JPS63272395A - オ−バ−ロックミシンの空環縫い込み装置 - Google Patents

オ−バ−ロックミシンの空環縫い込み装置

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JPS63272395A
JPS63272395A JP10835987A JP10835987A JPS63272395A JP S63272395 A JPS63272395 A JP S63272395A JP 10835987 A JP10835987 A JP 10835987A JP 10835987 A JP10835987 A JP 10835987A JP S63272395 A JPS63272395 A JP S63272395A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、オーバーロックミシンにより布の端縁部をか
がり縫して布地にシームを形成した後にこのシームに連
なって作り出される空環を、ミシン側から所定長さ残し
て切断するとともに、ミシン側から連なる空環を次の布
地のシーム中に縫い込むために、前記オーバーロックミ
シンに付設して設けられる空環縫い込み装置に関するも
のである。
〔従来の技術] オーバーロックミシンに付設される従来における空環縫
い込み装置は、針落部の手前側の作業面上に切刃と弾性
材でなる挟持部材とが一体となった空環保持兼切断器を
設けておき、縫製が完了した時点で作り出された空環を
作業者が布地と共に手前側に持ってきて切刃に押しつけ
、その刃先で切断するとともに、切断された空環の自由
端を挾持部材で挟持して、ミシン側に残された空環を針
板上面に保持し、この空環を次の布地の縫目中に縫い込
むことによって縫い始め部における縫目のほつれを格別
な閂止め作業を行わずに防止できるようにするものであ
った。
しかしながら、このような空環縫い込み装置では、布地
に連なって作り出される空環を切断するために、一つの
布地の縫製が完了する度に作業者が布地を針落部の手前
側に移動させなければならず、作業能率を向上させたり
作業の自動化を図る上で問題点となっていた。
このため、近時、特開昭53−128443号等に開示
されるように、布地に形成したシームに連なる空環を針
落部より後方側において吸引チューブ内に吸入し、この
吸引チューブの開口内に設けた切断器によって前記空環
をミシン側から所定長さ残して切断し、このミシン側か
ら連なる空環の自由端を風圧により針落部手前側に8勅
させ、こうして移動させられてきた空環の自由端を空環
自由端吸引部により吸入した後クロスプレートの作業面
上に配設された空環挾持部を作動させて前記空環の自由
端を挟持するようにしたものが提案されている。
(発明が解決しようとする問題点〕 しかしながら、上記特開昭53−128443号に開示
されるものを始めとする従来装置は、空環挾持部や空環
の自由端吸引部を作業面上に配設しているため、この空
環挾持部等が布送りの邪魔になり、布地を真直ぐに送れ
ずに縫製の見栄えが悪くなったり、極端な場合は布地を
痛める恐れもあった。
また、従来装置では、布地のシームに縫い込まれる空環
の長さが、吸入チューブの開口内に設けた切断器による
切断箇所によって決定されるため、製品によって縫い込
む空環長さを変えたい場合に、これに対応するのが困難
であった。
本発明は、上記のような事情に鑑みなされたものであっ
て、布地の挿入や布送りに何等の支障も来すことがない
オーバーロックミシンの空環縫い込み装置を提供するこ
とを第1の目的としている。
本発明はまた、布地のシームに縫い込む空環の長さを変
更しつるオーバーロックミシンの空環縫い込み装置を提
供することを第2の目的としている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、上記第1の目的を達成するために針落部の手
前側に設けられるとともに、上面がミシンの作業面と同
一平面上にあり且つ風圧により移動されてきた空環の自
由端が挿入可能な挿入口を前記作業面上に形成すべく縫
製軸と交わる方向に移動可能な挟持プレートと、この挟
持プレートの移動によって形成される前記挿入口の下方
に開口されたエア吸引口とを具備し、このエア吸引口に
吸引されるエアにより空環の自由端を前記挿入口に導入
したのち、挟持プレートを移動させて挿入口を閉塞する
ことにより空環を針落部手前側で挟持するようにしたこ
とを特徴とするオーバーロックミシンの空環縫い込み装
置を要旨とし、上記第2の目的を達成するために針落部
の手前側に設けられるとともに、上面がミシンの作業面
と同一平面上にあり且つ風圧により移動されてきた空環
の自由端が挿入可能な挿入口を前記作業面上に形成すべ
く縫製軸と交わる方向に移動可能な第1挟持プレートと
、自身が駆動されるときにのみ前記第1挟持プレートと
密着した状態で互いに帯同して縫製軸と交わる方向に移
動可能であり且つ第1挟持プレートのみが移動したとき
この第1挟持プレートとの間に前記挿入口を形成する第
2挟持プレートと、前記第1の挟持プレートの移動によ
って形成される前記挿入口の下方に開口されたエア吸引
口とを具備し、このエア吸引口に吸引されるエアにより
空環の自由端を前記挿入口に導入したのち、第1挟持プ
レートを移動させて挿入口を閉塞することにより空環を
針落部手前側で挟持するとともに、空環挟持状態におい
て第1挟持プレートと第2挟持プレートを帯同して移動
させることにより、この移動に伴う空環の移動軌跡上に
装備された切断器により空環を挟持部から切断すること
ができるようにしたことを特徴とするオーバーロックミ
シンの空環縫い込み装置を要旨としている。
(作 用) 本発明による特許請求の範囲第1項記載のオーバーロッ
クミシンの空環縫い込み装置は、風圧により移動されて
きた空環の自由端が、エア吸引口に吸引されるエアによ
り、挟持プレートを移動することにより形成された挿入
口に導入され、その後挟持プレートを移動して挿入口を
閉塞することにより、針落部手前側において挟持される
。また、挟持プレートの上面は作業面と同一平面上にあ
り、したがってこの挟持プレートは手前側から次の布地
を挿入する妨げにならない。
本発明による特許請求の範囲第2項記載のオーバーロッ
クミシンの空環縫い込み装置は、上記特許請求の範囲第
1項の空環縫い込み装置における挟持プレートを第1挟
持プレートに置き換えることにより同様の作用でこの第
1挟持プレートと第2挟持プレートの間に空環を挟持し
、さらに第2挟持プレートをmlさせて第1挟持プレー
トとの間に挟持した空環を切断器により挟持部から切断
する。
〔実施例〕
以下、本発明を図示した実施例に基づいて説明する。
第1図〜第4F図において、lはオーバーロックミシン
のクロスプレートであって、このクロスプレート1の作
業面1aにはミシン針に対応する箇所に針板2が嵌め込
まれている。この針板2はボルト3により前記クロスプ
レート1に固定されており、その上面は前記作業面1a
の一部を構成している。また、針板2には、前記作業面
1aを上下方向に貫通する針落部4が形設されるととも
に、この針落部4と隣接する部分を起点として後方(図
中矢符B方向)に延びる舌金5が一体的に付設されてい
る。尚、第3A図〜第3C図に一点鎖線で示すXは、前
記針落部4を通る布送り方向と一致するこのオーバロッ
クミシンの縫製軸である。
前記縫製軸Xに対して舌金5付設側で且つ針落部4より
も手前(図中矢符へ方向)側作業面1aには、縫製軸X
上にある一辺と縫製軸Xと直交するミシン後方側の一辺
とが針板2により形成されるとともに、縫製軸Xと直交
するミシン手前側の一辺がクロスプレートlにより形成
され、縫製軸と平行する一辺が開放辺とされた凹部6が
形設されている。この凹部6には上面が作業面1aと同
一平面上にある挟持プレート7が、前記縫製軸Xと直交
する方向に移動可能に嵌入されている。
挟持プレート7は、前記凹部6の開放辺側に配設される
第1挟持プレート71と、前記凹部6の底面側に配設さ
れる第2挟持プレート72からなり、これら第1挟持プ
レート71と第2挟持プレート72は少なくとも前記針
落部4側において互いに密着することができる。また、
後述する機構により、第1挟持プレート71は単独で縫
製軸Xと直交する方向へ移動することができ、これによ
って第2B図に示すように第2挟持プレート72との間
に空環の挿入口Hを開口することができる。一方、第2
挾持プレート72が縫製軸Xと直交する方向へ移動する
と、第1挟持プレート71も帯同して移動するようにな
っている。
8aは前記針板2との間に被加工品である布地を挟持す
る押え金であって、この押え金88は後方側でミシン本
体Mに揺動可能に軸支される押え台8bの先端に装着さ
れており、この押え台8bはエアポンプ8Cを作動させ
ることにより揺動し、前記押え金88を布押え位置と押
え解除位置の間で上下させる。
また、前記舌金5の後方には、縫製軸×と所定の間隔を
設けたこの縫製@Xと平行な布ガイド9が、作業面1a
から起立して設けられている。
この布ガイド9のガイド面の裏面側には空環切断部10
が装備されている。この空環切断部10は、エアー吸入
源(図示せず)に接続されるとともに前記布ガイド9の
裏面を内壁の一部とした吸入通路11を設け、この吸入
通路11の吸入孔11aを針板2の後端部近傍において
前記布ガイド9に穿設開口し、且つこの吸入孔11aに
切断器12を設けてなる。この切断器12は吸入孔11
aの下端に刃先を固定された固定刃12aと、吸入通路
11の外部において回動可能に軸支され且つ吸入通路1
1の上面からこの吸入通路ll内に挿入される可動刃1
2bとからなり、この可動刃12bは、ミシンの主軸に
連動した部材により駆動されることによりその刃先が前
記固定刃12aの刃先と交叉するようになっている。こ
のようにすることにより、ミシンが駆動されることによ
り生じる空環が吸入口11aより吸入されて、常に一定
長さの空環が針板側に残るように固定刃12aと可動刃
12bとによって切断される。尚、可動刃12bの駆動
は必ずしもミシンの駆動に連動するものではなくてもよ
く、例えば布地の終端が針落部4を通過した後の運針数
をカウントし、この運針数が設定数に達した時点でミシ
ンを停止させた後、ソレノイド等により駆動させるよう
にしてもよいし、あるいは作業者が、空環が必要長さ作
り出されたことを確認し、ペダル操作等により駆動させ
るようにしてもよい。
前記布ガイド9の裏面側には、前記吸入通路11と並列
してエア供給源(第1図〜第4F図には図示せず)と接
続されたエア圧送管13が配設されており、このエア圧
送管13の先端には前記吸入孔11aの手前側において
布ガイド9にその開口端を連結され、縫製軸Xと直交す
る方向へエアを吹き出すノズル13aが装備されている
前記吸入通路11の吸入孔11aと隣接する縫製軸Xと
布ガイド9間の作業面la上には、空環吸引用エア吸入
源(第1図〜第4F図には図示せず)に接続され且つク
ロスプレートl内を通過して配設された吸入チューブ1
4の吸入口14aが開口されている。即ち、この吸入口
14aは、前記舌金5の先端から延びる縫製軸Xに平行
な延長線上に配置されている。
前記第1挟持プレート71を駆動することによって形成
する挿入口Hの下方には、エア吸入源(第1図〜第4F
図には図示せず)に接続された吸引チューブ15の吸引
口15aが、第2図に示すように、上方、即ち前記挿入
口H側を向いて開口している。
次に、前記挟持プレート7の駆動機構を説明する。
まず、第1挟持プレート71について説明すると、この
第1挟持プレート71はクロスプレート1内に配設した
第1エアシリンダ16を作動させることによって駆動す
る。以下これを詳説すると、第1挟持プレート71には
その下面に取付片71aが一体形成されており、この取
付片71aに、ミシン本体に取着されたブラケット17
を前記縫製軸Xと直交する方向に貫通してブラケット1
7に摺動可能に軸支されるロッド18の一端が固定され
ている。このロッド18のブラケット17からの突出部
には雄ねじ18aが螺設されており、この雄ねじ18a
にはバネ受19が螺合されている。そして、このバネ受
18と前記ブラケット17間には圧縮バネ20が張設さ
れており、この圧縮バネ20の付勢力によりロッド18
に取着された第1挟持プレート71は第2挟持プレート
72と密着する方向(図中矢符C方向)に付勢されてい
る。前記第1エアシリンダ16のピストンロッド1fi
aには、このピストンロッド16aが後退している時、
前記第1挟持プレート71が第2挟持プレート72に密
着した状態における前記ロッド18の先端に当接もしく
は近接するロッド押圧部材21が取着されている。尚、
前記ピストンロッド1[iaには雄ねじが螺設されてお
り、この雄ねじに螺合させた回り止めナツト22を調節
することにより、前記ロッド押圧部材21の位置を前記
ピストンロッド16aの進退方向に調節できるようにな
っている。そして、前記第1エアシリンダ1Bはピスト
ンロッド16aを延伸させることによって、ロッド押圧
部材21が前記ロッド18を圧縮バネ20の付勢力に抗
して押圧できる位置に取着されている。
次に、第2挟持プレート72の駆動について説明する。
この第2挟持プレート12はクロスプレート1内の下部
に装備された第2エアシリンダ23を駆動源として駆動
される。これを詳説するに、まず前記第2挟持プレート
72には手前側(図中矢符A側)作業面1aの下方に延
びる操作片72aが一体形成されている。この操作片7
2aは、第2挟持プレート72が縫製軸X上で針板2と
当接するとき、同時に前記ブラケット17に一体的に形
設された当接部材24に当接する。この当接部材24に
は、前記操作片72aを貫通して縫製軸Xと直交する方
向へ延びる案内ロッド25の一端が取着されており、こ
の案内ロッド25の他端は前記クロスプレート1に固定
されたバネ受台26に連結されている。そしてこのバネ
受台26に形設したバネ受凹部26aと前記操作片72
aに形設したバネ受凹部72aaには圧縮バネ27が張
設されており、この圧縮バネ27による付勢力によって
操作片72aは当接部材24側へ付勢されている。一方
、前記当接部材24及びこれと一体のブラケット17に
は、前記操作片72aとの当接面に開口する切欠部28
が形設されており、この切欠部28に前記第2エアシリ
ンダ23の作動を伝達する揺動アーム29の先端部が挿
入されている。この揺動アーム29はL字形に形成され
るとともにそのコーナ部29aが回動自在に軸支されて
おり、このコーナ部29aから立ち上がる一辺の上方先
端部が前述したように切欠部28に挿入されている。ま
た、この揺動アーム29のコーナ部29aから横方向に
延びる一辺の先端には、前記第2エアシリンダ23の上
下方向に進退するピストンロッド23aと当接するロッ
ド受け29bが形設されている。したがって、ピストン
ロッド23aが延伸して前記ロッド受け29bを上方に
押し上げると、揺動アーム29はコーナ部29aを中心
として揺動し、前記切欠部28に挿入した先端部が、前
記当接部材24と操作片72aとの当接面から突出して
操作片72aを圧縮バネ27の付勢力に抗してバネ受台
26側へ押圧する。このようにして操作片72aが押圧
されると、この操作片72aと一体に形成された前記第
2挟持プレート72が第1挟持プレート71側へ、この
第1挟持プレート71を帯同して移動する。この時、第
1挟持プレート71は圧縮バネ20の付勢力に抗して穆
勤するのはいうまでもない。また、第2エアシリンダ2
3のピストンロッド23aを後退させると、揺動アーム
29の先端は切欠部28内に復帰するので、操作片72
aは圧縮バネ27に付勢されて当接部材24に当接し、
同時に第2挟持プレート72が針板2と縫製軸X上で当
接する。また、このようにして第2挟持プレート72が
針板2と縫製軸X上で当接すべく移動すると、第1挟持
プレート71も圧縮バネ2oの付勢力により、第2挟持
プレート72と帯同して縫製軸X側へ移動する。したが
って、第2エアシリンダ23を作動させると、第1挟持
プレート71と第2挟持プレート72は互いに密着した
状態で帯同して移動する。
前記舌金5と挟持プレート7の間には、それぞれ縫製軸
Xと平行な刃先を有する固定刃30aと可動刃30bと
からなる切断器30が配設されている。
この切断器30は、第3C図に示すように第1挟持プレ
ート71と第2挟持プレート72が帯同して第1挟持プ
レート71側へ移動するときにおける、これらの間に挟
まれた空環chの移動軌跡上に設けられている。また、
前記可動刃30bはミシンの駆動に同期して固定刃30
aの後方側を中心とした往復運動を行なうことにより各
刃先を交差させており、これによって空環chは第3C
図に示すように切断器と交差すると切断されるようにな
っている。
尚、31は布地の端縁を検知する布端検知センサである
次に、上記のように構成される空環縫い込み装置の動作
を第5図に示す空気圧回路図及び第4A図〜第4F図に
示す動作過程を説明する概略図を参照して説明する。
まず、空環切断部10を作動させて布地に連なった空環
をこの布地から切り離す。即ち、後述するように、ミシ
ン駆動時には吸入通路11に接続されたエア吸入源10
1(第5図にのみ図示)が作動状態とされるため、布地
のシームに連なって作り出される空環は布地を送ること
により自動的に吸入孔11a内に吸い込まれ且つ可動刃
12bが駆動されることによって布地から切り離される
。第4A図は布地から切り離された空環chが吸入孔1
1a内に吸い込まれている状態を示している。尚、この
時空環chはその基端部側が前記舌金5に巻き付いてい
る。
以下の動作を第6図に示すタイミングチャート図を加え
て説明する。
上記第4A図に示す状態でミシンの駆動を停止するとエ
ア吸入源101による吸入も停止される。
ここで、ミシンの踏み板(図示せず)の踏み返し動作等
を行うことによりプランジャ201aを押圧してパイロ
ットエア供給用切換弁201を切換えると、このパイロ
ットエア供給源102からエア供給路301にパイロッ
トエアが供給される。このエア供給路301に送り出さ
れたパイロットエアは、空環吸引時間設定用の遅延タイ
マバルブ装置202を構成する切換弁202C及びエア
供給路302を介して空気圧式切換弁203の受圧部に
送られる。これによって、この空気圧式切換弁203は
、空環吸引用エア吸入源103と前述した吸入チューブ
14とが接続する側へ切換わり、前述した吸入口14a
は空環切断部10によって切断された空環chの自由端
を第3B図に示すように吸引する。このとき空環chの
基端部側が舌金5から抜き取られ且つ空環ch全全体引
き伸ばされる。
尚、エア供給路301に送り込まれたエアはシャトルバ
ルブ204を介して空気圧式切換弁205の受圧部にも
送られるため、これによってこの空気圧式切換弁205
はポンプ作動用エア供給源105と前述したエアポンプ
8Cを接続する側に切換わり、エアポンプ8Cは前述し
たように押え金88を上昇させる。
このように、パイロットエア供給用切換弁201のプラ
ンジャ201aを押圧すると、第6図からも明らかなよ
うに、吸入口14aからの吸引と押え金8Cの上昇が同
時に開始される。
前記遅延タイマバルブ装置202は、流量調整弁202
aとエアタンク202b、及び前記切換弁202Cを直
列に接続してなる。エアタンク202bは内部のエア量
が所定量になると切換弁202Cの受圧部に送り込むべ
くエアを放出するようになっている。したがって流量調
整弁202aにより、エアタンク202Cへ送り込む時
間当りのエア量を調整してこのエアタンク202b内の
エア量が所定量に達する時間を設定すれば、前記エア供
給路301にエアが供給されてから所定時間後に切換弁
202Cが切換わり、前記エア供給路302へのパイロ
ットエアの供給が停止される。そして、エア供給路30
2へのパイロットエアの供給が停止されると、前記空気
圧式切換弁203は前記吸入チューブ14と空環吸引用
エア吸入源103との接続を断つ側へ切り換わり、吸入
口14aからの吸引が停止される。即ち、第6図に示す
吸引口14aの吸引時間T、は流量調整弁202aを調
整することにより決定される。尚、第6図にも示するよ
うに、吸引時間T1が経過する前に前記パイロットエア
供給用切換弁201のプランジャ201aに対する抑圧
を解除すると、その時点で押え金8bが下がるとともに
吸引口14aからの吸引も停止される。
206は面積差ダブルパイロット弁であって、この面積
差ダブルパイロット弁206の受圧部のうちシリンダ径
の大きい第1受圧部206aには前記エア供給路302
が接続され、シリンダ径の小さい第2受圧部206bに
はエア供給路301が接続されている。そして、この面
積差ダブルパイロット弁206は、前記エア供給路30
1と後述する流量調整弁207aに接続されたエア供給
路303とを切断する。
即ち、エア供給路301に供給されたパイロットエアが
切換弁202Cを介してエア供給路302に送り込まれ
ているときは、この面積差ダブルパイロット弁206は
前記エア供給路301とエア供給路303の接続を断つ
側に位置し、切換弁202cが切換ってエア供給路30
2にパイロットエアが送り込まれなくなると、第2受圧
部206bにのみパイロットエアが供給されることによ
り、エア供給路301とエア供給路303を接続する側
に切り換わる。したがって、この面積差ダブルパイロッ
ト弁206は、前記吸入口14aの吸入が停止した時点
tl(第6図参照)にエア供給路303にパイロットエ
アを供給する。
挟持開始時間設定用の遅延タイマバルブ装置207は前
述の遅延タイマバルブ装置202と同様の構成でなり、
前記流量調整弁207aを調整することによって、エア
タンク207bが切換弁207Cの受圧部にエアを送出
する時間を設定できるものである。
したがフて、エア供給路303にパイロットエアが供給
されてから所定時間T2後に切換弁207cが切換わり
、挾持動作用パイロットエア供給源107をエア供給路
304に接続する。
このエア供給路304は、空環穆動用エア圧送時間設定
用遅延タイマバルブ装置208、挿入口開設時間設定遅
延タイマバルブ装置209.ブロ一時間設定用遅延タイ
マバルブ装置210の各流量調整弁208a、209a
、210a及び切換弁208c、209c、210cの
ボートに接続されている。各遅延タイマバルブ装置20
8.209,210はそれぞれ流量調整弁208a、2
09a。
210a、 エアタンク208b、209b、210b
、切換弁208c。
209c、210cを直列に接続してなり、流量調整弁
208a、209a、210aを調整することにより、
前記エア供給路303にエアが供給されてからエアタン
ク208b、209b、210bからエアが放出される
迄の時間を設定している。各切換弁208c、209c
、210cは、エアタンク208b、209b、210
bからエアが放出する迄は、それぞれ前記エア供給路3
04をエア供給路305゜306.307に接続する側
に位置しており、エアタンク208b、 209b、2
10bからエアが放出されることにより、前記エア供給
路304とエア供給路305,306゜307の接続を
断つ側に切換る。これらエア供給路305.306,3
07は、それぞれ空気圧式切換弁211゜212.21
3の受圧部に接続されている。そして、空気圧切換弁2
11は、エア供給路305にエアが供給されることによ
って、駆動用エア供給源108を前述したエア圧送管1
3に接続する側に切換ねり、空気圧式切換弁212は、
エア供給路305にエアが供給されることによって、駆
動用エア供給源109を前記第1エアシリンダ16に接
続する側に切換わり、また、空気圧式切換弁213は、
エア供給路307にエアが供給されることによって、エ
ア吸入源110を前記吸引チューブ15に接続する側に
切換ねる。
このように各空気圧式切換弁211〜213が切換って
、駆動用エア供給源108,109からエアが供給され
るとともにエア吸入源110がエアを吸引することによ
り、エア圧送管13のノズル13aからエアが吹き出す
と同時に、第1エアシリンダ16が作動してピストンロ
ッド16aが延伸し且つ吸入チューブ15の吸引口15
aにエアが吸引され始める。即ち、ノズル13aからの
エアの吹き出し、ピストンロッド1[iaの延伸、及び
吸引口15aへのエアの吸入は、第6図にも糸すように
時刻t2に同時に開始さる。また、前述の説明からも明
らかなように、ノズル13aからエアが吹き出している
時間T3、ビストンロッド16aが延伸する側へ駆動さ
れている時間T4、吸引口15aにエアが吸入されてい
る時間T11は、前記流量調整弁208a、209a、
210aの調整によって設定される。尚、第5図に示す
ように、これらの時間T3.T4.T5はT3< T4
 < T5に設定される。
ノズル13aからエアが吹き出されると、第4c図に示
すように、空環chは舌金5の先端付近を中心として回
転し、この空環chの自由端Coはミシン手前側へ移動
される。このように、空環chの自由端Goが移動して
くる間に、第1エアシリンダ16のピストンロッド16
aが延伸して第1挟持プレート71が移動することによ
りミシン手前側には第3B図及び第4D図に示すように
空環挿入口Hが形成され、吸引口15aに吸引されるエ
アによりこの挿入口Hに空環chが導入される。尚、前
述したように吸引口15aへのエアの吸入時間rsを第
1エアシリンダ16の駆動時間T4よりも大きくしてい
るのは、駆動用エア供給源109と第1エアシリンダ1
6の接続が断たれてからピストンロッド16aが後退し
て前記挿入口Hが閉塞される迄の間に時間を必要とする
ためで、この間にも吸引口15aヘエアを吸入すること
により第4E図に示すように、空環chを弛みない状態
で第1挟持プレート71と第2挟持プレート72の間に
挟持するようにしている。
以上のようにして、第4E図に示すように空環chが挟
持された後、踏み板の踏み返し動作等によるパイロット
エア供給用切換弁201のプランジャ201aに対する
押圧を解除すると、シャトルバルブ204を介して空気
圧式切換弁205の受圧部に送られていたエアが遮断さ
れ、空気圧式切換弁205はポンプ作動用エア供給源1
05 とエアポンプ8Cの接続を断つ側に復帰し、よっ
て押え金88が針板2上の布押え位置に下降する。また
、このプランジャ201aに対する押圧の解除により切
換弁202cが当初の状態に復帰するとともに、切換弁
207Cも当初の状態に復帰して挟持動作用パイロット
エア供給源107とエア供給路304の接続を断つ。そ
して、エア供給路304に対するエアの供給が断たれる
ことにより、切換弁208c、209c、210cも当
初の状態に復帰する。
次に、ミシンの押え金上げ用の踏み板を操作することに
よって、パイロットエア供給用切換弁214のプランジ
ャ214aを押圧してパイロットエア供給源111とエ
ア供給路301°を接続する。このエア供給路301°
に供給されたエアは、前記シャトバルブ204を介して
空気圧式切換弁205の受圧部に供給され、これによっ
て空気圧式切換弁205が再度ポンプ作動用エア供給源
105とエアポンプ8Cを接続する側に切換わり、押え
金88が押え解除位置に上昇する。そして、この状態で
布地を所定位置に挿入した後、前記操作部214aに対
する抑圧を解除すれば、パイロットエア供給源111と
エア供給路301°の接続が断たれて空気圧式切換弁2
05が当初の状態に復帰し、エアポンプ8Cのエアが抜
かれて押え金88が下降し、針板2との間に布地を挾む
のである。
このようにして、押え金88と針板2の間に布地を挾ん
だ後ミシンを駆動させてこの布地の端縁にシームを形成
する。215はミシンを駆動させるために踏み板を前に
押したときプランジャ215aが押圧されるよう設けら
れたパイロットエア供給用切換弁であって、プランジャ
215aが押圧されるとパイロットエア供給源112と
エア供給路308を接続する側に切換わる。前記エア供
給路308は空気圧式切換弁216の受圧部とシャトル
バルブ217の一方の人口に接続されている。
前記空気圧式切換弁216は、切換操作部にエアが送り
込まれると前記エア吸入源101と吸入通路11を接続
する側に切換わる。このように、ミシンを駆動させると
同時にエア吸入源101と吸入通路11が接続され吸入
孔11aからエアが吸入される。
このため、吸入孔11aに達する長さに作り出された空
環は常にこの吸入孔11a内に吸い込まれ、前記切断器
12によって切断されるのである。
一方、エア供給路308からシャトルバルブ217に送
り込まれたエアは、このシャトルバルブ217を介して
空気圧式切換弁218の受圧部に送り込まれ、空気圧式
切換弁218をパイロットエア供給源113とエア供給
路309を接続する側に切換える。
エア供給路309は、切断開始時間設定用遅延りイマバ
ルブ装置219の流量調整弁219aと切換弁219c
のボートに接続されるとともに、空気圧式切換弁221
のボートにも接続されている。
この空気圧式切換弁221の受圧部には、前記エア供給
路307が接続されており、このエア供給路307にエ
アが送り込まれていないとき、即ち、常時においては、
空気圧式切換弁221は前記エア供給路309をシャト
ルバルブ217のもう一方の入口に接続されたエア通路
310に接続している。したがって、−星空気圧式切換
弁218が切換ってパイロットエア供給源113とエア
供給路309が接続されると、例えミシンの駆動を停止
してエア供給路308からは空気圧式切換弁218の受
圧部にエアが送り込まれなくなっても、エア供給源11
3から送り出されたエアが、空気圧式切換弁221、シ
ャトルバルブ217等を介して空気圧式切換弁218の
受圧部に送り込まれるため、空気圧式切換弁221を切
換えてエア供給路309とエア通路310の接続を断た
ない限り、エア供給路309には引き続きパイロットエ
ア供給源113からエアが送り続けられる。
以上のようにしてエア供給路309にエアが送り込まれ
ると、遅延タイマバルブ装置219は、流量調整弁21
9aを調整してエアタンク219bがエアを放出する時
間を設定することにより、エア供給路309にエアが送
り込まれてから所定時間T6後に、切換弁219Cをエ
ア供給路309とエア供給路311を接続する側に切換
える。このエア供給路311は受圧部に圧力を受けてい
ない常時の切換弁220Cを介して、空気圧式切換弁2
22の受圧部に接続されたエア供給路312に接続され
ている。前記切換弁220Cは、切断終了時間設定用遅
延タイマバルブ装置220の一部を構成するもので、こ
の遅延タイマバルブ装置220は、流量調整弁220a
、エアタンク220b及び前記切換弁220Cよりなり
、流量調整弁220aに前記エア供給路311が接続さ
れている。したがって、流量調整弁220aを調整する
ことにより、前記切換弁220Cは、エア供給路311
にエアが供給されてから所定時間T、後にエアタンク2
20bから放出されるエアに押圧されて、エア供給路3
11とエア供給路312の接続を断つ側に切換わる。
前記空気圧式切換弁222は、エア供給路312にエア
が送り込まれている時、即ち、前記切換弁219Cがエ
アタンク219bから放出されるエアによって切換って
から、切換弁220Cがエアタンク220bから放出さ
れるエアによって切換わる迄の所定時間T7の間、駆動
用エア供給源114と前記第2エアシリンダ23を接続
する側に切換わる。これによって、前記所定時間T7の
間、第2エアシリンダ23のピストンロッド23aは揺
動アーム29のロッド受け29bを上方に押圧し、この
押圧によって揺動アーム29はコーナ部29aを中心に
揺動する。この揺動により、揺動アーム29の上方先端
部は、第2挟持プレート72に一体形成された操作片7
2aを、この操作片72aと前記バネ受台26間に張設
された圧縮バネ27、及び第1挟持プレート71を第2
挾持プレート側へ付勢している圧縮バネ20の付勢力に
抗して押圧し、よって第1挟持プレート71と第2挟持
プレート72は、第4F図に示すように、空環chを挟
持したままこの空環Chを前記切断器30に接近させる
側に移動する。そして、この移動により、空環chが切
断器30と交差して固定刃30aと可動刃30bの間に
挿入されると、可動刃30bがミシンの駆動と同期して
駆動されていることにより、布地のシームに縫い込まれ
る空1chは第1挟持プレート71と第2挟持プレート
72による挟持部分から切り離される。
以上の動作説明からも明らかなように、布地に縫い込む
空環の長さは、第1挟持プレート71と第2挟持プレー
ト72を帯同して移動させるタイミングにより変化させ
ることができる。即ち、逆にいえば、前記遅延タイマバ
ルブ装置219の流量調整弁219aを調整して、ミシ
ンを駆動させてから第2エアシリンダ23が作動する迄
の所定時間T6を変化させることにより、布地に縫い込
む空環の長さを選択することができる。
前述したように、前記エア供給路309には、空気圧式
切換弁221を切換えてこのエア供給路309とエア通
路310の接続を断たない限り、パイロットエア供給源
113からエアが送り続けられておリ、前記空気圧式切
換弁221は、前述したパイロットエア供給用切換弁2
01のプランジャ201aを押圧することによって開始
される一連の動作により、ブローパイプ15と駆動用エ
ア供給源110を接続するべくエア供給路307にエア
が送り込まれた時にのみ切換わる。したがって、エア供
給路307にエアが送り込まれない状態では、一旦ミシ
ンの駆動を停止した後再度ミシンを駆動させても前記第
2エアシリンダ23は駆動されることはない。このよう
に、エア供給路308と309の間に、シャトルバルブ
217、空気圧式切換弁218、パイロットエア供給源
113、空気圧式切換弁221及びエア通路310によ
って構成される回路を設けることにより、布地のコーナ
部等において−Hミシンの駆動を停止しても、それ以後
に第2挟持プレート72が無用に動作することがなくな
る。
以上のようにして、前の布地の終端にシートと連なって
作り出された空環をこの布地から切り離し、所定長さだ
け次の布地に形成されるシーム中に縫い込むことができ
る。
尚、本発明によるオーバーロックミシンの空環縫い込み
装置の作用をなすにあたっては、第5図に示す空気圧回
路から面積差ダブルパイロット弁206を除き、第7図
に示すように、パイロットエア供給用切換弁201に連
結された第5図におけるエア供給路301に代るエア供
給路301aを、挟持開始時間設定用遅延タイマバルブ
装置207の流量調整弁207aに直接接続し、切換弁
202cに連結されるエア供給路302aは、空気圧式
切換弁203の受圧部にのみ接続するようにしてもよい
。但し、この第7図においては第5図と同一部分につい
ては同一符号を付している。この第5図の場合、前記遅
延タイマバルブ装置207と空環吸引時間設定用遅延タ
イマバルブ装置202の各流量調整弁207a、202
aにはともにエア供給路301aが接続されている。こ
のため、第6図に示すように吸入口14aからの吸引時
間T+経過後所定時間Tまたってからノズル13aから
のエアの吹き出し第1エアシリンダ16の作動、及び吸
引口15aへのエアの吸入を行なわせるためには、遅延
タイマバルブ装置207の流量調整弁207aを、切換
弁207cが前記流量調整弁207aにエア送り込まれ
てからTI+ 72後にエア供給路301aと304を
接続する側に切換わるように調整する必要がある。した
がって、この第7図に示す空気圧回路では、遅延タイマ
バルブ装置202の流量調整弁202aを調整して吸引
時間T1を変化させた場合、遅延タイマバルブ装置20
7の流量調整弁207aをそのままにしておくと、前記
所定時間T2も変化するため、吸引時間T1を変化させ
ても前記所定時間T2は一定に保ちたい場合は、流量調
整弁202aを調整するのと一緒に流量調整弁207a
も調整することが必要である。
次に、第8図は第5図に示す空気圧回路から、シャトル
バルブ217、空気圧式切換弁218,221、パイロ
ットエア供給源113及びエア供給路310を除き、パ
イロットエア併給切換弁215に連結された第5図のエ
ア供給路308に代るエア供給路308aを、空気圧式
切換弁216の切換操作部に連結するとともに、切断開
始時間設定用遅延タイマバルブ装置219の流量調整弁
219aと切換弁219Cにも直接連結した空気回路図
を示し、この空気回路図における他の部位には第5図と
同一符号を付している。この第8図の空気回路図では、
ミシンを駆動することによりパイロットエア供給切換用
弁215のプランジャ215aを押圧したのち、前記ミ
シンの駆動を停止してプランジャ215aに対する押圧
を解除すると、工程の進み具合にかかわらずエア供給路
308aに対してエアが送り込まれなくなる。したがっ
て、ミシンを駆動する度に第2エアシリンダ23が駆動
されることになり、一枚の布地の複数端縁に連続してシ
ームを形成する場合には2番目以降の端縁に対するシー
ム形成時に第2エアシリンダ23が無用に動作すること
になる。しかしながら、この第8図に示す空気圧回路も
本発明の作用をなしえるものであることに変りはない。
上述した第7図及び第8図の説明からも明らかなように
、本発明の作用をなすにあたっては、第5図の空気圧回
路から第7図に示すように面積差ダブルパイロットバル
ブ208を除き、且つ第8図に示すようにシャトルバル
ブ217、空気圧式切換弁218,221 、パイロッ
トエア供給源221及びエア通路310を除いた空気圧
回路を使用することも可能である。
次に、第9図は本発明によるオーバーロックミシンの空
環縫い込み装置の他の実施例を示している。この実施例
では第1図においてクロスプレート1内に配設していた
吸入チューブ14に代えて、作業面la上に吸入チュー
ブ14°を配設し、この吸入チューブ14゛の吸入口1
4“aを、空環切断部1oの吸入孔11a近傍で且つ舌
金5の頂点から延びる縫製軸Xに沿った延長線上に配置
しうるようにしたものである。このようにすれば、クロ
スプレート1に第1図に示す場合のように吸入口用の孔
を穿設しなくてもよいが、布地を縫製する際には布地の
通過の邪魔にならないように吸入チューブ14゜を作業
面la上から移動させておく必要がある。この吸入チュ
ーブ14゛を作業面la上から布地通過の邪魔にならな
い箇所に移動させる手段は、この吸入チューブ14′を
スライド方式で作業面上から後退させるようにしたもの
でもよいし、吸入口14゛aが円弧を描くように吸入チ
ューブ14°を所定位置を中心として回動させるように
したものであってもよい。このように、吸入口14°a
を作業面la上に配置する場合は、吸入チューブ14′
を吸引時のみ作業面la上に8勤させる必要がある。こ
れを自動釣に行なうには、例えば第5図に示す空気圧回
路図において、パイロットエア供給用切換弁201の操
作部201aを押圧することによって、空環吸引用エア
供給源103と吸入チューブ14°を接続すると同時に
この吸入チューブ14°を作業面la上の所定位置に8
勤させるとともに、空環吸引用エア供給源103と吸入
チューブ14°接続を断つと同時にこの吸入チューブ1
4゛を作業面la上から布地の通過の邪魔にならない箇
所に8勤させるための回路構成を加えればよい。
尚、本発明による空環縫い込み装置が上記実hζ例に限
定されないのはもちろんであフて、例えば上記実施例で
は空気圧回路を用いたものを示していとるが、エアシリ
ンダ等に代えてソレノイド等を用い、電気回路により装
置を動作させるようにしてもよいし、あるいは油圧回路
を用いたり前記各回路を併用するようにしてもよい。
〔発明の効果〕
以上の説明から明らかなように、本発明による特許請求
の範囲第1項記載のオーバーロックミシンの空環縫い込
み装置によれば、空環を挟持するプレートの上面が作業
面と同一平面上にあるため、この挟持プレートがミシン
手前側から針板上に挿入される布地の邪魔になることが
なく、布地を真直ぐに送る妨げになったり布地を痛める
等して製品の品質を損ねるようなことがないという効果
を奏する。
また、本発明による特許請求の範囲第2項記載のオーバ
ーロックミシンの空環縫い込み装置によれば、上記特許
請求の範囲第1項記載のものによる効果に加え、挟持し
た空環を第2挟持プレートを駆動させることによって挟
持部から切断できるようにしたから、次の布地のシーム
に縫い込む空環の長さを適宜変更することができるとい
う効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明によるオーバーロックミシンの空環縫い
込み装置の一実施例を示す一部を切り欠いた斜視図、第
2図は同じく部分概略断面図、第3A図〜第3C図は同
じく挟持プレートの動作を説明するクロスプレートを切
り欠いた平面図、第4A図〜第4F図は実施例装置によ
る空環の処理過程を示す斜視説明図、第5図は実施例装
置の空気圧回路の一例を示す図、第6図は第5図の空気
圧回路図による空環縫い込み装置の動作を示すタイミン
グチャート図、第7図は空気圧回路の変形例を示す図、
第8図は空気圧回路の他の変形例を示す図、第9図は本
発明の他の実施例を示す一部を切り欠いた斜視図である
。 la・・・作業面 4・・・針落部 7・・・挟持プレート 71・・・第1挟持プレート 72・・・第2挟持プレート 11a・・・吸入孔 l2・・・切断器 15a・・・吸引口 ■・・・挿入口 X・・・縫製軸 特許出願人   ペガサスミシン製造株式会社代 理 
人   弁理士  鈴江 孝−第2図

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)布地の端縁にかがり縫いによるシームを形成する
    とともに布地の終端に前記シームと連なった空環を作り
    出すオーバーロックミシンに付設され、前記空環を針落
    部より後方側に設けられた吸入孔に吸引するとともにこ
    の吸引孔において切断器により切断し、この切断により
    前記布地から切り離された空環の自由端を針落部手前側
    へ風圧により移動させ、この移動してきた空環を針落部
    手前側で挟持し、この挟持した空環を次の布地に形成さ
    れるシーム中に縫い込むようにしたオーバーロックミシ
    ンの空環縫い込み装置において、針落部の手前側に設け
    られるとともに、上面がミシンの作業面と同一平面上に
    あり且つ風圧により移動されてきた空環の自由端が挿入
    可能な挿入口を前記作業面上に形成すべく縫製軸と交わ
    る方向に移動可能な挟持プレートと、この挟持プレート
    の移動によって形成される前記挿入口の下方に開口され
    たエア吸引口とを具備し、このエア吸引口に吸引される
    エアにより空環の自由端を前記挿入口に導入したのち、
    挟持プレートを移動させて挿入口を閉塞することにより
    空環を針落部手前側で挟持するようにしたことを特徴と
    するオーバーロックミシンの空環縫い込み装置。
  2. (2)布地の端縁にかがり縫いによるシームを形成する
    とともに布地の終端に前記シームと連なった空環を作り
    出すオーバーロックミシンに付設され、前記空環を針落
    部より後方側に設けられた吸入孔に吸引するとともにこ
    の吸引孔において切断器により切断し、この切断により
    前記布地から切り離された空環の自由端を針落部手前側
    へ風圧により移動させ、この移動してきた空環を針落部
    手前側で挟持し、この挟持した空環を次の布地に形成さ
    れるシーム中に縫い込むようにしたオーバーロックミシ
    ンの空環縫い込み装置において、針落部の手前側に設け
    られるとともに、上面がミシンの作業面と同一平面上に
    あり且つ風圧により移動されてきた空環の自由端が挿入
    可能な挿入口を前記作業面上に形成すべく縫製軸と交わ
    る方向に移動可能な第1挟持プレートと、自身が駆動さ
    れるときにのみ前記第1挟持プレートと密着した状態で
    互いに帯同して縫製軸と交わる方向に移動可能であり且
    つ第1挟持プレートのみが移動したときこの第1挟持プ
    レートとの間に前記挿入口を形成する第2挟持プレート
    と、前記第1挟持プレートの移動によって形成される前
    記挿入口の下方に開口されたエア吸引口とを具備し、こ
    のエア吸引口に吸引されるエアにより空環の自由端を前
    記挿入口に導入したのち、第1挟持プレートを移動させ
    て挿入口を閉基することにより空環を針落部手前側で挟
    持するとともに、空環挟持状態において第1挟持プレー
    トと第2挟持プレートを帯同して移動させることにより
    、この移動に伴う空環の移動軌跡上に装備された切断器
    により空環を挟持部から切断することができるようにし
    たことを特徴とするオーバーロックミシンの空環縫い込
    み装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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KR100453733B1 (ko) * 1997-01-23 2005-04-06 페가수스미싱세이죠가부시기가이샤 오버로크미싱의 고리실 감침장치

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KR100453733B1 (ko) * 1997-01-23 2005-04-06 페가수스미싱세이죠가부시기가이샤 오버로크미싱의 고리실 감침장치

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JPH0634872B2 (ja) 1994-05-11

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