JPH0231798Y2 - - Google Patents

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JPH0231798Y2
JPH0231798Y2 JP16723085U JP16723085U JPH0231798Y2 JP H0231798 Y2 JPH0231798 Y2 JP H0231798Y2 JP 16723085 U JP16723085 U JP 16723085U JP 16723085 U JP16723085 U JP 16723085U JP H0231798 Y2 JPH0231798 Y2 JP H0231798Y2
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conductors
ceramic
conductor
ceramic sheets
sheets
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 この考案は、導体や抵抗体が印刷されたセラミ
ツクシートが、多層に積層されたセラミツク多層
配線基板に関する。
〔従来の技術〕
セラミツク多層配線基板の一般的な構造を第2
図により説明すると、セラミツクシート1,1…
が多層に積層されると共に、これらの間にコンデ
ンサ部3等を形成する内部電極や配線パターン等
の層間導体2,2…が印刷されている。また、最
外層のセラミツクシート1,1の表面にボンデイ
ングランドや配線パターン等の外部導体4,4…
が印刷され、一部の外部導体4,4の上に抵抗体
5等が印刷されている。そして、これら層間導体
2,2…や外部導体4,4…は、スルーホール導
体6,6…を介して他の層の層間導体2,2…や
外部導体4,4…に接続されている。
上記層間導体2,2…やスルーホール導体6,
6…は、予め未焼結のセラミツクシート1,1…
に導電ペーストを用いて印刷または充填され、セ
ラミツクシート1,1…を積層した後、その焼成
時に焼き付けられる。このため、セラミツクシー
ト1,1…を酸化雰囲気で焼成するときは、上記
導体として貴金属系のものを使用する必要があ
る。しかも、今日では、材料費の低減等を目的と
して、Cu等の卑金属導体を使用し、セラミツク
シート1,1…を非酸化雰囲気中で焼成すること
が一般的になつている。
ところが、厚膜法によつて抵抗体を形成するの
に使用されているRuO2を主成分とする抵抗ペー
ストは、酸化雰囲気中で焼きつける必要がある。
このため、卑金属導体を使用した従来のセラミツ
ク多層配線基板では、導体の酸化を防止すること
を目的として、上記外部導体4,4…の表面に
Au等の貴金属メツキ7,7…を施した後に、抵
抗ペーストを塗布して焼き付けるという手段がと
られていた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
しかし、外部導体4,4…に貴金属メツキを施
すときは、予め外部電極4,4の表面にNiメツ
キを施した上に、貴金属メツキ7,7…を施さな
ければならず、製造工程が複雑となる。このた
め、材料のコストメリツトが製造工程のコストデ
メリツト分で減殺され、トータルなコストメリツ
トが小さくなる。
この考案は、従来の卑金属導体を使用したセラ
ミツク多層配線基板における上記の問題を解決す
るためになされたもので、外部導体への貴金属メ
ツキ工程を省くことができ、しかも確実な導体間
接続が実現できるセラミツク多層配線基板を提供
することを目的とする。
〔問題を解決するための手段〕
この考案の構成を第1図の符号を引用しながら
説明すると、この考案によるセラミツク多層配線
基板では、積層されたセラミツクシート11a,
11a…,11b,11b間の層間導体12,1
2…及び中間層のセラミツクシート11a,11
a…のスルーホール導体16a,16a…が何れ
もCu系導体からなつている。また、少なくとも
最外層のセラミツクシート11b,11bのスル
ーホール導体16b,16b…がNi系導体から
なつている。さらに、最外層のセラミツクシート
11b,11bの表面に設けられた外部導体1
4,14…は、貴金属系導体からなり、この外部
導体14,14…が上記Ni系導体からなるスル
ーホール導体16b,16b…を覆つている。
〔作用〕
上記セラミツク多層配線基板では、Cu系導体
やNi系導体等の卑金属導体で形成された層間導
体12,12…や中間層のスルーホール導体16
a,16a…,16b,16bが貴金属導体で形
成された外部導体14,14…で覆われているた
め、RuO2を主体とする抵抗ペーストを使用して、
抵抗体15を焼き付ける際に、上記卑金属導体が
酸化されない。そして、上記外部導体14,14
…は、貴金属ペーストを使用し、通常のスクリー
ン印刷法等によつてセラミツクシート11b,1
1bの表面に印刷して設けることができ、従来の
ようなメツキ工程を必要としない。
さらに、層間導体12,12…やスルーホール
導体16a,16a…等のCu系導体と、外部導
体14,14…を形成する貴金属導体が、スルー
ホール導体16b,16b…を形成するNi系導
体で接続さるため、貴金属導体とNi系導体及び
Cu系導体とNi系導体とのいわゆる合金反応によ
つて、これら異種導体間に良好な電気的接続状態
が形成できる。
〔実施例〕
次に、第1図を参照しながら、この考案の実施
例について説明する。
Al2O3等を主体とするセラミツクシート11
a,11a…,11b,11bが多層に積層さ
れ、これら各層間に、Cu系導体を用いて、コン
デンサ部13を形成する内部電極や配線パターン
等の層間導体12,12…が形成されている。ま
た、最外層のセラミツクシート11b,11b…
の表面には、Pd−Ag等の貴金属導体を使用し
て、ボンデイングランドや配線パターン等の外部
導体14,14…が形成されている。さらに、一
部の外部導体14,14の間に、抵抗体15が設
けられている。
これら各々のセラミツクシート11a,11a
…,11b,11bにスルーホールが穿孔され、
これらにスルーホール導体16a,16a…,1
6b,16b…が充填されている。このうち、中
間層のセラミツクシート11a,11a…,のス
ルーホール導体16a,16a…は、Cu系導体
で形成され、最外層のセラミツクシート11b,
11bのスルーホール導体16b,16b…のみ
がNi系導体で形成されている。
このようなセラミツク多層配線基板は、常法に
よつて製造することができる。即ち、まず、中間
層となる厚み200μm程度の未焼結セラミツクシ
ート11a,11a…に、Cu系ペーストを使用
して層間導体12,12…を印刷する。これと同
時に、上記シート11a,11a…のスルーホー
ルにCu系ペーストを充填し、スルーホール導体
16a,16a…を形成する。また、最外層とな
る未焼結セラミツクシート11b,11bに、貴
金属ペーストを使用して外部導体14,14…を
印刷すると共に、これらシート11b,11bの
スルーホールに、Niペーストを充填し、スルー
ホール導体16b,16bを形成する。
次いで、これら未焼結セラミツクシート11
a,11a…,11b,11bに120℃前後の温
度を10分程与えて乾燥した後、これらを所定の順
序で積層して圧着し、所定の形状に裁断する。そ
の後、この積層体を600℃前後の温度で仮焼きし、
続いて2%のH2ガスを含むN2ガス雰囲気で、
1000℃前後の温度下に2時間程置き、焼成する。
これによつて、上記のようなセラミツク多層配線
基板が得られる。
なお、この方法で実際に製造されたセラミツク
多層配線基板を温度850℃の空気中に5回通した
ところ、その前後の配線抵抗値に変化は見られな
かつた。
〔考案の効果〕
以上説明した通り、この考案のセラミツク多層
基板では、外部導体14,14へのメツキ工程を
省くことができると共に、主に導体としてCu系
導体やNi系導体等の卑金属導体が使用できる。
このため、材料及び製造工程両面のコストメリツ
トが共に得られ、トータルなコストメリツトの高
いセラミツク多層基板が得られる。
しかも、貴金属導体とCu系導体との間に、Ni
系導体を介在させることにより、電気的接続状態
の良好なセラミツク多層配線基板が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この考案の実施例を示すセラミツク
多層配線基板の縦断面概念図、第2図は、セラミ
ツク多層配線基板の従来例を示す縦断面概念図で
ある。 11a……中間層のセラミツクシート、11b
……最外層のセラミツクシート、12……層間導
体、14……外部導体、16a……中間層のスル
ーホール導体、16b……最外層のスルーホール
導体。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 導体や抵抗体等が印刷されたセラミツクシート
    が、多層に積層されたセラミツク多層配線基板に
    おいて、セラミツクシート11a,11a…,1
    1b,11b間の層間導体12,12…及び中間
    層のセラミツクシート11a,11a…のスルー
    ホール導体16a,16a…がCu系導体で形成
    され、少なくとも最外層のセラミツクシート11
    b,11bのスルーホール導体16b,16b…
    がNi系導体で形成され、最外層のセラミツクシ
    ート11b,11bの表面に設けられた外部導体
    14,14…が貴金属系導体で形成され、同シー
    ト11b,11bのスルーホール導体16b,1
    6b…が上記外部導体14,14…で覆われてい
    ることを特徴とするセラミツク多層配線基板。
JP16723085U 1985-10-30 1985-10-30 Expired JPH0231798Y2 (ja)

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JP16723085U JPH0231798Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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JP16723085U JPH0231798Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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Publication Number Publication Date
JPS6274366U JPS6274366U (ja) 1987-05-13
JPH0231798Y2 true JPH0231798Y2 (ja) 1990-08-28

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JP16723085U Expired JPH0231798Y2 (ja) 1985-10-30 1985-10-30

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