JPH02308028A - 柱又は壁体とプレキャスト梁との接合方法 - Google Patents

柱又は壁体とプレキャスト梁との接合方法

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JPH02308028A
JPH02308028A JP12955989A JP12955989A JPH02308028A JP H02308028 A JPH02308028 A JP H02308028A JP 12955989 A JP12955989 A JP 12955989A JP 12955989 A JP12955989 A JP 12955989A JP H02308028 A JPH02308028 A JP H02308028A
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丹羽 秀彬
Kazuo Ito
一男 伊藤
Koji Yanagisawa
柳澤 孝次
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、住宅2店舗、倉庫等の小規模なRC造の簡易
構造物において、柱や壁の断面が小さくてすむようにし
た柱又は壁体と梁の接合方法に関する。
〔従来の技術〕
従来の例えば、住宅2店舗、倉庫等の小規模な第9図の
平面図に示すようなRC造の簡易構造物の場合、図にお
ける各室の仕切壁等は、第11図の正面図に示すように
柱4aと梁1bと壁体6Cとが一体としてプレキャスト
により工場において部品として作られたものが用いられ
ていた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかし、上記のようにプレキャストにより一体的に形成
されたものは、組立工程が簡単で工期を短縮できるとい
う利点はあるが、柱4a部分と梁1b部分等は、いわゆ
る剛接合によって一体化されているため、柱4aは軸方
向の鉛直荷重Nのほかに、曲げモーメントM及びせん断
力Qを受けることにより、これに耐えるだけの補強を施
さなければならない。しかし、このような工法に用いら
れるプレキャストコンクリート部材の柱や壁の厚さは比
較的小断面であって、これらのコンクリート部材に補強
を施すことは困難であるとともに、簡易構造物用の部材
としての意味を失うことになる。
この発明は、このような従来のコンクリート部材の欠点
にかんがみてなされたものであって、柱と梁とをピン結
合構造とすることにより、上記の問題を解消することを
目的としている。
〔課題を解決するための手段〕
上記目的を達成するために、本発明の柱又は壁体とプレ
キャスト梁との接合方法においては、柱又は壁体にタテ
方向に埋設した鋼棒の、該柱又は壁体の上端から突出し
た部分を、プレキャスト梁の端部に予めタテ方向に埋設
した鞘管内に挿通し該鞘管と鋼棒との隙間にグラウト材
を充填して硬化接合したものである。
〔作用〕
この発明は、上記のような構成となっているので、柱又
は壁と梁との接合は、タテ方向に設けた鋼棒をやはりタ
テ方向に梁に埋設したパイプ等の鞘管内へ挿入し、鋼棒
と鞘管との隙間には例えばセメントペースト等を充填す
ることにより、容易に柱又は壁と梁とを接合できる。但
し、この際の接合はピン接合となっているため、梁に加
えられた荷重によって、柱の受ける力は軸方向力のみで
あって、曲げモーメントやせん断力を受けないため、柱
も壁も比較的小断面の部材で所要強度が得られるため、
格別な補強を必要とせず、コンクリート製の簡易構造物
に適した接合方法とすることができる。
〔実施例〕
実施例について、図面を参照して説明する。
第1図は、小規模な構造物を構成する各プレキャストコ
ンクリート部材を斜視図で示したものであって、1.2
は梁であって、それぞれの端部には、そのタテ幅dの中
心面に沿って同形の段部aが形成され、この段部の中央
部にはタテ方向に鞘管として鋼管3,3が、梁1,2を
同図(a)のごとく突合わせたときに軸線を共有するよ
うに予め埋設されている。同図(b)は柱4の斜視図で
あって、5は柱4内の中心位置にタテ方向に埋設された
鋼棒であって、柱4の上端から突出した部分は前記鋼管
3,3内へ挿入可能となっている。同図(C)は壁体6
の斜視図であって、上部には同図(a)の梁1゜2の突
合わせ部を嵌合するための深さdなる切欠部すが設けら
れており、この切欠部の中心部にはタテ方向に柱4と同
様に鋼棒5が埋設され、切欠部すの底面から上方へ突出
した部分は、第5,6図に示すように切欠部すへ嵌合し
た梁1,2の鋼管3,3内へ挿入可能となっている。
第2図は、柱4の両側に梁1,2がある場合であって、
第3図は第2図におけるA−A断面図を示す。この場合
は、すでに第1図に示したように、突合わせた梁1,2
の鋼管3,3内へ柱4の鋼棒5を挿入した後、この鋼棒
と鋼管3,3の隙間にセメントペースト等を充填して硬
化させる。7は梁1,2の上端に載置された天井又は床
を兼ねるスラブであって、鋼棒5の先端部を係合孔7a
内へ挿入し、グラウト材を充填して固化する。
第4図は、柱4の片側にのみ梁lを取付けた場合。第5
図は、壁6eの両側に梁1,2がある場合(第9.10
図参照)であって、すでに第1図(C)で説明したよう
に、梁1.2は壁6e(第1図における壁6に相当)の
切欠部へ嵌合し、鋼棒と鋼管により接合される。第6図
は第5図におけるB−B断面図であって、両図とも8は
鋼棒と鋼管の隙間へ充填したセメントペーストを示す。
第7図は壁の片側に梁のある場合を示す。
第8図は以上の実施例において適用可能であると共に、
ピン接合効果をより正確にするための実施例である。こ
れはスラブ7と梁1の上端面、梁1と梁2との段部a、
梁2の下面と柱4の上端面とは、いずれも鋼板11〜1
5を介して当接せしめてあり、柱4の上端面の綱板15
は柱4に埋設された鉄筋16と溶接されている。25は
鋼棒であって両端部にねじを有し、下端部に螺合したナ
ツト26は鋼板15に溶接しである。この鋼棒25は、
第1図において説明したように梁1,2に埋設した鋼管
23.23内を挿通し、スペーサブラケット27を介し
てナツト26により緊締し、柱4.梁l、2.スラブ7
を連結している。Sは梁1.2間のクリアランスである
。この第8図に示した各部材の連結は、ピン接合であっ
て、第10図(a)に略示した構造物として構成される
これに反し、従来例においては、第11図(a)に示す
ように、柱4aと梁1b、壁6cはいずれも剛接合によ
って構成されているため、例えばスラプを介して加えら
れる荷重による力の作用線図は同図O))に示すように
、柱4aに対してせん断力Qや鉛直曲げモーメントMが
生しるために、柱や壁の断面を大きくしなければならな
い。また、中程度の地震力が加わった場合、上記曲げモ
ーメントはさらに大きくなることを考慮に入れる必要が
ある。
一方、第10図(a)に示した構造物は各部材がピン接
合により連結されているので、同図(ロ)の作用線図に
示すごとく、柱4には軸方向力Nのみが加わり、曲げモ
ーメントは生じないので、柱の座屈応力のみを考えれば
よく、従って柱の断面は従来例に比べてはるかに小さな
断面ですむことになる。
このことは、壁の断面についても同様であり、従って本
発明による接合方法は、小規模なRC造の構造物、例え
ば住宅1店舗、倉庫等の簡易建築物に適した工法といえ
る。
〔発明の効果〕
以上説明したように、本発明によれば、接合部材に曲げ
モーメントが生じないために、鉛直荷重のみ負担する柱
や壁の断面が小さくてすむこと、接合部が簡単な構成の
ため施工管理が容易であり、工期短縮が図れる等、種々
の効果が得られる。
【図面の簡単な説明】
第1図は、構造物を構成する各プレキャストコンクリー
ト部材の斜視図で、同図(a)は突合わせた2つの梁、
同図5)は柱、同図(C)は壁を示す図、第2図は2つ
の梁と1本の柱とをピン接合した図、第3図は、第2図
におけるA−A断面図、第4図は1つの梁と1本の柱と
をピン接合した図、第5図は2つの梁と柱をピン接合し
た図、第6図は第5図におけるB−B断面図、第7図は
1つの梁と1つの壁をピン接合した図、第8図は2つの
梁と柱とのより効果的なピン接合の詳細図、第9図は簡
易構造物のスラブを除いた平面図、第10図(a)は仕
切り部材の実施例の側面図、同図■)は同図(a)にお
ける曲げモーメント図、第11図(a)は仕切り部材の
従来例の側面図、同図(b)は同図(a)に生ずる曲げ
モーメント図である。 1、Ib、ld、2・・・・・・梁、3,23・・・・
・・鞘管(鋼管)、4.4a・・・・・・柱、5,25
・・・・・・鋼棒、6.6c、6e・・・・・・壁体(
壁)。

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)柱又は壁体内にタテ方向に埋設した鋼棒の、該柱
    又は壁体の上端から突出した部分を、プレキャスト梁端
    部に予めタテ方向に埋設した鞘管内に挿通し、該鞘管と
    鋼棒との隙間にグラウト材を充填して硬化接合すること
    を特徴とする柱又は壁体とプレキャスト梁との接合方法
JP1129559A 1989-05-23 1989-05-23 柱又は壁体とプレキャスト梁との接合方法 Expired - Lifetime JP2758205B2 (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007303154A (ja) * 2006-05-11 2007-11-22 Takenaka Komuten Co Ltd 架構形成方法
CN106759934A (zh) * 2017-01-18 2017-05-31 陕西省建筑设计研究院有限责任公司 钢板混凝土剪力墙和梁连接用套筒连接件及其安装方法
JP2019152079A (ja) * 2018-03-06 2019-09-12 三井住友建設株式会社 PCa壁とPCa部材との接合構造

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JPS5821048A (ja) * 1981-07-31 1983-02-07 Nissan Motor Co Ltd 車両用制御装置

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