JPH02290977A - 置換メッキ方法 - Google Patents

置換メッキ方法

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JPH02290977A
JPH02290977A JP11175989A JP11175989A JPH02290977A JP H02290977 A JPH02290977 A JP H02290977A JP 11175989 A JP11175989 A JP 11175989A JP 11175989 A JP11175989 A JP 11175989A JP H02290977 A JPH02290977 A JP H02290977A
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】
(産業上の利用分野) 本発明は、置換メッキ方法に係り、特に硫酸銅により銅
イオンを供給する硫酸洞置換メッキ法を一例とする置換
メッキ方法において、従来の置換メッキ方式とは本質的
に異なる新規なメッキ方法に関する。 (従来の技術) 従来、硫酸銅置換メッキは、単に被メッキ材をメッキ浴
中に一定時間浸漬して行われている。この際、メッキ浴
中では,銅イオンが消費されて減少し、一方,被メッキ
材である銅よりも卑な金属元素は銅との置換反応により
、イオン化して溶解し,浴中に蓄積される。 洛中の銅イオンが減少すると,必要なメッキ厚さが得ら
れないなどの不都合が生しるため、連続又は半連続的に
銅イオンを補給する必要があるが、これには、従来より
専ら硫酸銅が用いられている。 すなわち、硫酸銅がラフな浴管理でよい場合又はメッキ
浴内が強く撹拌されている場合は、粉又は粒状のものが
直接浴中に投入され、一方,厳密な浴管理が必要な場合
は予め水に溶解しておき、その水溶液がメッキ浴に一定
量供給されている。 銅イオンの供給源としては、硫酸銅が使用されているが
、硫酸銅のほかに金,@銅が考えられ、金属銅を使用で
きれば経済的である。両者を銅分のみの単価で比較する
と、硫酸銅は金屈銅の約3倍と非常に高くつくことがわ
かる。例えば、金属銅が300円/kgとすると,硫酸
銅は230円/kgであるが、Cu換算では920円/
Culkgになる。 しかし、従来から一般に使われている硫酸銅、硫酸,硫
酸鉄からなるメッキ液に単に金属銅を接触させるだけで
は金属銅を殆ど溶かすことができないため、銅イオンの
補給源として使うことはできなかった。 一方、被メッキ材中の金属元素が溶解した金属イオンは
、メッキ洛中で濃度が上昇するとメッキ析出速度が遅く
なるなどの不都合が生じるため、ある上限値を超えると
、そのメッキ液はもはや使えなくなり、廃液とされてい
る。 また,被イオン材が鋼である場合、操業によりメッキ液
中にはFe”+イオンが蓄積され,これは前述の如く高
濃度になるとメッキ能率性が低下するため、浴寿命の一
つの指標となるが、一方で液が空気に触れることにより
、Fe”“イオンが時間の経過と共に徐々に酸化されて
Fe3+イオンとなり,この濃度が高くなると、メッキ
密着性を阻害するため、Fe”+イオンの濃度も浴寿命
の指標となる。 しかし、従来、Fe’+イオンを減らす有効な手段がな
いため、Fe”イオンが上限値に達していなくてもFa
3+イオンがある値を超えるとその浴を廃液とせざるを
得ず、浴寿命が短かった。 このように,従来の硫酸銅置換メッキ法では,浴寿命が
短く、また浴管理面でも問題が多い。このような問題は
硫酸銅置換メッキ以外の置換メッキにおいても同様であ
った。 本発明は、上記従来技術の問題点を解決するためになさ
れたものであって、置換メッキにおけるメッキ金属イオ
ンを安定的且つ経済的に供給でき、かつ浴寿命を向上で
きる新規な百換メッキ方法を提供することを目的とする
ものである。 (課題を解決するための手段) 前記目的を達成するため、本発明者は、硫酸銅置換メッ
キにおいて、硫酸銅に替わる銅イオンの補給源として安
価な金属銅が使えるよう、金属銅の溶かし方について電
気的な方法、薬品を用いる方法等、種々検討した中で、
酸化還元の平衡電位の考え方を取入れて実験した結果、
新規且つ経済的な溶解法を見い出した。 すなわち、メッキ液を酸化雰囲気と接触させて置換反応
により液中に溶解した金属イオンのイオン価数を増し、
金属銅をこのイオンを含む液に接触させることにより溶
解し得ることを見い出した.?こで更に、この溶解法を
利用した置換メッキ法が他の置換メッキ法にも適用でき
ることを確認し、ここに本発明をなしたものである。 すなわち、本発明は、要するに,被メッキ材を、メッキ
する金属を溶解した液と接触させ、置換反応により被メ
ッキ材上にメッキを施す方法において、被メッキ材にお
いて置換反応に係わる金属元素をM1、メッキする金属
をM2とする時、置換反応により液中に生じたM、イオ
ン(M1n+)のイオン価数を、液を酸化雰囲気と接触
させて酸化をすすめることにより増加させ(M1 ,但
し1m>n)、このM,m+を含んだ液を金属固体M2
と接触させ、M■ +M2→Mエ +M2 の反応によりメッキ液中にM2イオンを供給することを
特徴とする置換メッキ方法を要旨とするものである。 以下に本発明を更に詳細に説明する。 (作用) 被メッキ材の代表例である鋼の場合を例にとり説明する
と,この場合、銅との置換反応により、?ッキ液中にF
e”(第一鉄イオン)が生しるが、この液を酸化雰囲気
と接触させると.Fe”(第二鉄イオン)となる。この
Fe”が本発明の主目的である置換生成イオンのイオン
価数の増したもので、金属銅を溶解する能力を有してい
るが、一方では高濃度になると、メッキ密着性を阻害す
る有害イオンでもある。 本発明においては、金属銅をFe’+を含んだ液と接触
させることにより、Fe3+は、次式の如くFe  +
Cu−+Fe  +Cu” 金属銅を溶解すると同時に、自身は還元されてp ci
”となり、無害化されるため、メッキ密着性の阻害要因
を作らず、浴寿命を大幅に長くできるという面でも大き
な利点を有している。 被メッキ材中の金属元素のうち、置換反応に関わる金属
元素をM■とし、メッキする金属をM2とすると、上記
の例のように、イオン価数を増したM.″r1+がM2
をイオン化(M2′+)してメッキ液中に溶解し得るか
どうかは,各々の酸化還元電位の大小から推察できる。 すなわち、 Ml”,! M1m”+ (m − n ) el十 M2≠M2+Qe ?平衡反応の標P!酸化還元電位を各々E■゜(V)、
E2゜(v)とすルト,E1゜>E2゜ナラハ、M1m
+がM2を溶解し得ると考えられる。ここで、e″″は
電子を表わし、標準酸化還元電位の値は標桑水素電極を
基準としている。 但し、Mエについては、M1n”が酸化雰囲気との接触
により,実際にMエ”(m>n)の如くイオン価数が増
すものに限られる。 この原理を、被メッキ材(置換反応に関わる金属元素M
x )が1で、メソキする金厘(M2)が銅の場合につ
いて適用すると、 Fe+Cu  →Fe  +Cu により置換反応が起こる。 そこで、Fe”を酸化雰囲気と接触させると7Fe3+
となり,各々の酸化還元電位は次式のようになる。 Fe”≠Fe”+e−の場合、 ?.  =0.7 7 1   (V)C u : C
 u2” + 2 e一の場合、E2  =0.3 3
 7   (V)したがって、E■゜〉E2゜であるか
ら、2Fe”+Cu→2Fe”+Cu”−−■の反応に
より、金属銅を溶解できる。この点は、実施例1によっ
ても確認される。 上記のように、置換反応によりメッキ液中に生じたM,
イオン(Mln+)のイオン価数を増加させるには、メ
ッキ液を酸化雰囲気(例、02ガス、空気など)に接触
させればよく、例えば、このメッキ液を酸化雰囲気中で
スプレー状にすれば効率的である。具体的には、被メッ
キ材にメッキ液を空気中でスプレー状に噴射させるが、
メッキ液中に空気を吹き込んだりすることも可能である
。 一方、イオン価数が増加したM1m“のメッキ液中での
濃度が高くなりすぎると、メッキ密着性を害することに
なる。従来、メッキ液が空気に触れることにより徐々に
酸化されていたが、M1m+を減らす手段がなかったた
め、その濃度がある一定値に達する前に廃液としていた
。 この点,本発明によれば、イオン価数の増したM1m+
を固体金属(M2)に接触させると、M1m4が還元さ
れてMエ となり、この還元を制御することにより,メ
ッキ液中のMX a度をコントロールすることができ、
メッキ密着性を害することがない。 例えば、鋼表面に銅を置換メッキする場合,メッキ密看
性の低下を防止するには、メッキ液中のFe”濃度を5
0g/ff以下にするのが望ましい。 そのためには、Fe’+を含んだメッキ液を金属銅と接
触させて、 Fe”+Cu−+Fe”+Cu” の反応を生じさせ、Fe’“をFe2+に還元する。 なお、以上の説明では、被メッキ材が鋼であり、メッキ
する金属が銅である場合の置換メッキについて説明した
が、置換反応によりメッキ液中に生じた金属イオンのイ
オン価数を酸化雰囲気によって増し、そのイオンの酸化
力によってメッキする金属を溶解できる金属元素であれ
ば可能であり、そのような金属元素としては、被メッキ
材が鋼である場合,ヒ素、黄銅、青銅、カドミウム、釦
,ニッケル,スズなどが挙げられる。 (実施例) 次に本発明の実施例を示す。 去1]リエ 本例は、酸化雰囲気により金gt!I1を溶解できるこ
とを示す例である。 第1図に示す如く、硫酸銅メッキ液と金属銅をビーカー
に入れて,マグネットスターラーにより液を撹拌しなか
ら02ガスを吹き込み,一定時間後の金属銅の重量減を
測定した。 なお、メッキ条件は以下のとおりである。 メッキ液量:IQ メッキ液温度:40’C O2ガス吹込52 : L Q /minメッキ液組成
: C u S O 4 ・5 H 2 0−・2 0 g
 / QH,  S  O 2           
 ・・・ 4 0    ノlFeSO4・7H20・
・・30l! 実験結果は、第1表に示すように、02ガス吹き込み時
間と共に金属鋼溶解量は増しており,液を酸化雰囲気と
接触させることにより、金属銅を溶解できることが確認
された。 試験結果は,第2表に示すように、金gCvJの重量減
の実測値と理論値がほぼ等しいことから、金属銅の溶解
反応は前記■式に従うことが確認された. 次に、金属銅が前記■式に従って溶解するかどうかを確
認するために、第1図に示した装置を用い、予めFe’
+濃度を上げたメッキ液中に金属銅を入れ、02ガスを
吹き込まずにメッキ液の撹拌のみを行い、lhr後の銅
の重量減と液中のFe”濃度を測定して、金属鋼の溶解
を調べた。 なお、当初のFe”;J1度(A)は、金属銅を入れず
、02ガス吹き込みにより上げた。また、金属銅の重量
減の理論値は、当初のFe’+濃度の実測値(A)とl
hr後のFe’+濃度の実測値(B)を用いて、(A−
B)X(Cuの原子量)÷(2x(Feの原子量)}の
式により求めた。 更に、液の酸化雰囲気との接触の仕方について、02ガ
スの替わりにに空気を吹き込.んだ場合と、第2図に示
すように02雰囲気中で液を噴射させた場合或いは空気
中で同様にして液を噴射させた場合について、試験した
ところ、程度の差はあるものの、いずれの場合も金Fi
1銅を溶解できることを確認した. 失意週1 本例は、溶接用鋼ワイヤに適用した例である。 溶接用鋼ワイヤに通常の浸漬メッキ方式による硫酸銅置
換メッキを行うに当り,第3図に示すように、メッキ液
中に金属銅を入れ、空気を吹き込みながら,以下の試験
条件でメッキを行った。 く試験条件〉 供試ワイヤ:溶接用鋼ワイヤ ワイヤ径:1.35+n+oφ ワイヤ走行速度: 2 0 On/minメッキ液組成
:実施例1と同じ また、比較のために、第3図に示した装匝において、金
属銅を入れず、空気を吹き込まない従来方式でメッキを
行った。 メッキ後、メッキ密着性を調べると共に、コストの対比
を行い、それらの結果を第3表に示す。 なお、メッキ密着性の評価については、サンプルワイヤ
を第4図に示すように共巻きにし、巻き付けたワイヤの
表面のメッキ剥離状況を倍率30倍に拡大して目視wt
察し、剥離が全くない場合を◎印、剥離の痕跡がある場
合をO印、剥離が若干ある場合をΔ印、剥離が多い場合
をX印にて評価した。なお,この評価基準は以下の実施
例おいても同様である。 また、トータル銅コストは、硫vt銅と金凪銅の単価比
を1 : 1.3とし,比較例のコストを1として計算
した。 第3表に示すように、本発明例は比較例に比べてメッキ
密着性に差がなく,シかも銅源として、硫酸銅の一部が
安価な金m銅に置き替わるため,トータル銅コストが安
くなっている。 なお、本実験を、鋼製外皮を有するフランクス入りワイ
ヤに対して適用したところ、溶接用鋼ワイヤと同様の効
果が得られた。 [以下余白1 第3表 実施例3 本例も、溶接用鋼ワイヤに適用した例である。 溶接用鋼ワイヤにスプレー状にメッキ液を噴射させて,
硫酸鋼置換メッキを行うに当り、第5図に示す如く、メ
ッキ液内に金属銅を入れ、メッキ液を噴射循環させなが
らメッキを行った。なお、試験条件は実施例2の場合と
同様である。 また、比較のために、第5図に示した装置において、金
属銅を入れずにメッキを行った。 試験結果は、第4表に示すように,本発明例は実施例2
での本発明例の場合と同様の効果が得られていることが
わかる。但し、メッキ密着性は本例の方が実施例2の場
合よりも良くなっている。
【以下余白1 去1目生先 本例は、鋼表面に硫酸鋼置換メッキを施す際に、メッキ
液中のFe3“濃度とメッキ密着性の関係を調κたもの
である。 第5図に示した装置を使用し、以下の試験条件でFe’
+濃度を変えてメッキを行い,メッキ密着性を調べた。 その結果を第5表に示す。 〈テスト条件〉 メッキ浴組成: CuS04・5I−I,O−・50g/lH2SO4 
   ・・・’/ln total F e     − 8 0その他(1)
:実施例3と同じ。但し、メッキ液中に金属銅を入れな
い。 その他(2) : Fe’“濃度は本テス1・開始前に
液を噴射循環させて調整し た。 第5表からわかるように.Fe3+濃度が50g/lを
超えると、メッキ密着性が悪くなっている。 これは、第5図に示したように、メッキ液をスプレー状
に噴射させると、従来の浸漬方式よりもメッキ密着性が
良くなるものの、長時間運転を行うと、液中のFe2+
が空気酸化されてFe:l+となり,Fe’“が高濃度
になると、メッキ密着性を害するようになるためである
。 【以下余白} 第 表 去J1岨二 実施例4と同様の実験を、メッキ液中に金属銅を入れて
行い、F e”濃度とメッキ密箔性の関係を調べた。 テスト条件は、メッキ液中に金属銅を入れたほかは、実
施例4と同じであり、Fe3“濃度は、金属銅投入量と
メッキ液の噴射時間により調整した。 試験結果は,第6表に示すように、実施例4の場合と同
様、Fe’11度が50g/lを超えるとメッキ密着性
が悪くなっていることがわかる。 【以下余白1 去n影 第5図に示した装置を用いて、ワイヤを通さずに、金属
銅を入れた場合と入れない場合についてメッキ液を噴射
循環させ、Fe”+濃度の経時変化を調べた。テスト条
件は以下のとおりである。 くテス1へ条件〉 メッキ液組成:実施例4と同じ 金属投入量=200kg 試験結果は、第7表に示すように、金属銅を入れない場
合は30hrでFe”J1度上限50g/lを超え,こ
の時点で浴寿命が尽きるのに対し、金属銅を入れた場合
は、Fe3+濃度はほぼ一定となり、上限5og/lを
超えることがないため、Fe”濃度によって浴寿命が尽
きることはないことがわかる。 この結果から、本発明法を最も効果的に適用すには以下
の態様が好ましいことがわかる。まず、メッキ浴中に金
属銅を投入すると共に、メッキ浴とは別に銅イオン補給
槽を設け、この銅イオン補給槽に金属銅を投入し、槽内
の液を撹拌乃至循環させ、銅イオンの生成速度を増すと
同時にFe”イオン濃度を低下させる。そして、この処
理後のメッキ液をメッキ洛中に供給すれば,メッキ液の
長寿命化が図れる。 【以下余白】 (発明の効果) 以上詳述したように、本発明によれば、置換反応により
液中に生じた金属イオンのイオン価数を,液を酸化雰囲
気と接触させて酸化を促進することによって増し,この
金属イオンを含んだ液を固体金属M2と接触させて溶解
し、メッキ液中にM2イオンを供給するので、メッキコ
ストを著減でき、また長時間運転に伴う浴寿命の低下を
防止することもできる。 特に、鋼の置換メッキに適用した場合、銅源として高価
な硫酸銅の全部又は一部を安価な金属銅に置換すること
により、大幅なコストダウンが図れる。硫酸銅の全部を
金属銅に置換する場合は、硫酸銅補給用の諧設儒が不要
になって、設備的に極めて簡易なものとなり、また作業
面でも同様に簡略化され、省人化を図ることができ、硫
酸銅の一部を置換する場合でも、硫酸銅の補給量又は頻
度が減少するため、やはり作業面から省人化が期待でき
る。 1、
【図面の簡単な説明】
第1図は02ガス吹き込みによる金属銅溶解装置を示す
説明図,第2図は02雰囲気中でメッキ液を噴射循環さ
せる装置を示す説明図、第3図は浸漬メッキ方式で液を
噴射循環させる装置を示す説明図、第4図はワイヤの共
巻き状態を示す説明図、第5図はワイヤにスプレー液を
当てるメッキ方式で液を循環させる装置を示す説明図で
ある。 1・・・メッキ液,2・・・金属銅、3・・・ビーカ、
4・・・マグネットスターラ,5・・・メッキ槽、6・
・・ノズル、7・・・ワイヤ(被メッキ材)。 第 図 特許出願人  株式会社神戸製I所 代理人弁理士 中  村   尚 第 図 手続補正書 1.事件の表示 平成1年特許願第111759号 第4図 第5図 住所 神戸市中央区脇浜町1丁目3番18号名称 (1
19)株式会社神戸製鋼所 4.代理人 住所 〒116東京都荒川区西日慕里5丁目35?欄 8.補正の内容 (1)明細書第1頁第4行〜第3頁第6行目(特許請求
の範囲)の記載を別紙のとおりに訂正する。 (2)同第7頁第13行目の「M■ +M2→n十  
  皇十 M■ 十Mz  Jの記載を以下のとおりに訂正する。 m − n J          rn − n  
           J(3)同第8頁第10行目及
び第11頁第13行目のrFe”+Cu−+Fe”+C
u”Jの記載をr2Fe”+Cu→2Fe”+Cu”J
に訂正する。 (4)  同第12頁第19行目(7) rH,SO2
J (7)記載を「H2S04」に訂正する。 【以下余白1 (別紙) 2.特許請求の範囲 (1) 被メッキ材を、メッキする金属を溶解した液と
接触させ、置換反応により被メッキ材上にメッキを施す
方法において、被メッキ材において置換反応に係わる金
属元素をM.、メノキする金属をM2とする時、置換反
応により液中に生じたM、イオン(M1n+)のイオン
価数を、液を酸化雰囲気と接触させて酸化をすすめるこ
とにより増加させ< M 1m +、但し、m > n
 )、このM1m+を含んだ液を金属固体M2と接触さ
せ、 12Q −M,  +M2−}−M1n’+M2”m+ ■−n                m − nの
反応によりメッキ液中にM2イオンを供給することを特
徴とする置換メッキ方法。 (2) 前記被メッキ材が鋼であって、メッキする金属
が銅であり、 2Fe  +Cu−+2Fe  +Cuの反応によりメ
ッキ液中に銅イオンを供給する請求項1に記載の方法。 (3)  w4表面に硫酸銅置換メッキを施す方法にお
いて, Fe+Cu2+→Fe”+Cu の置換反応により液中に生じたFe”2+を、液を酸化
雰囲気と接触させることによりFe゛′″濃度を上げる
と共に,液を金属銅と接触させることにより、2 Fe
  +Cu−+2 Fe  +Cu”なる反応を生じせ
しめ、液中に銅イオンを供給することを特徴とする溶接
用鋼ワイヤ及びフランクス人リワイヤの硫酸銅置換メッ
キ方法。 (4) 置換反応により生したM,イオン(M.n”)
を含んだメッキ液を,酸化雰囲気中でスプレー状に被メ
ッキ材に噴射させる請求項1,2又は3に記戟の置換メ
ッキ方法。 (5)鋼表面に銅メッキを施す方法において、メッキ液
中のFe”濃度を常に5 0 g / Q以下にするこ
とを特徴とする硫酸銅置換メッキ方法。 (6)  Fe”を含んだメッキ液を金FA銅と接触さ
せることにより、 2Fe”+Cu→2Fe  +Cu なる反応を生しせしめ、メッキ液中のFe3+をFe”
+に還元し、被メッキ材と接触するメッキ液中のFe”
Q度を常に5 0 g / Q以下にすることを特徴と
する請求項1〜5のいずれかに記載の硫酸銅置換メッキ
方法。

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)被メッキ材を、メッキする金属を溶解した液と接
    触させ、置換反応により被メッキ材上にメッキを施す方
    法において、被メッキ材において置換反応に係わる金属
    元素をM_1、メッキする金属をM_2とする時、置換
    反応により液中に生じたM_1イオン(M_1^n^+
    )のイオン価数を、液を酸化雰囲気と接触させて酸化を
    すすめることにより増加させ(M_1^m^+、但し、
    m>n)、このM_1^m^+を含んだ液を金属固体M
    _2と接触させ、 M_1^m^++M_2→M_1^n^++M_2^l
    ^+の反応によりメッキ液中にM_2イオンを供給する
    ことを特徴とする置換メッキ方法。
  2. (2)前記被メッキ材が鋼であって、メッキする金属が
    銅であり、 Fe^3^++Cu→Fe^2^++Cu^2^+の反
    応によりメッキ液中に銅イオンを供給する請求項1に記
    載の方法。
  3. (3)鋼表面に硫酸銅置換メッキを施す方法において、 Fe+Cu^2^+→Fe^2^++Cu の置換反応により液中に生じたFe^2^+を、液を酸
    化雰囲気と接触させることによりFe^3^+濃度を上
    げると共に、液を金属銅と接触させることにより、Fe
    ^3^++Cu→Fe^2^++Cu^2^+なる反応
    を生じせしめ、液中に銅イオンを供給することを特徴と
    する溶接用鋼ワイヤ及びフラックス入りワイヤの硫酸銅
    置換メッキ方法。
  4. (4)置換反応により生じたM_1イオン(M_1^n
    ^+)を含んだメッキ液を、酸化雰囲気中でスプレー状
    に被メッキ材に噴射させる請求項1、2又は3に記載の
    置換メッキ方法。
  5. (5)鋼表面に銅メッキを施す方法において、メッキ液
    中のFe^3^+濃度を常に50g/l以下にすること
    を特徴とする硫酸銅置換メッキ方法。
  6. (6)Fe^3^+を含んだメッキ液を金属銅と接触さ
    せることにより、 Fe^3^++Cu→Fe^2^++Cu^2^+なる
    反応を生じせしめ、メッキ液中のFe^3^+をFe^
    2^+に還元し、被メッキ材と接触するメッキ液中のF
    e^3^+濃度を常に50g/l以下にすることを特徴
    とする請求項1〜5のいずれかに記載の硫酸銅置換メッ
    キ方法。
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Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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