JPH0139098Y2 - - Google Patents

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JPH0139098Y2
JPH0139098Y2 JP15612283U JP15612283U JPH0139098Y2 JP H0139098 Y2 JPH0139098 Y2 JP H0139098Y2 JP 15612283 U JP15612283 U JP 15612283U JP 15612283 U JP15612283 U JP 15612283U JP H0139098 Y2 JPH0139098 Y2 JP H0139098Y2
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JP
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rotor
control body
rotation
rotation control
regulating
Prior art date
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JP15612283U
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JPS6066260U (ja
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Description

【考案の詳細な説明】 本考案は、小型モーターの回転方向規制機構に
関する。
従来回転子が起動時に時計方向又は反時計方向
の何れかに回転する小型モーターの回転方向規制
機構は第1図のように回転子4に設けた係合突子
4cと回転制御体6の当接部6dを当接させて回
転方向を一方向に規制し、回転制御体6は減速歯
車5を介して回転子4のピニオン4dで回転され
るように構成され、回転子4が反時計方向に起動
回転した時回転子4は回転を継続し、この時回転
制御体6は時計方向に回動付勢されて当接ピン6
hはモーターケース2の度当り部2gに当接して
回転制御体6は回動が規制されているが、回転制
御体6が減速歯車5に弾圧片6cで追従するよう
摩擦係合されたり、グリスが塗布され、その粘性
力が利用されて係合が補強されているので、モー
ター起動時における回転子の時計方向・反時計方
向の回転振動及び同期回転時におけるオシレーシ
ヨン現象が発生してこの振動が減速歯車5に伝達
された際に回転制御体6も異常振動されて当接ピ
ン6hと度当り部2gとで衝突音を発生して品質
面で大きな問題となる欠点がある。
本考案の目的は、前述した欠点に鑑み、回転制
御体に規制部を弾性的に設けて衝突音を軽減した
小型モーターの回転方向規制機構を提案すること
である。
本考案の特徴は、回転可能に支承され着磁マグ
ネツトを備えた回転子と、該回転子に同軸的に一
体形成された駆動歯車と、前記回転子に突出一体
形成された係合突子と、前記駆動歯車に噛合され
た被駆動歯車と、該被駆動歯車に追従して回動可
能に設けられかつ前記係合突子の回転軌跡内に進
入、退出可能とされた回転制御体とを具備し、前
記係合突子と回転制御体との係合により前記回転
子の回転方向を規制するようにした小型モーター
の回転方向規制機構において、前記回転制御体に
はこの回転制御体の回動方向に対して弾性を有す
るように構成された規制部を一体的に設けると共
に、固定部材側に設けられた度当り部に前記規制
部が衝合することによつて前記回転規制体の回動
範囲を規制したことにある。
以下、図示の実施例で本考案を説明する。第2
図から第4図で小型モーターの回転方向規制機構
はカツプ状ケース1の中に励磁コイルが捲回され
たコイルボビン11が落とし込まれてその上方に
カツプ状ケース1より小径のカツプ状ケース2が
重ねられてカツプ状ケース2の上側開口に蓋3が
固定されている。
前記カツプ状ケース1の底部には上方に向けて
複数本のヨーク1aが切り起こされてボビン11
の内周面に沿つて配置され、底部中心には円錐台
状突出部1bが形成されてその中心にローター軸
12の下端が固定され、ローター軸12に回転子
4が回転自在に嵌合されて突出部1b上に回転子
4の中空軸部4aの下面が乗接されている。
前記カツプ状ケース2の底部には第3図のよう
に下方に向けて複数本のヨーク2aが切り起こさ
れてコイルボビン11の内周面に沿つて、かつ前
記ヨーク1aとは交互に入り組むように配置さ
れ、底部中心には大径の丸孔2bと扇形の透孔2
cが穿設されると共にその外側に軸孔2dが穿設
されて蓋3に固定された軸受部13とで出力軸1
4が軸承されている。更に丸孔2bと透孔2cの
外側には減速歯車5の固定軸15と図示されない
歯車輪列の軸16が嵌合される軸孔2e,2fが
夫々穿設されている。扇形の透孔2cの一側には
下向きに切り起こされた度当り部2gが形成され
ている。
前記蓋3には出力軸14の軸受部13の固定用
透孔と減速歯車5の固定軸15の軸孔と歯車輪列
の軸16の軸孔とが夫々穿設されている。
前記回転子4は合成樹脂材の中空輪部4aと中
空軸部に嵌挿された着磁マグネツト17とで構成
され、中空軸部4aの上側には第2図から第4図
のように溝状緩衝部4bを介して2本の係合突子
4c,4cと、上端にピニオン4dが夫々一体に
形成されている。
前記減速歯車5には上側にピニオン5aが、下
側には中空軸凸部5bが夫々一体に形成されて減
速歯車5はピニオン4dに噛合され、ピニオン5
aと前記出力軸14に固定された歯車18との間
には図示されない歯車輪列が噛合されている。
前記減速歯車5の下側の固定軸15には回転制
御体6が嵌合され、回転制御体6は第3図、第4
図のように合成樹脂材で前記中空軸凸部5bが噛
合される凹部6aと、固定軸15が嵌合される凹
部内の底部中心の軸孔6bと、凹部内に先端が臨
む弾性片6cと、一側先端下側に設けられた当接
部6dと、当接部より内側にU字状の切欠部6c
で設けられた弾性片6fと、弾性片の先端に下向
きに設けられた規制ピン6gとで形成されてい
る。凹部6a内に中空軸凸部5bが嵌挿されると
凸部外周面に弾性片6cの先端が摺接される。
さて本回転方向規制機構は、起動時の種々の条
件により時計方向又は反時計方向何れの方向にも
回転できるような小型モーターにおいて、その回
転方向を一方向に規制するための従来公知のこの
種の回転方向規制機構と同様に回転方向を一方向
に規制できる。第4図にて回転子4が反時計方向
の回転に規制されるものとして本回転方向規制機
構の動作を説明する。まず本小型モーターの励磁
コイルに交流電流が通電されると、これによつて
発生する回転磁界によつて着磁マグネツト17を
有する回転子4は回転始動する。ここで回転子4
が時計方向に回転始動された場合には、回転子4
と一体形成されたピニオン4dおよび係合突子4
cも時計方向に回転し、この駆動歯車たるピニオ
ン4dと噛合する減速歯車5は反時計方向に回転
する。さらにこの被駆動歯車たる減速歯車5に摩
擦的に追従して回転制御体6も反時計方向に回動
し、このとき回転制御体6の当接部6dは前記係
合突子4cの回転軌跡内に進入する。従つてこの
当接部6dと係合突子4cとは衝合し、係合突子
4cと一体の回転子4は自体の回転を阻止され停
止する。次に交流電流の次位相で回転子4は瞬時
に反時計方向に反転する。これに伴つて駆動歯車
たるピニオン4dは反時計方向に、これと噛合す
る減速歯車5は時計方向にそれぞれ回転し、もつ
て回転制御体6は被駆動歯車たる減速歯車5に追
従して時計方向に回動されかつ前記係合突子4c
の回転軌跡内から退出する。そして回転制御体6
が所定角度回転した時点で、回転制御体6に一体
的に設けられた規制部6gとモーターケース等の
固定部材側に設けられた度当り部2gとが衝合し
て回転制御体6は停止する。このとき規制部6g
と一体に形成された弾性片6fは回転制御体6の
回動方向に対して弾性を有するよう構成されてい
るので、規制部6gと度当り部2gとの衝合によ
る衝撃を弾性片6fが撓むことにより吸収し、従
つて衝突音も軽減する。またここで、回転制御体
6と減速歯車5との摩擦力は、回転磁界の作用に
よる回転子4の回転力より小となるよう構成され
ており、従つて、駆動歯車たるピニオン4dと噛
合する減速歯車5は時計方向回転を継続し、従つ
て回転子4の反時計方向の回転は継続される。
一方、モーターへ給電されたときに回転子4が
反時計方向に回転始動した場合には、駆動歯車た
るピニオン4dは反時計方向に、これと噛合する
減速歯車5は時計方向にそれぞれ回転する。そし
て回転制御体6は被駆動歯車たる減速歯車5に追
従し、規制部6gと度当り部2gとが衝合するま
で回動する。従つて回転制御体6は係合突子4c
の回転軌跡内に存在せず、回転制御体6は回転子
4の回転を妨げない。また規制部6gと度当り部
2gとが衝合するとき弾性片6fの弾性によつて
衝突音は軽減される。
このように、モーター起動時直後の回転子の回
転方向の如何に係わらず、モーターの回転方向は
瞬時に所定の方向に規制される。そして本回転方
向規制機構によれば、回転子に設けられた係合突
子の回転軌跡内からモーターの所定回転を許容す
るよう回転制御体が退出する際発生する衝突音を
軽減できる。
さらに、前記回転子4が起動時に時計方向と反
時計方向に回転振動された時及びオシレーシヨン
現象発生時にも、規制ピン6gが弾性片6fを介
して回転制御体6に設けられているので、規制ピ
ン6gと度当り部2gとの間に発生する衝突音は
弾性片6fに吸収されて軽減させ、モーターの品
質が改善される。
第5図は規制ピンの変形例で、回転制御体6に
ゴムなどの弾性体の規制ピン19が下向きに植設
されて度当り部2gとの衝突音が規制ピン19で
弾性的に吸収されるように構成されている。
本考案は前述のように構成されたから、回転子
の起動時に回転子が時計方向・反時計方向に回転
振動されても規制ピンと度当り部の衝突音は規制
ピンが弾性的に設けられているのでその弾性で吸
収されて軽減され、簡単な構成で品質が向上され
る等実用上優れた効果を奏する小型モーターの回
転方向規制機構を提供することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来の回転制御体の説明図、第2図は
本考案小型モーターの回転方向規制機構の断面側
面図、第3図は上側ケースの平面図、第4図は回
転子と回転制御体の平面図、第5図は規制ピンの
変形例が示めされた回転制御体の平面図である。 2…モーターケース、2g…度当り部、4…回
転子、4a…中空軸部、4c…係合突子、4d…
ピニオン、5…減速歯車、6…回転制御体、6
g,19…規制部、12…ローター軸、17…着
磁マグネツト。

Claims (1)

    【実用新案登録請求の範囲】
  1. 回転可能に支承され着磁マグネツトを備えた回
    転子と、該回転子に同軸的に一体形成された駆動
    歯車と、前記回転子に突出一体形成された係合突
    子と、前記駆動歯車に噛合された被駆動歯車と、
    該被駆動歯車に追従して回動可能に設けられかつ
    前記係合突子の回転軌跡内に進入、退出可能とさ
    れた回転制御体とを具備し、前記係合突子と回転
    制御体との係合により前記回転子の回転方向を規
    制するようにした小型モーターの回転方向規制機
    構において、前記回転制御体にはこの回転制御体
    の回動方向に対して弾性を有するように構成され
    た規制部を一体的に設けると共に、固定部材側に
    設けられた度当り部に前記規制部が衝合すること
    によつて前記回転規制体の回動範囲を規制したこ
    とを特徴とする小型モーターの回転方向規制機
    構。
JP15612283U 1983-10-11 1983-10-11 小型モ−タ−の回転方向規制機構 Granted JPS6066260U (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15612283U JPS6066260U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 小型モ−タ−の回転方向規制機構

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP15612283U JPS6066260U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 小型モ−タ−の回転方向規制機構

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPS6066260U JPS6066260U (ja) 1985-05-10
JPH0139098Y2 true JPH0139098Y2 (ja) 1989-11-22

Family

ID=30344596

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP15612283U Granted JPS6066260U (ja) 1983-10-11 1983-10-11 小型モ−タ−の回転方向規制機構

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JP (1) JPS6066260U (ja)

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JPS6066260U (ja) 1985-05-10

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