JPH0230360Y2 - - Google Patents

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JPH0230360Y2
JPH0230360Y2 JP1984007358U JP735884U JPH0230360Y2 JP H0230360 Y2 JPH0230360 Y2 JP H0230360Y2 JP 1984007358 U JP1984007358 U JP 1984007358U JP 735884 U JP735884 U JP 735884U JP H0230360 Y2 JPH0230360 Y2 JP H0230360Y2
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leg
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は貨客兼用自動車に於ける運転席後方の
座席の折り畳み及び固定機構に関する。
従来の貨客兼用自動車には、運転席Aの後方の
貨客兼用の後室内に運転席Aと平行に前席Bや後
席Cを二列以上並設した構成のものがあり、前席
B及び後席Cの夫々の背部・座部・後脚を夫々折
り畳むと共に前席B及び後席Cを夫々の前脚を中
心にして前後方向に回動させ、運転室側に可及的
に近接して起立させ、それによつて後席Cの後方
に可能な限りの空間を生じさせ、荷室空間と連続
して有効利用可能にしたものがあるが、この種の
ものでは後席Cの座部ロとその座部ロの上に折り
畳んだ背部イと共に回動起立させる場合の重合状
態の重心の位置関係によつて後席Cの回動起立時
に多大の労力を要し、その操作が困難であるとい
う欠点があり、また重ね合わせた座部ロと背部イ
とが前方向即ち前席B側へ接近出来る距離は座部
ロの前脚ホの底面ニと床ヘとに於ける軸ト及びチ
の間の長さに限られるため、前席Bが固定式のも
のの場合は折り畳んだ後席Cは前席Bの背面に近
接するのみであり、また前席Bが折曲回動起立式
のものの場合(第1図)では前席Bと後席Cとの
間に比較的大きな空間を生ずるが、併しその空間
は貨物載置用としては不充分であり、更に後席C
を回動起立させた割には後席Cの後方に期待する
程の連続した荷物収納空間の増加を生じないとい
う問題があつた。更にまた、前席及び後席が折り
畳み自在であるため、走行中の振動によつて座席
が揺動し易く、安定性に欠ける場合があつた。
本考案は、後席の座部ロに背部イを折り畳んだ
際の重合状態の重心Wを可及的に後席の回動起立
時の回転中心P2に近接させて(第13図)、折り
畳んだ後席Cを、回動起立させる時に重心が可及
的に前席B側に位置するようにして回動起立操作
を容易にして労力を軽減すると共に前席Bの後側
に後席Cを可及的に近接して回動起立させ、後席
Cの後方に車室内の荷室と連続した床面及び空間
を最大限に保持可能にすること、更に使用中の前
席及び後席の走行中の安定性を計ることを目的と
した考案である(第3図)。
本考案の実施例を図面について説明すると、1
は車体、Aは運転室2に設けた運転席、B及びC
は荷室兼客室となる後席3に、前記運転席Aの後
方に平行して配設した前席及び後席である(第2
図)。
前記前席B(第4図)は座部4の側面後部と背
部5の側面5bの下部にリクライニング機構Dを
介して連繋させ背部5を座部4に起伏自在に取り
付ける。前記リクライニング機構D(第5図)は、
座部4の側面後部に固着する固定板6の後端部に
背部5の側面下部に固着する回動板7の下端部を
重合し、固定板6の中間に畧L字形のレバー8の
湾曲部8aを軸9により回動自在に軸支すると共
に横部8bの後端には回動板7の下端に突起10
に係脱する係合部8cを形成し、横部8bの中間
と固定板6の後部とにバネ11を張設する。該バ
ネ11は内方向への弾力即ちレバー8の係合部8
cを突起10に係止しておくため横部8bを下方
に牽引する弾力を保有して居り、更に前記回動板
7の中間には背部5の回転の中心となる軸12を
突設し、背部5が必要以上に後方へ回転するのを
規制するカバー13に穿設した孔13a,13b
に軸12とレバー回転中心となる軸9を嵌合し、
固定板6を回動板7の側面にカバー13を取り付
ける。そして、カバー13の周縁壁13cは後方
部分に於いて一部切欠いて切欠部13dを設け
て、レバー8を軸9を中心に前方に傾倒して係合
部8cを突起10より外したのち、軸12を中心
に回動板7を前方に回動した際に回動板7と共に
後方へ変位する突起10が前記切欠部13dを通
過してカバー13の後方外部に表われ、突起10
に後述の連結杆36を係止出来るように形成して
ある。
前席Bの座部4の底面4aの前方の左右に設け
た前脚のうち一方の前脚について説明すると(第
6図)、前脚14の上端を、座部4の底面4aの
前方にブラケツト16を介して軸18により軸支
し、また前脚14の下端を床15に、ブラケツト
17を介して軸19により軸支する。更に座部4
の底面4aの後方には後縁20に沿つてパイプ2
1を添設すると共に上向きコ字形の後脚22の左
右上端を、底面4aに於いてパイプ21の前面に
固着したブラケツト23,24を介して軸25,
26により軸支し、後脚22が座部4の底面4a
側に回動折曲可能に形成する。後脚22の水平部
22aの中央と床15にはロツク機構Eが設けて
ある。
該ロツク機構E(第7図、第8図)は、ピン2
7の下端に長方形の係止片28を水平に固着し、
また上部にはピン27より小径の螺子部27aを
設け、前記螺子部27aを後脚22の水平部22
a及び該水平部22a上に配置したハンドル29
の先端部29aに貫通させてナツト30を螺着
し、ハンドル29の水平方向の回動操作によつて
係止片28が共に回動するように形成し、更に床
15には前記係止片28と対向する位置にロツク
ブラケツト31を固定する。該ロツクブラケツト
31は内部に前記係止片28を嵌合して回動出来
る空間を有する箱形に形成し、上面に係止片28
と相似形で且つ係止片28の底面積よりやゝ大き
い開口面積の窓孔32を穿設し、ロツクブラケツ
ト31の下部外周縁には床に固定するための鍔縁
33を突設する。
後席C(第9図)は、座部34の側面後部と背
部35の側面下部に前記前席Bに取り付けたもの
と同一の機構のリクライニング機構Dを設けて座
部34と背部35とを連繋させ、レバー8を起伏
することによつて、座部34に対して背部35を
折曲重合或いは傾斜起立保持可能に形成してあ
る。そして背部35の側面35cの中間には、先
端に係合凹部36aを設けた連結杆36を軸35
bにより回動自在に軸支する。
更に後席Cの底面34aの先部の左右に設けた
前脚38の構造を左側の前脚について説明すると
(第10図及び第11図)、後席Cの座部34の底
面34aの先部にコ字形のブラケツト37を固着
し、ブラケツト37に前脚38の上端部を軸39
により回動自在に軸支し、更にブラケツト37の
左右の側壁37a,37aには軸39の下方にロ
ツクピン40を嵌脱する孔37b,37bを穿設
し、外側の孔37bには外方向に且つ水平に案内
筒41を突設し、前記ロツクピン40の後端40
aに連結したワイヤー42はチユーブ43を貫通
させ、座部34の底面34aに沿つて後方に延設
し、該ワイヤー42の後端42aは起伏自在の背
部35の背面35a側に連結し、更に内方向への
弾力を有するスプリング44の一端44aはブラ
ケツト37に係止し、他端44bはロツクピン4
0の後端40aに係止する。
次に折り畳み機構を一方の前脚38について説
明すると(第10図)、Lは左右の前脚38の下
端部に於いて、前脚38の前方向即ち前席Bの方
向に向い且つ相互にもまた床15にも平行に、前
脚38に対し回動自在に連結した軸P1により連
繋させたリンクで、該リンクLの前端は、前席B
の後脚22の下端近くまで延設し取付板45に立
設した軸支板45aに軸P2を介して廻動自在に
連結し、また取付板45は、軸P2と前席Bの前
脚14の床15側の軸19との間に於いて、後席
Cを折り畳んで前脚38及びリンクLと共に回動
起立した際の座部34と背部35とを重ね合せた
厚さに相当する間隔をおいて床15に対してボル
ト46により固定する。
G及びHは後席Cの前脚38及び後脚47を床
15に固定するためのロツク機構で、前席Bの後
脚22に設けたロツク機構E(第7図、第8図)
と同様の機構で、ロツク機構Gに於いては、ロツ
ク機構Eに於けるピン27とハンドル29を取り
付けた後脚22の水平部22aの代りに、第9図
に示したように、後席Cの軸P1を利用し、また
ロツク機構Hに於いては後席Cの後脚47の水平
杆47aを利用し、前記軸P1及び水平杆47a
と夫夫の上部に配置したハンドル29の先端部2
9aに、ピン27の螺子部27aを貫通させてピ
ン27の螺子部27aにナツト30を螺着してあ
る。そして、これらのロツク機構G或いはHは
夫々ハンドル29を水平方向に回動操作して後席
Cの前脚38の軸P1或いは後脚47の水平杆4
7aを床15に着脱可能に形成する。後脚47は
左右の上端を座部34の底面34aの後方にブラ
ケツト48,48を介して底面34a側に回動折
曲自在に軸49,49により支承する。そして後
脚47の水平杆47aの中央には、前記ロツク機
構Hを設ける。
50はロツクバンドで、前席Bを折曲回動起立
させた際に(第12図及び第13図)、揺動防止
のため前席Bの背部5の背面5a下部をエンジン
隔壁であるリアーフロアフロント51に近接させ
て前席Bを揺動防止するために固定するためのも
ので、前席Bの座部4の後面4bにベルト50c
を介して垂設した連結具50bを、リアフロアー
フロント51にベルト50cを介して垂設したア
ンカープレート50dに対し係脱自在に形成して
ある。
次に本考案の作用並びに使用方法について説明
する。前席Bを折り畳み回動起立させる場合は、
前席Bのリクライニング機構D(第5図)のレバ
ー8をバネ11の弾力に抗して前方に押し、レバ
ー8を軸9を中心に前方に回転させると係合部8
cが突起10から外れるため、前席Bの背部5は
回動板7と共に軸12を中心に前方に倒れて座部
4上に重合折曲される。
次に前席Bの後脚22の水平部22aに設けた
ロツク機構Eのハンドル29を水平部22aと平
行となるように回動させることによつてピン27
を回転させ、それに伴いロツクブラケツト31内
に於いて窓孔32と交叉していた係止片28を回
動して窓孔32と平行にしてハンドル29と共に
係止片28を持ち上げてロツク機構Eを解除し
(第7図、第8図)、次に背部5を重合した座部4
を斜め上方に押すと、座部4は前脚14の上端の
軸18を中心に前方に回動起立し、前脚14も下
端の軸19を中心に前方に回動し、背部5と共に
座部4も運転席A寄りに回動起立し(第12図)、
後面4bに垂設した連結具50bをリアフロアー
フロント51に垂設したアンカープレート50d
に嵌合係止して連結させたロツクバンド50によ
つて前席Bをリアフロアーフロント51と連結し
て固定する。
次に、第12図の如く、後席Cを折り畳み回動
起立させる場合は、前席Bの場合と同様に後席C
のリクライニング機構Dのレバー8を傾倒して背
部35を座部34上に折り畳み重合する。
この時、背部35の背面35aに後端42aを
連結してあるワイヤー42が背部35の折り畳み
に伴つてスプリング44の弾力に抗して後方に牽
引されるので、ワイヤー42の先端のロツクピン
40が案内筒41に沿つて外方に引つ張られて前
脚38の孔38b及びブラケツト37の左右の孔
37bから抜ける。そして後席Cの前脚38の下
端の軸P1を床15に固定しているロツク機構G
のハンドル29を回動してロツク機構Gを解錠す
ると共に後脚47のロツク機構Hのハンドル29
を回動してロツク機構Hを解錠し後脚47を床1
5から離すことが出来る状態にする。座部34を
斜め下前方に押すと背部35と共に座部34は軸
39を中心に、また前脚38は軸P1を中心に前
方に回動してリンクL上に倒れ座部34と背部3
5は平行移動してリンクL上に重合し、折曲され
た後席Cの重心Wは、後席Cが折曲されたまゝ前
脚の上方に位置して固定される従来のものに比べ
てリンクLの前方の軸P2に近づく(第13図)。
この際、後脚47は座部34の底面34a側に折
曲重合させる。次に、折り畳んである座部34・
背部35・前脚38・後脚47と共にリンクLを
軸P2を中心として同時に斜め上方へ回動変位さ
せると何れも取付板45上方に直立し、折り畳ん
で回動起立させてある前席Bに近接する。この状
態で、後席Cの背部35の側面35cの連結杆3
6を回動して係合凹部36aを、前席Bの折り畳
み時に前席Bのリクライニング機構Dを操作して
回動板7を前倒しした際に、前席Bのリクライニ
ング機構Dのカバー13の周縁壁13cの切欠部
13dを通過して変位しカバー13の後方に現わ
れる突起10に係合して、折曲した後席Cの座部
34と背部35とを折曲起立させてある前席Bの
座部4の底面4a側に近接して固定する(第13
図)。
次に、後席C並びに前席Bを旧位に戻す場合
は、前記した場合と逆に後席C全体と共にリンク
Lを軸P2を中心に後方に回動して倒し床15に
接触させ、重合状態の座部34と背部35を、リ
ンクL上に折曲されている前脚38の軸39を中
心に前方に回動して起立させ、この状態で軸49
を中心に後脚47を座部34の底面34aから後
方向に廻動して突出させる。そして、後席Cの前
脚38をその下端の軸P1を中心に斜め上後方に
回動変位して直立させ、更に座部34を背部35
と共に前脚38の上端の軸39を中心に上方に回
動変位させ、軸49を中心に回動して突出させた
後脚47の水平杆47aによつて床15に接地し
て座部34を支え、更に背部35をリクライニン
グ機構Dの軸12を中心に後方に回動起立させ
る。これと同時にブラケツト37の孔37b,3
7bと前脚38の孔38bとが合致し、また背部
35の起立によつてワイヤー42は戻つてロツク
ピン40はスプリング44の弾力によつて引つ張
られて旧位に復元されるため、案内筒41に案内
されて孔37b・孔38b・孔37b内を自動的
に順次貫通し、座部34は前脚38に対して固定
される。そして、ロツク機構G,Hの夫々の係止
片28が夫々のロツクブラケツト31の窓孔32
を通過させてロツクブラケツト31内に嵌合した
状態でハンドル29を廻して係止片28を回動し
てロツク機構G,Hを施錠すると、後席Cの前脚
38の下端の軸P1及び後脚47の水平杆47a
は床15に固定される。また前席Bは折り畳んだ
場合と逆にロツクバンド50の連結具50bをア
ンカープレート50dから外してリアフロアーフ
ロント51に対する前席Bとの固定を解き、前席
Bの前脚14の上下端の軸18,19を中心に後
方に回動すると同時に後脚22を床15側に展開
して後脚22の水平部22aを床15に接地し、
ロツク機構Eのハンドル29と共に係止片28を
回し、該係止片28をロツクブラケツト31の窓
孔32を通過させてロツクブラケツト31内に嵌
合した状態でハンドル29を廻して係止片28を
回動してロツクブラケツト31を施錠し、後脚2
2を床15に固定し更に背部5を軸12を中心に
後方に引き起し回動板7の突起10がレバー8の
係合部8cに係合することにより背部5は旧位に
復し座部4上に起立固定される。
依つて本考案によれば、後席の前脚に連結して
あるリンクの前端を、前席の後脚の下端近くまで
延設して床に軸支すると共にこのリンクに連繋さ
せた後席の座部と背部と前脚と後脚とを、折り畳
んで前記リンク上に平行に重合して折り畳むよう
に構成したので、後席Cの座部と背部とを折り畳
んだ際の重心Wは、在来に比べてリンク前端の回
転中心により一層接近することとなり、リンクを
介して後席を前席側に回動起立させる際の重心は
下方に位置することとなつて、その回動起立作業
の労力は従来に比べ軽減され容易に行うことが出
来る。また、リンクの先端を前席の後脚の下端に
近い位置で床に軸支したので必要に応じて前席を
前方に折り畳み更に後席を折り畳んで前席側に回
動起立させれば、後席は前席との間に不要な空間
を生ずることなく前席に極めて近接した状態で起
立することとなり(第3図)、即ち前席が展開さ
れていた床面上に後席が回動起立することとなる
ので、前席及び後席が展開されていた床面や空間
を、それらより後方の床面及び空間と共に連続し
た状態で使用出来、荷物の積載空間は著しく広く
なり、座席の折り畳みに伴う荷物積載量増大の効
果が大きく、貨客兼用の自動車としての利用価値
は著しく向上する。また、座席を設置した場合の
前席の後脚及び後席の前脚と後脚は夫々に設けた
ロツク機構によつて床に対し確固に固定されるの
で、走行中に揺動せず座席並びに着席者の安定性
を得ることがで出来る。また、後席を折り畳むた
めに後席のリクライニング機構のレバーを操作し
て背部を座部上に折曲重合すると、後席の背部の
後部にワイヤーを介して連結したロツクピンが後
席の前脚及びブラケツトから自動的に抜けるので
格別の手操作することなく前脚を折り曲げ可能な
状態にすることが出来、逆に後席を着席可能にす
るために座部を水平にして前脚を起立させた状態
で背部を座部上に回動起立させるとロツクピンと
ブラケツトとの間に張設したスプリングの弾力に
よつてロツクピンが自動的にブラケツトと前脚に
貫通するので、前脚後席の前脚上端の軸とロツク
ピンの両者によつて前脚の回動が阻止され、格別
の手操作をすることなく前脚の直立状態を保つこ
とが出来、座席の折り畳み組み立ての作業を省力
化出来る。
【図面の簡単な説明】
第1図は運転席の後方に前席及び後席を設けた
従来の貨客兼用自動車の要部を示すもので、前席
及び後席を折り畳んだ状態を想像線で示した拡大
図である。第2図乃至第13図は本考案の実施例
を示す。第2図は本機構を設けた車両の概畧側面
図、第3図は前席を折り、畳み後席を回動起立さ
せた状態の車両の概畧側面図、第4図は前席の斜
視図、第5図はリクライニング機構の分解斜視
図、第6図は前席の要部の側面図、第7図はロツ
ク機構の分解斜視図、第8図は第7図に示したロ
ツク機構の施錠状態を示す斜視図、第9図は後席
の斜視図、第10図は後席の前脚部分に於ける側
面と折曲機構の連繋部分の拡大斜視図、第11図
は前脚上端部分の分解斜視図、第12図は前席を
折曲回動起立させる作動を示す側面図、第13図
は折曲回動起立させた前席の後方に折り畳んだ後
席を回動起立させる作動を示す斜視図である。 符号:イ……背部、ハ……後脚、ロ……座部、
ニ……底面、ホ……前脚、4a……底面、ヘ……
床、4b……後面、ト,チ……軸、5……背部、
5a……背面、A……運転席、5b……側面、B
……前席、6……固定板、C……後席、7……回
動板、D……リクライニング機構、8……レバ
ー、E……ロツク機構(前席後脚の)、8a……
彎曲部、8b……横部、L・L……リンク、8c
……係合部、P1,P2……軸、9……軸(レバー
8の)、G……ロツク機構(後席前脚の)、H……
ロツク機構(後席後脚の)、W……重心、10…
…突起、11……バネ、1……車体、12……軸
(背部5中心の)、2……運転室、13……カバ
ー、3……後室、13a,13b……孔、4……
座部、13c……周縁壁、13d……切欠部、3
3……鍔縁、14……前脚、34……座部、15
……床、34a……底面、16,17……ブラケ
ツト、35……背部、18,19……軸、35a
……背面、20……後縁、35b……軸、21…
…パイプ、35c……側面、22……後脚、36
……連結杆、22a……水平部、36a……係合
凹部、23,24……ブラケツト、37……ブラ
ケツト、25,26……軸、37a,37a……
側壁、27……ピン、37b,37b……孔、2
7a……螺子部、38……前脚、28……係止
片、38a……側面、29……ハンドル、38b
……孔、29a……先端部、39……軸、29b
……把握部、40……ロツクピン、30……ナツ
ト、40a……後端、31……ロツクブラケツ
ト、41……案内筒、32……窓孔、42……ワ
イヤー、42a……後端、47a……水平杆、4
3……チユーブ、48……ブラケツト、44……
スプリング、49……軸、44a……一端、50
……ロツクバンド、44b……他端、50c……
ベルト、45……取付板、50b……連結具、4
5a……軸支板、50c……ベルト、46……ボ
ルト、50d……アンカープレート、47……後
脚、51……リアフロアーフロント(エンジン
の)。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 運転席Aの後部に前席B及び後席Cを設け、且
    つ前席Bと後席Cの各々の座部4及び34に対し
    各々の背部5及び35を起伏自在に取り付け、前
    席Bの前脚14の上端を前席Bの座部4の前部に
    対し後方へ回動自在に軸支し、また前脚14の下
    端を床15に対し前方へ起伏自在に軸支し、更に
    後脚22の上端を座部4の後部に対し前方へ回動
    自在に軸支し、後席Cの前脚38の上端を後席C
    の座部34の前部に対し回動自在に軸支し、また
    前脚38の下端を床15上に添設したリンクLの
    後端に対し回動自在に軸支し、更に後脚47の上
    端を座部34の後部に対し前方に回動自在に軸支
    した貨客兼用自動車に於いて、前記リンクLの先
    端を前席Bの後脚22の下端に近い位置に於いて
    床15に対して前席B側に回動自在に軸支し、前
    席Bの後脚22の水平部22a並びに後席Cの左
    右の前脚38の下端に架設した軸P1及び後脚4
    7の水平杆47aの夫々を床15に対して着脱す
    るロツク機構E,G,Hを設け、更に後席Cの座
    部34の前脚38を軸39により回動自在に支え
    るために底面34aに固定したブラケツト37の
    下端部と、前記前脚38に孔37b,38bを
    夫々穿設し、後席Cの背部35の起伏に連動して
    これらの孔37b,38bにロツクピン40が嵌
    脱自在となるように、後席Cの背部35とロツク
    ピン40を連繋させ、このロツクピン40の後端
    40aとブラケツト37にはロツクピン40を孔
    37b,38bに嵌合させる方向の弾力を有する
    スプリング44を架設し、前記ロツク機構E,
    G,Hは、ピン27の下端に長方形の係止片28
    を水平に固着し、また上部にはピン27より小径
    の螺子部27aを設け、前記螺子部27aを、前
    席Bの後脚22の水平部22a及び後席Cの前脚
    38下端の軸P1並びに後席Cの後脚47の水平
    杆47aに夫々上方向に貫通突出させ、更にハン
    ドル29の先端部29aを貫通させてナツト30
    を螺着し、ハンドル29の水平方向の回動操作に
    よつて係止片28が共に回動するように形成し、
    更に床15には前記係止片28と対向する位置に
    ロツクブラケツト31を固定し、該ロツクブラケ
    ツト31は内部に前記係止片28を嵌合して回動
    出来る空間を有する箱形を成し、上面に係止片2
    8を嵌脱可能な窓孔32を穿設し、ロツクブラケ
    ツト31の下部外周縁に突設した鍔縁33を床1
    5に固定し、前席Bの背部5を座部4上に折曲重
    合し、前記ロツク機構Eのハンドル29を回動し
    て係止片28をロツクブラケツト31に対し嵌脱
    自在にし、前席Bの後脚22を床15に対し係脱
    自在にすることによつて、前脚14の下端の軸1
    9を中心に前席Bを起伏自在にし、前記ロツク機
    構Gのハンドル29を回動して係止片28をロツ
    クブラケツト31に対し嵌脱自在にして、後席C
    に連設してあるリンクLを前脚38と共に前席B
    寄りに起伏自在にし、前記ロツク機構Hのハンド
    ル29を回動して係止片28をロツクブラケツト
    31に対し嵌脱自在にし、後席Cの後脚47を床
    15に対し係脱自在にすることによつて、後脚4
    7を後席Cの座部34の底面34a側に廻動自在
    にし、また後席Cの背部35を座部34上に折曲
    重合すると同時に背部35の折曲操作に連動して
    ロツクピン40をスプリング44の弾力に抗して
    ブラケツト37の孔37bより抜いて座部34を
    起伏自在にし、後席Cの背部35の側面35cに
    連結杆36を回動自在に軸支すると共に該連結杆
    36に係合凹部36aを形成し、前席Bの座部4
    の後面4bにベルト50aを介して連結具50b
    を垂設し、該連結具50bをリアフロアーフロン
    ト51に垂設したアンカープレート50dに係脱
    自在にし、前席Bの背部5を折曲重合した座部4
    を前脚14の上下の軸18,19を中心に回動起
    立させて連結具50bをアンカープレート50d
    に連結して前席Bをリアフロアーフロント51に
    固定可能にし、折り畳み起立固定した前席Bの背
    後に、折り畳み起立させた後席CをリンクLを介
    して回動近接させ連結杆36の係合凹部36aを
    前席Bの突起10に係合して後席Cを前席Bに固
    定可能にしたことを特徴とする貨客兼用自動車に
    於ける運転席後方の座席の折り畳み及び固定機
    構。
JP1984007358U 1984-01-23 1984-01-23 貨客兼用自動車に於ける運転席後方の座席の折り畳み及び固定機構 Granted JPS60118531U (ja)

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