JPH022981A - 燃料集合体 - Google Patents

燃料集合体

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JPH022981A
JPH022981A JP63143729A JP14372988A JPH022981A JP H022981 A JPH022981 A JP H022981A JP 63143729 A JP63143729 A JP 63143729A JP 14372988 A JP14372988 A JP 14372988A JP H022981 A JPH022981 A JP H022981A
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  • Monitoring And Testing Of Nuclear Reactors (AREA)

Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、燃料集合体及び燃料スペーサに係り、特に、
多数の円筒部材からなる燃料スペーサをもつ燃料集合体
及び燃料スペーサに関するものである。
〔従来の技術〕
沸騰水型原子炉に用いられる燃料集合体の燃料スペーサ
として特開昭59−65287号公報の第2A図に示す
構造が提案されている。この燃料スペーサは、内部に燃
料棒が挿入される多数の円筒スリーブを格子状に配列し
、隣接する相互の円筒スリーブを溶接で結合して構成し
たものである。燃料棒と同様に水ロッドも、円筒スリー
ブ内に挿入されている。
また、水ロッドの外径を大きくしだ太径の水ロッドを設
置した燃料集合体の開発も行なわれている。
〔発明が解決しようとする課題〕
水ロッドは、燃料集合体の横断面中央部の冷却水の割合
を高めることになり、その中央部における中性子の減速
作用を増加させる働きをする。このため、燃料集合体の
横断面中央部の反応度が高くなり、横断面における出力
分布の平担化がなされる。しかし、特開昭59−652
87号公報では、水ロッドの外径が燃料棒の外径と同じ
であり、外径が小さすぎるため水ロッドの機能が十分で
はなかった。水ロッドの機能を最大限に働かせるには、
燃料集合体の横断面中央部の冷却水の割合を最適なもの
とする必要がある。このことを考慮して、特開昭61−
207991号公報の燃料集合体では、外径を太くした
水ロッドを設置した。この燃料集合体の燃料スペーサを
第20図に示す。このスペーサ29は、特開昭59−6
5287号公報に記載のスペーサから中央部門ヶの円筒
スリーブ30を取り去り、あとに生じた空間に太径水ロ
ッド28を設けたものである。
しかし、最適な冷却水の割合にはまた若干不足していた
。水ロッド28をさらに太くするためには、水ロッド2
8の回りに近接するへヶの円筒スリーブ30を取り除く
必要がある。この場合、逆に冷却水の割合が最適値より
多くなってしまう。
そこで、冷却水の割合を最適なものとするために、特開
昭62−21”1186号公報の第8図に示す大径の水
ロッドを二本設置した燃料集合体の開発が進められてい
る。この場合、二本の水ロッドは接することが予想され
、稼動中の流体振動による水ロッド間の摩耗を防止する
ためには、二本の水ロッドを結合する必要がある。従っ
て、第20図に示した従来の水ロッド28に設けられた
突起部27により燃料スペーサ29に設けられた架橋部
材31を介して、燃料スペーサ29を水ロッド28に保
持する構造には単純にできない。
本発明の第1の目的は、水ロッドでのフレッティング・
コロ−ジョンの発生を抑制できしかも燃料スペーサを水
ロッドに容易に保持できる燃料集合体及び燃料スペーサ
を提供することにある。
本発明の第2の目的は、水ロッドの移動を拘束できる燃
料集合体を提供することにある。
本発明の第3の目的は、水ロッドを横方向に押圧する押
圧手段の変形量を大きくできる燃料集合体を提供するこ
とにある。
〔課題を解決するための手段〕
本発明の第1の目的は、2本の水ロッドを互いに結合す
る結合手段と、燃料スペーサの筒状部材に取付けられて
水ロンド側に突出している突出部材と、結合手段及び突
出部材とに設けられて突出部材を結合手段に支持させる
噛合い手段と、水ロッドを噛合い手段側に押圧する手段
とを備えることによって達成できる。
本発明の第2の目的は、結合手段の両側端部に筒状部材
と接触する突起部を形成することによって達成できる。
本発明の第3の目的は、押圧手段が、突出部材と噛合っ
てる結合手段と水ロッドを介して対向している他の結合
手段に設けられていることによって達成できる。
〔作用〕
2本の水ロッドが互いに結合されているので、流動振動
によって水ロッドに発生するフレッティング・コロ−ジ
ョンが減少する。更に結合手段及び突出部材に噛合い手
段を設けているので、水ロッドによる燃料スペーサの保
持を容易に行うことができる。
結合された水ロッドが結合手段の両側端部に設けられた
各突起部と押圧手段との三点によって燃料スペーサに支
持されるので、水ロッドの水平面内での動きが著しく拘
束される。
押圧手段が前述の他の結合手段に設けられているので、
押圧手段の変形量を大きくすることができる。
〔実施例〕
沸騰水型原子炉に適用した本発明の好適な一実施例であ
る燃料集合体を第1図、第2図、第3図及び第4図に基
づいて説明する。
本実施例の燃料集合体1は、第2図及び第3図に示すよ
うに、74本の燃料棒2.」二部タイプレート3.下部
タイプレート4.水ロッド5.燃料スペーサ6及びチャ
ンネルボックス17を有している。
上部タイプレート3及び下部タイプレート4は、燃料棒
2の上端部及び下端部をそれぞれ保持している。74本
の燃料棒2は、9行9列に配置され、隣接する相互の間
隔が燃料スペーサ6にて保持されている。燃料スペーサ
6は、燃料棒2の軸方向に7箇所配置される。チャンネ
ルボックス21は、横断面が実質的に正方形をした筒状
体であって上部タイプレート3に取付けられ、燃料スペ
ーサ6にて束ねられた燃料棒束の周囲を取囲んでいる。
2本の水ロッド5が、燃料集合体1の横断面の中央部に
配置されている。これらの2本の水ロッド5は、燃料集
合体1.すなわちチャンネルボックス17の対向する1
対のコーナを結ぶ対角線上でその中央部に配置され、互
いに接触している。2本の水ロッド5の減速材領域の合
計横断面積は、1本の燃料棒2の横断面積の10倍であ
る。2本の水ロッド5は、減速材領域の横断面積が等し
いので、1本当りの水ロッド5の減速材領域の横断面積
は1本の燃料棒2の横断面積の5倍である。
水ロッド5の外径は、燃料棒2の配列ピッチよりも大き
い、燃料棒2の外径は、約10.6 +nmである。燃
料棒2は、密封された被覆管内に二酸化ウランを焼結し
てなる燃料ペレットを充填している。
2本の燃料棒24は、2本の水ロッド5に隣接して配置
され、これらの水ロッド5を間に挟んで互いに対向して
いる。詳細に言えば、2本の燃料棒2Aは、2本の水ロ
ッド5の軸心を結ぶ直線と直交する燃料集合体1の1本
の対角線上に配置されて2本の水ロッド5に隣接してお
り、2本の水ロッド5の軸心から等距離の位置にある。
2本の水ロッド5及び2本の燃料棒2Aの配置を別の表
現にて示すと、燃料集合体1の横断面中央部で燃料棒2
を3行3列に配置できる領域内で2本の水ロッド5を斜
めに隣接させて配置すると共に、その領域の対向する2
つのコーナ部に2本の水ロッド5に隣接させて各燃料棒
5を配置したものである。2本の燃料棒2Aは、水ロッ
ド5を介在させて対向している。
第1図及び第4図は、燃料スペーサ6の詳細構造を示し
ている。燃料スペーサ6は、特開昭59−65287号
公報の第2A図に示された燃料スペーサと同様に、内部
に燃料棒2が挿入される74個の円筒スリーブ7、リー
プ状バネ8.バンド9.U字部を有する1対のプレート
(架橋部材)10A及びIOB及びプレート(架橋部材
)11を有している。円筒スリーブ7は、内側に突出す
る2個の突起部7Aを有している。円筒スリーブ7は9
行9列に配列されているが、中央部の7個分が取除かれ
ているので74個の円筒スリーブ7が互いに溶接にて接
合されている。接合されて最外周に配列された36個の
円筒スリーブ7の外側にバンド9が取付けられる。ルー
プ状バネ8は、隣接している円筒スリーブ7に取付けら
れる。円筒スリーブ7に挿入された燃料棒2は1円筒ス
リーブ7に設けられた2つの突起部7Aと1つのループ
状バネ8の3点によって保持される。燃料スペーサ6は
、最外周から三列目までに配列された円筒スリーブ7と
、最外周から四列目には対向する1対のコーナを結ぶ対
角線上に配列された2個の円筒スリーブ7(円筒スリー
ブ7B)とを有している。
すなわち、燃料スペーサ6は、1本の対角線上では最外
周から三列目、他の対角線上では最外周から四列目まで
円筒スリーブ7が配置されている。
このように二箇所のみで最外周から四列目に配置された
円筒スリーブ7、及びその他の部分においては最外周か
ら三列目に配置された円筒スリーブ7に取囲まれた内側
の領域6Aに、前述の太径の2本の水ロッド5が挿入さ
れる。領域6Aは、水ロッド挿入領域である。前述の最
外周から4列目に配置された円筒スリーブ7Bとこの両
側に位置して円筒スリーブ7Bに隣接している円筒スリ
ーブ7Cとの領域6Aに面する側面に、U字部IOCを
有するプレートIOAが取付けられる。プレート10B
は、水ロッド5が挿入されていない状態で、プレート1
0Aと対向して配置され、プレート10Aが取付けられ
る円筒スリーブ7B及び7Cと反対側にある円筒スリー
ブ7B及び7Cに取付けられる。各プレートIOA及び
IOAのU字部10Cは、領域6A内に突出している。
1つの対角線上で最外周から3列目のコーナ部に配置さ
れた円筒スリーブ7Dに隣接している2個の円筒スリー
ブ7Eの水ロッド挿入領域6Aに面する側面に、プレー
ト11がそれぞれ取付けられる。
2本の水ロッド9は、前述したように互いに接触し、結
合部材(結合板)12A及び12Bにより結合されてい
る。結合部材12A及び12Bは、水ロッド9を介して
対向しており、第5図に示すよへに水ロッド9の側面に
取付けられている。結合部材12A及び12Bは、水ロ
ッド9の軸方向に燃料スペーサ6と同じ間隔で7箇所に
設けられる。ループ状バネ13が、第6図に示すように
結合部材12Aに取付けられる。結合部材12Bの両側
端は各々の水ロッド5から浮上がっており。
結合部材12Bの両側端部には半円状の突起部14A及
び14Bが形成される。
結合部材12A及び12Bにて結合された2本の水ロッ
ド5が、燃料スペーサ6の中央部の領域6A内に挿入さ
れた状態では、ループ状バネ13がプレート10BのU
字部10Cの側面と接触し。
このループ状バネ13のバネ力によって2本の水ロッド
5がプレート10A側に押圧され、突起部14A及び1
4Bが対向する2個の円筒スリーブ7の側面にそれぞれ
接触している。突起部14A及び14Bは、結合された
2本の水ロッド5の偏心を防止している。
ループ状バネ13で押圧される2本の水ロッド5に設け
られた結合部材12Bは、プレートIOAと噛合うこと
により燃料スペーサ6を支持する。
プレー1〜IOAと結合部材12Bとが噛合う部分(第
1図の■部)の詳細な構造を第7図、第8図及第9図に
基づいて説明する。第10図はプレート10A側からの
斜視図である。プレート10Aは、U字部10Cの側面
に結合部材12B側に突出する突起部15を有している
。結合部材12Bは、その側面にプレートIOAのU字
部10C側に突出した一対の突起部16A及び16Bを
有している。突起部16A及び16Bは、軸方向に所定
の間隔を有して配置されている。プレートIOA及び結
合部材12Bが噛った状態では、第9図に示すように突
起部15.16A及び16Bが軸方向に一直線状に並び
、第8図に示すように突起部15は突起部16Aと突起
部16Bとの間に位置してしかも突起部16Bによって
支持されている。
突起部16Bが突起部15を支持することによって、燃
料スペーサ6が水ロッド5に支持される。
結合された2本の水ロッド5は、ループ状バネ13、突
起部14A及び14Bの3点で燃料スペーサ6に支持さ
れるので、前後左右の動きが拘束される。このため、突
起部15と突起部16A及び16Bとの噛合いが外ずれ
ることはない。なお、燃料スペーサ6間の位置において
も、2本の水ロッド5はループ状バネ13が設けられて
いない結合部材12Aによって結合されている。
ところで、水ロッド5は、全長が約4mあり、軸方向に
配置される7個の燃料スペーサ6を所定位置で前述のよ
うに支持する必要がある。燃料スペーサ6を結合された
2本の水ロッド5に取付ける手順について説明する。燃
料スペーサ6の領域6A内に2本の水ロッド5を挿入し
た状態で、燃料スペーサ6を水ロッド5の軸方向に移動
する。
この燃料スペーサ6が対向する一組の結合部材10A及
びIOBの位置に到達したとき、燃料スペーサ6を第1
図の矢印20の方向に押圧する。
このため、ループ状バネ13はプレートIOBのU字部
10Cによって水ロッド5側に移動し、結合部材12B
の突起部16Aの頂点とプレート10Aの突起部15の
頂点との間に、突起部15を突起部16B側に移動させ
ることが可能な程度の間隙が形成される。この状態で、
突起部15が突起部16Aと突起部16Bとの間の位置
に達するまで、燃料スペーサ6を移動させる。突起部1
5が突起部16Aと突起部16Bとの間に到達したとき
、燃料スペーサ6の移動を停止し、矢印20方向への押
圧力を解消する。このようにして、前述したように突起
部16Bによる突起部15の支持が可能になる。燃料ス
ペーサ6を水ロッド5から取外す場合は、上記の手順を
逆に行えばよい。
冷却水は、炉心の下方より炉心内に装荷された燃料集合
体1内を上昇する。すなわち、冷却水は、下方より下部
タイプレート4内に流入し、さらに、チャンネルボック
ス17内で燃料棒2間の流路を上昇して上部タイプレー
ト3より外部に流出する。
チャンネルボックス17内に流入した冷却水の一部は、
冷却水流入口より水ロッド5内に供給され、水ロッド5
内を上昇して冷却水流出口より水ロッド5の外部に流出
する。水ロッド5は、燃料集合体1の横断面中央の冷却
水の割合を高めることになり、その中央部における中性
子の減速作用を増加させる働きをする。このため、燃料
集合体の横断面中央部の反応度が高くなり、横断面にお
ける出力分布の平坦化がなされる。
燃料集合体1内の冷却水流による、水ロッド5の流動振
動は、結合部材12A及び12Bにて水ロッド5が結合
されているので著しく抑制される。
このため、流動振動で2本の水ロッド5に生じるフレッ
ティング・コロ−ジョンが著しく減少する。
本実施例の燃料集合体1は、突起部15を有するプレー
トIOA及び突起部16A及び16[3を有する結合部
材12Bを備えているので、結合された2本の水ロッド
5による燃料スペーサ6の支持が可能となる。また燃料
スペーサ6の水ロッド5への取付は作業も容易に行える
。従って、燃料集合体1の製作が容易となる。前述のよ
うな燃料スペーサ6の水ロッド5への支持が可能になる
のは、結合部材12A及び12Bが、各々の取付は側で
の2本の水ロッド5の各側面の両方に接する接線よりも
2本の水ロッド5の軸心を結ぶ直線側に位置しているこ
とも影響している。すなわち、突起部15.16A及び
16B、ループ状バネ13の設置が可能となった。また
、燃料スペーサ6を水ロッド5から取外す作業も容易に
実施できる。これは、使用済の燃料集合体1の分解作業
を容易にする。また、水ロッド5は、燃料集合体1内に
冷却水が流れている状態で、燃料棒2と接触することは
ない。
本実施例ではループ状バネ13を結合部材12Aに取付
けている。このため、後述する第12図の燃料スペーサ
のようにループ状バネ13をプレー1〜IOBに取付け
る場合に比べてループ状バネ13の長さを長くでき(結
合部材12Aの高さをプレートIOBの高さよりも自由
に高くできるため)、ループ状バネ13のたわみ量を大
きくできる。これは、燃料スペーサ6の矢印20方向へ
の移動量が大きくなり、燃料スペーサ6を結合部材12
Bに係合させる操作も容易になる。
第11図に示す特性は、第1図に示す燃料集合体1の水
ロッド5の断面積を変えることによって得られたもので
ある。燃料集合体1内における水ロッド5の減速材領域
の合計横断面積を点Mxの面積(燃料棒2の横断面積の
9倍)にすることによって、水ロッドの大きさが寄与す
る燃料経済性は最大になる。しかしながら、2本の太径
の水ロッドを斜めに隣接して配置した燃料集合体におい
て望ましい燃料経済性を得るためには、燃料集合体内の
水ロッドの減速領域の合計横断面積は、1本の燃料棒の
横断面積の7〜12倍の範囲(第11図のLの範囲)に
することが好ましい。
以上の実施例は、隣接する2本の水ロッド5が互いに接
触しているものであるが、それらの水ロッドが間隙を介
して隣接している場合でも、第1図に示す水ロッド5と
燃料スペーサ6との支持構造を適用することができる。
本発明の他の実施例である燃料集合体を、第12図に示
す。第12図は、第1図に示す構造に対応するものであ
る。本実施例の燃料集合体は、燃料集合体1におけるル
ープ状バネ13をプレート10BのU字部10Cに取付
けたものである。
本実施例の他の構成は、燃料集合体1と同じである。こ
のような本実施例は、ループ状バネ13の幅が2本の水
ロン15間にあるプレート12Bの幅に制限されず、よ
り広くすることが可能になる。
このため、ループ状バネ13に生じる応力を、燃料集合
体1よりも低減できる。本実施例は、燃料集合体1と同
じ効果を生じる。
本発明の他の実施例である燃料集合体を、第13図、第
14図、第15図及び第16図に基づいて説明する。第
13図は第1図に示された部分に相当し、本実施例の第
13図に示された以外の部分特に第13図のXIV部以
外の部分は、燃料集合体1と同じ構成となっている。本
実施例の燃料集合体は、第1図の■部を第13図のXI
V部の構成に替えたものである。このため、本実施例は
、結合部材12Bの替り結合部材12Cを2本の水ロッ
ド5に取付け、プレートIOAの替りにプレート10D
を領域6Aに面する3個の円筒スリーブ7の側面に取付
けている。本実施例におけるプレート10Dと結合部材
12Cとの噛合う部分(第13図のXIV部)の詳細な
構成を第14図〜第16図によって説明する。プレート
10Dは、U字部10Cの結合部材12Cに対向する側
面に、開口19を有している。結合部材12Cは、U字
部10Gと対向する部分に、結合部材12Cの一部を突
出して形成した突起部18を有している。
プレート10Cと結合部材12Cとが噛合った状態では
、突起部18が開口19内に挿入されている。このよう
にして突起部18が、燃料スペーサを支持する。本実施
例における燃料スペーサの水ロッド5への取付け、取外
しは、第1図の実施例と同様に行われる。本実施例も、
燃料集合体1と同じ効果を得ることができる。
第17図に本発明の他の実施例である燃料集合体を示す
。本実施例の燃料集合体は、燃料スペーサの構成が若干
変っているだけで燃料集合体1とほとんど同じ構成であ
る。本実施例に用いられる燃料スペーサは、燃料スペー
サ6の各プレート11にループ状バネ21を設けたもの
である。ループ状バネ21も、水ロッド5に接触し、2
本の水ロッド5の水平面内での移動を拘束している。
本実施例は、前述の燃料集合体1と同様な効果が得られ
、更にループ状バネ21を用けているので燃料集合体1
に比べて水ロッド5の水平面内での移動に対する拘束力
が大きくなる。
第18図は、第17図に示された燃料スペーサに対する
他の実施例である。本実施例の燃料スペーサは、第1図
に示された燃料スペーサ6のプレート11を弾性体のプ
レートIIAに替えたものである。プレートIIAの中
央部は水ロッド5側に突出しており、この突出部が水ロ
ッド5に接触している。本実施例の燃料スペーサを用い
た燃料集合体は、第17図の燃料集合体と同じ効果が得
られる。更に、本実施例の燃料スペーサは、第17図の
燃料スペーサに比べてループ状バネ21が不要になるだ
け構造が簡単である。
第19図も、第17図に示された燃料スペーサに対する
他の実施例である。本実施例の燃料スペーサは、第18
図の燃料スペーサのプレートlIAの代りに円筒スリー
ブ7よりも外径の小さな円筒(弾性体で構成)22を2
個の円筒スリーブ7間に配置し、それらの円筒スリーブ
7に取付けたものである。2個の円筒22も、第17図
のループ状バネ21と同様に水ロッド5の水平面内での
動きを拘束している。本実施例の燃料スペーサを用いた
燃料集合体も、第17図の燃料集合体と同様な効果を生
じる。
〔発明の効果〕
2本の水ロッドを結合し、しかも結合手段及び突出部材
に噛合い手段を設けることにより、水ロッドに発生する
フレッティング・コロ−ジョンを減少できしかも水ロッ
ドによる燃料スペーサの保持を容易にできる。
突起部を結合部材の両側端部に設けることにより、水ロ
ッドの水平面内での移動が著しく拘束される。
押圧手段を結合手段に設けることにより、押圧手段の変
形量が大きくなるので燃料集合体組立時に燃料スペーサ
の横方向への移動量が増大でき、結合手段と突出部材と
の噛合わせが容易になる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本発明の好適な一実施例である燃料集合体の横
断面中央部の構成を示し第4図の中央部の拡大図、第2
図は第1図の燃料集合体の縦断面図、第3図は第2図の
燃料集合体の横断面図、第4図は第2図のIV−IV断
面図、第5図は第1図の水ロッドの側面図、第6図は第
5図のループ状バネ13付近の斜視図、第7図は第1図
の1部の拡大図、第8図は第7図の■−■断面図、第9
図は第7図の■矢視図、第10図は結合部材12B付近
の斜視図、第11図は燃料集合体内の余水ロッドの減速
材領域の合計横断面積と無限増倍率との関係を示す特性
図、第12図、第13図及び第17図は本発明の他の実
施例である燃料集合体の横断面中央部の構成図、第14
図は第13図のXIV部の拡大図、第15図は第14図
のXv−X■断面図、第16図は第14図のXVI矢視
図、第18図及び第19図は燃料スペーサの他の実施例
の中央部の構成図、第20図は従来の燃料集合体の横断
面図である。 1・・・燃料集合体、2・・・燃料棒、5・・・水ロッ
ド、6・・・燃料スペーサ、7・・・円筒スリーブ、8
.13・・・ループ状バネ、IOA、IOB、IOD、
11゜11A・・・プレート、10C・・U字部、12
A。 12B、12C・・・結合部材、14A、14B。 15.16A、16B、18・・・突起部、19・・・
開口。 第 ! 凹 第 2  口 3・・水ロフト /4A、/4f5・突起ξp 2燃料棒 5・・水口ツF。 目 5・・・2に口7ド /2八・・・4@合自f材 /3・・・ループq人へ子 5 ・2にロッド 6・・・炉I斗スペーサ ?−ハンド 第82 /S、 /6A 、76B 又起部 産科集合体内の全=hoy)′の 域遠羽2肩域の合tt権W−r面すに 5・・・水ロッド ioA・・・ブレート /QC・・Uり部 12δ゛・縮合部材 /4八14.δ・・・突起部 第 圀 第 凹 早 図 第150 藝 あ 口 早 /8 ■ //A 第 ■ 早 阻 、30

Claims (1)

  1. 【特許請求の範囲】 1、複数の燃料棒と、前記燃料棒の配列ピッチよりも大
    きな寸法の外径を有して隣接して配置された2本の水ロ
    ッドと、前記燃料棒の相互間を所定間隔に保持する燃料
    スペーサとを備え、前記燃料スペーサは前記燃料棒が挿
    入される複数の筒状部材を有している燃料集合体におい
    て、前記2本の水ロッドを互いに結合する結合手段と、
    前記燃料スペーサの前記筒状部材に取付けられて前記水
    ロッド側に突出している突出部材と、前記結合手段及び
    前記突出部材とに設けられて前記突出部材を前記結合手
    段に支持させる噛合い手段と、前記水ロッドを前記噛合
    い手段側に押圧する手段とを備えたことを特徴とする燃
    料集合体。2、前記噛合い手段が前記突出部材の一部と
    前記結合手段の一部で構成される請求項1の燃料集合体
    。 3、前記結合手段の両側端部に前記筒状部材と接触する
    突起部が形成された請求項1の燃料集合体。 4、前記押圧手段が、前記突出部材と噛合つている前記
    結合手段と前記水ロッドを介して対向している他の前記
    結合手段に設けられている請求項1の燃料集合体。 5、燃料棒が挿入される複数の筒状部材を有し、中央部
    に前記筒状部材の配列ピッチよりも大きな寸法の外径を
    有する2本の水ロッドが挿入される領域を有する燃料ス
    ペーサにおいて、前記領域に面する前記筒状部材に前記
    領域内に突出している突出部材を設け、前記突出部材に
    前記水ロッドに設けられた部材と噛合う噛合い手段を設
    けたことを特徴とする燃料スペーサ。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010145232A (ja) * 2008-12-18 2010-07-01 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd 燃料集合体
JP2013217659A (ja) * 2012-04-04 2013-10-24 Global Nuclear Fuel-Japan Co Ltd スペーサ

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JPS63201594A (ja) * 1987-02-18 1988-08-19 株式会社日立製作所 燃料集合体

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