JPH05112001A - インクジエツト記録装置 - Google Patents

インクジエツト記録装置

Info

Publication number
JPH05112001A
JPH05112001A JP27576691A JP27576691A JPH05112001A JP H05112001 A JPH05112001 A JP H05112001A JP 27576691 A JP27576691 A JP 27576691A JP 27576691 A JP27576691 A JP 27576691A JP H05112001 A JPH05112001 A JP H05112001A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
belt
recording
ink
recording paper
ink jet
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP27576691A
Other languages
English (en)
Inventor
Akio Okubo
明夫 大久保
Atsushi Saito
篤 齋藤
Yasuhiko Ikeda
靖彦 池田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Canon Inc
Original Assignee
Canon Inc
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Canon Inc filed Critical Canon Inc
Priority to JP27576691A priority Critical patent/JPH05112001A/ja
Publication of JPH05112001A publication Critical patent/JPH05112001A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Ink Jet (AREA)
  • Accessory Devices And Overall Control Thereof (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 画質を低下させることなく短時間でインクを
定着させる。 【構成】 インクジェット記録ヘッド3から所定の吐出
タイミングでインクを吐出して画像を形成した直後の記
録紙1を搬送するための搬送用のベルト5と、該ベルト
5を、前記吐出タイミングに同期して駆動する駆動ロー
ラー9と、前記ベルト5を加熱する面状発熱部10と、
前記ベルト5の移動に伴なって前記記録紙1の搬送方向
に回転しながら、該記録紙1を、その最大記録幅の略全
幅にわたって前記ベルト5に圧接させる複数の拍車歯車
111,121,131,141,151,161とを
備えている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明はインクジェット記録ヘッ
ドからインクを吐出させて被記録部材に形成した画像を
定着させるインク定着機構を備えたインクジェット記録
装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種のインク定着機構は、被記
録部材である記録紙に吐出されたインクに対して、直
接、赤外線領域の熱線を輻射熱として与えることや、熱
風を記録紙上のインクに当てることにより、インクの乾
燥定着を行うというものが提案されてきた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上述し
た従来の技術では、下記のような問題点がある。 (1)インクが水をかなりの量含んでいる場合には紙の
主成分であるセルロースと水の吸収する波長領域がほぼ
同じであるため、短時間でインクを乾燥させるとき、輻
射熱を多量に輻射すると、記録紙のインクの載っていな
い部分が黄変色してしまうという問題が生じてしまった
り、また、短時間でインクを乾燥させるために熱風を多
量に記録紙に与えると記録紙上のインク滴が流れてしま
い画像を破壊してしまう。 (2)熱源から発生した熱エネルギーのうち、記録紙お
よび記録紙上のインク滴に吸収される割合が低く、消費
電力が大きくなってしまう。 (3)被記録部材上のインク滴に対し、均一に加熱して
いかないと画像の濃度が均一にならず濃度ムラ等の画像
劣化の原因となる。
【0004】本発明は、上記従来の技術が有する問題点
に鑑みてなされたもので、画質を低下させることなく短
時間でインクを定着することのできるインク定着機構を
備えたインクジェット記録装置を提供することを目的と
している。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、インクジェッ
ト記録ヘッドから所定の吐出タイミングでインクを吐出
して、被記録部材に画像を形成するインクジェット記録
装置において、画像が形成された直後の被記録部材を搬
送するための搬送ベルトと、該搬送ベルトを、前記吐出
タイミングに同期して駆動する搬送駆動部と、前記搬送
ベルトを加熱する発熱手段と、前記搬送ベルトの移動に
伴なって前記被記録部材の搬送方向に回転しながら、該
被記録部材を、その最大記録幅の略全幅にわたって前記
搬送ベルトに圧接させる複数の円板状部材とを備えたも
のである。
【0006】また、上述したインクジェット記録装置に
おいて、複数の円板状部材は、それぞれ、被記録部材と
の接触角が大きくなるように形成されているものと、複
数の円板状部材は、搬送ベルトによる搬送方向と該搬送
方向に対して垂直な方向とに、所定の間隔で配置されて
いるものと、搬送方向上流側に位置する円板状部材の径
より搬送方向下流側に位置する円板状部材の径の方が小
さく形成されているものと、円板状部材を、被記録部材
の搬送速度に同期して回転させる回転駆動部を有するも
のと、前記搬送駆動部が前記回転駆動部を兼ねるもの
と、発熱手段は、少なくとも、円板状部材によって被記
録部材が圧接されている範囲の搬送ベルトに面接触する
面状発熱部であるものと、面状発熱部は、反搬送ベルト
側に反った形状であるものとが考えられる。
【0007】
【作用】本発明のインクジェット記録装置によれば、発
熱手段によって加熱された搬送ベルトに、画像形成され
た直後の被記録部材を、その最大記録幅の略全幅にわた
って圧接させる複数の円板状部材を備えているので、少
なくとも、前記被記録部材の画像が形成された部分は前
記搬送ベルトに接触することになり、該搬送ベルトの熱
が前記被記録部材に伝達されてインクが乾燥定着する。
【0008】
【実施例】次に、本発明の実施例について図面を参照し
て説明する。
【0009】図1は本発明のインクジェット記録装置の
一実施例を示す側面図である。
【0010】本実施例は、インク供給管(不図示)より
供給されたインクをインクジェット記録ヘッド3の吐出
部3aから被記録部材である記録紙1に吐出することに
よって画像を形成するインクジェット記録装置であり、
記録紙1上に吐出されたインク滴を乾燥定着させるイン
ク定着機構を備えている。
【0011】前記インクジェット記録装置のインクジェ
ット記録ヘッド3がインクを吐出するタイミングは記録
紙1を搬送するプラテンローラー2の回転に同期して行
われるように構成している。
【0012】図1において記録紙1に吐出された直後の
インク滴の状態を拡大して表わし、1aとする。インク
ジェット記録ヘッド3により、画像が形成された記録紙
1は、下フレーム4の一部で形成されたガイド部4aに
よって、駆動ローラー9と従動ローラー6とに張設され
た記録紙搬送用のベルト5上に導かれる。このベルト5
の上方には、該ベルト5の表面に接触して、後述するよ
うに記録紙1の搬送方向および紙幅方向に等間隔で31
個の円板状部材である拍車歯車(図1では、111,1
21,131,141,151,161の6個のみ示し
ている。)が配されており、それらの拍車歯車によっ
て、前記ベルト5上に導かれた記録紙1は、該ベルト5
の上面に押圧される構成となっている。また、前記ベル
ト5の内側には、その上部内面に面接触する、発熱手段
である面状発熱部10が設けられている。
【0013】ここで、ベルト5は、前記面状発熱部10
が発する熱を単位時間当りに裏面から表面になるべく多
量に伝導させることが望しく、また本装置の耐用年数に
応じ、さらに、ベルト5が駆動ローラー9と従動ローラ
ー6の曲率に応じて屈曲をくり返しても、被労破壊を起
こさず圧縮ばね8によって生じる引張り応力にも十分に
耐え得る材質および厚みが要求される。通常の事務機の
場合ベルト5の耐用回転数は数十万回転から数百万回転
である。
【0014】本実施例ではベルト5として、上述の要求
機能を考慮し、エレクトロフォーミング法で加工したN
i製シームレスベルトを使用している。ベルト5の厚さ
は、数μmから数百μmの範囲で選定されることが望し
く、本実施例では50μmとした。また、製品仕様に応
じて、駆動ローラー9や、従動ローラー6の半径が大き
くとれないときや、ベルト5による記録紙1の搬送にお
いて秒速100mmないし数100mm、数1000m
mの搬送速度が必要なときや、耐用回転数が数百万、数
千万回転必要なときは、圧延硬化したステンレス製薄板
をプラズマ溶接してベルト5に加工し、さらに焼なまし
と圧延工程を加えたステンレス製ベルトでも良い。この
ときのステンレス製ベルトのハードビッカース硬度Hv
は数百であり、Hv=200〜800程度が好ましい。
【0015】上述のごとく金属でベルト5を形成した場
合、後述する面状発熱部10によるベルト5の劣化は面
状発熱部10の温度が約600℃以下である場合、問題
は生じない。本実施例においては面状発熱部10の高温
面状部104(図4参照)の表面温度が100℃〜18
0℃の範囲になるようコントロールしている。前述のよ
うに、面状発熱部10の表面温度を600℃以下とした
場合、ベルト5の材質はポリイミド(PI),ポリフェ
ニレンサルファイド(PPS),ポリエーテルサルフォ
ン(PES),ポリアミド(PA),ポリエチレンテレ
フタレート(PET),ポリイミドアミド(PIA)等
のプラスチックをインフレーション成形等によりシーム
レスベルト化し、その後圧延を行うことにより機械的強
度を増しても良いし、予め2軸延伸された前記プラスチ
ックシートを熱溶着によってベルト化しても良い。この
場合ベルト化する前に延伸工程が終っているため熱溶着
によってベルト化することにより大幅なコストダウンが
実現し、さらに最近開発された、直鎖状(ユリア状)P
PSを使用すれば、延伸工程を行わず、必要な機械的強
度が得られ成形でベルト化するにせよ、熱溶着によりベ
ルト化するにせよ、さらに大幅なコストダウンとなる。
プラスチック製ベルトを使用した場合においてもその厚
さは数μmから数百μm程度が妥当であるが、実験の結
果数十μm程度が望ましい。さて、駆動ローラー9は、
上述のベルト5に対して、少くとも表面がシリコンゴム
またはフッ素ゴム等の、耐熱性があり、該ベルト5に対
しての摩擦係数μが0.1以上でできるだけ高い材料で
覆われることが望ましい。また、前記従動ローラー6は
耐熱性があるPET,ポリカーボネイト(PC),PP
S等のプラスチック、あるいはアルミ、燒結合金等で形
成されている。この従動ローラー6は、下フレーム4に
対して図中B方向に移動可能な支持部材7に支持されて
いる。該支持部材7は、前記ベルト5に張力を発生させ
るため、一端を前記下フレーム4に固定した圧縮ばね8
により図中C方向に常時付勢されている。さらに、ベル
ト5の周速は、前記プラテンローラー2の周速と同じ
か、あるいはそれより速くなるように設定されている。
【0016】ここで、ベルト5上の記録紙1を押圧する
ための拍車歯車について、図2を参照して説明する。
【0017】本実施例では、それぞれ、両端に、ローラ
ー11a,11bを取付けたローラー軸11と、ローラ
ー12a,12bを取付けたローラー軸12と、ローラ
ー13a,13bを取付けたローラー軸13と、ローラ
ー14a,14bを取付けたローラー軸14と、ローラ
ー15a,15bを取付けたローラー軸15と、ローラ
ー16a,16bを取付けたローラー軸16とを、記録
紙1の搬送方向に沿って左右両側に設置した側板26
a,26bによって等間隔(ピッチ:A)(図1参照)
で回動自在に支持し、さらに、各ローラー軸11,1
2,13,14,15,16それぞれに、5個あるいは
6個の拍車歯車を取付けたものである。
【0018】前記ローラー軸11,12,13,14,
15については、それぞれ、拍車歯車111〜115,
121〜125,131〜135,141〜145,1
51〜155の5個ずつが取付けられ、ローラー軸16
については拍車歯車161〜166の6個が取付けられ
ている。
【0019】前記拍車歯車111〜115,121〜1
25,131〜135,141〜145,151〜15
5,161〜166は、何れも、各ローラー軸11,1
2,13,14,15,16において、等間隔(ピッ
チ:E)に取付けられ、かつ、記録紙1の搬送方向につ
いて同一直線上に複数の拍車歯車が存在しないように配
されており、それによって、少なくとも、前記面状発熱
部10の全面にわたって、記録紙1の最大記録幅の略全
幅を、順に押圧する構成となっている。
【0020】各ローラー軸11,12,13,14,1
5,16の一端側のローラー11a,12a,13a,
14a,15a,16aは、前記側板26aの外側に位
置しており、それらは、同様に側板26aの外側に位置
する、前記駆動ローラー9の一端側に連結されたタイミ
ングプーリー9aとタイミングプーリー27a,28a
との間に張設された拍車駆動ベルト29aに接触して回
転駆動される(図3参照)。前記各ローラー軸11,1
2,13,14,15,16の他端側のローラー11
b,12b,13b,14b,15b,16bについて
も、同様に、駆動ローラー9の他端側に連結されたタイ
ミングプーリー9bと、前記タイミングプーリー27
a,28aに対応するタイミングプーリー27b,28
bとの間に張設した拍車駆動ベルト29bによって回転
される。したがって、記録紙1搬送用のベルト5を駆動
する駆動ローラー9が回転することで駆動ローラー端部
9a,9bも回転するので、その結果、図3に示すよう
に、拍車駆動ベルト29a(29b)が駆動され該拍車
駆動ベルト29a(29b)に接触しているローラー1
1a,12a,13a,14a,15a,16a(11
b,12b,13b,14b,15b,16b)が回転
して、前記拍車歯車111〜115,121〜125,
131〜135,141〜145,151〜155,1
61〜166は、回転しながら前記ベルト5上の記録紙
1を押圧する。
【0021】上述した各ローラー軸11,12,13,
14,15,16の間のピッチAは小さく、かつ各拍車
歯車の径が大きいほど、記録紙1に対して紙ジャムの発
生頻度を減らすのに効果がある。また、各拍車歯車のロ
ーラー軸方向のピッチEは、小さければ小さいほどイン
クの定着速度を早めることができて好ましい。通常、ピ
ッチEの距離は数百μm〜数十mmである。
【0022】また、各拍車歯車の形状は、記録紙1との
接触部(先端部)の幅(図2中D)が細くなるよう形成
されている。この先端部の幅Dは数μmから数百μmの
幅であることが望ましい。それは拍車歯車の先端部が、
未定着である画像を形成するインク滴に接触することが
あるからであり、拍車歯車の先端部の幅Dが大きいと、
前述した記録紙1上のインク滴を押し流し、画像を破壊
してしまうからである。また、拍車歯車の先端部の幅D
が小さければ、該拍車歯車が記録紙1上の未定着のイン
ク滴に接触して、その後、該拍車歯車が一周した場合で
も、その拍車歯車に付着したインク滴によって別の記録
紙1上の画像が形成されていない部分を汚しにくくな
る。前記のごとく、一度拍車歯車が未定着のインク滴に
接触した後、さらに一周して他の記録紙1を汚さないた
め各拍車歯車は、本発明に使用するインクに対して接触
角が大きい材料で形成されているか、または拍車歯車の
先端が前述のようにインクに対して接触角が大きい材料
でコーティングされていることが望ましい。そこで拍車
歯車を形成する材質は、耐熱性、耐薬品性等が優れた結
晶性ポリマー等が好ましい。また、フッ素樹脂等も望ま
しい。さらに、拍車歯車を金属で形成して、前述のよう
に表面をフッ素樹脂コーティング等を施しても良い。
【0023】また、本実施例では、各ローラー軸11,
12,13,14,15,16に取付けられた拍車歯車
111〜115,121〜125,131〜135,1
41〜145,151〜155,161〜166の径
を、それぞれ、R1,R2,R3,R4,R5,R6と
すると、それらの関係をR1<R2<R3<R4<R5
<R6としている。これらの径R1〜R6は、例えばR
1とR2を考えると、それらの差は数μmから数十μm
程度が好しく、これを周速に換算すると、約0.数%の
周速差が生じる。ここで、各ローラー軸11,12,1
3,14,15,16に取付けられた拍車歯車の周速
を、それぞれ、d1,d2,d3,d4,d5,d6と
し、前記各ローラー軸11、12、13、14、15、
16の単位時間当りの回転数を同一とすると、前記拍車
歯車の周速の関係はd1<d2<d3<d4<d5<d
6となる。このように、拍車歯車の周速を記録紙1の搬
送方向について変化させることで、ベルト5に押圧され
た記録紙1に張力が生じ、記録紙1とベルト5との密着
力が高まる。
【0024】ところで、前記ローラー軸11,12,1
3,14,15,16に取付けられた拍車歯車を有する
インク定着機構による記録紙1の搬送速度とプラテンロ
ーラーによる搬送速度とはほぼ等しくなるように設定さ
れ、その誤差は±0.1%の範囲に抑える必要がある。
また、本実施例では、拍車歯車の径を記録紙1の搬送方
向について変化させることで記録紙1とベルト5との密
着力を高めたが、各拍車歯車の径を同じにしてローラ軸
の回転数を変化させることも考えられる。
【0025】図3において、タイミングプーリー27a
(27b)を図中矢線F方向に摺動可能に配設し、拍車
駆動ベルト29a(29b)に張力を持たせるがごとく
配設しても良い。また、本実施例では、拍車駆動ベルト
29a(29b)を3個のタイミングプーリーに歯合さ
せたが摩擦伝動によって接触させても良い。
【0026】さらに、本実施例のローラー11a〜16
a,11b〜16bは可撓性部材で形成したものであ
り、例えば中実のゴム、発抱ゴム、スポンジ性樹脂等で
作られることが望ましい。各ローラー11a〜16a,
11b〜16bの硬度は、該ローラー11a〜16a,
11b〜16bが拍車駆動ベルト29a(29b)に接
触して、拍車歯車の先端部が記録紙1もしくはベルト5
に当接するまで充分に変形するほどのものである必要が
ある。ここでローラー11a〜16a,11b〜16b
を変形せしめる力は、拍車歯車自身の自重と後述するク
リーナ17,18,19の自重とが加算されることによ
って発生する。前記のごとくの構成のため、駆動ローラ
ー9が図3中矢線G方向に回転することで、拍車駆動ベ
ルト29a(29b)が矢線H方向に移動し、該拍車駆
動ベルト29a(29b)とローラー11a〜16a,
11b〜16bとの摩擦力により、前述のように、各拍
車歯車の先端部の周速はプラテンローラー2の周速と略
同じに設定され、各拍車歯車は矢線I方向に回転するこ
とになる。さらに、もし、記録紙1がベルト5と拍車歯
車との間にあるときに紙ジャム等を起こして、アコーデ
ィオン状に折曲がったような場合でも、拍車歯車は、図
3中J方向に、記録紙1の腰によって持ち上げられてベ
ルト5との間に隙間が生じるので、記録紙1の搬送径路
が確保されることになり、本定着機構中に留ることなく
排紙することが可能となる。また、駆動ローラー9には
ハンドル30が連結されており、本装置の操作者がハン
ドル30を回転することで、本装置内部に留てしまった
記録紙1を排紙することができる。 次に、図1におい
て17,18,19は、ローラー状のクリーナであっ
て、各拍車歯車の上部側に接触することによって位置決
めされるとともに各拍車歯車に付着したインク等の異物
を取除く構成となっている。ここで、クリーナ17はロ
ーラー軸11に取付けられた拍車歯車111〜115と
ローラー軸12に取付けられた拍車歯車121〜125
とに接触することにより位置決めされ、同様にクリーナ
18は拍車歯車131〜135と拍車歯車141〜14
5とに接触することにより位置決めされ、クリーナ19
は拍車歯車151〜155と拍車歯車161〜166と
によって決まる。クリーナ17,18,19の材質は拍
車歯車の周縁に付着したインク滴を吸収しやすい材料が
好ましく、例えばスポンジ状の樹脂や布、紙等の材料が
好ましい。
【0027】次に、面状発熱部10について図4を参照
して説明する。
【0028】本実施例の面状発熱部10は、剛性を有
し、かつ熱伝導率の高い、アルミ等の材料からなる高温
面状部104を備え、該高温面状部104にてベルト5
と接触している。この高温面状部104は、記録紙1の
搬送方向に対して垂直な方向の平面度が数百μm以内と
なるように凹凸が管理されている。本実施例の高温面状
部104は、アルミで形成したものであり、そのベルト
6との接触面には、アルマイト処理を行って表面硬度を
上げている。そのため、ベルト5との摺動により高温面
状部104が摩耗することは少ない。さらに、高温面状
部104の下面には、熱伝導率が高く、かつ、絶縁耐圧
の高い材料(本実施例ではシリコンゴムを使用)からな
る絶縁材101が貼付けられている。そして、前記絶縁
材101の下面に、例えば、自己放熱型セラミックヒー
ターのような、発熱部である4個のヒーター102a,
102b,102c,102dが面接触して並設されて
いる。この4個のヒーター102a,102b,102
c,102dに対しては、該ヒーター102aとヒータ
ー102bとに接触する温度ヒューズ103aと、ヒー
ター102cとヒーター102dとに接触する温度ヒュ
ーズ103bとが設けられている。
【0029】また、本実施例においてヒーター102
a,102b,102c,102dは、その電気抵抗値
が同じ構成となっており、該ヒーター102a,102
b,102c,102dに対して同じ電流を印加すれ
ば、ほぼ同様に昇温していくことになる。さらに、ヒー
ター102a,102b,102c,102dの裏面側
は耐熱性を有し、かつ電気絶縁性が高い断熱材105で
覆われている。前記断熱材105は熱伝導率が低い、石
綿、セラミック等が好ましいが、機械的な機能を満足す
るため形状を容易に作り易いプラスチック、例えばPP
S等でも良い。
【0030】本実施例の面状発熱部10は、上述のよう
な構成であるため、仮にインク滴が高温面状部104上
に流れたとしてもそのインク滴は発熱部や温度ヒューズ
等の電流が流れている箇所に流入しにくく、したがって
インク滴によるショートの可能性も非常に少い。
【0031】本実施例では、発熱部として、自己放熱型
セラミックヒーターを用いたが、その他に、正温度係数
サーミスタ製ヒーター(PTCヒーター)やシリコンラ
バーヒーター等でもよい。また、ハロゲンランプ等を用
いて、ベルト5に非接触として裏面から光を照射して加
熱することも考えられる。
【0032】上述した、本実施例のインク定着機構で
は、拍車歯車111〜115,121〜125,131
〜135,141〜145,151〜155,161〜
166とクリーナ17,18,19が設けられている部
分は、その上面と側面が定着カバー20で覆われてお
り、さらに、該定着カバー20の上方には、支軸21b
を軸にして回転可能なダフトカバー21が設けられ、該
ダフトカバー21と前記定着カバー20との間の空間を
ダフト部21aとしている。
【0033】前記定着カバー20は、透明なプラスチッ
クあるいはパンチングメタル、ステンレス製金網等で形
成したものを用い、外部から、搬送中の記録紙1の状態
が観察できる構成としている。さらに、定着カバー20
には、その上面に、拍車歯車およびクリーナが存在する
部分と前記ダフト部21aとを連通させる複数のルーバ
ー20aが形成されており、記録紙1上のインク滴が蒸
発定着する際に発生する水蒸気は前記複数のルーバー2
0aを通ってダフト部21a中へ放出されることにな
る。また、前記ダフトカバー21は、各種スポンジ状の
プラスチック、各種燒結により成形した多孔質プラスチ
ック、例えばポリビニルアルコール(PVA),ポリビ
ニルホルマール(PVF),ポリエチレン(PE)や、
パルプに塩化カルシウムを含浸させたシート等、吸湿性
の部材で形成したものである。このように、定着カバー
20およびダフトカバー21を設けることで、ユーザー
は、面状発熱部10やベルト5等に容易に触り得ない構
造となる。
【0034】本実施例において、前記ダフトカバー21
は支軸21bを軸にして回転可能であるので、記録紙1
がジャム等によって本定着機構内に留った場合でも、図
5に示すように、前記ダフトカバー21を開放して前述
のハンドル30を回転させることにより、前記記録紙1
の状態を確認しながらジャムの解除を行うことができ
る。
【0035】さらに、前記面状発熱部10は、昇温時間
の短縮のため、面状発熱部10を予め所定の温度に昇温
させておくので、その際、面状発熱部10とその周囲と
で温度差が生じるが、前記定着カバー20が設けられて
いることにより熱の放出が妨げられて前記温度差が小さ
くなり、熱エネルギーの損失が抑えられることになる。
【0036】また、前記ダフト部21aには、ファン2
2が設置され、該ダフト部21a内の空気および水蒸気
を排出する構成となっている。
【0037】上述のような構成のインク定着機構を記録
紙1が通過することにより、インクジェット記録ヘッド
3から吐出されたインク滴1aは前記記録紙1に定着
し、その後、排紙ローラー23,24間を経て排紙トレ
ー25内に蓄積される。
【0038】次に、本発明のインクジェット記録装置の
他の実施例について説明する。
【0039】本実施例のインクジェット記録装置も同様
にインク滴を定着させるインク定着機構を備えている。
【0040】本実施例のインク定着機構は、前述の実施
例において面状発熱部を平面状に形成したのに対し、面
状発熱部50を、図6に示すように、反記録紙1側に反
った形状としている。
【0041】図6は本発明のインクジェット記録装置の
他の実施例を示す側面図であり、前述の実施例と同じ構
成については同一の符号を付している。
【0042】本実施例におけるインク定着機構の面状発
熱部50は、前述のように、反記録紙1側(図6中矢線
K方向)に反った形状をしたものであり、その反り量
は、通常、0.数mmから数mm程度が好ましい。
【0043】そのため、本実施例において、面状発熱部
50の、ベルト5との摺動面は駆動ローラー9および従
動ローラー6の上端縁部を結んだ直線(図6中一点破線
M)より、常に、上方すなわち記録紙1側となる。
【0044】なお、本実施例において、面状発熱部50
の内部の構成は前述した実施例(図4参照)と同じであ
る。
【0045】さらに、本実施例のインク定着機構におい
ても、各ローラー軸11,12,13,14,15,1
6に取付けた各拍車歯車111〜115,121〜12
5,131〜135,141〜145,151〜15
5,161〜166の径の大小関係は、同様に、R1<
R2<R3<R4<R5<R6であり、周速について
も、d1<d2<d3<d4<d5<d6となる。
【0046】また、前記各拍車歯車111〜115,1
21〜125,131〜135,141〜145,15
1〜155,161〜166の先端部と記録紙1との間
には摩擦力が働いているから、例えば、ローラー軸11
に取付けられた拍車歯車111〜115とローラー軸1
2に取付けられた拍車歯車121〜125との間の記録
紙1には張力T1が発生する。同様に拍車歯車121〜
125と拍車歯車131〜135の間には張力T2が、
拍車歯車131〜135と141〜145との間には張
力T3が、拍車歯車141〜145と拍車歯車151〜
155との間には張力T4が、拍車歯車151〜155
と拍車歯車161〜166との間には張力T5が、それ
ぞれ発生することになる。
【0047】ここで、拍車歯車131,141を例にし
て、拍車歯車と記録紙1との接触部について、図7を参
照して説明する。
【0048】図7は、図6中破線部Lを示す拡大図であ
る。
【0049】図7において、O,Pは、それぞれ拍車歯
車131,141と記録紙1との接点を示し、二点破線
Qは前記接点O,Pを結んだ仮想線である。
【0050】記録紙1において、拍車歯車131,14
1間には、前述したように、張力T3が発生しており、
該張力T3によって前記仮想線Qに沿った水平な状態に
なろうとするが、該記録紙1は、矢線R方向に対しても
常に付勢されるため、ベルト5の表面に沿った状態とな
る。これは、ローラー軸11,12,13,14,1
5,16に取付けられた他の拍車歯車間の記録紙1につ
いても同様に考えることができる。
【0051】したがって、本実施例のインク定着機構に
おいても、記録直後の記録紙1はベルト5に密着した状
態で、面状発熱部50が発する熱を受けながら搬送され
ることになる。
【0052】本発明は、特にインクジェット記録方式の
中でもインクを吐出するために利用されるエネルギーと
して熱エネルギーを発生する手段(例えば電気熱変換体
やレーザ光等)を備え、前記熱エネルギーによりインク
の状態変化を生起させる方式の記録ヘッド、インクジェ
ット記録装置において、優れた効果をもたらすものであ
る。
【0053】その代表的な構成や原理については、例え
ば、米国特許第4723129号明細書、同第4740
796号明細書に開示されている基本的な原理を用いて
行うものが好ましい。この方式は所謂オンデマンド型、
コンティニュアス型のいずれにも適用可能であるが、特
に、オンデマンド型の場合には、液体(インク)が保持
されているシートや液路に対応して配置されている電気
熱変換体に、記録情報に対応していて核沸騰を越える急
速な温度上昇を与える少なくとも一つの駆動信号を印加
することによって、電気熱変換体に熱エネルギーを発生
せしめ、記録ヘッドの熱作用面に膜沸騰させて、効果的
にこの駆動信号に一対一対応し液体(インク)内の気泡
を形成できるので有効である。この気泡の成長、収縮に
より吐出用開口を介して液体(インク)を吐出させて、
少なくとも一つの滴を形成する。この駆動信号をパルス
形状とすると、即時適切に気泡の成長収縮が行われるの
で、特に応答性に優れた液体(インク)の吐出が達成で
き、より好ましい。このパルス形状の駆動信号として
は、米国特許第4463359号明細書、同第4345
262号明細書に記載されているようなものが適してい
る。尚、上記熱作用面の温度上昇率に関する発明の米国
特許第4313124号明細書に記載されている条件を
採用すると、さらに優れた記録を行うことができる。
【0054】記録ヘッドの構成としては、上述の各明細
書に開示されているような吐出口、液路、電気熱変換体
の組合わせ構成(直線状液流路又は直角液流路)の他に
熱作用部が屈曲する領域に配置されている構成を開示す
る米国特許第4558333号明細書、米国特許第44
59600号明細書を用いた構成も本発明に有効であ
る。加えて、複数の電気熱変換体に対して、共通のスリ
ットを電気熱変換体の吐出部とする構成を開示する特開
昭59年第123670号公報や熱エネルギーの圧力波
を吸収する開孔を吐出部に対応させる構成を開示する特
開昭59年第138461号公報に基づいた構成として
も本発明は有効である。
【0055】更に、インクジェット記録装置が記録でき
る最大記録媒体の幅に対応した長さを有するフルライン
タイプの記録ヘッドとしては、上述した明細書に開示さ
れているような複数記録ヘッドの組合わせによって、そ
の長さを満たす構成や一体的に形成された一個の記録ヘ
ッドとしての構成のいずれでも良いが、本発明は、上述
した効果を一層有効に発揮することができる。
【0056】加えて、装置本体に装着されることで、装
置本体との電気的な接続や装置本体からのインクの供給
が可能になる変換自在なチップタイプの記録ヘッド、あ
るいは記録ヘッド自体に一体的に設けられたカートリッ
ジタイプの記録ヘッドを用いた場合にも本発明は有効で
ある。
【0057】又、本発明のインクジェット記録装置の構
成として設けられる、記録ヘッドに対しての回復手段、
予備的な補助手段等を付加することは本発明の効果を一
層安定できるので好ましいものである。これらを具体的
に挙げれば、記録ヘッドに対しての、キャッピング手
段、クリーニング手段、加圧あるいは吸引手段、電気熱
交換体あるいはこれとは別の加熱素子あるいはこれらの
組合わせによる予備加熱手段、記録とは別の吐出を行う
予備吐出モードを行うことも安定した記録を行うために
有効である。
【0058】更に、インクジェット記録装置の記録モー
ドとしては黒色等の主流色のみの記録モードだけではな
く、記録ヘッドを一体的に構成するか複数個の組合わせ
によってでもよいが、異なる色の複色カラー又は、混色
によるフルカラーの少なくとも一つを備えた装置にも本
発明は極めて有効である。
【0059】以上説明した本発明の各実施例において
は、インクを液体として説明しているが、室温やそれ以
下で固化するインクであって、室温で軟化もしくは液体
あるいは、上述のインクジェットではインク自体を30
℃以上70℃以下の範囲内で温度調節を行ってインクの
粘性を安定吐出範囲にあるように温度制御するものが一
般的であるから、使用記録信号付与時にインクが液状を
なすものであれば良い。加えて、積極的に熱エネルギー
による昇温をインクの固形状態から液体状態への態変化
のエネルギーとして使用せしめることで防止するか又
は、インクの蒸発防止を目的として放置状態で固化する
インクを用いるかして、いずれにしても熱エネルギーの
記録信号に応じた付与によってインクを液化してインク
液状として吐出するものや記録媒体に到達する時点では
すでに固化し始めるもの等のような、熱エネルギーによ
って初めて液化する性質のインク使用も本発明には適用
可能である。このような場合インクは、特開昭54ー5
6847号公報あるいは特開昭60ー71260号公報
に記載されるような、多孔質シート凹部又は貫通孔に液
状又は固形物として保持された状態で、電気熱変換体に
対して対向するような形態としても良い。本発明におい
ては、上述した各インクに対して最も有効なものは、上
述した膜沸騰方式を実行するものである。
【0060】
【発明の効果】本発明は、以上説明したように構成され
ているので下記のような効果を奏する。 (1)画像形成された直後の被記録部材を、その最大記
録幅の略全幅にわたって、加熱された搬送ベルトに圧接
させるので、少なくとも被記録部材の、画像が形成され
た部分は必らず前記搬送ベルトに接触することになり、
該搬送ベルトの熱が前記画像が形成された部分に均一に
伝達され、画像品位を劣化させることなく短時間でイン
クを乾燥定着させることができる。 (2)請求項2に記載のもののように、円板状部材の、
被記録部材との接触角を大きくすることにより、該円板
状部材が定着前のインク滴に接触した場合でも、前記円
板状部材に付着するインクの量は最小となるので、被記
録部材を汚すことがなくなるばかりでなく、円板状部材
のインク滴との接触の際のインクの押し流し等による画
像破壊を防止できる。 (3)請求項4に記載のもののように、搬送方向上流側
より搬送方向下流側に位置する円板状部材の径を小さく
することにより、それらの円板状部材の回転数に差が生
じるので、それらによって圧接された被記録部材には張
力が発生し、該被記録部材の搬送ベルトに対する密着度
が高くなって熱伝達の均一性および効率が向上する。 (4)請求項7に記載のもののように、発熱手段を、面
状発熱部として、被記録部材が圧接される搬送ベルトに
面接触させることにより、前記搬送ベルトを集中的に加
熱することができ、インク定着をより効率的に行うこと
が可能となる。 (5)請求項8に記載のもののように、発熱手段である
面状発熱部を反搬送ベルト側に反った形状とすることに
より、搬送ベルトとともに被記録部材が円板状部材によ
って押圧されて前記面状発熱部表面に接触した状態で移
動することになるので、その際、前記被記録部材には張
力が発生し、前記搬送ベルトに対する密着度を向上させ
ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明のインクジェット記録装置の一実施例を
示す側面図である。
【図2】円板状部材の一例を示す平面図である。
【図3】回転駆動部の一例を示す側面図である。
【図4】面状発熱部の一例を示す断面図である。
【図5】ダフトカバーを開放した状態を示す側面図であ
る。
【図6】本発明のインクジェット記録装置の他の実施例
を示す側面図である。
【図7】円板状部材と記録紙との接触部の一例を示す側
面図である。
【符号の説明】
1 記録紙 1a インク滴 2 プラテンローラー 3 インクジェット記録ヘッド 3a 吐出部 4 下フレーム 4a ガイド部 5 ベルト 6 従動ローラー 7 支持部材 8 圧縮ばね 9 駆動ローラー 10,50 面状発熱部 11,12,13,14,15,16 ローラー軸 11a,12a,13a,14a,15a,16a
ローラー 11b,12b,13b,14b,15b,16b
ローラー 17,18,19 クリーナ 20 定着カバー 20a ルーバー 21 ダフトカバー 21a ダフト部 21b 支軸 22 ファン 23,24 排紙ローラー 25 排紙トレー 26a,26b 側板 9a,9b,27a,27b,28a,28b タイ
ミングプーリー 29a,29b 拍車駆動ベルト 30 ハンドル 101 絶縁材 102a,102b,102c,102d ヒーター 103a,103b 温度ヒューズ 104 高温面状部 105 断熱材 111〜115,121〜125,131〜135,1
41〜145,151〜155,161〜166 拍
車歯車

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 インクジェット記録ヘッドから所定の吐
    出タイミングでインクを吐出して被記録部材に画像を形
    成するインクジェット記録装置において、 画像が形成された直後の被記録部材を搬送するための搬
    送ベルトと、 該搬送ベルトを、前記吐出タイミングに同期して駆動す
    る搬送駆動部と、 前記搬送ベルトを加熱する発熱手段と、 前記搬送ベルトの移動に伴なって前記被記録部材の搬送
    方向に回転しながら、該被記録部材を、その最大記録幅
    の略全幅にわたって前記搬送ベルトに圧接させる複数の
    円板状部材とを備えたことを特徴とするインクジェット
    記録装置。
  2. 【請求項2】 複数の円板状部材は、それぞれ、被記録
    部材との接触角が大きくなるように形成されていること
    を特徴とする請求項1記載のインクジェット記録装置。
  3. 【請求項3】 複数の円板状部材は、搬送ベルトによる
    搬送方向と該搬送方向に対して垂直な方向とに、所定の
    間隔で配置されていることを特徴とする請求項1あるい
    は2記載のインクジェット記録装置。
  4. 【請求項4】 搬送方向上流側に位置する円板状部材の
    径より搬送方向下流側に位置する円板状部材の径の方が
    小さく形成されていることを特徴とする請求項3記載の
    インクジェット記録装置。
  5. 【請求項5】 円板状部材を、被記録部材の搬送速度に
    同期して回転させる回転駆動部を有することを特徴とす
    る請求項1,2,3あるいは4記載のインクジェット記
    録装置。
  6. 【請求項6】 搬送駆動部が回転駆動部を兼ねることを
    特徴とする請求項5記載のインクジェット記録装置。
  7. 【請求項7】 発熱手段は、少なくとも、円板状部材に
    よって被記録部材が圧接されている範囲の搬送ベルトに
    面接触する面状発熱部であることを特徴とする請求項
    1,2,3,4,5あるいは6記載のインクジェット記
    録装置。
  8. 【請求項8】 面状発熱部は、反搬送ベルト側に反った
    形状であることを特徴とする請求項7記載のインクジェ
    ット記録装置。
JP27576691A 1991-10-23 1991-10-23 インクジエツト記録装置 Pending JPH05112001A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27576691A JPH05112001A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 インクジエツト記録装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP27576691A JPH05112001A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 インクジエツト記録装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH05112001A true JPH05112001A (ja) 1993-05-07

Family

ID=17560095

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP27576691A Pending JPH05112001A (ja) 1991-10-23 1991-10-23 インクジエツト記録装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH05112001A (ja)

Cited By (12)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5541636A (en) * 1994-06-02 1996-07-30 Hewlett-Packard Company Thermal transfer apparatus for fusing print dye on a media
WO1997028003A1 (en) * 1996-01-31 1997-08-07 Hewlett-Packard Company Heated inkjet print media support system
US6139140A (en) * 1998-09-29 2000-10-31 Hewlett-Packard Company Inkjet printing apparatus with media handling system providing small bottom margin capability
US6179419B1 (en) 1998-09-29 2001-01-30 Hewlett-Packard Belt driven media handling system with feedback control for improving media advance accuracy
US6318854B1 (en) 1998-09-29 2001-11-20 Hewlett-Packard Company Inkjet printing media handling system with advancing guide shim
US6349647B1 (en) 2000-09-11 2002-02-26 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for drying printing composition on a print medium
US6508529B2 (en) 1998-09-29 2003-01-21 Hewlett-Packard Company Inkjet printing media handling system and method for reducing cockle growth
JP2005169850A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Sony Corp 液体吐出カートリッジ、液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2010082936A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fujifilm Corp 印刷装置
JP2011158240A (ja) * 2010-01-07 2011-08-18 Canon Inc 乾燥装置およびプリント装置
JP2011227398A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Canon Inc シート乾燥装置およびプリント装置
JP2014069531A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Cited By (17)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5541636A (en) * 1994-06-02 1996-07-30 Hewlett-Packard Company Thermal transfer apparatus for fusing print dye on a media
WO1997028003A1 (en) * 1996-01-31 1997-08-07 Hewlett-Packard Company Heated inkjet print media support system
GB2314043A (en) * 1996-01-31 1997-12-17 Hewlett Packard Co Heated inkjet print media support system
GB2314043B (en) * 1996-01-31 1999-08-18 Hewlett Packard Co Heated inkjet print media support system
US5992994A (en) * 1996-01-31 1999-11-30 Hewlett-Packard Company Large inkjet print swath media support system
US6789889B2 (en) 1998-09-29 2004-09-14 Hewlett-Packard Development Company, L.P. Inkjet printing media handling system with advancing guide shim
US6139140A (en) * 1998-09-29 2000-10-31 Hewlett-Packard Company Inkjet printing apparatus with media handling system providing small bottom margin capability
US6179419B1 (en) 1998-09-29 2001-01-30 Hewlett-Packard Belt driven media handling system with feedback control for improving media advance accuracy
US6318854B1 (en) 1998-09-29 2001-11-20 Hewlett-Packard Company Inkjet printing media handling system with advancing guide shim
US6508529B2 (en) 1998-09-29 2003-01-21 Hewlett-Packard Company Inkjet printing media handling system and method for reducing cockle growth
US6349647B1 (en) 2000-09-11 2002-02-26 Hewlett-Packard Company Apparatus and method for drying printing composition on a print medium
JP2005169850A (ja) * 2003-12-11 2005-06-30 Sony Corp 液体吐出カートリッジ、液体吐出装置及び液体吐出方法
JP4710223B2 (ja) * 2003-12-11 2011-06-29 ソニー株式会社 液体吐出カートリッジ、液体吐出装置及び液体吐出方法
JP2010082936A (ja) * 2008-09-30 2010-04-15 Fujifilm Corp 印刷装置
JP2011158240A (ja) * 2010-01-07 2011-08-18 Canon Inc 乾燥装置およびプリント装置
JP2011227398A (ja) * 2010-04-22 2011-11-10 Canon Inc シート乾燥装置およびプリント装置
JP2014069531A (ja) * 2012-10-01 2014-04-21 Seiko Epson Corp 液体噴射装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP3329882B2 (ja) インクジェット・プリンタ
JP3408287B2 (ja) インクジェット・プリンタ
JP3369249B2 (ja) インクジェット・プリンタ及びインクジェット式印刷方法
EP0376309B1 (en) Ink jet recording apparatus
JPH05112001A (ja) インクジエツト記録装置
JPH06210839A (ja) インクジェット・プリンタ及びヒータ・スクリーン
JP5067878B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH03227630A (ja) 加熱定着装置および該定着装置を有する画像記録装置
JP7127485B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2013028094A (ja) インクジェット記録装置
JP2023111944A (ja) 液体吐出装置
KR20010033755A (ko) 열융합 방법 및 장치
JP2941119B2 (ja) インクジェット記録装置
JP7259364B2 (ja) 媒体加熱装置及び液体吐出装置
JPH05111999A (ja) インクジエツト記録装置
JPH11277722A (ja) インクジェットプリンタ
JPH05112000A (ja) インクジエツト記録装置
JPH07323533A (ja) インクジェット画像形成装置
JP7413796B2 (ja) 記録装置
JP7359004B2 (ja) 搬送装置及び記録装置
JP2606190B2 (ja) インクジエツト記録装置
JPH05220949A (ja) 加熱処理装置
JPH0596722A (ja) インクジエツト記録装置
JP2002292854A (ja) インクジェット記録装置
JP7151107B2 (ja) 記録装置