JPS6344787Y2 - - Google Patents
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- JPS6344787Y2 JPS6344787Y2 JP3622983U JP3622983U JPS6344787Y2 JP S6344787 Y2 JPS6344787 Y2 JP S6344787Y2 JP 3622983 U JP3622983 U JP 3622983U JP 3622983 U JP3622983 U JP 3622983U JP S6344787 Y2 JPS6344787 Y2 JP S6344787Y2
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- Japan
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- reversing
- rotor
- reversing lever
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- 230000007246 mechanism Effects 0.000 claims description 6
- 230000003993 interaction Effects 0.000 claims description 3
- 230000005540 biological transmission Effects 0.000 description 11
- 230000008859 change Effects 0.000 description 3
- 230000004913 activation Effects 0.000 description 2
- 238000001514 detection method Methods 0.000 description 2
- 230000000694 effects Effects 0.000 description 2
- 230000004907 flux Effects 0.000 description 2
- 235000016496 Panda oleosa Nutrition 0.000 description 1
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- 239000000758 substrate Substances 0.000 description 1
Landscapes
- Dynamo-Electric Clutches, Dynamo-Electric Brakes (AREA)
Description
【考案の詳細な説明】
〔考案の技術分野〕
本考案はねじり振子形時計等に用いられる往復
回転装置に関するものである。
回転装置に関するものである。
回動振子を細い板ばねで吊り、重錘としてのこ
の回動振子の慣性と板ばねのねじれ弾性とで回動
振子を往復回動させるように構成したねじり振子
形と称される置時計は古くから知られているが、
時間精度が低く、また外部の振動や衝撃にも弱い
という欠点を改良するため、近年は回動振子の中
心に固定した出力車を例えばトランジスタ時計等
の駆動機構によつて往復回転させるようにしたも
のが開発されている。
の回動振子の慣性と板ばねのねじれ弾性とで回動
振子を往復回動させるように構成したねじり振子
形と称される置時計は古くから知られているが、
時間精度が低く、また外部の振動や衝撃にも弱い
という欠点を改良するため、近年は回動振子の中
心に固定した出力車を例えばトランジスタ時計等
の駆動機構によつて往復回転させるようにしたも
のが開発されている。
従来よりこの種の往復回転装置としては、種々
のものが提案され実用化されているが、自起動性
をもつモータとストツパーによる反転機構を結合
してそのモータの回転を交互に反転させるものが
ある。この装置の構造を第1図に示して概要を説
明すると、同図において、1は回転自在に軸支さ
れてその軸中心と同心状の円周に沿つてN極およ
びS極の磁極が90度の間隔で交互に着磁されたロ
ータであり、このロータ1の磁極間にはそれと対
向するように磁束変化検知コイルおよび駆動コイ
ルからなるコイル2が配設され、これらロータ1
とコイル2とによつて通常の電磁テンプ式の4極
モータ3を構成している。また、4は前記モータ
3の回転力がロータカナ部5などの減速装置を介
して伝達される出力車、6はこの出力車4に一体
に取着された反転レバー、7はこの反転レバー6
と関係づけられて基板8に植設されたストツパ用
反転ピンであり、これら反転レバー6と反転ピン
7とによつて反転機構を構成している。
のものが提案され実用化されているが、自起動性
をもつモータとストツパーによる反転機構を結合
してそのモータの回転を交互に反転させるものが
ある。この装置の構造を第1図に示して概要を説
明すると、同図において、1は回転自在に軸支さ
れてその軸中心と同心状の円周に沿つてN極およ
びS極の磁極が90度の間隔で交互に着磁されたロ
ータであり、このロータ1の磁極間にはそれと対
向するように磁束変化検知コイルおよび駆動コイ
ルからなるコイル2が配設され、これらロータ1
とコイル2とによつて通常の電磁テンプ式の4極
モータ3を構成している。また、4は前記モータ
3の回転力がロータカナ部5などの減速装置を介
して伝達される出力車、6はこの出力車4に一体
に取着された反転レバー、7はこの反転レバー6
と関係づけられて基板8に植設されたストツパ用
反転ピンであり、これら反転レバー6と反転ピン
7とによつて反転機構を構成している。
ここで、前記コイル2の通電時に例えばそのコ
イル中心の図示する表側にN極、裏側にS極とな
る磁力が発生するとき、このコイル2による磁力
とロータ1との電磁的な作用によりモータ3が矢
印方向イに回転を開始するものとすると、いつた
ん回転を開始した後はトランジスタのスイツチン
グ作用によつて回転を維持する。そして、このモ
ータ3の回転力はロータカナ部5などの減速装置
により減速して出力車4に伝達され、この出力車
4も矢印方向ロに回転する。このとき、前記出力
車4に一体の反転レバー6が反転ピン7に衝突す
ると、その反発力によつて出力車4の回転方向が
逆転し(矢印方向ハ)、ロータカナ部5などの減
速装置を介してモータ3のロータ1に伝達される
ことにより、該モータ3の回転方向を交互に反転
させることができる。
イル中心の図示する表側にN極、裏側にS極とな
る磁力が発生するとき、このコイル2による磁力
とロータ1との電磁的な作用によりモータ3が矢
印方向イに回転を開始するものとすると、いつた
ん回転を開始した後はトランジスタのスイツチン
グ作用によつて回転を維持する。そして、このモ
ータ3の回転力はロータカナ部5などの減速装置
により減速して出力車4に伝達され、この出力車
4も矢印方向ロに回転する。このとき、前記出力
車4に一体の反転レバー6が反転ピン7に衝突す
ると、その反発力によつて出力車4の回転方向が
逆転し(矢印方向ハ)、ロータカナ部5などの減
速装置を介してモータ3のロータ1に伝達される
ことにより、該モータ3の回転方向を交互に反転
させることができる。
しかし、このような構成の往復回転装置は、モ
ータ3が回転方向性を有していないため、出力車
4に一体の反転レバー6が反転ピン7に衝突する
反転時において、必ずモータ3の回転力が反転方
向に働くように該モータを構成するロータ1およ
びコイル2と反転機構との相互位置関係には設定
されていなかつた。そのため、前記反転時にコイ
ル2の中心に対し第1図に示す如くロータ1の極
性が位置してモータ3の回転力が矢印方向イに働
く状態では、出力車4は矢印方向ロに回転力が働
いているため反転できず、ロータ1の反対方向へ
の回転が阻止されることになる。その結果、モー
タは自起動できなくなり、自起動性が阻害される
不具合があつた。
ータ3が回転方向性を有していないため、出力車
4に一体の反転レバー6が反転ピン7に衝突する
反転時において、必ずモータ3の回転力が反転方
向に働くように該モータを構成するロータ1およ
びコイル2と反転機構との相互位置関係には設定
されていなかつた。そのため、前記反転時にコイ
ル2の中心に対し第1図に示す如くロータ1の極
性が位置してモータ3の回転力が矢印方向イに働
く状態では、出力車4は矢印方向ロに回転力が働
いているため反転できず、ロータ1の反対方向へ
の回転が阻止されることになる。その結果、モー
タは自起動できなくなり、自起動性が阻害される
不具合があつた。
本考案は、以上の点に鑑み、かかる従来の欠点
を解消するためになされたもので、出力車に一体
の反転レバーが反転ピンに衝突する反転時におい
てモータを構成するロータの極性を交互に変えて
必ず該モータの回転力を反転方向に働かせるよう
にすることにより、確実な自起動を可能にした往
復回転装置を提供するものである。
を解消するためになされたもので、出力車に一体
の反転レバーが反転ピンに衝突する反転時におい
てモータを構成するロータの極性を交互に変えて
必ず該モータの回転力を反転方向に働かせるよう
にすることにより、確実な自起動を可能にした往
復回転装置を提供するものである。
以下、本考案の実施例を図面に基いて詳細に説
明する。
明する。
第2図および第3図は本考案に係る往復回転装
置をねじり振子時計に適用した場合の一実施例を
示す要部の透視平面図および展開断面図である。
同図において、11はロータであり、このロータ
11は、回転軸12に固定した円板状の受板13
と該受板13に前記回転軸12に対して同軸状に
固定した円環状のロータマグネツト14からな
る。回転軸12はケース下板30とケース上板3
1との間に固定した軸受15および16により回
転自在に軸支される。前記ロータマグネツト14
にはN極およびS極の4極の磁極が同心状の円周
に沿つて90度の間隔で交互に着磁してある。そし
て、このロータマグネツト14と対向するように
磁束変化検知コイルおよび駆動コイルからなるコ
イル17が基板としてのケース下板30に固定し
てあり、これらロータ11とコイル17とによつ
て従来と同様の電磁テンプ式の4極モータ18を
構成している。第2図のような反転時においては
ロータマグネツト14のN極とS極間にコイル1
7が位置されることになる。なお、19は前記コ
イル17の各々のコイルとスイツチング素子など
の回路素子によりモータ駆動回路を構成してなる
プリント基板である。
置をねじり振子時計に適用した場合の一実施例を
示す要部の透視平面図および展開断面図である。
同図において、11はロータであり、このロータ
11は、回転軸12に固定した円板状の受板13
と該受板13に前記回転軸12に対して同軸状に
固定した円環状のロータマグネツト14からな
る。回転軸12はケース下板30とケース上板3
1との間に固定した軸受15および16により回
転自在に軸支される。前記ロータマグネツト14
にはN極およびS極の4極の磁極が同心状の円周
に沿つて90度の間隔で交互に着磁してある。そし
て、このロータマグネツト14と対向するように
磁束変化検知コイルおよび駆動コイルからなるコ
イル17が基板としてのケース下板30に固定し
てあり、これらロータ11とコイル17とによつ
て従来と同様の電磁テンプ式の4極モータ18を
構成している。第2図のような反転時においては
ロータマグネツト14のN極とS極間にコイル1
7が位置されることになる。なお、19は前記コ
イル17の各々のコイルとスイツチング素子など
の回路素子によりモータ駆動回路を構成してなる
プリント基板である。
また、20は前記回転軸12と同軸上に配設し
てなるロータカナ部、21はこのロータカナ部2
0に噛合してケース下板30とケース上板31間
に回転自在に軸支された歯車からなる伝達車、2
2はこの伝達車21と同軸上に配設してなる伝達
車カナ部であり、これらにより前記モータ18の
回転力を減速するための減速装置を構成してい
る。
てなるロータカナ部、21はこのロータカナ部2
0に噛合してケース下板30とケース上板31間
に回転自在に軸支された歯車からなる伝達車、2
2はこの伝達車21と同軸上に配設してなる伝達
車カナ部であり、これらにより前記モータ18の
回転力を減速するための減速装置を構成してい
る。
さらに、23は前記伝達車カナ部22と噛合し
てケース下板30とケース上板31との間に回転
自在に軸支された出力軸24に取着された出力車
であり、該出力軸24の上部先端部は図示しない
出力スリーブを介して飾り振り玉(図示せず)に
嵌合されている。また、前記出力軸24の下端部
にはケース下板30に平行に延在する反転レバー
25が一体的に取着してあり、その先端部はケー
ス下板30に植設したストツパー用反転ピン26
に当接するように配置される。これにより、出力
軸24の回転に伴つて回転した反転レバー25が
反転ピン26に衝突したときその反発力で出力軸
24および出力車23が逆転して伝達車21、ロ
ータ11も反転するように反転機構を構成してい
る。図中、符号29はカナ部である。
てケース下板30とケース上板31との間に回転
自在に軸支された出力軸24に取着された出力車
であり、該出力軸24の上部先端部は図示しない
出力スリーブを介して飾り振り玉(図示せず)に
嵌合されている。また、前記出力軸24の下端部
にはケース下板30に平行に延在する反転レバー
25が一体的に取着してあり、その先端部はケー
ス下板30に植設したストツパー用反転ピン26
に当接するように配置される。これにより、出力
軸24の回転に伴つて回転した反転レバー25が
反転ピン26に衝突したときその反発力で出力軸
24および出力車23が逆転して伝達車21、ロ
ータ11も反転するように反転機構を構成してい
る。図中、符号29はカナ部である。
なお、この実施例では、各部品の組立てに際し
て第2図の状態に各部品の位置関係(位相)がな
るように組立ててある。すなわち、上記モータ1
8を構成するロータ11の軸中心と出力車23の
軸中心を結ぶ線上から反時計方向に変位した角度
をθとすると、この角度θは20度に設定され、こ
の角度θ(=20度)の方向にN極を、その垂直方
向にS極を着磁してなるロータマグネツト14が
ロータ位置のピン(図示せず)を基にして固定し
てある。
て第2図の状態に各部品の位置関係(位相)がな
るように組立ててある。すなわち、上記モータ1
8を構成するロータ11の軸中心と出力車23の
軸中心を結ぶ線上から反時計方向に変位した角度
をθとすると、この角度θは20度に設定され、こ
の角度θ(=20度)の方向にN極を、その垂直方
向にS極を着磁してなるロータマグネツト14が
ロータ位置のピン(図示せず)を基にして固定し
てある。
また、前記ロータマグネツト14つまりロータ
11の極数をn(この例ではn=4)とすると、
通電時に例えばコイル17の中心の表側にN極、
裏側にS極となる磁力が付与される場合におい
て、第4図に示す如く、ロータ11が矢印方向に
回転して出力車23と一体の反転レバー25が反
転ピン26と離れる矢印方向に回転する状態より
第5図に示す如く、前記反転レバー25が反転ピ
ン26に当接してロータ11が矢印方向に回転す
る状態になるまでのロータ11の回転数の端数部
分が必ずa/n(ただし、aはnより小さい奇数の 整数)になるように、上記減速装置の減速比と反
転レバー25の厚さおよび反転ピン26の径がそ
れぞれ設定してある。なお、第4図および第5図
は、説明を簡略にするために伝達車21が省いて
あり、第2図のものとはロータ11と出力車23
との回転方向が逆になつている。
11の極数をn(この例ではn=4)とすると、
通電時に例えばコイル17の中心の表側にN極、
裏側にS極となる磁力が付与される場合におい
て、第4図に示す如く、ロータ11が矢印方向に
回転して出力車23と一体の反転レバー25が反
転ピン26と離れる矢印方向に回転する状態より
第5図に示す如く、前記反転レバー25が反転ピ
ン26に当接してロータ11が矢印方向に回転す
る状態になるまでのロータ11の回転数の端数部
分が必ずa/n(ただし、aはnより小さい奇数の 整数)になるように、上記減速装置の減速比と反
転レバー25の厚さおよび反転ピン26の径がそ
れぞれ設定してある。なお、第4図および第5図
は、説明を簡略にするために伝達車21が省いて
あり、第2図のものとはロータ11と出力車23
との回転方向が逆になつている。
次に上記実施例の動作について説明する。ここ
で、コイル17の中心には図示する表側にN極、
裏側にS極となる磁力が発生されるものとする。
しかして、出力車23に一体の反転レバー25が
反転ピン26に接触した状態のとき、第2図に示
す如く、コイル17の中心に対してロータ11の
極性が配置されるように組立ててあるため、通電
時、前記コイル17には表側にN極、裏側にS極
が与えられ、図示する如くロータ11のS極が近
くにあるために、それらの相互作用によつてロー
タ11は必ず矢印方向bに回転する。そして、伝
達車21はロータカナ部20との噛み合いに従い
矢印方向cに回転するとともに、出力車23も必
ず反転レバー25が反転ピン26の接触からはず
れる矢印方向dに回転するようになる。
で、コイル17の中心には図示する表側にN極、
裏側にS極となる磁力が発生されるものとする。
しかして、出力車23に一体の反転レバー25が
反転ピン26に接触した状態のとき、第2図に示
す如く、コイル17の中心に対してロータ11の
極性が配置されるように組立ててあるため、通電
時、前記コイル17には表側にN極、裏側にS極
が与えられ、図示する如くロータ11のS極が近
くにあるために、それらの相互作用によつてロー
タ11は必ず矢印方向bに回転する。そして、伝
達車21はロータカナ部20との噛み合いに従い
矢印方向cに回転するとともに、出力車23も必
ず反転レバー25が反転ピン26の接触からはず
れる矢印方向dに回転するようになる。
すなわち、反転レバー25が反転ピン26に当
接した場合、反転レバー25の位置が第2図に示
す如く反転ピン26の上方側にあるとき、ロータ
11の極性の位置が第2図と同様の状態となり、
かつ反転レバー25の位置がほぼ1回転して反転
ピン26の下方側にあるとき、ロータ11の極性
の位置が第2図とは全く逆にN極がS極に、S極
がN極に変わるように、ロータ11の回転数、減
速化、反転レバー25の厚さおよび反転ピン26
の径を設定することにより、反転時において出力
車23と一体の反転レバー25は反転ピン26と
離れる方向に回転でき、確実にモータ18を自起
動させることができる。
接した場合、反転レバー25の位置が第2図に示
す如く反転ピン26の上方側にあるとき、ロータ
11の極性の位置が第2図と同様の状態となり、
かつ反転レバー25の位置がほぼ1回転して反転
ピン26の下方側にあるとき、ロータ11の極性
の位置が第2図とは全く逆にN極がS極に、S極
がN極に変わるように、ロータ11の回転数、減
速化、反転レバー25の厚さおよび反転ピン26
の径を設定することにより、反転時において出力
車23と一体の反転レバー25は反転ピン26と
離れる方向に回転でき、確実にモータ18を自起
動させることができる。
次に上記実施例の構成部品の具体的な数値をあ
げて第6図乃至第8図を参照して説明する。第6
図において、反転レバー25の厚みtを0.7mm、
その反転レバー25の軸中心より反転ピン26の
当接点までの長さlを7mm、反転ピン26の径φ
を1.5989mmとすると、出力軸24が回転できない
角度θ1は次のように求められる。
げて第6図乃至第8図を参照して説明する。第6
図において、反転レバー25の厚みtを0.7mm、
その反転レバー25の軸中心より反転ピン26の
当接点までの長さlを7mm、反転ピン26の径φ
を1.5989mmとすると、出力軸24が回転できない
角度θ1は次のように求められる。
(0.7+1.5989)2
=72+72−2×7×7cosθ1 ……(1)
より
θ1=cos-1(0.7+1.5989)−2×72/2×7×7
=18.902541゜ ……(2)
また、ロータ11の回転数をη回とし、ロータ
カナ部20の歯数Z1を14、伝達車21の歯数Z2を
69、伝達車カナ部22の歯数Z3を10、出力車23
の歯数Z4を69とすると、各歯数の歯数比から出力
軸24までの減速比Pは、 P=14/69×10/69 ……(3) となる。つぎに、点Kを基点として出力車23が
矢印方向に回転するように、該ロータ11の極性
を設定し、かつロータ11の反転時から反転時ま
での総回転数も出力車23まで減速したとき、上
記360度より角度θ1をのぞいた値のところで反転
レバー25が来るにはロータ11の極性が必ず90
度ずれる第7図に示す位置にくればよい。
カナ部20の歯数Z1を14、伝達車21の歯数Z2を
69、伝達車カナ部22の歯数Z3を10、出力車23
の歯数Z4を69とすると、各歯数の歯数比から出力
軸24までの減速比Pは、 P=14/69×10/69 ……(3) となる。つぎに、点Kを基点として出力車23が
矢印方向に回転するように、該ロータ11の極性
を設定し、かつロータ11の反転時から反転時ま
での総回転数も出力車23まで減速したとき、上
記360度より角度θ1をのぞいた値のところで反転
レバー25が来るにはロータ11の極性が必ず90
度ずれる第7図に示す位置にくればよい。
すなわち、ロータ11の回転数ηは、
(360゜−θ1)×1/P=η ……(4)
より求まり、この(4)式に上記(2)式および(3)式の数
値を代入すれば、 η=11599.75 ……(5) となる。したがつて、ロータ11の回転数の端数
0.75は極数nが4であるため、その極数より少な
い奇数の整数aは3で成り立つことになる。も
し、前記端数が偶数である2/4であると、ロータ
11の極性の位置は第8図(第2図参照)と同様
になり、出力車23は反転ピン26に向かつて2
回転し、そのトルクが大きければ反転できるが、
少ないと反転できない、すなわち自起動しないこ
とになる。
値を代入すれば、 η=11599.75 ……(5) となる。したがつて、ロータ11の回転数の端数
0.75は極数nが4であるため、その極数より少な
い奇数の整数aは3で成り立つことになる。も
し、前記端数が偶数である2/4であると、ロータ
11の極性の位置は第8図(第2図参照)と同様
になり、出力車23は反転ピン26に向かつて2
回転し、そのトルクが大きければ反転できるが、
少ないと反転できない、すなわち自起動しないこ
とになる。
本考案者の実測結果によると、従来のもので
は、100%の起動を保証できる製品は全生産数の
20〜30%であり、大部分が87〜99%の起動率であ
つたのに対し、本考案に係る往復回転装置を用い
ることにより、総ての製品が100%の起動率とな
つた。
は、100%の起動を保証できる製品は全生産数の
20〜30%であり、大部分が87〜99%の起動率であ
つたのに対し、本考案に係る往復回転装置を用い
ることにより、総ての製品が100%の起動率とな
つた。
以上説明したように、本考案に係る往復回転装
置によれば、反転時において必ずモータの回転力
が反転方向に働くようにしたので、モータの自起
動性が阻害されることなく、確実に自起動を行な
うことができる効果がある。
置によれば、反転時において必ずモータの回転力
が反転方向に働くようにしたので、モータの自起
動性が阻害されることなく、確実に自起動を行な
うことができる効果がある。
第1図は従来の往復回転装置の一例を示す概略
平面図、第2図および第3図は本考案に係る往復
回転装置の一実施例を示す透視平面図およびその
展開断面図、第4図および第5図は上記実施例に
おけるロータの極性と反転レバーとの相対関係を
示す模式的な説明図、第6図乃至第8図は同じく
上記実施例の説明に供する説明図である。 11……ロータ、12……回転軸、13……受
板、14……ロータマグネツト、15,16……
軸受、17……コイル、18……モータ、20…
…ロータカナ部、21……伝達車、22……伝達
車カナ部、23……出力車、24……出力軸、2
5……反転レバー、26……反転ピン。
平面図、第2図および第3図は本考案に係る往復
回転装置の一実施例を示す透視平面図およびその
展開断面図、第4図および第5図は上記実施例に
おけるロータの極性と反転レバーとの相対関係を
示す模式的な説明図、第6図乃至第8図は同じく
上記実施例の説明に供する説明図である。 11……ロータ、12……回転軸、13……受
板、14……ロータマグネツト、15,16……
軸受、17……コイル、18……モータ、20…
…ロータカナ部、21……伝達車、22……伝達
車カナ部、23……出力車、24……出力軸、2
5……反転レバー、26……反転ピン。
Claims (1)
- 回転自在に軸支されてその軸中心と同心状の円
周に沿つて交互に異なる極性の磁極が等間隔で複
数配置してなるロータを、該ロータの磁極間に対
向して配設されたコイルとの電磁的な作用により
回転させるように構成されたモータと、前記モー
タの回転力が減速装置を介して伝達されて所定の
回転出力を与える出力車と、前記出力車に一体に
取着された反転レバーと該反転レバーに関係づけ
られた反転ピンを有し前記反転レバーが反転ピン
に衝突したときその反発力により前記出力車の回
転方向を逆転させる反転機構とからなり、前記出
力車に一体の反転レバーがその反転ピンに衝突す
る反転時において前記ロータの極性が前記コイル
に対して交互に変わるように構成したことを特徴
とする往復回転装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3622983U JPS59142554U (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 往復回転装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP3622983U JPS59142554U (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 往復回転装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPS59142554U JPS59142554U (ja) | 1984-09-22 |
JPS6344787Y2 true JPS6344787Y2 (ja) | 1988-11-21 |
Family
ID=30166906
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP3622983U Granted JPS59142554U (ja) | 1983-03-15 | 1983-03-15 | 往復回転装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPS59142554U (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4135519A1 (de) * | 1990-11-29 | 1992-06-04 | Seikosha Kk | Antriebseinrichtung fuer ein drehelement |
-
1983
- 1983-03-15 JP JP3622983U patent/JPS59142554U/ja active Granted
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
DE4135519A1 (de) * | 1990-11-29 | 1992-06-04 | Seikosha Kk | Antriebseinrichtung fuer ein drehelement |
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JPS59142554U (ja) | 1984-09-22 |
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