JPH02303973A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

Info

Publication number
JPH02303973A
JPH02303973A JP1126336A JP12633689A JPH02303973A JP H02303973 A JPH02303973 A JP H02303973A JP 1126336 A JP1126336 A JP 1126336A JP 12633689 A JP12633689 A JP 12633689A JP H02303973 A JPH02303973 A JP H02303973A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
steering
current
motor
torque
steering wheel
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP1126336A
Other languages
English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
浩史 松岡
Hidetoshi Tabuse
田伏 秀年
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Koyo Seiko Co Ltd filed Critical Koyo Seiko Co Ltd
Priority to JP1126336A priority Critical patent/JPH02303973A/ja
Priority to DE69007162T priority patent/DE69007162T2/de
Priority to EP90109113A priority patent/EP0398238B1/en
Priority to US07/524,376 priority patent/US5040629A/en
Publication of JPH02303973A publication Critical patent/JPH02303973A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Steering Control In Accordance With Driving Conditions (AREA)
  • Power Steering Mechanism (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は舵輪操作に要する力を電動モータの回転力によ
り補助する電動式の動力舵取装置(バリーステアリング
)に関する。
〔従来技術〕
舵輪に加えられた操舵トルクの検出結果に基づいて操舵
補助用のモータを駆動し、自動車の操舵に要する力を該
モータの回転力により補助せしめ、運転者に快適なtf
fi舵感覚全感覚する電動式の動力舵取装置が開発され
ている1 この動力舵取装置は、車体の左右方向に延設され、その
両端部を各別のタイロッドを介して左右の車輪に夫々連
結してなるランク軸と、該ラック軸の中途部においてこ
れと噛合され舵輪に連動連結されたピニオンとからなり
、舵輪の回動操作に伴うピニオンの回動を、ラック軸の
長さ方向゛への移動に変換して舵取りを行わせるラック
・ピニオン式の舵取機構を備えた自動車においては、操
舵補助用のモータの配設位置により以下の2通りに大別
される。即ち、前記ピニオンの軸をラック軸との噛合位
置から更に延長し、その延長部に適宜の減速装置を介し
て回転力を伝達するように前記モータを配設したものと
、前記ピニオンの噛合位置と異なる軸長方向位置におい
て前記ラック軸に噛合する補助ピニオンを設け、該補助
ピニオンに適宜の減速装置を介して回転力を伝達するよ
うに前記モータを配設したものとであり、ラック軸に噛
合するピニオンの数に従って、前者が1ピニオン式、後
者が2ビニオン式と夫々称される。
このような動力舵取装置においては、高速走行時の操舵
感覚にふらつき感が伴うため、操舵補助力を車迷惑応と
し、車速の増加に対応して前記操舵補助力を減少させる
制御を行い、前記ふらつき感を抑制していた。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述のむ)ずれの動力舵取装置において
も、操舵補助用のモータの回転力を減速装置を介してピ
ニオンの軸の延長部又は補助ピニオンに伝達しているの
で高速走行時には舵輪を操舵したとき、モータの慣性力
による舵輪の戻りすぎによって操舵フィーリングが不自
然となるという問題があった。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、操舵
トルクが所定値以下の場合は、操舵補助力を車速とは無
関係に操舵トルクのみにより決定すると共に、舵輪の角
速度及び走行速度に比例した値をモータ電流より減算す
る制御を行うことによって、モータの慣性力に起因する
操舵フィーリングの不自然さと、高速走行時のふらつき
感を抑制する動力舵取装置を提供することを目的とする
〔課題を解決するための手段〕
本発明に斯かる動力舵取装置は、舵輪の回動を舵取りの
ための左右方向への運動に変換する操舵機構と、前記舵
輪の回動角度を検出する舵角検出手段と、検出された回
動角度に基づき前記舵輪の角速度を検出する角速度検出
手段と、車体の走行速度を検出する車速検出手段と、前
記舵輪に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサ
と、検出された操舵トルクに応じた電流により駆動され
る操舵補助用のモータとを備えた動力舵取り装置であっ
て、前記操舵トルクと所定値とを比較する比較手段と、
該比較手段の比較結果において操舵トルクが前記所定値
より大きい場合には、操舵トルクに走行速度を加味して
前記電流を定め、前記比較結果において操舵トルクが前
記所定値より小さい場合には前記走行速度とは無関係に
前記電流を定めるモータ電流設定手段と、該電流設定手
段によって定められた電流から減算すべき電流を前記角
速度及び走行速度に応じて定める減算電流設定手段と、
前記減算を実行する手段とを具備することを特徴とする
〔作用〕
操舵トルクが所定値より大きい場合には、操舵のふらつ
き感を抑制すべくモータを駆動する電流が操舵トルクの
増加に従って増加すると共に、この増加の比率を走行速
度の増加に従って低下するように、操舵トルク及び走行
速度によって前記電流を決定し、一方、操舵トルクが前
記所定値より小さい場合には、操舵トルクのみによって
前記電流を決定することにより高速走行時の低操舵トル
クにおける操舵補助力を低速走行時と同一とする。
このように決定された電流から舵輪の角速度と、走行速
度との夫々が大となるに従って大となるべく設定された
電流を減算することによって前記電流を補正してモータ
を駆動し、高速走行時のふらつき感を抑制する。
〔実施例〕 以下本発明を5その実施例を示す図面に基づいて詳述す
る。第1図は本発明に係る動力舵取装置の一部破断正面
図、第2図は第1図のn−u線による拡大断面図、第3
図は操舵位置検出手段である回転検出器の構造を示す第
1図の■−■線による拡大断面図である。
図において1はラック軸であり、長手方向を左右方向と
して車体の一部に固設され筒状をなすラック軸ケース2
にこれと同心をなして内挿されている。また3はピニオ
ン軸であり、ランク軸ケース2の一端部近傍に連設した
ビニオン軸ケース4の内部にラック軸lに対してその軸
心を斜交させた状態に軸支されている。
該ピニオン軸3は、第2図に示す如く、トーションバー
5を介して同軸上に連結された上軸3aと下軸3bとか
らなり、上軸3aは玉軸受40によりピニオン軸ケース
4内に支承され、その上端部を図示しないユニバーサル
ジヨイントを介して舵輪に連動連結しである。また下軸
3bは、ビニオン軸ケース4の下側開口部からその下部
を適長突出させた状態で、上端部近傍位置を4点接触玉
軸受41によりビニオン軸ケース4内に支承されている
。前記4点接触玉軸受41は、下部軸3bの下端部側か
らこれに外嵌され、下部軸3bの上端部近傍に形成した
段部と、下端部側から外嵌され外周面にかしめて固定さ
れたカラー42とにより、その内輪の両側を挟持されて
下部軸3bの外側に軸長方向に位置決めされた後、下部
軸3hと共に前記下側開口部からビニオン軸ケース4に
内嵌され、該ケース4の下部に形成された環状肩部と、
前記開口部から該ケース4に螺合されたロックナツト4
3とにより、その外輪の両側を挟持されてビニオン軸ケ
ース4の内側に軸長方向に位置決めされ、下部軸3bに
作用するラジアル荷重及び両方向のスラスト荷重を負荷
する。
ビニオン軸ケース4から突出された前記下部軸3bの中
途部には、その軸長方向に適宜の長さに亘るピニオン歯
30が形成されており、該ピニオン歯30は、ビニオン
軸ケース4が前記ラック軸ケース2の上側に固定ポル1
44により固着された場合に、該ラック軸ケース2の内
部において、前記ラック軸1の一端部寄りの位置に軸長
方向に適長に亘って形成されたラック歯10に噛合し、
下部軸3bとラック軸1とを互いの軸心を斜交させた状
態で係合せしめている。前記下部軸3bは、ラック軸1
との係合位置よりも更に下方に延長され、その下端部に
は、これと同軸をなし、その歯形成面を下向きとして大
傘歯車31が嵌装されており、咳大傘歯箪31を囲繞す
る態様にてラック軸ケース2の下側に連設された傘歯車
ハウジング20内に針状ころ軸受33により支承せしめ
である。従って下部軸3bは、前記4点接触玉軸受41
と針状ころ軸受33とによりラック歯lOとピニオン歯
30との噛合位置の両側において支承されることになり
、該噛合位置において下部軸3bに生じる撓み量は所定
の許容範囲内に保たれる。
更にラック歯10とピニオン歯30との噛合位置には、
これらが隙間なく噛合されるように、ピニオン軸3に向
かう押しばね11の付勢力によりラック軸1を押圧する
押圧子12が設けてあり、ラック軸1は、前記噛合位置
において押圧子12と下部軸3bとにて半径方向両側か
ら挾持された状態で支承されると共に、ビニオン軸ケー
ス4との連設位置と逆側のラック軸ケース2の端部に内
嵌した軸受ブツシュ13により支承されており、ランク
軸ケース2の内部においてその軸長方向に移動自在とな
っている。ラック軸ケース2の両側に夫々突出されたラ
ック軸1の左右両端部は、各別の玉継手14゜14を介
して、図示しない左右の車輪に夫々連なるタイロフド1
5.15に連結されており、ラック軸1の軸長方向への
移動により車輪が左、右に舵取りされるようになってい
る。
第2図中の6は、舵輪に加えられる操舵トルクを検出す
るトルクセンサであり、前記」二軸3aに外嵌されこれ
と共に回動し、その下側端面に上軸3aの軸心を中心と
する環状の抵抗体を形成してなる抵抗体保持部材60と
、前記下軸3bに外嵌されこれと共に回動し、その−、
上側端面に前記抵抗体上の半径方向の一点に摺接する検
出子を形成してなる検出子保持部材61とにてポテンシ
オメータを構成してなるものである。ピニオン軸3の上
軸3aは舵輪の回動に応じてその軸心廻りに回動するが
、下軸3bには車輪に作用する路面抵抗がラック軸1を
介して作用しており、両軸間に介装したトーションバー
5には舵輪に加゛えられた操舵トルクに応じた捩れが生
じる。゛トルクセンサ6は、該トーションバー5の捩れ
に伴って上軸3aと下軸3bとの間に生じる周方向の相
対変位を前記検出子と抵抗体との摺接位置に対応する電
位として出力するものであり、トーションバー5に捩れ
が生じていない場合、換言すれば舵輪操作がなされてい
ない場合に所定の基準電位を出力するように初MAtA
整されている。
トルクセンサ6の出力信号は時系列的に制御部7に入力
されており、制御部7はこの信号を前記基準電位と比較
して前記操舵トルクの方向及びその大きさを認識し、後
述する如く配設された操舵補助用のモータ8に駆動信号
を発する。
操舵補助用のモータ8は、電磁クラッチ16、遊星ギヤ
減速装置9及び前記大傘歯車31に噛合するこれよりも
小径の小傘歯車32を介して前記下部軸3bにその回転
力を伝達するものである。
電磁クラッチ16は円環状をなし、モータ8の中間ケー
ス81に固着されたコイル部161 と、モータ8の回
転軸80の一側にこれと同軸をなして外嵌され、該回転
軸80と共に回転する主動部162と、円板状をなし該
主動部162と対向し、コイル部161への通電による
電磁力により主動部162と係着する係脱部163とか
ら構成されており、モータ8の回転力の係脱を行ってい
る。
遊星ギヤ減速装置9は係脱部163に内嵌し、回転する
と共に太陽ギヤを有し、その一端を主動部に内嵌された
軸受に支承され、他端を後述する遊星キャリア93に内
嵌された軸受に支承された太陽軸90と、前記モータ8
のケーシング端面82に回転軸80と同軸をなして固着
された円環状をなす外環91と、該外環91の内周面及
び前記太陽軸90の太陽ギヤ外周面に夫々転接し、各別
の軸心例りに自転すると共に太陽ギヤの軸心例りに公転
する複数個の遊星ギヤ92.92・・・と、これらの遊
星ギヤ92.92・・・を夫々軸支する遊星キャリヤ9
3とから構成され、前記モータ8よりも小なる外径を有
し、回転軸80の一側に該モータ8及び電磁クラッチ1
6と一体化されている。遊星ギヤ減速装置9の出力軸9
4は、モータ8の回転軸80と同軸上に位置する前記m
Nキャリヤ93の軸心位置に嵌入、固定され、ケーシン
グの外部に適長突出させである。該出力軸94の先端部
には前記小傘歯車32が、その歯形成面を先端側に向け
て嵌装されており、該小傘歯車32は、出力軸94と共
に前記遊星ギヤ92.92・・・の公転・に応じて回転
するようになっている。
前記モータ8と電磁クラッチ16と1足ギヤ減速装置9
とは、これらの軸心がラック軸1の軸心と略平行をなし
た状態で、小傘歯車32を内側として前記傘歯車ハウジ
ング20に内嵌され、該ハウジング20の内部において
前記小傘歯車32が前記下部軸3bの下端部に嵌装され
た大傘歯車31に噛合させてあり、またランク軸ケース
2の外側に設けたブラケッ1−2aに固着させである。
大傘歯車31と小傘歯車32との間のバックランク調整
は、遊星ギヤ減速装置9を傘歯車ハウジング20に内嵌
する際に、遊星ギヤ減速装置9のケーシングと傘歯車ハ
ウジング20との突合せ部に介装するシムの厚さ及び/
又は枚数を変更することにより容易に行い得る。
またモータ8の回転軸80の他側にはモータ8の回転位
置を検出する回転検出器17が設けられ、該回転検出器
17はモータ8の回転軸80の他側に外嵌されだ円板状
をなし、N極、S極を各2極存する磁石板170と、そ
の周囲に所定の取付角度β(本実施例ではβ=135ツ
をなし取付けられた2つのリードスイッチ171.17
1とから構成される。第4図は回転検出器の出力波形を
示す波形図である。
2つのリードスイッチ171,171は取付角度βを1
35゜となし取付けられているので出力波形は90度位
相がずれて出力される。これが1回転で各々4波形出力
されるのでその立上がりと立下りとを検出することによ
りこの回転検出器17は1回転の1716の分解能を有
することとなる。
この回転検出器17は、タコジェネレータ等の従来の回
転検出器と比べ、回転数Oから検出可能でありロータの
相対位置が検出できる。
またフォトイ、ンタラブタ型のり−タリエンコーダに比
べ小型であり、高温に対しても強く、経年変化が少なく
価格も安くなる。さらに出力波形がパルス出力となるの
でマイクロコンピュータ等のcpuに簡単にその検出結
果が取り込める。
また制御部7には前述したトルクセンサ6の出力信号の
ほかに回転検出器17の出力信号及び車速を検出する車
速検出器18の出力信号が入力されており、ここで後述
する制御がなされモータ8及び?i!磁クラ、チ16を
駆動する駆動信号が出力される。
次に制御部7での制御について説明する。
第5図は制御部の構成及び制御動作をしめずブロック線
図である。
トルクセンサ6のトルク検出信号は、その位相を進め、
系を安定化するための位相補償回路71a、1桑舵機構
の中点を決定するための中点検出回路71c、モータ8
のロックを検出するロック検出回路71fに夫々入力さ
れている。また、車速検出器18の車速検出信号は、ロ
ック検出回路71f、中点検出回路71c 、後述する
舵角決定回路71dから出力された舵角θが与えられ、
舵角θと車速■とに応じて、指示電流Iの特性を変化さ
せる変化電流1aを決定する変化電流関数部73b及び
後述する角速度検出回路71bから出力された角速度ω
が与えられ、角速度ωと車速とに応じて指示電流Iの電
流値を減する減算電流1rを生成する減算電流関数部7
3cに夫々入力されている。
また、回転検出器17の回転検出信号は、ロック検出回
路71r、中点検出回路71c、角速度検出回路71b
及び回転検出信号と中点検出回路71cの中点位置とか
ら舵角θを決定する舵角決定回路71dに入力されてい
る。
ロック検出回路71fは入力された回転検出信号、車速
検出信号及びトルク検出信号により、トルク及び車速か
各別の所定値より大きいときにモータ8の回転を検出し
、それによりロックの有無を検出するものであり、その
出力信号は駆動回路72bを介して電磁クラッチ16に
与えられる。
また角速度検出回路71bの出力ωは前記中点検出回路
71c及び減算電流関数部73cに与えられる。
減算電流関数部73cには前述した如く車速Vが与えら
れ、これと角速度ωとにより減算電流1rを生成する。
またモータ8への指示電流Iを生成する指示電流関数部
73aには位相補償回路71aの出力信号、変化電流r
a及び車速■が与えられる。
指示電流関数部73aの出力信号は減算器74aに入力
され、そこで、減算電流関数部73cの出力である減算
電流1rが減算され、減算結果が減算器74bに与えら
れる。
該減算器74bでは、前記加算結果からモータラインに
図示しない電流検出用抵抗を挿入してなり、モータ8の
消費電流を検出する電流検出回路71eからのフィード
バック信号が減ぜられ、その減算結果がPWM (Pu
lse−Width Modulation:パルス幅
変調)駆動回路?2aを介してモータ8に与えられる。
この電流検出回路71eは、モータのフライホイール電
流も含めた電流検出を行うように構成されており電流ル
ープは安定する。9 次に動作について説明する。
第6図はロック検出の制御を示すフローチャートであり
、ステップ10で、図示しないイグニッションスイッチ
オンの立ち上がりか否かを判定し、立ち上がりでないと
きは、ステップ11で車速検出器18の車速■を読み込
ε・、その車速■が車速閾値v0より大きいか否かをス
テップ12で判定し、大きいときは次のステップ13で
トルクセンサ6からの操舵トルクTを読み込む。その操
舵トルクTがトルク閾値T□より大きいか否かをステッ
プ14で判定し、大きいときは回転検出器17からのモ
ータ8の回転位置をステップ15で読み込み、その値に
よりステップ16でモータ8が回転しているか否かを判
定し、回転しているときはリターンし、回転していない
ときはモータ8がロックしていると判定し、ステップ1
7で電磁クラッチ16をオフし、モータ8と遊星ギヤ減
速装置9との結合を切離し、操舵機構をモータ8から自
由にする。そしてステップ18で図示しないロックアラ
ームを点灯しリターンする。
一方ステップ10で立ち上がりと判定されたときは、ス
テップ19で電磁クラッチ16がオフされ、ステップ2
0でモータ8がオンする。モータ8がオンするとステッ
プ21で所定時間の経過が判定され、その後回転検出器
17からのモータ8の回転位置をステップ22で読み込
み、その値によりステップ23でモータ8が回転してい
るか否かを判定し、回転しているときは、ステップ24
でモータ8をオフし、ステップ25で電磁クラッチをオ
ンする。ステップ23でモータ8が回転していないと判
定さ−れたときは、ステップ26でロックアラームを点
灯しリターンする。
次に舵輪の中点の演算及びそれを用いた舵輪の戻し制御
について説明する。
第7図は指示電流関数部73aでの指示電流Iとトルク
Tとの関係の特性を示すグラフであり、縦軸に指示電流
Iを、また横軸にトルクTをとっている。前記横軸のト
ルクTの正側は右操舵の場合のトルクを示しており、負
側は左操舵のトルクを示す。また指示電流Iの正側はモ
ータ8に左操舵の回転をさせる電流を示し、負側は右操
舵をさせる電流を示す。
さらに一点鎖線は車速V、、V、、V、・・・により異
なる前記特性を、また破線は変化電流関数部73bにお
いて舵角と車速■とより定められた舵輪戻し時の変化電
流1aによって変更される舵輪戻し時のモータ8への指
示電流lを示している。
また、−D−Dは不感帯を示している。舵輪操作により
右(又は左)への操舵トルクTが不惑帯−D −D内の
範囲を超えた場合、トルクTの増加に従ってモータ8の
指示電流Iは増加し、モータ8による操舵補助力は増加
する。この場合、トルクTが低トルク設定値−Ts=T
sに達するまでは入力される車速Vとは無関係に指示電
流■が増加し、これを超えるとトルクTと指示電流■と
の関係は車速V+、Vz、Vz・・・(但しv、<v、
<y、)に依存し、車速が大きくなるにつれてトルクT
に対する指示電流Iが小さくなるようになっている。
このようにして右(又は左)へ舵輪を操作し、次に該舵
輪を戻す場合、トルクTが不感帯−D〜D内に入れば破
線にて示される変化電流−1a (又はIa)が指示電
流Iとなり、その後、トルクTが不感帯−D−D内にあ
る場合指示電流Iはこの変化電流−1a (又はIa)
に一定制御され、モータ8が一定トルクで駆動される。
これにより舵輪戻し時の操舵補助力は一定となる。
この変化電流1aの胞対値は変化電流関数部73bに入
力される車速■が小さくなるにつれて太き(なるように
なっており、これによって車速Vが小さくなるに従って
指示電流Iが大となり、ハンドル戻し力を大きくするよ
うにしている。
前述の如き関数特性により、変化電流関数部73bにお
いては、操舵のトルクTが低トルクの場合には車速の如
何に関わらずに指示電流が決定されるため、モータ8の
慣性による不自然な操舵感覚が抑制される。
第8図は舵輪の戻し制御を示すフローチャートである。
最初にステップ40でトルクTを読み込み、そのトルク
Tが不感帯内か否かをステップ41で判定し、不惑帯に
トルクTが入っている゛ときは、ステップ42で後述す
る中点演算ルーチンが終了したか否かを判定する。中点
演算が終了しているときは、ステップ43でモータ8の
回転位置を回転検出器17から読み込み、次にステップ
44でその回転位置に基づく相対舵角θrと中点θmと
により舵角決定回路71dにて舵角θ(=θr−θ情)
を決定する。
舵角θが定まるとステップ45で舵角θと車速■とによ
り変化電流1aを変化電流関数部73cにて求め、指示
電流関数部73aで指示電流■の値及び方向を算出する
一方ステップ41で不惑帯でないと判定されたときはリ
ターンし、ステップ42で中点演算が終了していないと
きは、ステップ46でモータ8の回転位置を回転検出器
17から続み込み、ステップ47で後述する左右決定ル
ーチンにおいて定められた舵角最小値により変化電流f
aを算出し、指示電流1の値及び方向を算出する。
また第9図は中点演算方法について示すフローチャート
である。中点演算ルーチンではステップ50で車速Vを
読み込み、ステップ51で車速■が闇値■、2より大き
いか否かを判定し、大きいときはステップ52で車速に
応じたトルク設定値T%tを定めて、次にステップ53
でトルクTを読み込み、ステップ54でトルクTがトル
ク設定値’T’s2より小さいか否かを判定する。小さ
いときはステップ541で車速に応じた角速度設定値ω
3を定めて、次にステップ542でモータ゛回転位置の
変化から角速度検出回路71bによって検出された舵角
の角速度ωを読み込み、ステップ543で角速度ωが角
速度設定値ω3より小さいか否かを判定する。小さいと
きは、車両が直進していると判定して、ステ・ツブ55
で小さいときの回数をカウントしてステップ56でその
ときのモータ8の回転位置を読み込む。そして、ステッ
プ57で回転位置を前回までの回転位置の合計に加算し
てその加算結果をカウント回数で除算して舵角中点を求
め、舵角中点の値を更新する。またステップ51で車速
Vが閾値V、2より小さいとき、又はトルクTがトルク
設定値′rs□より大きいとき又は角速度ωが角速度設
定値ω、より大きいときはリターンする。これにより舵
輪戻し時に手を離したとき等に、トルクTが零になった
ときには直進と判断しないので、中点演算の時間が短縮
される。
なお中点演算が終了するまでは次に説明する左右決定ル
ーチンにより戻し制御を行う。
第10図は舵輪の左右位置の決定手順を示すフローチャ
ートである。この左右決定ルーチンではステップ60で
車速Vを読み込み車速■が閾値Vs3より大きいか否か
をステップ61で判定し、大きいときはトルクTをステ
ップ62で読み込み、ステップ63でトルクTを積分し
、その積分値の方向が右か否か判定する。右のときはス
テップ65で舵角最小値の右の値を更新し、左のときは
ステップ64で舵角最小値の左の値を更新しリターンす
る。
次に舵輪の角速度制御について説明する。角速度検出回
路71bはモータ8の回転位置を回転検出器17より読
み込み、舵角を算出し、該舵角を時間微分して角速度ω
を算出し、該角速度ωを減算電流関数部73cへ与える
。減算電流関数部73cは入力される角速度ωと車速V
との関係に対応して減算電流Irを求める関数部であり
、減算電流1rは角速度ωの増加に従って増加し、また
、車速■が速くなるに従って角速度ωに対応する値が大
きくなるようになっている。減算電流関数部73cにお
いては、前述の如き関係に従って求められた減算電流T
rを指示電流■から減する。これによって高速走行時に
は、減算電m1rが低速走行時に比して大となり、指示
電流Iが低く抑えられるため、高速走行時の操舵による
車体のふらつき怒が抑制される。これに加えて戻し時の
舵輪の戻し過ぎを防止できる。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明に係る動力舵取装置においては
、操舵トルクが所定値以下の場合は、操舵補助力を車速
とは無関係に操舵トルクのみにより決定するため、モー
タの慣性力に起因する操舵フィーリングの不自然さを抑
制し、また、これに加えて舵輪の角速度及び走行速度に
比例した値をモータ電流より減算する制御を行うため高
速走行時のふらつき感を抑制できる等本発明は優れた効
果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力舵取装置の一実施例を示す一
部破断正面図、第2図は第1図のn−n線による拡大断
面図、第3図は回転検出器の構造を示す第1図のlll
−1線による拡大断面図、第4図は回転検出器の出力波
形を示す波形図、第5図は制御部の構成及び動作を示す
ブロック線図、第6図はロック検出の制御を示すフロー
チャート、第7図は指示電流関数部での指示電流とトル
クとの関係の特性を示すグラフ、第8図は舵輪の戻し制
御を示すフローチャート、第9図は舵輪の中点の演算方
法を示すフローチャート、第10図は舵輪の左右位置の
決定手順を示すフローチャートである。 6・・・l・ルクセンサ  8・・・モータ17・・・
回転検出器    18・・・車速検出器71c・・・
中点検出回路  71d・・・舵角決定回路71b・・
・角速度検出回路 73a・・・指示電流関数部73c
・・・減算電流関数部 特 許 出願人  光洋精工株式会社 代理人 弁理士  河 野  登 夫 晃  2  図 第 3 幻

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、舵輪の回動を舵取りのための左右方向への運動に変
    換する操舵機構と、前記舵輪の回動角度を検出する舵角
    検出手段と、検出された回動角度に基づき前記舵輪の角
    速度を検出する角速度検出手段と、車体の走行速度を検
    出する車速検出手段と、前記舵輪に加えられる操舵トル
    クを検出するトルクセンサと、検出された操舵トルクに
    応じた電流により駆動される操舵補助用のモータとを備
    えた動力舵取り装置であって、 前記操舵トルクと所定値とを比較する比較手段と、該比
    較手段の比較結果において操舵トルクが前記所定値より
    大きい場合には、操舵トルクに走行速度を加味して前記
    電流を定め、前記比較結果において操舵トルクが前記所
    定値より小さい場合には前記走行速度とは無関係に前記
    電流を定めるモータ電流設定手段と、 該電流設定手段によって定められた電流から減算すべき
    電流を前記角速度及び走行速度に応じて定める減算電流
    設定手段と、 前記減算を実行する手段と を具備することを特徴とする動力舵取装置。
JP1126336A 1989-05-17 1989-05-17 動力舵取装置 Pending JPH02303973A (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1126336A JPH02303973A (ja) 1989-05-17 1989-05-17 動力舵取装置
DE69007162T DE69007162T2 (de) 1989-05-17 1990-05-15 Motorgetriebene Servolenkvorrichtung.
EP90109113A EP0398238B1 (en) 1989-05-17 1990-05-15 Motor-driven power steering apparatus
US07/524,376 US5040629A (en) 1989-05-17 1990-05-15 Motor-driven power steering apparatus

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP1126336A JPH02303973A (ja) 1989-05-17 1989-05-17 動力舵取装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH02303973A true JPH02303973A (ja) 1990-12-17

Family

ID=14932657

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP1126336A Pending JPH02303973A (ja) 1989-05-17 1989-05-17 動力舵取装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH02303973A (ja)

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62194973A (ja) * 1986-02-21 1987-08-27 Fuji Heavy Ind Ltd 電動式パワ−ステアリング装置のモ−タ制御装置
JPS63291771A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Kayaba Ind Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS62194973A (ja) * 1986-02-21 1987-08-27 Fuji Heavy Ind Ltd 電動式パワ−ステアリング装置のモ−タ制御装置
JPS63291771A (ja) * 1987-05-26 1988-11-29 Kayaba Ind Co Ltd 電動式パワ−ステアリング装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0350817B1 (en) Motor-driven power steering apparatus
EP0398238B1 (en) Motor-driven power steering apparatus
EP0350818B1 (en) Power steering apparatus and rotary detector used therefor
EP0566168B1 (en) Electric power steering apparatus
US4961474A (en) Steering angle middle point detecting apparatus
US5253725A (en) Power steering apparatus
JP3681324B2 (ja) トルク検出装置及び電動パワーステアリング装置
JP2949293B2 (ja) 動力舵取装置
JP2694213B2 (ja) 動力舵取装置
JPH0374260A (ja) 動力舵取装置
JPH0427664A (ja) 動力舵取装置
JPH02303973A (ja) 動力舵取装置
JPH02290782A (ja) 舵角中点検出装置
JP3203396B2 (ja) 舵角中点検出装置
JP2781854B2 (ja) 動力舵取装置
JP2741037B2 (ja) 動力舵取装置
JP2715107B2 (ja) 動力舵取装置
JPH02290774A (ja) 動力舵取装置
JPH037658A (ja) 動力舵取装置
JPH0725313B2 (ja) 動力舵取装置
JPH02227370A (ja) 動力舵取装置
JPH02197465A (ja) 舵角中点検出装置
JPH0374261A (ja) 動力舵取装置
JPH0224266A (ja) 動力舵取装置及び動力舵取装置用回転検出器
JPH0374262A (ja) 動力舵取装置