JP2005193756A - 車両用スロープ装置 - Google Patents

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Abstract

【課題】 複数のスロープ部材を折り畳み格納可能に連結して車両用スロープ装置を構成する場合に、構造の複雑化及び操作の煩雑化を招くことなく、スロープ部材が格納状態でがたつかないようにする。
【解決手段】 第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16を蝶番17により連結する。第1スロープ部材15にホルダ部材30を配設する。ホルダ部材30に両スロープ部材15、16を折り畳んだ状態で第2スロープ部材16の縦板部16bに係合する保持部30bを形成する。ホルダ部材30に両スロープ部材15、16の間に位置してこれら両スロープ部材15、16の隙間Sを一定に保つスペーサ部30cを形成する。
【選択図】 図1

Description

本発明は、例えば自動車等の車室に車椅子等の収容物を搭載する場合に用いる車両用スロープ装置に関する。
従来より、例えば特許文献1に開示されているように、利用者が着座した状態の車椅子を車室に搭載して運搬する車椅子搭載車両が知られている。このような車椅子搭載車両においては、介護者が車椅子の搭載作業を容易に行えるようにスロープ装置が装備されている。この特許文献1のスロープ装置は2つのスロープ部材がヒンジ機構により連結されてなるものであり、一方のスロープ部材がフロアパネルに回動可能に連結されてスロープ装置がフロアパネルに取り付けられている。
上記のようなスロープ装置を使用するときには、一方のスロープ部材をフロアパネルに対して回動させるとともに両スロープ部材を展開させることにより、両スロープ部材をフロアパネルと地面との間に架け渡す。一方、使用しないときには、両スロープ部材を折り畳んで重ねるとともにフロアパネルに対して回動させることにより起立状態として車室に格納する。このように、スロープ装置を折り畳み式に構成することにより、不使用時にはコンパクトに格納し、使用時には展開して接地させることで車椅子の搭載作業を容易にすることができる。
特開2002−307997号公報(第2頁、第3頁、図1、図2)
しかしながら、上記特許文献1のスロープ装置のように2つのスロープ部材を重ね合わせて格納すると、車両走行時の振動等により両スロープ部材が接触して異音が発生する虞れがある。このことを防止するために、例えば両スロープ部材を格納した後にフックやベルトを用いて両スロープ部材ががたつかないように保持することが考えられるが、こうすると、スロープ装置の構造が複雑化するとともに、フックやベルトの操作が必要となってスロープ装置の展開動作及び折り畳み動作が煩雑になってしまう。
本発明は斯かる点に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、複数のスロープ部材を折り畳み格納可能に連結して構成した車両用スロープ装置において、構造が複雑になるのを回避しかつ展開動作及び折り畳み動作の煩雑化を招くことなく、スロープ部材を格納状態でがたつきなく保持できるようにすることにある。
上記目的を達成するために、本発明では、スロープ部材に係合して格納状態を保持するホルダ部材を設け、該ホルダ部材に、格納状態としたときに両スロープ部材の間に位置するスペーサ部を設けた。
具体的には、互いに回動可能に連結された第1スロープ部材及び第2スロープ部材を備え、これら両スロープ部材を展開させることにより車室に収容物を導く使用状態となる一方、両スロープ部材を折り畳んで重ねることにより車室に格納される格納状態となるように構成された車両用スロープ装置を対象とする。
そして、上記第1スロープ部材には、格納状態としたときに、上記第2スロープ部材に係合して格納状態を保持する保持部と、両スロープ部材の間に位置して該両スロープ部材と接するスペーサ部とを備えたホルダ部材を設ける構成とする。
この構成によれば、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を折り畳み方向に互いに回動させると、これら両スロープ部材の間にホルダ部材のスペーサ部が位置し該スペーサ部が両スロープ部材に接して該両スロープ部材の間隔が所定寸法に保たれるとともに、ホルダ部材の保持部が第2スロープ部材に係合する。これにより、両スロープ部材はがたつきが防止されて格納状態で保持される。また、この格納状態ではホルダ部材の保持部が第2スロープ部材に係合しているだけなので、使用状態とする際には、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を互いに展開方向に回動させるだけで、ホルダ部材の保持部が第2スロープ部材から離脱して使用状態となる。
請求項2の発明では、請求項1の発明において、第2スロープ部材は、使用状態としたときに車室に収容物を導くように延びるスロープ部と、該スロープ部の幅方向両側から立ち上がる縦板部とを備え、該縦板部にホルダ部材の保持部が係合する構成する。
この構成によれば、第2スロープ部材が縦板部により補強されて、第2スロープ部材の肉厚を厚くすることなく第2スロープ部材の剛性が確保される。そして、この縦板部にホルダ部材が係合するので、第2スロープ部材にホルダ部材との係合部を別途設ける必要がなくなり、第2スロープ部材の構造が簡素化される。
請求項3の発明では、請求項1又は2の発明において、ホルダ部材は、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を使用状態としたときに地面に接する接地部を備える構成とする。
この構成によれば、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を展開するとホルダ部材の接地部が地面に接地し、収容物を導く際に両スロープ部材に作用する荷重を接地部により支えることが可能となる。これにより、両スロープ部材の剛性を高めることなく、該両スロープ部材の撓みが抑えられる。
請求項4の発明では、請求項3の発明において、ホルダ部材を第1スロープ部材の幅方向両側にそれぞれ設け、該第1スロープ部材には該第1スロープ部材の幅方向に延びる補強部材を設け、該補強部材の長手方向両側を上記ホルダ部材にそれぞれ固定する構成とする。
この構成によれば、補強部材により両スロープ部材の撓みが抑制され、この補強部材に作用する荷重を、該補強部材の長手方向両側においてホルダ部材の接地部により支えることが可能となって両スロープ部材が安定する。
請求項5の発明では、請求項1〜4のいずれか1つの発明において、第1スロープ部材及び第2スロープ部材は格納状態で起立しており、ホルダ部材は、上記両スロープ部材を格納状態としたときに車体側に当接して両スロープ部材を倒れないように保持する当接部を備える構成とする。
この構成によれば、両スロープ部材を格納状態にすると、車室の平面視で両スロープ部材が占める面積が小さくなり、車室を有効に利用することが可能となる。そして、両スロープ部材を格納状態としたときにホルダ部材の当接部が車体側に当接して両スロープ部材が倒れることなく保持される。
請求項6の発明では、請求項1〜5のいずれか1つの発明において、ホルダ部材が弾性材からなる一体成形品である構成とする。
この構成によれば、ホルダ部材の各部が一体に成形されて1つの部品となるので、スロープ装置の部品点数の増加が抑制される。また、各スロープ部材に接触する保持部及びスペーサ部が弾性材からなるため、車両走行時の振動等による異音の発生を未然に防止することが可能となる。
請求項7の発明では、請求項6の発明において、ホルダ部材には、第1スロープ部材に固定されて上記ホルダ部材の接地部構成箇所まで延びる補強用インサート部材を埋設する構成とする。
この構成によれば、両スロープ部材に作用する収容物の荷重をインサート部材で支えることが可能となってホルダ部材の変形量が小さくなる。
請求項1の発明によれば、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を互いに折り畳み方向に回動させることで、両スロープ部材の間にホルダ部材のスペーサ部が位置するとともに、ホルダ部材の保持部が第2スロープ部材に係合して両スロープ部材を格納状態で保持することができる。これにより、従来のようにスロープ装置にフックやベルトを設けなても両スロープ部材を格納状態でがたつきなく保持することができるので、スロープ装置の構造が複雑になるのを回避することができるとともに、スロープ装置を展開させる際及び折り畳む際の動作が煩雑になるのを回避することができる。
請求項2の発明によれば、第2スロープ部材にスロープ部から立ち上がる縦板部を設け、この縦板部にホルダ部材を係合させるようにしたので、第2スロープ部材の補強構造をホルダ部材との係合部として利用することが可能となって、第2スロープ部材に係合部を別途設ける必要がなくなる。これにより、第2スロープ部材の構造を簡素化できてスロープ装置のコストを低減することができる。
請求項3の発明によれば、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を展開するとホルダ部材の接地部が地面に接するので、両スロープ部材の剛性を高くしなくても撓みを抑えることが可能となって、スロープ装置の小型化及び軽量化を図ることができる。
請求項4の発明によれば、補強部材により第1スロープ部材の撓みを抑えることができる。そして、この補強部材の長手方向両側をホルダ部材の接地部で支えることができて、収容物を導く際に両スロープ部材を安定させることができる。
請求項5の発明によれば、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を起立した状態で格納するので、車室を有効に利用することができて該車室への収容物の収容量を十分に確保することができる。この場合に、両スロープ部材を格納状態にすると、ホルダ部材の当接部が車体側に当接してスロープ部材が倒れるのを防止することができる。
請求項6の発明によれば、ホルダ部材を弾性材からなる一体成形品としたので、部品点数の増加が抑制されてスロープ装置の組み立て工数を削減することができる。また、ホルダ部材のスロープ部材に接触する部分が弾性材であるため、異音の発生を未然に防止できて車室の静粛性を確保することができる。
請求項7の発明によれば、第1スロープ部材に固定されてホルダ部材の接地部構成箇所まで延びる補強用インサート部材をホルダ部材に埋設したので、収容物を導く際にホルダ部材の変形量を小さくすることができて、スロープ部材の撓みを抑えることができる。
以下、本発明の実施形態を図面に基づいて詳細に説明する。
図2は、本発明の実施形態に係る車両用スロープ装置1を備えた車椅子搭載車両2を示す。尚、この実施形態の説明では、説明の便宜を図るために、「前」とは車両の前側を、また「後」とは車両の後側を、また「左」とは車両の左側を、さらに「右」とは車両の右側をそれぞれ表すこととしている。
上記車椅子搭載車両1の車室Rは、フロアパネル3、左右の両側部パネル4、5及びルーフパネル6を組み合わせて構成されており、車室Rの後半部が収容物としての車椅子Aを搭載するための車椅子搭載スペースTとされている。この車椅子搭載スペースTには、車椅子Aを搭載しない通常時に折り畳み式の後部座席(図示せず)が配置されており、車椅子Aを搭載する場合には、上記後部座席を折り畳んで前方の運転席側へ跳ね上げて固定しておく。尚、後部座席を車体から取り外し可能に構成し、この後部座席を取り外すことにより車椅子Aを搭載可能とするようにしてもよい。
上記ルーフパネル6の後縁には、バックドア10が一対のガスステー(図示せず)により上下方向に回動可能に取り付けられている。また、上記フロアパネル3は、車椅子Aを低い位置に搭載するために後部バンパ11よりも低い位置に設定されており、低床化が図られている。このフロアパネル3の後縁部にはテールゲート12が取り付けられている。該テールゲート12は樹脂材を成形してなるものであり、閉状態で後方から見て左右方向に長い矩形の厚肉板状に形成され、内部は中空とされている。テールゲート12のフロアパネル3側端部は、左右方向に延びる回動軸によりフロアパネル3に軸支されていて、テールゲート12はこの回動軸周りに上下方向に回動可能とされている。
上記テールゲート12の左右両側部には、車体側に配設された一対のストライカに係脱するラッチ機構(共に図示せず)がそれぞれ配設されている。そして、テールゲート12を閉状態とすると上記ラッチ機構が車体のストライカに係合してテールゲート12の閉状態が保持され、このときテールゲート12は該テールゲート12の車室側の面が略鉛直に延びた状態となる。一方、上記ラッチ機構を操作してストライカとの係合状態を解除すると、図1に示すようにテールゲート12が開放される。このテールゲート12及び上記バックドア10を開放することで、図2に示すように車両1の後端部が略全体に亘って開口し、この開口から上記車椅子Aが搭載される。
また、上記テールゲート12は、開放された状態で該テールゲート12のフロアパネル3と反対側の縁部が、該フロアパネル3の後縁部よりも下方に位置した状態で保持されるようになっている。このため、上記テールゲート12の車室R側の面は、開放された状態にあるテールゲート12の上面となるとともに、後側へ行くほど下方に位置するように傾斜する。このテールゲート12の車室R側の面には、例えばアルミニウム合金製の補強板(図示せず)が貼り付けられている。
上記スロープ装置1は、図1及び図2に示すように、第1スロープ部材15と第2スロープ部材16とをヒンジ機構としての蝶番17を介して互いに回動可能に連結してなるものであり、第2スロープ部材16の蝶番17と反対側の縁部が上記テールゲート12のフロアパネル3と反対側の縁部に回動可能に取り付けられている。上記第1スロープ部材15は例えばアルミニウム合金製の板材をプレス成形してなるものであり、平坦に延びて車椅子Aを上記車椅子搭載スペースTに導くスロープ部15aと、該スロープ部15aの幅方向である左右方向両縁部から立ち上がる一対の縦板部15bとを備えている。これらスロープ部15aと両縦板部15bとにより、車椅子Aが走行する側に開放するコ字状断面が形成され、これにより、第1スロープ部材15の板材の厚みを厚くすることなく剛性が確保されるようになっている。また、上記縦板部15bは、スロープ部15aを走行する車椅子Aの車輪が該スロープ部15aから脱落するのを防止するガイドの機能も有している。尚、上記第2スロープ部材16も第1スロープ部材15と同様にスロープ部16a及び一対の縦板部16bを備えたプレス成形品である。
上記蝶番17は、左右方向に間隔をあけて3つ設けられ、第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16を展開した状態で下側に位置するように両スロープ部材15、16に締結固定されている。この蝶番17により上記第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16が互いに回動して、展開した使用状態と折り畳まれて重なった格納状態とに切り替えられるようになっている。両スロープ部材15、16の格納状態では、上記蝶番17が両スロープ部材15、16の間に位置するため、図1及び図4に示すように、該両スロープ部材15、16の間には隙間Sが形成されている。また、第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16には、展開方向に回動されたときに、両スロープ部材15、16のスロープ部15a、16aが略同一平面上に位置した状態でそれ以上の回動を規制するための周知のストッパ機構(図示せず)が設けられている。
図3に示すように、上記第2スロープ部材16は、蝶番17と反対側が連結機構20を介してテールゲート12のフロアパネル3と反対側に取り付けられている。この連結機構20は第2スロープ部材16の左右両端側にそれぞれ設けられていて、各連結機構20は、上記第2スロープ部材16の縦板部16bに締結固定される第1部材21と、上記テールゲート12の車室R側の面に締結固定される第2部材22とから構成されている。これら第1部材21及び第2部材22は共に板材を成形してなるものであり、第2部材22には左右方向に延びる支軸23が設けられ、この支軸23が第1部材21に形成された孔部21aに挿通されており、第2スロープ部材16が支軸23周りに回動するようになっている。
上記テールゲート12を開放した状態で、第2スロープ部材16を後側へ回動させると、該第2スロープ部材16のスロープ部16aと上記テールゲート12の車室R側の面とが略同一平面上に位置して展開する。この状態では、図示しない周知のストッパ機構により第2スロープ部材16の展開方向への回動が規制されている。
すなわち、スロープ装置1を使用する場合には、テールゲート12を開放した状態で、第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16を蝶番17の回動軸周りに回動させ、かつ第2スロープ部材16をテールゲート12に対して支軸23周りに回動させて、これら両スロープ部材15、16のスロープ部15a、16a及びテールゲート12の車室R側の面を略同一平面上に位置付ける。これにより、図1に仮想線で示すように、両スロープ部材15、16及びテールゲート12が展開してフロアパネル3と地面Gとの間に架け渡された状態となって、スロープ装置1が使用状態となる。
一方、スロープ装置1を使用しないときには、第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16を折り畳み方向に回動させるとともに、第2スロープ部材16をテールゲート12と重なる方向に回動させることで、図1に実線で示すように、これらスロープ部材15、16及びテールゲート12が重なる。そして、テールゲート12を閉状態とすることでスロープ装置1が車室Rに格納された格納状態となる。つまり、この格納状態においては両スロープ部材15、16のスロープ部15a、16aがテールゲート12の車室R側の面と略同じ方向に延びていて、両スロープ部材15、16は起立した状態となる。
また、上記第1スロープ部材15の両縦板部15aには取っ手25が配設されている。該取っ手25は、棒材をコ字状に折り曲げてなるものであり、その開放側の両端部に締結部材を挿通させて縦板部15aに締結固定されている。
さらに、上記第1スロープ部材15には、該第1スロープ部材15と第2スロープ部材16とを折り畳んだときに該第2スロープ部材16が第1スロープ部材15から離れないように保持するホルダ部材30が配設されている。該ホルダ部材30は弾性材としてのゴムからなる一体成形品であり、図4に示すように、上記第1スロープ部材15の縦板部15bに沿って延びる取付部30aと、この取付部30aからスロープ部15aの裏側方向へ突出する保持部30bと、上記取付部30aと保持部30bとの間から第1スロープ部材15のスロープ部15a裏面に沿って延びるスペーサ部30cとを備えている。図5に示すように、上記取付部30aには一対の取付孔30dが形成されており、これら取付孔30dの縦板部15bと反対側の内径は、図4に示すように、取付孔30dの縦板部15b側の内径よりも大きく設定されていてナット31が挿入されるようになっている。一方、上記縦板部15bの取付孔30d対応箇所には孔部15cが形成され、ボルト32が挿通するようになっている。
上記ホルダ部材30のスペーサ部30cは、取付部30a側である基端側の肉厚が先端側よりも厚く設定されている。具体的には、このスペーサ部30cの基端側の肉厚は、両スロープ部材15、16を格納状態とした際に該両スロープ部材15、16の間に形成される隙間Sよりも若干厚く設定されていて、この基端側が格納状態にある両スロープ部材15、16のスロープ部15a、16aに接して両スロープ部15a、16aに挟持されるようになっている。また、スペーサ部30cの先端側には一対の取付孔30eが形成される一方、スロープ部15aの取付孔30e対応箇所には孔部15dが形成されている。
上記ホルダ部材30の保持部30bは、第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16を格納状態としたときに、第2スロープ部材16の縦板部16bに係合するように形成されている。すなわち、上記保持部30bの縦板部16b側の面は、第2スロープ部材16を第1スロープ部材15に対して回動させた際における縦板部16bの保持部30b側の面の軌跡よりも若干スロープ部16a内側寄りに位置していて、縦板部16bが保持部30bに係合した状態では、該保持部30bはスロープ部16a外側へ弾性変形した状態となり、これにより、保持部30bと縦板部16bとが強く密着して第1スロープ部材15と第2スロープ部材16とが離れないようになっている。
上記保持部30bの取付部30a側と反対側の端部には、上記第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16を使用状態としたときに地面Gに接する接地部30fが形成されている。この接地部30fの地面Gと接する面は、図5に示すように、側面視で地面G側へ向けて湾曲している。また、図4に示すように、接地部30fには、格納状態としたときに車体側部材35に当接する当接部30gがスペーサ部30cと反対側に突出するように形成されている。上記両スロープ部材15、16を折り畳んでテールゲート12を閉じて格納状態としたときに上記当接部30gが車体側部材35にその後方から当接し、これにより、第1スロープ部材15が前方へ倒れるのが防止される。
上記ホルダ部材30には、補強用のインサート部材37が埋設されている。該インサート部材37は金属板材を成形してなるものであり、ホルダ部材30の取付部30a構成箇所から接地部30f構成箇所まで延びた後、スペーサ部30cの突出方向と反対側に折り曲げられ、その先端部が当接部30g構成箇所に位置している。上記インサート部材37には、ホルダ部材30の取付孔30dと同心上に孔部37aが形成されていて、上記縦板部15bのスロープ部15a側からボルト32を孔部15c、取付孔30d及び孔部37aに挿通させて上記ナット31に螺合させることで、インサート部材37及び取付部30aが縦板部15bに締結固定される。
また、図3に示すように、上記第1スロープ部材15のスロープ部15a裏面には、幅方向に延びる補強部材38が設けられている。該補強部材38は例えばアルミニウム合金製の板材をプレス成形してなるものであり、スロープ部15a側に開放したコ字状断面を有しており、開放側の両端部には、スロープ部15aに密着するように延びるフランジ38aがそれぞれ形成されている。このフランジ38aには孔部38bが複数形成される一方、スロープ部15aにも対応する孔部15dが形成されており、これら孔部38b、15dにボルトを挿通させてナット(共に図示せず)を螺合させることにより補強部材38が第1スロープ部材15に締結固定されるようになっている。この補強部材38の幅方向両端部には、上記ホルダ部材30の取付孔30eに対応して孔部38cが形成されていて、該孔部38c、取付孔30e及び孔部15dにボルト39を挿通させてナット40を螺合させることで、ホルダ部材30のスペーサ部30cがスロープ部15aに締結固定されるとともに補強部材38がスペーサ部30cに締結固定される。
次に、上記のように構成された車椅子搭載車両2に車椅子Aを搭載する場合について説明する。まず、上記バックドア10及びテールゲート12を開放した後、取っ手25を持って第1スロープ部材15を引き上げながら後方へ移動させるようにすると、ホルダ部材30の保持部30bが第2スロープ部材16の縦板部16bから離脱し、第1スロープ部材15と第2スロープ部材16とが互いに回動するとともに、該第2スロープ部材16がテールゲート12に対して回動し、スロープ装置1がフロアパネル3と地面Gとの間に架け渡された使用状態となる。この使用状態にあるスロープ装置1は、幅方向両側がホルダ部材30の接地部30fにより地面Gに支えられている。
そして、利用者が着座した車椅子Aを介護者が押して第1スロープ部材15のスロープ部15a、第2スロープ部材16のスロープ部16a及びテールゲート12の補強板上を走行させて車椅子搭載スペースTに搭載する。この搭載された車椅子Aは図示しない車椅子固定装置によりフロアパネル3に固定される。
車椅子Aを固定した後にスロープ装置1を格納する。まず、上記取っ手25を持って第1スロープ部材15を上方かつ前方へ移動させるようにすることで、両スロープ部材15、16が折り畳まれて重なるとともに、これら両スロープ部材15、16がテールゲート12の補強板上に重なる。このときに第1スロープ部材15を下方へ押さえつけるだけで、ホルダ部材30の保持部30bが第2スロープ部材16の縦板部16bに係合して両スロープ部材15、16を格納状態で保持することが可能となる。この格納状態では、両スロープ部材15、16の間にホルダ部材30のスペーサ部30cが位置しているので、該両スロープ部材15、16の間隔が所定寸法に保たれており、両スロープ部材15、16のがたつきが防止される。その後、バックドア10及びテールゲート12を閉状態とすることで、ホルダ部材30の当接部30gが車体側部材35に当接して両スロープ部材15、16が車室Rにおいて起立した状態で保持される。
したがって、この実施形態に係るスロープ装置1では、第1スロープ部材15にホルダ部材30を設け、該ホルダ部材30の保持部30bを第2スロープ部材16の縦板部16bに係合させるとともに、スペーサ部30cを両スロープ部材15、16の間に位置付けることにより格納状態とするようにしたので、従来のように両スロープ部材15、16を格納状態で保持するフックやベルトを設けることなく、両スロープ部材15、16をがたつきなく保持することができて、スロープ装置1の構造が複雑になるのを回避することができるとともに、両スロープ部材15、16を展開させる際及び折り畳む際の動作が煩雑になるのを回避することができる。
また、格納状態とする際に、第2スロープ部材16の補強用の縦板部16bにホルダ部材30の保持部30bを係合させるようにしたので、第2スロープ部材16にホルダ部材30との係合部を別途設ける必要がない。これにより、第2スロープ部材16の構造を簡素化できて、スロープ装置1のコストを低減することができる。
また、スロープ装置1を起立した状態で車室Rに格納するので、車室Rを有効に利用することができて、車椅子搭載スペースTを広く確保することができる。そして、テールゲート12を閉じる動作を行うだけで、ホルダ部材30の当接部30gが車体側部材35に当接して両スロープ部材15、16が倒れるのを防止することができる。
また、ホルダ部材30をゴムからなる一体成形品としたので、部品点数の増加を抑制することができて、スロープ装置1の組み立て工数を削減することができるとともに、格納状態でホルダ部材30が第1スロープ部材15及び第2スロープ部材16に接触しても異音が発生することはなく、車室Rの静粛性を確保することができる。このホルダ部材30はゴム以外の例えば樹脂材等で成形してもよい。
一方、使用状態としたときには、ホルダ部材30の接地部30fにより車椅子Aの荷重を支えることができる。これにより、第1スロープ部材15、第2スロープ部材16や蝶番17の剛性を高くしなくても両スロープ部材15、16の撓みを抑えることができて、スロープ装置1の小型化及び軽量化を図ることができる。
さらに、第1スロープ部材15に補強部材38を設け、上記ホルダ部材30を補強部材38の幅方向両側にそれぞれ配設して該補強部材38に固定したので、車椅子Aを搭載する際に補強部材38の幅方向両側を支えることが可能となる。これにより、車椅子Aを搭載する際に両スロープ部材15、16を安定させることができる。
加えて、上記ホルダ部材30に補強用のインサート部材37を埋設したので、車椅子Aの荷重が作用した際のホルダ部材30の変形量を小さくすることができて、両スロープ部材15、16の撓みをより小さくすることができる。
尚、この実施形態では、車椅子Aを搭載する場合について説明したが、車椅子搭載スペースTに搭載した車椅子Aを降ろす場合にも本発明のスロープ装置1を用いることができるのはもちろんのことである。
また、この実施形態では、ホルダ部材30を第1スロープ部材15に取り付けるようにしたが、ホルダ部材30は第2スロープ部材16に取り付けるようにしてもよい。この場合には、格納状態とするときにホルダ部材30の保持部30bを第1スロープ部材15の縦板部15bに係合させる。
さらに、この実施形態では、スロープ装置1をテールゲート12に取り付けるようにしているが、フロアパネル3に同様な連結機構20を介して取り付けるようにしてもよい。
以上説明したように、本発明に係る車両用スロープ装置は、例えば自動車の車室に車椅子を搭載するのに用いることができる。
開放した状態にあるテールゲート及びスロープ装置の側面図である。 スロープ装置の使用状態を説明する車椅子搭載車両の斜視図である。 テールゲート及びスロープ装置の分解斜視図である。 図1のテールゲートを閉じた場合のA−A線断面図である。 ホルダ部材をスペーサ部側から見た側面図である。
符号の説明
1 車両用スロープ装置
15 第1スロープ部材
15a スロープ部
16 第2スロープ部材
16a スロープ部
30 ホルダ部材
30b 保持部
30c スペーサ部
30f 接地部
30g 当接部
37 インサート部材
38 補強部材
A 車椅子(収容物)
R 車室

Claims (7)

  1. 互いに回動可能に連結された第1スロープ部材及び第2スロープ部材を備え、これら両スロープ部材を展開させることにより車室に収容物を導く使用状態となる一方、両スロープ部材を折り畳んで重ねることにより車室に格納される格納状態となるように構成された車両用スロープ装置であって、
    上記第1スロープ部材には、格納状態としたときに、上記第2スロープ部材に係合して格納状態を保持する保持部と、両スロープ部材の間に位置して該両スロープ部材と接するスペーサ部とを備えたホルダ部材が設けられていることを特徴とする車両用スロープ装置。
  2. 請求項1に記載の車両用スロープ装置において、
    第2スロープ部材は、使用状態としたときに車室に収容物を導くように延びるスロープ部と、該スロープ部の幅方向両側から立ち上がる縦板部とを備え、
    上記縦板部にホルダ部材の保持部が係合することを特徴とする車両用スロープ装置。
  3. 請求項1又は2に記載の車両用スロープ装置において、
    ホルダ部材は、第1スロープ部材及び第2スロープ部材を使用状態としたときに地面に接する接地部を備えていることを特徴とする車両用スロープ装置。
  4. 請求項3に記載の車両用スロープ装置において、
    ホルダ部材は第1スロープ部材の幅方向両側にそれぞれ設けられ、
    上記第1スロープ部材には該第1スロープ部材の幅方向に延びる補強部材が設けられ、
    上記補強部材の長手方向両側が上記ホルダ部材にそれぞれ固定されていることを特徴とする車両用スロープ装置。
  5. 請求項1〜4のいずれか1つに記載の車両用スロープ装置において、
    第1スロープ部材及び第2スロープ部材は格納状態で起立しており、
    ホルダ部材は、上記両スロープ部材を格納状態としたときに車体側に当接して両スロープ部材を倒れないように保持する当接部を備えていることを特徴とする車両用スロープ装置。
  6. 請求項1〜5のいずれか1つに記載の車両用スロープ装置において、
    ホルダ部材は弾性材からなる一体成形品であることを特徴とする車両用スロープ装置。
  7. 請求項6に記載の車両用スロープ装置において、
    ホルダ部材には、第1スロープ部材に固定されて上記ホルダ部材の接地部構成箇所まで延びる補強用インサート部材が埋設されていることを特徴とする車両用スロープ装置。
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