JPH0232446B2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0232446B2 JPH0232446B2 JP56100329A JP10032981A JPH0232446B2 JP H0232446 B2 JPH0232446 B2 JP H0232446B2 JP 56100329 A JP56100329 A JP 56100329A JP 10032981 A JP10032981 A JP 10032981A JP H0232446 B2 JPH0232446 B2 JP H0232446B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- oil
- adjuster
- plunger
- valve
- chamber
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired - Lifetime
Links
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 claims description 9
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 4
- 238000002485 combustion reaction Methods 0.000 claims description 3
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 3
- 238000010586 diagram Methods 0.000 description 2
- 230000035939 shock Effects 0.000 description 2
- 230000008602 contraction Effects 0.000 description 1
- 238000005516 engineering process Methods 0.000 description 1
Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
- F01L1/2405—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically by means of a hydraulic adjusting device located between the cylinder head and rocker arm
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F01—MACHINES OR ENGINES IN GENERAL; ENGINE PLANTS IN GENERAL; STEAM ENGINES
- F01L—CYCLICALLY OPERATING VALVES FOR MACHINES OR ENGINES
- F01L1/00—Valve-gear or valve arrangements, e.g. lift-valve gear
- F01L1/20—Adjusting or compensating clearance
- F01L1/22—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically
- F01L1/24—Adjusting or compensating clearance automatically, e.g. mechanically by fluid means, e.g. hydraulically
- F01L1/245—Hydraulic tappets
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Valve-Gear Or Valve Arrangements (AREA)
Description
【発明の詳細な説明】
〔産業上の利用分野〕
本発明は、水平対向形エンジンにみられるよう
にOHC型動弁機構を構成するラツシユアジヤス
タが、バルブと共に水平状態に配置される場合に
おいて、そのラツシユアジヤスタからのオイル抜
けを防止する装置に関する。
にOHC型動弁機構を構成するラツシユアジヤス
タが、バルブと共に水平状態に配置される場合に
おいて、そのラツシユアジヤスタからのオイル抜
けを防止する装置に関する。
OHC型動弁機構として、バルブを開閉動作す
るロツカアームの片方の端が、油圧式のラツシユ
アジヤスタによつて支えられ、そのロツカアーム
の中間にカムを摺接させた形式のものが知られて
いる。
るロツカアームの片方の端が、油圧式のラツシユ
アジヤスタによつて支えられ、そのロツカアーム
の中間にカムを摺接させた形式のものが知られて
いる。
この形式のOHC型動弁機構では、上述のラツ
シユアジヤスタのボデイとプランジヤ内にオイル
が収容され、プランジヤが油圧により下らないよ
うに保持されてピポットの役目を果し、カムの回
転によるロツカアームのリフト動作でバルブが開
閉動作される。これにより、摺動部分がないこと
から騒音の発生が抑制され、またバルブ駆動系に
クリアランスが生じている場合、アジヤスタスプ
リングでプランジヤが押し出され、これと同時に
逆止弁が開かれて、プランジヤ内のオイルがボデ
イ内の圧力室内に補填されて常にバルブクリアラ
ンスを零に保つように調整される。この結果、バ
ルブクリアランスの調整が自動的に行われ、温度
に起因したバルブの伸縮によつて生じるバルブク
リアランスの変動、さらには摩耗によるバルブク
リアランスの変化もラツシユアジヤスタで吸収さ
れる特徴を有する。
シユアジヤスタのボデイとプランジヤ内にオイル
が収容され、プランジヤが油圧により下らないよ
うに保持されてピポットの役目を果し、カムの回
転によるロツカアームのリフト動作でバルブが開
閉動作される。これにより、摺動部分がないこと
から騒音の発生が抑制され、またバルブ駆動系に
クリアランスが生じている場合、アジヤスタスプ
リングでプランジヤが押し出され、これと同時に
逆止弁が開かれて、プランジヤ内のオイルがボデ
イ内の圧力室内に補填されて常にバルブクリアラ
ンスを零に保つように調整される。この結果、バ
ルブクリアランスの調整が自動的に行われ、温度
に起因したバルブの伸縮によつて生じるバルブク
リアランスの変動、さらには摩耗によるバルブク
リアランスの変化もラツシユアジヤスタで吸収さ
れる特徴を有する。
ところで、上述のような形態のOHC型動弁機
構を水平対向形エンジンに適用する場合、バルブ
が水平に設置される関係から、ラツシユアジヤス
タも、そのバルブと同様に水平に設置されること
になる。そのため、エンジン停止時に、ラツシユ
アジヤスタ内のプランジヤ摺動部の間〓等を通じ
て大気側との間に空気の流通が起ると、これに起
因してプランジヤ内の油室内に収容されているオ
イルが、メインオイル通路を介して低位置側に向
け流動する現象が起る。その結果、プランジヤ内
の油室内からオイルが流出して大気に連通した状
態となり、油室内のオイルが抜け、油室内に空気
が吸い込まれる。
構を水平対向形エンジンに適用する場合、バルブ
が水平に設置される関係から、ラツシユアジヤス
タも、そのバルブと同様に水平に設置されること
になる。そのため、エンジン停止時に、ラツシユ
アジヤスタ内のプランジヤ摺動部の間〓等を通じ
て大気側との間に空気の流通が起ると、これに起
因してプランジヤ内の油室内に収容されているオ
イルが、メインオイル通路を介して低位置側に向
け流動する現象が起る。その結果、プランジヤ内
の油室内からオイルが流出して大気に連通した状
態となり、油室内のオイルが抜け、油室内に空気
が吸い込まれる。
この状態からエンジンを再起動させると、油室
内やアジヤスタボデイ内の圧力室に空気を吸い込
んでいるため、所定の油圧を発生させることがで
きず、正常のバルブリフトが不可能になる。また
この状態では、カムとロツカアームとの衝突が激
しくなり、衝撃音となつて不快感を与えるばかり
でなく、構成部材の損耗ひいては耐久性を劣化さ
せる原因となる等の問題点があつた。
内やアジヤスタボデイ内の圧力室に空気を吸い込
んでいるため、所定の油圧を発生させることがで
きず、正常のバルブリフトが不可能になる。また
この状態では、カムとロツカアームとの衝突が激
しくなり、衝撃音となつて不快感を与えるばかり
でなく、構成部材の損耗ひいては耐久性を劣化さ
せる原因となる等の問題点があつた。
なおラツシユアジヤスタに関する先行技術とし
ては、例えば、米国特許第4184464号明細書に記
載のものが知られている。これはエンジン作動中
のオイル抜けに関する手段として開発されたもの
であり、本発明が課題とするプランジヤの油室内
からのオイル抜け防止に適用することはできな
い。
ては、例えば、米国特許第4184464号明細書に記
載のものが知られている。これはエンジン作動中
のオイル抜けに関する手段として開発されたもの
であり、本発明が課題とするプランジヤの油室内
からのオイル抜け防止に適用することはできな
い。
そこで、本発明は、上述のようなオイル抜けの
問題を解消し、エンジンの作動を長時間停止した
場合にあつてもラツシユアジヤスタの油室内に所
定量のオイルを確保することを可能としたオイル
抜け防止装置を提供することを目的とする。
問題を解消し、エンジンの作動を長時間停止した
場合にあつてもラツシユアジヤスタの油室内に所
定量のオイルを確保することを可能としたオイル
抜け防止装置を提供することを目的とする。
本発明のオイル抜け防止装置は、その目的を達
成するため、 シリンダが水平に向き合つて配列された水平対
向形エンジンの燃焼室頂部に、バルブおよびラツ
シユアジヤスタが水平に配置され、そのバルブの
ステムエンドと、ラツシユアジヤスタ内に挿入さ
れているプランジヤの端部との間に跨つてロツカ
アームが装架され、該ロツカアームにカムを摺接
させた動弁機構において、 上記ラツシユアジヤスタのアジヤスタボデイ外
周部に、その外周部を囲むよう凹設されたオイル
溜りを形成し、 該オイル溜りと前記プランジヤの内部に形成さ
れた油室とを、アジヤスタボデイ周壁の下部に開
口された第１の油孔とプランジヤの周壁部に開口
された第２の油孔とを介して連通状態とし、且つ
上記オイル溜りを、上記第１の油孔よりも上方位
置においてエンジン本体側のメインオイル通路と
連通させ、オイル溜りに溜つたオイルにより上記
第１の油孔が閉塞されることを特徴とする。
成するため、 シリンダが水平に向き合つて配列された水平対
向形エンジンの燃焼室頂部に、バルブおよびラツ
シユアジヤスタが水平に配置され、そのバルブの
ステムエンドと、ラツシユアジヤスタ内に挿入さ
れているプランジヤの端部との間に跨つてロツカ
アームが装架され、該ロツカアームにカムを摺接
させた動弁機構において、 上記ラツシユアジヤスタのアジヤスタボデイ外
周部に、その外周部を囲むよう凹設されたオイル
溜りを形成し、 該オイル溜りと前記プランジヤの内部に形成さ
れた油室とを、アジヤスタボデイ周壁の下部に開
口された第１の油孔とプランジヤの周壁部に開口
された第２の油孔とを介して連通状態とし、且つ
上記オイル溜りを、上記第１の油孔よりも上方位
置においてエンジン本体側のメインオイル通路と
連通させ、オイル溜りに溜つたオイルにより上記
第１の油孔が閉塞されることを特徴とする。
このような構成によると、エンジン停止時にお
いて、ラツシユアジヤスタ内のプランジヤ摺動部
の間〓等を通じて大気側との間に空気の流通が起
り、これに起因してオイルの流動が起つても、メ
インオイル通路より上方のオイル溜り内に滞留す
るオイルのみが、メインオイル通路を介して外部
へ流出するのみで、メインオイル通路の開口部よ
りも下方のオイル溜り内に滞留するオイルは、流
出することなくその位置に残留する。
いて、ラツシユアジヤスタ内のプランジヤ摺動部
の間〓等を通じて大気側との間に空気の流通が起
り、これに起因してオイルの流動が起つても、メ
インオイル通路より上方のオイル溜り内に滞留す
るオイルのみが、メインオイル通路を介して外部
へ流出するのみで、メインオイル通路の開口部よ
りも下方のオイル溜り内に滞留するオイルは、流
出することなくその位置に残留する。
その結果、プランジヤの油室に連通している油
孔が、この残留オイル内に臨むことになり、その
残留オイルによつて油孔が閉塞され、密封状態と
なつた油室に所定量のオイルが確保されてオイル
抜けが防止される。
孔が、この残留オイル内に臨むことになり、その
残留オイルによつて油孔が閉塞され、密封状態と
なつた油室に所定量のオイルが確保されてオイル
抜けが防止される。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施例を
説明する。
説明する。
本発明が適用されるOHC型動弁機構は第１図
にその概略が示されるように、水平対向形エンジ
ンの燃焼室頂部（シリンダヘツドの頂部）にバル
ブ１が水平に設置され、このバルブ１と平行する
ようにラツシユアジヤスタ４がシリンダヘツド頂
部に水平に配設される。上記バルブ１は、バルブ
ステムに固定したスプリング受け２とシリンダヘ
ツド頂部との間にバルブスプリング３が介装され
ていて常時、バルブ１が閉じる方向に付勢されて
いる。
にその概略が示されるように、水平対向形エンジ
ンの燃焼室頂部（シリンダヘツドの頂部）にバル
ブ１が水平に設置され、このバルブ１と平行する
ようにラツシユアジヤスタ４がシリンダヘツド頂
部に水平に配設される。上記バルブ１は、バルブ
ステムに固定したスプリング受け２とシリンダヘ
ツド頂部との間にバルブスプリング３が介装され
ていて常時、バルブ１が閉じる方向に付勢されて
いる。
上記バルブ１のステムエンド１ａと、ラツシユ
アジヤスタ４のアジヤスタボデイ５内に挿入され
ているプランジヤ６の端部との間に、その両者を
跨ぐようにロツカアーム７が装架され、そのロツ
カアーム７には、ほぼ中間部の位置にカム８が摺
接されている。
アジヤスタ４のアジヤスタボデイ５内に挿入され
ているプランジヤ６の端部との間に、その両者を
跨ぐようにロツカアーム７が装架され、そのロツ
カアーム７には、ほぼ中間部の位置にカム８が摺
接されている。
ラツシユアジヤスタ４は、第２図および第３図
で詳細に図示されているように、有底筒形のアジ
ヤスタボデイ５をシリンダヘツド頂部９側に水平
に固定している。このアジヤスタボデイ５の外周
部には、そのアジヤスタボデイ５の周囲を取り囲
むように凹設されたオイル溜り１０ａが環状に形
成されており、このオイル溜り１０ａに連通する
第１の油孔１１が、アジヤスタボデイ５の周壁部
の下方位置に穿設されている。
で詳細に図示されているように、有底筒形のアジ
ヤスタボデイ５をシリンダヘツド頂部９側に水平
に固定している。このアジヤスタボデイ５の外周
部には、そのアジヤスタボデイ５の周囲を取り囲
むように凹設されたオイル溜り１０ａが環状に形
成されており、このオイル溜り１０ａに連通する
第１の油孔１１が、アジヤスタボデイ５の周壁部
の下方位置に穿設されている。
上記オイル溜り１０ａは、第３図に示されてい
るように上記第１の油孔１１の開口位置よりも上
方位置で、シリンダヘツドに開口されたメインオ
イル通路１０と連通されている。
るように上記第１の油孔１１の開口位置よりも上
方位置で、シリンダヘツドに開口されたメインオ
イル通路１０と連通されている。
またプランジヤ６の内部には、油室１２が設け
られている。この油室１２は、プランジヤ６の先
端ピポット部と反対側の底部に設けられた逆止弁
１３を介して、アジヤスタボデイ５の底部側の圧
力室１４に連通している。この圧力室１４内に
は、プランジヤ６を押し出す方向に付勢するアジ
ヤスタスプリング１５が設けられている。更に、
プランジヤ６の周壁部には、前記アジヤスタボデ
イ５の周壁下部に開口された第１の油孔１１と連
通する第２の油孔１６が穿設されてあり、これら
の第１および第２の油孔１１，１６を介して前記
オイル溜り１０ａが油室１２と連通状態になつて
いる。
られている。この油室１２は、プランジヤ６の先
端ピポット部と反対側の底部に設けられた逆止弁
１３を介して、アジヤスタボデイ５の底部側の圧
力室１４に連通している。この圧力室１４内に
は、プランジヤ６を押し出す方向に付勢するアジ
ヤスタスプリング１５が設けられている。更に、
プランジヤ６の周壁部には、前記アジヤスタボデ
イ５の周壁下部に開口された第１の油孔１１と連
通する第２の油孔１６が穿設されてあり、これら
の第１および第２の油孔１１，１６を介して前記
オイル溜り１０ａが油室１２と連通状態になつて
いる。
次いで、このオイル抜け防止装置の動作を説明
する。
する。
エンジン作動中は、メインオイル通路１０から
オイル溜り１０ａ、第１の油孔１１、第２の油孔
１６を経てプランジヤ６内の油室１２にオイルが
流入している。そしてこの油室１２のオイルは、
逆止弁１３を介して圧力室１４内にも注入され、
そこに充満している。
オイル溜り１０ａ、第１の油孔１１、第２の油孔
１６を経てプランジヤ６内の油室１２にオイルが
流入している。そしてこの油室１２のオイルは、
逆止弁１３を介して圧力室１４内にも注入され、
そこに充満している。
そして、カム８の回転によつて、リフト動作が
行われると、ロツカアーム７を介してバルブ１が
押され、開弁状態となる。このときバルブ駆動系
にクリアランスが生じている場合、アジヤスタス
プリング１５でプランジヤ６が押し出され、これ
と同時に逆止弁１３が開かれて、油室１２内のオ
イルが圧力室１４内に補填されて常にバルブクリ
アランスが零に保たれるように調整される。また
カム８の回転によりロツカアーム７が押され、ラ
ツシユアジヤスタ４のプランジヤ６が押圧される
と、逆止弁１３が閉じ、圧力室１４内の油圧が急
激に上ることで、この油圧の圧力を介してプラン
ジヤ６の先端がピポットの役目を果し、ロツカア
ーム７によりバルブ１が押し開かれるように開弁
動作する。
行われると、ロツカアーム７を介してバルブ１が
押され、開弁状態となる。このときバルブ駆動系
にクリアランスが生じている場合、アジヤスタス
プリング１５でプランジヤ６が押し出され、これ
と同時に逆止弁１３が開かれて、油室１２内のオ
イルが圧力室１４内に補填されて常にバルブクリ
アランスが零に保たれるように調整される。また
カム８の回転によりロツカアーム７が押され、ラ
ツシユアジヤスタ４のプランジヤ６が押圧される
と、逆止弁１３が閉じ、圧力室１４内の油圧が急
激に上ることで、この油圧の圧力を介してプラン
ジヤ６の先端がピポットの役目を果し、ロツカア
ーム７によりバルブ１が押し開かれるように開弁
動作する。
エンジンが停止した状態にあつては、ラツシユ
アジヤスタ４内に挿入されたプランジヤ６の摺動
部間〓等を通じて大気側との間に空気の流通が起
り、これに起因して、オイル溜り１０ａおよびメ
インオイル通路１０内にオイルの流動が起り、オ
イルが低位置側へ流動する限象が起る。
アジヤスタ４内に挿入されたプランジヤ６の摺動
部間〓等を通じて大気側との間に空気の流通が起
り、これに起因して、オイル溜り１０ａおよびメ
インオイル通路１０内にオイルの流動が起り、オ
イルが低位置側へ流動する限象が起る。
この場合、オイル溜り１０ａは、油室１２内へ
通じる油孔１１，１６のうち、その第１の油孔１
１がアジヤスタボデイ５の周壁下部に開口されて
おり、またこの第１の油孔１１よりも上方位置に
おいてオイル溜り１０ａがメインオイル通路１０
と連通された構成であるから、オイル溜り１０ａ
内に滞留するオイルは、そのメインオイル通路１
０と連通する開口部位置よりも、上方に滞留する
オイルのみが流出するようになり、メインオイル
通路１０との連通開口部よりも下方に滞留するオ
イルは、流出することなく第３図に示されるよう
にオイル溜り１０ａ内の底部に残留する。
通じる油孔１１，１６のうち、その第１の油孔１
１がアジヤスタボデイ５の周壁下部に開口されて
おり、またこの第１の油孔１１よりも上方位置に
おいてオイル溜り１０ａがメインオイル通路１０
と連通された構成であるから、オイル溜り１０ａ
内に滞留するオイルは、そのメインオイル通路１
０と連通する開口部位置よりも、上方に滞留する
オイルのみが流出するようになり、メインオイル
通路１０との連通開口部よりも下方に滞留するオ
イルは、流出することなく第３図に示されるよう
にオイル溜り１０ａ内の底部に残留する。
この結果、プランジヤ６の油室１２に通じる最
外側の第１の油孔１１は、アジヤスタボデイ５の
周壁下部に設けられており、しかもオイル溜り１
０ａに対するメインオイル通路１０の連通開口部
よりも下方に位置しているため、オイル溜り１０
ａの残留オイルによつてその油孔１１が塞がれ、
油室１２が密封された状態となる。そのため、油
室１２内のオイルは、オイル溜り１０ａを介して
メインオイル通路１０側へ流出する現象が阻止さ
れ、油室１２内に所定量のオイルが確保されるよ
うになる。
外側の第１の油孔１１は、アジヤスタボデイ５の
周壁下部に設けられており、しかもオイル溜り１
０ａに対するメインオイル通路１０の連通開口部
よりも下方に位置しているため、オイル溜り１０
ａの残留オイルによつてその油孔１１が塞がれ、
油室１２が密封された状態となる。そのため、油
室１２内のオイルは、オイル溜り１０ａを介して
メインオイル通路１０側へ流出する現象が阻止さ
れ、油室１２内に所定量のオイルが確保されるよ
うになる。
よつてエンジン停止状態から、エンジンを再始
動させる場合、プランジヤ６の油室１２から圧力
室１４にオイルのみが吸い込まれ、空気を巻き込
むことがないから、起動の初期段階より部材の衝
撃等を生じることなく、正常な動作が行われる。
動させる場合、プランジヤ６の油室１２から圧力
室１４にオイルのみが吸い込まれ、空気を巻き込
むことがないから、起動の初期段階より部材の衝
撃等を生じることなく、正常な動作が行われる。
本発明は、以上に説明したように、ラツシユア
ジヤスタのアジヤスタボデイ外周部に形成したオ
イル溜り内に残留するオイルによつて、プランジ
ヤ内の油室に通じる油孔が閉塞される構成を採用
しているため、エンジンを長期間にわたつて停止
した場合にあつても、オイル抜けが生じことがな
く、ラツシユアジヤスタの油室に常に所定量のオ
イルが確保される。そのため、エンジンの再起動
時に、ラツシユアジヤスタが初期段階から正常状
態で起動し、オイル抜けに伴う構成部材の衝撃等
に起因した種々の不具合が解消され、ラツシユア
ジヤスタ自体の耐久性も向上する等の効果が得ら
れる。
ジヤスタのアジヤスタボデイ外周部に形成したオ
イル溜り内に残留するオイルによつて、プランジ
ヤ内の油室に通じる油孔が閉塞される構成を採用
しているため、エンジンを長期間にわたつて停止
した場合にあつても、オイル抜けが生じことがな
く、ラツシユアジヤスタの油室に常に所定量のオ
イルが確保される。そのため、エンジンの再起動
時に、ラツシユアジヤスタが初期段階から正常状
態で起動し、オイル抜けに伴う構成部材の衝撃等
に起因した種々の不具合が解消され、ラツシユア
ジヤスタ自体の耐久性も向上する等の効果が得ら
れる。
第１図は本発明が適用される動弁機構を示した
概略図、第２図は該動弁機構に組み込まれるラツ
シユアジヤスタの一例を示した断面図、第３図は
第２図の−断面図である。 １……バルブ、１ａ……ステムエンド、４……
ラツシユアジヤスタ、５……アジヤスタボデイ、
６……プランジヤ、７……ロツカアーム、８……
カム、１０……メインオイル通路、１０ａ……オ
イル溜り、１１……第１の油孔、１６……第２の
油孔、１２……油室。
概略図、第２図は該動弁機構に組み込まれるラツ
シユアジヤスタの一例を示した断面図、第３図は
第２図の−断面図である。 １……バルブ、１ａ……ステムエンド、４……
ラツシユアジヤスタ、５……アジヤスタボデイ、
６……プランジヤ、７……ロツカアーム、８……
カム、１０……メインオイル通路、１０ａ……オ
イル溜り、１１……第１の油孔、１６……第２の
油孔、１２……油室。
Claims (1)
- 【特許請求の範囲】 １ シリンダが水平に向き合つて配列された水平
対向形エンジンの燃焼室頂部に、バルブおよびラ
ツシユアジヤスタが水平に配置され、そのバルブ
のステムエンドと、ラツシユアジヤスタ内に挿入
されているプランジヤの端部との間に跨つてロツ
カアームが装架され、該ロツカアームにカムを摺
接させた動弁機構において、 上記ラツシユアジヤスタのアジヤスタボデイ外
周部に、その外周部を囲むよう凹設されたオイル
溜りを形成し、 該オイル溜りと前記プランジヤの内部に形成さ
れた油室とを、アジヤスタボデイ周壁の下部に開
口された第１の油孔とプランジヤの周壁部に開口
された第２の油孔とを介して連通状態とし、且つ
上記オイル溜りを、上記第１の油孔よりも上方位
置においてエンジン本体側のメインオイル通路と
連通させ、オイル溜りに溜つたオイルにより上記
第１の油孔が閉塞されることを特徴とするラツシ
ユ・アジヤスタのオイル抜け防止装置。
Priority Applications (5)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56100329A JPS582405A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | ラツシユ・アジヤスタのオイル抜け防止装置 |
| US06/390,155 US4470382A (en) | 1981-06-26 | 1982-06-21 | Valve lash adjuster for an internal combustion engine |
| DE3223834A DE3223834C2 (de) | 1981-06-26 | 1982-06-25 | Hydraulische Ventilspiel-Ausgleichseinrichtung für eine Brennkraftmaschine |
| GB08218484A GB2104176B (en) | 1981-06-26 | 1982-06-25 | A valve backlash adjuster for an internal combustion engine |
| FR8211189A FR2508543A1 (fr) | 1981-06-26 | 1982-06-25 | Dispositif de reglage de jeu de soupape pour moteur a combustion interne |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP56100329A JPS582405A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | ラツシユ・アジヤスタのオイル抜け防止装置 |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPS582405A JPS582405A (ja) | 1983-01-08 |
| JPH0232446B2 true JPH0232446B2 (ja) | 1990-07-20 |
Family
ID=14271113
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP56100329A Granted JPS582405A (ja) | 1981-06-26 | 1981-06-26 | ラツシユ・アジヤスタのオイル抜け防止装置 |
Country Status (5)
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