JPH02308062A - 合成畳 - Google Patents

合成畳

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JPH02308062A
JPH02308062A JP12680789A JP12680789A JPH02308062A JP H02308062 A JPH02308062 A JP H02308062A JP 12680789 A JP12680789 A JP 12680789A JP 12680789 A JP12680789 A JP 12680789A JP H02308062 A JPH02308062 A JP H02308062A
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tatami
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foam
sheet
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Tetsuya Nayama
名山 鉄也
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本発明は1畳表と発泡体間に圧縮回復力の良好な独立密
閉空気室を有する中空合成樹脂板の複数枚を介在させた
合成畳の改良に関する。
(従来の技術) 従来の畳は、い草等からなる畳表と藁床とから構成され
ていたが、昨今においては、米の減反による藁不足、藁
の乾燥工程が必要であったり、湿気に弱く、腐るという
問題の外に、タニ、寄生虫等の生息1重量があって運搬
に骨か折れる等の諸事情によって、該藁床をプラスチッ
ク等に代替する機運が高まっている。
例えば発泡ポリスチレン等の発泡体を畳床として用いた
ものとしては、実公昭38−1268号、実公昭38−
8951号、実公昭40−6063号、実公昭42−3
972号、実公昭46−5897号、実公昭52−17
9:16号、実公昭54−18832号、実公昭54−
25849〜54−25854号、実公昭6:l−47
51号、実開昭47−4723号、実開昭47−248
17号、実開昭48−89127号、実開昭50−95
813号公報等の多くの提案がある。
上記発泡体と稲藁とを組み合わせたものとしては、実公
昭54−28248号、実公昭54−:12829号公
報等がある。
インシュレーションボード等を畳床として使用したもの
としては、実公昭:19−3715:1号、実公昭57
−52279号、実公昭59−10264号、実開昭4
9−68227号、実開昭53−47715号公報等が
あり、内部に多数の空洞を有する合成樹脂板を発泡スチ
ロールに貼合わせてなる芯材を藁床間に介在させたもの
(実開昭53−57622号)も提案されている。
段ボール等の構造体を畳床として使用したものとしては
、実公昭40−30760号、実開昭50−86417
号、実開昭52−143832号、実開昭53−545
26号、実開昭53−102222号、実開昭55−2
1417号公報等かある。
一方、畳表と畳床との間に発泡シート材からなる緩衝材
を配設したものも知られているが、この構成による合成
畳の欠点を補うために、クレープ紙等の比較的強靭な緩
衝材を畳表と畳床との間に介在させることも実開昭54
−108525号により知られている。
上記した各種合成畳は、改善された特性を有するにも拘
らず、充分満足されるものではない。
すなわち1発泡スチロール製畳床を用いた畳では発泡ス
チロールか破損しやすいために1畳表とその直下には繊
維板あるいは合板等を用いるか(実公昭43−9578
号、実公昭47−13346号、実公昭51−:161
5号、実公昭52−:17155号、実開昭49−15
731号公報等)、畏の周囲の畳縁の下にL字または口
字型のPVC押出成形品を当接して補強し、発泡スチロ
ール製畳床の破損1局部的な凹み等を防止(実開昭53
−38818号公報等)しているのが現状である。なお
1局部的凹みを改良するものとしては実公昭42−47
71号公報等でも提案されている。
また、発泡スチロールを藁床間に介在させたものは、畳
の圧縮回復力、緩衝性か不十分であり、積層工程が複雑
であるため、その製作には工数か嵩むという問題があり
、インシュレーションボート等を畳床として使用したも
のは、剛性や断熱性に優れるものの1重い、硬い、腐る
等の問題かあるばかりでなく、衝撃に弱いという欠点も
認められいる。
更に、段ボール等の構造体を畳床として使用したものは
、特に平面圧縮強度、すなわち、フラットクラッシュ強
度が充分でない。
また、上記平面圧縮強度を改良するものとして、本発明
者らは、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シー
トとその両面に貼着した平坦シートとからなる独立密閉
空気室を形成した中空合成樹脂板と発泡合成樹脂板から
積層形成された畳床を提案した(実開昭63−276:
16号公報)、この畳床を使用した畳は、従来の段ボー
ル系構造材の畳床を使用したものより格段の改良効果を
有するものの1重量家具、テーブルの脚等による静的集
中荷重あるいは、落下物1人の歩行等による動的集中4
:j iljの縁り返しに対する性能面で、未だ充分て
はないことを認めた。
そこで、木発明者らは、更に−F記の解決課題について
検3・lした結果、少なくとも畳表と発泡体をイr−4
−る畳床とからなる合成畳において畳表と発泡体の間に
多数の中空突起を形成した合成樹脂中芯シートの凹面ま
たは両面に平坦シートを貼着してなる独立密閉空気室を
形成した中空合成樹脂板の複数枚を介在させた合成畳を
特願平1−70576号により提供した。
(発明が解決しようとする課題) 本発明は、前記した公知の合成畳の性能面での実情に鑑
み、発泡スチロール等の発泡体の破損あるいは凹み等の
防止補強手段を必要とせず、製作か容易で、振動や衝撃
の吸収が良く、かつ集中荷重の応力分散性に優れ、畳の
圧縮回復力、!衝性、防音、断熱性、防湿性が良く、踏
み心地、座り心地、寝心地、ソフト感等の人間工学的に
考慮した合成畳を提供すると同時に、先に提供した合成
畳の難点をより改良するものである。
すなわち、本発明は先に提供した合成畳の過酷な使用状
況において吟に発生する畳表と中空合成樹脂板表面との
滑りによるずれ、場合によりその繰り返しによる畳表の
伸び、ひいては畳表のしわの発生を未然に防止すること
を解決課題とするものである。
(課題を解決するための手段) 上記問題点を解決する第1の発明は、少なくとも畳表と
発泡体を有する畳床とからなる合成畳において、該畳表
と発泡体の間に、多数の中空突起を形成した合成樹脂製
中芯シートの凹面または両面に平坦シートを貼着してな
る独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板(A)の複
数枚を介在させ、かつ少なくとも畳表に接する面に発泡
シート張中空合成樹脂板(A)の発泡シート面を接する
ように介在させたことを特徴とする合成畳である。
また、第2の発明は、少なくとも畳表と発泡体を有する
畳床とからなる合成畳において、該畳表と発泡体の間に
、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凹
面または両面に平坦シートを貼着してなる独立密閉空気
室を形成した中空合成樹脂板(A)の少なくとも1層と
、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凸
面に平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する中
空合成樹脂板(B)の少なくとも1層とを介在させ、か
つ少なくとも畳表に接する面に発泡シート張中空合成樹
脂板(^)の発泡シート面を接するように介在させたこ
とを特徴とする合成畳である。
本発明においては、上記構成の合成畳の発泡体の下面に
多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凹面
または両面に平坦シートを貼着してなる独立密閉空気室
を形成した中空合成樹脂板(A)の少なくとも1層およ
び/または多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シ
ートの凸面に平坦シートを貼着してなる空気流通空間を
有する中空合成樹脂板(B)の少なくとも1層を設けた
ことを特徴とする合成畳である。
また、更に好ましい態様としては畳表と発泡体との間に
介在する前記中空合成樹脂板のうち1発泡体と接触する
中空合成樹脂板(AまたはB)の少なくとも平坦シート
もしくは中芯シートが、充填材を含有する層て形成され
たことを特徴とする合成畳である。
以下本発明を図面に基いて詳述する。
第1図は1本発明の合成畳の一実施例の一部切欠拡大断
面図を示したものである。
第1図において、合成畳(1a)は、い草等で構成され
る畳表(2)と、第2図に示されるように多数の中空突
起(d)を形成した中芯シート(b)の凹面側に平坦シ
ート(a)を貼着してなる2層構造の独立密閉空気室を
形成した中空合成樹脂板(A゛)もしくは該中芯シート
(b)の両面に平坦シート(a)(c)を貼着してなる
3層構造の独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板(
A”)の複数枚または上記独立密閉空気室を形成した中
空合成樹脂板(A′)または(A”)の少なくとも1層
と、多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シート(
b)の凸面に平坦シート(C)を貼着してなる空気流通
空間を有する中空合成樹脂板(B)の少なくとも1層、
畳表(2)と中空合成樹脂板(A)との間に介在させた
発泡シ−ト(3)、および発泡体(6)と、必要により
クロス(7)とから構成されている。
上述の合成骨の中でも独立密閉空気室を形成した中空合
成樹脂板(A”)の3層構造からなる複数枚で構成され
るものが、集中荷重の応力分散性が図れることから、振
動や衝撃を吸収しやすく1発泡体の破損、凹み等の防止
、耐圧縮回復力、あるいは断熱、防音、緩衝性、防湿性
が良好であり、かつ踏み心地、座り心地、寝心地、ソフ
ト感等の人間工学的にも優れるものとなり、最も好まし
い態様の1つである。
また、空気流通空間を有する中空合成樹脂板(B)を使
用した合成骨は、大幅なコストダウンが図れ、経済的に
メリットか大きく、工業的に意義かあるものとなる。
第3図は1本発明の他の合成骨の一実施例の一部切欠拡
大断面図を示したものである。
第3図において、合成骨(1b)は、第1図に示される
合成骨(la)の発泡体の下面に、更に多数の中空突起
を形成した合成樹脂製中芯シートの平面側または両面に
平坦シートを貼着してなる独立密閉空気室を形成した中
空合成樹脂板(A)の少なくとも1層および/または多
数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凸面に
平坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する中空合
成樹脂板(B)の少なくとも1層を設けて1発泡体を中
空合成樹脂板で挟むことにより、剛性を低下させずに発
泡体層を薄肉化し、より軽量化が図れる特徴を有する合
成骨である。
上記中空合成樹脂板(^)または(B)の枚数は。
使用目的により適宜重ね合わせてよい。
該中空合成樹脂板(A)または(B)の材料としては1
通例の熱可塑性合成樹脂でよく、例えば、高密度ポリエ
チレン、ポリプロピレン等のポリオレフィン系樹脂、ナ
イロン6、ナイロン66、ナイロン12等のポリアミド
系樹脂、ポリエチレンテレフタレート等のポリエステル
系樹脂、ポリ塩化ビニル系樹脂等が挙げられる。
これらの中でも、安価で、剛性等を有するという点でポ
リオレフィン系樹脂が好ましい、特にポリプロピレン系
樹脂か圧縮回復力(復元性)か良いことから最も好まし
い。
また、畳表と発泡体との間に介在する前記中空合成樹脂
板のうち、発泡体と接触する中空合成樹脂板(Aまたは
B)の少なくとも平坦シートもしくは中芯シートを、タ
ルク、炭素カルシウム、マイカ、ガラスam、炭素繊維
等の充填材を含有する層で形成することにより1畳の踏
み心地、座り心地、寝心地、充分なソフト感等を失わず
に剛性や耐熱性等の諸性能の向上を図ることができ1発
泡体の破損、凹み等の防止や耐熱性を要求される暖房畳
への応用等の種々の展開か可能となる。
更に本発明ては、中空合成樹脂板の厚さ、中空突起の径
や数等を変化させることによっても圧縮回復力、断熱、
防音1M衝性、a械的強度等を制御することかできるが
、一般には、厚さは、2〜30m腸、好ましくは3〜2
0−一の範囲で選択される。
また、中空突起の径は、3〜lO厘−φ、好ましくは、
3〜7−1φの範囲で選択される。ちなみに、中空突起
の径が311IIlφのものより5+no+φのものの
方が圧縮回復力、断熱、防音、緩衝性に優れたという結
果を得ている。
本発明で使用される発泡体としては、ポリスチレン系発
泡体、ポリエチレン系発泡体、ポリプロピレン系発泡体
、ポリ塩化ビニル系発泡体、硬質ポリウレタン発泡体、
フェノール樹脂系発泡体等の押出成形法、ビーズ発泡法
等の適宜の成形法で成形された合成樹脂成形発泡体か用
いられるが、密度271層g/+3以、ヒの発泡体が好
ましい。
本発明の合成骨においては、畳表と中空合成樹脂板の平
坦シート面、場合により中空合成樹脂板(B)の平坦シ
ートを貼着してない面との間に発泡シートを介在させて
畳表と中空合成樹脂板とのずれに基因する障害をなくす
る点で特徴的である。
使用される発泡シートとしては、ポリエチレン系発泡体
、ポリプロピレン系発泡体、ポリ塩化ビニル系発泡体、
ポリウレタン系発泡体、合成ゴム系等の軟質ないしは半
硬質発泡体、場合によりボリ塩化ビニル系発泡体、ポリ
スチレン系発泡体、フェノール系等の硬質ないしは半硬
質発泡体、場合によりこれ等の軟質ないしは硬質発泡体
の積層品等の複合シートを使用することもできる。
これらの発泡シートおよび複合シートは、シート同志を
貼着−・体化して用いても良いし、単に積層して用いて
も良いし、また中空合成樹脂板の平坦シート面と貼着し
て用いても良いし、合成樹脂製中芯シートの凹面または
凸面と貼着することなく、若しくは貼着して用いること
もできる。
発泡シートの密度は、25 kg/a’以上、好ましく
は30 JH/m3程度のものであることか好ましく、
こわらの発泡シートの厚みは1〜5mm、好ましくは3
1III11程度のものか多用される。そして発泡シー
トの畳表と接する面の発泡体の細胞は独立であっても連
続であっても良く、場合によっては連続気泡であること
による効果を期待することもできる。
本発明において場合により使用されるクロスとしては、
通例の織布ももちろん使用することができるが、14x
14本/インチ以上の織り密度を有するクロスの使用が
好ましい。
これらのクロスは、前記畳表1発泡シート、中空合成樹
脂板1発泡体と共に畳糸により縫着一体化させてもよい
が、その際にクロスとフィルムまたはシートをラミネー
トとして、またはラミネートせずに使用することも可能
である。
本発明の合成畳の通気性については縫着て生しる針穴で
充分ではあるが、更に通気性を必要とする場合には、縫
着時に結着機に糸を付けない針を取り付けて針穴のみを
開けるなどして針穴を別途増加して設けることも可能で
ある。また接着により結合する場合は、プレス等の機械
を使用して任意の大きさと数の穴を設けることが可能で
ある。
また1本発明の合成畳の性能を損なわない範囲において
該中空合成樹脂板に、他の合成樹脂、ゴムあるいは顔料
、染料、酸化防止剤、紫外線吸収剤、架橋剤、難燃剤1
発泡剤、帯電防止剤、有機、無機の充填材等の通例の添
加剤および防虫剤等の薬剤等を配合しても良い。
(発明の作用効果) 本発明の合成畳は、−ト述した構成を有することから以
下に示す作用効果を有する。
l) 畳表と発泡体の間に、中空合成樹脂板が中芯シー
トの中空突起と平坦シートとで形成される多数の独立密
閉空気室を有する中空合成樹脂板の複数枚を介在させる
ため静的集中荷重および動的集中荷重の荷重分散性に優
れるので、従来のコルゲート型プラスチック段ボール等
からなる中空板を使用した畳あるいは先に提案した実開
昭63−27636号公報よりも煽動や衝撃等を良く吸
収し、かつ上下方向の耐圧性が大きいので、圧縮回復力
、緩衝性、断熱性、防音性等に優れる。
また、局部的な変形がなく、タンス、テーブルの脚等の
重量物や局部的変形による凹みが生じにくい。
2) 本発明では、上記のように独立密閉空気室を多段
に有するために、歩行時の快適な踏み心地、座り心地、
寝心地、ソフト感等の人間工学的な効果に優れる。
この効果は上部中空合成樹脂板の点荷重が、2枚目の中
空合成樹脂板の面荷重に変換されることによって達成さ
れるものと推察される。
3)畳表と発泡体の間に、多数の中空突起を形成した合
成樹脂製中芯シートの片面または両面に平坦シートを貼
着してなる独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板(
A)の少なくとも1層と、多数の中空突起を形成した合
成樹脂製中芯シートの凸面に平坦シートを貼着してなる
空気流通空間を有する中空合成樹脂板(B)の少なくと
も1層とを介在させることにより、剛性を低下させずに
コストダウンが図れるばかりでなく、通気性か非常に良
好であるという特徴を有する。
4)合成畳の発泡体を、独立密閉空気室を形成した中空
合成樹脂板(A)の少なくとも1層および/または多数
の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シートの凸面に平
坦シートを貼着してなる空気流通空間を有する中空合成
樹脂板(B)の少なくとも1層で挟むことにより、剛性
を低下させずに発泡体層を薄肉化することができ、より
畳の軽量化か図れる。
また、上記3)で述べた通気性の効果は更に、向上する
5)畳表と中空合成樹脂板の平坦シート面または中空合
成樹脂板(B)の平坦シートを貼着してない面との間に
発泡シートを介在させることにより、長期の使用におけ
る畳表と中空合成樹脂板との間のずれに基因する障害、
具体的にはずれによる畳表の伸び、波型も、ずれによる
歩行時の不快感、重量物と畳表との一体ずれによる障害
等を容易に防止することができる。
6)畳の最下層にクロスシートを設けることにより、軽
量化による畳の上滑りを防止することができ、かつ発泡
体、中空合成樹脂板等の保護的効果を有する。
7)本発明の合成畳は、上述した構成による効果と共に
合成畳の特徴であるダニや虫が生息しないため室内衛生
が保持され1畳表のい草等の特性を損なうことなく防湿
性に優れ、かつ耐水性、耐薬品性に優れた性質を有する
ものである。
(実施例) 実施例1 ポリプロピレン(商品名二日石ポリプロE610G日本
石油化学(株)袈)を用いて、直径5鳳−φの中空突起
を5懲朧の等間隔に設けた中芯シートの両面に上記中芯
シートと同じポリプロピレンを用いた平坦シートを連続
押出成形により貼合してなる3層構造の独立密閉空気室
を有する中空合成樹脂板(坪量85Gg/cm”、該中
空合成樹脂板の性能表を第1表に示す、)の2枚を1畳
表として日本農林規格(JAS)が定める1等級以上の
い草と、密度27 kg/m’の厚さ45■層の発泡ス
チレン板[商品名:ミラーフオーム(株)JSP社製]
との間に重合し、最下層にクロスシート[商品名二日石
クロスシート、織り密度14X14/インチ日本石油化
学(株)製]を配設して、N糸としてJISL2505
 (ポリエステル畳糸)を用いて縦糸間隔が10c膳以
下、縦糸の針足間隔が5C烏以下となるように縫着して
一体化し、長さ1820■層X輻910■議×厚さ55
mm、重さ4.3kgの合成畳を製造した。この合成畳
の畳表と中空合成樹脂板の間には密度30 kg/m3
.厚み3ffiI11のポリプロピレン発泡シートを中
空合成樹脂板に貼着して介在させた。
該合成畳を用いてJIS^59I3に準拠して畳を評価
した結果を第1表に示した。
(以F余白) 第1表 比較例1〜2 従来の市販の藁畳、インシュレーションボードを用いた
畳床を使用した市販の化学畳を評価した結果を第2表に
示した。
(以下余白) 第2表
【図面の簡単な説明】
第1図は1本発明の合成畳の一実施例の一部切欠拡大断
面図を示したものである。 第2図は1本発明の中空合成樹脂板の斜視図を示したも
のである。 第3図は、本発明の他の合成畳の一実施例の一部切欠拡
大断面図を示したものである。 符号 l:合成畳(la)および(1b) 2:畳表 3.4,4° :独立密閉空気室を有する中空合成樹脂
板(A) 5.5° :空気流通空間を有する中空合成樹脂板(B
) 6:発泡体 7:クロスシート a、c:平坦シート b:中芯シート d:中空突起 第1図 第2図 第3図

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)少なくとも畳表と発泡体を有する畳床とからなる
    合成畳において、 該畳表と発泡体の間に、多数の中空突起を形成した合成
    樹脂製中芯シートの凹面または両面に平坦シートを貼着
    してなる独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板(A
    )の1または複数枚を介在させ、かつ少なくとも畳表に
    接する面に発泡シート張中空合成樹脂板(A)の発泡シ
    ート面を接するように介在させたことを特徴とする合成
    畳。
  2. (2)少なくとも畳表と発泡体を有する畳床とからなる
    合成畳において、 該畳表と発泡体の間に、多数の中空突起を形成した合成
    樹脂製中芯シートの凹面または両面に平坦シートを貼着
    してなる独立密閉空気室を形成した中空合成樹脂板(A
    )の少なくとも1層と、多数の中空突起を形成した合成
    樹脂製中芯シートの凸面に平坦シートを貼着してなる空
    気流通空間を有する中空合成樹脂板(B)の少なくとも
    1層とを介在させ、かつ少なくとも畳表に接する面に発
    泡シート張中空合成樹脂板(A)の発泡シート面を接す
    るように介在させたことを特徴とする合成畳。
  3. (3)請求項(1)または(2)の合成畳の発泡体の下
    面に、更に多数の中空突起を形成した合成樹脂製中芯シ
    ートの凹面または両面に平坦シートを貼着してなる独立
    密閉空気室を形成した中空合成樹脂板(A)の少なくと
    も1層および/または多数の中空突起を形成した合成樹
    脂製中芯シートの凸面に平坦シートを貼着してなる空気
    流通空間を有する中空合成樹脂板(B)の少なくとも1
    層を設けたことを特徴とする合成畳。
  4. (4)畳表と発泡体との間に介在する前記中空合成樹脂
    板のうち、発泡体と接触する中空合成樹脂板(Aまたは
    B)の少なくとも平坦シートもしくは中芯シートが、充
    填材を含有する層で形成されたことを特徴とする請求項
    (1)〜(3)に記載の合成畳。
  5. (5)請求項(1)〜(4)記載の合成畳の下面に更に
    クロスを重合したことを特徴とする合成畳。
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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10193476A (ja) * 1997-01-08 1998-07-28 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 床敷物廃材を原料とする畳床及びそれからなる畳

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH10193476A (ja) * 1997-01-08 1998-07-28 Kanegafuchi Chem Ind Co Ltd 床敷物廃材を原料とする畳床及びそれからなる畳

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