JPH0374261A - 動力舵取装置 - Google Patents

動力舵取装置

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JPH0374261A
JPH0374261A JP1197677A JP19767789A JPH0374261A JP H0374261 A JPH0374261 A JP H0374261A JP 1197677 A JP1197677 A JP 1197677A JP 19767789 A JP19767789 A JP 19767789A JP H0374261 A JPH0374261 A JP H0374261A
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steering
torque
vehicle speed
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JP1197677A
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English (en)
Inventor
Hiroshi Matsuoka
浩史 松岡
Hidetoshi Tabuse
田伏 秀年
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Koyo Seiko Co Ltd
Original Assignee
Koyo Seiko Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は舵輪操作に要する力をモータの回転力により補
助する電動式の動力舵取装置(パワーステアリング)に
関する。
〔従来技術〕
舵輪に加えられた操舵トルクを検出し、この検出トルク
が所定の不感帯を超える場合に、前記検出トルクに比例
した駆動電流を操舵補助用のモータに通流させて該モー
タを駆動し、自動車の操舵に要する力を該モータの回転
力により補助せしめ、運転者に快適な操舵感覚を提供す
る電動式の動力舵取装置が開発されている。
このような動力舵取装置においては、高速走行時の操舵
補助力が大きい場合、操舵感覚にふらつき感を感しると
共にモータの慣性力に起因する操舵感覚の不自然さを感
しるという問題がある。そして、前記問題を解決するた
めに、舵輪回転の角速度及び車速に比例した値を、モー
タに通流される駆動電流の目標値から減算することによ
り操舵補助力を減少させる制御を行い、操舵感覚のふら
つき感及び不自然さを抑制していた。
この制御は、舵輪に与えられる人力トルクに操舵補助力
を加えた出力1−ルクを、前記入力トルクの大きさに関
わらず、−様に減少させる。即ち所定の出力トルクを得
るために必要とされる入力トルクを増加させるものであ
る。
しかし、前述した如き動力舵取装置の前記入力トルクと
出力トルクとの関係は、前記不感帯内では、入力トルク
に操舵補助力が加えられないため入力トルクと出力トル
クとが等しく、また不感帯外では、入力トルクに操舵補
助力が加えられるため入力トルクに対する出力トルクの
比が不感帯内より大きい。このため、前記制御を行った
場合、所定の出力トルクを得るために必要とされる入力
トルクの増加量は、入力トルクが不感帯内にある場合よ
り不感帯外にある場合の方が小さくなる。
このように不感帯の内外で前記入力トルクの増加量が異
なるために、前記制御による制動効果が不連続になり、
操舵感覚にも不連続感が生しるとい加させて舵輪に疑似
的な動摩擦力を与えることにより、高速走行時の微小な
操舵における操舵安定性が良好であると共に、操舵感覚
の調整範囲が広く自然な操舵感覚が得られる動力舵取装
置を提供することを目的とする。
〔課題を解決するための手段〕
本発明に係る動力舵取装置は、舵輪の回動角度を検出す
る舵角検出手段と、検出された回動角度に基づき前記舵
輪の角速度を検出する角速度検出手段と、車速を検出す
る車速検出手段と、前記舵輪に加えられる操舵トルクを
検出するトルクセンサと、検出された操舵トルクに応じ
た電流により駆動される操舵補助用のモータとを備えた
動力舵取装置であって、前記角速度検出手段及び車速検
出手段の夫々の検出結果に応じた第1(aを、検出され
た操舵トルクから減算する手段と、前記角速度検出手段
及び車速検出手段の夫々の検出結果に応じた第2値を、
前記電流から減算する手段と、前記車速検出手段の検出
結果に応して前記第Ha及び/又は第2値を増加させる
手段とを具備するう問題がある。
このため舵輪に与えられるトルクの検出値及び操舵補助
用のモータ電流の目標値の夫々から、舵輪回転の角速度
及び車速か大となるに従って大となるように各別に定め
られる値を減算することにより、前記操舵感覚の不連続
感を抑制することが考えられる。
〔発明が解決しようとする課題〕
しかしながら、前述した如く車速及び操舵の角速度に応
してトルク検出値及びモータの駆動電流の目標値を減算
する制御方法のみでは、高速走行時における急激な舵輪
操作では減算量が大であるが、舵角の微調整等の微小な
操舵では減算量が小であるため高速走行時に操舵感覚が
軽く、操舵安定性が悪化する虞れがある。
本発明は斯かる事情に鑑みてなされたものであり、舵輪
に与えられるトルクの検出値及び操舵補助用モータの電
流目標値の夫々から、舵輪回転の角速度及び車速に応し
て各別に減算する値を、前記角速度が所定値以上の場合
に、車速に応して坩ことを特徴とする。
〔作用〕
角速度及び車速に応して検出された操舵トルクから減算
する第1値と、モータを駆動する電流から減算する第2
値とを、前記角速度が所定値以上の場合に車速に応して
増加させると、この増加分は舵輪操舵に対して疑似的な
動摩擦感となる。
〔実施例〕
以下本発明をその実施例を示す図面に基づいて詳述する
。第1図は本発明に係る動力舵取装置の一部破断正面図
、第2図は第1図のU−II線による拡大断面図、第3
図は回転検出器の構造を示す第1図のm−m線による拡
大断面図である。
図において1はランク軸であり、長手方向を左右方向と
して車体の一部に固設され筒状をなすランク軸ケース2
にこれと同心をなして内挿されている。また3はピニオ
ン軸であり、ランク軸ケース2の一端部近傍に連設した
ピニオン軸ケース4の内部にランク軸1に対してその軸
心を斜交させた状態に軸支されている。
該ピニオン軸3は、第2図に示す如く、トーションバー
5を介して同軸上に連結された上軸3aと下軸3bとか
らなり、上軸3aは玉軸受40によりピニオン軸ケース
4内に支承され、その」二端部を図示しないユニバーサ
ルジヨイントを介して舵輪に連動連結しである。また下
軸3bは、ピニオン軸ケース4の下側開口部からその下
部を適長突出させた状態で、」二端部近傍位置を4点接
触玉軸受旧によりビニオン軸ケース4内に支承されてい
る。前記4点接触玉軸受41は、下軸3bの下端部側か
らこれに外嵌され、下軸3bの上端部近傍に形成した段
部と、下端部側から外嵌され外周面にかしめて固定され
たカラー42とにより、その内輪の両側を挾持されて下
軸3bの外側に軸長方向に位置決めされた後、下軸3b
と共に前記下側開口部からピニオン軸ケース4に内嵌さ
れ、該ケース4の下部に形成された環状肩部と、前記開
口部から該ケース4に螺合されたロックナツト43とに
より、その外輪の両側を挾持されてピニオン軸ケース4
の内側に軸長方向に位置決めされ、下軸3bに作用する
ラジアルに生しる撓み量は所定の許容範囲内に保たれる
更にランク歯10とピニオン歯30との噛合位置には、
これらが隙間な(噛合されるように、ピニオン軸3に向
かう押しばね11の付勢力によりランク軸1を押圧する
押圧子12が設けてあり、ランク軸1は、前記噛合位置
において押圧子12と下軸3bとにて半径方向両側から
挾持された状態で支承されると共に、ピニオン軸ケース
4との連設位置と逆側のランク軸ケース2の端部に内嵌
した軸受ブツシュ13により支承されており、ラック軸
ケース2の内部においてその軸長方向に移動自在となっ
ている。ランク軸ケース2の両側に夫々突出されたラン
ク軸1の左右両端部は、各別の玉継手14.14を介し
て、図示しない左右の車輪に夫々連なるタイロッド15
.15に連結されており、ランク軸1の軸長方向への移
動により車輪が左、右に舵取りされるようになっている
第2図中の6は、舵輪に加えられる操舵トルクを検出す
るトルクセンサであり、前記上軸3aに外嵌されこれと
共に回動し、その下側端面に上軸3a荷重及び両方向の
スラスト荷重を負荷する。
ピニオン軸ケース4から突出された前記下軸3bの中途
部には、その軸長方向に適宜の長さに亘るピニオン歯3
0が形成されており、該ピニオン歯30は、ピニオン軸
ケース4が前記ランク軸ケース2の上側に固定ボルト4
4により固着された場合に、該ランク軸ケース2の内部
において、前記ランク軸1の一端部寄りの位置に軸長方
向に適長に亘って形成されたランク歯10に噛合し、下
軸3bとランク軸1とを互いの軸心を斜交させた状態で
係合せしめている。前記下軸3bは、ラック軸1との係
合位置よりも更に下方に延長され、その下端部には、こ
れと同軸をなし、その歯形成面を下向きとして大傘歯車
31が嵌装されており、該大傘歯車31を囲繞する態様
にてラック軸ケース2の下側に連設された傘歯車ハウジ
ング20内に針状ころ軸受33により支承せしめである
。従って下軸3bは、前記4点接触玉軸受41と針状こ
ろ軸受33とによりランク歯10とピニオン歯30との
噛合位置の両側において支承されることになり、該噛合
位置において下軸3bの軸心を中心とする環状の抵抗体
を形成してなる抵抗体保持部材60と、前記下軸3bに
外嵌されこれと共に回動し、その上側端面に前記抵抗体
上の半径方向の一点に摺接する検出子を形成してなる検
出子保持部材61とにてポテンシオメータを構成してな
るものである。ピニオン軸3の上軸3aは舵輪の回動に
応してその軸心廻りに回動するが、下軸3bには車輪に
作用する路面抵抗がラック軸1を介して作用しており、
両軸間に介装したトーションバー5には舵輪に加えられ
た操舵l・ルクに応じた捩れが生しる。トルクセンサ6
は、該トーションバー5の捩れに伴って上軸3aと下軸
3bとの間に生じる周方向の相対変位を前記検出子と抵
抗体との摺接位置に対応する電位として出力するもので
あり、トーションバー5に捩れが生じていない場合、換
言すれば舵輪操作がなされていない場合に所定の基準電
位を出力するように初′M調整されている。
トルクセンサ6の出力信号は時系列的に制御部7に入力
されており、制御部7はこの信号を前記基準電位と比較
して前記操舵トルクの方向及びその大きさを認識し、後
述する如く配設された操舵補助用のモータ8に駆動信号
を発する。
操舵補助用のモータ8は、電磁クラフチ16、遊星ギヤ
減速装置9及び前記大傘歯車31に噛合するこれよりも
小径の小傘歯車32を介して前記下部軸3bにその回転
力を伝達するものである。
電磁クラフチ16は円環状をなし、モータ8の中間ケー
ス81に固着されたコイル部161 と、モータ8の回
転軸80の一側にこれと同軸をなして外嵌され、該回転
軸80と共に回転する主動部162と、円板状をなし該
主動部162と対向し、コイル部161への通電による
電磁力により主動部162と係着する係脱部163とか
ら構成されており、モータ8の回転力の係脱を行ってい
る。
遊星ギヤ減速装置9は係脱部163に内嵌し、回転する
と共に太陽ギヤを有し、その一端を主動部に内嵌された
軸受に支承され、他端を後述する遊星キャリア93に内
嵌された軸受に支承された太陽軸90と、前記モータ8
のケーシング端面82に回転軸80と同軸をなして固着
された円環状をなす外環1 3bの下端部に嵌装された大傘歯車31に噛合させてあ
り、またランク軸ケース2の外側に設けたブラケット2
aに固着させである。大傘歯車31と小傘歯車32との
間のバンクランク調整は、遊星ギヤ減速装置9を傘歯車
ハウジング20に内嵌する際に、遊星ギヤ減速装置9の
ケーシングと傘歯車ハウジング20との突合せ部に介装
するシムの厚さ及び/又は枚数を変更することにより容
易に行い得る。
またモータ8の回転軸80の他側にはモータ8の回転位
置を検出する回転検出器17が設けられ、該回転検出器
17はモータ8の回転軸80の他側に外嵌された円板状
をなし、N極、S極を各2極有する磁石板170と、そ
の周囲に所定の取付角度β(本実施例ではβ−135゛
をなし取付けられた2つのり−ドスイソチ171.17
1とから構成される。第4図は回転検出器の出力波形を
示す波形図である。
2つのり−ドスイソチ17L171は取イ」角度βを1
35゜となし取付けられているので出力波形は90度位
相がずれて出力される。これが1回転で各々4波形出力
されるのでその立上がりと立下りとを検出す91と、該
外環91の内周面及び前記太陽軸90の太陽ギヤ外周面
に夫々転接し、各別の軸心銀りに自転すると共に太陽ギ
ヤの軸心銀りに公転する複数個の遊星ギヤ92.92・
・・と、これらの遊星ギヤ92.92・・・を夫々軸支
する遊星キャリヤ93とから構成され、前記モータ8よ
りも小なる外径を有し、回転軸80の一側に該モータ8
及び電磁クラフチ16と一体化されている。遊星ギヤ減
速装置9の出力軸94は、モータ8の回転軸80と同軸
上に位置する前記遊星キャリヤ93の軸心位置に嵌入、
固定され、ケーシングの外部に適長突出させである。該
出力軸94の先端部には前記小傘歯車32が、その歯形
成面を先端側に向けて嵌装されており、該小傘歯車32
は、出力軸94と共に前記遊星ギヤ92.92・・・の
公転に応して回転するようになっている。
前記モータ8と電磁クラフチ16と遊星ギヤ減速装置9
とは、これらの軸心がラソク軸lの軸心と略平行をなし
た状態で、小傘歯車32を内側として前記傘歯車ハウジ
ング20に内嵌され、該ハウジング20の内部において
前記小傘歯車32が前記下部軸2 ることによりこの回転検出器17は1回転の1716の
分解能を有することとなる。
この回転検出器17は、タコジェネレータ等の従来の回
転検出器と比べ、回転数0から検出可能でありロータの
相対位置が検出できる。
またフォトインクラブタ型のロータリエンコーダに比べ
小型であり、高温に対しても強く、経年変化が少なく価
格も安くなる。さらに出力波形がパルス出力となるので
マイクロコンピュータ等のcpuに簡単にその検出結果
が取り込める。
また制御部7には、前述したトルクセンサ6の出力信号
のほかに回転検出器17の出力信号及び車速を検出する
車速検出器18の出力信号が入力されており、ここで後
述する制御がなされモータ8を駆動する駆動信号が出力
される。
次に制御部7での制御について説明する。
第5図は制御部の構成及び制御動作をしめずブロソク線
図である。
トルクセンサ6のトルク検出信号は、その位相を進め、
系を安定化するための位相補償回路71aに与えられて
おり、該位相補償回路71aにて位相補償され、補償検
出トルクTcとして減算器74aに与えられる。また、
車速検出器18の車速検出信号は、後述するモータ8の
指示電流Iを生成する指示電流関数部73aと前記トル
ク検出信号及び指示電流Iの値を減算ずべく減算元信号
SrOを生成する減算信号関数部73bと前記減算元信
号SrOに加算される動摩擦信号S、を生成する動摩擦
信号関数部73cに夫々与えられる。そして、回転検出
器17の回転検出信号は、角速度検出回路71bに与え
られており、該角速度検出回路71bにて微分演算され
、角速度ωとして減算信号関数部73b及び動摩擦信号
関数部73cに与えられる。
前記減算信号関数部73bにおいては、角速度ωと減算
元信号S roとの関係が車速Vの値に応して関数化さ
れており、角速度ω及び車速Vから減算元信号SrOが
求められ、該減算元信号SrOが加算器74dへ与えら
れる。また、前記動摩擦信号関数部73cにおいては、
角速度ωと動摩擦信号S、との関係が車速■の値に応し
て関数化されており、5 れる減算信号Srを所定倍することにより前記指示電流
■から減算する減算電流Irが算出され、この算出結果
が前記減算器74bへ与えられる。
減算器74bでは入力される指示電流Iから滅)W電流
Irを減算する演算が行われ、この減算結果が減算器7
4cに与えられる。前記減算器74cでは、前記減算結
果からモータラインに、図示しない電流検出用抵抗を挿
入してなり、モータ8の消費電流を検出する電流検出回
路71cからのフィードバック信号が減ぜられ、その減
算結果がPWM (PulseWidth Modul
ation:パルス幅変調)駆動回FIB72を介して
モータ8に与えられる。この電流検出回路71cは、モ
ータのフライホイール電流も含めた電流検出を行うよう
に構成されており電流ループは安定する。
次に動作について説明する。
第6図は、車速及び舵輪の回転速度に応じて操舵力を減
少させる制御の手順を示すフローヂャートである。
まず、ステップ1において、トルクセンサ6角速度ω及
び車速Vから動摩擦信号S、が求められ、該動摩擦信号
S、が前記加算器74dへ与えられる。
加算器74dでは入力される減算元信号sroに動摩擦
信号S、が加算され、この加算結果が減算信号Srとし
て第1利得補償回路75a及び第2利得補償回路75b
へ与えられる。前記第1利得補償回路75aでは、人力
される減算信号Srを所定倍することにより前記補償検
出トルクTcから減算する減算トルクT、が算出され、
この算出結果が前記減算器?4aに与えられる。
減算器74aでは、入力される補償検出トルクTcから
減算トルクTrを減算する演算が行われ、この減算結果
が入力トルクTとして指示電流関数部73aに与えられ
る。指示電流関数部73aにおいでは、人力トルクTと
指示電流■との関係が車速Vの値に応じて関数化されて
おり、入力トルクT及び車速■から指示電流■が求めら
れ、該指示電流lが減算器74bへ与えられる。
また、前記第2利得補償回路75bでは、入力さ6 回転検出器17及び車速検出器18よりトルク検出信号
、舵輪の回転速度及び車速Vを夫々読み込む。
次いで位相補償回路71aにてトルク検出信号を補償検
出トルクTcに変換し、角速度検出回路71bにて舵輪
の回転速度から舵輪の回転の角速度ωを算出する (ス
テップ2)。
そしてステップ3では、減算信号関数部73bにおいて
、入力される車速■及び角速度ωから減算元信号SrO
を算出し、該減算元信号SrOを加算器74dへ与える
と共に、動摩擦信号関数部73cにおいて、入力される
車速V及び角速度ωから動摩擦信号S、を算出し、加算
器74dへ与える。
第7図は、減算信号関数部73bでの減算元信号sro
と角速度ωとの関係の特性を示すグラフであり、減算元
信号S、、。は角速度ωの増加に比例して増加し、この
比例関係は車速Vl、V2.V3  (但しV、<V、
<V3)に依存し、車速Vが速くなるに従って人力され
る角速度ωに対する減算元信号5rOO比が大となるよ
うになっている。このため、減算元信号sroは車速■
及び角速度ωが大きくなるに従って大きくなる。
また、動摩擦信号S、の決定方法を第8図に示す。第8
図は動摩擦信号関数部73cでの動摩擦信号S、と角速
度ωとの関係の特性を示すグラフであり、縦軸に動摩擦
信号S、を、また横軸に角速度ωをとっである。前記横
軸の角速度ωの正側は右操舵の場合の角速度ωを示し、
負側は左操舵の場合の角速度ωを示す。そして破線は車
速V、、V2■3・・・(但し■+ < V 2 < 
V 3)により異なる前記特性を示す。舵輪が微小操舵
されたことを角速度ωにて検出し、該角速度ωが所定値
以」二となった場合に予め定められた一定の動摩擦信号
S、を出力する。前記動摩擦信号S、の出力値は車速■
Vt、V、・・・が速くなるに従って大きい値を出力す
るものとする。この動摩擦信号S、は、微小な操舵から
急激な操舵まで一様に出力されるため、舵輪の操舵に対
して疑似的な動摩擦力として与えられる。特に高速走行
時には前記動摩擦信号S、は大であるため舵輪の微小な
操舵時に操舵感覚が重くなる効果があり、操舵安定性が
良好である。
9 左操舵の入力トルクTを示す。また指示電流1の正側は
モータ8に右操舵の回転をさせる電流を示し、負側は左
操舵をさせる電流を示す。さらに−点鎖線は車速■□V
Z+V3・・・により異なる前記特性を示している。
また、−D−Dは不感帯を示しており、舵輪操作により
右(又は左)への操舵の入力トルク1゛が不感帯−D−
D内の範囲を超えた場合、人力トルクTの増加に従って
モータ8の指示電流Iは増加し、モータ8による操舵補
助力は増加する。この場合、入力トルクTが低トルク設
定値−T、へT、に達するまでは人力される車速Vとは
無関係に指示電流■が増加し、これを超えると入力トル
クTと指示電流Iとの関係は車速V +、 V2+ v
、・・・(但しV+ <Vz 〈V3 )に依存し、車
速か大きくなるにつれて入力トルクTに対する指示電流
■が小さくなるようになっている。
ステノブ7においては、減算器74bにて指示電流■か
ら前記減算電流1.を減算する。そして、この減算後の
指示電流Iにてモータ8を駆動する次にステノブ4では
加算器74dにおいて前記減算元信号SrOに動摩擦信
号S、を加算し、この加算結果を減算信号Srとして第
1利得補償回路75a及び第2利得補償回路75bへ入
力させる。そして、第1利得補償回路75aにて減算信
号Srを所定倍して減算トルクTrを求め、また第2利
得補償回路75bにて減算信号Srを所定倍して減算電
流T。
を求める。
ステノブ5では減算器74aにおいて補償検出1−ルク
Tcから減算トルクTrを減算し、入力トルクTを求め
る。
ステノブ6では、指示電流関数部73aにおいて入力ト
ルクT及び車速■からモータ8の指示電流■を生成する
。この指示電流Iの決定方法を第8図に示す。
第9図は指示電流関数部73aでの指示電流■と入力ト
ルクTとの関係の特性を示すグラフであり、縦軸に指示
電流■を、また横軸に人力トルクTをとっている。前記
横軸の入力トルクTの正側は右操舵の場合の入力トルク
Tを示しており、負側は0 (ステノブ8)。前記指示電流■から減算電流Irを減
算することは、指示電流関数部73aにおいて前記入力
トルクTが不感帯内にある場合は、入力トルクTが不感
帯外にある場合よりも操舵トルクの増加量を大きくする
ことに効果がある。これは、前記不感帯内では、操舵補
助が行われず、舵輪操作によるトルクである入力トルク
Tに対する実際に舵取装置に与えられるトルクである出
力トルクの比が不感帯外よりも小さいため、指示電流I
の減算効果が大きいからである。しかし、指示電流Iの
減算だけでは不感帯内の減算効果が不感帯外より太き(
、操舵感覚に不連続感が感しられるため、指示電流関数
部73aの上流側において補償検出トルクTcを減算す
ることにより不感帯外の減算効果を大きくし操舵トルク
の増加量を高める。
これは、指示電流1を生成する以前に補償検出トルクT
cを減少させると、入力トルクTが不感帯内にある場合
には指示電流が零であるため指示電流に対する減算効果
がなく、入力トルクTが不感帯外にある場合のみに効果
があるからである。
このように操舵トルクの増加に対して減算電流■、は入
力トルクTが不感帯内にある場合に有効であり、一方減
算トルクT、は入力トルクTが不感帯外にある場合に有
効であるため、第1利得補償回路75a及び第2利得補
償回路75bの夫々の利得を調節すれば、高速走行時の
出力I・ルクの減算制御における不連続感を印判するこ
とができる。
なお、本実施例においては動摩擦窓を与えるべく角速度
ωが所定値以上の場合に車速■に応して減算トルクT、
及び減算電流1.を増加さ一已たが、これに限らず減算
トルクT1と減算電流l、、とのいずれか一方を増加さ
せても良い。
〔効果〕
以上詳述した如く本発明に係る動力舵取装置においては
、舵輪に与えられるトルクの検出値及び操舵補助用のモ
ータ電流の目標値の夫々から、舵輪の角速度及び車速に
応じて各別に減算される値を、前記角速度が所定値以上
の場合、車速に応じて増加させ、舵輪に疑似的な動摩擦
力を与えるため、高速走行時の微小な操舵における操舵
安定性3 ・・・角速度検出回路 73a・・・指示電流関数部・
・・減算信号関数部 73c・・・動摩擦信号関数部・
・・第1利得補償回路 ・・・第2利得補償回路 特 許 出願人  光洋精工株式会社

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、舵輪の回動角度を検出する舵角検出手段と、検出さ
    れた回動角度に基づき前記舵輪の角速度を検出する角速
    度検出手段と、車速を検出する車速検出手段と、前記舵
    輪に加えられる操舵トルクを検出するトルクセンサと、
    検出された操舵トルクに応じた電流により駆動される操
    舵補助用のモータとを備えた動力舵取装置であって、 前記角速度検出手段及び車速検出手段の夫々の検出結果
    に応じた第1値を、検出された操舵トルクから減算する
    手段と、 前記角速度検出手段及び車速検出手段の夫々の検出結果
    に応じた第2値を、前記電流から減算する手段と、 前記車速検出手段の検出結果に応じて前記第1値及び/
    又は第2値を増加させる手段とを具備することを特徴と
    する動力舵取装置。
JP1197677A 1989-05-17 1989-07-28 動力舵取装置 Pending JPH0374261A (ja)

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DE69007162T DE69007162T2 (de) 1989-05-17 1990-05-15 Motorgetriebene Servolenkvorrichtung.
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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPH08207812A (ja) * 1994-10-31 1996-08-13 Trw Inc 車両のヨーレート制御のための電気アシスト・ステアリング・システムの非線形減衰方法及び装置
JP2004114972A (ja) * 2002-09-30 2004-04-15 Toyoda Mach Works Ltd 電動パワーステアリング装置

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