JPH02288803A - 放出制御された水田除草用粒剤 - Google Patents

放出制御された水田除草用粒剤

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JPH02288803A
JPH02288803A JP32720088A JP32720088A JPH02288803A JP H02288803 A JPH02288803 A JP H02288803A JP 32720088 A JP32720088 A JP 32720088A JP 32720088 A JP32720088 A JP 32720088A JP H02288803 A JPH02288803 A JP H02288803A
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葛西 豊
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藤縄 昭二
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鎌木 史朗
Koichi Suzuki
宏一 鈴木
Yuta Shirai
白井 雄太
Takashi Igai
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Abstract

(57)【要約】本公報は電子出願前の出願データであるた
め要約のデータは記録されません。

Description

【発明の詳細な説明】 〔産業上の利用分野〕 本発明は、新規な放出制御された水lη除草用粒剤に関
するもので、更に詳しくはスルボニルウレア系除草活性
化合物と水田雑草のヒエに効力を示す除草活性化合物と
を同時に同一粒内に含有する放出制御された水田除草用
粒剤および該水田除草用粒剤の製造方法に関するもので
ある。
〔従来の技術及び問題点〕
従来、水田雑草の除草剤としては、その製剤の形態は種
々あるが、その使用の容易性等より粒剤の形態のものが
一般的に多く使用されている。
水田除草用粒剤において、除草活性化合物の水中への放
出制御としての技術は2種類あり、ひとつは活性化合物
の水中への放出を促進すること、他方はその放出を抑制
することである。
前者は、除草活性化合物を、水中への放出をできるだけ
促進することによって目的の雑草の枯殺を図るものであ
り、例えば水田の主要雑草のひとつであるヒエに効力を
示す除草活性化合物を含有する粒剤がある。
後者は、例えば殺草効力の強い除草活性化合物の場合で
あり、前者とは逆にその放出を抑制することによって、
水稲に対し薬害を少なくし、目的の雑草の枯殺を図るも
のである。
しかしながら、水田除草用粒剤において、その粒剤内に
2種類以上の除草活性化合物を包含し、1種の除草活性
化合物が放出を抑制され且つ他種の除草活性化合物が放
出を促進するように放出制御された水田除草用粒剤は、
全く知られていない。
−船釣に、優れた水田除草用粒剤としては、(1)水稲
に対して薬害が生じない (2)ヒエを含めた水田のすべての雑草に対して優れた
除草効果がある。
(3)残効性が長い。すなわち、上記(2)の効果が長
期間にわたり持続する。
(4)貯蔵中の粒剤の有効成分が長期間にわたって分解
しない。
上記のような効果を同時に具備した粒剤が、全く理想的
なものであり強く要望されている。
〔問題点を解決するための手段〕
本発明は、新規な放出制御された水田除草用粒剤に関す
るもので、更に詳しくは、スルボニルウレア系除草活性
化合物と水田雑草のヒエに効力を示す除草活性化合物と
を同時に同一粒内に含有する放出制御された水田除草用
粒剤に関するものである。
本発明において、放出制御とは、2種以上の除草活性化
合物の一方を放出抑制し、他方を放出促進することの両
方を兼ね供えていることを意味するものである。
すなわち、本発明の水田除草用粒剤は、スルホニルウレ
ア系除草活性化合物の放出抑制と水田雑草のヒエに効力
を示す除草活性化合物の放出促進との両方の機能を同−
粒剤内に有しているものである。
スルホニルウレア系除草活性化合物は、本発明の粒剤に
おける含有量は少ないが、その除草活性が極めて高く、
通常の粒剤で施用するとその活性化合物が速やかに水田
水中へ溶解され、そのために水稲の薬害が生じたり、漏
水によって活性化合物が水田より流去してしまう。した
がって、水田水中への放出をできるだけ少量ずつ徐々に
行うようにすることが重要である。
またスルホニルウレア系除草活性化合物は、極めて少量
でほとんどの水田雑草に対して高い除草効力を有してい
るが、水田の主要雑草であるヒエに対してはその効力が
不足している。したがって、スルホニルウレア系除草活
性化合物とヒエに効力を示す除草活性化合物とを同時に
同一粒内に含有する除草粒剤が必要となってきた。
水田におけるヒエの防除時期の観点からみて、ヒエに効
力を示す除草活性化合物は水田水中へ速やかに放出促進
させる必要がある。
すなわち水田除草用粒剤内において一方の活性化合物の
放出抑制と他方の活性化合物の放出促進との両方を兼ね
備えている粒剤の開発が必要となり、本発明者らは種々
研究した結果、本発明を完成したものである。
すなわち、本発明は、下記の■、■、■および■の各物
質を含有してなる放出制御された水田除草用粒剤および
該水田除草用粒剤の製造方法に関するものである。
■スルホニルウレア系除草活性化合物、粘土力)、物お
よび常温で固状のパラフィンワックスからなる造粒物 ■水田雑草のヒエに効力を示す除草活性化合物■粘土鉱
物 ■界面活性剤 本発明の水田除草用粒剤の製造方法は、下記のとおりで
ある。
常温で固状のパラフィンワックスを、その融点以上に加
熱溶融し、スルホニルウレア系除草活性化合物および粘
土鉱物を均一に混合し造粒して微粒の造粒物を得て、次
いで該造粒物と、水田雑草のヒエに効力を示す除草活性
化合物、粘土鉱物および界面活性剤とを均一に混合し造
粒することを特徴とする放出制御された水田除草用粒剤
の製造方法である。
本発明の水田除草用粒剤を水田に施用すると、次のよう
な効果を有している。
(1)水稲に対する薬害が極めて少ない。
(2)ヒエを含めた水田のすべての雑草に対して優れた
除草効果がある。
(3)残効性が長い。すなわち、上記(2)の効果が長
期間にわたり持続する。
(4)貯蔵中の粒剤の有効成分が長期間にわたって分解
しない。
上記のような効果を同時に具備した水田除草用粒剤は、
全く理想的なものであり本発明の水田除草用粒剤は、こ
れを完全に達成し得たものである。
本発明の水田除草用粒剤を水田に施用すると、まずヒエ
に効力を示す除草活性化合物が粒剤内から水田水中へ速
やかに放出促進され、主要雑草のひとつであるヒエを枯
殺し、同時に除草効力の高いスルホニルウレア系除草活
性化合物が少量ずつ徐々に放出するように放出抑制する
ことによって、水稲に対して薬害が生じることなく且つ
除草効力の期間を長くすることができる。
本発明において、粘土鉱物は特に限定されるものではな
く、例えばクレー、タルク、ヘントナイト、珪藻土、炭
酸カルシウム、ボワイ1〜カーボンなどの通常の固体担
体が挙げられる。
常温で固状のパラフィンワックスとしては、特に限定さ
れるものではないが例えば、通常の石油系固型パラフィ
ンワックス、木蝋、蜜蝋、カルナバ蝋などが挙げられ、
好ましくは石油系固型パラフィンワックスであり、イソ
パラフィン、ノルマルパラフィンまたはこれらの混合物
でその融点の範囲が50〜95°Cのものが適当である
スルホニルウレア系除草活性成分としては、特に限定さ
れるものではないが例えば次式:%式% (式中、Qは、各種の置換基で置換されていてもよいフ
ェニル基、ベンジル基もしくは複素環基を示し、Rは、
各種の置換基で置換されていてもよいピリミジル基もし
くはトリアジル基を示す。)で表される誘導体が挙げら
れ、具体的には例えばN−〔(4,6−ジメトキシピリ
ミジン−2−イル)アミノカルボニルシー4−エトキシ
カルボニル−1−メチルピラゾール−5−スルホンアミ
ド(以下、化合物Aと略称する。)、メチル−2〔(〔
(〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2イル)アミノ
〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕メチル〕ベンゾエ
ート(以下、化合物Bと略称する。)などが挙げられる
本発明の粒剤中におけるスルホニルウレア系除草活性成
分の含有量は特に限定されるものではないが、通常0.
01〜1重量%の範囲が好ましい。
本発明粒剤中における界面活性剤は、スルホニルウレア
系除草活性成分を含有する造粒物の水中拡散およびヒエ
に効力を示す除草活性化合物の放出促進のために必要で
あり、例えば、アルキルベンゼンスルホン酸塩、ポリオ
キシエチレンアルキルアリルエーテル、リグニンスルホ
ン酸塩、アルキルスルホコハク酸塩、ポリオキシエチレ
ン脂肪酸エステル、ナフタレンスルホン酸塩、ポリオキ
シエチレンアルキルアリルエーテル硫酸塩、アルキルア
ミン塩、トリポリリン酸塩などが挙げられ、粒剤中にお
けるこれらの界面活性剤の含有量は特に限定されるもの
ではないが、通常0.05〜10重量%の範囲が好まし
い。
水田雑草のヒエに効力を示す除草活性化合物は、特に限
定されるものではないが、例えば下記のような化合物が
挙げられる。
■ N−(0,0−ジイソプロピル−ジチオホスホリル
アセチル)−2−メチル−ピペリジン(以下、ピペロフ
ォスと称す。) ■ 3−(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシフェ
ニル)−5−クーシャリブチル−L3,4−オキサジア
ゾール−2(311)−オン(以下、オキサシアシンと
称す。)■ 2.4−ジクロル−3゛−メトキシ−4゛
−ニトロジフェニルエーテル(以下、クロロメトキシニ
ルと称す。) ■ 2,4.6− ) IJクロロ−4゛−ニトロジフ
ェニルエーテル(以下、GNPと称す。) ■ 2,4−ジクロルフェニル−3−メトキシカルボニ
ル−4′−ニトロフェニルエーテル(以下、ビフェノク
スと称す。) ■ 3−〔2−ニトロ−5−(2−クロル−4−トリフ
ルオロメチルフェノキシ)−フェノキシ−テトラヒドロ
フラン(以下、M T−124と称す。)■ 5−(4
−クロロヘンシル)N、N−ジエチルチオールカーバメ
ート(以下、ヘンチオカーブと称す。)■ S−エチル
−N、N−ヘキサメチレンチオールカーバメート(以下
、モリネートと称す。)■ 5−1−エチル−プロピル
−N、N−へキサメチレンチオールカーハメ−1・(以
下、パイラムと称す。)[相] S−イソプロピル−N
、N−ヘキサメチレンチオールカーバメート(以下、イ
ソプロピl/−1・と称ず)■ S−(1−メチル−1
−フェネチル)−ピペリジン−1カルボチオエート(以
下、ジメピベレ−1・と称す。) @1−(α、α−ジメチルベンジル)−3−p−トリウ
レア(以下、ダイムロンと称す。) ■ 4−エトキシ−メトギシーベンズ−2” 、3゛=
 ジクロルアニリド(以下、IIW−52と称す。)O
3−ベンジル−N−エチル−N−(1,2−ジメチルプ
ロピル)チオールカーバメート(以下、ニスプロカルブ
と称す。) ■ S−ベンジル−N−ジ−n−プロピルチオールカー
バメート(以下、5C−5574と称す。)■ N−ブ
トキシメチル−2,6−ジエチル−α−クロロアセトア
ニリド(以下、ブタクロールと称す。)@ 2−クロル
−2’ 、6’ −ジエチル−N−(n−プロポキシエ
チル)アセトアニリド(以下、プレチラクロールと称す
。) ■ N−(2’−(3°−メト・1′シ)−チエニルメ
チル〕2.6−ジメチル−α−クロロアセトアニリド(
以下、N5X−850と称す。) ■ 2゛、6°−ジエチル−N−〔(2−シス−ブテノ
キシ)メチル〕−2−クロロアセトアニリド(以下、K
H−218と称す。) [相] 4−(2,4−ジクロロベンゾイル)−1,3
−ジメチルピラゾール−5−イル−p−)ルエンスルホ
ネ−)(以下、ビラゾレートと称す。) ■ 1,3−ジメチル−4−(2,4−ジクロルベンゾ
イル)5−フェナシルオキシ−ピラゾール(以下、ビラ
ジキシフェンと称す。) @  2− (4−(2,4−ジクロロ−m−)リオイ
ル)1.3ジメチルピラゾール−5−イルオキシ〕−4
゛−メチルアセトフェノン(以下、ビラゾフェナップと
称す。) 03.7−ジクロロ−8−キノリンカルボン酸(以下、
キンクロラックと称す。) [相] 0−(3−ターシャリブチルフェニル)−N−
(6−メドキシー2−ピリジル)−N−メチルチオカー
バメート(以下、TSH−888と称す。) ■ 1−(2−クロロヘンシル)−3−(α、α−ジメ
チルベンジル)尿素(以下、JC−940と称す。)本
発明の粒剤において、上記の水田雑草のヒエに効力を示
す除草活性化合物は、単独または2種以上を含有しても
よい。この含有量は特に限定されるものではないが、通
常0.01〜15重量%の範囲が好ましい。
また、本発明の水田用除草粒剤において、造粒物の含有
量は特に限定されるものではないが、0.1〜10重量
%の範囲が好ましい。
その造粒物の粒子径としては、約0.1〜0.7mmの
範囲が好ましい。この粒子径が、この範囲よりも小さく
なると活性成分が出やすくなり、比較的短期間で放出し
てしまい、一方この範囲よりも大きくなると活性成分の
放出が抑制され充分な除草効果が得られにくくなる。
(以下、余白) 次に本発明の実施例および試験例を具体的に挙げて説明
する。但し本発明はこれらの実施例および試験例のみに
限定されるものではない。
以下の部は、すべて重量部を意味する。
なお、以下の実施例、比較例および試験例において用い
た有効成分化合物は下記のとおりである。
(1)N−〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2イル
)アミノカルボニルクー4−エトキシカルボニル−1−
メチルピラゾール−5−スルホンアミド(以下、化合物
Aと略称する。) (2)メチル−2−〔(〔(〔(4,6−ジメトキシピ
リミジン−2−イル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕ス
ルホニル〕メチル〕ベンゾエート(以下、化合物Bと略
称する。) (3) 3−(2,4−ジクロロ−5−イソプロポキシ
フェニル)−5−ターシャリブチル−L3,4−オキサ
ジアゾール−2(3H)−オン(オキサシアシン)(以
下、化合物■と略称する。) (4)2−クロル−2’ 、6’ −ジエチル−N−(
n−プロポキシエチル)アセトアニリド(プレヂラクロ
ール)(以下、化合物@と略称する。) (5) 4−(2,4−ジクロロベンゾイル) −1,
3−ジメチルピラゾール−5−イルーp−トルエンスル
ホネ−1・(以下、化合物[相]と略称する。) (6) 3.7−ジクロロ−8−キノリンカルボン酸(
キンクロラック) (以下、化合物0と略称する。) 亥JfilLL 約5ミクロン程度に微粉砕した化合物A 7部を、約8
0°Cで溶融した石油系パラフィンワックス(融点69
〜72°C)100部の中に少しずつ添加し、ホモミキ
サーで混合撹拌し化合物Aを均一に分散させた。
ついで微粉末の炭酸カルシウム63部を少しずつ添加し
、撹拌して分散させた。
これらの混合物を60°Cまで冷却し、これを直径0.
5mmスクリーンの押し出し造粒機にて造粒し、これを
ピンミルで粉砕して、本発明の造粒物を得た。
実血桝I 実施例1で得た造粒物の粒子径0.1〜0.3mmのも
の1.70部と、微粉砕した化合物■1.0  部、ポ
リオキシエチレンノニルフェニルエーテル5部、リグニ
ンスルホン酸ソーダ1部、ベントナイト50部、タルク
41.3部とともに混合し、更に適量の水を加えて混練
し、直径0.9mmのスクリーンにて、押し出し造粒し
、50°Cにて2時間乾燥後、14〜32メツシユの篩
でふるい分け、化合物Aおよび化合物■を含有する本発
明の水田除草用粒剤を得た。
尖路拠l 実施例1で得た造粒物の粒子径0.1〜0.3mmのも
の1.70部と、微粉砕した化合物[相] 5部、ポリ
オキシエチレンノニルフェニルエーテル2L)リポリリ
ン酸ソーダ1部、ベントナイト30部、クレー60.3
部とともに混合し、更に適量の水を加えて混練し、直径
0.9mmのスクリーンにて押し出し造粒し、50°C
にて2時間乾燥後、14〜32メツシユでふるい分け、
化合物Aおよび化合物[相]を含有する本発明の水田除
草用粒剤を得た。
尖胤附を 実施例1で得た造粒物の粒子径0.1〜0.3mmのも
の1.70部と、微粉砕した化合物01.0部、化合物
@ 2.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル5部、リグニンスルホン酸ソーダ1部、ベントナイ
ト40部、タルク49.3部とともに混合し、更に適量
の水を加えて混練し、直径0.9mmのスクリーンにて
押し出し造粒し、50゛Cにて2時間乾燥後、14〜3
2メツシユの篩でふるい分け、化合物A、化合物0およ
び化合物@を含有する本発明の水田除草用粒剤を得た。
ス差■工 実施例1において、化合物A7部を化合物B25部に代
え、炭酸カルシウム63部を100部に代えたこと以外
は実施例1と同様に操作して、化合物Bを含有する本発
明の造粒物を得た。
実11津影 実施例5で得た造粒物の粒子径0.1〜0.3mmのも
の2.25部と、微粉砕した化合物01.0部、ジオク
チルスルホコハク酸ソーダ0.5部、ベントナイト30
部、リグニンスルホン酸ソーダ2部、タルク64.25
部とともに混合し、更に適量の水を加えて混練し、直径
0.9mmのスクリーンにて押し出し造粒し、50゛C
にて2時間乾燥後、14〜32メ・ンシュの篩でふるい
分け、化合物Bおよび化合物@を含有する本発明の水田
除草用粒剤を得た。
(以下、余白) 此MJLL 微粉砕した化合物A 0.07部、微粉砕した化合物■
1.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエーテル
5部、リグニンスルホン酸ソーダ1部、ベントナイト5
0部、タルク42.93部とともに混合し、更に適量の
水を加えて混練し、直径0.9mmのスクリーンにて押
し出し造粒し、50°Cにて2時間乾燥後、14〜32
メツシユでふるい分け、化合物Aおよび化合物■を含有
する水田除草用粒剤を得た。
且較■) 微粉砕した化合物A 0.07部、微粉砕した化合物[
相]5.0部、ポリオキシエチレンノニルフェニルエー
テル2部、トリポリリン酸ソーダ1部、ベントナイト3
0部、クレー61.93部とともに混合し、更に適量の
水を加えて混練し、直径0.9mmのスクリーンにて押
し出し造粒し、50″Cにて2時間乾燥後、14〜32
メツシユでふるい分け、化合物Aおよび化合物[相]を
含有する水田除草用粒剤を得た。
、比較1− 比較例2において、化合物A 0.07部を化合物80
925部に代え、化合物[相]5.0部を化合物[相]
1部に代え、クレー61.93部を65.75部に代え
たこと以外は比較例2と同様に操作して、化合物Bおよ
び化合物@を含有する水田除草用粒剤を得た。
(以下、余白) 次に上記の各製剤を用いて虐待試験を行い本発明の農薬
粒剤の安定化の効果を調べた。
μ」先例」−虐待試験 実施例2、実施例3および比較例1で得られた各製剤を
、内栓付きガラスサンプルビンに入れて、これらを50
゛Cの恒温器内に設置し、14日間保存して虐待試験を
行った。
試験前および試験後の各製剤サンプル中の各除草活性成
分の含有量を測定して、経時変化率(分解率)を算出し
た。
Iイ R:虐待試験前のサンプル中の活性成分の含有量S:虐
待試験後のサンプル中の活性成分の含有量活性成分の含
有量は、液体クロマトグラフィーによる内部標準法によ
り定量した。
この試験の結果を第1表に示す。
第1表(経時変化率(分解率)%) 第1表の結果より明らがなとおり実施例2および実施例
3で得られた本発明の粒剤では化合物Aの分解が、はと
んどなく極めて安定であるが、一方、比較例1で得られ
た従来の粒剤では分解が極めて著しく実用面からみて不
適なものといえる。
(以下、余白) 跋肢1  製剤(実施例および比較例の粒剤)の経時的
水中溶出濃度の測定試験 試験器として5連式恒温撹拌槽(新東科学株式会社製)
を用い、水温30°C+0.5°Cに、撹拌回転速度3
0rpmに設定した。この試験器を用いて以下の試験を
行った。
1!ビーカーに硬水(3度)を11入れて、試験粒剤の
1gを投入した。
コノII!、ヒーカーを上記試験器に設置した。その後
、1日経過時に約3ccを採水して、有効成分の濃度を
液体クロマトグラフで測定した。
上記の1日経過時の採水の後、11ビーカー中の硬水の
みを全量抜いて新たな硬水を1!入れた。
この操作を1日経過毎に繰り返した。この試験の目的は
、実際の水田における入水および落水の繰り返し並びに
漏水を想定して行ったものである。
結果を第2表に示す。
第2表中の放出率の算出は下記の式に従って行った。
第2表(放出率(χ)) 実施例2の粒剤について 実施例3の粒剤について 実施例4の粒剤について 経過日数  化合物A 化合物[相] 化合物■ 比較例1の粒剤について 経過日数    化合物A 化合物■ 実施例6の粒剤について 経過日数    化合物B 化合物O 比較例3の粒剤について 経過日数    化合物B 化合物0 (以下、余白) 上記第2表の結果より明らかな通り本発明の粒剤では、
化合物Aおよび化合物Bが、粒剤中から長期間にわたっ
て徐々に少しずつ水中へ溶出するように制御され、一方
ヒエ剤である化合物■、化合物[相]、化合物■および
化合物Oは、速やかに水中へ溶出するように制御されて
いる。
一方、比較例の粒剤では短時間に化合物Aおよび化合物
Bが、粒剤中から水中へ溶出してしまい、2日経過後に
は、はとんどが流亡してしまう。
このことは実際の水田において、放出制御されていない
比較例の粒剤では化合物Aおよび化合物Bによって、稲
に対する薬害が生じやすく除草効力の持続性も乏しいこ
とを意味し、一方、本発明の粒剤では放出制御されてい
るために、薬害の恐れが少なく且つ除草効力の持続性も
有することを意味する。
(以下、余白) 試筋務3  止水条件および掛は流し条件における除草
効果試験 30cm x 30cm x 15cm (縦χ横X深
さ)のプラスチック製ポットに水田土壌を詰め、水を入
れて、代かきを行い、水深4cmの湛水条件とした。
このポットに所定量の前記実施例および比較例の粒剤を
処理した。
止水条件の試験においては、粒剤処理後、水深4cmの
湛水条件を維持しながら6日間放置し、この後、タイヌ
ビエ、コナギおよびホタルイの種子を土中へ播種した。
一方、掛は流し条件の試験においては、粒剤処理の翌日
より定量ポンプで一定の水を、ポット中へ送り、水をポ
ットよりオーバーフローさせて、1日でポット中の水が
全量、置き換わるようにした。  この操作を6日間継
続した。この後、タイヌビエ、コナギおよびホタルイの
種子を土中へ播種した。播種後30日目に除草効果を下
記の判定基準で調査した。結果を第4表に示す。
第3表中の殺草率は、肉眼観察で測定した。
殺草率が100% 790%以上 〃80〜90% 〃70〜80% 〃60〜70% 50〜60% 〃40〜50% 〃30〜40% 〃20〜10% 〃10〜20% 0〜10% (以下、 余白) 第3表の結果から明らかな通り、止水条件においては比
較例の粒剤も本発明の粒剤も強い除′R弓果が認められ
殺草力に有意差がなっかだが、しズし、掛は流し条件(
水田における実用場面に近し条件)では本発明の粒剤は
、いずれの雑草に対1ても充分な除草効果を示したが、
比較例の粒剤1は、除草効果が不充分である。
MMMエ 移植水稲に対する薬害の影響115000ア
ールのワグネルポットに水田土壌を亀め水を入れて、代
かきを行い、水深4cmの湛77条件とした。
このポットに2葉期の稲の苗を1ポツト当たり2本定植
し、定植3日後、所定量の粒剤を処理し六処理翌日より
2日間にわたって、ポット底部かぐ1日あたり2cmの
早さで徐々に水を抜き、そ才取後、水深4cmの湛水条
件とした。
処理後30日目に稲に対する薬害の影響を調べるために
稲の地上部の生体重を測定した。
結果を第4表に示す。第4表の数値は無処理区を100
としたときの相対値を示す。
第3表 第3表中のXは止水条件で、Yは掛は流し条件である。
(以下、余白) 第4表 (以下、 余白) 第4表 (続き) 第4表の結果より明らかな通り、本発明の粒剤では、無
処理区とほぼ同等で薬害は認められなかった。 一方、
比較例の粒剤では、薬害は認められ特に高薬量のときは
薬害は著しい。

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. (1)下記の[1]、[2]、[3]および[4]の各
    物質を含有してなる放出制御された水田除草用粒剤。 [1]スルホニルウレア系除草活性化合物、粘土鉱物お
    よび常温で固状のパラフィンワックスからなる造粒物 [2]水田雑草のヒエに効力を示す除草活性化合物 [3]粘土鉱物 [4]界面活性剤
  2. (2)水田除草用粒剤において、スルホニルウレア系除
    草活性化合物の含有量が0.01〜1重量%である特許
    請求の範囲第1項記載の水田用除草粒剤。
  3. (3)水田用除草粒剤において、造粒物の含有量が0.
    1〜10重量%である特許請求の範囲第1項記載の水田
    除草用粒剤。
  4. (4)造粒物の粒子径が、約0.1〜0.7mmである
    特許請求の範囲第1項記載の水田用除草粒剤。
  5. (5)スルホニルウレア系除草活性化合物が、N−〔(
    4,6−ジメトキシピリミジン−2−イル)アミノカル
    ボニル〕−4−エトキシカルボニル−1−メチルピラゾ
    ール−5−スルホンアミドである特許請求の範囲第1項
    記載の放出制御された水田除草用粒剤。
  6. (6)スルホニルウレア系除草活性化合物が、メチル−
    2−〔〔〔〔〔(4,6−ジメトキシピリミジン−2−
    イル)アミノ〕カルボニル〕アミノ〕スルホニル〕メチ
    ル〕ベンゾエートである特許請求の範囲第1項記載の放
    出制御された水田除草用粒剤。
  7. (7)常温で固状のパラフィンワックスを、その融点以
    上に加熱溶融し、スルホニルウレア系除草活性化合物お
    よび粘土鉱物を均一に混合し造粒して微粒の造粒物を得
    て、次いで該造粒物と、水田雑草のヒエに効力を示す除
    草活性化合物、粘土鉱物および界面活性剤とを均一に混
    合し造粒することを特徴とする放出制御された水田除草
    用粒剤の製造方法。
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