JPH02303958A - 高速用ワイパブレード - Google Patents

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明はブレードスポイラを固着されたワイパブレード
に関するものである。

〔従来の技術〕

第７図はブレードスポイラを固着されたワイパブレード
の従来例を示す。

パーティブラ１はブレードラバー２を支持しており、こ
のパーティブラｌはヨーク３、セカンダリレバー４を介
してプライマリレバー５によって支持されている。

上記のプライマリレバー５は、ワイパ軸に取り付けられ
たワイパアームくいずれも図示せず）によって支持され
、往復円弧矢印ａ−ｂの如く扇形を描くように駆動され
る。第７図に示したワイパブレードにおいて図の左下方
がワイパ軸側、図の右上方が先端側（ワイパ軸から遠い
側）である。

ワイパを設置した自動車が高速走行するとワイパブレー
ドは大きい風圧を受け、ブレードラバー２がウィンドガ
ラス面８から浮き上がる方向の力を生じる。

ブレードラバー２の浮き上がりを防止するため前述のワ
イパアームによるワイパプレード押圧力を増加させるこ
とも考えられるが、ワイパアームによる押圧力を増加さ
せると高速走行時以外にもワイパブレードがウィンドガ
ラス面に強く押し付けられる。このように構成した場合
、高速走行時以外は前記の風圧によりブレードラバーを
浮き上がらせる力が弱いので、押圧力が過大となり、ワ
イパアームの駆動機構に大きい負荷を与える。

このような不具合を招かず、高速走行時のブレードラバ
ー浮き上がりを防止するため、第７図の従来例はブライ
”７リレバー５にブレードスポイラが固着されている。

上記のブレードスポイラ６が設けられていると、ウィン
ドガラス面８に沿って矢印Ｃの如くブレードスポイラ６
に吹きつけられた空気は矢印ｄの如く方向を変えられ、
矢印Ｐ、力方向力を生じる。

この矢印Ｐ、力方向力はワイパブレードをウィンドガラ
ス面８に向けて押しつける。

上記の矢印Ｐ１方向の押圧力は、走行速度の増減に伴っ
て増減するので好都合である。

〔発明が解決しようとする課題〕

第７図に示した従来例のブレードスポイラ６には、ワイ
パ軸に近い側の端における空気の吹き込みという問題と
、ワイパ軸から遠い側の端における空気の回り込みとい
う問題とが有る。以下、順次に説明する。

ワイパブレードは往復矢印ａ−ｂのように回動するので
、作動中はその位置や角度が絶えず変化している。しか
し、ブレードスポイラ６のワイパ軸側の端は他の個所よ
りも平均して低い所にあるので、ボンネットに当たって
ウィンドガラス面沿いに矢印ｅの如（吹き上げる風の影
響を受は易い。

上記の矢印ｅ方向の風の１部は矢印りの如くブレードス
ポイラ６とブレードラバー２との間に吹き込んで該ブレ
ードスポイラ６を内側から押し上げるように作用して、
ブレードラバーの浮き上がりを助長する。これが前記の
ワイパ軸に近い側の端における空気の吹き込みの問題で
ある。

またブレードスポイラ６の、ワイパ軸側と反対の先端側
近傍では、矢印ｉの如く吹きつけられた風は矢印ｊの如
く該ブレードスポイラ６の長手方向に向きを変える。こ
の矢印ｊ方向の風はワイパブレードをウィンドガラス面
８に向けて押しつける効果が充分でない。その上この矢
印ｊ方向の風の１部は矢印にの如くブレードスポイラ６
の裏側へ回り込み、かえって該ブレードスポイラ６を裏
側から押し上げて、ブレードラバーの浮き上がりを助長
するように作用する。

本発明は上述の事情に鑑みて為されたもので、ブレード
スポイラのワイパ軸側の端における空気の吹き込み、及
び、ブレードスポイラのワイパ軸と反対側の端における
空気の回り込みを防止し、高速走行時に安定した力でブ
レードラバーをウィンドガラス面に押圧し得るワイパブ
レードを提供することを目的とする。

レードは、ブレードスポイラのワイパ軸に近い側の端に
、該ブレードスポイラとブレードラバーとの間隙の１部
を覆い、ガラス面に沿って吹きつけられた空気をガラス
面から離れる方向に導く形状をした湾曲部を設け、かつ
、ブレードスポイラのワイパ軸から遠い側の端には、ガ
ラス面及びブレードラバーから離れる形に湾曲した湾曲
部を設けた。

〔作用〕

上記の手段を適用して、ブレードスポイラのワイパ軸側
の端に、該ブレードスポイラとブレードラバーとの間隙
の１部を覆って風をガラス面から離れる方向に導く形の
湾曲部を設けると、ブレードスポイラのワイパ軸側の端
付近に吹きつけられた風がブレードスポイラの裏側（ブ
レードラバーとの間隙部）に吹きこむことが著しく軽減
され、ブレードラバーの浮き上がりが防止されるととも
に風の方向を変えることによりガラス面に押しつける方
向の空気力を受ける。

また、ブレードスポイラのワイパ軸から遠い側の端に、
ガラス面及びブレードラバーから離れる形の湾曲部を設
けると、この湾曲部に到達した風の方向がガラス面及び
ブレードラバーから離れる方向に変えられる。このため
、風がブレードスポイラの裏側に回り込むことが防止さ
れるとともに、前記の湾曲部はブレードラバー及びガラ
ス面に向けて押しつけられる方向の空気力を受けるので
、ブレードラバーの浮き上がりが防止される。

例を示す斜視図であり、第２図は上記実施例を異なる方
向から見た斜視図である。

この実施例は第７図に示した従来例に本発明を適用して
改良した１例であって、第７図と同一の図面参照番号を
付したものは前記従来例におけるにブレードスポイラ７
を取り付けである。

本例のブレードスポイラ７には、その先端側（ワイパ軸
側の反対側）の端に湾曲部７ａを設けである。この湾曲
部７ａは第１図に示すようにブレードラバー２、及びウ
ィンドガラス面８から離れるように湾曲させである。

このため、矢印ｌの如く該湾曲部７ａに吹きつけられた
風は矢印ｍの如く、ブレードラバー２及びウィンドガラ
ス面８から離れる方向に曲げられる。

上記の風の方向変化により、湾曲部７ａは矢印Ｐ２の如
くブレードラバー２及びウィンドガラス面８に近づく方
向の空気力を受ける。

また、矢印１方向に流れてきた風が矢印ｍ方向に向きを
変えられるので、ブレードスポイラ７の裏側に回り込ん
で該ブレードスポイラ７を内側から押し上げる虞が無い
。

第２図に示すように、ブレードスポイラ７のワイパ軸側
の端に湾曲部７ｂが設けられている。

上記の湾曲部７ｂは、ブレードスポイラ７とブレードラ
バー２との間隙の１部を覆うように構成しである。第２
図の■矢視図を第３図に示す。

矢印ｅ方向に吹きつけられた風は湾曲部７ｂによって矢
印ｒ方向に（ガラス面８から離れる方向に）曲げられる
。

このため、ブレードスポイラ７とブレードラバー２との
間に風が吹き込んで該ブレードスポイラ７を押し上げる
虞が無い。しか゛も、矢印ｅ方向の風が矢印ｒ方向に曲
げられるので、ブレードスポイラ７は矢印Ｐ３の如くウ
ィンドガラス面８に向けて押しつけられる方向の空気力
を受ける。

第４図（Ａ）は前記ブレードスポイラ７をプライマリレ
バー５に固定する構造の説明図である。

ブレードスポイラ７には取付ブラケット７ｃ。

同７ｄが一体に成形されている。

上記取付ブラケッ）７ｃの取付部Ｂの分解斜視図を第４
図（Ｂ）に示し、取付ブラケット７ｄの取付部Ｃの分解
斜視図を第４図（Ｃ）に示す。

取付ブラケット７ｃにはフック７ｃｍ１が設けられてい
て、このフック７、−１をプライマリレバー５の取付孔
５ａの縁に係合するようになっている。

そして取付ブラケット７ｄには取付ネジ用透孔７４−Ｉ
が設けられている。この透孔７□、に取付ネジ７ｆを挿
通し、プライマリレバー５の取付孔５ｂの内側から樹脂
ナラ）７ｅを当てがい、取付ネジ７ｆを螺合して締めつ
ける。７ｄ−□は、前記の取付孔５ｂに嵌合する位置決
め用の突起である。

前記取付ネジ７ｆの軸心を通る横断面図を第５図に示す
、仮想線で描いた２はブレードラバーの位置を示してい
る。９は、プライマリレバー５とセカンダリレバー４と
を連結しているビンである。

第６図は上記と異なる実施例の横断面を示す。

本例のブレードスポイラ８は、プライマリレバー５と一
体に成形されている。本例によればブレードスポイラの
取付構造が簡単で組立所要工数が少ない。

以上説明したように、本発明を適用してブレードスポイ
ラの両端部にそれぞれ湾曲部を設けると、高速走行時に
おけるワイパ軸側の端の空気吹き込み、及び、ワイパ軸
と反対側の端の空気回り込みが防止され、高速走行時の
ブレードラバー浮き上がりが抑制される。

ブレードスポイラを設けていないワイパブレードの１例
においては走行速度１６０ｋｍ／時でワイパブレードの
浮ｉ上がりを生じていたが、このワイバブレードに前記
実施例のブレードスポイラ７を装着したところ、オープ
ン方向（第７図の矢印ａ方向）の回動時は１９０）ａｉ
／時まで、クローズ方向（第７図の矢印す方向）の回動
時は２１０ｋｍ／時まで、ブレードラバーの浮き上がり
を生じないことが確認された。

ボイラのワイパ軸に近い側の端における空気の吹き込み
、及び、ブレードスポイラのワイパ軸から遠い側の端に
おける空気の回り込みを防止することができ、高速走行
時に安定した力でブレードラバーをガラス面に押圧し得
るという効果がある。

示す斜視図、第２図は上記実施例を異なる方向から見た
斜視図である。

第３図は第２図の■矢視図である。

第４図は前記実施例におけるブレードスポイラ取付状態
の説明図、第５図は取付部の横断面図である。

第６図は上記と異なる実施例の横断面図である。

第７図は従来例のワイパブレードを示す斜視図である。

１・・・パーティブラ、２・・・ブレードラバー、３・
・・ヨーク、４・・・セカンダリレバー、５・・・プラ
イマリレバー、６・・・従来例のブレードスポイラ、７
，８・・・実施例のブレードスポイラ、７ａ、７ｂ・・
・湾曲部、７Ｃ・・・取付ブラケット、１ｃｍ＋　・・
・フック、７ｄ・・・取付ブラケット、７．−１・・・
ネジ用透孔、７４−２・・・位置決め用突起、７ｅ・・
・樹脂ナツト、７ｆ・・・取付ネジ。

Claims (1)

1. 【特許請求の範囲】 １、ブレードラバーをガラス面に接せしめて支持するレ
   バーを有し、ワイパ軸に取り付けられたワイパアームに
   よって前記のレバーを支持され、かつ、該レバーにブレ
   ードスポイラを固着されたワイパブレードにおいて、 上記ブレードスポイラのワイパ軸に近い側の端には、該
   ブレードスポイラとブレードラバーとの間隙の１部分を
   覆う湾曲部が設けられていて、この湾曲部はガラス面に
   沿って吹きつけられる空気をガラス面から離れる方向へ
   導く形に湾曲しており、 前記ブレードスポイラのワイパ軸から遠い側の端には、
   ガラス面及びブレードラバーから離れる方向に湾曲した
   湾曲部が設けられていることを特徴とする高速用ワイパ
   ブレード。