JPH02305350A - 内燃機関のピストン - Google Patents

内燃機関のピストン

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Publication number
JPH02305350A
JPH02305350A JP12285989A JP12285989A JPH02305350A JP H02305350 A JPH02305350 A JP H02305350A JP 12285989 A JP12285989 A JP 12285989A JP 12285989 A JP12285989 A JP 12285989A JP H02305350 A JPH02305350 A JP H02305350A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
sliding
piston
sliding part
skirt
porous
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP12285989A
Other languages
English (en)
Inventor
Takaharu Goto
隆治 後藤
Takayuki Arai
孝之 荒井
Hisafumi Usuku
宇宿 尚史
Kyugo Hamai
浜井 九五
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
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Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Priority to JP12285989A priority Critical patent/JPH02305350A/ja
Publication of JPH02305350A publication Critical patent/JPH02305350A/ja
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 [発明の目的] (産業上の利用分野) この発明は、内燃機関のピストンに関する。
(従来の技術) 従来のピストン51としては、例えば第7図に断面図で
示すように、そのスカート部52によってシリンダに摺
動するときの側圧を受けると共に、往復摺動時のガイド
の役目を果す。
このスカート部52とシリンダ壁面との間に形成される
潤滑油膜は、往復運動を滑らかにするものではあるが、
油を引きするせん断抵抗(即ち、シリンダ壁面との摩擦
力)を伴っている。
この摩擦力Fは 但し S・・・スカート部面積 η・・・油粘度 ■・・・ピストン速度 h・・・油膜厚さ と表わされる。これによれば、同一の機関では、スカー
ト部52の面積の低減は、摩擦力の低減に大きく寄与す
ることになる。スカート部の面積を低減させたものとし
ては、スカート部表面に支え面を突設した技術が知られ
ている(特公昭62−37219号公報参照)。
一方、潤滑性を向上させる目的で、多孔質材を、ピスト
ンスカート部の略全面にわたって配設している技術が実
開昭57−123935号公報として知られており、又
、スカート部に、その外周表面から突出するようにパッ
ドを設け、パッドの中央部に保油性のある材料を設けて
いる技術が、実開昭62−8347号公報として知られ
ている。
(発明が解決しようとする課題) しかし、前記特公昭62−37219号公報のように、
ピストンの特に高速領域における摩擦力低減のため、ス
カート部の接触面積を減らすと、低速で高負荷運転のよ
うに潤滑油膜が形成されにくい状況では、摺動面の面圧
が高くなって油膜切れなどか発生し、逆に潤滑状態が悪
化して焼付きなどが発生する。
次に、多孔質材をスカート部の略全面に配設している実
開昭57−123935号公報の技術は、多孔質材に保
有している油のしみ出しにより、上記低速高負荷運転の
ように苛酷な潤滑状態に対しては有効であるが、通常運
転時には多孔質がシリンダの摺動壁面を凹凸にしてしま
って、油膜形勢を逆に妨げ、摩擦力が大きなものとなる
さらに、スカート部に設けたパッドの中央部に、保油性
のある材料(多孔質材)を設けている実開昭62−83
47号公報の場合は、摺動面を、パッドの中央部に設け
である多孔質材という油膜形成能力が低い領域で分断し
ている。このため、摺動面における負荷能力は、著しく
低下するものであって、多孔質材の無い場合に比べて多
孔質材を有しているものは、この多孔質材の面積を計算
に入れた値以上に前記負荷能力は低下し、摩擦損失が増
大するという不利がある。
この発明は、上記従来技術のような問題点を解消し、ス
カート部が、苛酷な条件においても充分な潤滑性を発揮
できるピストンを提案することを上記問題点を解決する
ためのこの発明の構成は、スカート部表面のシリンダ壁
との摺動部の大略周辺部分を囲むように多孔質部を設け
、前記スカート部の少なくとも摺動部付近に補強部を設
けたものである。
(作用) 多孔質部内に充分に保有されている潤滑油は、多孔質部
で囲まれている摺動部にしみ出てきて、ここで充分な厚
さの油膜を保持できることになり、低速で高負荷運転の
ような苛酷な運転条件下であっても、充分な潤滑性能が
保持される。
スカート部に形成されている補強部は、高負荷における
摺動部の変形を小さくできて、必要な厚さの油膜形成に
役立つものであり、多孔質部で囲まれて充分に保油され
ている摺動部と相俟ってピストン焼付きなどの損傷防止
に有効である。
(実施例) 次に、この発明の構成を、図に基づいて説明する。
第1図に、ピストンの正面視を、第2図に第1図■−■
断面半分をそれぞれ示した。
ピストン1のスカート部2の摺動部3は、このピストン
1のテーパ量および、断面のオーバル量を考慮して高速
運転時に必要な油膜を形成できる最小限の面積に設定さ
れている。
摺動部3の裏部4の肉厚は、第2図の例示のようにスカ
ート部2の他の部分よりも厚く形成して−1”、   
 − ・ここを補強部5とし、この摺動部3の剛性を高めてい
る。
摺動部3の周辺部は、幅の狭い多孔質部としての多孔質
材6によって囲まれている。多孔質材6は、ピストン1
に一体に鋳込まれて環状に形成されている。
次に、前記構成をもつこの実施例の作用を説明する。
多孔質材6は、その孔の中に充分な量の潤滑油を貯め込
んでおり、スカート部2の温度上昇によって多孔質材6
の油は膨張して摺動部3側へしみ出てくる。これにより
摺動部3は、常に油が溜められていて、ピストン1の円
滑な摺動に必要な潤滑油膜が形成される。
潤滑条件の優れている高速運転時では、摺動部3で充分
な油膜を形成できるため、摺動部3の周囲を囲んでいる
多孔質材6は、特に有効な働きはしないが、摺動部3は
補強部5によって補強されているため、変形量は小さく
シリンダ壁に確実に接触し、かつその摺動面積が小さく
なっているの= 6− で、摩擦抵抗は極めて小さい値となる。
これに対して、苛酷な潤滑条件となる低速高負荷運転時
は、摺動部3の周囲を囲んでいる多孔質材6から摺動部
3へ潤滑油が補充されるため、摺動部3には常に油膜が
形成される。
そして、多孔質材6自体はシリンダ内壁との摩擦を大き
くする欠点をもっているが、この多孔質材6によって囲
まれた充分な油膜が形成されている摺動部3によってス
カート部2はフローティング状態となっているので、こ
の摺動部3の周囲にある多孔質材6は、シリンダ内壁に
軽く接触するのみであって、多孔質材6が存在すること
による摩擦力の増加は僅かであって、又、シリンダの内
壁面が多孔質材6によって傷つくことも無い。
なお、摺動部3の剛性を高める手段として、図示は省略
したが、摺動部3の裏部4にリブを設けても良い。
第3図にこの発明の第2実施例のピストン11を半断面
で示した。この第2の実施例は、前記第1実施例と同等
な形状の多孔質材16の上端部16aを、ピストン11
のオイルリング溝17の下側面に露出させたものである
摺動部13の周囲を囲むように設けられている多孔質材
16による潤滑改善作用は、前記第1実施例のものと同
等である。
この第2実施例の多孔質材16は、潤滑油を潤沢に保有
しているオイルリング溝17に臨んでいるので、多孔質
材16への油の補給が極めて良好となり、一層、苛酷な
運転条件においても良好な潤滑性能が得られる。
第4図に、第3実施例のピストン21の正面図を、第5
図はその多孔質材の断面図を、それぞれ示した。この実
施例は、スカート部22に形成している摺動部23と2
4とが、互いに接近した位置にあるので、これらの摺動
部23と24をそれぞれ囲むように設けている多孔質材
26aと26bを、これらと同等な多孔質の連結部26
cで連結して一体化したものであり、このように、摺動
部の形状に応じて多孔質材の正面視における形状は、環
状であれば、種々のものとすることができる。
第6図に第4実施例のピストン31の正面図を示した。
これは、摺動部33を囲むように設けられている多孔質
部36を、アルマイト処理による微小孔によって形成す
るものである。
アルマイト処理によって簡単な加工方法でピストン31
に多孔質部36を形成できるものである。
[発明の効果] 以上によって明らかなように、この発明の構成によれば
、多孔質部内に充分に保有されている潤滑油は、この多
孔質部で囲まれている摺動部側にしみ出てきて充分な厚
さの油膜を保持できることになり、低速で高負荷運転の
ような苛酷な運転条件下であっても、充分な潤滑性能が
保持される。
スカート部に形成されている補強部は、高速運転時にお
ける摺動部の変形を小さくできて、必要な厚さの油膜形
成に役立つものであり、多孔質部で囲まれて充分に保油
されている摺動部の機能と相俟ってピストン焼付きなど
の損傷防止に有効である。
−〇    −
【図面の簡単な説明】
第1図から第6図まではこの発明の実施例を示し、第1
図は第1実施例の正面図、第2図は第1図の■−■線に
沿う半断面図、第3図は第2実施例における半断面図、
第4図は第3実施例における正面図、第5図は第4図の
多孔質材の断面図、第6図は第4実施例における正面図
、第7図は従来のピストンの断面図である。 1.11,21.31・・・ピストン 2.22・・・スカート部 3.13.23,24.33・・・摺動部5・・・補強
部 6 、 16 、 26 a 、  26 b ・・・
多孔質材(多孔質部) 36・・・多孔質部 代理人 弁理士 三 好 秀 和 1・・・ピストン 2・・・スカート部 3・・・摺動部 6・・・多孔質材(多孔質部) 第1図 第2図 第3図 第4図 第6図 第5図 第7図

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. スカート部表面のシリンダ壁との摺動部の大略周辺部分
    を囲むように多孔質部を設け、前記スカート部の少なく
    とも摺動部付近に補強部を設けたことを特徴とする内燃
    機関のピストン。
JP12285989A 1989-05-18 1989-05-18 内燃機関のピストン Pending JPH02305350A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP12285989A JPH02305350A (ja) 1989-05-18 1989-05-18 内燃機関のピストン

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JP12285989A JPH02305350A (ja) 1989-05-18 1989-05-18 内燃機関のピストン

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JPH02305350A true JPH02305350A (ja) 1990-12-18

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ID=14846407

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JP12285989A Pending JPH02305350A (ja) 1989-05-18 1989-05-18 内燃機関のピストン

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JP (1) JPH02305350A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105422307A (zh) * 2015-11-27 2016-03-23 宁波市群星粉末冶金有限公司 一种轻型耐磨汽车发动机活塞及其制备方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN105422307A (zh) * 2015-11-27 2016-03-23 宁波市群星粉末冶金有限公司 一种轻型耐磨汽车发动机活塞及其制备方法

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