JPH022886Y2 - - Google Patents

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JPH022886Y2
JPH022886Y2 JP1985115903U JP11590385U JPH022886Y2 JP H022886 Y2 JPH022886 Y2 JP H022886Y2 JP 1985115903 U JP1985115903 U JP 1985115903U JP 11590385 U JP11590385 U JP 11590385U JP H022886 Y2 JPH022886 Y2 JP H022886Y2
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JP
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oil pump
engine
metering
distributor
front cover
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JP1985115903U
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  • Ignition Installations For Internal Combustion Engines (AREA)

Description

【考案の詳細な説明】 (産業上の利用分野) 本考案はロータリピストンエンジンの作動室へ
潤滑油をこのエンジンの運転状態に応じて計量し
て供給するためのメタリングオイルポンプの駆動
装置に関する。
(従来技術) ロータリピストンエンジンにおいては、ケーシ
ングの内周面を充分に潤滑する必要があり、その
ため、例えば実開昭59−110302号公報に記載され
ているように、メタリングオイルポンプを用い
て、エンジンの運転状態に応じて計量された潤滑
油を吸気通路を通じてケーシング内に燃料ととも
に供給するようになされている。また、ロータハ
ウジングの内周面に給油孔を開口させ、メタリン
グオイルポンプから間欠的に圧送される計量され
た潤滑油を上記給油孔からロータハウジングの内
周面に供給することも行なわれている。
第5図は上記のような従来のロータリピストン
エンジンの一例を車体の正面側からみた状態にお
いて示す縦断面図で、1はロータハウジング、2
はサイドハウジング、3は偏心軸4に支持された
ロータで、ロータ3の各頂部にはアペツクスシー
ル5とコーナーシール6が取付けられ、ロータ3
の側面にはサイドシール7が設けられている。8
は吸気通路9に設けられたスロツトル弁、10は
サイドハウジング2に開口する吸気ポートであ
る。11は点火プラグ、12はロータハウジング
1の内周面1aに開口する給油孔、13は吸気通
路9内に開口する給油孔である。14はメタリン
グオイルポンプで、ここで計量された潤滑油は、
給油装置AおよびBを通じて給油孔12,13に
それぞれ供給される。これら2つの給油装置A,
Bのうち、例えば給油装置Aは、メタリングオイ
ルポンプ14に連通されたオイル通路を備えたボ
ルト15、オイルジエツトプラグ16、空気導入
管(エアブリード)17およびチエツクバルブ1
8等からなる。
ところで、上述ような従来のロータリピストン
エンジンにおいては、このメタリングオイルポン
プ14から水平方向に延長された駆動シヤフトの
先端に取付けられたギアが、エンジンの偏心軸4
に取付けられた駆動ギアに噛み合うことにより、
メタリングオイルポンプ14が駆動されるように
構成されていた。
しかしながら、上記メタリングオイルポンプ1
4が取付けられているエンジン部分は、その近傍
に排気ポートの開口部分20が設けられているこ
とにより高熱となるものであり、さらにメタリン
グオイルポンプ14がエンジンの側面に取付けら
れていることにより、このポンプのケーシングの
車体の前方側からみた面積が小さくなり、走行中
の外気による冷却効果の少ないこととも相俟つ
て、メタリングオイルポンプ14のケーシングが
熱せられ易く、したがつて内部の潤滑油も熱せら
れて粘性が低下したり、耐久性が劣化したりする
問題があつた。
そこで、上記メタリングオイルポンプ14をエ
ンジンの右側面(車体の正面からみて)に配置す
ることも考慮されたが、エンジンの右側面には、
第5図からも明らかなように2本の点欠プラグ1
1が存在しているためやはり高熱になるばかりで
なく、ここに多くの補機が取付けられていること
から、メタリングオイルポンプ14を取付けるた
めのスペースがなく、このポンプ14の取付けに
は適していなかつた。
(考案の目的) 本考案は上述した事情に鑑みてなされたもの
で、メタリングオイルポンプを熱源から遠ざける
ことにより、潤滑油の熱による粘性の低下および
耐久性の劣化を防止することを目的とする。
(考案の構成) 本考案の特徴とするところは、エンジンハウジ
ングの前面にフロントカバーを設け、かつこのフ
ロントカバーの上方にデイストリビユータを配置
し、メタリングオイルポンプを上記デイストリビ
ユータの下方において上記フロントカバーの前面
に取付けるとともに、このメタリングオイルポン
プを、デイストリビユータの駆動シヤフトに設け
たドライブギアによつて駆動するようにしたこと
である。
(考案の効果) 本考案においては、車体前方側に向いているエ
ンジンハウジングの前面にフロントカバーが設け
られ、このフロントカバーの前面にメタリングオ
イルポンプが取付けられているので、メタリング
ポンプの取付位置が高熱を発生する排気ポートか
らも点火プラグからの離れているのみでなく、フ
ロントカバーによつてエンジンハウジングからの
熱も遮断され、さらに走行風による冷却効果も期
待できる。したがつて潤滑油の粘性の低下、耐久
性の劣化を防止することができる。
(実施例) 以下本考案の一実施例について図面を参照して
詳細に説明する。
第1図は本考案の一実施例を示す一部断面正面
図で、エンジンの車体前方側の上部部分にはデイ
ストリビユータ21が取付けられている。このデ
イストリビユータ21からは駆動シヤフト22が
下方に延長され、この駆動シヤフト22の下端に
取付けられたギア23が偏心軸4に設けられたド
ライブギヤ24に噛み合つていることにより、デ
イストリビユータ21が駆動される。40はウオ
ータポンプジヤケツトで、この部分はメタリング
オイルポンプ14を取付けることはできない部分
である。メタリングオイルポンプ14はデイスト
リビユータ21の取付部の下部近傍に配設されて
いるが、第1図からも明らかなように、メタリン
グオイルポンプ14のケーシングが車体の前方側
からみて最大の面積を占めるような姿勢で取付け
られている。なお、25は偏心軸4との間に架装
されたチエーン26を介して駆動されるオイルポ
ンプで、このオイルポンプ25によつてオイルパ
ン27内の潤滑油が各軸受部に供給されるととも
に、メタリングオイルポンプ14にも送られるよ
うになされている。
第2図〜第4図はデイストリビユータ21の駆
動シヤフト22まわりの詳細な構成を示す断面図
で、ベアリング28によつてケーシング29内に
回動自在に支持された駆動シヤフト22は、その
下端に、偏心軸4のドライブギア(スキユーギ
ア)24に噛み合うギア(スキユーギア)23が
ピン30によつて固着され、駆動シヤフト22の
中間部分に、メタリングオイルポンプ14を駆動
するためのドライブギア31が一体に形成されて
いる。この駆動シヤフト22に近接してメタリン
グオイルポンプ14の駆動シヤフト32が駆動シ
ヤフト22と交差するように配設され、この駆動
シヤフト32に取付けられたギア(スキユーギ
ア)33がデイストリビユータ駆動シヤフト22
のギア(スキユーギア)31に噛み合うことによ
つてメタリングオイルポンプ14が駆動される。
そして第4図から明らかなように、エンジンハウ
ジング35の前面には、デイストリビユータ21
のケーシング29と一体に形成されたフロントカ
バー38が取付けられており、このフロントカバ
ー38の前面に、メタリングオイルポンプ14の
ケーシングが固定されている。
第4図にはメタリングオイルポンプ14に潤滑
油を送給するためのオイル通路34が示されてお
り、第1図に示されたオイルポンプ25からハウ
ジング35内のオイル通路36を通つて送給され
た潤滑油は、ケーシング29と一体に形成された
フロントカバー38内のオイル通路34からメタ
リングオイルポンプ14に供給され、このメタリ
ングオイルポンプ14で計量された潤滑油が、第
1図および第3図に示された送油パイプ37に通
じて第5図の給油装置AおよびBに送られる。な
お、通常のロータリピストンエンジンは2ロータ
構成であるため、第3図には4本の送油パイプ3
7が示されている。なお、第4図における符号3
9は、メタリングオイルポンプ14に導入される
潤滑油の圧力を下げる(計量のため)と同時に、
余分な潤滑油をデイストリビユータ21のギア2
3に供給するリリーフ孔である。
以上の説明で明らかなように、本実施例は、エ
ンジンハウジング35の前面に、デイストリビユ
ータ21のケーシング29と一体になつたフロン
トカバー38を設け、かつこのフロントカバー3
8の上方にデイストリビユータ21を配置し、メ
タリングオイルポンプ14をデイストリビユータ
21の下方において上記フロントカバー38の前
面に取付けるとともに、このメタリングオイルポ
ンプ14の駆動シヤフト32を、デイストリビユ
ータ21の駆動シヤフト22に設けたドライブギ
ア31によつて駆動するようにした構成であるか
ら、メタリングオイルポンプ14を、高熱を発生
する排気ポートおよび点火プラグの何れからも遠
い位置に配置でき、しかもエンジンハウジング3
5の前面から発生する輻射熱もフロントカバー3
8によつて遮断される。また本実施例によればメ
タリングオイルポンプ14がエンジンの車体前方
側の部分に、メタリングオイルポンプ14のケー
シングが車体の前方側からみて最大の面積を占め
るような姿勢で取付けられているから、走行時の
外気による冷却効果を充分に得ることができるか
ら、潤滑油の熱による粘性の低下および耐久性の
劣化を防止することができる。
【図面の簡単な説明】
第1図は本考案の実施例を示す一部断面正面
図、第2図はそのデイストリビユータ駆動シヤフ
トまわりの構成を示す断面図、第3図は第2図の
−線に沿つた断面図、第4図は第2図の−
線に沿つた断面図、第5図は従来のロータリピ
ストンエンジンの構成を示す縦断面図である。 4……偏心軸、14……メタリングオイルポン
プ、21……デイストリビユータ、22……デイ
ストリビユータ駆動シヤフト、23,24,3
1,33……ギア、32……メタリングオイルポ
ンプ駆動シヤフト、34……オイル通路、37…
…送油パイプ。

Claims (1)

  1. 【実用新案登録請求の範囲】 エンジンハウジングの前面にデイストリビユー
    タが配置され、上記エンジンハウジングの左右側
    面のうちの一方の側面に排気ポートが配置され、
    他方の側面に点火プラグが配置されて、上記エン
    ジンハウジングの前面を車体前方側に向けて車体
    に搭載されたロータリピストンエンジンにおい
    て、 上記エンジンハウジングの前面にフロントカバ
    ーを設け、かつこのフロントカバーの上方に上記
    デイストリビユータを配置し、エンジン作動室に
    対し潤滑油をエンジンの運転状態に応じて計量し
    て供給するメタリングオイルポンプを、上記デイ
    ストリビユータの下方において上記フロントカバ
    ーの前面に取付けるとともに、このメタリングオ
    イルポンプを、上記デイストリビユータの駆動シ
    ヤフトに設けたドライブギヤによつて駆動するよ
    うにしたことを特徴とするロータリピストンエン
    ジンのメタリングオイルポンプ駆動装置。
JP1985115903U 1985-07-30 1985-07-30 Expired JPH022886Y2 (ja)

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JP1985115903U JPH022886Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JP1985115903U JPH022886Y2 (ja) 1985-07-30 1985-07-30

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JPS6226513U JPS6226513U (ja) 1987-02-18
JPH022886Y2 true JPH022886Y2 (ja) 1990-01-24

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS4950309A (ja) * 1972-06-26 1974-05-16

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JPS4950309A (ja) * 1972-06-26 1974-05-16

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JPS6226513U (ja) 1987-02-18

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