JPH02309969A - 通気性脱臭又は芳香フィルム - Google Patents

通気性脱臭又は芳香フィルム

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JPH02309969A
JPH02309969A JP1131096A JP13109689A JPH02309969A JP H02309969 A JPH02309969 A JP H02309969A JP 1131096 A JP1131096 A JP 1131096A JP 13109689 A JP13109689 A JP 13109689A JP H02309969 A JPH02309969 A JP H02309969A
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    • B29WORKING OF PLASTICS; WORKING OF SUBSTANCES IN A PLASTIC STATE IN GENERAL
    • B29KINDEXING SCHEME ASSOCIATED WITH SUBCLASSES B29B, B29C OR B29D, RELATING TO MOULDING MATERIALS OR TO MATERIALS FOR MOULDS, REINFORCEMENTS, FILLERS OR PREFORMED PARTS, e.g. INSERTS
    • B29K2023/00Use of polyalkenes or derivatives thereof as moulding material
    • B29K2023/04Polymers of ethylene
    • B29K2023/06PE, i.e. polyethylene

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  • Disinfection, Sterilisation Or Deodorisation Of Air (AREA)
  • Manufacture Of Porous Articles, And Recovery And Treatment Of Waste Products (AREA)
  • Shaping By String And By Release Of Stress In Plastics And The Like (AREA)
  • Compositions Of Macromolecular Compounds (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 脱臭又は芳香フィルム又はシートとして用(ミて好適な
ポリオレフィン樹脂に充填剤ラジカル発生剤及び脱臭剤
又は芳香剤を配合してなる組成物を用いて作られた・通
気性と脱臭性または芳香性をもつフィルム又はシートに
関するものである。
〔従来の技術及びその課題〕
従来の通気性をもつフィルム又はシートにあってはフィ
ルム強度が低り、シたがって実用上フィルムの薄肉化が
困難であり、また脱臭剤や芳香剤を混入しても多孔化し
たフィルムとは言え、比較的厚い樹脂層に脱臭剤や芳香
剤が被覆されて、十分な効果を発揮できなかった。併せ
て、柔軟性に劣る等々という問題点があった。
〔課題を解決するだめの手段〕
本発明者等は、こうした従来の通気性脱臭又は芳香フィ
ルムまたはシートの欠点を改良し、−軸延伸に於いて引
っ張り強度と透湿性の物性バランスが良好で、面強度が
強い為従来のものよシも薄肉化が可能な通気性があυ、
且つ脱臭性又は芳香性ンもつフィルムまたはシートを提
供する事2目的に、鋭意検討した結果本発明に到達した
ものである。
すなわち、本発明の要旨は、ポリオレフィン樹脂、充填
剤およびラジカル発生剤、更に脱臭剤又は香料を含むポ
リオレフィン樹脂組成物を溶融成形後延伸加工して成る
通気性脱臭又は芳香フィルムである。
以下、本発明Z更に詳細に説明する。
本発明に用いられるポリオレフィン樹脂としては高密度
ポリエチレン、中密度ポリエチレン、線状低密度ポリエ
チレンが単独であるいは2種以上の混合物として用いら
れ、該ポリエチレンのメルトインデックスとしては0.
07〜202770分の範囲が好ましい。更には該ポリ
エチレンには高圧法により得られる分岐状低密度ポリエ
チレンが一部混合されてもよい。
また、結晶性ポリプロピレンも用いラレる。
結晶性ポリプロピレンとしてはプロピレンの単独重合体
あるいはプロピレンと他のα−オレフィンとの共重合体
が単独でまたは一種以上の混合物として利用される。
ポリオレフィン樹脂のうち、特に好ましくは線状ポリエ
チレンあるいはこれに分岐状低密度ポリエチレンを配合
したものである。
上記線状低密度ポリエチレンとは、エチレンと他のα−
オレフィンとの共重合物であり、従来の高圧法により製
造された分岐状低密度ポリエチレン樹脂とは異なる。線
状低密度ポリエチレンは、例えばエチレンと、他のα−
オレフィンとしてブテン、ヘキセン、オクテン、デセン
、ダメチルペンテン−1等をダ〜17重量%程度、好ま
しくは5.〜/j重量%程度共重合したものであシ中低
圧法高密度ポリエチレン製造に用いられるチーグラー型
触媒又はフィリップス型触媒乞用いて製造されたもので
あり、従来の高密度ポリエチレンχ共重合成分によシ短
い枝分かれ構造とし、密度もこの短鎖枝分かれを利用し
て適当に低下させ0.9/−0,デsy/crA程度と
したものであり、従来の分岐状低密度ポリエチレンより
直鎖性があり、高密度ポリエチレンよυ枝分かれが多い
構造のポリエチレンである。
この線状低密度ポリエチレンは高温高圧下でラジカル重
合によシ製造される高圧法低密度ポリエチレンに比べて
引張り強さ、衝撃強度、剛性等の強度特性、耐環境応力
亀裂性(ESCR)耐熱性、ヒートシール性等に優れた
特性を有しており、近年様々な分野で用いられている。
特にフィルム分野では、その物性上の優位性から高圧法
低密度ポリエチレンから線状密度ポリエチレンへの代替
が急速に進んでいる。
上記の線状ポリエチレンはメルトインデックスがコθI
i// 0分以下好ましくは101/10分以下、より
好ましくはθ、/−sg/lo分の範囲であり、また流
動比は70以下、好ましくは70〜jθの範囲のものが
好適に用いられる。
メルトインデックスが上限より高いと、引っ張9強度及
び面強度が低下するので好ましくない。
流動比が上限よυ高いと、面強度て低下するので好まし
くない。さらに上記線状ポリエチレンは密度0.9 /
 0−0.96りy/crit、好ましくは0.9/夕
〜0.9 、? o y /C111の範囲である事が
望ましい。密度が上限よυ高いと耐衝撃性及び柔軟性が
低下する。逆に下限未満では製品フィルム又はシートの
柔軟性は優れるものの通気性、寸法安定性及び耐抗張力
が低下する。
本発明方法においてメルトインデックスとはJIS  
K  btboの引用規格であるJISK72/θの表
1の条件弘に準拠して測定した値であり、流動比とは、
上記メルトインデックス測定器を用い、せん断力106
  ダイン/cr!(荷重ll131g)と10’ダイ
ン/ff1(荷重/173g)の押出量(ji / /
 0分)であり、で算出される。また、密度はJIS 
 KA71,0に準拠して測定した値である。
流動比は用いられる樹脂の分子量分布の目安であり、流
動比の値が小さければ分子量分布は狭く、流動比の値が
大きければ分子量分布は広いこと乞表わしている。
本発明においては、上述した線状ポリエチレンのみ2用
いてもよいが、線状ポリエチレンビ主成分とし、これに
分岐状低密度ポリエチレンン特定量配合することもフィ
ルム成形性及び延伸性が向上するので好都合である。
上記線状ポリエチレンに配合される分岐状低密度ポリエ
チレンとは、エチレンホモポリマー及びエチレンと他の
共重合成分との共重合体を含むものである。
共重合成分としては酢酸ビニル、エチルアクリレート、
メチルアクリレート等のビニル化合物、ヘキセン、プロ
ピレン、オクテン、グーメチルペンテルー1等の炭素数
3以上のオレフィン類等が挙げられる。共重合成分の共
重合量としては0.!; −/ 1重量%、好ましくは
2〜IO重量%程度である。これらの低密度ポリエチレ
ンは通常の高圧法(lθOθ〜、、? o o o k
g/cyst )によシ、酸素、有機過酸化物等のラジ
カル発生剤乞用いラジカル重合により得たものであるの
が望ましい。
上記分岐状低密度ポリエチレンはメルトインデックスが
2o g / / o分取下、好ましくは10〜7g7
70分の範囲、流動比が70以下、好ましくは30〜7
0の範囲のものが用いられる。メルトインデックスが上
記範囲以上では、フィルムの面強度が低下するので好ま
しくない。
また、流動比が上記範囲以上では、フィルムの面強度が
低下するので好ましくない。さらに上記の分岐状低密度
ポリエチレンは密度がθ、93θi/crA以下、特に
0.9 / &−0,92511/crilの範囲であ
るのが、面強度の向上の点から望ましい。
上記線状ポリエチレンと分岐状低密度ポリエチレンとの
配合量は線状低密度ポリエチレンioo〜夕0重量部、
好ましくは95〜go重量部に対し分岐状低密度ポリエ
チレンO−S;O重量部、好ましくは5−20重量部の
範囲内で用いられる。
次に線状ポリエチレン及び分岐状低密度ポリエチレンに
配合するラジカル発生剤としては、半減期1分となる分
解温度が130′C〜300℃の範囲のものが好ましく
、例えばジクミルパーオキサイド、コ、j−ジメチルー
2.タジ(1−ブチルパーオキシ)ヘキサン、コ、ター
ジメチル=2.Sジ(t−ブチルパーオキシ)へキシル
−3、α、α′−ビス(1−ブチルパーオキシイソプロ
ビル)ベンゼン、ジベンゾイルパーオキサイド、ジ−t
−ブチルパーオキサイド等が挙げられる。
ラジカル発生剤の配合量は、上記線状ポリエチレン及び
分岐状低密度ポリエチレンの合計1tioo重量部に対
しo、o oθ/−0,1重量部の範囲内から選ばれる
が、この配合量が0.0001重量部より少ない場合に
は得られるフィルムの面強度が無添加のものと殆んど変
らず、また、0.1重量部よシ多い場合には、メルトイ
ンデックスが低くなυすぎてフィルム成形時に膜切れが
起り易く、且つ該フィルムの表面圧肌あれを生起するの
で好ましくない。
本発明において上記線状ポリエチレン及び分岐状低密度
ポリエチレンとの配合物(以下「ボリオレフィ/樹脂と
呼ぶ場合がある。)にラジカル発生剤を配合して、ラジ
カル発生剤を分解し該ポリエチレンと反応せしめる方法
としては特に制限を設けるものではなく、例えば以下の
方法で実施することができる。
fil  ホU 、t L/ フィン樹脂、充填剤、ラ
ジカル発生剤、及び脱臭剤又は芳香剤馨混合後、押出機
、バンバリーミキサ−等の混練機を使用して上記線状ポ
リエチレン、分岐状低密度ポリエチレン、ラジカル発生
剤、脱臭剤又は芳香剤及び充填剤を混練して反応せしめ
た後ペレット化し、該ペレットを使用してインフレーシ
ョン成形する。
(2)  ラジカル発生剤を多量に含んだマスターノ(
ッチすなわち、線状低密度ポリエチレン、分岐状低密度
ポリエチレン、高密度ポリエチレン等のポリエチレンに
多量のラジカル発生剤(通常rooθ〜110000p
p程度)Z配合し、ポリエチレンの融点以上でラジカル
発生剤がポリエチレンとほとんど反応2起さない温度下
に溶融混練してペレット状としたマスターバンチ乞あら
かじめ作り、このマスターバッチと上記線状ポリエチレ
ン、分岐状低密度ポリエチレン、脱臭剤又は芳香剤及び
充填剤ンブレンド後、混練、ベレット化しぞインフレー
ション成形する。
また、ラジカル発生剤そのものはそのままあるいは溶剤
に溶かして使用される。
上記線状ポリエチレン及び分岐状低密度ポリエチレンZ
ラジカル発生剤と反応させることによυ上記ポリエチレ
ンが分子カップリングを生起して高分子量成分が増加し
、且つメルトインデックスが低下した変性ポリエチレン
が得られる。該変性ポリエチレンは未変性の線状ポリエ
チレンと分岐状低密度ポリエチレンとの配合物ニ比べ、
インフレーション成形時に横方向の配向がかが9やす<
1.、このようにして得たフィルムは延伸処理した場合
、引っ張り強度及び衝撃強度が著しく向上する。
なお、ポリオレフィン樹脂には、常法に従い、熱及び紫
外線安定剤、顔料、帯電防止剤、螢光剤等乞添加しても
差支えない。
次に充填剤としては、無機及び有機の充填剤が用いられ
、無機充填剤としては、炭酸カルシウム、メルク、クレ
ー、カオリン、シリカ、珪藻土、炭酸子グネシウム、炭
酸バリウム、硫酸マグネシウム、硫酸バリウム、硫酸カ
ルシウム、水酸化アルミニウム、酸化亜鉛、水酸化マグ
ネシウム、酸化カルシウム、酸化マグネシウム、酸化チ
タン、アルミナ、マイカ、アスベスト粉、jf5.x、
粉、シラスバルーン、ゼオライト、珪酸白土等が使用さ
れ、特に炭酸カルシウム、メルク、クレー、シリカ、珪
藻土、硫酸バリウム等が好適である。
有機充填剤としては、木粉、パルプ粉等のセルロース系
粉末等が使用される。これらは単独又は混合して用いら
れる。
充填剤の平均粒径としては、30μ以下のものが好まし
く、lQμ以下のものが更に好ましく、、o、g−tμ
のものが最も好ましい。
粒径が大きすぎると延伸物の気孔の緻密性が悪くなシ、
又粒径が小さすぎると、樹脂への分散性が悪く、成形性
も劣る。
充填剤の表面処理は、樹脂への分散性、更には延伸性の
点で、実施されている事が好ましく、脂肪酸又はその金
属塩での処理が好ましい結果Z与える。
ポリオレフィン樹脂と充填剤の配合割合はポリオレフィ
ン樹脂100重量部に対して充填剤り0〜900重量部
が好ましい。
充填剤の割合が、SO重量部に満たないと、延伸したフ
ィルムに開孔が充分形成されず、多孔化度合が低くなる
。又充填剤の割合がtto。
重量部を超えると混練性、分散性、フィルム又はシート
成形性が劣シ、更に延伸物の表面強度が低下する。
本発明において、特に好ましい配合割合は、ポリオレフ
ィン樹脂100重量部に対して充填剤720〜300重
量部である。
脱臭剤としては活性炭、シリカゲル、アルミナゲル、ゼ
オライト等大きな比表面積により物理吸着現象を利用す
る物理的な脱臭剤、無機金属塩等中和、酸化、還元等の
化学反応ン利用した化学的な脱臭剤、樹木の抽出物等Z
主成分とする植物系脱臭剤及び細菌の生化学的活性作用
を応用したバイオ脱臭剤等が挙げられる。
ポリオレフィン樹脂(組成物)、脱臭剤又は香料の配合
割合は、ポリオレフィンm脂io。
重量部に対して脱臭剤又は香料が0./−40重量部が
好ましい。
特には脱臭剤又は香料は0.73〜33重量部である。
脱臭剤又は香料の配合量が少なすぎると脱臭性能又は芳
香性が十分発揮されず、多すぎると成形性及びフィルム
物性の低下を招き好ましくない。更に脱臭剤と香料はそ
れぞれ単独に入れることはもちろん同時に脱臭剤と香料
とを添加し、不快臭は除去して芳香性tもだせるという
通気性の脱臭芳香フィルム又はシートとする場合もある
ポリオレフィン樹脂、脱臭剤又は香料及び充填剤の配合
は、両者を通常のプレンダー又は混合機に入れ、混合す
ればよいが、好ましくは次の方法が混合性充填剤の分散
性、更にはフィルム又はシート成形性の点で良好である
ポリオレフィン樹脂の形態はパウダーが良く、通常io
〜/30メツシュのものが使用されるが、均一性、取扱
い上、コθ〜6θメツシュのものが更に好ましい。
混合機は、ドラム、タンブラ−型混合機、リボンプレン
ダー、ヘンシェルミキサー、スーパーミキサー等が使用
されるが、ヘンシェルミキサー等の高速攪拌型の混合機
が望ましい。
次に、混合物の混練には従来公知の装置、例えば、通常
のスクリュー押出様、二軸スクリュー11機、ミキシン
グロール、バンバ+) −ミ#サー、二軸型混練機等に
よ!ll適宜実捲実施る。
脱臭剤や香料の練シ込みについては、ポリオレフィン樹
脂及ヒ充填剤と一緒にヘンシェルミキサー、ミキシング
ロール、バンバリーミキサ−等によシ溶融混練する場合
と、ポリオレフィン樹脂と充填剤の二成分よシ成るコン
パウンドと、次ニ述へるフィルム成形工程にて直接トラ
イブレンドする場合とがある。後者の方がコンパウンド
混練時のストランド水冷による水分の吸着を防げる外、
熱覆歴が1同波る分だけ脱臭剤又は香料の性能低下が少
ない等のメリットもあるが、均一にトライブレンドする
ためには脱臭剤又は香料をマスターバッチペレットの形
で混合することが好ましい。
本発明においては、上記配合物を用いてインフレーショ
ン法によって未延伸フィルムZ成形し、次いで未延伸フ
ィルムを縦方向(フィルムの引き取り方向)および、要
すれば、横方向に延伸して延伸フィルムZ製造する。
該未延伸フィルムはインフレーション成形法を用いて、
ブローアツプ比馨2〜g1好ましくは3〜6、フロスト
ライン高さをダイス直径の2〜50倍、好ましくは5〜
20倍の範囲の条件下で行なう。上記ブローアツプ比が
下限未満ではフィルムの引っ張り強度及び衝撃強度が低
下し、上限より高いとバブルの成形安定性が低下するの
で好ましくない。また、フロストライン高さが下限未満
ではフィルムの引っ張シ強度が低下し、上限よシ高いと
バブルの成形安定性が低下するので好ましくない。
上記未延伸フィルムは次いで一軸延伸される。
−軸延伸はロール延伸が通常好んで採用されるが、チュ
ーブラ−延伸で、−軸方向(引取方向)を強調させた形
であっても良し、チューブラ−又はテンター二軸延伸で
も良い。
又、延伸は一段でも二段以上の多段でも差支えない。
一軸延伸では延伸温度ビ上記樹脂組成物の融点−/θ0
〜融点−20′C,延伸倍率をへコ〜g倍の条件下に縦
方向に一軸延伸を行う。
延伸温度は好ましくは融点−5θ°C〜融点−qo℃が
望ましい。範囲以下ではフィルムに延伸斑が発生し、ま
た範囲以上ではフィルムの通気性が大きく低下する。延
伸倍率は/、2倍以上で、好ましくは/J倍以上〜ダ倍
以下で延伸するのが望ましい。延伸倍率が7.2倍未満
では延伸による効果が不充分であり、フィルムの多孔性
および引っ張り強度は充分なものとはならない。また3
倍以上では延伸フィルムは縦方向への過度の分子配向を
有するものになυ、フィルムの面強度が低下し好ましく
ない。
又、−軸延伸後に熱処理を実施する事により、フィルム
寸法精度を安定化する事が出来る。又、公知のコロナ処
理、フレーム処理等の表面処理を施す事も出来る。
以下、本発明乞実施例に基づいて、更に詳細に説明する
が、本発明はその要旨を越えない限υ以下の実施例に限
定されるものではない。
尚、以下の実施例及び比較例において使用した脱臭剤及
び香料の一覧Z表−/に示す。
実施例/〜17 線状低密度ポリエチレンIN脂 (メルトインデックス(MI) : 1.o y / 
t o分、密度=0.9コII/ctds流動比:/デ
、共重合成分ニブテン−11共重合量:lO重量%、融
点:720℃) をダOメツシュのパウダーに粉砕したもの90重量部、
分岐状低密度ポリエチレン樹脂(メルトインデックス:
2.0g/lθ分、密度:O0?2グ1/ / crl
 、流動比:3t)をグθメツシュのパウダーに粉砕し
たもの70重量部、コツ6−ジターシャリブチル−パラ
クレゾールO,OS重量部、ステアリン酸カルシウム0
005重量部をヘンシェルミキサー中で攪拌混合し、次
いでこれにコ、5−ジメチルーコ、5ジ(1−ブチルパ
ーオキシ)ヘキシン−3を0.02重量部攪拌しながら
添加、混合する。
更に炭酸カルシウム(平均粒径ハコμ、脂肪酸処理)Y
、2 o o重量部及び表−l中の脱臭剤又は香料を表
−2の組成比で添加し、攪拌混合を行なった。
かくして得られた混合物乞、二軸混練機−D S M 
−A 左(Double Screw Mixer、日
本製鋼所@)製)に於いて混練し、造粒した。
これをqoHy5押出機によりインフレーション成形し
、厚さ65μのフィルムに製造した。
押出条件は下記のとおυ。
シリンダ一温度: /70−/90−2/θ−23θ0
Cヘツド、ダイス温度: 20θ℃ ダイス直径(D) : / o oH 引 取 速 度: g m / minブ  ロ  −
  比 : 3.0 フロストライン高さくFLH) : 7 o o H@
折   シ   径二 ダ 7zmz かくして得られたフィルムを引取方向にスリットしたも
の乞、ロール延伸機により、−軸延伸2行、った。
延伸条件は下記のとおり 延伸温度:Sθ0C 延伸倍率:2.5倍 延伸速度: // 、Om / min延伸したフィル
ムは、多孔化され充光白化したものであυ、延伸ムラも
なく、表面美麗で脱臭、性又は芳香性を有する通気性フ
ィルムであった。
このフィルムの性能2表−2に示す。
尚、表−2中の性能評価項目の測定方法は下記のとおり
/)延伸性: ◎:切断なし、均一延伸、延伸ムラなしO:切断なし、
延伸ムラ、殆どなし Δ:切断なし、延伸ムラ、ややあり ×:切断又は延伸ムラ大 2)引り張9強伸度: ASTM  gg2−4’lTに準するコク1l+肩幅
×50罰長さ、引張速度:りθ扉z / m1n 3)透湿度: ASTM E2 t、−t、 6(E)
  に準する。
リ 柔軟性:手の感触で、次の基準により判定した。
◎:極めて柔らかい ○:柔らかい △:少し硬い ×:硬い 5)フィルムバンクチャー強i C面強度)フィルムを
/ 0 <1)IIIIIIX / 00Hの正方形に
サンプリングし、該サンプルを内径go、、の押えリン
グでフィルム上下より固定する。
以上の様にセットされたフィルムに対して直径λθtn
x 96の丸棒状で先端が半径10m1Kの半球ン 状とされたプラノジャーを引っ張り試験機に取υ付はク
ロスヘッドスピード500朋/分にてフィルムに押I−
付ける。
この時の抗張力乞もって面強度の大小を判断する。
なお、抗張力は最高強度暑示した時点の値乞用いた。
6)透気度 JIS Pg//7に依る。
7)残存ガス濃度 ■ 測定法要旨 一定サイズの匂い袋内に本発明の通気性脱臭フィルム・
芳香フィルム又はシートラ一定すイズに切シ取って入れ
た後、該匂い袋ンヒートシールし、これに一定濃度の空
気ペース・アンモニアガスを一定量封入シた。然る後該
匂い袋を室温(23℃)下で放置し、7時間後の残存ガ
ス濃度乞ガス検知管によシ測定した。
■ 具体的条件 イ)試薬及び器具 匂イ袋:近江オドエアーサービス物製 アンモニア:標準ガス 太陽酸素物製 ガス検知管:@)ガスチック ロ)サンプルサイズ 匂い袋  :31 本通気性フィルム又はシート :、20cIrLx20crIL ・9 封入アンモニアガス(初期条件)ガス濃度 : 
/ 00 ppm 封入ガス量=31 ガス温度 =23°C 比較例/ 脱臭剤又は芳香剤ン添加せずに実施例と同様にして成形
した。
脱臭性能はなかった。
このフィルムの性能2表−7に示す。
〔発明の効果〕
1)フィルム又はシート物性 一軸延伸後のフィルム又はシートの異方性を従来の一軸
延伸物よりも大幅に改良できる為、縦、横のバランスが
向上する。
特に横方向(延伸方向と直交する方向)の引っ張り強度
が大きくなる。
11)多孔性:延伸斑が少なく、且つ均一連読気孔馨有
するため、透湿性、ガス透過性が格段にすぐれ臭気成分
の吸着性及び芳香性の発現にもすぐれる。又耐水圧も良
好。
111)加工性:ヒートシール強度が向上する。
+v)  経済性:液状またはワックス状炭化水素重合
体の配合量の低下ならびに薄肉化ができることにより、
大幅なコストダウンが図れる。
■)焼却性:易焼却性。有害ガスを発生しない。
本発明によシ得られたフィルムまたはシートは前記性能
ン生かし、一層の用途拡大が期待されよう。
例えば透湿性を生かした衣料用(防水用品、雨具等)濾
過材用(空気除塵、紙オムツ用透湿防漏カバーシート、
使い捨てシーツなどの医療用品、衛生用品、包材等種々
の用途に応用することができる。

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)ポリオレフィン樹脂、充填剤およびラジカル発生
    剤、更に脱臭剤又は香料を含むポリオレフィン樹脂組成
    物を溶融成形後延伸加工して成る通気性脱臭又は芳香フ
    ィルム。
  2. (2)組成物の配合割合がポリオレフィン樹脂100重
    量部に対して充填剤50〜400重量部、ラジカル発生
    剤0.0001〜0.1重量部、脱臭剤又は香料が0.
    1〜40重量部である特許請求の範囲第1項記載の通気
    性脱臭又は芳香フィルム。
  3. (3)前記ポリオレフィン樹脂組成物を、ブローアップ
    比2〜8、フロストラインの高さをダイスの直径の2〜
    50倍としてインフレーション成形し、得られたフィル
    ムを一軸延伸又は二軸延伸して延伸倍率が一軸方向に1
    .2倍以上として延伸する特許請求の範囲第1項記載の
    通気性脱臭又は芳香フィルム。
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WO2023074731A1 (ja) * 2021-10-29 2023-05-04 株式会社トクヤマ 延伸多孔性フィルムおよびその製造方法

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