタンク、 900・・・ポケット、 1000・・・第1光フアイバコネクタ、1100・・
・第2光フアイバコネクタ、1200・・・電源入力コ
ネクタ、 1300・・・電源出力コネクタ、 1400・・・ハンドルレバー、 1500・・・電源スィッチ、 110B、ll0C,ll0M、ll0Y・・・記録ヘ
ッドユニット、 120B、120c、120M、120Y・・・カート
リッジタンク、 130・・・記録ヘッドアセンブリ、 140・・・キャップ、 150・・・キャップカバー、 310・・・紙デツキ部、 320・・・下部送りローラ、 330・・・下部ピンチローラ、 340・・・下部ローラ開閉機構、 350・・・上部送りローラ、 360・・・上部ピンチローラ、 370・・・上部ローラ開閉機構、 380・・・ペーパーガイド、 390・・・記録面形成部、 210・・・電源装置、 220B、220C,220M、220Y・・・Vop
モニタ端子、 230・・・Vopモニタスイッチ、 240・・・カードラック、 250・・・オーバーロードランプ。

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)記録媒体に対して液体噴射により、画像記録を行
    う記録手段とファン及び画像形成データ数を検出する手
    段を備え、 前記記録手段の前記記録媒体と対向する記録面形成部に
    おいて、前記ファンの風力を画像形成データ数により制
    御することを特徴とする画像形成装置。
  2. (2)前記記録面形成部は、吸い込みのエアーフロを形
    成し、吸い込み口に微細液滴を補集する部材と吸収体と
    を有することを特徴とする特許請求の範囲第1項に記載
    される画像形成装置。
JP9617686A 1986-04-25 1986-04-25 画像形成装置 Pending JPS62251147A (ja)

Priority Applications (1)

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JP9617686A JPS62251147A (ja) 1986-04-25 1986-04-25 画像形成装置

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JPS62251147A true JPS62251147A (ja) 1987-10-31

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ID=14158015

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JP (1) JPS62251147A (ja)

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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