JPH0229818Y2 - - Google Patents
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- Publication number
- JPH0229818Y2 JPH0229818Y2 JP1984124989U JP12498984U JPH0229818Y2 JP H0229818 Y2 JPH0229818 Y2 JP H0229818Y2 JP 1984124989 U JP1984124989 U JP 1984124989U JP 12498984 U JP12498984 U JP 12498984U JP H0229818 Y2 JPH0229818 Y2 JP H0229818Y2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- rotor
- stopper piece
- stopper
- rotation
- reverse
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Expired
Links
- 230000002265 prevention Effects 0.000 claims description 33
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004048 modification Effects 0.000 description 2
- 238000012986 modification Methods 0.000 description 2
- 230000002093 peripheral effect Effects 0.000 description 2
- 230000002411 adverse Effects 0.000 description 1
- 230000005284 excitation Effects 0.000 description 1
- 230000003449 preventive effect Effects 0.000 description 1
- 230000001105 regulatory effect Effects 0.000 description 1
Landscapes
- Connection Of Motors, Electrical Generators, Mechanical Devices, And The Like (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
考案の技術分野
本考案は、逆転防止手段を備えた小型電動機の
逆転防止構造に関するものである。
逆転防止構造に関するものである。
従来技術
インダクター型モータは、精密機器あるいは電
子機器の制御または動力の駆動源として広く用い
られている。
子機器の制御または動力の駆動源として広く用い
られている。
この種のモータは、第1図に示すように、モー
タ枠体1に回転自在に設けられたローター2を有
し、このローター2は、図示されていないステー
タの励磁作用により所望方向に回転をする。そし
て、このローター2の回転は、回転体たる歯車3
を含む減速機構を介して出力軸に伝達される。
タ枠体1に回転自在に設けられたローター2を有
し、このローター2は、図示されていないステー
タの励磁作用により所望方向に回転をする。そし
て、このローター2の回転は、回転体たる歯車3
を含む減速機構を介して出力軸に伝達される。
通常、この種のモータは、原理的に正逆いずれ
の方向にも回転するから、使用に際し、一方向回
転規制をする必要があり、このため、次のような
逆転防止手段が備えられている。
の方向にも回転するから、使用に際し、一方向回
転規制をする必要があり、このため、次のような
逆転防止手段が備えられている。
すなわち、ローター2には、同軸的にストツパ
ー4が固定されており、一方、歯車3にはこの歯
車軸から摩擦的な回転力を受けて回転する回転防
止体、すなわち逆転防止レバー5が設けられてい
る。したがつてローター2が正方向(時計方向)
に回転する場合には、逆転防止レバー5は、反時
計方向に回転し、モータ枠体1の回転止め部6に
係止し、ストツパー4と逆転防止レバー5との接
触が回避され、ローター2は正方向に回転し続け
る。
ー4が固定されており、一方、歯車3にはこの歯
車軸から摩擦的な回転力を受けて回転する回転防
止体、すなわち逆転防止レバー5が設けられてい
る。したがつてローター2が正方向(時計方向)
に回転する場合には、逆転防止レバー5は、反時
計方向に回転し、モータ枠体1の回転止め部6に
係止し、ストツパー4と逆転防止レバー5との接
触が回避され、ローター2は正方向に回転し続け
る。
一方、ローター2が反時計方向つまり逆転起動
した場合には、第2図に示すように、逆転防止レ
バー5が時計方向に回転するため、ストツパー4
のストツパー片4aが逆転防止レバー5の衝接部
5aに衝接し、この衝接反動によつてローター2
が正方向回転に修正される。ところがローター2
の起動時において、ストツパー片4aの向きが一
定に規制されておらず、任意方向であるため、第
2図に示すように、逆転防止レバー5の肩部5b
が最初にストツパー4の根本外周部4bに摺接し
てしまい、その後さらにローター2が逆回転した
ときに初めて前記ストツパー片4aが逆転防止レ
バー5の肩部5bに衝接する場合が生ずる。
した場合には、第2図に示すように、逆転防止レ
バー5が時計方向に回転するため、ストツパー4
のストツパー片4aが逆転防止レバー5の衝接部
5aに衝接し、この衝接反動によつてローター2
が正方向回転に修正される。ところがローター2
の起動時において、ストツパー片4aの向きが一
定に規制されておらず、任意方向であるため、第
2図に示すように、逆転防止レバー5の肩部5b
が最初にストツパー4の根本外周部4bに摺接し
てしまい、その後さらにローター2が逆回転した
ときに初めて前記ストツパー片4aが逆転防止レ
バー5の肩部5bに衝接する場合が生ずる。
ところで、この種の精密モータにおいては、逆
転防止レバー5が根本外周部4bに摺接すること
による負荷の増大は極めて大きく、このため、い
わゆるトルク損失に基づくローター停止現象が発
生するという不都合があり、またロータートルク
に対する余裕が少なくなるという問題があつた。
転防止レバー5が根本外周部4bに摺接すること
による負荷の増大は極めて大きく、このため、い
わゆるトルク損失に基づくローター停止現象が発
生するという不都合があり、またロータートルク
に対する余裕が少なくなるという問題があつた。
考案の目的
したがつて、本考案の目的は、逆転防止時に発
生するモータのトルク損失を効果的に回避するこ
とができる小型電動機の逆転防止構造を提供する
ことにある。
生するモータのトルク損失を効果的に回避するこ
とができる小型電動機の逆転防止構造を提供する
ことにある。
考案の概要
そこで、本考案は、逆転防止体たる逆転防止レ
バーの回転領域内に回転防止体を保持する保持部
材を設け、ローターの逆転起動時における逆転防
止レバーの回転をストツパーに接触する直前で停
止し、逆転防止レバーとストツパーとの摩擦摺接
にともなうトルク損失を効果的に回避する構成と
している。
バーの回転領域内に回転防止体を保持する保持部
材を設け、ローターの逆転起動時における逆転防
止レバーの回転をストツパーに接触する直前で停
止し、逆転防止レバーとストツパーとの摩擦摺接
にともなうトルク損失を効果的に回避する構成と
している。
考案の構成
以下、本考案の構成を図に示す一実施例に基づ
いて具体的に説明する。
いて具体的に説明する。
第3図に示す逆転防止構造は、モータ枠体1内
に従来装置と同様にローター2およびこのロータ
ー2とかみ合う回転体、すなわち歯車3が収容さ
れている。ローター2にはストツパー4が一体的
に設けられており、また歯車3には逆転防止レバ
ー5が歯車軸に対して摩擦摺動自在に設けられて
いる。そして、逆転防止レバー5の回転領域に保
持部材たるストツパーピン7がモータ枠体1に立
設されている。このストツパーピン7の立設位置
は、ローター2が逆回転起動したときに、この逆
転防止レバー5の先端レバー部5cがストツパー
ピン7に係止した状態で、逆転防止レバー5の肩
部5bとストツパー4の根本外周部4b間に所望
のクリアランスrが形成される位置に設けられて
いる。
に従来装置と同様にローター2およびこのロータ
ー2とかみ合う回転体、すなわち歯車3が収容さ
れている。ローター2にはストツパー4が一体的
に設けられており、また歯車3には逆転防止レバ
ー5が歯車軸に対して摩擦摺動自在に設けられて
いる。そして、逆転防止レバー5の回転領域に保
持部材たるストツパーピン7がモータ枠体1に立
設されている。このストツパーピン7の立設位置
は、ローター2が逆回転起動したときに、この逆
転防止レバー5の先端レバー部5cがストツパー
ピン7に係止した状態で、逆転防止レバー5の肩
部5bとストツパー4の根本外周部4b間に所望
のクリアランスrが形成される位置に設けられて
いる。
考案の作用
次に、本考案小型電動機の逆転防止構造の作用
を説明する。
を説明する。
まず、ローター2が正方向(時計方向)に回転
をした場合には、前述した第1図に示す従来構造
と同様に、ローター2は、トルク損失を受けるこ
となく正常に回転する。
をした場合には、前述した第1図に示す従来構造
と同様に、ローター2は、トルク損失を受けるこ
となく正常に回転する。
一方、ローター2が逆回転起動した場合には、
逆転防止レバー5は、時計方向つまり第3図に示
す矢印方向に回転し、その先端レバー部5cはス
トツパーピン7に係止する。このとき、逆転防止
レバー5の肩部5bとストツパー4の根本外周部
4b間にクリアランスrが形成される結果、この
両者のストツパー片4aと衝接部5aの接触が回
避されている状態で、ストツパー片4aと衝接部
5aとの衝接が行われ、ローター2の逆転が阻止
されると共にこの衝接反動により、ローター2
は、正方向に回転修正される。
逆転防止レバー5は、時計方向つまり第3図に示
す矢印方向に回転し、その先端レバー部5cはス
トツパーピン7に係止する。このとき、逆転防止
レバー5の肩部5bとストツパー4の根本外周部
4b間にクリアランスrが形成される結果、この
両者のストツパー片4aと衝接部5aの接触が回
避されている状態で、ストツパー片4aと衝接部
5aとの衝接が行われ、ローター2の逆転が阻止
されると共にこの衝接反動により、ローター2
は、正方向に回転修正される。
考案の変形例
なお、上記実施例においては、ストツパーピン
7をモータ枠体1に立設した例を示したが、枠体
壁をそのまま突出伸長して保持部材に形成しても
よく、またストツパーピン7を別途設けることを
せずに、ローター2の回転を伝達する歯車輪列の
うちの所望の歯車軸をストツパーピンとして兼用
することも可能である。
7をモータ枠体1に立設した例を示したが、枠体
壁をそのまま突出伸長して保持部材に形成しても
よく、またストツパーピン7を別途設けることを
せずに、ローター2の回転を伝達する歯車輪列の
うちの所望の歯車軸をストツパーピンとして兼用
することも可能である。
また、逆転防止レバーとストツパーピンの組み
込みにおいては、第4図に示すように、逆転防止
レバー5に長孔8を形成し、この長孔8にストツ
パーピン7を挿入し、逆転防止レバー5の回転に
応じてストツパーピン7がこの長孔8内を往復相
対移動する構成とすることが可能であり、さら
に、逆転防止レバー5の形状を図示の如く先細り
状に形成することも可能である。
込みにおいては、第4図に示すように、逆転防止
レバー5に長孔8を形成し、この長孔8にストツ
パーピン7を挿入し、逆転防止レバー5の回転に
応じてストツパーピン7がこの長孔8内を往復相
対移動する構成とすることが可能であり、さら
に、逆転防止レバー5の形状を図示の如く先細り
状に形成することも可能である。
考案の効果
本考案では、逆転防止体がストツパー片と衝接
可能でかつストツパー根本部とは接触しない位置
に逆転防止体を保持する保持部材を設け、ロータ
ーの逆転起動時における逆転防止体の回動をスト
ツパー根本部に接触する直前で停止し、確実に逆
転防止体とストツパー片とで衝接するように構成
したため、逆転防止体とストツパーとの摩擦摺接
にともなうトルク損失を効果的に回避でき、この
摩擦摺接に起因するローターのトルク負荷の増大
による悪影響を確実に防止できる。
可能でかつストツパー根本部とは接触しない位置
に逆転防止体を保持する保持部材を設け、ロータ
ーの逆転起動時における逆転防止体の回動をスト
ツパー根本部に接触する直前で停止し、確実に逆
転防止体とストツパー片とで衝接するように構成
したため、逆転防止体とストツパーとの摩擦摺接
にともなうトルク損失を効果的に回避でき、この
摩擦摺接に起因するローターのトルク負荷の増大
による悪影響を確実に防止できる。
第1図は従来の小型電動機逆転防止構造を示す
要部平面図、第2図は第1図の作用時の平面図、
第3図は本考案の小型電動機の逆転防止構造を示
す要部平面図、第4図は本考案構造の変形例を示
す平面図である。 1……モータ枠体、2……ローター、3……歯
車、4……ストツパー、4b……根本外周部、5
……逆転防止レバー、7……ストツパーピン。
要部平面図、第2図は第1図の作用時の平面図、
第3図は本考案の小型電動機の逆転防止構造を示
す要部平面図、第4図は本考案構造の変形例を示
す平面図である。 1……モータ枠体、2……ローター、3……歯
車、4……ストツパー、4b……根本外周部、5
……逆転防止レバー、7……ストツパーピン。
Claims (1)
- ローターの回転により回転すると共に、その回
転中心部分となる根本部とこの根本部から突出一
体形成されたストツパー片とを有するストツパー
と、上記ローターの回転を受けて回転する回転体
と、この回転体に追従して回動し、かつ、上記ロ
ーターの正転時には上記ストツパー片の回転軌跡
外に退出位置すると共に、上記ローターの逆転時
には上記ストツパー片の回転軌跡内に進入位置し
て上記ストツパー片と衝接する逆転防止体とを備
え、上記ローターの逆転時、上記逆転防止体と上
記ストツパー片とが衝接するまでの間、上記逆転
防止体が上記ストツパー片と衝接可能でかつ上記
ストツパー根本部とは接触しない位置に上記逆転
防止体を保持する保持部材を設けたことを特徴と
する小型電動機の逆転防止構造。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12498984U JPS6138863U (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 小型電動機の逆転防止構造 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP12498984U JPS6138863U (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 小型電動機の逆転防止構造 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS6138863U JPS6138863U (ja) | 1986-03-11 |
JPH0229818Y2 true JPH0229818Y2 (ja) | 1990-08-10 |
Family
ID=30683680
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP12498984U Granted JPS6138863U (ja) | 1984-08-15 | 1984-08-15 | 小型電動機の逆転防止構造 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS6138863U (ja) |
Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4422570Y1 (ja) * | 1968-04-16 | 1969-09-24 |
Family Cites Families (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS57159365U (ja) * | 1981-03-31 | 1982-10-06 |
-
1984
- 1984-08-15 JP JP12498984U patent/JPS6138863U/ja active Granted
Patent Citations (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JPS4422570Y1 (ja) * | 1968-04-16 | 1969-09-24 |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS6138863U (ja) | 1986-03-11 |
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