JPH0233403B2 - Rokadatsusuisochi - Google Patents

Rokadatsusuisochi

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JPH0233403B2
JPH0233403B2 JP26123187A JP26123187A JPH0233403B2 JP H0233403 B2 JPH0233403 B2 JP H0233403B2 JP 26123187 A JP26123187 A JP 26123187A JP 26123187 A JP26123187 A JP 26123187A JP H0233403 B2 JPH0233403 B2 JP H0233403B2
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JP
Japan
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hollow shaft
solid
liquid separation
liquid
ring plates
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JP26123187A
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Rokuro Tomioka
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Description

【発明の詳細な説明】 イ 産業上の利用分野 本発明は、各種の微粒子懸濁液を微粒子固形物
と液体とに分離する濾過脱水装置に関し、詳しく
は、特殊形状に成型したリングプレートを中空軸
に積層挿着して成る固液分離ユニツトを複数設
け、この複数の固液分離ユニツトを隣接する他の
固液分離ユニツトのリングプレートの先端が互い
のリングプレート間に入り込む状態で固液分離室
内に回転自在に横架し、インレツトから供給され
た微粒子懸濁液を連続的に分離する濾過脱水装置
に関するものである。
ロ 従来の技術 従来、この種の濾過脱水装置は、例えば、特開
昭54−143972号公報および特開昭56−139111号公
報で開示されているように、同一円周上に四個の
濾液取出口が穿孔された大径の濾片と、その大径
の濾片よりも稍厚い小径の濾片(スペーサー)を
回転する軸に挿着した濾体を複数設け、この濾体
の各濾片間に形成される隙間に他の濾体の濾片が
入り込む状態に複数の濾体を濾過槽に液密に軸承
し、濾体の軸を回転させて微粒子懸濁液を微粒子
と濾液とに固液分離し、分離した濾液を濾液取出
口から濾液室に送液すると共に、濾片に付着した
微粒子を積層させてから順次ケーキ送出口側に移
し、圧搾したケーキを機外に送出するようになつ
ている。
ハ 発明が解決しようとする問題点 このような従来の装置では、厚さの異る大小の
濾片を製作するために二種の板材を必要とするの
で材料費、製作費が割高となり、しかも、大径の
濾片に四個の濾液取出口を穿孔するので変形し易
くなる欠点があり、かつ、回転する濾体の濾液取
出口が四個所に分散されているので、濾液室との
シール面倒である等の欠点があつた。
ニ 本発明の目的および前記の問題点を解決する
手段 本発明は、前記の問題点に鑑み、一種類の板材
で製作することができ、構成がシンプルで製造組
立が容易で廉価にて製造することができ、微粒子
懸濁液の固液分離を効率良く行える濾過脱水装置
を提供せんとするものである。
そのための具体的手段は、 隔壁2で固液分離室3と濾液室4で区分された
濾過槽1と、 軸方向に沿つて外側に複数の導液溝13bが削
設され且つ前記導液溝13bに中空部内と外側が
連通する多数の導液孔13cが多段的に貫通形成
された中空軸13と、 中央に前記中空軸13が挿入する穴14aが開
口されると共に、その内縁部に複数の凹欠14d
が各形成されたリングプレート14とを具備し、 前記中空軸13に多数枚の前記リングプレート
14を、その導液溝13bの導液孔13cと凹欠
14dが各連通し且つ各リングプレート14,1
4間の外側に等巾の目開きmが形成されるよう積
層挿着することによつて固液分離ユニツトAを構
成し、 前記濾過槽1の固液分離室3内に複数の固液分
離ユニツトA,A……を各隣接する固液分離ユニ
ツトA,Aのリングプレート14,14の外端が
各目開きm内に交互に挿入される一方で中空軸1
3の開口軸端側が濾液室4内に連通するよう回転
自在に横架したことにある。
ホ 作用 原液5が供給された固液分離室3内の各固液分
離ユニツトAを回転させると、各固液分離ユニツ
トAのリングプレート14,14間の目開きmを
通る原液5中の微粒子は、各リングプレート14
の表面に付着し積層される。
こうしてリングプレート14に積層された微粒
子は、各固液分離ユニツトAの回転に伴い隣接し
た固液分離ユニツトAのリングプレート14に微
粒子層の屈曲移動による微粒子間の遠近回路の働
きで移され、毛細管の作用をする微粒子間の間隙
の更新若しくは再生する働きで順次圧搾されなが
ら大きな層となり、固いケーキ9となつてケーキ
送出口8から外部に送出される。
一方、リングプレート14,14間で微粒子を
分離した原液5は、濾液となりリングプレート1
4の凹欠14cから中空軸13の導液溝13bを
経て複数の導液孔13cを通過し、中空軸13内
に入り開口軸端から濾液室4に流れる。
ヘ 実施例 以下、図面に基づき本発明の実施例を詳細に説
明する。
1は隔壁2で固液分離室3と濾液室4に区分さ
れた濾過槽で、微粒子懸濁液5(以下原液と称
す。)を固液分離室3へ供給するためのインレツ
ト6を片側に取付けたカバー7が上面に冠合さ
れ、前記インレツト6の反対側の固液分離室3の
正面上方にケーキ送出口8が開口され、更に前記
固液分離室3内部に複数の固液分離ユニツトA,
A……が回転自在に横架されている。
前記濾過槽1の固液分離室3に開口されたケー
キ送出口8の上下内側には、第2図で示すように
ケーキ送出口8側の固液分離ユニツトAと接しケ
ーキ9を騒取るスクレーパ10,10取付用のブ
ラケツト11,11を対設され、下側のスクレー
パ10の延長上にはケーキ9を槽外に送出すシユ
ート12が連設されている。
尚、固液分離室3に供給される原液5の液面は
たえずケーキ送出口8より下方となるようコント
ロールされている。
前記濾過槽1に横架された固液分離ユニツトA
は、第3図で示すように、一方が盲となつた肉厚
の中空軸13に複数の固液分離用のリングプレー
ト14が隣接のリングプレート14との間に一定
間隔の目開きmが各形成されるようスペーサー1
5を介して積層挿着されている。
このリングプレート14が積層挿着される中空
軸13は、第7,8図で示すようにリングプレー
ト14を係止して中空軸13と一体的に回転させ
る係止突起13aが軸方向に沿つて突設されると
共に、同じ軸方向に複数(実施例では6本)の導
液溝13bが削設され且つ各導液溝13bに中空
部内と外側が連通する複数の導液孔13cが多段
的に貫通形成されている。
また、前記中空軸13は、第1図に示すように
濾過槽1から突出した盲端部に図示しない回転伝
達機構と連結されたギヤ16が楔着され、その回
転伝達機構により中空軸13を含む固液分離ユニ
ツトAを回転させると共に、隔壁2より濾液室4
へ突出した中空軸13の開口軸他端から濾液を濾
液室4内へ送液するものである。
他方、固液分離用のリングプレート14は、第
5図に示すように中央に中空軸13が挿入する丸
穴14aが開口されると共に、その内縁部に中空
軸13に突設した係止突起13aへ係合する係止
凹部14bおよび中空軸13の導液溝13bと連
通する複数の放射状の凹欠14cが各形成され、
更に前記係止凹部14bを除いた各凹欠14c間
にボルト孔14dが各穿孔されている。
各リングプレート14間に介在させるスペーサ
ー15にも、第6図に示すように中央にリングプ
レート14のボルト孔14dに連通するボルト孔
15aが穿孔されている。
しかして、前記各リングプレート14を前記各
スペーサー15を介して一本の中空軸13に、中
空軸13の係止突起13aと各リングプレート1
4の係止凹部14bが係合すると同時に、中空軸
13の導液溝13bを介して各導液孔13cと各
リングプレート14の凹欠14dが連通するよう
積層挿着し、そしてピアノ線ボルト17を各リン
グプレート14とスペーサー15のボルト孔14
a,15aを通して緊締することにより中空軸1
3と各リングプレート14およびスペーサー15
を一体的に固定し、以つて各リングプレート1
4,14間の外側にスペーサー15の厚みに相当
する等巾の目開きmが多段的に形成される。
このように組立てられた固液分離ユニツトA
は、第3図で示すように隣接した固液分離ユニツ
トA,Aの各リングプレート14,14の先端が
互いの目開きmに交互に挿入されるよう複数一組
として濾過槽1に横設される。
ところで、前記のリングプレート14は平板状
のものを使い、各リングプレート14,14間に
スペーサー15を介在させて目開きmを形成して
いるが、第9,10図に示すように丸穴14aの
内縁に環状凸部14eを形成したリングプレート
14を使つても良く、この部分を交互に重合する
ことによりスペーサー15が無くても前記同様の
目開きmを形成することができる。
この場合でも環状凸部14e内縁の各凹欠14
cが中空軸13の導液溝13bを介して複数の導
液孔13cと連通されるよう構成されることは前
記実施例と同様である。
尚、本実施例では、第2図に示すようにインレ
ツト6側に上段四個、下段五個の固液分離ユニツ
トAを等間隔で水平に配設すると共に、ケーキ送
出口8側に傾斜角26度で上段四個、傾斜角30度で
下段五個の固液分離ユニツトAを配設し、インレ
ツト6から投入され各固液分離ユニツトAで固液
分離して各リングプレート14に付着した微粒子
層を回転により順次移動させ、順次狭くなつたケ
ーキ送出口8側の固液分離ユニツトA,Aで圧搾
してケーキ9となし、ケーキ送出口8からシユー
ト12で槽外に送出される。
ト 発明の効果 以上のように本発明に係る濾過脱水装置は、そ
の重要構成部の固液分離ユニツトAの各リングプ
レート14を中空軸13に積層挿着したシンプル
な構成なので、材料費が安く組立てが容易であ
り、しかも、軸も中空で全体的に軽量となるので
回転駆動力も小馬力のものですみ、且つ、極めて
堅牢であつて、微粒子懸濁液5の固液分離作業を
効率良く連続的に行なえる効果を発揮するもので
ある。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明実施の1例を示すもので、カバ
ー7を外した状態の概略正面図、第2図は本発明
の濾過脱水装置の断面図、第3図は固液分離ユニ
ツトA,Aの組合せ状態を示す拡大部分縦断面
図、第4図は固液分離ユニツトAの平断面図、第
5図はリングプレート14の平面図、第6図はス
ペーサー15の平面図、第7図は中空軸13の部
分縦断面図、第8図は中空軸13の平断面図、第
9図は実施第2例の固液分離ユニツトAの拡大部
分縦断面図、第10図は固液分離ユニツトA,A
の組合せ状態を示す平断面図である。 図中主要符号 A……固液分離ユニツト、1…
…濾過槽、2……隔壁、3……固液分離室、4…
…濾液室、13……中空軸、14……リングプレ
ート、m……目開き。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 隔壁2で固液分離室3と濾液室4に区分され
    た濾過槽1と、 軸方向に沿つて外側に複数の導液溝13bが削
    設され且つ前記導液溝13bに中空部内と外側を
    連通する多数の導液孔13cが多段的に貫通形成
    された中空軸13と、 中央に前記中空軸13が挿入する穴14aが開
    口されると共に、その内縁部に複数の凹欠14d
    が各形成されたリングプレート14とを具備し、 前記中空軸13に多数枚の前記リングプレート
    14を、その導液溝13bの導液孔13cと凹欠
    14dが各連通し且つ各リングプレート14,1
    4間の外側に等巾の目開きmが形成されるよう積
    層挿着することによつて固液分離ユニツトAを構
    成し、 前記濾過槽1の固液分離室3内に複数の前記固
    液分離ユニツトA,A……を各隣接する固液分離
    ユニツトA,Aのリングプレート14,14の外
    端がその目開きm内に交互に挿入される一方で各
    中空軸13の開口軸端側が濾液室4内に連通する
    よう回転自在に横架したことを特徴とする濾過脱
    水装置。
JP26123187A 1987-10-16 1987-10-16 Rokadatsusuisochi Expired - Lifetime JPH0233403B2 (ja)

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