JPH0231306Y2 - - Google Patents

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JPH0231306Y2
JPH0231306Y2 JP1984061228U JP6122884U JPH0231306Y2 JP H0231306 Y2 JPH0231306 Y2 JP H0231306Y2 JP 1984061228 U JP1984061228 U JP 1984061228U JP 6122884 U JP6122884 U JP 6122884U JP H0231306 Y2 JPH0231306 Y2 JP H0231306Y2
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JP
Japan
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back door
main body
opening
closed
door glass
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JP1984061228U
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Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案は、自動車のバツクドア構造の改良に関
する。
(従来技術) 従来、自動車のバツクドア構造としては、第8
図に示す如く、バン型自動車の車体1の後部開口
部2に、上部がヒンジ(不図示)を介して車体1
に開閉自在に取付けられたバツクドア本体3が設
けられるとともに、該バツクドア本体3の上部開
口4の外面側に、上部がヒンジ5,5を介してバ
ツクドア本体3に開閉自在に取付けられたバツク
ドアガラス6が設けられて構成されたものが提案
されている(実開昭58−22313号公報参照)。
ところで、上記従来の構造では、車体1のフロ
ア7上に積み込まれた小物の荷物等は、バツクド
アガラス6のみを開いて出し入れすることは困難
であり、また、バツクドア本体3により車体の後
部開口部2全体が大きく開かれると、車室内のエ
アコンデイシヨンが著しく変化してその復元に長
時間を要するのみならず、バツクドア本体3の閉
時に車室内圧力が急激に変化するので乗員に不快
感を与えるという問題があつた。
このような従来技術の問題点を解決するため
に、本出願人は、基本的にはバツクドアガラスを
自動車の後部開口部とバツクドア本体との間に開
閉自在に配置して、バツクドアガラスを閉じたま
までバツクドア本体のみを開閉できるようにした
自動車のバツクドア構造を提案した。
(考案の目的) 本考案は上記のような自動車のバツクドア構造
の改善に係るものであつて、バツクドア本体の閉
時に、バツクドアガラスとバツクドア本体の相対
変位を規制することにより、バツクドアガラスと
バツクドア本体との間のシール性の向上、及びド
アロツク機構のスムースかつ確実なロツク作用を
確保することを目的とするものである。
(考案の構成) このため本考案は、上記のような自動車のバツ
クドア構造において、バツクドア本体の閉時にバ
ツクドア本体と重なり合うバツクドアガラスの下
端部に、係合部を設け、該係合部に対向する位置
のバツクドア本体に係止部を形成し、上記バツク
ドア本体の閉時、該係止部が上記係合部に係合し
て、バツクドアガラスとバツクドア本体の相対変
位が規制されるように構成したものである。
(考案の効果) 本考案によれば、バツクドア本体の閉時にバツ
クドアガラスの係合部に、バツクドア本体の係止
部が係合するようになるから、バツクドアガラス
とバツクドア本体との相対変位が規制されるよう
になり、バツクドアガラスとバツクドア本体との
間のシール性を向上させるとともに、バツクドア
本体を車体にロツクするドアロツク機構のロツク
作用がスムースかつ確実に行なえるようになる。
(実施例) 第1図に示すように、ハツチバツク型自動車の
車体10の後部は、後部座席11上方のルーフパ
ネル部12から斜め後下方へ傾斜したウインド部
13と、該ウインド部13から後方へ略水平に伸
長したトランク部14とから構成され、ウインド
部13とトランク部14とにまたがつて後部開口
部15が形成されている。
バツクドア本体16は、上記ウインド部13と
トランク部14とに沿つて後部開口部15を閉じ
るように大略L字状に形成されるとともに、ウイ
ンド部13に対応する上部には横長長方形状の上
部開口17が形成されている。
該バツクドア本体16は、第2図に示すよう
に、上端部16aの内面にボルト・ナツト18で
取付けられたヒンジブラケツト19が、車体10
のルーフパネル部12の後端部12aの上面前側
にボルト・ナツト20で取付けられたヒンジブラ
ケツト21にヒンジ軸22で連結されていて、こ
れらのヒンジ機構19,21,22を介して上下
揺動させることにより、後部開口部15が開閉さ
れるようになる。
また、上記バツクドア本体16の上部開口17
より僅かに大きく形成されたバツクドアガラス2
4は、車体10の後部開口部15とバツクドア本
体16との間で、上部開口17を内面側から覆う
位置に配置されている。
該バツクドアガラス24は、第2図に示すよう
に、上縁部24aに挟着されたヒンジブラケツト
25が、車体10のルーフパネル部12の後端部
12aの上面後側にボルト・ナツト26で取付け
られたヒンジブラケツト27にヒンジ軸28で連
結されていて、これらのヒンジ機構25,27,
28を介して上下揺動させることにより、後部開
口部15のウインド部13側が開閉されるように
なる。
従つて、バツクドア本体16による後部開口部
15の開閉操作時は、バツクドアガラス24によ
り、ウインド部13側が閉じられているので、ト
ランク部14側のみが開閉される一方、バツクド
ア本体16が開き位置に保持された状態で、バツ
クドアガラス24を開閉操作すると、後部開口部
15のトランク部14側が開かれたままでウイン
ド部13側が開閉される。つまり、後部開口部1
5全体が開閉される。
一方、第3図にも示すように、上記車体10の
ルーフパネル部12の後端部12a、ウインド部
13及びトランク部14には、環状の凹部15b
が形成されていて、該凹部15bの外周側に、車
体10とバツクドア本体16の内面との間をシー
ルする環状のシール部材30が嵌着されるととも
に、ルーフパネル部12の後端部12aとウイン
ド部13に対応する凹部15bの内周側に、車体
10とバツクドアガラス24の内面との間をシー
ルするシール部材31が嵌着されている。
また、バツクドア本体16の上部開口17の内
縁部には、第2図及び第3図に示すように、該上
部開口17とバツクドアガラス24の上面との間
をシールするシール部材32が嵌着されている。
上記車体10のウインド部13の凹部15b内
には、バツクドア本体16用のステーダンパー3
6が収納される。なお、必要に応じて設けられる
バツクドアガラス24用のステーダンパー37を
収納することもできる。
第5図及び第6図に示すように、バツクドアガ
ラス24の下端部24aは、バツクドア本体16
の上部開口17の下縁部より下方に伸長され、バ
ツクドア本体16と重なり合うようになつてい
て、該バツクドアガラス24の下端部24aの上
面には、逆U字状の突起部(ウエツジ)51が形
成されたウエツジメール52がラバーシール53
を介して当てがわれ、下面にはセツトプレート5
4がラバーシール55を介して当てがわれ、ウエ
ツジメール52のボルト56,56を、ラバーシ
ール53、バツクドアガラス24、ラバーシール
55、セツトプレート54の各小孔を挿通させ、
セツトプレート54の下面からナツト57,57
により締結するようになつている。
そして、このウエツジメール52の突起部51
に対向するバツクドア本体16の内面には、下向
きに開口したウエツジフイメール58がボルト5
9で締結され、該ウエツジフイメール58の内部
には、ウエツジメール52の突起部51を下方か
ら受け合つて突起部51の幅方向の位置を規制す
る凹部材(タブテール)60がスプリング61で
下向きに付勢されて設けられる。
なお、ウエツジメール52の突起部51は、バ
ツクドアガラス開時の取手として利用できるの
で、開き操作が容易に行える。
一方、第4図に示すように、バツクドア本体1
6の開閉に連動してバツクドアガラス25を開閉
することができる連動機構を採用することができ
る。
即ち、長溝40aを有するリンク部材40を設
け、該リンク部材40の上端部をバツクドア本体
16の上部開口17の内面にヒンジピン41で枢
着する一方、上記バツクドアガラス24の側縁
に、ラバーを介してブラケツト43aを挟着し、
該ブラケツト43aと一体のブラケツト43bの
ガイドピン44を上記リンク部材40の長溝40
aに嵌合して構成する。
そして、長溝40aを所定の長さに設定してお
けば、バツクドア本体16を所定の角度まで開い
た位置で長溝40aの下端がガイドピン44に当
接し、その後、バツクドア本体16の開き操作に
追従して、ガイドピン44を介してバツクドアガ
ラス24が開かれるようになる。
また、バツクドア本体16を閉じてゆくと、バ
ツクドア本体16の閉じ操作に伴つてバツクドア
ガラス24が閉じられ、その後、リンク部材40
の長溝40aがガイドピン44でガイドされ、バ
ツクドア本体16のシール部材32がバツクドア
ガラス24の上面に当接して、バツクドア本体1
6が閉じられるようになる。
上記のように自動車のバツクドアを構成すれ
ば、今、バツクドア本体16が閉じられた状態か
ら、バツクドア本体16を上方へ所定の角度まで
開き操作すると、ウインド部13側の後部開口部
15がバツクドアガラス24により閉じられた状
態で、トランク部14側の後部開口部15のみが
開かれる。
このバツクドア本体16の開き操作により、ト
ランク部14のフロア上に積み込まれた小物の荷
物の出し入れが容易に行なえる。なお、バツクド
アガラス24は後部開口部15のウインド部13
側を閉じている。
そして荷物等の出し入れが終つた後、バツクド
ア本体16を閉じ操作すると、バツクドア本体1
6の後部に設けられたロツク機構48(第1図参
照)が、車体10のトランク部14に設けられた
ロツク金具(不図示)に係合する直前に、バツク
ドア本体16のウエツジフイメール58の凹部材
60が、バツクドアガラス24のウエツジメール
52の突起部51に嵌合してゆくので、バツクド
ア本体16の幅方向位置が修正されるため、バツ
クドア本体16のロツク機構48が、車体10の
トランク部14のロツク金具にスムースかつ確実
に係合するようになる。
また、ウエツジメール52とウエツジフイメー
ル58とにより、バツクドア本体16とバツクド
アガラス24の幅方向の相対移動が抑制されるの
で、バツクドアガラス24の上面に当接されるこ
とにより、バツクドアガラス24とバツクドア本
体16との間をシールするシール部材32のシー
ル性が向上されるとともに、走行振動にともなう
移動による相互接触に起因する異音の発生も防止
される。
一方、バツクドア本体16を上方へ所定の角度
まで開き操作して、後部開口部15のトランク部
14側が開かれた後、さらにバツクドア本体16
を上方へ開き操作すると、リンク部材40の長溝
40aの下端がガイドピン44に当接し、バツク
ドア本体16の開き操作に追従して、バツクドア
ガラス24が開かれ、ウインド部13側の後部開
口部15も開かれる。
このバツクドア本体16の開き操作により、後
部開口部15全体が開かれるので、トランク部1
4のフロア上に積み込まれた大型の荷物の出し入
れも容易に行なえる。
そして、荷物等の出し入れが終つた後、バツク
ドア本体16を閉じ操作すると、バツクドア本体
16の閉じ操作に伴つて、バツクドアガラス24
が閉じられ、その後、バツクドア本体16のシー
ル部材32がバツクドアガラス24の上面に当接
してバツクドア本体16が閉じられるとともに、
上述と同様にして、バツクドア本体16のロツク
機構48が車体10のトランク部14のロツク金
具に係合して、車体10に対してロツクされる。
第7図はウエツジフイメール58の変形例を示
し、第6図の凹部材60とスプリング61に代え
て、ウエツジフイメール58の内部に、左右一対
の舌片部62a,62aを形成した弾性材の凹部
材(ガイドシユー)62を設け、ウエツジメール
52の突起部51をこの舌片部62a,62aで
挾持するようにしたものである。この構成であれ
ば、ウエツジフイメール58の内部構造が簡素化
される。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案に係る自動車のバツクドア構造
の斜視図、第2図は第1図の−断面図、第3
図は第1図の−断面図、第4図はバツクドア
本体とバツクドアガラスの連動機構を示す斜視
図、第5図は第1図の−断面図、第6図は第
5図の−断面図、第7図はウエツジフイメー
ルの変形例を示す分解斜視図、第8図は従来の自
動車のバツクドア構造を示す斜視図である。 10……車体、12……ルーフパネル部、13
……ウインド部、14……トランク部、15……
後部開口部、16……バツクドア本体、17……
上部開口、19,21……ヒンジブラケツト、2
4……バツクドアガラス、25,27……ヒンジ
ブラケツト、51……突起部、52……ウエツジ
メール、58……ウエツジフイメール、60,6
2……凹部材。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 自動車の後部開口部に配設されるバツクドアの
    構造であつて、 該後部開口部の上縁部にヒンジ機構を介して取
    付けられ、上部に開口を有し、該後部開口部の開
    閉を行うバツクドア本体と、 該バツクドア本体と上記後部開口部との間でバ
    ツクドア本体の上部開口を覆う位置に配設され、
    上部に設けたヒンジ機構を介して上記バツクドア
    本体とは独立して開閉するものであつて、バツク
    ドア本体が開かれているときのみ開にすることが
    可能となるように構成されたバツクドアガラスと
    を備える一方、上記バツクドア本体の閉時にバツ
    クドア本体と重なり合うバツクドアガラスの下端
    部に係合部が設けられ、該係合部に対向する位置
    のバツクドア本体には、係止部が形成されてお
    り、上記バツクドア本体の閉時、該係止部が上記
    係合部に係合して、バツクドアガラスとバツクド
    ア本体の相対変位が規制されるようにしたことを
    特徴とする自動車のバツクドア構造。
JP1984061228U 1984-04-24 1984-04-24 自動車のバツクドア構造 Granted JPS60171741U (ja)

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JPS60171741U JPS60171741U (ja) 1985-11-14
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