JPH0374260A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JPH0374260A
JPH0374260A JP1197676A JP19767689A JPH0374260A JP H0374260 A JPH0374260 A JP H0374260A JP 1197676 A JP1197676 A JP 1197676A JP 19767689 A JP19767689 A JP 19767689A JP H0374260 A JPH0374260 A JP H0374260A
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浩史 松岡
Hidetoshi Tabuse
田伏 秀年
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は舵輪操作に要する力をモータの回転力により補
助する電動式の動力舵取装置(パワーステアリング)に
関する。
〔従来技術〕
舵輪に加えられた操舵トルクを検出し、この検出トルク
が所定の不感帯を超える場合に、前記検出トルクに比例
した駆動電流を操舵補助用のモータに通流させて該モー
タを駆動し、自動車の操舵に要する力を該モータの回転
力により補助せしめ、運転者に快適な操舵感覚を提供す
る電動式の動力舵取装置が開発されている。
このような動力舵取装置においては、高速走行時の操舵
補助力が大きい場合、操舵感覚にふらつき感を感しると
共にモータの慣性力に起因する操舵感覚の不自然さを感
しるという問題がある。そして、前記問題を解決するた
めに、舵輪回転の角速度及び車速に比例した値を、モー
タに通流される駆動電流の目標値から減算することによ
り操舵補助力を減少させる制御を行い、操舵感覚のふら
つき感及び不自然さを印刷していた。
この制御は、舵輪に与えられる入力トルクに操舵補助力
を加えた出力トルクを、前記入力トルクの大きさに関わ
らず、−様に減少させる。即ち所定の出力トルクを得る
ために必要とされる入力トルクを増加させるものである
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した如き従来の動力舵取装置におい
て、前記入力トルクと出力トルクとの関係は、前記不感
帯内では、人力トルクに操舵補助力が加えられないため
入力トルクと出力トルクとが等しく、また不感帯外では
、入力トルクに操舵補助力が加えられるため入力トルク
に対する出力トルクの比が不感帯内より大きい。このた
め、前記制御を行った場合、所定の出力トルクを得るた
めに必要とされる入力トルクの増加量は、入力トルクが
不感帯内にある場合より不感帯外にある場合の方が小さ
くなる。このように不感帯の内外で前記入力トルクの増
加量が異なるために、前記制御による制動効果が不連続
になり操舵感覚に不連続感が生しるという問題がある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、舵輪
に与えられるトルクの検出値及び操舵補助用のモータ電
流の目標値の夫々から、舵輪回転の角速度及び車速に応
して各別に定められる値を減算することにより、操舵感
覚の不連続感を抑制する動力舵取装置を提供することを
目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る動力舵取装置は、舵輪の回動角度を検出す
る舵角検出手段と、検出された回動角度に基づき前記舵
輪の角速度を検出する角速度検出手段と、車速を検出す
る車速検出手段と、前記舵輪に加えられる操舵トルクを
検出するトルクセンサと、検出された操舵トルクに応じ
た電流により駆動される操舵補助用のモータとを備えた
動力舵取装置であって、前記角速度検出手段及び車速検
出手段の夫々の検出結果に応じた値を、検出された操舵
トルクから減算する手段と、前記角速度検出手段及び車
速検出手段の夫々の検出結果に応じた値を、前記電流か
ら減算する手段とを具備することを特徴とする。
〔作用〕
操舵トルクの検出結果と、該検出結果に応して定められ
るモータを駆動する電流との夫々に対して、角速度検出
手段及び車速検出手段の夫々の検出結果が大となるに従
って大となるべく各別に定められた値を、前記操舵トル
クの検出結果と前記電流とから夫々減算する。
これによって所定の操舵量に必要とされる操舵トルクを
増加させ、高速走行時のふらつき感を抑制するのである
が、前記電流から所定値の減算を行うと、操舵補助時の
所定操舵量に必要とされる操舵トルクの増加量が、非操
舵補助時の操舵トルクの1曽加量よりも小さい。それで
、操舵補助時と非操舵補助時とにおける操舵トルク増加
量の差異を減少させるために、操舵補助時の所定操舵量
に必要とされる操舵トルクの増加のみを行わせる操舵ト
ルクの検出結果の減算を行う。これにより、高速走行特
における操舵の不連続感を抑制できる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する
。第1図は本発明に係る動力舵取装置の一部破断正面図
、第2図は第1図のm−ri線による拡大断面図、第3
図は回転検出器の構造を示す第1図の■−■線による拡
大断面図である。
図において1はランク軸であり、長平方向を左右方向と
して車体の一部に固設され筒状をなすランク軸ケース2
にこれと同心をなして内挿されている。また3はピニオ
ン軸であり、ランク軸ケース2の一端部近傍に連設した
ピニオン軸ケース4の内部にラック軸1に対してその軸
心を斜交させた状態に軸支されている。
該ピニオン軸3は、第2図に示す如(、トーションバー
5を介して同軸上に連結された上軸3aと下軸3bとか
らなり、上軸3aは玉軸受40によりピニオン軸ケース
4内に支承され、その上端部を図示しないユニバーサル
ジヨイントを介して舵輪に連動連結しである。また下軸
3bは、ビニオン軸ケス4の下側開口部からその下部を
適長突出させた状態で、上端部近傍位置を4点接触玉軸
受41によりビニオン軸ケース4内に支承されている。
前記4点接触玉軸受41は、下軸3bの下端部側からこ
れに外嵌され、下軸3bの上端部近傍に形成した段部と
、下端部側から外嵌され外周面にかしめて固定されたカ
ラー42とにより、その内輪の両側を挾持されて下軸3
bの外側に軸長方向に位置決めされた後、下軸3bと共
に前記下側開口部からピニオン軸ケース4に内嵌され、
該ケース4の下部に形成された環状肩部と、前記開口部
から該ケース4に螺合されたロノクナソト43とにより
、その外輪の両側を挾持されてピニオン軸ケース4の内
側に軸長方向に位置決めされ、下軸3bに作用するラジ
アル荷重及び両方向のスラスト荷重を負荷する。
ピニオン軸ケース4から突出された前記下軸3bの中途
部には、その軸長方向に適宜の長さに亘るピニオン歯3
0が形成されており、該ピニオン歯30は、ピニオン軸
ケース4が前記ランク軸ケース2の上側に固定ボルト4
4により固着された場合に、該ランク軸ケース2の内部
において、前記う・ノク軸1の一端部寄りの位置に軸長
方向に適長に亘って形成されたランク歯10に噛合し、
下軸3bとラノク軸1とを互いの軸心を斜交させた状態
で係合せしめている。前記下軸3bは、ラノク軸1との
係合位置よりも更に下方に延長され、その下端部には、
これと同軸をなし、その歯形成面を下向きとして大傘歯
車31が嵌装されており、該大傘歯車31を囲繞する態
様にてランク軸ケース2の下側に連設された傘歯車ハウ
ジング20内に針状ころ軸受33により支承せしめであ
る。従って下軸3bは、前記4点接触玉軸受41と針状
ころ軸受33とによりランク歯10とピニオン歯30と
の噛合位置の両側において支承されることになり、該噛
合位置において下軸3bに生しる撓み量は所定の許容範
囲内に保たれる。
更にランク歯10とピニオン歯30との噛合位置には、
これらが隙間なく噛合されるように、ピニオン軸3に向
かう押しばね11の付勢力によりラノク軸1を押圧する
押圧子12が設けてあり、ラノク軸1は、前記噛合位置
において押圧子12と下軸3bとにて半径方向両側から
挾持された状態で支承されると共に、ピニオン軸ケース
4との連設位置と逆側のランク軸ケース2の端部に内嵌
した軸受ブ・ノシュ13により支承されており、ランク
軸ケース2の内部においてその軸長方向に移動自在とな
っている。ランク軸ケース2の両側に夫々突出されたラ
ノク軸1の左右両端部は、各別の玉継手14.14を介
して、図示しない左右の車輪に夫々連なるタイロッド1
5.15に連結されており、ランク軸1の軸長方向への
移動により車輪が左、右に舵取りされるようになってい
る。
第2図中の6は、舵輪に加えられる操舵トルクを検出す
るトルクセンサであり、前記上軸3aに外嵌されこれと
共に回動し、その下側端面に上軸3aの軸心を中心とす
る環状の抵抗体を形成してなる抵抗体保持部材60と、
前記下軸3bに外嵌されこれと共に回動し、その上側端
面に前記抵抗体上の半径方向の一点に摺接する検出子を
形成してなる検出子保持部材61とにてポテンシオメー
タを構成してなるものである。ピニオン軸3の上軸3a
は舵輪の回動に応してその軸心廻りに回動するが、下軸
3bには車輪に作用する路面抵抗がランク軸1を介して
作用しており、両軸間に介装したトーションバー5には
舵輪に加えられた操舵トルクに応じた捩れが生しる。ト
ルクセンサ6は、該トーションバー5の捩れに伴って上
軸3aと下軸3bとの間に生しる周方向の相対変位を前
記検出子と抵抗体との摺接位置に対応する電位として出
力するものであり、トーションバー5に捩れが生してい
ない場合、換言すれば舵輪操作がなされていない場合に
所定の基準電位を出力するように初期調整されている。
トルクセンサ6の出力信号は時系列的に制御部7に入力
されており、制御部7はこの信号を前記基準電位と比較
して前記操舵トルクの方向及びその大きさを認識し、後
述する如く配設された操舵補助用のモータ8に駆動信号
を発する。
操舵補助用のモータ8は、電磁クラソヂ16、遊星ギヤ
減速装W9及び前記大傘歯車31に噛合するこれよりも
小径の小傘歯車32を介して前記下部軸3bにその回転
力を伝達するものである。
電磁クラッチ16は円環状をなし、モータ8の中間ケー
ス81に固着されたコイル部161 と、モータ8の回
転軸80の一側にこれと同軸をなして外嵌され、該回転
軸80と共に回転する主動部162と、円板状をなし該
主動部162と対向し、コイル部161への通電による
電磁力により主動部162と係着する係脱部163とか
ら構成されており、モータ8の回転力の係脱を行ってい
る。
tiNギヤ減速装置9は係脱部163に内嵌し、回転す
ると共に太陽ギヤを有し、その一端を主動部に内嵌され
た軸受に支承され、他端を後述する遊星キャリア93に
内嵌された軸受に支承された太陽軸90と、前記モータ
8のケーシング端面82に回転軸80と同軸をなして固
着された円環状をなす外環91と、該外環91の内周面
及び前記太陽軸90の太陽ギヤ外周面に夫々転接し、各
別の軸心側りに自転すると共に太陽ギヤの軸心側りに公
転する複数個の遊星ギヤ92.92・・・と、これらの
izギヤ92.92・・を夫々軸支する遊星キャリヤ9
3とから構成され、前記モータ8よりも小なる外径を有
し、回転軸80の一例に該モータ8及び電磁クラフチ1
6と一体化されている。遊星ギヤ減速装置9の出力軸9
4は、モータ8の回転軸80と同軸上に位置する前記*
星キャリヤ93の軸心位置に嵌入、固定され、ケーシン
グの外部に適長突出させである。該出力軸94の先端部
には前記小傘歯車32が、その歯形成面を先端側に向け
て嵌装されており、該小傘歯車32は、出力軸94と共
に前記遊星ギヤ92.92・・・の公転に応して回転す
るようになっている。
前記モータ8と電磁クラフチ16と遊星ギヤ減速装置9
とは、これらの軸心がランク軸1の軸心と略平行をなし
た状態で、小傘歯車32を内側として前記傘歯車ハウジ
ング20に内嵌され、該ハウジング20の内部において
前記小傘歯車32が前記下部軸3bの下端部に嵌装され
た大傘歯車31に噛合させてあり、またランク軸ケース
2の外側に設けたブラケソ)2aに固着させである。大
傘歯車31と小傘歯車32との間のハソクラソシ調整は
、遊星ギヤ減速装置9を傘歯車ハウジング20に内嵌す
る際に、遊星ギヤ減速装置9のケーシングと傘歯車ハウ
ジング20との突合せ部に介装するシムの厚さ及び/又
は枚数を変更することにより容易に行い得る。
またモータ8の回転軸80の他側にはモータ8の1 回転位置を検出する回転検出器17が設けられ、該回転
検出器17はモータ8の回転軸80の他側に外嵌された
円板状をなし、N極、S極を各2極有する磁石板170
と、その周囲に所定の取付角度β(本実施例ではβ=1
35°をなし取付けられた2つのり−ドスイノチ17L
 171とから構成される。第4図は回転検出器の出力
波形を示す波形図である。
2つのリードスイッチ1フL1フ1は取付角度βを13
5゜となし取付けられているので出力波形は90度位相
がずれて出力される。これが1回転で各々4波形出力さ
れるのでその立上がりと立下りとを検出することにより
この回転検出器17は1回転の1/16の分解能を有す
ることとなる。
この回転検出器17は、タコジェネレーク等の従来の回
転検出器と比べ、回転数Oから検出可能でありロータの
相対位置が検出できる。
またフォトインクラブタ型のロータリエンコーダに比べ
小型であり、高温に対しても強く、経年変化が少なく価
格も安くなる。さらに出力波形がパルス出力となるので
マイクロコンビスータ等の2 cpυに簡単にその検出結果が取り込める。
また制御部7には、前述したトルクセンサ6の出力信号
のほかに回転検出器17の出力信号及び車速を検出する
車速検出器18の出力信号が入力されており、ここで後
述する制御がなされモータ8を駆動する駆動信号が出力
される。
次に制御部7での制御について説明する。
第5図は制御部の構成及び制御動作をしめずブロソク線
図である。
トルクセンサ6のトルク検出信号は、その位相を進め、
系を安定化するための位相補償回路71aに与えられて
おり、該位相補償回路71.aにて位相補償され、補償
検出トルクTcとして減算器74aに与えられる。また
、車速検出器18の車速検出信号は、後述するモータ8
の指示電流Iを生成する指示電流関数部73a及び前記
トルク検出信号及び指示電流Iの値を減算すべく減算信
号Srを生成する減算信号関数部73bに夫々与えられ
る。そして、回転検出器17の回転検出信号は、角速度
検出回路71bに与えられており、該角速度検出四17
1bにて微分演算され、角速度ωとして減3I信号関数
部73bに与えられる。
前記減算信号関数部73bにおいては、角速度ωと減算
信号Srとの関係が車速Vの値に応して関数化されてお
り、角速度ω及び車速Vから減算信号Srが求められ、
該減算信号Srを第1利得補償回路75a及び第2利得
補償回路75bへ与えられる。前記第1利得補償回路7
5aでは、入力される減算信号Srを所定倍することに
より前記補償検出トルクTcから減算する減算トルクT
rが算出され、この算出結果が前記減算器74aに与え
られる。
減算器74aでは、入力される補償検出トルクTcから
減算トルクTrを減算する演算が行われ、この減算結果
が入力トルクTとして指示電流関数部73aに与えられ
る。指示電流関数部73aにおいては、人力トルクTと
指示電流■との関係が車速Vの値に応して関数化されて
おり、入カトルクT及び車速Vから指示電流lが求めら
れ、該指示電流Iが減算器74bへ与えられる。
また、前記第2利得補償回路75bでは、入力される減
算信号Srを所定倍することにより前記指示電流Iから
減算する減算電流1rが算出され、この算出結果が前記
減算器74bへ与えられる。
減算器74bでは入力される指示電流■から減算電流1
rを減算する演算が行われ、この減算結果が減算器74
cに与えられる。
該減算器74cでは、前記減算結果からモータラインに
図示しない電流検出用抵抗を挿入してなり、モータ8の
消費電流を検出する電流検出回路71cからのフィード
バンク信号が減ぜられ、その減算結果がPWM (Pu
lse−Width Modulation:パルス幅
変調)駆動回路72を介してモータ8に与えられる。
この電流検出回路71cは、モータのフライホイル電流
も含めた電流検出を行うように構成されており電流ルー
プは安定する。
次に動作について説明する。
第6図は、車速及び舵輪の回転速度に応して操舵力を減
少させる制御の手順を示すフローチャートである。
まず、ステップ1において、トルクセンナ6゜5 6 回転検出器17及び車速検出器18よりトルク検出信号
1舵輸の回転速度及び車速Vを夫々読み込む。
次いで位相補償回路71aにてトルク検出信号を補償検
出トルクTcに変換し、角速度検出回路71bにて舵輪
の回転速度から舵輪の回転の角速度ωを算出する(ステ
ップ2)。そしてステップ3では、減算信号関数部73
bにおいて人力される車速V及び角速度ωから減算信号
Srを算出し、第1利得補償回路75a及び第2利得補
償回路75bへ出力する。
第7図は、減算信号関数部73bでの減算信号Srと角
速度ωとの関係の特性を示すグラフであり、減算信号S
rは角速度ωの増加に比例して増加し、この比例関係は
車速V1、 V2+ V、 (但しy、<V2< V:
+)に依存し、車速Vが速くなるに従って入力される角
速度ωに対する減算信号Srの比が大となるようになっ
ている。このため、減算信号Srは車速V及び角速度ω
が大きくなるに従って大きくなる。そして、第1利得補
償回路75aにて減算信号Srを所定倍して減算トルク
Trを求め、また第2利得補償回路75bにて減算信号
Srを所定倍して減算電流1rを求める。
次にステップ4では減算器740において補償検出トル
クTcから減算トルクTrを減算し、入力トルクTを求
める。
ステップ5では、指示電流関数部73aにおいて人力ト
ルクT及び車速Vからモータ8の指示電流■を生成する
。この指示電流Iの決定方法を第8図に示す。
第8図は指示電流関数部73aでの指示電流Iと入力ト
ルクTとの関係の特性を示すグラフであり、縦軸に指示
電流■を、また横軸に入力トルクTをとっている。前記
横軸の入力トルクTの正側は右操舵の場合の入力トルク
Tを示しており、負側は左操舵の入力トルクTを示す。
また指示電流Iの正側はモータ8に右操舵の回転をさせ
る電流を示し、負側は左操舵をさせる電流を示す。さら
に−点鎖線は車速V、、 V2. V3・・・により異
なる前記特性を示している。
また、−D−Dは不感帯を示しており、舵輪操作により
右(又は左)への操舵の人力トルクTが不感帯−D−D
内の範囲を超えた場合、入力トルクTの増加に従ってモ
ータ8の指示電流Iは増加し、モータ8による操舵補助
力は増加する。この場合、人力トルクTが低トルク設定
値−TsxTsに達するまでは入力される車速Vとは無
関係に指示電流Iが増加し、これを超えると入力トルク
Tと指示電流■との関係は車速V、、 V、、 Vl・
・(但しV<v2〈ν3)に依存し、車速か大きくなる
につれて入力トルクTに対する指示電流■が小さくなる
ようになっている。
そしてステップ6においては、減算器74bにて指示電
流【から前記減算電流1rを減算する。そして、この減
算後の指示電流■にてモータ8を駆動する(ステップ7
)。前記指示電流■から減算電流1rを減算することは
、指示電流関数部73aにおいて前記入力トルクTが不
惑帯内にある場合は入力トルクTが不感帯外にある場合
よりも、操舵トルクの増加量を大きくすることに効果が
ある。これは、前記不感帯内では、操舵補助が行われず
、舵輪操作によるトルクである入力トルクTに対する実
際に舵取装置に与えられるトルクである出力トルクの比
が不感帯外よりも小さいため、指示電流■の減算効果が
大きいからである。しかし、指示電流Iの減算だけでは
不感帯内の減算効果が不感帯外より大きく、操舵感覚に
不連続感が感しられるため、指示電流関数部73aの上
流側において補償検出トルクTcを減算することにより
不感得外の減算効果を大きくし操舵トルクの増加量を高
める。これは、指示電流Iを生成する以前に1n1償検
出トルクTcを減算すると、入力トルクTが不感帯内に
ある場合には指示電流が零であるため指示電流に対する
減算効果がなく、入力i・ルクTが不感帯外にある場合
のみに効果があるからである。
このように操舵トルクの増加に対して減算電流Irは入
力トルクTが不感帯内にある場合に有効であり、一方減
算トルクTrは入力トルクTが不感帯外にある場合に有
効であるため、第1利得補償回路75a及び第2利得補
償回路75bの夫々の利得を調節すれば、高速走行時の
出力トルクの減算制御における不連続感を抑制すること
ができる。
9 0 (効果〕 以上詳述した如く本発明に係る動力舵取装置においては
、舵輪に与えられるトルクの検出値及び操舵補助用のモ
ータ電流の目標値の夫々から、舵輪回転の角速度及び車
速に応して各別に定められる値を減算するため、高速走
行時の操舵感覚の不連続感を抑制することができる等本
発明は優れた効果を奏する。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明に係る動力舵取装置の一実施例を示す一
部破断正面図、第2図は第1図のn−n線による拡大断
面図、第3図は回転検出器の構造を示す第1図の■−■
線による拡大断面図、第4図は回転検出器の出力波形を
示す波形図、第5図は制御部の構成及び動作を示すブロ
ソク線図、第6図は走行速度及び舵輪の回転速度に応じ
て操舵力を減少させる制御の手順を示すフローチャート
、第7図は減算信号関数部での減算信号と角速度との関
係の特性を示すグラフ、第8図は指示電流関数部での指
示電流と入力トルクとの関係の特性を示すグラフである
。 6・・・トルクセンサ  8・・・モータ17・・・回
転検出器    18・・・車速検出器71b・・・角
速度検出回路 73a・・・指示電流関数部73b・・
・減算信号関数部 75a・・・第1利得補償回路75
b・・・第2利得補償回路 特 許 出願人  光洋精工株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、舵輪の回動角度を検出する舵角検出手段と、検出さ
    れた回動角度に基づき前記舵輪の角速度を検出する角速
    度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記舵
    輪に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    検出された操舵トルクに応じた電流により駆動される操
    舵補助用のモータとを備えた動力舵取装置であって、 前記角速度検出手段及び車速検出手段の夫々の検出結果
    に応じた値を、検出された操舵トルクから減算する手段
    と、 前記角速度検出手段及び車速検出手段の夫々の検出結果
    に応じた値を、前記電流から減算する手段と を具備することを特徴とする動力舵取装置。
JP19767689A 1989-05-17 1989-07-28 動力舵取装置 Expired - Lifetime JPH0775986B2 (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US5673867A (en) * 1994-12-28 1997-10-07 Daiwa Seiko, Inc. Spinning reel for fishing having a fishline entanglement preventive member
US5813620A (en) * 1992-09-04 1998-09-29 Daiwa Seiko, Inc. Spinning reel for fishing comprising rotational balancing weights
US5845858A (en) * 1996-01-11 1998-12-08 Daiwa Seiko, Inc. Fishing spinning reel
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