JPH02311760A - 超音波検査装置 - Google Patents

超音波検査装置

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JPH02311760A
JPH02311760A JP1132545A JP13254589A JPH02311760A JP H02311760 A JPH02311760 A JP H02311760A JP 1132545 A JP1132545 A JP 1132545A JP 13254589 A JP13254589 A JP 13254589A JP H02311760 A JPH02311760 A JP H02311760A
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JP
Japan
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array
circuit
output
flip
input
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Pending
Application number
JP1132545A
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English (en)
Inventor
Yoshihiko Takishita
芳彦 瀧下
Mikio Aratama
新玉 幹夫
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JFE Steel Corp
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Original Assignee
Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Kawasaki Steel Corp
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Filing date
Publication date
Application filed by Hitachi Construction Machinery Co Ltd, Kawasaki Steel Corp filed Critical Hitachi Construction Machinery Co Ltd
Priority to JP1132545A priority Critical patent/JPH02311760A/ja
Publication of JPH02311760A publication Critical patent/JPH02311760A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本発明は超音波により被検体の検査を行なう超音波検査
装置に関する。
[従来の技術] 超音波検査装置は、被検体を破壊することなくその内部
の欠陥を検出することができ、多くの分野において用い
られている。被検体内部の欠陥の有無は、被検体の所定
の範囲についてチェックされることが多く、その場合に
は、被検体表面の上記範囲を探触子から放射される超音
波で走査して検査が実施される。この探触子として、圧
電素子を多数−列に配列して構成されるアレイ探触子が
実用化されている。以下、このようなアレイ探触子を用
いた超音波検査装置について説明する。
第5図は従来の超音波検査装置のスキャナ部の斜視図、
第6図(a) 、 (b)はアレイ探触子の平面図およ
び側面図である。各図で、1は検査のための水槽、2は
水槽1に入れられた水、3は水槽1の底面に載置された
被検体である。4はスキャナを示し、以下の部材より成
る。即ち、5は水槽1を載置するスキャナ台、6はスキ
ャナ台5に固定されたフレーム、7はフレーム6に装架
されたアーム、8はアーム7に装架されたホルダ、9は
ホルダ8に装着されたボール、1oはアレイ探触子であ
る。フレーム6は図示しない機構によりアーム7をY軸
方向に駆動することができ、又、アーム7は図示しない
機構によりホルダ8をX軸方向に駆動することができ、
さらに、ホルダ8は図示しない機構によりポール9と協
働してアレイ探触子10をZ軸方向(X軸およびY軸に
直交する方向)に駆動することができる。
アレイ探触子10は多数の微小な圧電素子(以下これら
圧電素子をアレイ振動子と称する)を−列に配列した構
成を有し、その配列方向はX軸方向と一致する。各アレ
イ振動子はパルスを与えられると超音波を放射し、その
超音波の被検体3からの反射波をこれに比例した電気信
号に変換する。
第6図(a)、(b)に各アレイ振動子が符号101〜
10、、で示されている。なお、黒点はサンプリング点
を示し、YPはY軸方向のサンプリングピッチ、XPは
X軸方向のサンプリングピッチを示す。
又、APは各アレイ振動子10□〜10.相互のピッチ
を示す。11はアレイ探触子10等を収納するケースで
ある。
ここで、上記各図に示すアレイ探触子10の機能の概略
を第7図(a)、(b)を参照しながら説明する。第7
図(a)で、T工〜T、は−列に配置されたアレイ振動
子、D1〜D9は各アレイ振動子T工〜T、に接続され
た遅延素子、pは各アレイ振動子T1〜T、に入力され
るパルスである。遅延素子021D、の遅延時間(jx
s)は等しく設定されている。
同じく、遅延素子り、、 D、の遅延時間(12,)、
遅延素子D3. D、の遅延時間(t at)、遅延素
子D4゜D6の遅延時間(1,、)もそれぞれ等しく設
定されている。そして、設定された各遅延時間の関係は
、遅延素子り、の遅延時間をt、とすると次式の゛関係
にある。
jzs<t□<txt<t□<1.・・・・・・(1)
今、各遅延素子D1〜D、の遅延時間を、上記(1)式
の関係を保持しながら所定の値に設定してパルスpを入
力すると、アレイ振動子T工〜T。
から放射される超音波は上記設定された遅延時間にした
がって、アレイ振動子Ti、 T、から最も早く、又、
アレイ振動子T、から最も遅く放射される。このように
して放射された超音波は放射状に拡がって進行するが、
それら進行過程において各アレイ振動子の放射超音波の
振動の最大振幅がすべて合致する地点が生じる。第7図
(a)でこの地点が符号Fで示されている。この地点F
における超音波の大きさは他の地点の超音波の大きさに
比較して遥かに大きいので、恰も各アレイ振動子T工〜
T、からの超音波が破線に示すように地点Fに集束した
のと同じ状態となる。換言すれば、−列に配列したアレ
イ振動子からの超音波放射に適切な遅延を与えてやれば
、それらの超音波を地点Fに集束させたのと同様な状態
にすることができる。この地点Fを焦点と称する。さら
に述べると、アレイ振動子T工〜T、により、集魚Fで
集束する破線で示すような超音波ビームBが出力される
ことになる。(1)式の関係を保持しながら各遅延時間
を上記の遅延時間より小さく設定すれば、焦点Fは一点
鎖線(ビームB’)で示すようにより長い焦点F′に移
行する。したがって、各遅延素子D1〜D、の遅延時間
を調節することにより、焦点の位置を選択することが可
能となり、これを被検体3の検査に適用する場合、検査
部位の深さを選択することができる。
第7図(b)は第6図(a)、(b)に示すアレイ探触
子10の機能の説明図である。この図で、10.〜10
、は第6図(a)に示すものと同じアレイ振動子であり
、各アレイ振動子101〜10.のうち選択された所定
数のアレイ振動子に対して第7図(a)に示すような遅
延素子が順次切換接続されるようになっている0図示の
例では、まずm個のアレイ振動子10.〜10゜を選択
し、それらから放射される超音波の遅延時間を適切に設
定することにより、前述のように超音波をみかけ上1つ
の焦点に集める。この焦点が第7図(b)に符号Fい又
、みかけ上の超音波ビームが符号B□で示されている。
次に、アレイ振動子を1つずらして同じくm個のアレイ
素子10□〜10,1に対して、前回のアレイ振動子 
10□〜10.に与えた遅延時間と同一パターンの遅延
時間を与える。このときの焦点が符号F2で、超音波ビ
ームが符号B2で示されている。以下、アレイ振動子を
1つずつ順に切換えてゆき、最後にアレイ振動子10n
−+a+1〜10.を選択して、同じパターンの遅延時
間を与え、焦点F、−1+□、超音波ビームB n−m
+1を得る。このような手段により、結果的にはアレイ
探触子10によって焦点 F□〜F、−1や□までの超
音波による走査が実行されたことになる。このような走
査は電子的に高速をもって行なわれるので、以下電子走
査と称する。なお、第7図(b)で、APはアレイ振動
子ピッチ、SPはサンプリングピッチを示し、図示の場
合両者は等しい。
次に、上記アレイ探触子を用いた超音波検査装置の制御
部について説明する。この説明では、被検体の検査すべ
き範囲におけるX軸方向の長さを120閣、アレイ探触
子1oにおけるアレイ振動子数を128.アレイ振動子
ピッチを1閣、同時に励振されるアレイ振動子数を8個
とし、ビーム本数121本で被検体のX軸方向の走査を
行なう場合を例示する。第8図は上記のようなアレイ振
動子の配列図である。図で、10はアレイ探触子、10
工〜10izsはアレイ振動子、B□〜B1!□は超音
波ビームを示す。図の各アレイ振動子101〜10□□
にはそれぞれ1番〜128番の番号が付されている。1
1は制御部である。
第9図は第8図に示す制御部11のブロック図である1
図で、10はアレイ探触子を示す、、12はマイクロプ
ロセッサ、13は超音波ビームB工〜B1!、を発生さ
せる各アレイ振動子の励振を前述のように所定時間遅延
させる送信遅延回路である。送信遅延回路13は各超音
波ビームB1〜Bよ8、に対して1つだけ設けられてい
る。14はマトリクス回路、15は分配器であり、これ
らは送信遅延回路13を各超音波ビームB8〜BI、+
1に共通に使用するために設けられる。16は送受信回
路であり、アレイ探触子10の各アレイ振動子101〜
10□□に励振用のパルスを出力するとともに、それら
各アレイ振動子101〜10□□からの反射波信号を受
信する。マトリクス回路14、分配器15および送受信
回路16の構成については、それぞれ第10図、第11
図および第12図によりさらに詳細に説明する。17は
シフトレジスタ回路であり、送受信回路16を、1つの
超音波ビームを形成するために使用される8個のアレイ
振動子側′−順次接続してゆく機能を有する。18は分
配器15における入力と出力を逆にした構成の加算器、
19はマトリクス回路14と同じ構成のマトリクス回路
である。20は波形加算回路であり、マトリクス回路1
9から出力される8つの信号を1位相を一致させた後加
算する。波形加算回路20の出力は適宜処理された後、
所望の態様で表示され、これに基づいて被検体の欠陥の
有無が判断される。
次に、上記制御回路11の動作を第10図、第11図お
よび第12@を参照しながら順次説明する。
(I)送信遅延回路13およびマトリクス回路14の動
作 第10図はマトリクス回路14を中心とする回路図であ
り、第9図に示す部分と同一部分には同一符号が付しで
ある。大文字A−Hは送信遅延回路13の出力端子、小
文字a ” hは分配器15の入力端子を示す、送信遅
延回路13には第7図(a)に示すものと同じような遅
延素子が8つ備えられている。これら8つの遅延素子は
1つの超音波ビームを形成する8つのアレイ振動子に対
応する。
超音波ビームが最適位置に焦点を形成するように、マイ
クロプロセッサ12により8つの遅延素子の遅延時間が
設定された後、送信遅延回路13が励起されると、その
各出力端子A−Hからは順次遅延されたパルスが出力さ
れる。この場合、各出力端子A−Hは超音波ビームを形
成する8つのアレイ振動子の配列順に対応しており、そ
の遅延時間は端子A、Hからの出力パルスが最も短かく
、以下端子B、G、端子C,F、端子り、Eと順次長く
なる。
マトリクス回路14は一般に使用されている形態のもの
であり、送信遅延回路13からの8本の入力線、これと
交叉する8本の出力線、および交叉する入力線と出力線
とを選択的に接続するスイッチング素子(図示されてい
ない)により構成される。これらスイッチング素子は6
4個(8X 8)備えられており、マイクロプロセッサ
12によりスイッチング動作が制御される。又、上記8
本の出力線はそれぞれ分配器15の入力端子a ” h
に接続されている。
今、マイクロプロセッサ12の指令により、マトリクス
回路14における四角印が記入された部分のスイッチン
グ素子が導通状態、他が遮断状態とされると、送信遅延
回路13の出力端子A−Hは順に分配器15の入力端子
a ” hに接続される。
これにより、入力端子a、hに最短遅延時間、入力端子
d、aに最長遅延時間が設定される遅延時間の第1の組
合せができる。この第1の組合せは、超音波ビームB工
を形成するアレイ振動子10□〜108の組合せに対応
する。
次に、マイクロプロセッサ12が三角印部分のスイッチ
ング素子のみを導通状態とすると、端子A−Hは順に端
子b−h、aに接続される。したかって、端子す、aに
最短時間、端子e、fに最長時間が設定される第2の組
合せができる。この第2の組合せは、超音波ビームB2
を形成するアレイ振動子10□〜10.の組合せに対応
する。丸印部分のスイッチング素子のみを導通状態とす
ると、超音波ビームB、を形成するアレイ振動子103
〜10□。の組合せに対応する第3の組合せができる。
以下同様にして順6次スイッチング素子を作動させてゆ
くと、入力端子a ” hに第8の組合せまで形成され
、次の第9の組合せは第1の組合せと同一遅延時間の組
合せとなる。このような組合せが連続して繰返し形成さ
れてゆく。
(II)分配器15の動作 第11図は分配器15の回路構成を示す回路図である1
図で、a ” hは第10図に示すものと同じ分配器1
5の入力端子である。又、数字1〜128は分配器15
の第1番〜第128番の出力端子を示し、これの各出力
端子はアレイ振動子101〜10□□に対応する。入力
端子aに入力された遅延パルスは図示のようにこの入力
端子aに接続された第1番〜第121番の出力端子に分
配される。同じく、入力端子b−hに入力された遅延パ
ルスはそれらに接続されている図示の各出力端子にそれ
ぞれ分配される。ここで、各出力端子第1番〜第128
番は後述するように送受信回路16のパルサをトリガす
るトリガ回路に接続されており、これらトリガ回路は順
番に8つ同時に導通状態とされ、これが1つずつずらさ
れてゆく。
したがって、全出力端子のうちの連続する8つの出力端
子のみが有効に遅延トリガ信号を出力することとなり、
これを各入力端子a ” hについてみると、これらに
接続されている出力端子のうち常に1つのみが遅延トリ
ガ信号を出力することになる。
例えば、アレイ振動子10□〜10.によりビームB□
を形成する場合、第1番〜第8番の出力端子に接続され
たトリガ回路が導通状態となるので、第1番、第8番の
出力端子からは最短遅延時間のパルスが、又、第4番、
第5番の出力端子からは最長遅延時間のパルスが出力さ
れることになる。
次いで、アレイ振動子10□〜10.によりビームB、
を形成する場合、今度は第2番〜第9番の出力端子に接
続されたトリガ回路が導通状態となる。
一方、これと同時に第10図に示すマトリクス回路14
は四角印から三角印の位置のスイッチング素子へ作動が
移り、当該各スイッチング素子が導通状態となるので、
入力端子す、aに最短遅延時間のパルス、入力端子e、
fに最長遅延時間のパルスが入力される。この結果、第
2番、第9番の出力端子に最短遅延時間のパルスが、第
5番、第6番の出力端子に最長遅延時間のパルスがそれ
ぞれ出力される。
このように、各出力端子に接続されている前記トリガ回
路の導通状態が1つずつずらされてゆくと同時に、入力
端子a ” hの遅延時間も1つずつずらされてゆく。
このため、超音波ビーム形成のため用いられる8つのア
レイ振動子は常に前記(1)式の関係を保持した遅延時
間により励振されることになる。
(III)送受信回路16およびシフトレジスタ回路1
7の動作 第12図は送受信回路16を中心とする回路図である。
図で、第9図に示す部分と同一部分には同一符号が付し
である。X1〜X1□6はアンド回路。
P工〜P1゜はパルサ回路、R1〜RL!gはレシーバ
回路である。各アンド回路、各パルサ回路、各レシーバ
回路は各アレイ振動子1o工〜10□28のそれぞれに
対して1つずつ設けられている。アンド回路X1〜X1
□の一方の入力端子は分配器15の第1番〜第128番
の出力端子に接続されており、又、他方の入力端子はシ
フトレジスタ回路17の出力端子Q1〜Qt。に接続さ
れている。このアンド回路X□〜X□18は前記(n)
の分配器15の動作の説明において述べたように、パル
サ回路P□〜P1□をトリガするトリガ回路を構成する
。シフトレジスタ回路17の出力端子Q、〜QLx、は
、上記のようにアンド回路X□〜X1.に接続されると
ともに、レシーバ回路R1〜R1□にも接続される。又
、レシーバ回路R1〜R1□の出力端子は加算器18の
第1番〜第128番の対応する入力端子に接続される。
ここで、シフトレジスタ回路17の構成および動作を第
13図および第14図(a)、(b)により説明する。
第13図はシフトレジスタ回路17の回路図である。図
で、17F工〜17FIlはダイレクトプリセット機能
付り型フリップフロップ回路、17F、〜17Fxza
はD型フリップフロップ回路である。これら各フリップ
フロップ回路17F1〜17Fzisは直列接続されて
いる。PRはフリップフロップ回路17F□〜17F、
に入力されるプリセット信号、CLRは各フリップフロ
ップ回路17F1〜17Fxxsに入力されるクリア信
号。
GKは各フリップフロップ回路17Fユ〜17F1,8
に入力されるクロック信号である。
次に、上記シフトレジスタ回路17の動作を第14図(
a)、(b)に示すタイムチャートにより説明する。第
14図(a)は第13図に示すフリップフロップ回路1
7F工〜17F工、の出力のタイムチャート、第14図
(b)はフリップフロップ回路17Fxz□〜17Ft
zsの出力のタイムチャートである。第14図(a)に
示すように、まず、クリア信号CLRが低レベル(O電
圧でありrQJで表わす)とされることによりすべての
フリップフロップ回路17F工〜17F1゜がクリアさ
れる0次いで、プリセット信号PRがrQJとされるこ
とにより、フリップフロップ回路17F1〜17F。
の出力端子Q工〜Q、がすべて高レベル(「1」で表わ
す)となる、これにより、アンド回路X□〜X8の一方
の入力がすべて「1」となり、他方に入力される遅延信
号にしたがってパルサ回路P工〜P、が駆動され、ビー
ムB1が形成される1次いで、クロック信号GK、が入
力されると、フリップフロップ回路17F工の出力端子
が「0」となり、同時に、D端子が「1」となっている
フリップフロップ回路17F、の出力端子Q、が「1」
となり、パルサ回路P2〜P、が駆動されてビームB2
が形成される。同様にして1次のクロック信号CK、に
よりビームB、が形成され、以後、クロック信号CKが
入力される毎に各フリップフロップ回路の出力端子が順
次高レベル「1」にシフトされてゆく、そして、第14
図(b)に示すように、クロック信号GKLIOにより
ビームBtu□が形成されると1次のクロック信号CK
 L x□の出力後、動作は再び第14図(a)に示す
クリア信号CLHの入力に戻る。このようにして、ビー
ムB1〜BL!□が繰返し形成されてゆく。
上記超音波ビームB工が被検体に放射されると、その反
射波は各アレイ振動子101〜10.に入射されてそれ
に応じた電気信号に変換される。このようにして各アレ
イ振動子101〜10.から出力された反射波信号はそ
れぞれレシーバ回路R工〜R1で増幅された後、加算器
18の第1番〜第8番の入力端子に入力される。この場
合、各アレイ振動子10□〜10.に入射する反射波は
、当然、アレイ振動子1o工、10.への入射が最も遅
く、アレイ振動子10..10.への入射が最も早い。
したがって、加算器18の第1番、第8番の入力端子へ
入力される反射波信号が最も遅く、第4番、第5番の入
力端子へ入力される反射波信号が最も早くなる。
超音波ビームBよの形成に次いで、上述のようにシフト
レジスタ回路17の出力は1つシフトされ、出力端子Q
2〜Q、からパルスが出力され、一方、分配器15の出
力端子に現れる遅延パルスの遅延の態様も前述のように
1つシフトされた態様となる。即ち、第2番、第9番の
出力端子からは最短遅延時間で遅延パルスが出力され、
第4番、第5番の出力端子からは最長遅延時間で遅延パ
ルスが出力される。したがって、アレイ振動子10□〜
10.はこれに応じた遅延時間で励起され、所望の超音
波ビームB2が形成される。そして、それによる反射波
信号は、対応するレシーバ回路R2〜R3で増幅され、
加算器18の第2番〜第9番の入力端子に、遅延時間に
応じた時間差で入力される。以下、順次同様の動作で加
算器18の入力端子に反射波信号が入力されてゆく。
(rV)加算器18、マトリクス回路19および波形加
算回路20の動作 第12図に示すように、加算器18には、レシーバ回路
R1〜R1□に接続された第1番〜第128番の入力端
子が備えられている。ところで、加算器18は分配器1
5の回路構成と同じ回路構成を有し、ただ、入力と出力
の関係が逆になるだけである。したがって、第11図に
おける第1番〜第128番の端子が加算器18の入力端
子となり。
端子a ” hは加算器18の出力端子となる。前述の
ことから明らかなように1反射波信号が入力されるのは
連続する8つのレシーバ回路のみであるので、加算器1
8の128個の入力端子のうち反射信号が入力されるの
は8つの連続する入力端子のみである。したがって、出
力端子a ” hのそれぞれに属する入力端子のうちの
1つのみに反射波信号が入力されることになる。
さぎの例にしたがうと、超音波ビームB4が放射さ九た
とき、反射波信号は加算器18の第1番〜第8番の入力
端子に入力され、これら信号はそのまま出力端子a −
hから出力される。又、超音波ビームB2が放射された
とき、反射波信号は加算器18の第2番〜第9番の入力
端子に入力され、そのまま出力端子a = hから出力
される。
次に、マトリクス回路19は第10図に示すものと同じ
回路構成を有し、ただ、出力端子と入力端子が逆になる
だけである。即ち、マトリクス回路19の入力端子は第
10図に示すa ” hであり、これら入力端子a ”
 hは加算器18の出力端子a〜hの対応する端子に接
続される。又マトリクス回路19の各スイッチング素子
の切換の態様もマトリクス回路14の切換の態様と同じ
である。即ち、超音波ビームB□の反射波信号が入力端
子a〜hに入力されたとき、マトリクス回路19のスイ
ッチング素子のうち、第10図に示す四角印の位置のも
のが導通状態とされるので、それら反射波信号は対応す
る出力端子A−Hから出力される。
同様に、超音波ビームB2の反射波信号が入力端子a 
” hに入力されたとき、三角印の位置のスイッチング
素子が導通状態とされ、入力端子a −hの反射波信号
は出力端子H,A−Gから出力されることになる。
ここで、超音波ビームB1.B、、B3について、それ
らの反射波信号の加算器18における入力端子、マトリ
クス回路19における入力端子と出力上記の表から明ら
かなように、励起されている連続する8つのアレイ振動
子貞1らの反射波信号は、それらアレイ振動子がどのよ
うに選択されても。
常に当該アレイ振動子の配列順に、マトリクス回路19
の出力端子A−Hから出力される。
出力端子A−Hから出力された反射波信号は波形加算回
路20に入力される。波形加算回路20には上記出力端
子にそれぞれ接続される遅延回路およびこれら遅延回路
から出力される反射波信号を加算する加算回路(いずれ
も図示されていない)が備えられている。上記各遅延回
路は、位相が異なる反射波信号の位相を一致させ、各反
射波信号を上記加算回路において同位相で加算させるた
めに設けられる。前記(1)式にしたがい、8つのアレ
イ振動子の両端のものからは最も遅く反射波信号が出力
され、中央部のものからは最も早く反射波信号が出力さ
れるので、マトリクス回路19の出力端子A、Hに接続
される遅延回路の遅延時間は最も短く、出力端子り、E
に接続される遅延回路の遅延時間は最も長い、このよう
にして各遅延回路に適切な遅延時間が設定されると、こ
れら各遅延回路から出力される反射波信号の位相は一致
せしめられ、加算回路においてこれら反射波信号は同一
位相で加算される。
以上、制御回路11の動作について説明した。
この制御回路11からの出力は、各超音波ビームの反射
波信号である。この反射波信号に基づいて被検体におけ
る欠陥の有無等が判断される。この判断に好適な処理の
一例を以下に説明する。
制御回路11で得られた反射波信号は、ピーク検出回路
に入力され、そのピーク値が検出される。
検出されたピーク値はA/D変換器によりディジタル値
に変換された後、画像処理装置に入力される。画像処理
装置では当該ピーク値が設定された閾値を越える値であ
るか否かを判断し、超える場合は例えば低レベル信号、
閾値以下の場合は高レベル信号を表示装置に出力する。
これにより表示装置には、例えば欠陥が存在する場合に
は黒レベル、存在しない場合には白レベルの表示がなさ
れる。そして、各ビーム毎にこのような処理がなされる
ので、アレイ探触子1oによる超音波ビームB1〜B 
111のX軸方向の電子走査およびこのアレイ探触子1
oをY軸方向に移動させる機械的走査により、被検体の
ある深さの平面断面における全体の欠陥の有無等が表示
装置に平面的に明瞭に表示されることになる。
[発明が解決しようとする課題] 上記従来の超音波検査装置は、上述のように、極めて正
確に被検体の欠陥の有無を検査することができる。とこ
ろで、被検体には板状体のものだけではなく種々の形状
のものがある。特に1円筒形状の被検体に対する超音波
による検査は困離である。このような円筒形状の被検体
に対しては、上述の直線形状のアレイ探触子の代りに、
これをリング形状に構成したアレイ探触子を使用するこ
とが考えられる。このようなアレイ探触子を図により説
明する。
第15図はリング状アレイ探触子の斜視図である。図で
、10’はリング状アレイ探触子であり、前記のものと
同じアレイ振動子101〜10□8.がリング状に配列
されている。11′はこれらアレイ振動子10□〜10
xxsを制御する制御部であり、前記制御部11と同一
構成である。3′は円筒形状の被検体である。被検体3
′を、リング状アレイ探触子10′のリング内で矢印方
向に移動させることにより、被検体3′の円周方向領域
の検査を長さ方向全体に亘って行なうことができる。
第16図は第15図に示すリング状アレイ探触子の正面
図である。第16図では図示を容易にするため、リング
状アレイ探触子10’ を円環形状でなくほぼ方形のリ
ング形状で示しである。前記・  アレイ探触子10と
同様、アレイ探触子101〜101□6を同時に8個、
1つずつシフトさせながら励振させてゆくことによりビ
ームB8〜B工、1を発生させることができる。
しかしながら、このようなリング状アレイ探触子10’
では、制御部11′が前記制御部11と同一構成である
ので、最初のビームB8と最終のビーム1ス、との間に
ビームが存在しない領域Cが存在し、この領域Cでは超
音波検査を行なうことができない、即ち、直線状のアレ
イ探触子10を単にリング状にしてリング状アレイ探触
子10′を構成しただけでは、円筒形状の被検体3′に
対して、完全に全周検査を行なうことはできないという
不都合を生じる。
本発明の目的は、上記の課題を解決し、完全な全周検査
を行なうことができる超音波検査装置を提供するにある
[課題を解決するための手段] 上記の目的を達成するため、本発明は、リング状に配列
された多数のアレイ振動子より成るアレイ探触子と、前
記アレイ振動子の連続する所定数に遅延パルスを印加し
てこれらアレイ振動子を励振させるパルサと、当該所定
数のアレイ振動子による超音波ビームの反射波信号を受
信するレシーバとを備え、前記アレイ振動子の励振をシ
フトレジスタにより順次シフトして超音波ビームによる
走査を行なう超音波検査装置において、前記シフトレジ
スタを、前記アレイ振動子と同数のフリップフロップ回
路の直列接続により構成し、かつ、最終段のフリップフ
ロップ回路の出力信号を第1段のフリップフロップ回路
に入力する接続手段を設けたことを特徴とする。
[作用] シフトレジスタの連続する所定数のフリップフロップ回
路の出力により、これらに対応したアレイ振動子が励振
されると、超音波ビームが出力される0次に、シフトレ
ジスタのフリップフロップ回路が1つシフトされた状態
で、所定数のフリップフロップ回路の出力によりこれら
に対応したアレイ振動子が励振されると、次の超音波ビ
ームが出力される。このように、順次、ブリップフロッ
プ回路がシフトされ、次々と超音波ビームが出力されて
ゆき、やがて最終段のフリップフロップ回路が駆動され
ると、その出力は接続手段により第一段のフリップフロ
ップ回路に入力され、当該第一段のフリップフロップ回
路は次のビーム発生に関与する。このように、各フリッ
プフロップ回路は連続してサイクリックに駆動され、こ
れにより、リング全周に亘って超音波ビームが発生する
[実施例コ 以下、本発明を図示の実施例に基づいて説明する。
第1図は本発明の実施例に係る超音波検査装置の制御部
のブロック図である0図で、第9図に示す部分と同一部
分には同一符号を付して説明を省略する。10′は第1
5図および第16図に示すものと同じリング状アレイ探
触子、17′は第9図に示すシフトレジスタ回路17に
相当するシフトレジスタ回路である。このシフトレジス
タ回路17′の構成を図により説明する。
第2図は第1図に示すシフトレジスタ回路の回路図であ
る0図で、第13図に示す部分と同一部分には同一符号
を付して説明を省略する。17Lは最終段のフリップフ
ロップ回路17F1□の出力端子Qと第一段のフリップ
フロップ回路17F工の入力端子りとを接続するリード
線である。
第13図に示すシフトレジスタ回路17と本実施例のシ
フトレジスタ回路17′とは1本実施例のシフトレジス
タ回路17′がリード線17Lを有する点のみで相違し
、その他の構成は同じである。
次に、本実施例の動作を第3図に示すタイムチャートを
参照しながら説明する。プリセット信号PRによるビー
ムB工の発生から、クロック信号CK 1 !。による
ビームB1□、の発生までの動作は第13図に示すシフ
トレジスタ17の動作と同じである。クロック信号CK
1!0により、フリップフロップ回路17Fxxsの出
力端子Q11は「1」となるが、本実施例では、この高
レベル信号「1」はリード線17Lにより第一段のフリ
ップフロップ回路17Fiの入力端子りに入力される。
このため1次のクロック信号CK 1 s tにより当
該フリップフロップ回路17F1の出力端子Q1は「1
」となり、ビームB 、、、に連続するビームB1oが
出力されることとなる。以下順次ビームB1゜〜Bt!
mが出力される。ビームB1゜は、フリップフロップ回
路17F1□、17F工〜17F7の8つのフリップフ
ロップ回路の出力端子Q 1 x s t Q x〜Q
7が「1」となることにより形成される。次のクロック
信号CK 1 x sの入力により、フリップフロップ
回路17F8〜17F、の出カ端子Q工〜Q。
が[1」となり、最初のビームB2が形成されることに
なる。このように、ビームB [11とビームB1の間
に新らたにビームB1!、〜B、8の7つのビームが形
成され、シフトレジスタ回路17′はサイクリックに作
動することとなる。この状態を第4図により説明する。
第4図は本発明の実施例に係るリング状アレイ探触子の
正面図である0図で、第16図に示す部分と同一部分に
は同一符号が付しである。この図から明らかなように、
第16図に示す領域C(ビームが存在しない領域)に対
し、本実施例においては一点鎖線で示すビームB1□〜
E3izeが形成される。これにより、被検体3′の全
周を完全に超音波検査することができる。
又、第2図およびその動作の説明から明らかなように、
本実施例では、フリップフロップ回路のクリアおよびプ
リセットを行なうのは最初の1回のみであるので、検査
時間の短縮が可能である。
なお、上記実施例の説明では、リング状探触子はそのビ
ームがリングの内方に向うように構成きれた例について
説明したが逆に外方に向うように構成することもできる
。又、同時に励振されるアレイ探触子の数は適宜選択す
ることができる。
[発明の効果] 以上述べたように、本発明では、シフトレジスタの最終
段のフリップフロップ回路の出力を第一段のフリップフ
ロップ回路に入力するようにしたので、リング状アレイ
探触子の全周に亘って超音波ビームを出力することがで
き、これにより、被検体の全周を完全に超音波検査する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の実施例に係る超音波検査装置の制御部
のブロック図、第2図は第1図に示すシフトレジスタ回
路の回路図、第3図は第1,2図に示すシフトレジスタ
回路の動作を説明するタイムチャート、第4図は第1図
に示すリング状アレイ探触子の正面図、第5図は従来の
超音波検査装置のスキャナ部の斜視図、第6図(a) 
、 (b)はアレイ探触子の平面図および側面図、第7
図(a)、(b)はアレイ探触子の機能の説明図、第8
図はアレイ振動子の配列図、第9図は第8図に示す制御
部のブロック図、第10図、第11図および第12図は
第9図に示すマトリクス回路、分配器、送受信回路の回
路図、第13図は第12図に示すシフトレジスタ回路の
回路図、第14図(a) 、 (b)は第13図に示す
シフトレジスタ回路の動作を説明するフローチャート、
第15図はリング状アレイ探触子の斜視図、第16図は
リング状アレイ探触子の正面図である。 10’・・・・・・リング状アレイ探触子、10□〜1
0□I・・・・・・アレイ振動子、13・・・・・・送
信遅延回路、14.19マトリクス回路、15・・・・
・・分配器。 16・・・送受信回路、17′・・・・・・シフトレジ
スタ回路、20・・・・・・波形加算回路、B1−B1
.・・・・・・超音波ビーム。 第5図 第6図 (b)

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. リング状に配列された多数のアレイ振動子より成るアレ
    イ探触子と、前記アレイ振動子の連続する所定数に遅延
    パルスを印加してこれらアレイ振動子を励振させるパル
    サと、当該所定数のアレイ振動子による超音波ビームの
    反射波信号を受信するレシーバとを備え、前記アレイ振
    動子の励振をシフトレジスタにより順次シフトして超音
    波ビームによる走査を行なう超音波検査装置において、
    前記シフトレジスタを、前記アレイ振動子と同数のフリ
    ップフロップ回路の直列接続により構成し、かつ、最終
    段のフリップフロップ回路の出力信号を第一段のフリッ
    プフロップ回路に入力する接続手段を設けたことを特徴
    とする超音波検査装置。
JP1132545A 1989-05-29 1989-05-29 超音波検査装置 Pending JPH02311760A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150123854A (ko) * 2013-02-28 2015-11-04 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 Asic 상에서의 초음파 빔포밍을 위한 델타 지연 방식

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR20150123854A (ko) * 2013-02-28 2015-11-04 제네럴 일렉트릭 컴퍼니 Asic 상에서의 초음파 빔포밍을 위한 델타 지연 방식

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