JPH0230679Y2 - - Google Patents

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JPH0230679Y2
JPH0230679Y2 JP4218186U JP4218186U JPH0230679Y2 JP H0230679 Y2 JPH0230679 Y2 JP H0230679Y2 JP 4218186 U JP4218186 U JP 4218186U JP 4218186 U JP4218186 U JP 4218186U JP H0230679 Y2 JPH0230679 Y2 JP H0230679Y2
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JP
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water
air suction
valve
pipe
water heater
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JP4218186U
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Description

【考案の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本考案は、ガス瞬間湯沸器の本体内の水抜きを
自動的に行う凍結防止装置に関するものである。
〔従来の技術〕
一般に、寒冷地で使用するガス瞬間湯沸器は夜
間、本体内の水抜きをしておかないと、ラジエー
タ状となつて最も冷され易い燃焼室内の循環パイ
プが、この中に残留する水の凍結によつて破裂す
ることがある。
このため、従来のガス瞬間湯沸器には第5図に
示すように、給水管1の水道元栓2の燃焼室3側
に分岐して、水抜き用の空気吸引部4が設けら
れ、この空気吸引部4に取付けた開閉栓10を緩
めて、この空気吸引口6から空気を入れることに
より、サイフオン作用によつて、循環パイプ7内
に残留する水を蛇口16から流出させて水抜きす
るようになつている。
この空気吸引部4の構成を更に詳しく説明する
と、第6図に示すように、給水管1から分岐した
筒状の空気吸引部4の内側上部に、内径の小さい
通気口8が形成され、内側下部にねじ部9が形成
されている。10は円筒状をなす開閉栓で、上部
に突起部を設け、ここにゴムパツキン11を取付
けて弁体12が形成されている。また上部側面に
開口部13を設けて、内側の通気口8′を介して
空気吸引口6に連通するようになつている。
湯沸器14を使用している場合には、前記開閉
栓10を締めて、弁体12で通気口8を塞ぎ給水
管1内の水が流出しないようにしておく。
水抜きする場合には、レバー15を操作して水
道元栓2を締めてから、第7図に示すように開閉
栓10を緩め、弁体12を下げると、矢印で示す
ように空気吸引口6から空気が吸引されサイフオ
ン作用により循環パイプ7内に残留する水が蛇口
16から流出して水抜きすることができる。
しかしながら、夜間、結湯を終えた後、上記操
作を行つて水抜きする作業が煩雑であり、また翌
朝の気温がどの程度低下するか分らないため、毎
晩水抜き作業することを忘れてしまうことが多
い。
このため、湯沸器14に水抜き構造が備えらて
いても、忘れたり、不在だつたりしてこれを使用
せず、凍結させてしまうことが多く、特に冷え易
い上、細管となつている循環パイプ7を破裂させ
てしまう事故が多かつた。
〔考案が解決しようとする問題点〕
本考案は、かかる従来の問題点に鑑み、湯沸器
本体の水道元栓を締めるだけで、開閉栓を何ら操
作せずに自動的に水抜きして、確実に凍結を防止
することができるガス瞬間湯沸器の凍結防止装置
を提供するものである。
〔問題点を解決するための手段〕
以下、本考案を第1図乃至第3図を参照して詳
細に説明する。
第1図は元止式のガス瞬間湯沸器14で、外胴
18の内側に、円筒状の内胴19が設けられ、こ
の内側が燃焼室3となつている。燃焼室3の下部
にはバーナー20が設けられ、ガス調整弁21に
よりガス燃焼量を調整するようになつている。
湯沸器14の下方から上方に向つて取付けられ
た給水管1には、水道元栓2が設けられ、これは
レバー15の操作によりガスの点火と、燃焼およ
び水量調整をワンタツチで行うようになつてい
る。
この水道元栓2を取付けた給水管1の上部に、
水抜き用の空気吸引部4が分岐して取付けられ、
更にこの上方に、ガス管23と給水管1が通る空
焚防止装置24が設けられている。
この給水管1の上部は循環パイプ7に接続さ
れ、内胴19の上部に設けた吸熱フイン25を通
り、燃焼室3となる内胴19の外周を施回して巻
かれ、蛇口16に接続されている。
また前記水道元栓2の下方に、別の空気吸引部
4′が分岐して設けられている。
前記空気吸引部4,4′は第2図に示すように
筒状の空気吸引部4の内側上部に、内径の小さい
通気口8が形成され、内側下部にねじ部9が形成
されている。開閉栓10は円筒状をなし、上部に
突起部を設け、ここにゴムパツキン11を取付け
て弁体12が形成され、上部側面に開口部13を
設けて内側の通気口8′と連通している。更に開
閉栓10は、内側下方が広い内径に形成され、こ
こに合成ゴムボールで形成された球状弁体26が
挿着され、空気吸引口6の部分は、ゴムリング2
7を介して円筒状の止め具28が螺合されてい
る。なお、この球状弁体26の上部が当る通気口
8′の下部には、スリツト29が形成され、球状
弁体26が上部に密着しても、スリツト29から
空気が吸引されるようになつている。なお水道元
栓2の下方に設けた空気吸引部4′も、第2図と
同一に形成されている。
30は水道不凍栓で、第1図に示すように、地
中31に埋設された水道管32の水量メーター3
3の近傍に設けられ、周囲に小石34を詰めたと
ころに埋設されている。この水道不凍栓30は、
屋内の台所などに設置された遠隔操作レバー35
とワイヤー36で連結され、レバー操作により、
本管37側の流路を遮断すると共に、水抜き口3
8が開放されるようになつている。
〔作用〕
次に上記構成の凍結防止装置についてその作用
を説明する。
湯沸器14を使用している状態では、給水管1
内に水圧が加つているため、これに分岐して取付
けた空気吸引部4にも水圧が加わり、第2図に示
すように球状弁体26は空気吸引口6を塞ぎ、水
の流出が防止されている。
給湯を終つてレバー15を回動させると、ガス
と共に、水道元栓2が遮断され、この上方に取付
けた空気吸引部4に水圧が加わらなくなる。この
とき、蛇口16は常時開放状態であるので循環パ
イプ7内に残留している水が流下し始めこのとき
空気吸引部4内は減圧状態となつて、球状弁体2
6が第3図に示すように持ち上げられる。つまり
元止め式の湯沸器14は水道元栓2を閉じると、
循環パイプ7内の水は開放状態にある蛇口16か
ら落下しようとする力が働き、この結果、循環パ
イプ7の水と連通する空気吸引部4内の水が引上
げられようとして減圧状態になる。
このような減圧状態になると、第2図に示すよ
うに水圧によつて上方から押え付けられていた球
状弁体26が第3図に示すように持ち上げられて
スリツト29を設けた通気口8′の下部に当つて
空気吸引口6が開放され、図中矢印で示すように
空気が吸引され、サイフオン作用によつて循環パ
イプ7内の水が蛇口16から完全に流出して水抜
きが自動的に行われる。
従つて夜間に限らず、レバー15を回動して水
道元栓2を締める度に、自動的に水抜きを行うと
ができる。
なお最も凍結し易く、破裂の起り易い循環パイ
プ7内の水抜きは、前述の如く行えるが、第1図
のように、地中3から引出されて、湯沸器14ま
での間の水道管32も、特に低温の場合には凍結
する慮れがある。
この場合には遠隔操作レバー35を引いて、ワ
イヤー36で連結された水道不凍栓30のレバー
が作動し、弁が切り替つて水道本管37側の水路
が遮断され、水抜き口38が開放される。この状
態で屋内側の水道管32には水圧が加わらず、同
様に水道元栓2の下方に取付けた空気吸引部4′
も減圧状態となり、第3図と同様に球状弁体26
が上昇して空気吸引口6が解放され、自重により
残留水が水抜き口38から流出して地中31に吸
い込まれ、水道管32内の水抜きも行うことがで
きる。
〔変形例〕
第4図は先止式のガス瞬間湯沸器14に適用し
た場合を示すものである。これは水道元栓2と、
蛇口16とが屋内に設置され、燃焼して廃ガスを
発生する湯沸器14を屋外に設置したもので、水
道元栓2を開放した状態で、蛇口16のハンドル
17を緩めて給湯するものである。
この水道元栓2を取付けた近傍の給水管1の上
下に夫々第2図に示す空気吸引部4,4′を取付
けたものである。
〔作用〕
上記構成では、給湯を終つて水道元栓2を締め
ると、蛇口16が開放状態にあれば、前述と同様
に水圧が低下して、空気吸引口6が開放され、サ
イフオン作用によつて、循環パイプ7内に残留す
る水を蛇口16から流出させることができる。な
お蛇口16が締つているときには、ハンドル17
を緩めて流出させることができる また地中31から引出された水道管32内に残
留する水は、遠隔操作レバー35を引いて水道不
凍栓30の弁を切り替えることにより同様に空気
吸引部4′から空気が入つて自重により水抜き口
38から流出させることができる。
なお、上記実施例では、水道元栓2の上下に
夫々空気吸引部4,4′を取付けた場合について
示したが、水道不凍栓30がなく、循環パイプ7
内だけの水抜きを行う場合には、上方側だけで取
付ければ良い。
また空気吸引部4に取付けた開閉栓10は、空
気吸引口6を塞ぐ球状弁体26が設けられていれ
ば、上部の弁体12は設けられていなくても良
い。
〔効果〕
以上説明した如く、本考案に係るガス瞬間湯沸
器の凍結防止装置によれば、湯沸器本体の水道元
栓を締めるだけで、開閉栓を何ら操作せずに自動
的に水抜きして確実に凍結を防止でき、既設の湯
沸器でも、開閉栓を本考案のものに交換するだけ
で良く、寒冷地における凍結の問題を完全に解決
することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図乃至第3図は本考案の実施例を示すもの
で、第1図は元止式ガス瞬間湯沸器の概略構成を
示す説明図、第2図および第3図は凍結防止装置
の空気吸引部を示す断面図、第4図は先止式ガス
瞬間湯沸器の概略構成を示す説明図、第5図は従
来の湯沸器の概略構成を示す説明図、第6図およ
び第7図は従来の空気吸引部を示す断面図であ
る。 1……給水管、2……水道元栓、4,4′……
空気吸引部、6……空気吸引口、7……循環パイ
プ、10……開閉栓、12……弁体、14……湯
沸器、16……蛇口、20……バーナー、26…
…球状弁体、28……止め具、30……水道不凍
栓、32……水道管、35……遠隔操作レバー、
38……水抜き口。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 湯沸器本体の給水管に取付けた水道元栓の燃焼
    室側に分岐して水抜き用の空気吸引部を設け、こ
    こに空気吸引口を形成した円筒状の開閉栓を上下
    動自在に螺合したガス瞬間湯沸器の凍結防止装置
    において、前記開閉栓の内側に、水圧によつて空
    気吸引口を閉塞する弁体を挿着したことを特徴と
    するガス瞬間湯沸器の凍結防止装置。
JP4218186U 1986-03-22 1986-03-22 Expired JPH0230679Y2 (ja)

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Application Number Priority Date Filing Date Title
JP4218186U JPH0230679Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

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JP4218186U JPH0230679Y2 (ja) 1986-03-22 1986-03-22

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JPS62154359U JPS62154359U (ja) 1987-09-30
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