JPH05147204A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

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JPH05147204A
JPH05147204A JP3314384A JP31438491A JPH05147204A JP H05147204 A JPH05147204 A JP H05147204A JP 3314384 A JP3314384 A JP 3314384A JP 31438491 A JP31438491 A JP 31438491A JP H05147204 A JPH05147204 A JP H05147204A
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JP
Japan
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ink jet
recording medium
recording
air
platen
Prior art date
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Withdrawn
Application number
JP3314384A
Other languages
English (en)
Inventor
Mitsuo Ozaki
光男 尾▲崎▼
Kiyouta Akeno
京太 明野
Shigeharu Suzuki
重治 鈴木
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Fujitsu Ltd
Original Assignee
Fujitsu Ltd
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Publication date
Application filed by Fujitsu Ltd filed Critical Fujitsu Ltd
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Publication of JPH05147204A publication Critical patent/JPH05147204A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【目的】記録媒体に向かってインク滴を噴射して記録を
行うようにしたインクジェット記録装置に関し、簡易な
装置でコスト高になることなく記録媒体の乾燥定着時間
を短くすることができるインクジェット記録装置を提供
することを目的とする。 【構成】プラテン1に沿って搬送される記録媒体100
に向かってインク滴を噴射するインクジェットヘッド2
と、筐体3内に配置された発熱部品5,6を空冷するた
めの送風手段4と、上記発熱部品5,6にあたって温め
られた空気を、上記インクジェットヘッド2による記録
が行われた後および上記インクジェットヘッド2による
記録が行われる前の少なくともいずれか一方の位置で上
記記録媒体100にあたるように案内するための温風案
内手段7とを設けて構成する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、記録媒体に向かって
インク滴を噴射して記録を行うようにしたインクジェッ
ト記録装置に関する。
【0002】インクジェット記録装置においては、イン
クが乾燥定着するのに時間が必要であり、インクが定着
しにくい記録用紙の場合には、定着に数十秒以上の時間
を必要とする場合もある。
【0003】
【従来の技術】定着時間が長くかかると、記録後、紙押
さえのベイルローラ等により記録面をこすって汚染する
問題がある。
【0004】そこで従来は、ベイルローラを歯車状にし
て記録媒体との接触面積を小さくすることにより、記録
媒体に対するベイルローラの影響を少なくしたり、記録
媒体部分に加熱用のヒータや光源等を設けて記録媒体の
表面温度を上昇させ、あるいは記録媒体が接しているプ
ラテンをヒータにより加熱して記録媒体を強制的に乾燥
させる等して、インクの定着を促進していた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかし、歯車状ベイル
ローラの場合には、記録面の汚染を完全に防止すること
は困難であり、部品コストも高くなる。また、定着時間
短縮のために加熱用の手段を新たに設ける場合にはコス
トが高くなり、さらに、装置サイズも大きくなる欠点が
ある。
【0006】そこでこの発明は、簡易な装置でコスト高
になることなく記録媒体の乾燥定着時間を短くすること
ができるインクジェット記録装置を提供することを目的
とする。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明のインクジェット記録装置は、実施例を説明
するための図1に示されるように、プラテン1に沿って
搬送される記録媒体100に向かってインク滴を噴射す
るインクジェットヘッド2と、筐体3内に配置された発
熱部品5,6を空冷するための送風手段4と、上記発熱
部品5,6にあたって温められた空気を、上記インクジ
ェットヘッド2による記録が行われた後および上記イン
クジェットヘッド2による記録が行われる前の少なくと
もいずれか一方の位置で上記記録媒体100にあたるよ
うに案内するための温風案内手段7とを設けたことを特
徴とする。
【0008】なお、上記インクジェットヘッド2から上
記記録媒体100に向かって噴射されるインク滴の飛翔
部10を上記送風手段4による空気の流れから隔離する
ための隔壁8を設けてもよく、上記発熱部品5,6にあ
たって温められた空気を上記プラテン1内に案内する温
風案内手段9を設けてもよい。
【0009】
【作用】発熱部品5,6にあたって温められた空気が、
温風案内手段7によって、インクジェットヘッド2によ
る記録が行われる前と後の少なくともいずれか一方の位
置で記録媒体100にあたるように案内され、それによ
って記録媒体100が温められてインクの乾燥定着時間
が短縮される。
【0010】そして、インク滴の飛翔部10を隔壁8に
よって送風手段4による空気の流れから隔離しておけ
ば、インク滴の飛翔状態は乱れず、記録品質に悪影響が
生じない。
【0011】また、発熱部品5,6にあたって温められ
た空気を、温風案内手段9によってプラテン1内に案内
すれば、プラテン1を経由して記録媒体100が温めら
れて、インクの乾燥定着時間が短縮される。
【0012】
【実施例】図面を参照して実施例を説明する。実施例
は、いずれも本発明が適用されたシリアルタイプのイン
クジェットプリンタを示している。
【0013】図1は、本発明の第1の実施例を示してお
り、筐体3内に設けられた円筒状のプラテン1は改行モ
ータ11によって回転駆動され、プラテン1に対してほ
ぼ半周巻き付けられた記録用紙100が、プラテン1の
回転によって搬送される。12は、用紙吸入側において
プラテン1との間に記録用紙100を挟みつけるピンチ
ローラ、13は、用紙排出側でプラテン1との間に記録
用紙100を挟みつけるベイルローラである。
【0014】筐体3内にプラテン1と平行に設けられた
ステーシャフト14に摺動自在に取り付けられたキャリ
ッジ15は、スペースモータ16によって駆動されて、
ステーシャフト14に沿って往復動する。
【0015】キャリッジ15には、プラテン1に巻き付
けられた記録用紙100面に向けてインクジェットヘッ
ド2が取り付けられており、インクジェットヘッド2か
ら記録用紙100面にインク滴が噴射されて印字が行わ
れる。10は、インク滴の飛翔部である。
【0016】筐体3内の反対側には、制御回路などが配
線された制御基板6と電源ユニット5とが配置されてい
る。これらは発熱をするので、その冷却のための外気を
導入する送風ファン4が、筐体3に形成された通風孔1
7部分に取り付けられている。
【0017】そして、送風ファン4によって吸い込まれ
た空気は、まず電源ユニット5と制御基板6にあたる。
それによって電源ユニット5及び制御基板6が冷却さ
れ、冷却風は温められる。
【0018】温められた空気は筐体3内を流れるが、プ
ラテン1の背部(用紙吸入側)には、筐体3を延長した
壁面18が形成されていて、空気の流れを遮蔽してい
る。また、プラテン1の下部とステーシャフト14との
間には、インク滴の飛翔部10を温められた冷却風の流
れから隔離するように隔壁8が形成されており、飛翔部
10に空気の流れが行かないようになっている。したが
って、送風ファン4からの空気の流れは印字品質に悪影
響を及ぼさない。
【0019】筐体3内の温められた冷却風の流れは、イ
ンクジェットヘッド2の外側に形成された温風案内路7
を回って、インクジェットヘッド2による印字が行われ
た後の位置で記録用紙100面にあたり、ベイルローラ
13周辺を通って筐体3外に排出される。
【0020】このような実施例においては、例えば外部
環境の温度が20℃で相対湿度が60%のとき、装置か
ら排出される排気の温度が30℃以上、相対湿度は40
%以下となり、多価アルコール10WT%を溶媒とする水
性インクの乾燥定着時間が30秒から20秒に短縮され
た。また、短時間で乾燥されるので、記録用紙100へ
のインクのにじみも減少して記録品質が向上した。
【0021】図2は第2の実施例を示しており、プラテ
ン1の背面(用紙吸入側)の壁面18を開口させ、その
開口21を通って、インクジェットヘッド2による記録
が行われる前の位置で、記録用紙100に、電源ユニッ
ト5と制御基板6で温められた送風ファン4からの冷却
風があたるようにしたものである。
【0022】ここでは、送風ファン4からプラテン1ま
での間に、冷却風の流れを2つに仕切るための仕切り板
70を設けて、送風ファン4から送られた空気の流れの
一部を確実に開口21に送り込むようにしている。開口
21を通って記録用紙100を温めた空気は、記録用紙
100を受ける受け部に形成された溝23を通って筐体
3の外部に排出される。
【0023】このように記録前の記録用紙100に温風
をあてることにより、記録用紙100を乾燥させること
ができ、乾燥定着の短時間化及びインクにじみの減少と
いう効果と、さらに、記録用紙100の表面に付着した
紙粉などの塵芥を、用紙吸入段階で筐体3外へ吹き飛ば
すことができるので、装置内部への塵芥の侵入を減らす
ことができ、印字のドット欠けや装置の誤差動などを未
然に防止して、信頼性を向上させることができる。
【0024】図3は第3の実施例を示しており、図4に
示されるような空気導入口31と細長いスリット状の空
気放出口32とを連通形成した通気管30を設け、空気
導入口31が温風の流路に位置し、空気放出口32が、
印字された後の位置で記録用紙100に対向するよう
に、筐体3内に配置したものである。
【0025】このようにすることにより、温風が記録用
紙100の表面に直接放出されるので、より効率よく記
録用紙100面を温めることができ、乾燥定着時間を短
縮することができる。
【0026】図5は第4の実施例を示しており、図6に
も略示されるように、プラテン1を中空の円筒状に形成
するとともに、温風をプラテン1内に導く導気管9(温
風案内手段)を筐体3内に配置したものである。
【0027】このようにすることにより、温風でまずプ
ラテン1が温められ、その温められたプラテン1によっ
て、そこに半周にわたって巻き付けられた記録用紙10
0が温められ、乾燥定着時間が短縮化される。
【0028】なおこの場合には、プラテン1は熱伝導性
の良い金属によって形成するのがよく、プラテン1内部
にフィンなどを形成するのも効果的である。
【0029】
【発明の効果】本発明のインクジェット記録装置によれ
ば、記録媒体を効果的に温めることができて、乾燥定着
時間を短くすることができ、しかも筐体内の発熱部品を
冷却した温風を利用するので、加熱用のヒータなど特別
な加熱手段を必要とせず、極めて簡易な装置で低コスト
で乾燥定着時間を短縮することができる優れた効果を有
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】第1の実施例のインクジェットプリンタの構成
図である。
【図2】第2の実施例のインクジェットプリンタの構成
図である。
【図3】第3の実施例のインクジェットプリンタの構成
図である。
【図4】第3の実施例の部分斜視略示図である。
【図5】第4の実施例のインクジェットプリンタの構成
図である。
【図6】第4の実施例の部分斜視略示図である。
【符号の説明】
1 プラテン 2 インクジェットヘッド 3 筐体 4 送風ファン(送風手段) 5 電源ユニット(発熱部品) 6 制御基板(発熱部品) 7 温風案内路(温風案内手段) 100 記録用紙(記録媒体)

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】プラテン(1)に沿って搬送される記録媒
    体(100)に向かってインク滴を噴射するインクジェ
    ットヘッド(2)と、 筐体(3)内に配置された発熱部品(5,6)を空冷す
    るための送風手段(4)と、 上記発熱部品(5,6)にあたって温められた空気を、
    上記インクジェットヘッド(2)による記録が行われた
    後および上記インクジェットヘッド(2)による記録が
    行われる前の少なくともいずれか一方の位置で上記記録
    媒体(100)にあたるように案内するための温風案内
    手段(7)とを設けたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】上記インクジェットヘッド(2)から上記
    記録媒体(100)に向かって噴射されるインク滴の飛
    翔部(10)を上記送風手段(4)による空気の流れか
    ら隔離するための隔壁(8)が設けられている請求項1
    記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】プラテン(1)に沿って搬送される記録媒
    体(100)に向かってインク滴を噴射するインクジェ
    ットヘッド(2)と、 筐体(3)内に配置された発熱部品(5,6)を空冷す
    るための送風手段(4)と、 上記発熱部品(5,6)にあたって温められた空気を上
    記プラテン(1)内に案内する温風案内手段(9)を設
    けたことを特徴とするインクジェット記録装置。
JP3314384A 1991-11-28 1991-11-28 インクジエツト記録装置 Withdrawn JPH05147204A (ja)

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JP3314384A JPH05147204A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 インクジエツト記録装置

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ID=18052696

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JP3314384A Withdrawn JPH05147204A (ja) 1991-11-28 1991-11-28 インクジエツト記録装置

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Date Code Title Description
A300 Withdrawal of application because of no request for examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300

Effective date: 19990204