JPH04106256A

JPH04106256A - 鋼管コンクリート柱

Info

Publication number: JPH04106256A
Application number: JP22100590A
Authority: JP
Inventors: Suetomi Inoue; 井上　末富
Original assignee: Kawasaki Steel Corp
Current assignee: JFE Steel Corp
Priority date: 1990-08-24
Filing date: 1990-08-24
Publication date: 1992-04-08

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】〈産業上の利用分野〉本発明は、建築鉄骨材として使用される、鋼管内部にコ
ンクリートを充填した鋼管コンクリート柱に関するもの
であり、詳しくは鋼管コンクリート柱の柱−梁接合部の
構造に関するものである。

〈従来の技術〉建築鉄骨柱として、柱剛性の向上を期待して鋼管内部に
コンクリートを充填した鋼管コンクリートが用いられて
いる。

鋼管コンクリート柱の柱−梁接合構造は、梁からの剪断
力を柱ウェブおよび内部コンクリートへ伝達するため、
柱−梁接合部の梁フランジ取付部に、外ダイヤフラムあ
るいは内ダイ千フラムを取付は補強するのが一般的であ
る。第４．５図に内ダイヤフラム形式の接合部の補強構
造を示す。第４．５図において、ＩＯは鋼管柱、２は梁
、１１は内ダイヤフラム、９はコンクリートである。

〈発明が解決しようとする課題〉しかし、上記の接合部の補強構造は、内ダイヤ　。

フラム形式には、製作コストの増大の問題があり、また
第４図に示すように、内ダイヤフラム１１の直下Ａに空
隙ができ、コンクリート充填の信輔性に欠ける問題があ
る。また、外ダイヤフラム形式には、意匠的な問題が指
摘されている。

本発明は、このような問題を解決した鋼管コンクリート
柱を提供することを目的とする。

〈課題を解決するための手段〉本発明は、π形鋼のリブを内側かつ長手方向にセットし
た４枚のπ形鋼のフランジの端部を溶接した鋼管柱にコ
ンクリートを充填した鋼管コンクリート柱であって、前
記π形鋼のリブ取、付側のフランジ内面又はフランジ内
面とリブ表面に矩形断面の突起を設け、かつ、前記溶接
に先立ち、鋼管柱と梁の接合部を含む範囲に、前記π形
鋼のリブに複数段の孔を設け、この孔に鉄筋を装入して
なることを特徴とする鋼管コンクリート柱である。

〈作　用〉本発明の鋼管コンクリート柱の作用は、次の通りである
。

■　π形鋼で構成することにより、柱と梁の接合部まわ
りの補強（ダイヤフラム）が不要となり、製作が筒車で
低コストとなる。また、水平ダイヤプラムが不要となる
ので、コンクリートの充填施工性が容易で信頼性が高い
。

■　π形鋼のリブ取付側表面に突起を設けることにより
、鋼管コンクリート柱としてのコンクリートの付着が確
実となる。

■　柱と梁の接合部において、π形鋼のリブに鉄筋を配
置することにより、コンクリ−１・との−体合成効果が
得られ、さらに鋼管柱のフランジの面外曲げ剛性が増大
し、梁のフランジからの応力が柱へ確実に伝達され、接
合部耐力が確保できる。

〈実施例〉本発明の一実施例を図面に基づいて説明する。

第１図は本発明の鋼管コンクリート柱の一実施例の長手
方向断面図であり、第２図は第１図の１＝■線断面図で
ある。

第１．２図において、１は箱形の鋼管柱、２はπ形鋼の
梁である。

箱形の鋼管柱１は、π形鋼３のリブ４を内側かつ長手方
向にセットした４枚のπ形鋼３のフランジ５の端部を溶
接して製作する。

π形鋼３には、第３図（１）、（２）に示すように、リ
ブ４取付側のフランジ５内面又はフランジ５内面とリブ
４の表面に、矩形断面形状の突起６が圧延製造時に設け
である。突起６の高さは、少なくとも２．　Ｏｖａ以上
とする。

また、π形鋼の溶接に先立ち、鋼管柱１と梁２の接合部
を含む範囲りに、各π形鋼３のリブ４に複数段の孔７を
設け、この孔７に鉄筋８を装入しておく、鉄筋を装入す
る範囲りは、梁２の高さＨの１．５〜２．０倍以内とす
る。

しかして、このように構成した箱形の鋼管柱工の内部に
、コンクリート９を充填する。

〈発明の効果〉以上説明したように、本発明の鋼管コンクリート柱は、
従来のものに比ベコンクリートの充填施工性が著しく改
善され、かつ、接合部まわり（外面側）が単純で意匠性
に優れている。また、コンクリートとの付着性が向上す
る。さらに、柱と梁の接合部において、コンクリート七
の一体合成効果が得られ、鋼管柱フランジがら内部コン
クリートへの応力伝達が確実に行われ、鋼管柱フランジ
の面外曲げ剛性が増大する等の優れた効果を奏す

【図面の簡単な説明】

第１図は本発明の鋼管コンクリート柱の一実施例の長手
方向断面図、第２回は第１図のＩｉ線断面図である。第
３図（１）、（２）は本発明の鋼管コンクリート柱に使
用するπ形鋼の一例を示し、第３図（１）は平面図、第
３図（２）は第３図（１）のｎ−ｎ線矢視図である。第
４図は従来の鋼管コンクリート柱の長手方向断面図、第
５図は第４図の■−ｍ線断面図である。１・・・鋼管柱、　　　　　　　　２・・・梁、３・・
・π形鋼、　　　　　　　　　４・・・リ　ブ、５・・
・フランジ、　　　　　　　　６・・・突　起、７・・
・孔、　　　　　　　　　　８・・・鉄　筋、９・・・
コンクリート、　　　　　　１ｏ・・・鋼管柱、１１・
・・内ダイヤフラム。特許出願人　　　川崎製鉄株式会社第１図第２図第３図第３図

Claims

【特許請求の範囲】

π形鋼のリブを内側かつ長手方向にセットした４枚のπ
形鋼のフランジの端部を溶接した鋼管柱にコンクリート
を充填した鋼管コンクリート柱であって、前記π形鋼の
リブ取付側のフランジ内面又はフランジ内面とリブ表面
に矩形断面の突起を設け、かつ、前記溶接に先立ち、鋼
管柱と梁の接合部を含む範囲に、前記π形鋼のリブに複
数段の孔を設け、この孔に鉄筋を装入してなることを特
徴とする鋼管コンクリート柱。