JPH0228975Y2 - - Google Patents

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JPH0228975Y2
JPH0228975Y2 JP1983107596U JP10759683U JPH0228975Y2 JP H0228975 Y2 JPH0228975 Y2 JP H0228975Y2 JP 1983107596 U JP1983107596 U JP 1983107596U JP 10759683 U JP10759683 U JP 10759683U JP H0228975 Y2 JPH0228975 Y2 JP H0228975Y2
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JP
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radiator
support
dynamic spring
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atsupa
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JP1983107596U
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  • Cooling, Air Intake And Gas Exhaust, And Fuel Tank Arrangements In Propulsion Units (AREA)
  • Details Of Heat-Exchange And Heat-Transfer (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 [産業上の利用分野] 本考案は、車両のラジエータの上端部を支持す
るラジエータのアツパサポートに関する。
[従来の技術] ラジエータの車両ボデーからの支持は、ラジエ
ータの組付けのばらつきを吸収させたりラジエー
タと車両との熱膨張差を逃げるために、一部にゴ
ム部材を有するラジエータのアツパサポートを用
いて行なわれており、同じく一部にゴム部材を有
するロアサポートと協働してラジエータを浮動支
持するようになつている。
従来のラジエータのアツパサポートは、第1図
に示すようにボデー側ブラケツト1とラジエータ
側ブラケツト2とを、左右にゴム柱3,4を有し
ゴム柱3,4の間にくり抜かれた空間から成るす
ぐり5を有するゴム部材6で結合したものから成
つている。そして、このラジエータのアツパサポ
ートはボデー側ブラケツト1により車両ボデーに
剛に固定され、ゴム柱3,4の変形によつて、す
ぐり5の上下間隔を変化させつつ、組付け時の寸
法のばらつきや熱膨張差を吸収するようになつて
いた。すなわち、ラジエータのアツパサポート自
体が、ゴム部材6を備えているために、ゴム部材
6の変形によつて上下方向のばらつきを吸収して
いたのであり、上下方向のばらつきを吸収するの
にゴム部材6とは別の上下方向の位置調整手段を
設けるということはなかつた。
[考案が解決しようとする課題] ところで、第1図のような構造のラジエータの
アツパサポートを用いて振動特性試験を試みたと
ころ、第2図に示すように、組付けのばらつきに
よつてすぐりの寸法が変化すると、それに応じて
動ばね定数が大きく変化することが判明した。第
2図においては、横軸にすぐり寸法Dがとられ、
縦軸に動ばね定数がとられており、かつ第1図の
アツパサポートの動ばね特性が曲線Aで示されて
いる。図から明らかなように曲線Aは水平から大
きく傾斜しており、すぐり寸法Dの変化により動
ばね定数が大きく変わることがわかる。
この動ばね定数の変化により、ラジエータを質
量、アツパサポートをばねとする振動系の振動特
性が変化する。いま、アイドル振動や車両のこも
り音を抑制するのに有効な有効動ばね定数の領域
をHとし、ラジエータの組付けにおいて生じるす
ぐり5のばらつきの範囲をWとした場合、組付け
時のすぐり5のばらつきが有効動ばね定数領域H
に対応するすぐり範囲W1にあるときは問題ない
が、第1図のような動ばね定数の変化の大きいア
ツパサポートではW1の範囲におさまり難く、組
付けのばらつきがW1以外の範囲、すなわち第2
図の曲線AのうちA1の部分にくることがあり、
このようなときは、動ばね定数が有効動ばね定数
領域H以外の値になるのでアイドル振動、こもり
音が悪化するという問題が生じる。
そして、第1図に示すような構造のアツパサポ
ートでは、すぐり寸法の調整機構がないので、曲
線A1の部分で組付けが完了しても、動ばね定数
を有効動ばね定数領域Hにセツトしなおす方法は
ない。したがつて組付けのばらつきの誤差を小
に、すなわち高精度に製作して、組付け後の動ば
ね定数が有効動ばね定数領域Hに入るようにする
以外に対処する方法はなかつた。しかし、この精
度を上げる方法はコストアツプを招く他組付け作
業を難しいものにするという難点を有していた。
本考案は、上記のような問題を解消するため
に、組付け時に動ばね定数を調整できるラジエー
タのアツパサポートを提供することを目的とす
る。
[課題を解決するための手段] この目的を達成するラジエータのアツパサポー
トは、すぐりを有しすぐり寸法によつて動ばね定
数が変化するアツパサポート本体と、アツパサポ
ート本体を車両ボデーから支持する支持構造と、
からなり、アツパサポートの車両ボデーからの支
持構造に、上下方向の位置調整機構を設け、すぐ
り寸法を制振上適切な寸法に調整した後位置調整
機構を固定したものから成る。
[作用] このようなアツパサポートでは、位置調整機構
によつて、すぐり寸法を変化させることができ、
それによつて動ばね定数を変えることができるの
で、組付け時に動ばね定数を制振上有効な有効動
ばね定数に設定することにより、アイドル振動、
こもり音の悪化を未然に防止することができる。
[実施例] 以下に本考案に係るラジエータのアツパサポー
トの望ましい実施例を図面を参照して説明する。
第3図ないし第6図は本考案の第1実施例を示
している。図中11は車両ボデー、12はラジエ
ータを共に部分的に示している。ラジエータ12
は車両ボデー11からラジエータのアツパサポー
ト13を介して支持されている。
ラジエータのアツパサポート13は、ボデー側
ブラケツト14とラジエータ側ブラケツト15と
をゴム部材16で連結したアツパサポート本体、
およびアツパサポート本体を車両ボデー11から
支持する支持構造17とから成る。
このうちゴム部材16は、ラジエータ12の中
心線に対して左右の位置にゴム柱18,19を有
している。ラジエータ12組付け時にはゴム柱1
8,19は水平かハの字形になるように設定され
ている。ゴム柱18,19の中間には弧形に延び
るくり抜き空間いわゆるすぐり20が形成されて
いる。すぐり20はすぐり20の上下間隔すなわ
ちすぐり寸法Dの変化によつて組付けのばらつき
や熱膨張差を吸収するようになつている。
一方、支持構造17は、ラジエータ側ブラケツ
ト15の上面から上方に向つて延びる調整用ブラ
ケツト22と、そこから車両ボデー11に向つて
延びるステー23とから成つている。調整用ブラ
ケツト22には上下方向に長く延びる長穴21が
穿設されている。ステー23と調整用ブラケツト
22とは長穴21を挿通するボルト24により互
に緊緩可能に固定され、ステー23と車両ボデー
11とはボルト25により緊締される。このうち
ボルト24と長穴21とは上下方向の位置調整機
構を構成しており、ボルト24を緩めるとステー
23と調整用ブラケツト22との固定は解かれ、
ボルト24を長穴21に沿つて移動させることに
よりステー23と調整用ブラケツト22との上下
方向位置関係を変更でき、ボルト24を締める
と、ステー23と調整用ブラケツト22との位置
関係はその位置で固定されるようになつている。
つぎに上記第1実施例における作用について説
明する。
まず、ラジエータのアツパサポート13の組付
け方であるが、第3図に示すようにラジエータの
アツパサポート13をラジエータ12にセツト
し、ステー23をボルト25により車両ボデー1
1に締め付ける。このときボルト24は仮締めに
しておき、ゴム部材16のすぐり20には、すぐ
り寸法狙い値の高さを有するスペーサ26を挾ん
でおく。
つぎに、すぐり寸法Dがスペーサ26の高さと
なる位置にてボルト24を本締めする。最後にス
ペーサ26をすぐり20から抜きとる。
こうすることによつて、ラジエータのアツパサ
ポート13のすぐり寸法Dを狙い値通りに調整で
きる。すなわち、ラジエータのアツパサポート1
3の車両ボデー11からの支持構造17に長穴2
1とボルト24から成る上下方向の位置調整機構
が設けられているので、この位置調整機構でラジ
エータのアツパサポート13の上下位置が調整さ
れることにより、組付け時のばらつきの如何を問
わずすぐり寸法Dが常に一定の設計狙い値aに設
定される。しかも、このすぐり寸法Dはスペーサ
26の高さを選定することにより制振上最も効果
的な動ばね値を与える寸法に設定することが可能
である。そのため、ラジエータのアツパサポート
13は、第2図において常に最適のすぐり寸法D
=aに対する動ばね定数が与えられ、この動ばね
定数は有効動ばね定数領域H内にあるから、ラジ
エータのアツパサポートは、アイドル振動、車両
こもり音を良好に抑制できる。
第7図は本考案の第2実施例を示している。本
実施例においては、ラジエータのアツパサポート
13のうち支持構造17の上下方向の位置調整機
構が第1実施例と異なつている。すなわち、第2
実施例における上下方向の位置調整機構は、ボデ
ー側ブラケツト14の上面に下方に向つて開放し
たコ字状金具27を固定し、ステー23とコ字状
金具27との間に上下方向の位置を調整するスペ
ーサ28を介在させてボルト29、ナツト30に
よりステー23とコ字状金具27とを緊締したも
のから成つている。その他の構成は第1実施例に
準じるので、準じる部分に第1実施例と同一の符
号を付して説明を省略する。
第2実施例における作用についてであるが、支
持構造部17の上下方向の位置の調整は、スペー
サ28の厚さを変えることによつて容易に行なわ
れる。これによつて、すぐり寸法Dを第2図にお
いて一定の設計狙い寸法aに設定することがで
き、動ばね定数は有効動ばね定数領域H内にある
一定の値に設定される。その他の作用は第1実施
例に準じる。
[考案の効果] したがつて本考案のラジエータのアツパサポー
トは、車両ボデーからの支持構造に上下方向の位
置調整機構を設けたものからなるので、本考案に
よるときは、組付けばらつきにかかわらず、ラジ
エータのアツパサポートのすぐり寸法を、ラジエ
ータのアツパサポートの動ばね定数がアイドル振
動、こもり音抑制にもつとも効果的な動ばね値と
なるような一定の値に常に設定することができる
という効果が得られる。また、すぐ寸法を調整で
きるためラジエータのアツパサポートの自由状態
におけるすぐり寸法を小さくるので、ゴム部にか
かる荷重を軽減でき耐久性上も有利となるという
効果もある。
【図面の簡単な説明】
第1図は従来のラジエータのアツパサポートの
正面図、第2図はラジエータのアツパサポートの
すぐり寸法−動ばね定数特性図、第3図は本考案
の第1実施例に係るラジエータのアツパサポート
の組付け途中の状態における正面図、第4図は第
3図のラジエータのアツパサポートの組付け完了
後の正面図、第5図は第4図の平面図、第6図は
第4図の側面図、第7図は本考案の第2実施例に
係るラジエータのアツパサポートの正面図、であ
る。 11……車両ボデー、12……ラジエータ、1
3……ラジエータのアツパーサポート、14……
ボデー側ブラケツト、15……ラジエータ側ブラ
ケツト、16……ゴム部材、17……支持構造、
18,19……左右のゴム柱、20……すぐり
(ゴム部材中のくり抜き穴)、21……長穴、22
……調整用ブラケツト、23……ステー、24,
25,29……ボルト、26,28……スペー
サ、27……コ字状金具、30……ナツト。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 アツパサポート本体と該アツパサポート本体を
    車両ボデーから支持する支持構造とからなり、 アツパサポート本体はボデー側ブラケツト、ラ
    ジエータ側ブラケツト、ボデー側ブラケツトとラ
    ジエータ側ブラケツトとを連結するゴム部材とか
    らなり、前記ゴム部材は左右のゴム柱を有すると
    ともに左右のゴム柱間にわたつて左右方向に連続
    するすぐりを有しており、 支持構造は上下方向の位置調整機構を有してお
    り、前記すぐりの上下方向寸法を適切な動ばね定
    数が得られる寸法に調整した後前記位置調整機構
    を固定した ことを特徴とするラジエータのアツパサポート。
JP10759683U 1983-07-13 1983-07-13 ラジエ−タのアツパサポ−ト Granted JPS6016617U (ja)

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JP10759683U JPS6016617U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 ラジエ−タのアツパサポ−ト

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JP10759683U JPS6016617U (ja) 1983-07-13 1983-07-13 ラジエ−タのアツパサポ−ト

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JPS6016617U JPS6016617U (ja) 1985-02-04
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Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661243A (en) * 1979-10-25 1981-05-26 Toshiba Corp Conveyance device for sheet
JPS5784223A (en) * 1980-11-13 1982-05-26 Nissan Motor Co Ltd Vibration absorber of vehicle

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS5661243A (en) * 1979-10-25 1981-05-26 Toshiba Corp Conveyance device for sheet
JPS5784223A (en) * 1980-11-13 1982-05-26 Nissan Motor Co Ltd Vibration absorber of vehicle

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JPS6016617U (ja) 1985-02-04

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