JPH0227526Y2 - - Google Patents

Description

【考案の詳細な説明】 （技術分野） この考案はフアクシミリ装置の用紙のオートカ
ツタ駆動用ロータリーソレノイドに関する。

（背景技術） 従来このようなリミツタは板ゴムをブラケツト
に固着し、衝撃音を低くおさえていた。

しかしながら、１衝撃力が停止装置決め用リミ
ツタと行き過ぎ防止用リミツタで異なること、２
停止位置決め精度が要求されること、等の理由か
ら停止位置ぎめ用と行き過ぎ防止用にそれぞれ厚
さの異なる板ゴムを使用しなければならないこと
及び３リミツタ用ゴムがはがれやすい、という欠
点があつた。

（考案の課題） 本考案は従来の技術の欠点を改善するもので、
その特徴は、フアクシミリ装置のオートカツタ駆
動用ロータリーソレノイドのリミツタにおいて、
前記リミツタが偏心した管形構造で、同一部材で
一体化され、停止位置決め用と行き過ぎ防止用に
管形の異なる肉厚が用いられる、ロータリーソレ
ノイドのリミツタにある。板厚の異なるリミツタ
を管状に一体化し、素材の伸縮性を利用して固着
することは本考案の特徴のひとつである。

（考案の構成および作用） 第１図は従来のオートカツト機構を表わす側面
図で、１は駆動用ロータリーソレノイドで、２は
ソレノイドの出力軸に固定されたリンクＡであ
り、リミツタ５に突当るストツパ３が取り付けら
れている。６はリンクＢであり、一端はカツタ７
の回転軸に固定され、他端はリンクＡ及びリンク
Ｂが回転自由となる様にリンクＡに備けられたシ
ヤフト２′と長孔６′で係合している。４はリミツ
タを取り付けるブラケツトであり、駆動用ロータ
リーソレノイド１の回転軸とカツタ７の回転軸と
を結ぶ線を中心として対称に位置し、ソレノイド
及びカツターを保持するフレーム（図示なし）か
ら当該位置に突出しておりリミツタ５が固着され
ている。

ロータリーソレノイドが駆動されるとリンクＡ
は図の実線で示された位置からソレノイド出力軸
を中心に右回りに回転し、これと係合しているリ
ンクＢはカツタの回転軸を中心に左回りに回転す
る。そして二点鎖線で示す位置までカツタの回転
軸が回転する間にその軸に直結された回転刃が回
軸して記録紙を切断する。

二点鎖線で示した位置まで回転して記録紙の切
断が完了するとソレノイドの駆動がOFFとなり、
ソレノイドに内蔵されているリセツト用スプリン
グの力で実線で示されている位置（停止状態）に
戻される。

第２図は本考案の実施例を示す停止状態の側面
図で、一体化したリミツタ５を当該方向に向けて
固着してある。

またリミツタの形状は、ブラケツト断面形状を
利用して、図３又は図４に示す通り穴位置が偏心
した断面形状が矩形又は円形の形状を単純化した
リミツタも実施可能である。

（考案の効果） この考案は板厚の異なる板ゴムを管状に一体化
した構造にしたために前記両リミツタ部に共通使
用が可能となり、管状構造を利用してリミツタ金
属部に固着するため、はがれ落ちることがなくな
るという利点がある。

更に、リミツタ金属部の形状を利用して、穴が
偏心した形状の単純な筒状ゴム構造も使用でき
る。

【図面の簡単な説明】

第１図は従来のフアクシミリ装置のオートカツ
タ機構側面図、第２図はこの考案の実施例を示す
オートカツタ機構の側面図、第３図はリミツタの
形状を示す立体図、第４図はリミツタ形状の応用
例を示す立体図である。 ３……ストツパ、４……ブラケツト、５……リ
ミツタ。

Claims (1)

【実用新案登録請求の範囲】
1. フアクシミリ装置のオートカツタ駆動用ロータ
   リーソレノイドのリミツタにおいて、前記リミツ
   タが偏心した管形構造で、同一部材で一体化さ
   れ、停止位置決め用と行き過ぎ防止用に管形の異
   なる肉厚が用いられることを特徴とする、ロータ
   リーソレノイドのリミツタ。