JPH02305868A - 熱交換器用防かび性組成物 - Google Patents

熱交換器用防かび性組成物

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JPH02305868A
JPH02305868A JP12685389A JP12685389A JPH02305868A JP H02305868 A JPH02305868 A JP H02305868A JP 12685389 A JP12685389 A JP 12685389A JP 12685389 A JP12685389 A JP 12685389A JP H02305868 A JPH02305868 A JP H02305868A
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JP
Japan
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water
heat exchanger
hydrophilic
mold
weight
Prior art date
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Pending
Application number
JP12685389A
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English (en)
Inventor
Eizo Isoyama
礒山 永三
Katsumi Tanaka
克美 田中
Masaaki Ito
昌明 伊藤
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Altemira Co Ltd
Original Assignee
Showa Aluminum Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 産業上の利用分野 この発明は、ルームエアコンやカーエアコンなどのアル
ミニウムフィン付き熱交換器に、長期持続性を有する防
かび性を付与するのに用いられる熱交換器用防かび性組
成物に関するものである。
従来の技術 上記ルームエアコン等の熱交換器が夏季冷房に使用され
なさい、アルミニウムフィンの表面温度が大気の露点以
下になるので、フィン表面に水滴が付着する。フィン表
面に水滴が付着すると、フィン表面が湿気を帯びるため
、かびなどの菌が繁殖して不快な臭が生じ、これが吹出
口からエアによって室内ないし車内に放たれ、人に嫌悪
感を与える。
ところで、防かび剤主成分(活性原体)は、一般に水に
対する溶解度の低いものが多く、現在市販されている防
かび剤は、水に難溶性の防かび剤主成分を各種分散剤(
界面活性剤、溶剤、酸など)により水に溶は易く調整し
たものである。 このような市販の防かび剤を用いて上
記熱交換器に防かび性を付与するには、従来、アルミニ
ウム製熱交換器のポストコート(加工品処理−)におい
て親水性樹脂皮膜中に防かび剤を添加し、かびなどの微
生物の繁殖や異臭の発生を防止することが行われ起(例
えば特開昭60−50397号公報、特開昭81−16
8875号公報、特開昭82−129695号公報およ
び実開昭81−178166号公報参照)。
発明が解決しようとする課題 しかしながら、上記従来の熱交換器では、いずれも付着
水によりアルミニウムフィン表面がぬれた状態となった
、いわゆる水環境にさらされると、分散剤により水に溶
は易く調整された防かび削土成分が、親水性皮膜より水
に溶出し、付着水の流出とともに防かび削土成分が次第
に流されてしまうため、防かび性の持続性が劣るという
問題があった。
この発明の目的は、上記の従来技術の問題を解決し、防
かび削土成分を熱交換器の親水性皮膜中に確実に保持す
ることができ、アルミニウムフィン表面が水環境にさら
された場合でも、防かび削土成分が親水性皮膜より水に
溶出するのを充分に抑制することができて、防かび性の
持続性が非常にすぐれている、熱交換器用防かび性組成
物を提供することにある。
課題を解決するための手段 この発明による熱交換器用防かび性組成物は、上記の目
的を達成するために、2−(4−チアゾリル)ベンズイ
ミダゾール、またはメチルベンズイミダゾール−2−イ
ルカルバメートを主成分とする防かび剤1重量部と、−
COOH。
−COONaおよび−CONH2よりなる群の中から選
ばれた少なくとも1種の官能基を有する水溶性有機高分
子化合物によって構成されるバインダ1〜20重量部と
からなることを特徴とするものである。
上記において、防かび剤の主成分は、2−(4−チアゾ
リル)ベンズイミダゾール(以下TBZと略記する)、
およびメチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメー
ト(以下MBCと略記する)である。
これらの防かび削土成分は既に公知のものであるが、こ
こで、上記TBZは、融点296〜303℃、および水
に対する溶解度が0.03mg/m、77(室温)であ
る。また、上記MBCは、融点307〜312℃、およ
び水に対する溶解度が8ppm(室温)である。
これら防かび削土成分は溶解性に乏しいので、防かび削
土成分を添加するには、溶媒の種類、およびとくに水溶
液の場合にはpHに注意する必要がある。
また上記バインダを構成する水溶性有機高分子化合物は
、−COOH,−COONaおよび−CONH2よりな
る群の中から選ばれた少なくとも1種の官能基を有する
ものである。
ここで、−COOH基を有する水溶性有機高分子化合物
の例としては、ポリアクリル酸、アクリル酸共重合体な
どがあげられる。
また−COONa基を有する水溶性有機高分子化合物の
例としては、ポリアクリル酸ソーダ、アクリル酸共重合
体のNa塩などがあげられる。
さらに−CONH2基を有する水溶性有機高分子化合物
の例としては、ポリアクリルアミド、アクリル酸とアク
リルアミドとの共重合体、おふびそのNa塩などがあげ
られる。
上記バインダを構成する水溶性有機高分子化合物は、数
千〜致方の分子量を有するものである。
この発明による熱交換器用防かび性組成物は、アルミニ
ウムフィンを備えた熱交換器の表面に形成される親水性
と耐食性を有する下地側の樹脂皮膜、およびこれの表面
に形成されたアルカリケイ酸塩や親水性有機化合物等を
含む表層側の親水性皮膜のうちの一方、もしくは両方に
添加されて使用される。
なお、親水性と耐食性を存する下地側の皮膜が、クロメ
ート皮膜等の無機質皮膜であるような場合には、防かび
性組成物は、表層側の親水性皮膜にのみ添加されるもの
である。
この発明による上記熱交換器用防かび性組成物において
、TBZまたはMBCを主成分とする防かび剤と、−C
OOH、−COON aおよび−CONH2の少なくと
も1種の官能基を有する水溶性有機高分子化合物よりな
るバインダとの配合割合は、前者のTBZまたはM B
 Cを主成分とする防かび剤1重量部に対して、」二記
水溶性有機高分子化合物よりなるバインダが1〜20重
量部である。特に好ましい配合割合は、1〜5重量部の
範囲である。
ここで、TBZまたはM B Cを主成分とする防かび
剤1重量部に対して、水溶性有機高分子化合物よりなる
バインダが1重量部未満では、バインダが少なすぎて、
防かび削土成分を熱交換器の親水性皮膜中に保持するこ
とができず、従ってアルミニウムフィン表面が水環境に
さらされた場合に、防かび削土成分が親水性皮膜より水
に溶出するのを阻止することができず、防かび削土成分
の溶出速度が速いため、防かび性の持続性に劣るので、
好ましくない。また水溶性有機高分子化合物よりなるバ
インダが20重量部を越えると、バインダ中の防かび削
土成分の比率が低くなり、防かび効果が十分に発揮され
ないので、好ましくない。
なお、TBZまたはMBCを主成分とする防かび剤の添
加量は、熱交換器の表層側の親水性皮膜あるいは下地側
の親水性と耐食性を有する樹脂皮膜に対して0.2重量
%〜20重量%の範囲である。この理由は、防かび剤が
0.2重量%未満では防かび効果が十分に発揮されず、
逆に20重量%を越えると、防かび剤が皮膜の親水性能
を損なうからである。特に好ましい添加量は1重量%〜
10重量%の範囲である。2種の防かび削土成分を併用
する場合は、総添加量が上記範囲にあればよい。
なお、熱交換器の防かび剤を添加すべき表層側の親水性
皮膜は、ケイ酸ナトリウム、ケイ酸カリウムなどのケイ
酸塩と、ポリアミド系、ビニル系、アクリル系、ウレタ
ン系、これらの共重合体などの水溶性有機高分子と、ケ
イ酸塩および水溶性有機高分子との混合物(混合比率は
任意)のいずれかを用いることにより形成せられたもの
であり、このような親水性皮膜形成剤としては、本出願
人の提案によるアルカリケイ酸塩とカルボニル基を有す
る低分子有機化合物を含んでなるもの(特開昭60−1
01156号公報参照)、アルカリケイ酸塩と無機硬化
剤と水溶性有機高分子化合物を含んでなるもの(特開昭
62−235477号公報)および親水性ポリマーとカ
ルボニル基を有する低分子有機化合物(架橋剤)とを含
んでなるもの(特開昭82−27384号公報参照)な
どが適当である。
また熱交換器の防かび剤を添加すべき下地側の親水性・
耐食性樹脂皮膜は、水溶性アクリル樹脂等の水溶性合成
樹脂皮膜(特開昭81−248059号公報参照)、水
溶性合成樹脂に対してキレートを形成する金属含有化合
物を添加した樹脂皮膜(特開昭82−247868号公
報参照)、およびポリアクリル酸等の水溶性合成樹脂と
クロム酸とを含む処理液による処理によって形成された
樹脂皮膜などよりなるものである。
作     用 この発明による熱交換器用防かび性組成物は、TBZま
たはMBCを主成分とする防かび剤と、−COOH,−
COONaおよび−CONH2の少なくとも1種の官能
基を有する水溶性有機高分子化合物よりなるバインダと
が所定の割合で配合された構成を有するものであり、こ
の防かび性組成物は、熱交換器の表層側の親水性皮膜形
成用処理剤、および下地側が親水性と耐食性を有する樹
脂皮膜である場合に、その樹脂皮膜形成用処理剤、のう
ちの一方、もしくは両方に添加されて、均一に分散せら
れるものであり、このような防かび性組成物を含む処理
液を熱交換器の表面に塗布後、乾燥することによって形
成せられた親水性皮膜中においては、防かび削土成分が
バインダによってしっかりと捕えられているため、防か
び削土成分がアルミニウムフィン表面の親水性皮膜中に
確実に保持される。
従ってアルミニウムフィン表面が水環境にさらされた場
合でも、防かび削土成分が親水性皮膜より水に溶出する
のを充分に抑制することができて、防かび性の持続性が
向上するものである。
実  施  例 つぎに、この発明の実施例を比較例とともに説明する。
純アルミニウム系(AIloo)フィンを有する熱交換
器の表面に、配合比1:1のクロム酸とポリアクリル酸
を含む20重量%の処理液を塗布後、200℃で1分間
乾燥することによって、親水性と耐食性を有する下地側
の有機クロメート樹脂皮膜を形成し、さらにこれの表面
に、アルカリケイ酸塩5重量%、γ−ブチルラクトン2
重量%、およびアクリル酸−アクリルアミド共重合体5
重量%を含む処理液を塗布後、200℃で1分間乾燥す
ることによって、表層側の親水性皮膜を形成した。
そしてこのとき、実施例1においては、この発明による
防かび性組成物を、熱交換器の下地側の親水性・耐食性
樹脂皮膜と表層側の親水性皮膜の両方に添加し、実施例
2においては、防かび性組成物を、下地側の親水性・耐
食性樹脂皮膜に添加し、実施例3においては、防かび性
組成物を、表層側の親水性皮膜に添加して、それぞれ防
かび性付与親水性処理熱交換器を製作した。なお、この
発明による防かび性組成物を、下地側または表層側の一
方の皮膜に添加した実施例2と3においては、残りの表
層側または下地側の親水性・耐食性皮膜には、それぞれ
バインダの無い防かび剤のみを添加した。
また比較のために、下地側の親水性・耐食性樹脂皮膜と
、表層側の親水性皮膜との両方に、市販の防かび剤(バ
インダ無し)を添加した防かび性付与親水性処理熱交換
器(比較例1)と、双方の皮膜に防かび剤を全く添加し
ない親水性処理熱交換器(比較例2)とを製作した。
つぎに、これらの熱交換器の性能を評価するために、熱
交換器を稼動し、長期にわたり観察を行なって、防かび
性をテストし、得られた結果を下表にまとめて示した。
(以下余白) 上記表から明らかなように、この発明による熱交換器用
防かび性組成物を、下地側の親水性皮膜と表層側の親水
性皮膜の両方に添加した実施例1の防かび性付与親水性
処理熱交換器では、熱交換器の稼動後、12ケ月経って
もかびの発生がみられず、非常にすぐれた防かび性の持
続性を何していた。また、熱交換器用防かび性組成物を
、表層側の親水性皮膜に添加した実施例2の熱交換器、
および下地側の親水性皮膜に添θ目した実施例3の熱交
換器では、熱交換器の稼動後、それぞれ9ケ月経っても
かびの発生がみられず、12ケ月経って初めてかびの発
生がみられ、すぐれた防かび性の持続性を有していた。
これに対し、下地側の親水性皮膜と表層側の親水性皮膜
の両方に、市販の防かび剤(バインダ無し)を添加した
比較例1の防かび性付与親水性処理熱交換器では、熱交
換器の稼動後、9ケ月経つとかびの発生がみられ、また
、両親水性皮膜に防かび剤を全く添加しない比較例2の
親水性処理熱交換器では、熱交換器の稼動後、1週間経
つと早々とかびの発生がみられ、いずれも防かび性の持
続性が非常に劣っていた。
発明の効果 この発明による熱交換器用防かび性組成物は、上述のよ
うに、2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾールまた
はメチルベンズイミダゾール−2−イルカルバメートを
主成分とする防がび剤1重量部と、−COOH,−CO
ONaおよび−CoNH2よりなる群の中から選ばれた
少なくとも1種の官能基を有する水溶性有機高分子化合
物によって構成されるバインダ1〜20重量部とからな
るもので、この発明の熱交換器用防かび性組成物によれ
ば、防かび削土成分を熱交換器の親水性皮膜中に確実に
保持することができ、アルミニウムフィン表面が水環境
にさらされた場合でも、防かび削土成分が親水性皮膜よ
り水に溶出するのを充分に抑制することができて、防か
び性の持続性が非常にすぐれているという効果を奏する
以  上

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 2−(4−チアゾリル)ベンズイミダゾールまたはメチ
    ルベンズイミダゾール−2−イルカルバメートを主成分
    とする防かび剤1重量部と、−COOH、−COONa
    および−CONH_2よりなる群の中から選ばれた少な
    くとも1種の官能基を有する水溶性有機高分子化合物に
    よって構成されるバインダ1〜20重量部とからなる、
    熱交換器用防かび性組成物。
JP12685389A 1989-05-19 1989-05-19 熱交換器用防かび性組成物 Pending JPH02305868A (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR100416908B1 (ko) * 2000-10-26 2004-02-05 (주)와스텍기연 친수 및 탈취성 피막 조성물

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