JPH0230716B2 - Fuchikagarinuimishinnimochiirusorakannuikomisochi - Google Patents

Fuchikagarinuimishinnimochiirusorakannuikomisochi

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JPH0230716B2
JPH0230716B2 JP13978183A JP13978183A JPH0230716B2 JP H0230716 B2 JPH0230716 B2 JP H0230716B2 JP 13978183 A JP13978183 A JP 13978183A JP 13978183 A JP13978183 A JP 13978183A JP H0230716 B2 JPH0230716 B2 JP H0230716B2
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ring
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suction
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Eiji Tatsumi
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Pegasus Sewing Machine Manufacturing Co Ltd
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Description

【発明の詳細な説明】 技術分野 この発明は、布地の縁かがり縫い時に、切離さ
れた空環を布地のシームの最初部分に自動的に縫
い込みできるようにした、いわゆるバツクタツク
機能を備えた空環の縫い込み装置の改良であつ
て、特に縁かがり縫いミシンに用いるようにした
空環縫い込み装置に関する。
従来技術 この種のバツクタツク機能を備えた空環の縫い
込み装置は、一般に上衣の袖部などの縁かがり縫
いを連続して行う場合に使用され、縁かがり縫い
の終了した布地端より連続して形成された空環を
人手を要せずして新しい布地のシームの最初部分
に縫い込みできるような構成となつており、その
基本的なものは、特開昭55−170号公報に提案さ
れており、すでに公知となつているが、この提案
に係る装置は、空環を縁かがり縫いの終了した布
地より切離した後に、次の布地のシームの最初部
分に縫い込むために位置決めする装置に特徴を有
したものである。
すなわち、この提案の要部を構成する空環の切
断位置決め装置は、舌金の自由端の近傍に支承さ
れた切断ナイフと吸出しチユーブをもつて具体化
された向きぎめ装置とを有した吸い込みチユーブ
を備えて成る空環切断装置と、把持ブレイドと吸
い込み位置決めチユーブを備えて成る把持装置
と、針板の舌金と把持装置との間にわたつて針板
に延設された凹溝とを備えており、空環は吸い込
みチユーブ内に吸い込まれ、縁かがり縫いの終了
した布地から切離された後、吸出しチユーブの噴
流エアーにより把持装置に向けて排出され、把持
装置の位置決めチユーブ内に吸い寄せられる。そ
して、この時把持ブレイドを上下に駆動させるこ
とによつて上記した凹溝内に嵌入され、把持ブレ
イドで把持して位置決めされるような構成となつ
ている。
しかしながら、このようなものでは、実際の稼
働にあたつて次のような問題が指摘される。
即ち、第1に、空環は、その縫い込みがなされ
る時は針板上に形成された凹溝内に嵌入され、新
しい布地の下面側に析り返されるようにして位置
決めされるが、針板の構造上、針落位置までその
凹溝を延設できないので、空環の保持に影響を与
える布地との摩擦を解消するに至らなかつた。こ
のため、作業性にも限度があつた。
第2に、空環は、布地の下側面に置かれるの
で、作業者の見えない状態で縫い込まれて行く。
そのため、シームの形成が適正かどうかの判断や
確認が困難となり、目飛びなどの不良品を生じ易
いなどの問題があつた。
第3に、空環を吸い込みチユーブで捕捉した後
吸出しチユーブの噴流により排出し、比較的距離
の離れた把持装置で受け取つて針板の凹溝内へ嵌
入しているので、空環の保持位置が不安定とな
り、凹溝内に嵌入して適切な位置決めをすること
が困難である。
発明の目的 この発明は、叙上の問題を解決すべくなされた
もので、縁かがりミシンなどに取付け可能であつ
て、空環を布地の上面側に位置決めして縫い込め
るようにした自動バツクタツク機能を備えた空環
の縫い込み装置を提供することを第1の目的とす
る。
この発明の第2の目的は、空環の縫い込み時に
布地との間に摩擦を殆ど生じさせることがなく、
したがつて、布地面に適正な縁かがりシームを形
成することのできる自動バツクタツク機能を備え
た空環の縫い込み装置を提供することにある。
さらに、この発明の第3の目的は、空環を縫い
込みする状態が作業者によつて外部より観察でき
るようにされた自動バツクタツク機能を備えた空
環の縫い込み装置を提供することにある。
この発明のさらに第4の目的は、針板の針落手
前に設けた送り歯用のスリツトを有効に作用させ
ることができ、そのために布端を正端にしかも迅
速に針落面に至らしめてバツクタツクを行えるよ
うにした作業能率の改善されたバツクタツク機能
を備えた空環の縫い込み装置を提供することにあ
る。
この発明のその他の目的と利点は、望ましい実
施例を採つて述べる以下の説明によつて自ずから
明らかになるであろう。
この発明は、公知の縁かがり縫いミシン、例え
は、第1図に示すような送り歯を針板面に備えた
一般的な縁かがり縫いミシンのほか、第13図に
示すような無端送りベルトを備えた縁かがり縫い
ミシンに対しても適用可能なものである。
実施例 以下、この発明の望ましい実施例を添付図を参
照しながら、詳細に説明する。
第1図は、この発明装置の適用された縁かがり
縫いミシンの外観構成斜視図を示す。
図においては、この発明装置の要部を構成する
空環捕捉器を除く押さえ金、空環移送器、空環押
さえ機構はそれぞれ参照符号2,3,4をもつて
示されており、11はミシンが『空環』、『縫製』
のいずれかの糸調子状態にある場合に使用される
縫糸調子器11a,11bを備えた糸弛め装置で
あり、このミシンAのその他の部分は公知の部品
を用いて構成されている。
空環捕捉器1、空環移送器3、はそれらの作動
手順と共に第2図〜第4図に示されている。
空環捕捉器1はミシン針10や上ルーパ6(第
5図参照)等による縫目形成部より後方に設けら
れるものであつて、前部には吸い込み窓101
を、後部には吸い込み管(不図示)をそれぞれ連
通させた吸い込み室102からなり、吸い込み窓
101には2枚のブレードを持つ鋏式のナイフ1
01aを備えている。このナイフ101aはミシ
ンの主軸の回転と同期して上下に揺動する布縁切
断用上メス7の取付台71と連動して駆動され
る。
そして、この空環捕捉器1は、布の後端の縫目
に連なる空環9を吸い込み窓102から吸い込ん
でナイフ101aで切断し、ミシン針10、ルー
パ6に連なる空環9を所定の長さとして空環移送
器3の吸い込みノズル301に受け渡すように作
動する。
104は、フードであり、このフード104
は、後述するエアー吹上管5の開口501より吹
上られた圧縮エアーにより空環9が揺れ動いて、
後述する吸い込みノズル301による空環9の吸
い込みが不能となるのを防止するものである。図
示例においては、このフード104は、空環捕捉
器1の吸い込み室102の先端に付設している
が、このような例に限られず、ミシン本体側に付
設してあつてもよい。
エアー吹上管5は、その開口501を上記した
空環捕捉器1の吸い込み窓101に向けており、
針板12の下方に配設されている。
一方、空環捕捉器1に並設された空環移送器3
は、空環捕捉器1の吸い込み窓101内に吸い込
まれて切離された空環9を前記縫目形成部より後
方で受け取つて、この受け取つた空環9を縫目形
成部より前方の押さえ金2の上方に移送させるた
めのもので、エアー吸入源(不図示)に接続され
た吸い込み管302を介してエアー吸入源(不図
示)に接続された吸い込みノズル301を有して
いる。この吸い込みノズル301は、取付具30
3と、L字状の連結ブラケツト304を介して空
環捕捉器1の後方に連設させたエアシリンダ30
9の作動ロツド309aの先端に固着されてあ
る。
連結ブラケツト304は、中間ブラケツト10
5の側方に穿孔されたガイドスリツト106より
突出するようにしてエアシリンダ309の作動ロ
ツド309aの先端に固着されており、更にこの
連結ブラケツト304には取付具303が取付け
られているので、作動ロツド309aが往復すれ
ば吸い込みノズル301が後述する空環受け取り
位置(第4図a)から空環移送位置(第4図c)
に可動される。
また、吸い込みノズル301を固定した取付具
303は、段ネジ307により、連結ブラケツト
304に回転可能に連結されており、この取付具
303の後端には、案内棒308が固設されてい
て、更にこの案内棒308は、別のエアシリンダ
305の作動ロツド305aの先端に固着された
可動部材306の挿貫孔306a内に支持されて
いる。この挿貫孔306aは、吸い込みノズル3
01の左右の移動時にコジを生じさせないため
に、第3図に示すように、この内面306aに移
動方向に従つた斜面306b,306bを形成し
ている。
エアシリンダ309は空環移送器3の吸い込み
ノズル301の駆動源を成しており、スピードコ
ントローラを各々に介在させた前進、後退用のエ
アー供給、排出パイプ309b,309cを設け
ており、エアー供給パイプ309bにエアーが供
給されると作動ロツド309aを後退させ、エア
ー排出パイプ309cにエアーが供給されると作
動ロツド309aを前進させるようになつてい
る。また、エアシリンダ305もエアーの供給、
排出パイプ305b,305cを有しており、吸
い込みノズル301が空環捕捉器1より空環9を
受け取る時には同様にしてその作動ロツド305
aを第4図bに示すように左右に移動させて吸い
込みノズル301の開口を空環捕捉器1の吸い込
み窓101に接近可能な構成となつている。
したがつて、このような構成によれば、吸い込
みノズル301が空環捕捉位置に来た時にエアシ
リンダ305の作動ロツド305aを前進させる
と、第4図bに示すように、吸い込みノズル30
1を空環捕捉器1の吸い込み窓101に接近させ
るので、空環捕捉器1より空環9の受け取りがス
ムーズに行われる訳である。
また、図中は空環移送器3の吸い込みノズル3
01の往復動時のブレを防止するために設けた案
内板である。
押さえ金2と空環押さえ機構4とは、第5〜7
図に示すような構成となつている。
すなわち、押さえ金2は、その上面部の針10
に近接する側に空環9を嵌入するためのガイド溝
201を凹設しており、一方の空環押さえ機構4
は、第1図に示すように、このガイド溝201に
対応した形状の押さえ板401を有している。
押さえ金2は、第5図によつて示されるよう
に、空環9を装入するためのガイド溝201を凹
設した押さえ爪202と、押さえ金2の大半部分
を構成する基板203とより成つている。
この押さえ爪202は針板12に設けられた針
板爪12a(第2,9,10図参照)の上面に置
かれる布13を押さえるためのものであるが、こ
の先端には突片204をガイド溝201より後方
に延出するようにして突設している(第9,10
図参照)。
また、205は、押さえ脚であり、ミシンの本
体に水平方向及び垂直方向に移動可能かつ回転可
能に支持された押さえ台14に取着されている。
この押さえ脚205は、ガイド溝201の後方に
位置するように形成したガイド爪206を有して
おり、このガイド爪206によりガイド溝201
内に装入された空環9の抜け出しを防止するよう
な構成となつている(第11,12図参照)。
一方の空環押さえ機構4の全体的な構成は、第
1図に示されており、この図を用いてその基本的
な構成を説明すると、スプリング(不図示)を内
蔵した作動シリンダ402を、その先端に固着し
た駆動手段たるエアシリンダ403の作動ロツド
403aを電磁弁などを付勢して上下に昇降可能
にされており、押さえ板401は上記した作動シ
リンダ402内でスプリング(不図示)の弾性力
を受けている。前記エアシリンダ403は、押さ
え板401を、その先端が前記ガイド溝201内
に嵌入する空環押さえ位置とこの空環押さえ位置
の上方の非押さえ位置との間で昇降させ、押さえ
板401は、空環押さえ位置において空環9を弾
性的に押圧する。すなわち、空環9に対する押圧
力は、スプリングの弾性力を変えることによつて
調節することができる。
したがつて、このような構造によれば、空環9
が空環移送器3によつて押さえ金2の上方まで移
送されて来ると、空環押さえ機構4が作動して押
さえ板401を下降させるので移送されて来た空
環9はこれら空環移送器3と押さえ板401の協
働作用により第6図a及びbに示すように、押さ
え板401により押圧されて押さえ金2のガイド
溝201内に確実に嵌入されることになる。
空環押さえ機構4は、この発明の実施例におい
ては空環捕捉器1、空環移送器3、吹上管5と共
にシーケンス制御の対象となることを想定してい
るが、作業者の手動や或いは押さえ金2を昇降さ
せる踏板(不図示)などと連動させるような構成
としてもよい。
第7図は、特に空環押さえ機構4の他の実施例
を示す図である。
この図においては、押さえ板401′は上部に
そのクツシヨンストロークを規定する長孔40
1′aを穿孔し、下部には押さえ金2のガイド溝
201に応じた形状の押さえ突片401′bを有
しており、取着ボルト407′を長孔内に挿貫さ
せて作動シリンダ402′の一端に抜け出し不能
な状態で取着されている。
作動シリンダ402′内に収納さたスプリング
404′は、その弾性力を押さえ板401′の頭部
に付勢しており、その弾性力は作動シリンダ40
2′の上部に螺入された調節ネジ405′の螺入位
置によつて調節可能になつている。
また、作動シリンダ402′の上方端より延出
した支持アーム406′は、エアシリンダ40
3′の作動ロツド403′aに固着されており、作
動ロツド403′aの上下動はエアシリンダ40
3′内にエアーを給排させることによつて行われ
る。
なお、支持アーム406′の延出端に穿孔され
た透孔406′bは、エアシリンダ403′の作動
ロツド403′aが上下した時に作動シリンダ4
02′が揺れ動くのを防止するためブラケツト4
08′を介してエアシリンダ403′に固着された
ガイドバー409′を挿通支持するものである。
空環押さえ機構4は、このような実施例に限ら
れず、エアシリンダ403′の給気パイプ(不図
示)に空気圧調整器を設けて、押さえ板401′
による空環9に対する押圧力を調整可能な構成に
してもよい。
この発明装置に於いて空環のバツクタツクをな
すために行われる一連の制御は、公知のシーケン
サなどにより、電磁弁、ソレノイドを作動して行
われるものであるが、実施例では空環移送器3の
作動時に上ルーパ6を針10の右側で停止させる
定位置停止装置を備えており、これによつて吸い
込みノズル301の作動時に吸い込みノズル30
1が上ルーパ6と衝突することを未然に防止して
いる。
また、必要に応じて空環移送器3の吸い込みノ
ズル301が押さえ金2の上方にある時には、ミ
シンの駆動が強制的に停止されるような安全装置
を設けることも望ましく、そのような装置は当業
者にとつては容易に実施可能である。
次に、本発明装置を適用させた別の縁かがり縫
いミシンBの概略構成を第8図を参照しながら説
明する。このミシンBは、従来より良く知られて
いる無端送りベルト機構を備えた縁かがり縫いミ
シンを示したものである。
図において、Bはミシン本体であり、このミシ
ン本体に固設された固定台16に軸支されたベル
ト駆動軸17の一端には、ベルト駆動プーリ18
が固定されている。そして、このベルト駆動軸1
7の他端には、ワンウエイクラツチ19とクラン
ク20とを組み合わせて取着けている。クランク
20は、ミシンの主軸(不図示)と連動してお
り、主軸の回転により揺動運動を生じ、このクラ
ンク20の揺動運動は、ワンウエイクラツチ19
により一方向の間欠回転運動として、ベルト駆動
軸17に伝達されるようになつている。
また、クランク20の揺動量を調節することに
より、ベルト駆動軸17の回転量も調整されるよ
うになつている。
ミシン本体に固定されたフレーム21には、適
所に回転可能に軸支されたプーリ30〜32が設
けられており、このフレーム21の一端には回動
可能に軸支された作動レバー22が設けられ、バ
ネ23により、時計方向に付勢されている。そし
て、この作動レバー22をフレーム21に軸支す
るように設けられた軸33には、連動レバー24
が固定されており、その一端は更に押さえ金2の
昇降レバー25にワイヤ26によつて連結されて
いる。
また、作動レバー22の他端には、プーリ27
が回転可能に軸支されており、無端送りベルト1
5は、押さえ金2の下面に当接して、ベルト駆動
プーリ18の間欠回転により、ミシンの送り歯
(不図示)と同期して布13を送るようになつて
いる。
28は、布地端を検知するためのセンサーであ
り、29は、その作動ロツド29aの先端に布押
さえ部34を設けた布押さえエアシリンダであ
る。このエアシリンダ29は、布地13の端より
連続して形成された空環9を前述した空環捕捉器
1で捕捉切断して空環移送器3に移し換えする時
に布13を一時的に押圧保持して空環の切離、捕
捉の確実性を期するものであり、必要に応じて設
けられるものである。
以上に説明したように、本発明装置はこのよう
な構成より成る無端送りベルトを備えた縁かがり
縫いミシンにも取付けて使用される構成となつて
いるものであるが、次に示す実施例では、糸弛め
装置の制御は、従来より用いられている運針カウ
ンタを用いた制御装置を用い、またこれ以外の装
置には出力リレーを除いた無接点の電子リレー回
路で構成されたものを想定している。しかし、こ
の発明装置の制御をなすにはこのような制御装置
に代えて集積回路による論理制御回路を構成して
利用することも可能なことはいうまでもない。
第13図は、この実施例に於いて使用されてい
る制御装置の要部を構成するマイクロシーケンサ
の回路構成図を示しており、第14図a〜lは本
発明装置の各部の動作手順を説明するタイミング
チヤートである。
そこで、次にこのタイミングチヤートを参照し
ながら、本発明装置の制御手順の概略を説明す
る。
布地13が挿入されない時は、押さえ金2が上
昇位置にあり、これに連動する作動レバー24に
よりベルト15も所定の位置に上昇している。
作業者が、手動により、あるいは本発明装置に
連結する装置のローラやベルト等により、無端送
りベルト15の下の所定位置、つまり縫製のセツ
ト位置に布13が送られて来ると、布端が布端検
知センサ28によつて検知されて、糸弛め装置1
1の制御装置とその他の駆動装置の制御をするマ
イクロシーケンサCが作動する。
このマイクロシーケンサCに信号が入ると、タ
イマT551の設定時間の後に、押さえ金2を制御
する電磁弁Y430が付勢され、押さえ金2が下降
して作動レバー24が時計方向に回動し、布13
は押さえ金2とベルト15とによつて上方より押
圧される。
次いで、タイマT455の設定時間が来るとスイ
ツチY436が作動し、送り歯(不図示)と無端送
りベルト15が駆動して布13が送られ、縫製が
開始される。
この時にはエアシリンダ403の作動ロツド4
03aは、伸びており、空環押さえ板401は、
押さえ金2の上面に設けられた溝201内に嵌入
して押さえ金2を押圧保持している。
センサ28からの検知信号により、タイマ
T454の設定時間の後に、エアシリンダ403を
作動する電磁弁Y434が付勢され、この作動ロツ
ド403aが縮んで、空環押さえ板401が上昇
する。糸弛め装置11にセンサ28からの検知信
号が送られ、予めセツトされていた運針数を制御
装置がカウントし、所定のカウントに達した後
に、信号が出力され、糸弛め装置11のソレノイ
ド(不図示)が作動して糸弛め装置11は、針糸
及びルーパ糸を『空環』状態から『縫製』状態に
切り換える。
布13の縫製が終了することによつて、布13
の終端がセンサ28により検知され信号が発生さ
れる。
すると、糸弛め装置11の制御装置は予めセツ
トされていた運針数をカウントし、所定のカウン
トの後に、信号が出力され、糸弛め装置11のソ
レノイドが作動して『縫製』状態から『空環』状
態に切り替わつて細い空環9が布13の端より連
続して形成される。
マイクロシーケンサCにセンサ28から信号が
入り、空環捕捉器1の吸い込み窓101より吸引
が開始される。
そして、タイマT552の設定時間が来ると、布
押さえエアシリンダ29の作動を制御する電磁弁
Y435が付勢され、その作動ロツド29aが伸び
て、縫製された布13を針板12の後方のベツド
上に押さえる。タイマT453の設定時間の後に、
スイツチY436が作動し、ミシンBの駆動は、針
10が下死点から上昇し、針板12より上面に達
し、上ルーパ6が針10の右側近辺に達するとと
ころで、針位置制御装置が作動して停止する。
しかして、吸い込みノズル301を制御する電
磁弁Y437が付勢され、ノズル301の吸引作用
が開始し、空環9は空環捕捉器1の吸い込み窓1
01内の切断ナイフ101aにより切離される
(第4図a)。
そして、エアシリンダ305を制御する電磁弁
Y433が作動し、エアシリンダ305の作動ロツ
ド305aが伸び、ノズル301が反時計方向に
回動し、空環捕捉器1の吸い込み窓101に接近
する(第4図b)。
そして、ミシンが停止してからタイマT550の
設定時間の後に、捕捉器1による吸引が停止す
る。タイマT553の設定時間の後に、エアー吹上
管5を作動する電磁弁Y530が付勢されここの開
口501よりエアーが噴出される。かくして、布
地13の端より連続して形成され、空環捕捉器1
の吸い込み窓101内の切断ナイフ101aによ
り切離された空環9は、フード104内に保持さ
れ、そのままの状態で、吸い込みノズル301の
開口内に吸い込まれて移し換えられることにな
る。
しかして、タイマT457の設定時間後、エアシ
リンダ305の作動ロツド305aが縮み、吸い
込みノズル301が時計方向に回動して元の位置
に戻る。
かくしてミシンBの駆動が停止してからタイマ
T450の設定時間の後に、エアー吹上管5を制御
する電磁弁Y530が作動し、エアーの噴出が停ま
るとともに、エアシリンダ309を制御する電磁
弁Y432が作動し、空環9を捕捉している吸い込
みノズル301が押さえ金2の上面の所定の位置
に達する(第4図C)。
吸い込みノズル301が、押さえ金2の上面
で、タイマT452の設定時間の間停止している時、
タイマT451の設定時間の後に、電磁弁Y434が作
動し、エアシリンダ403の作動ロツド403a
が伸び、押さえ金2の上面に設けたガイド溝20
1内に空環9を空環押さえ板401によつて押さ
える(第6図a及びb)。
タイマT452の設定時間の後に、電磁弁Y437が
作動し、吸い込みノズル301の吸引作用が停止
して電磁弁Y432の作動により、エアシリンダ3
09の作動ロツド309aが縮み、吸い込みノズ
ル301が後退して元の位置に戻る。
すると、タイマT456の設定時間の後に、電磁
弁Y430とY435とが作動し、押さえ金2が上昇
し、これに連動する作動レバー24が反時計方向
に回動してベルト15が上昇する。
そして、同時に布押さえシリンダ29の作動ロ
ツド29aが縮んで布押さえ部30も上昇する。
このような一連のシーケンス制御の結果、針1
0とルーパ6に連なる空環9は押さえ金2の上面
に設けられたガイド溝201内に押さえ板401
によつて押圧保持される。かくして、新しい布1
3が、前述したように押さえ金2の下方に挿入さ
れることにより、ガイド溝201内に保持されて
いる縫目に続いて形成された空環9が布13の上
面より布13に新しく形成される縫目13a内に
縫い込まれて行く訳である。
効 果 しかして、この発明によれば、次のような特有
の効果が奏される。
すなわち、空環は、押さえ金の上面に凹設され
たガイド溝内に嵌入されて位置決めされ、布地の
上面に縫い込まれていくので、空環の縫い込み時
に布地面と摩擦がなく、適正な状態で高速に縫い
込みできる。特に、押さえ金の上面に空環位置決
め用のガイド溝を凹設しているので、針落ち手前
に送り歯用のスリツトを設けて布に送り歯を作用
させることができ、したがつて布端を正確に速く
針落ちに至らしめて迅速で正確な縁かがり縫いが
できるので作業効率が良好である。
駆動手段を作動させて押さえ板を下降させるこ
とにより、空環を押さえ金のガイド溝内に嵌入し
て位置決めを行うため、空環の位置決めが確実に
行われる。
空環の保持状態や縫い込み状態が作業者によつ
て外部より観察できるため空環の位置決めの調整
が容易におこなわれる。したがつて、ミシンの起
動時には1針目から縫目を形成させることが可能
となり空環縫い込み時に目飛びを生じる虞がな
い。
【図面の簡単な説明】
第1図は、この発明装置の適用された縁かがり
縫いミシンの一実施例を示す外観構成斜視図、第
2図は、空環捕捉器と空環移送器との詳細を示す
図、第3図は、吸い込みノズルと可動部材との関
係を示す図、第4図は、空環の受け取り、移送時
における空環捕捉器と空環移送器との位置関係を
示す作業工程図、第5図は、押さえ金の詳細を示
す図、第6図は、空環を押さえ金のガイド溝に装
入する時の空環押さえ機構と押さえ金との位置関
係を示す作業工程図、第7図は、空環押さえ機構
の他の実施例を示す要部縦断面図、第8図は、こ
の発明装置の適用された縁かがり縫いミシンの他
例を示す外観構成斜視図、第9図は、空環形成時
におけるこの発明装置の針板の平面図、第10図
は、バツクタツク時におけるこの発明装置の針板
の平面図、第11図は、第9図のXI−XI線断面
図、第12図は、第10図のXII−XII線断面図、第
13図は、この発明装置に於いて使用されている
マイクロシーケンサのスケルトン図、第14図
は、この発明装置における各部のバツクタツク実
施時のタイミングチヤートである。 (符号の説明)、A,Bは、この発明装置の適
用された縁かがり縫いミシン、1は空環捕捉器
1、101はその吸込口、101aは切断ナイ
フ、2は押さえ金、201はそのガイド溝、3は
空環移送器、301は吸い込みノズル、401は
押さえ板、403は駆動手段たるエアシリンダ、
5はエアー吹上管、9は空環である。

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1 縁かがりミシンに用いる空環縫い込み装置で
    あつて、 縫目形成部より後方に設けられ、布地端より連
    続して形成された空環をその吸い込み窓より吸い
    込んで切離する切断ナイフを有した空環捕捉器
    と、 空環を嵌入するためのガイド溝を凹設した上下
    に昇降可能とされた押さえ金と、 針板の下方に配設され、その開口を上記空環捕
    捉器の吸い込み窓の方向に向けて、圧縮エアーを
    吹き上げるエアー吹上管と、 上記空環捕捉器に並設され、切離された空環を
    縫目形成部より後方で吸引して受け取つてこれを
    縫目形成部より前方の上記押さえ金の上方に移送
    させる吸い込みノズルを有した空環移送器と、 駆動手段により、前記ガイド溝内にその先端が
    嵌入する空環押さえ位置とこの空環押さえ位置の
    上方の非押さえ位置との間で昇降され、前記空環
    押さえ位置において上記空環移送器によつて移送
    されて来た空環を上記押さえ金のガイド溝内に嵌
    入させて位置決めする押さえ板と を備えたことを特徴とする縁かがり縫いミシンに
    用いる空環縫い込み装置。
JP13978183A 1983-07-28 1983-07-28 Fuchikagarinuimishinnimochiirusorakannuikomisochi Expired - Lifetime JPH0230716B2 (ja)

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