JPH0231917Y2 - - Google Patents

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JPH0231917Y2
JPH0231917Y2 JP1983119349U JP11934983U JPH0231917Y2 JP H0231917 Y2 JPH0231917 Y2 JP H0231917Y2 JP 1983119349 U JP1983119349 U JP 1983119349U JP 11934983 U JP11934983 U JP 11934983U JP H0231917 Y2 JPH0231917 Y2 JP H0231917Y2
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JP
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circuit
resistor
diode bridge
trigger
control circuit
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JP1983119349U
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Description

【考案の詳細な説明】 この考案は天井に取付けられる大型扇風機など
において使用されるモータの回転数をサイリスタ
を使用して制御するようにしたモータ回転数制御
回路に関する。
この種のモータは、通常、回転軸受部にグリス
を塗布し、回転摩擦の減少と内部への塵埃の侵入
を防止している。モータの回転数はモータに供給
される電力の大きさ、すなわちサイリスタの導通
角によつて決定されるため、使用するモータの用
途に応じてその導通角の大きさを適正に可変抵抗
などで設定するようにしている。しかしながら、
このようなグリスを使用したモータでは、サイリ
スタの導通角を適正に設定しないと電源オン時に
モータが起動できなくなる場合が生じてくる。例
えばサイリスタの導通角を回転数が比較的低速に
なるように設定し、しかもその状態が常温以上の
温度で維持されるようにしておいた場合、周囲温
度の非常に低いときに電源スイツチをオンする
と、グリスによる摩擦抵抗が非常に大きくなつて
いるために、予め設定された導通角ではその抵抗
に打ち勝つに十分なトルクを形成できなくなる場
合が生じてくる。
そこで、例えば実公昭54−36528号に示されて
いるように、電源投入直後の一定時間だけサーミ
スタの導通角を強制的に大きくして起動トルクを
増大させるようにすることが考えられる。
ところが、回転軸とグリスとの摩擦抵抗はグリ
スの粘性係数により定まり、この粘性係数はグリ
スの温度すなわち周囲温度によつて大きく変化す
る。したがつて周囲温度によつて最適な起動トル
クも異なつてくる。また、上記公報にも示されて
いるように従来のモータ回転数制御回路は配線を
簡便にするために、モータに対して直列にダイオ
ードブリツジによる整流回路を接続し、その整流
回路の出力に制御回路および場合によつてはこれ
とともにサイリスタを接続している。このため、
ダイオードブリツジに直接モータ電流が流れ、制
御回路にも比較的高電圧が印加されることにな
り、電圧電流容量の大きな回路となつていた。
この考案の目的は、上記の決定を解消し、電源
オン後一定時間だけ周囲温度に応じてサイリスタ
の導通角を強制的に大きくして適正な起動トルク
を得られるようにするとともに、回路全体の電圧
電流容量を小さくして小型軽量化できるようにし
たモータ回転数制御回路を提供することにある。
以下、この考案の実施例を図面を参照して説明
する。第1図はこの考案の実施例である大型扇風
機用モータの回転数制御回路の回路図である。
商用電源ACにはモータM、電源スイツチSW、
双方向性サイリスタであるトライアツクQ1が直
列に接続されている。商用電源電圧は抵抗R1で
降圧されてダイオードブリツジD1に印加され
る。ダイオードブリツジD1の整流出力はトリガ
制御回路A、CR時定数回路Bおよびタイマ回路
Cに供給されている。また、上記トライアツクQ
1のゲートには抵抗R2とコンデンサC2からな
るトリガ回路Dが接続されていて、コンデンサ
C2の充電電荷は、ダイオードブリツジD1の整
流出力端子が低インピーダンスとなつたときトラ
イアツクQ1のゲートに供給するトリガパルスと
なる。
前記CR時定数回路は充電用コンデンサC3、
抵抗R5および可変抵抗VRを有し、可変抵抗
VRで上記トライアツクQ1の導通角を決定す
る。
前記トリガ制御回路AはトランジスタQ2,Q
3、抵抗R3,R4、正特性サーミスタSMおよ
び抵抗R3に並例に接続されたツエナーダイオー
ドZDで構成され、トランジスタQ2のベース電
位(P点の電位)がトランジスタQ2のエミツタ
電位より0.7V以下になつたときにトランジスタ
Q3をオンし、ダイオードブリツジD1の整流出
力端子を短絡する。P点の電位は、ツエナー電流
が流れていないとき抵抗R3,R4および正特性
サーミスタSMの直列回路によつて決定される抵
抗分圧比で定まり、ツエナー電流が流れていると
きにはダイオードブリツジD1の整流出力電圧と
ツエナー電圧との代数和で定まり、P点の電位と
トランジスタQ2のエミツタ電位との関係、すな
わちトランジスタQ2,Q3がオンする導通角
は、上記P点の電位とCR時定数回路Bのコンデ
ンサC3に充電される電位との関係によつて定ま
つてくる。すなわち、トランジスタQ2,Q3が
オンする導通角は、各半サイクルにおいて、P点
の電位よりもコンデンサC3の充電電位がトラン
ジスタQ2のベース−エミツタ間およびダイオー
ドD2の順方向降下電圧以上になつたときであ
る。したがつて可変抵抗VRの設定位置を変える
ことによつて、上記トランジスタQ3の導通角を
可変することができる。なお、ツエナーダイオー
ドZDおよびサーミスタSMの動作については後述
する。
上記タイマ回路Cは、PUTQ4,抵抗R7〜
R9およびコンデンサC4,C5で構成される公
知の回路である。PUTQ4のゲート電位は、コ
ンデンサC4と抵抗R9の充電回路の作用によつ
て電源スイツチをオンした直後は高電位にあり、
コンデンサC4への充電が進行するに従つて低電
位になつていく。したがつてPUTQ4は電源ス
イツチSWのオン後、コンデンサC4と抵抗R9
によつて決定される一定時間を経過したときにオ
ンする。
上記PUTQ4のアノード端子はダイオードD
4を介してCR時定数回路BのコンデンサC3に
接続されている。このためコンデンサC3への充
電電流はPUTQ4がオフ状態にあるときとオン
状態にあるときとでその大きさが異なつてくる。
すなわち、PUTQ4がオフ状態にあるときには
コンデンサC3への充電電流は可変抵抗VRおよ
び抵抗R5を流れる電流i1と抵抗R7およびダ
イオードD4を流れる電流i2との合成電流とな
るが、PUTQ4がオンしているときには電流i
1だけとなる。このため、PUTQ4がオフして
いるときのトランジスタQ2のエミツタ電位の上
昇率は、PUTQ4がオンしているときの上昇率
よりも相対的に大きい。すなわち電源スイツチ
SWのオン後一定時間が経過するまではトランジ
スタQ3の導通時間が可変抵抗VRの設定状態に
かかわらず小さく設定されることになる。
上記トリガ制御回路AのトランジスタQ3がオ
ンすると、ダイオードブリツジD1の整流出力端
子は短絡状態となるために、上記トリガ回路Dの
コンデンサC2に充電されていた電荷はトリガパ
ルスとしてトライアツクQ1のゲートに与えられ
る。なお、ダイオードブリツジD1の整流出力端
子が短絡状態になつたときには半サイクルがはじ
まつてからそれまでにコンデンサC2に充電され
ていた電荷でトリガパルスが形成されるのである
が、抵抗R1を介して直接流入する電流は小さい
ために、その電流だけでトライアツクQ1をオン
することができないようになつている。第2図
A,Bは起動時、通常回転時各々のトライアツク
Q1の導通角を示している。同図Aの起動時の導
通角θ1は通常回転時の導通角θ2よりも大きく
設定されている。したがつて電源スイツチSWを
オンしてからしばらくの間はトライアツクQ1の
導通角が強制的に大きく設定され、その後可変抵
抗VRで設定される導通角に制御されることにな
る。
上記トリガ制御回路Aのツエナーダイオード
ZDは電圧補償回路を構成し、抵抗R3の両端電
圧がツエナー電圧を越えたときにその両端の電圧
をツエナー電圧に規制する。抵抗R3の両端の電
圧がツエナー電圧を越えようとする範囲は、ダイ
オードブリツジD1の出力電圧が一定の大きさ以
上になつたときであるが、電源電圧が変動すると
この範囲においてその変動分が抵抗R4とサーミ
スタSMの直列回路の両端にだけ現れるようにな
る。このため電源電圧が変動すると、抵抗R3の
両端の電圧がツエナー電圧を越えようとする範囲
において、P点の電位が大きく変動し、その変動
に応じてトランジスタQ3の導通時間も変わつて
くる。すなわち、電源電圧が大きくなると抵抗R
3の両端電圧がツエナー電圧を越えようとする範
囲において、P点の電位が電源電圧の変動率以上
の率で大きくなりトランジスタQ3の導通タイミ
ングが遅くなる。反対に電源電圧が低下すれば上
記の範囲において、その変動率以上の率でP点の
電位が低下し、トランジスタQ3の導通タイミン
グが早くなる。トランジスタQ3の導通タイミン
グが遅くなればトライアツクQ1の導通角は小さ
くなるから、結局電源電圧の上昇による回転数の
上昇が抑制される。またトランジスタQ3の導通
タイミングが早くなればトライアツクQ1の導通
角は大きくなるから、電源電圧の低下による回転
数の減少を防止することになる。このようにして
抵抗R3の両端にツエナーダイオードZDを接続
することにより、電源電圧変動に基づく回転数の
変動を防止することができる。
上記トリガ制御回路Aの正特性サーミスタSM
は温度補償回路を構成し、上記ツエナーダイオー
ドZDが電源電圧の変動を補償するのと同様の作
用によつて温度変化に対する補償を行う。すなわ
ち、周囲温度が上昇すると、その正特性によつて
P点の電位が上昇するためにトランジスタQ3の
導通タイミングが遅くなり、トライアツクQ1の
導通角を小さくする。反対に周囲温度が低下する
と、P点の電位は低下するためトランジスタQ3
の導通タイミングを早くし、トライアツクQ1の
導通角を大きくする。このように、周囲温度が高
くなつたときにトライアツクQ1の導通角を小さ
くし、周囲温度が低くなつたときにトライアツク
Q1の導通角を大きくすることによつて低温のた
めグリスが硬化しているときの回転数の減少を防
止し、また高温のためグリスが柔らかすぎるとき
の回転数の上昇を防止することができる。
以上のようにこの考案によれば、電源スイツチ
投入後しばらくの間双方向性サイリスタの導通角
を大きくするため、起動時の周囲温度が低温であ
つてもグリスとの摩擦に十分に打ち勝つだけの回
転トルクを出力することができ、確実な起動を実
現することができるとともに、トルク不足による
モータの発熱、巻線の焼損などをも防止すること
ができる。しかも周囲温度に応じて適正な起動ト
ルクが発生するため、高温時における起動時の急
激な回転を防止することができる。さらにダイオ
ードブリツジおよびダイオードブリツジの出力に
接続されている回路の電圧電流容量を小さくする
ことができ、これにより装置を容易に小型軽量化
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図はこの考案の実施例である大型扇風機用
モータの回転数制御回路の回路図である。第2図
A,Bは導通角を示す図である。 Q1……トライアツク(双方向性サイリスタ)、
Q3……トランジスタ(スイツチング素子)、A
……トリガ制御回路、B……CR時定数回路、C
……タイマ回路、D……トリガ回路。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 モータに直列に双方向性サイリスタQ1を接続
    し、このサイリスタQ1のゲート電流の流れる主
    端子とゲート端子間にトリガ回路用抵抗R2を接
    続し、前記サイリスタQ1のゲートと抵抗R1が
    直列接続された一方の入力電源側間にダイオード
    ブリツジD1の入力を接続し、さらに、このダイ
    オードブリツジD1の前記一方の入力電源側と前
    記主端子間にトリガ回路用コンデンサC2を接続
    して、このコンデンサC2と前記抵抗R2とでト
    リガ回路を構成し、このダイオードブリツジD1
    の出力間に、 コンデンサと抵抗の直列回路からなるCR時定
    数回路Bと、 サーミスタを含み、温度上昇に伴い分圧出力電
    圧が増大する抵抗分圧回路と、この抵抗分圧回路
    出力に対して前記CR時定数回路の出力電圧が一
    定値を越える条件で導通して前記ダイオードブリ
    ツジ出力間を低インピーダンスにするスイツチン
    グ素子からなるトリガ制御回路Aと、 電源オン時に起動され、電源オン後一定時間前
    記CR時定数回路の時定数を小さくして前記スイ
    ツチング素子の導通タイミングを早くするタイマ
    回路Cと、を設けたことを特徴とするモータ回転
    数制御回路。
JP11934983U 1983-07-29 1983-07-29 モ−タ回転数制御回路 Granted JPS6028494U (ja)

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JP11934983U JPS6028494U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 モ−タ回転数制御回路

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JP11934983U JPS6028494U (ja) 1983-07-29 1983-07-29 モ−タ回転数制御回路

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JPS6028494U JPS6028494U (ja) 1985-02-26
JPH0231917Y2 true JPH0231917Y2 (ja) 1990-08-29

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10408258B2 (en) 2014-01-24 2019-09-10 Man Energy Solutions Se Tilting segment for a shaft bearing device, and shaft bearing device

Citations (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5436528U (ja) * 1977-08-13 1979-03-09

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JPS5436528U (ja) * 1977-08-13 1979-03-09

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US10408258B2 (en) 2014-01-24 2019-09-10 Man Energy Solutions Se Tilting segment for a shaft bearing device, and shaft bearing device

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Publication number Publication date
JPS6028494U (ja) 1985-02-26

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