JPH0230346Y2 - - Google Patents

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JPH0230346Y2
JPH0230346Y2 JP1984034380U JP3438084U JPH0230346Y2 JP H0230346 Y2 JPH0230346 Y2 JP H0230346Y2 JP 1984034380 U JP1984034380 U JP 1984034380U JP 3438084 U JP3438084 U JP 3438084U JP H0230346 Y2 JPH0230346 Y2 JP H0230346Y2
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JP
Japan
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differential
gear
case
driving
driving gear
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JP1984034380U
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JPS60145934U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、農用トラクターの車輪用差動装置に
関する。
上記差動装置において、従来、実開昭56−9920
号公報に開示されるように、ドライビングピニオ
ンギアー及び差動部のいずれもがドライビングギ
アーの同一横側面の側に配置されていた。
この従来装置にあつては、差動部とドライビン
グピニオンギアーとが前後に並列し、デフアレン
シヤルギアーケースとドライビングピニオンギア
ーとが接触しないようにドライビングギアーの外
径をデフアレンシヤルギアーケースの外径より極
めて大にする必要があるために、差動装置ケース
の外径が大になつていた。その結果、差動装置ケ
ースの地上高が低くなり、左右車輪の間に畝が位
置する状態での作業時に、畝や作物が差動装置ケ
ースに接触し易い不都合を伴つていた。
本考案の目的は、差動装置を外径の小さい極力
コンパクトなものにできるように、しかも、ドラ
イビングギアー及び差動部の支持が簡単な構造で
もつて強固に行われるようにすることにある。
本考案の特徴は農用トラクターの車輪用差動装
置において、次のように構成することにある。つ
まり、ベベルギアー形状のドライビングギアーに
おけるギア歯とは反対側の端面と、デフアレンシ
ヤルギアーケースの端面とを突合わせ状態でボル
ト連結すると共に、前記ドライビングギアーとデ
フアレンシヤルギアーケースとをドライビングピ
ニオンギアーの同一横側に配置し、前記デフアレ
ンシヤルギアーケースとデフケースの間に介装さ
れたベアリングの外径と、前記ドライビングギア
ーの外径とをほぼ同一にし、前記ベアリングを、
前記デフアレンシヤルギアーケースにこれの回転
軸芯側に入り込む状態で、かつ、前記ドライビン
グギアー及び前記デフアレンシヤルギアーケース
に跨がる状態で配置してあることにあり、その作
用及び効果は次のとおりである。
ベベルギアー形状のドライビングギアーとデフ
アレンシヤルギアーケースとを前述のように突合
わせ連結すると、このドライビングギアーと差動
部(デフアレンシヤルギアーケース等)とをドラ
イビングピニオンギアーに対して同一横側に並置
できて、ドライビングピニオンギアーを出力軸芯
方向視で差動部とラツプする状態に出力軸芯側に
寄せられることになるから、ドライビングギアー
を外径が前記ベアリングの外径とほぼ同一である
小径なものにできる。その上、前記ベアリングを
デフアレンシヤルギアーケースにこれの回転軸芯
の側に入り込ませることにより、ベアリング外径
を極力小にでき、差動部の外径をも小にでき、全
体として、差動装置の外径が極めて小にできる。
従つて、差動装置外径が小になることにより、
差動装置ケースの地上高を高くでき、これに畝や
作物が接触しにくい有利な状態で作業できるよう
になつた。
前記ベアリングがドライビングギアーとデフア
レンシヤルギアーケースとに跨がつていることに
より、ベアリングのデフアレンシヤルギアーケー
スへの入り込みのためにドライビングギアー及び
デフアレンシヤルギアーケースの夫々の前記連結
ボルトとベアリングの間に位置する箇所にできる
肉薄部分がベアリングで補強されるのであり、ベ
アリングがいずれか一方にのみ取付ける場合のよ
うにドライビングギアーあるいはデフアレンシヤ
ルギアーケースにこれを偏芯させる方向に作用す
る力が連結ボルトのみに作用することのないよう
に、ドライビングギアー及びデフアレンシヤルギ
アーケースの夫々がベアリングを介して差動装置
ケースによつて支持されると共に、この支持が数
少ないベアリングでもつて行わせられる。
従つて、差動装置全体を強度面で優れた使用寿
命の長いものにでき、しかも、構造簡単にでき
た。
以下、本考案の実施例を図面に基いて説明す
る。
第1図に示すように、左右一対の操向型駆動前
車輪1,1及び非操向型駆動後車輪2,2を有し
た走行機体の後部に、ロータリー耕耘装置等の各
種作業装置を昇降操作自在に連結するリフトアー
ム3、及び、連結作業装置に伝動する動力取出し
軸4を設けて、農用トラクターを構成してある。
前車輪1を取付けるに、第2図に示すように、
左右車輪1,1を各別に車軸5を介して支持する
一対の減速伝動ケース部分6,6と、これら減速
ケース部分6,6の一方から他方にわたる一連の
構造用鋼管で作製した直筒状の差動伝動ケース部
分7とから成る伝動ケースを、差動ケース部分7
の左右中間部に溶接した筒軸8及び入力軸ケース
9を介して、機体側の前後一対のボス10,11
に機体前後方向の軸芯P1周りで上下揺動するよ
うに取付けてある。
前輪1の駆動を可能にするに、前記差動伝動ケ
ース部分7に、差動装置12、及び、この差動装
置12の左右一対のサイドギアー13,13に各
別に連動させた左右一対の横向き連動軸14,1
4の夫々を内装し、そして、前記連動軸14にベ
ベルギアー機構15を介して減速連動させた縦向
き連動軸16、この縦向き連動軸16の下端部に
一体形成した小径伝動ギアー17と、このギアー
17に咬合させた状態で車軸5にスプライン外嵌
させた大径受動ギアー18とから成る減速連動機
構の夫々を前記減速伝動ケース部分6に内装して
あり、トランスミツシヨン19の回転出力が差動
装置12に入力され、減速されると共に左右に分
岐され、この分岐出力が車軸5に減速伝達される
ように構成してある。
前輪1,1の操向操作を可能にするに、減速伝
動ケース部分6を、前記縦向き連動軸16を内装
すると共に差動ケース部分7に固定したケース部
6aと、車軸5を備えさせる共に前記固定側ケー
ス部6aに縦向き連動軸16と同芯の縦軸芯P2
周りで揺動自在に連結した揺動側ケース部6bと
から構成してあり、この揺動側ケース部6bをナ
ツクルアーム20により揺動操作するようにして
ある。
前記差動装置12を構成するに、第3図に示す
ように、ベベルギアー形状のドライビングギアー
21において、そのギア歯とは反対側の端面とデ
フアレンシヤルギアーケース23の一方の端面と
を、ボルト22により突合わせ状態で連結してい
る。そして、連結したドライビングギアー21と
デフアレンシヤルギアーケース23の夫々を、ド
ライビングピニオンギアー24の同一横側面の側
に配置し、デフアレンシヤルギアーケース23の
両端側に振り分け配置した状態でデフアレンシヤ
ルギアーケース23と差動伝動ケース部分7の絞
り成形部7aとの間に介した一対のベアリング2
5,26夫々の外径と、ドライビングギアー21
の外径とをほぼ同一にし、前記ベアリング25,
26夫々のインナーレースを、デフアレンシヤル
ギアーケース23にこれの回転軸芯側に入り込ま
せてあり、差動装置12のコンパクト化を図つて
ある。
前記ベアリング25,26のうちドライビング
ギアー21側のもの25のインナーレースを、ド
ライビングギアー21とデフアレンシヤルギアー
ケース23とにこれらの両端部に跨がる状態で外
嵌させてあり、ベアリング25の入り込みと、連
結ボルト22の取付孔とのためにドライビングギ
アー21及びデフアレンシヤルギアーケース23
の夫々にできる薄肉箇所21a又は23aに対す
る補強がベアリング25によつて行われると共
に、ドライビングギアー21、及び、デフアレン
シヤルギアーケース23の夫々がベアリング25
及び26を介して差動伝動ケース部分7によつて
支持されるように構成してある。
【図面の簡単な説明】
図面は本考案に係る農用トラクターの車輪用差
動装置の実施例を示し、第1図は農用トラクター
の側面図、第2図は前輪取付部の一部展開状態の
背面図、第3図は差動装置の断面図である。 7……デフケース、21……ドライビングギア
ー、22……ボルト、23……デフアレンシヤル
ギアーケース、24……ドライビングピニオンギ
アー、25……ベアリング。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. ベベルギアー形状のドライビングギアー21に
    おけるギア歯とは反対側の端面と、デフアレンシ
    ヤルギアーケース23の端面とを突合わせ状態で
    ボルト22連結すると共に、前記ドライビングギ
    アー21とデフアレンシヤルギアーケース23と
    をドライビングピニオンギアー24の同一横側に
    配置し、前記デフアレンシヤルギアーケース23
    とデフケース7の間に介装されたベアリング25
    の外径と、前記ドライビングギアー21の外径と
    をほぼ同一にし、前記ベアリング25を、前記デ
    フアレンシヤルギアーケース23にこれの回転軸
    芯側に入り込む状態で、かつ、前記ドライビング
    ギアー21及び前記デフアレンシヤルギアーケー
    ス23に跨がる状態で配置してある農用トラクタ
    ーの車輪用差動装置。
JP1984034380U 1984-03-09 1984-03-09 農用トラクタ−の車輪用差動装置 Granted JPS60145934U (ja)

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JP1984034380U JPS60145934U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 農用トラクタ−の車輪用差動装置

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JP1984034380U JPS60145934U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 農用トラクタ−の車輪用差動装置

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS60145934U JPS60145934U (ja) 1985-09-27
JPH0230346Y2 true JPH0230346Y2 (ja) 1990-08-15

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ID=30537693

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JP1984034380U Granted JPS60145934U (ja) 1984-03-09 1984-03-09 農用トラクタ−の車輪用差動装置

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JPH0780424B2 (ja) * 1986-10-06 1995-08-30 株式会社クボタ 農用トラクターの走行用伝動構造
JP2011117511A (ja) * 2009-12-02 2011-06-16 Honda Motor Co Ltd 車両の差動装置及び車両

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JPS60145934U (ja) 1985-09-27

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