JPH0233548Y2 - - Google Patents

Info

Publication number
JPH0233548Y2
JPH0233548Y2 JP1983062173U JP6217383U JPH0233548Y2 JP H0233548 Y2 JPH0233548 Y2 JP H0233548Y2 JP 1983062173 U JP1983062173 U JP 1983062173U JP 6217383 U JP6217383 U JP 6217383U JP H0233548 Y2 JPH0233548 Y2 JP H0233548Y2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
joint material
cap
joint
sunlight
exposed
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Expired
Application number
JP1983062173U
Other languages
English (en)
Other versions
JPS59168445U (ja
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed filed Critical
Priority to JP6217383U priority Critical patent/JPS59168445U/ja
Publication of JPS59168445U publication Critical patent/JPS59168445U/ja
Application granted granted Critical
Publication of JPH0233548Y2 publication Critical patent/JPH0233548Y2/ja
Granted legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Floor Finish (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 この考案は目地材に関し、特に合成樹脂発泡体
で目地材本体を形成し、その上部に補強用のキヤ
ツプを被冠する形式の、いわゆる伸縮目地の改良
に関する。
従来の伸縮目地材は第1図および第2図に示す
如く、目地材本体10の上部にキヤツプ20を被
冠したもので、支持脚30、固定用モルタル40
を用い、あるいは粘着剤50を用いて、基盤面上
に一定の間隔で配列して、コンクリートの打設を
行うものである。そして、キヤツプ20は耐候
性、経済性等を考慮して塩化ビニールで形成され
るのが普通である。しかし、目地材の配置から、
コンクリートの打設までに時間があき、その間に
第3図に示す如く矢符方向から太陽光が当ると仮
想像で示す如く太陽光が当る側が膨張し連続する
目地材の一単位2mに対し20〜30mmも湾曲する現
象が生じ、このままの状態でコンクリートの打設
を行うと、目地が直線状にならず、波状になつて
著しく美観をそこねる結果となる。この様なキヤ
ツプ20の熱膨張は目地施工後にキヤツプ20が
収縮して目地材と目地材との接合部60に湾曲に
起因する20〜40mmの空間を発生させることにもな
る。
この様な目地不良を解消するためには、第1図
に示した型式の目地材の場合にはモルタル40に
よる固定を連続的に行うことにより予防する方策
が採られているが、モルタル40による固定作業
が煩雑であり、作業性が悪いばかりでなく、第4
図に示した如き空間60の発生は防止することが
できない。第2図に示した型式の目地材ではモル
タルを用いないので湾曲防止はより困難である。
この為、キヤツプ20の断面形状を様々に工夫し
たり、あるいは鉄板等を補強用に併用することが
提案されているが、錆付いたり、あるいは目地材
(キヤツプ)の側面方向からの力に対し弾力性が
失われる、あるいは高価なものになる等の難点が
あり、未解決の問題になつている。
この考案は、上記に鑑みて創作されたものであ
つて、目地材(キヤツプ)の湾曲、収縮が有効に
防止可能な目地材を明らかにすることを目的する
ものであり、以下、この考案の実施例を添付の図
面に従つて詳細に説明する。
第5図は、この考案の1実施例を示す断面図で
あつて、キヤツプ20は硬質塩化ビニール等の硬
質プラスチツクスで形成される基体21と、この
基体21の上面を被覆する如く配置される軟質塩
化ビニール等の軟質プラスチツクスで形成される
被覆体22、および基体21に形成されている凹
部に取り付けられ、目地材本体10にキヤツプ2
0を固定するための、例えばアルミニウム製の取
り付け部材23とから構成されている。
図に示すように軟質プラスチツクで形成される
キヤツプ本体としての被覆体22には、その長手
方向に沿つて断面矢印形状の溝が形成され、その
溝にアルミニウム製の側板部としての取り付け部
材23の上端部に形成された断面矢印形状の係止
部が嵌合されている。また、取り付け部材23の
下端部には、断面矢印形状の係止部が形成されて
いる。この目地材は、第5図に示すような支持脚
31を用いるか、或いは第2図に示す手法により
基盤面上に配列して目地施工を行う。
この実施例の目地材の場合、キヤツプ20を複
数の部材で形成し、これらの組立構造としたの
で、目地材をコンクリート打設面に配置し、コン
クリート打設までの間に目地材が太陽光に曝され
た場合、アルミニウム製の取り付け部材23は、
熱伝導性が高いので太陽光が当る面側の取り付け
部材23における外側面の熱はその取り付け部材
23の内側面に伝達される。
したがつて、太陽光が当る面側のアルミニウム
製の取り付け部材23は、その厚さ方向の温度分
布が極めて少なく、湾曲することがない。ただ
し、太陽光が当る面側の取り付け部材23は昇温
によつて長手方向に熱膨張する。
この場合、取り付け部材23は被覆体22に固
定されることなく嵌合されているので取り付け部
材23の長手方向における熱膨張に追随して被覆
体22の一方の側面側が熱膨張することがない。
因みに側板部としての取り付け部材に硬質塩化
ビニールの合成樹脂で構成した場合、熱伝導性が
低いので太陽光が当る面側の取り付け部材におけ
る外側面は温度が高くなり、その取り付け部材の
内側面の温度が低くなる。この結果、薄板状の硬
質塩化ビニールの合成樹脂からなる取り付け部材
は、その厚み方向に温度分布が生じ、外側面側が
熱膨張し、内側面側の熱膨張が少なくなり、変形
膨張する。そして、この取り付け部材の変形膨張
が塩化ビニール樹脂等からなるキヤツプ本体の変
形に起因することになる。
しかるに本考案の上記した目地材においては、
取り付け部材23の変形膨張(湾曲)が生じない
から、この変形膨張に起因するキヤツプ本体の湾
曲も生じないことになる。
第6図は、この考案の他の実施例を示す断面図
であつて、キヤツプ20を構成する部材、即ち、
天板24は塩化ビニール等の合成樹脂あるいはア
ルミニウム等の金属で形成される。また、側板2
5はアルミニウムで形成されると共にゴム等で形
成されたキヤツプ本体としての芯材26を中心に
して組み立てられている。
すなわち、目地材本体10に被冠されるキヤツ
プ本体としての芯材26には、その上面、下面お
よび両側面にそれぞれ長手方向に沿つた断面矢印
形状の溝が形成され、これらの溝に天板24、側
板部としてのアルミニウム製の側板25に設けら
れた断面矢印形状の突起部が嵌合されている。
このような構成からなる目地材において、一方
の側板25に太陽光が当たつた場合、アルミニウ
ム製の側板25は熱伝導性が高いので、その厚み
方向の温度差が極めて少なく、このため、上記し
た実施例と同様の作用により太陽光が当たる一方
の側板25が膨張し変形することがなく、したが
つてキヤツプ全体が湾曲等の変形を生じることが
ない。なお、本考案の目地材を施工する場合、側
板部の熱膨張による伸び代に相当する僅かな空間
部が予め形成される。
この考案の目地材は上記の如く構成されている
ので、目地材の湾曲を防止し、確実に目地を直線
状に形成できると共に目地材と目地材との間に目
地材の湾曲に起因する空間部を形成することがな
く、美観を損なうことがない。
次に具体的な試験例によつて、本考案の効果を
説明する。
実施例 1 第5図に示す目地材において、硬質塩化ビニー
ル樹脂からなる被覆体22の幅を20mm、高さを8
mmとした。
また、アルミニウム製の取り付け部材23の厚
みを1mmとし、高さ方向長さを20mmとし、取り付
け部材23の先端部の5mm部分のみを被覆体22
の溝に嵌合するようにした。
なお、ポリエチレンの発泡体からなる目地材本
体10の幅は18mmである。
このように構成された目地材を単位長さ2mと
し、12月に約60日間、太陽光が当たる場所に設置
した。この結果、目地材の長手方向中心部に対
し、太陽光が当たつた面側への湾曲は0.1mm程度
に過ぎなかつた。
実施例 2 第6図に示す目地材において、硬質塩化ビニー
ル樹脂からなる天板24の幅を20mm、厚みを2mm
とした。
また、アルミニウム製の側板25の厚みを1mm
とし、高さ方向長さを30mmとし、側板25の先端
部の5mm部分のみをゴムからなる芯材26の溝に
嵌合するようにした。
なお、ポリエチレンの発泡体からなる目地材本
体10の幅は18mmである。
このように構成された目地材を単位長さ2mと
し、12月に約60日間、太陽光が当たる場所に設置
した。この結果、目地材の長手方向中心部に対
し、太陽光が当たつた面側への湾曲は0.1m程度
に過ぎなかつた。
従来例 第1図に示す目地材において、硬質塩化ビニー
ル樹脂からなり、天板部と側板部の厚みを1mmと
し、側面部の高さ方向長さを15mmとしたキヤツプ
を、幅12mmのポリエチレンの発泡体からなる目地
材本体10に被冠した目地材を用いた。
このように構成された目地材を単位長さ2mと
し、12月に約60日間、太陽光が当たる場所に設置
した。この結果、目地材の長手方向中心部に対
し、太陽光が当たつた面側への湾曲は25mmであつ
た。
【図面の簡単な説明】
第1図〜第4図は従来品を示すもので、第1図
および第2図は断面図、第3図および第4図は平
面図、第5図および第6図は、この考案の一実施
例を示す断面図である。 図中において、10は目地材本体、20はキヤ
ツプ、21は基体、22は被覆体、23は取り付
け部材、24は天板、25は側板、26は芯材、
30は支持部板、31は支持脚、40はモルタ
ル、50は粘着剤、60は空間、を指示する。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 合成樹脂発泡体で形成される目地材本体の上部
    にキヤツプを被冠してなる目地材において、前記
    キヤツプは、前記目地材本体の上面に配置される
    と共に合成樹脂又はゴムで形成されたキヤツプ本
    体とこのキヤツプ本体の巾方向の両側面部側に配
    置されるアルミニウム製の側板部とを備え、前記
    キヤツプ本体にはその長手方向に沿つた溝が設け
    られ、前記側板部にはその長手方向に沿つた突起
    部が形成され、該突起部が前記溝に嵌合されてい
    ることを特徴とする目地材。
JP6217383U 1983-04-27 1983-04-27 目地材 Granted JPS59168445U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217383U JPS59168445U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 目地材

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP6217383U JPS59168445U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 目地材

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS59168445U JPS59168445U (ja) 1984-11-10
JPH0233548Y2 true JPH0233548Y2 (ja) 1990-09-10

Family

ID=30192372

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP6217383U Granted JPS59168445U (ja) 1983-04-27 1983-04-27 目地材

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPS59168445U (ja)

Families Citing this family (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH0519471Y2 (ja) * 1985-04-30 1993-05-21

Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327817U (ja) * 1976-08-18 1978-03-09
JPS5339400U (ja) * 1976-09-09 1978-04-06
JPS5433291U (ja) * 1977-08-08 1979-03-05

Patent Citations (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5327817U (ja) * 1976-08-18 1978-03-09
JPS5339400U (ja) * 1976-09-09 1978-04-06
JPS5433291U (ja) * 1977-08-08 1979-03-05

Also Published As

Publication number Publication date
JPS59168445U (ja) 1984-11-10

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JPS6036477Y2 (ja) トリム
US4075805A (en) Building panel with attached sealing means
JPH0233548Y2 (ja)
JPS6139466B2 (ja)
JPH0752265Y2 (ja) プレキャストコンクリート柱
JP3191070B2 (ja) 断熱スラブの構築方法
EP1111147B1 (en) Structure of an arched and thermally and acoustically insulated monolithic panel, particularly useful for the roofing of industrial and civil buildings and the like
JPH072646Y2 (ja) 橋梁用伸縮継手
JPH0129947B2 (ja)
JPH0318579Y2 (ja)
JPS5845372Y2 (ja) パネル接続部の断熱構造
JPS6328791Y2 (ja)
JPH088192Y2 (ja) 複合パネル
JPH049402Y2 (ja)
JPH039260B2 (ja)
JP3237030B2 (ja) 仕上げ材の外壁取付構造
JP3922624B2 (ja) デザインパネル
JPS6123545Y2 (ja)
JPH027199B2 (ja)
JPS6117044Y2 (ja)
JP3601277B2 (ja) ガラスブロック壁構築用アンカーピース
JPH033624Y2 (ja)
JPH0240671Y2 (ja)
JPH0111770Y2 (ja)
JPH0630946Y2 (ja) 側溝,マンホ−ル等の騒音防止パッキン