JPH0231798A - 洗濯機 - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 （産業上の利用分野） 本発明は、タブと、このタブ中に給水するためのソレノ
イド弁と、排水管と、放出管と、ポンプと、前記のタブ
側で前記の排水管の口に位置するフラップ型とするのが
好ましい洗剤節約用の弁とを具える洗濯機に関するもの
である。本発明は更に洗濯機に用いるのに適した制御装
置にも関するものである。

（従来の技術） 洗濯機を始動させると、排水管及び放出管内に存在する
水頭（ウォーターヘッド）によりフラップ弁に及ぼされ
る圧力による影響でこのフラップ弁を閉じうるようにす
る方法はしばしば知られている。この弁を閉じるのは、
洗剤のタブ内への供給中この洗剤が部分的に排水管及び
ポンプ中に流れ出るのを防止するためであるということ
が知られている。従って、洗濯機を始動する際、弁を閉
じその状態を保つのに充分な水頭を排水管及び放出管中
に生せしめる必要がある。必要な水頭を得るためにポン
プをパルス的に動作させる種々の制御装置が従来設計さ
れ構成されている。特にこれらの制御装置では抵抗値が
その温度の関数として直接変化する抵抗、すなわちＰＴ
Ｃを用いており、この抵抗の電気抵抗値は低温度で無視
でき、高温度で高くなり、この高温度は電流をＰＴＣ自
体に流すことにより得ている。このような制御装置のあ
るものでは、タイマ及び圧力スイッチと直列に接続され
たソレノイド弁と並列のＰＴＣを用いている。

洗濯機を始動させると、制御装置がＰＴＣによってポン
プに作用してこのポンプを短期間（例えば５〜１５秒）
動作させ、前の洗濯後に洗濯機内に残っている水を放出
管内に供給する。ＰＴＣがこれを流れる電流により加熱
されると、その抵抗値は極めて高くなり、ソレノイド弁
が接続されている分岐回路に電流が流れるようになり、
このソレノイド弁により、圧力スイッチにより決定され
る水位までタブ中に給水する。この際、ソレノイド弁の
両端間に電圧降下を生ぜしめ、ポンプの両端間の電圧が
最終的にこのポンプを動作せしめるには低すぎるように
する。ポンプ動作が終了すると、放出管中に存在する水
がタブの方向に向って流れ、フラップ弁を閉じる。これ
により生じた水頭がフラップ弁に作用してこのフラップ
弁を閉じた状態に保つ。この方法には種りの利点（フラ
ップ弁動作が実際的に良好に行なわれ、回路を廉価に極
めて簡単に構成しうる）がある。

（発明が解決しようとする課題） しかし上述した方法には重大な欠点がある。すなわち、
洗濯機が洗濯段階中に停止せしめられると、その次の再
始動がＰＴＣの冷却状態（従ってＰＴＣの低抵抗状態）
で行なわれ、その結果電流がこのＰＴＣを流れてポンプ
を動作させ、弁が開き、タブ中に存在する水及び洗剤が
排出される。

上述した回路の種々の変形例も提案されているが、これ
らのいずれにも上述した欠点がある。

本発明の目的は、抵抗値が抵抗の温度に応じて変化する
当該抵抗を有するも、既知の装置におけるこのような抵
抗に関連する欠点を有さないポンプ制御装置を具える洗
濯機を提供せんとするにある。

（課題を解決するための手段） 本発明は、タブと、このタブ中に給水するためのソレノ
イド弁と、排水管と、放出管と、ポンプと、前記のタブ
側で前記の排水管の口に位置するフラップ型とするのが
好ましい洗剤節約用の弁とを具える洗濯機であって、こ
の洗濯機が更に、前記のポンプをパルス動作させて前記
の排水管中に前記の弁を閉じうる水頭を生ぜしめる制御
装置を具え、この制御装置は抵抗値がその温度の関数と
して直接変化する可変抵抗を有し、この可変抵抗は前記
のソレノイド弁と並列に且つ前記のポンプと直列に接続
され、前記の制御装置は更に前記のポンプをパルス動作
させるために、電流が流れた際に熱を放出し可変の前記
の抵抗と熱結合されている熱放出手段を有しており、該
熱放出手段は前記の可変抵抗の温度を比較的高く保って
洗濯機の始動に続く動作段階中前記の可変抵抗の抵抗値
を比較的高く維持するようになっていることを特徴とす
る。

（実施例） 以下図面につき説明するに、第１図は本発明による洗濯
機の正面を断面で示し、第２図はこの洗濯機に用いる電
気回路を示す。この洗濯機１００において、タブ（槽）
１０４の排水管１０３の口に位置する既知のフラップ弁
或いはボール弁或いはその他の弁１０２を閉じるポンプ
１０１用の制御装置を全体として符号１で示し７である
。この制御装置は第２図に示すように、抵抗値が抵抗の
温度に応じて変化するＰＴＣとして知られてた当該抵抗
２を有し、この抵抗はタブ１０４中への給水を制御する
ソレノイド弁３と並列に接続されている。このＰＴＣか
らノード５に分岐゛４が延在し、このノード５にはソレ
ノ・イド弁３から分岐６が接続されている。またこのノ
ードから排水ポンプ１０１のモータ８に分岐７が延在し
ている。この分岐７が一方の電圧位相をモータ８に与え
、他方の電圧位相はこのモータがライン１０から直接取
り入れる。

１’ＴＣはノード１２から延在する分岐１１に接続され
、このノード１２には分岐回路１３と所定の抵抗値の抵
抗１４が接続されている。この抵抗１４は前記のライン
１０の電圧位相とは逆の電圧位相を有するライン１５に
も接続されている。回路分岐１３はノード１６に接続さ
れ、このノードにはソレノイド弁３が分岐１７を介して
接続されている。

前記のノード１６には既知の圧力スイッチ１８が接続さ
れ、この圧力スイッチはライン１５に直接接続されたス
イッチ２０にも接続されている。このスイッチ２０は適
切な制御カムが設けられた通常のタイマ２１によって動
作せしめられる。

このタイマ２１は、ライン１５に接続され且つ分岐２３
を介してノード５に従ってポンプ１０１のモータ８に接
続された他のスイッチ２２をも動作させる。

タイマ２１はスイッチ２２を閉じることにより制御装置
１を側路し、洗濯機１００の通常の動作段階中ポンプ１
０１を直接動作せしめろるようにする。

今、洗濯機ｌＯＯを始動せしめる必要があるものとする
。水及び洗剤をタブ１０４に供給する（洗剤はドロワー
１０６からパイプ１０５を経てタブに達する）前に、タ
ブ１０４側の排水管１０３の口にあるフラップ弁等１０
２を閉じる必要がある。この動作はスイッチ２０により
制御装置１に電流を供給することにより達成する。これ
により電流信号が圧力スイッチ１８を通る（この圧力ス
イッチの接点はタブ１０４内の水位が不充分である限り
閉じている）。

この仮定状態（洗濯機は直前に動作していない）では、
ＰＴＣ２は°“冷却“状態にあり、実際上ソレノイド弁
３の抵抗値に比べて無視しうる抵抗値を有する。従って
ＰＴＣは実際上短絡のように動作する。この理由で、圧
力スイッチ１８によりライン１５から取出す電流信号ｖ
１は分岐１３を通ってノード１２に達し、スイッチ１８
．２０により短絡された抵抗１４には電流信号が流れな
い。この電流信号ｖ、３−ｖ１はノード１２からＰＴＣ
２に達し、このＰＴＣ２を通ってノード５に達し、ポン
プ１０１のモータ８に一方の電圧位相を与える。このモ
ータはその他方の電圧位相をライン１０から得て動作し
、従ってポンプ１０１がタブ１０４の排水管１０３内に
存在する水やタブ自体の中に存在すればその水も放出管
１０７中に供給する。この放出管１０７は、洗濯中水が
タブ１０４内で達しうる水位よりも高いレベルに位置す
る拡張室１０７′を有するのが好ましい。

ＰＴＣ２は電流信号Ｖ、が通過することにより加熱し、
従ってその電気抵抗値が増大する。従って、このＰＴＣ
２がある特性温度に達しこれを越えると、このＰＴＣ２
の電気抵抗値はポンプ１０１を動作状態に保つのに充分
な電流を流さない値となり、ポンプ１０１が停止する。

しかしソレノイド弁３はまだ動作しない。その理由は、
この際ソレノイド弁の両端間に存在する電圧はこのソレ
ノイド弁を附勢するのに不充分である為である。

従ってポンプ１０１のこの動作段階復水は放出管１０７
及び拡張室１０７′から、ポンプ１０１によって移動せ
しめられた方向とは逆の方向に移動し、弁１０２を閉じ
る。この際前記の放出管１０７および排水管１０３中に
存在する水頭（ウォーターへ・ンド）によって弁１０２
は閉じたままに保たれる。ある時点でＰＴＣ２はその抵
抗値が掻めて高い値に上昇する温度に達し、ＰＴＣが接
続されている回路分岐を遮断する。この時点から信号Ｖ
、がソレノイド弁３への分岐を流れ、このソレノイド弁
３が動作して圧カスインチ１８によって制御される所定
の水位までタブ１０４中に給水する。

信号Ｖ、がソレノイド弁３を流れることによりこのソレ
ノイド弁自体の両端間に電圧降下を生せしめる為、ソレ
ノイド弁３から分岐６を経てノード５に達する信号ｖ４
は、ポンプ１０１のモータ８の両端間にこのポンプ１０
１を動作せしめるのＧこ充分な電圧を与えるには小さす
ぎる。

水がタブ１０４中で所要の水位に達すると、タイマ２１
のスイッチ２０が開放してソレノイド弁３への電流を遮
断する。

しかし、この時点では電流信号ｖ２がライン１５から抵
抗１４に流れ、これにより抵抗１４を加熱する。

ＰＴＣ２はこの抵抗１４と接触しており、抵抗１４によ
り生ぜしめられた熱によりＰＴＣの温度を保ち、このＰ
ＴＣの電気抵抗値を比較的高く保つ。従って、電流信号
ｖ２はＰＴＣを流れず、ポンプ１０１は動作しえない。

その代りこの信号ν２は分岐１３を経てソレノイド弁３
に流れる。しかし、ソレノイド弁３の両端間の電圧（こ
の電圧は適切な大きさとした抵抗１４の両端間の電圧降
下の結果として得られる）は比較的小さい為、ソレノイ
ド弁３を動作せしめることができず、従ってこのソレノ
イド弁は不作動状態に維持される。

上述した結果たとえ洗濯段階中ユーザが洗濯機をスイッ
チ・オフさせその短時間後にこの洗濯機を再始動させた
としても、ポンプ１０１は動作しない。その理由は、電
流が流れている抵抗１４は、ＰＴＣ２を暖状態に保ち、
このＰＴＣ２を流れてポンプ１０１を動作させる電流を
阻止するような温度になっている為である。

洗濯段階後タイマ２１が接点２０を開く。

第３図は第２図につき前述した抵抗１４及びＰＴＣ２間
の接続の実際例を示す。この第３図では第２図の部品に
相当する部品に第２図と同じ符号を付しである。本発明
によって構成した洗濯機１００は、（例えば他の洗濯物
を洗濯のためにタブ中に入れるために）洗濯機を停止さ
せ、続いて再始動させた場合、従来の洗濯機では生じて
いたような洗剤の消失を防止する。

更に、洗濯機のポンプ制御装置は構成するのが簡単で且
つ低価格となる。

【図面の簡単な説明】

第１図は、本発明による洗濯機を正面から見た断面図、 第２図は、第１図の洗濯機に用いる電気回路の一例を示
す線図、 第３図は、第２図の電気回路の一部を詳細に示す線図で
ある。 １・・・制御装置　　　　　２・・・抵抗３・・・ソレ
ノイド弁　　　８・・・モータ１８・・・圧力スイッチ
　　　２０．２２・・・スイ・ノチ２１・・・タイマ　
　　　　　１００・・・洗濯機時 許 ・・・ポンプ ・・・排水管 ・・・パイプ ・・・拡張室 出 願 人 １０２・・・弁 １０４・・・タブ １０７・・・放出管 ウィールプール・インチルナチオナル・ベー・ヴ工一

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、タブ（１０４）と、このタブ中に給水するためのソ
   レノイド弁（３）と、排水管（１０３）と、放出管（１
   ０７）と、ポンプ（１０１）と、前記のタブ（１０４）
   側で前記の排水管（１０３）の口に位置するフラップ型
   とするのが好ましい洗剤節約用の弁（１０２）とを具え
   る洗濯機であって、この洗濯機（１００）が更に、前記
   のポンプ（１０１）をパルス動作させて前記の排水管（
   １０３）中に前記の弁（１０２）を閉じうる水頭を生ぜ
   しめる制御装置（１）を具え、この制御装置（１）は抵
   抗値がその温度の関数として直接変化する可変抵抗（２
   ）を有し、この可変抵抗は前記のソレノイド弁（３）と
   並列に且つ前記のポンプ（１０１）と直列に接続され、
   前記の制御装置（１）は更に前記のポンプ（１）をパル
   ス動作させるために、電流が流れた際に熱を放出し可変
   の前記の抵抗と熱結合されている熱放出手段（１４）を
   有しており、該熱放出手段（１４）は前記の可変抵抗（
   ２）の温度を比較的高く保って洗濯機（１００）の始動
   に続く動作段階中前記の可変抵抗（２）の抵抗値を比較
   的高く維持するようになっていることを特徴とする洗濯
   機。 ２、請求項１に記載の洗濯機において、前記の熱放出手
   段が抵抗（１４）であることを特徴とする洗濯機。 ３、請求項２に記載の洗濯機において、抵抗値が温度の
   関数として直接変化する前記の可変抵抗（２）と接触す
   る前記の抵抗（１４）は給電ライン（１５）に接続され
   且つタイマ（２１）のスイッチ（２０）と並列に接続さ
   れ、このスイッチ（２０）は圧力スイッチ（１８）と直
   列になっていることを特徴とする洗濯機。 ４、請求項３に記載の洗濯機において、熱放出用の前記
   の抵抗（１４）はノード（１２）に接続され、このノー
   ドには前記の可変抵抗（２）が分岐（１１）により接続
   され、前記のノード（１２）から分岐（１３）が延在し
   、この分岐（１３）はノード（１６）で終端し、このノ
   ード（１６）には前記の圧力スイッチ（１８）とソレノ
   イド弁（３）とが接続されていることを特徴とする洗濯
   機。 ５、請求項１〜４のいずれか一項に記載の洗濯機に用い
   るのに適した制御装置。